株譜
AI 銘柄分析 · 銀行業 · 試作

大垣共立銀行 8361

岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,011 円2,076 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,527 円3,137 億円差 −33.8%
10 年後から見ると 割高 価値 1,011 円2,076 億円 · 差 −33.8% · 期待の年率 +2.9%
期待の年率リターン(10 年)+2.9%資本コスト比 −5.4 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

大垣共立銀行は、岐阜県大垣市を地盤に岐阜・愛知・三重・滋賀へ店を持つ地方銀行である。貸出は約 4.6 兆円、預金は約 5.9 兆円で、預金が貸出を大きく上回る預金超過の銀行だ。

筆者の結論は、今の値段は 10 年先の価値に比べて高い、というものだ。市場は最近の増益と金利のある世界への期待を織り込んでいる。だが、この銀行は利益に比べて自己資本が厚く、コスト率も高い。利ざやが広がっても、稼ぐ力が資本コストを超える姿は 10 年の中心には描けない。

足元の数字は見た目より強い。2026 年 3 月期の純利益は 194 億円だが、経常利益は 221 億円で、税の負担が軽かった分が乗っている。来期の会社予想は経常 305 億円、純利益 206 億円で、こちらのほうが実力に近い。

政策保有株の圧縮、事業承継・M&A の助言、市場運用の立て直しという中期経営計画の方向は正しい。それでも地盤の岐阜は人口が減る。名古屋圏と近隣の統合行に挟まれ、規模の不利も残る。中立の 10 年後の ROE は 6% 前後、資本コスト 8.3% には届かない。

見ておきたいのは大株主の動きだ。ありあけキャピタルが保有を 9.6% まで積み上げており、還元や資本政策への働きかけが始まれば、この見立ては上へ動く余地がある。

バリュー投資の観点から

この銀行を長く持ちたいかと問われれば、答えは割安になったときだけ、となる。

事業は分かりやすい。預金を集め、貸し出し、利ざやを得る。金利のある世界では利ざやが広がり、預金の厚さが強みになる。この点は評価できる。

だが、バリュー投資の観点で見るべきは、株主のものになる利益と、その利益が資本に対してどれだけ稼げるかだ。ROE は 5% 台で、資本コストの 8% を大きく下回る。利益をためても価値は増えにくく、むしろ還元に回してほしい。総還元性向 30% の目標は、その点で物足りない。

堀は並みで、地盤の人口は減り、近隣では統合が進む。強気に傾けない理由がここにある。

安全域の面では、確率で重みづけた本質価値は今の時価総額を大きく下回る。今の値段には、金利上昇の恩恵がすでに相当入っている。見通しが外れた時の下値の守りは薄い。

一方、ROE が資本コストに近づく展開が来れば、見立ては大きく変わる。その分かれ目を決めるのは、コスト率と還元だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、地元の企業と家計から預かった預金を貸し出し、その利ざやを得ることだ。貸出金は約 4.6 兆円で、中小・中堅企業向けが約 3 分の 2、住宅ローンなどの個人向けが約 3 分の 1 を占める。預金は貸出より約 1.3 兆円多く、余った資金は有価証券で運用する。

有価証券は約 1.1 兆円。国債・外債・株式・投信で構成する。外債は海外の短期金利が上がると外貨調達コストが重くなり、利益を押し下げてきた。そのため中期経営計画のもとで外債の残高を減らし、金利リスクも縮めている。

貸出に頼らない収益として、投信・保険・証券の預かり資産、決済、法人向けの事業承継や M&A の助言がある。事業承継・M&A の専担者を 7 人から 12 人へ増やし、M&A 手数料を 1.5 倍以上にする目標を掲げる。グループには OKB 証券、OKB キャピタル、共友リース、OKB 信用保証などがある。

店舗は岐阜・愛知を中心に多く、窓口機能に絞った軽量店を試し、事務は本部へ集約している。コストを減らす途上にあり、この改革が利益率を決める。

優良さと弱いところ

強みは地盤の深さと、預金の厚さである。岐阜県西部の大垣を本拠に、長年かけて築いた個人・中小企業の取引があり、預金は貸出の 1.3 倍近い。預金で貸出をまかなえるため、金利が上がる局面で調達に困らない。JCR の格付けは A で、見通しは安定的だ。

弱みは三つある。一つ目は利益に比べて自己資本が厚く、ROE が低いことだ。過去 10 年の ROE の中央値は 3% で、今期の見込みでも 5〜6% にとどまる。二つ目はコスト率の高さである。中期経営計画の目標でもコアの経費率は 75% 以下で、大手地銀より高い。三つ目は自己資本比率が 5% 台と薄いことだ。含み益を含む純資産がこの水準で、株式や債券の値下がりが資本に響きやすい。

堀は並みだ。県内の取引は粘るが、貸出の金利を自分で決められるほどではない。岐阜の人口は減り、名古屋圏の大手行は近く、近隣では統合が進む。強い堀とは言えず、残る割合は普通の 1/2 とみる。

経営は資本配分の改善に動いている。政策保有株は時価ベースで連結純資産比 29% から 20% 程度へ縮め、総還元性向 30% を目標にする。ただし 30% は低めで、資本を厚く持つ銀行としては物足りない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

金利のある世界は、地方銀行にとって 20 年ぶりの追い風だ。短期金利が 2% へ向かう間、貸出金利は変動金利の貸出を中心にほぼ追随する。預金金利は一部しか上がらない。差の分だけ利ざやが広がる。大垣共立銀行も 2027 年 3 月期に経常利益が約 4 割増える予想を出している。

一方で、地域の貸出需要は伸びない。岐阜県は人口が減り、事業所数も細る。名目で 2% 台の貸出の伸びが精いっぱいで、量で稼ぐ時代ではない。広がった利ざやの一部は、預金の獲得競争で預金者へ戻る。

再編が競争の形を変える。しずおか FG と名古屋銀行、千葉銀行と千葉興業銀行が統合に動き、りそなと十六 FG の関係も取りざたされる。近隣で十六 FG などが規模を得ると、貸出と IT 投資の両面で単独経営の不利が強まる。逆に、大垣共立銀行は統合の相手として名前が挙がる可能性がある。

名古屋圏にはメガバンクと名古屋銀行、あいち FG がいる。法人向けの高い利ざやを狙える一方、競争も厳しい。手数料の分野では NISA の拡大と相続の増加が追い風だが、ネット証券との競争がある。

大手行の動きも見逃せない。メガバンクが地方の優良企業を取りに来れば、利ざやの上昇は思うほど続かない。

資本政策と M&A

還元は安定配当を基本に、総還元性向 30% を目標とする(直近 5 年の実績は 3 割台前半。10 年の中立もそれに近い 35% に置いた)。業績と自己資本比率を見て自社株買いを足す方針だが、自己資本比率 5% 台では、手厚い還元には慎重にならざるをえない。2026 年 10 月には 1 株を 5 株に分ける株式分割を行った。

政策保有株は時価ベースで連結純資産比 29% あり、2027 年 3 月末までに 20% 程度へ縮める計画だ。保有銘柄は 235 から 216 へ減った。売却益は一時の増益になるが、資本効率の改善に使えるかが問われる。

再編については、自ら動くより、動かれる側に回る公算が大きい。TOB・買収の確率の推定は 10 年以内で 15.6%。株主では、地方銀行の投資に特化するありあけキャピタルが 2025 年末から買い増しを続け、2026 年 10 月に 9.59% に達した。保有の目的や具体的な提案は確認できていない。

ガバナンスの要点は、この株主が何を求めるかだ。資本政策や統合に関する提案が出れば、市場はそこに反応する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利は 2% へ向かい、貸出の利ざやは構造的に広がる。大垣共立銀行は預金が貸出の 1.3 倍近くあり、調達で苦労しない。預金の粘りが強ければ、預金金利の上げは小さく、利ざやの広がりは大きい。会社の予想でも来期の経常利益は約 4 割増える。

中期経営計画の打ち手も効き始めている。事業承継・M&A の専担者を増やし、手数料収益を伸ばす。外債の残高を減らして外貨調達コストの重しを外し、国内債の利回り上昇を取り込む。エリア制と軽量店、事務の集約でコスト率も下がる。政策保有株は計画どおり圧縮され、売却益と余力が資本の厚みと自社株買いに回る。

近隣の統合の波は、むしろ味方になりうる。統合する側は IT とシステムの統合に数年を費やす。その間に、顧客の取引を取り込める。単独でも、地元の取引が粘るなら十分に戦える。

さらに、ありあけキャピタルのような大株主が資本効率の改善を後押しすれば、還元は計画以上に厚くなる。ROE が資本コストに近づけば、倍率は今より上がる余地が大きい。

慎重な見方

ROE は 5% 台で、資本コストの 8% に遠い。利ざやが広がっても、預金獲得の競争で預金者へ戻る分があり、利益の増え方は思うほど大きくない。2026 年 3 月期の純利益 194 億円は税の戻りが乗っており、実力は経常利益 221 億円から見た 150 億円前後だ。

地盤の岐阜は人口が減り、貸出需要は伸びない。名古屋圏にはメガバンクがおり、近隣では十六 FG やしずおか FG と名古屋銀行が統合で規模を得る。単独の規模で IT 投資と店舗網を維持するのは重く、コスト率は下がりにくい。中期経営計画の経費率目標も、大手地銀並みとは言えない水準だ。

自己資本比率は 5% 台と薄い。株式と債券の値下がりが資本に直結し、還元は抑えられる。総還元性向 30% の目標は低く、株主へ戻る額は小さい。外債は残高を減らしたが、評価損の危うさは残る。

市場は金利上昇の恩恵を織り込み、今の値段は予想利益に対して高い。ROE がこの先も資本コストを下回るなら、PBR 1 倍は遠い。

どちらに重みを置いたか

金利上昇の追い風は本物で、強気の見方の指摘は正しい。それでも、ROE が資本コストに届かず、地盤の人口減とコスト率の高さが残るという慎重な見方のほうが、10 年の価値を決める力は強い。確率は中立に最も重みを置き、慎重側をやや厚くした。ありあけキャピタルによる資本政策の働きかけがあれば強気側の確率は上がるが、確認できていない以上、確率には入れていない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,592 円3,270 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 437 円898 億円)。 今の値に割り戻すと 1,011 円2,076 億円、今との差 −33.8%、 期待の年率 +2.9%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 2,610 円5,362 億円 622 円1,278 億円 +111.7% +7.8% 323 円664 億円
やや楽観 22% 2,176 円4,471 億円 522 円1,073 億円 +76.7% +5.9% 594 円1,220 億円
中立 30% 1,942 円3,989 億円 447 円918 億円 +56.4% +4.6% 717 円1,472 億円
やや悲観 23% 938 円1,926 億円 389 円800 億円 −13.1% −1.4% 305 円627 億円
悲観 15% 360 円739 億円 243 円500 億円 −60.5% −8.9% 90 円186 億円
加重平均100% 1,592 円3,270 億円437 円898 億円 +32.9% +2.9% 2,029 円4,168 億円

今の株価時価総額 1,527 円3,137 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 岐阜で利ざやが乗り、手数料と市場運用も育つ 10 年 利益 445 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,610 円5,362 億円

短期金利は 2%、長期金利は 3% に定着し、法人・個人の貸出利ざやは広がる。預金の粘りが強く、預金金利の上げは緩やかにとどまる。事業承継・M&A の専担者を増やした営業が実り、手数料収益は貸出の伸びを大きく上回る。外債を減らした市場運用は外貨調達コストの重しが消え、国内債中心で安定して稼ぐ。エリア制と軽量店、事務の本部集約でコスト率は構造的に下がり、近隣の統合ドミノの中でも単独で存在感を保つ。政策保有株は計画どおり圧縮され、売却益と余力が自己資本の厚みと自社株買いに回る。ROE は資本コストに迫るが、地盤の人口減がある以上、そこまでが限度だ。

  • 法人貸出:数量 4.2(法人・事業性貸出残高(兆円))× 価格 0.02(預貸の利ざや(率))→ 売上 643 億円・営業利益 289 億円。残高等 4.15 兆円(名目)× 率 1.55%、利益率 45%
  • 個人貸出:数量 2.1(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 262 億円・営業利益 94 億円。残高等 2.05 兆円(名目)× 率 1.28%、利益率 36%
  • 預かり資産・手数料:数量 4.8(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 360 億円・営業利益 144 億円。残高等 4.80 兆円(名目)× 率 0.75%、利益率 40%
  • 市場運用:数量 1.5(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(外貨調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 195 億円・営業利益 136 億円。残高等 1.50 兆円(名目)× 率 1.30%、利益率 70%

倍率:事業の純利益 445 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.6% が k 8.30% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.05 倍、時価総額 5,362 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利ざやの拡大、手数料収益の育成、市場運用の安定、再編による効率化が 10 年そろう前提。ROE が資本コストに届くかどうかの境目で、重なる確率は高くない。

やや楽観 22% 中期経営計画が概ね実現する 10 年 利益 371 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,176 円4,471 億円

中期経営計画の方向が 10 年おおむね続く。貸出利回りは改善し、岐阜・愛知の中小企業向けの貸出は名目で緩やかに伸びる。助言・預かり資産の手数料は着実に増えるが、劇的な伸びではない。市場運用は外債の残高を抑えたまま国内債の利回り上昇を取り込む。店舗の再編とデジタル化でコスト率は少しずつ下がる。政策保有株は圧縮が進み、還元性向は 4 割近くに高まる。県内での競争は続くが、地盤は崩れない。ROE は 6% 台半ばに乗る。それでも資本コストには届かず、中堅地銀の中位にとどまる。名古屋圏での取引拡大は少しずつ進むが、大手行との差は縮まらない。

  • 法人貸出:数量 4.0(法人・事業性貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 573 億円・営業利益 241 億円。残高等 3.95 兆円(名目)× 率 1.45%、利益率 42%
  • 個人貸出:数量 2.0(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 244 億円・営業利益 81 億円。残高等 2.00 兆円(名目)× 率 1.22%、利益率 33%
  • 預かり資産・手数料:数量 4.6(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 331 億円・営業利益 126 億円。残高等 4.60 兆円(名目)× 率 0.72%、利益率 38%
  • 市場運用:数量 1.5(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(外貨調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 181 億円・営業利益 121 億円。残高等 1.45 兆円(名目)× 率 1.25%、利益率 67%

倍率:事業の純利益 371 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.5% が k 8.30% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.05 倍、時価総額 4,471 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期経営計画の方向(貸出利回りの改善・助言収益の拡大・政策保有株の圧縮)がおおむね実現する。同じ地方銀行の上位レンジに近い置き方。

中立 30% 利ざやは広がるが、地盤の人口減が利益の伸びを抑える 10 年 利益 331 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,942 円3,989 億円

利ざやは広がるが、利益の伸びは名目の経済成長をわずかに上回る程度にとどまる。岐阜の人口は減り続け、貸出残高は名目で年 2% 台の伸びが限度だ。預金の獲得コストが上がり、広がった利ざやの一部は預金者に戻る。手数料収益は育つが、コスト率は高止まりする。政策保有株の売却益は一巡し、自己資本比率は 5% 台から緩やかに上がる。与信費用は景気の山と谷をならした水準に戻る。近隣の銀行が統合で規模を得ても、単独経営は続ける。ROE は 6% 前後に改善するにとどまる。金利の追い風は確かに効くが、利益の伸びは地盤の弱さに相殺され、資本コストを上回る姿には届かない。株主への還元も、総還元性向 3 割台半ば(実績の 3 割台前半を少し上回る)で落ち着く。

  • 法人貸出:数量 3.9(法人・事業性貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 539 億円・営業利益 216 億円。残高等 3.85 兆円(名目)× 率 1.40%、利益率 40%
  • 個人貸出:数量 2.0(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 234 億円・営業利益 73 億円。残高等 1.95 兆円(名目)× 率 1.20%、利益率 31%
  • 預かり資産・手数料:数量 4.4(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 308 億円・営業利益 111 億円。残高等 4.40 兆円(名目)× 率 0.70%、利益率 36%
  • 市場運用:数量 1.4(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(外貨調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 168 億円・営業利益 111 億円。残高等 1.40 兆円(名目)× 率 1.20%、利益率 66%

倍率:事業の純利益 331 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 8.30% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.05 倍、時価総額 3,989 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期金利 2% の定着で利ざやは広がるが、地盤の人口減と高いコスト率が利益の伸びを抑える。最も重みを置く中心の姿。

やや悲観 23% 名古屋圏と再編の波に押され、収益力が伸び悩む 10 年 利益 214 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 938 円1,926 億円

名古屋圏の貸出競争と近隣の統合行の攻勢で、法人貸出の利ざやは思うほど広がらない。岐阜の人口減は計画より速く、貸出の伸びは名目でも 1% 台に鈍る。手数料収益の育成は遅れ、コスト率は下がらない。自己資本の薄さから、収益が伸びない中でも還元を抑えざるをえない。与信費用は景気後退で一時的に膨らみ、外債・株式の評価損も資本を削る。大手行並みの IT 投資を単独でまかなう負担も重い。10 年を通して ROE は資本コストを大きく下回り続ける。収益が伸びないのに預金のコストだけが上がり、貸出の利ざやは期待ほど広がらない。株主へ戻る額は小さく、地元での存在感も薄れていく。

  • 法人貸出:数量 3.6(法人・事業性貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 444 億円・営業利益 155 億円。残高等 3.55 兆円(名目)× 率 1.25%、利益率 35%
  • 個人貸出:数量 1.8(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 194 億円・営業利益 51 億円。残高等 1.80 兆円(名目)× 率 1.08%、利益率 26%
  • 預かり資産・手数料:数量 3.9(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 242 億円・営業利益 75 億円。残高等 3.90 兆円(名目)× 率 0.62%、利益率 31%
  • 市場運用:数量 1.3(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(外貨調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 136 億円・営業利益 85 億円。残高等 1.30 兆円(名目)× 率 1.05%、利益率 62%

倍率:10 年後の ROE は約 4.3%(純利益 214 億円÷自己資本 4,940 億円)で k 8.3% を大きく下回る。堀が弱く(残る割合 1/3)、g を 3% に下げた式で 10〜11 倍が上限の目安。競争と規模の不足で稼ぐ力が鈍る姿として 9.0 倍に置く。今の自己資本に対する倍率は約 0.53 倍。

確率:名古屋圏の大手行との貸出競争、近隣の統合行(十六 FG・しずおか FG と名古屋銀行など)の規模の経済、自己資本の薄さによる還元の制約が重なる。10 年では起こりやすい。

悲観 15% 構造的に負け、資本効率が戻らない 10 年 利益 84 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 360 円739 億円

10 年のどこかで信用収縮が起き、与信費用が急増する。地盤の人口減が加速し、貸出の量が実質で縮み始める。広がった利ざやは預金競争とネット銀行・メガバンクの攻勢で削られ、手数料収益の育成も実らない。外債・株式の評価損で自己資本が痛み、自己資本比率の薄さが貸出と還元の両方を縛る。再編の波に乗れず単独で規模を失い、システム費用だけが重くなる。もはや優良な地方銀行とは言えず、稼ぐ力は資本コストを大きく下回ったまま、資本効率は戻らない。利益は今期の半分以下にとどまり、再編の相手としても条件の悪い立場に追い込まれる。

  • 法人貸出:数量 2.7(法人・事業性貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 256 億円・営業利益 87 億円。残高等 2.70 兆円(名目)× 率 0.95%、利益率 34%
  • 個人貸出:数量 1.4(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 115 億円・営業利益 25 億円。残高等 1.35 兆円(名目)× 率 0.85%、利益率 22%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.9(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 145 億円・営業利益 41 億円。残高等 2.90 兆円(名目)× 率 0.50%、利益率 28%
  • 市場運用:数量 1.0(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(外貨調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 80 億円・営業利益 44 億円。残高等 1.00 兆円(名目)× 率 0.80%、利益率 55%

倍率:ROE 2.1% が k 8.30% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値。PER は 1÷k = 12.0 倍が上限で、目減りは ROE÷k = 0.26 に比例するので、上限 × 0.60 × 0.9 で 6.5 倍になる。自己資本の 0.2 倍に相当するのは 9.4 倍だが、やや悲観より低く置くため 8.8 倍にとどめた。やや悲観の 9.0 倍より低い。構造的に負けた姿。稼ぐ力から出した値で、自己資本の何割という置き方はしていない。

確率:信用収縮と人口減の加速、外債・株式の評価損による資本の毀損が重なる。自己資本比率が 5% 台と薄く、同業の中でもこの尾を厚めに置く(質の差は k でなく確率で表す)。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人貸出

岐阜・愛知を中心とする中小・中堅企業向けの事業性貸出。事業承継や M&A の助言から生まれる貸出を含む。

数量法人・事業性貸出残高(兆円)価格預貸の利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 3.0 0.01 330 82
10 年後 中立 3.9 0.01 539 216

取り方:貸出金 4.62 兆円のうち法人・事業性を約 3.0 兆円と置いた(内訳は推定)。預金で調達した資金の利ざやを 1.10% と置く。業界の前提と同じく、預金金利が政策金利の上げに付いていく割合(預金ベータ)を 4 割、残高は名目で年 2.5% の伸び(地域の人口減を入れ、業界の中心値よりやや低め)、利ざやは 10 年で約 +0.30% 広がるとした。利ざやは率なので物価では上がらない。営業利益の欄は経常利益で置く(銀行に営業利益は無い)。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+27%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

個人貸出

住宅ローンを中心とする個人向け貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格預貸の利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 1.6 0.01 147 29
10 年後 中立 2.0 0.01 234 73

取り方:個人向け約 1.55 兆円(住宅ローン中心、内訳は推定)、利ざや 0.95%。残高は名目で年 2.3%(岐阜の人口減を入れる)、利ざやは 10 年で約 +0.25%。住宅ローンは固定が多く金利上昇の波及が遅い。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+26%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

預かり資産・手数料

投信・保険・証券の預かり資産、決済、法人向けの助言(M&A・事業承継)から入る手数料収益。

数量手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済など。兆円)価格実効の手数料率売上営業利益
今 2026/03 3.0 0.01 195 49
10 年後 中立 4.4 0.01 308 111

取り方:預かり資産と決済・助言の取扱高をあわせて 3.0 兆円、実効の手数料率 0.65% と置いた(役務収益は推定)。預かり資産は名目で年 3.9%(資産形成の広がりを入れる)、手数料率は 10 年で小幅に上がる。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+8%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

市場運用

国債・外債・株式・投信など有価証券 1 兆円強の運用収益(外貨調達コスト控除後)。

数量有価証券残高(兆円)価格外貨調達コスト控除後の運用利回り(率)売上営業利益
今 2026/03 1.1 0.01 108 65
10 年後 中立 1.4 0.01 168 111

取り方:有価証券残高 1.08 兆円、外貨調達コスト控除後の利回り 1.0%。外債を減らしてきたので外貨調達コストの重しは軽くなる。再投資の利回りは上がるが、預金の利払いも増えるので差し引き 10 年で +0.2% 程度とした。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+20%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

リスクと懸念

地盤の人口減と貸出の伸び悩み

岐阜県は人口が減り、事業所数も細る。貸出の量は名目でも年 2% 台の伸びが限度で、実質では縮む年も出る。地盤を離れた愛知での競争は厳しく、量の穴を価格だけで埋めるのは難しい。

預金競争で利ざやが戻る

短期金利が上がると、預金の獲得競争が激しくなる。ネット銀行やメガバンクが預金金利を上げれば、地銀の預金コストも上がり、貸出利ざやの広がりが想定より小さくなる。預金が貸出の 1.3 倍あるため、預金コストの影響は大きい。

薄い自己資本と評価損

自己資本比率は 5% 台。株式と債券の値下がりが、含み益を含む資本を直接削る。政策保有株は時価ベースで純資産の約 3 割あり、株価が下がれば資本も減る。還元と貸出の両方が縛られる。

高いコスト率と IT 投資の負担

中期経営計画のコア経費率の目標は 75% 以下で、大手地銀より高い。軽量店や事務の集約でコストを減らす途上にあるが、近隣の統合行が規模でシステム費用を薄めると、単独の負担は相対的に重くなる。

近隣の統合と名古屋圏の競争

しずおか FG と名古屋銀行、十六 FG とりそななど、近隣の統合が進む。規模を得た競合が法人貸出の金利で攻めれば、岐阜・愛知の中小企業向け貸出の利ざやは削られる。

外債・市場運用の重しと評価損

外債は残高を減らしたが、海外短期金利の上昇による外貨調達コストは、これまで利益を押し下げてきた。残る外債の評価損や、運用の読み違いが出れば、中期経営計画の市場運用で稼ぐ目標が崩れる。

大株主の動きと市場の織り込み

ありあけキャピタルが 9.59% まで買い進め、その目的は確認できていない。資本政策の提案が出れば株価は動くが、提案がなければ期待がしぼむ。足元の増益期待が今の値段に入っている点も、見通しが外れた時の下値を薄くする。

今後の分かれ目

日銀が短期金利を 2% へ向けて計画より速く上げ、預金の粘りも保てたら
強気側の確率を上げてよい。法人貸出の利ざやが決算でどこまで広がったかを確かめる。
ありあけキャピタルなど大株主が、還元や資本政策、再編について具体的な働きかけを始めたら
自社株買いや政策保有株の売却が早まり、資本効率の改善が前倒しになりうる。やや強気側へ確率を移す。
十六 FG など近隣行の統合が進み、岐阜県内の貸出競争が激しくなったら
法人貸出の利ざやの広がりが想定より小さくなる。やや慎重な見方に確率を寄せる。
外債・株式の評価損で自己資本比率が 5% を割り込むような局面が来たら
還元が止まり、貸出も絞られる。悲観側の確率を上げる。
事業承継・M&A の手数料が計画の 1.5 倍に向けて伸びたら
貸出に頼らない収益が育っている証拠になる。手数料収益の見通しを上げる。
大手行・地銀の経営統合の相手として大垣共立銀行の名前が挙がったら
統合による経費率の改善は見込めるが、希薄化や統合費用の負担もある。条件を見て判断する。

見ておくもの

  • 預貸利ざやと預金コスト(預金ベータ)の推移
  • 岐阜・愛知の貸出残高の伸びと与信費用
  • 事業承継・M&A の手数料収益
  • 自己資本比率と政策保有株の純資産比
  • ありあけキャピタルの保有目的と提案
  • 近隣行(十六 FG・しずおか FG・名古屋銀行)の統合の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。10 年後の ROE と k 8.3%(基本 7.5% + quality 0.8%)・g 4.0% から、利益ベースの上限(ROE が k を下回るので 1÷k=12.0 倍)を出し、中立は 8.5 割、やや楽観は 9 割、楽観は 9.5 割に置いた。やや悲観・悲観は構造的に稼ぐ力が落ちた姿から 9.0 倍・8.8 倍(悲観は ROE÷k に比例して目減りさせ、やや悲観より低く)で、今の PER や過去の底値からは置いていない。銀行は預金が仕入れのため、リースの基準変更の影響は小さい。k が 1% 高いと中立の PER は約 1 倍下がる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.4→12.05 倍・やや楽観 PER 10.85→12.05 倍・中立 PER 10.2→12.05 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.8% を足して k 8.3%(決まり v2。内訳と理由は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず、利ざやで扱う。個別のリスク(大株主の動き、統合の波)は k に足さず、確率と筋書きで表す。事業は傾いていないので上乗せは 0。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 大垣共立銀行 中期経営計画(要約)
  2. 大垣共立銀行 業績・予想(株予報)
  3. JCR 大垣共立銀行 格付け分析

分析日 2026-10-16