株譜
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山口フィナンシャルグループ 8418

山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,017 円6,079 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,082 円6,209 億円差 −2.1%
10 年後から見ると 適正 価値 3,017 円6,079 億円 · 差 −2.1% · 期待の年率 +6.6%
期待の年率リターン(10 年)+6.6%資本コスト比 −1.6 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

山口フィナンシャルグループは、山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行の 3 行を束ねる地方銀行グループだ。貸出は約 9 兆円で、中国・北九州では最大級の規模がある。筆者の結論は、やや割高である。安全域は厚くない。

稼ぎの中心は貸出の利ざやだ。短期金利が 2% に向かえば、貸出の利回りは預金コストより先に上がる。会社は今期の純利益を 450 億円と見ており、前期より 4 割ほど増える。5 年後の目標は 600 億円、ROE(自己資本に対する利益の割合)は 8% 程度だ。

弱みも見ておきたい。山口県は人口の減り方が速く、貸出の量は伸びにくい。3 つの地盤に分かれた体制は、経費を重くしてきた。2022 年 3 月期には、含み損の債券を整理して最終赤字になった。

筆者は、中立でも ROE は 7% 台後半どまりと見る。同業の上位には届かない。10 年後の値打ちは今の値段より 1 割強低い(−11.8%)。一方、悲観の筋書きでは今の半分を割る。上振れの根拠は、勘定系システムの統一による経費の減少と、再編に動ける土台にある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、筆者がオーナーとして持ちたいのは、10 年後も同じ稼ぎが続く会社だ。山口 FG は山口県の顧客基盤という堀があり、事業が消える心配は小さい。ここは評価できる。

問題は、株主のものになる利益の質だ。銀行の利益は、与信費用と債券の損益で毎年ぶれる。ここ 4 年の純利益は 180 億円から 350 億円の間を動いた。ならした稼ぐ力は、今の予想 450 億円より低い可能性がある。

資本の使い方は、良い方向に変わった。自社株買いと増配に傾き、成長を無理に買いにいっていない。一方、地域企業への出資は経験の浅い分野で、損失の出方が読みにくい。

安全域は広くない。今の値段は、利ざやの改善がほぼ計画どおり進むことを織り込む。外れたときの下げは大きい。確信度は中程度にとどまる。筆者なら、大きくは持たず、値段が下がったときに少し持つ程度にとどめる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの土台は、3 つの銀行による貸出と預金だ。山口銀行は山口県の最大手で、東京商工リサーチのメインバンク調査では 9 年連続の首位と報じられている。県内シェアは 6 割ともいわれる。もみじ銀行は広島、北九州銀行は北九州市を地盤にする。人口の多い広島と北九州が、山口県の細りを補う形だ。

事業は 4 つに分けて見る。第 1 は法人・公共向けの貸出で、残高は 6 兆円ほどと推定する。第 2 は個人向けの貸出で、住宅ローンが主役だ。第 3 は有価証券の運用で、残高は 2 兆円ほど。預金の余りを国債や外債に回して稼ぐ。第 4 は投信・保険・決済・事業承継の手数料だ。

近年の力点は第 4 にある。地域企業に貸すだけでなく、出資を加えて経営に入り込む「同舟共命型」を掲げる。受け皿は、子会社 4 社を 2025 年に統合した YMFG グロースパートナーズだ。一方で、保険ひろばをほけんの窓口グループへ譲るなど、軸から外れた事業は整理している。

総資産は 13 兆円超、預金は約 11 兆円。預金が貸出より大きく、余った資金が有価証券に回る。このため、債券の相場と売却損益が決算を揺らしやすい。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、山口県内の顧客基盤だ。県内の企業と自治体との取引は深く、乗り換えは起きにくい。預金も粘る。筆者が最も評価するのはここだ。

ただし、堀は県境で薄まる。広島ではひろぎんホールディングス傘下の広島銀行、北九州ではふくおかフィナンシャルグループ傘下の福岡銀行や西日本シティ銀行と競う。いずれも挑戦者の立場で、利ざやを守る力は強くない。

資本効率は低い。ROE は 5% 前後で、同業の上位に届かない。2022 年 3 月期には、含み損の外債と投信を売って最終赤字に沈んだ。有価証券を厚く持つ構造が、利益をぶらす。

経営の足並みにも課題があった。2021 年には、新銀行構想をめぐってトップの解任・辞任に至る内紛があり、構想は中止された。今の体制は 2020 年就任の社長のもと、3 行の勘定系システムの統一(2029 年 1 月予定)とグループ経営の効率化を進める。改善の途上で、結論を出すには早い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、30 年続いた低金利が終わり、稼ぎ方が変わる局面にいる。短期金利は 2% へ向かい、10 年国債は 3% で落ち着く前提だ。貸出の利回りは上がり、預金の利息も上がる。差し引きの利ざやは広がる。ただし預金の利息をどこまで上げるかは、銀行同士の競争で決まる。

量の側は逆風だ。山口県の人口は全国より速く減る。広島と北九州は踏みとどまるが、増えはしない。実質の貸出は横ばいか微減が普通で、成長は利ざやと手数料から来る。

業界の最大のテーマは再編だ。千葉銀行と千葉興業銀行、しずおかフィナンシャルグループと名古屋銀行が統合で基本合意するなど、「1 県 1 行」へ向かう動きが速い。規模が増えれば、システム費や店舗の費用が薄まる。再編に乗れない単独の銀行は、経費率が下がらず苦しくなる。

山口 FG は、この再編に自ら動ける位置にいる。3 行の勘定系を 2029 年 1 月に統一する計画で、投資は 80 億円、運用費は 3 割減る見込みだ。他の地銀を受け入れやすい土台になる、と報じられている。

循環の位置は、利上げの初期から中盤だ。与信費用はまだ低い。景気が崩れれば、中小企業向け貸出の不良化と債券の評価損が同時に利益を削る。

資本政策と M&A

株主還元は、強まる方向にある。中期経営計画は累進配当、つまり減らさずに増やす配当を掲げ、配当性向を 2029 年度までに 50% 程度へ引き上げる。自社株買いは前期に 150 億円、今期は上限 100 億円で、7 年連続になる。今期の配当は前期より 5 割ほど増える見込みだ。

筆者はこの方針を歓迎する。自己資本が厚い割に稼ぎが小さい会社は、利益を返す方が株主の取り分は増える。ただし返しすぎれば、債券の含み損に耐える力が落ちる。自己資本比率は単純計算で 5% 台しかない。

M&A は二面ある。買い手に回る道と、再編の波に飲まれる道だ。勘定系の統一は前者の準備に見える。会社の外から見た 10 年以内の買収・TOB の確率は、kabufu の試算で 14.5% だ。事業の整理は進み、子会社 4 社の統合と保険ひろばの譲渡が済んだ。政策保有株は、2022 年 3 月末の簿価の 2 割強を 2024 年 3 月までに減らした。

2026年4月〜7月の自己株式取得(前期枠の残り約29億円と今期枠100億円、計約129億円)は実行済みで、株数に反映した。この分は10年の還元に入れていない。今期の枠は使い切った。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

短期金利が 2% に向かう世界は、銀行に追い風だ。貸出の利回りは速く上がり、預金の利息は遅れて上がる。その差が利ざやになる。山口 FG は貸出が約 9 兆円と大きく、利ざやが 0.1% 広がるだけで、年に 90 億円ほど利益が増える。

今期の予想純利益は 450 億円で、前期の 330 億円から大きく増える。前期は調達費用の先行と債券の売却損が利益を押し下げた。その一過性が消えるだけで、利益は戻る。中計の 600 億円は、地盤が小さく伸びれば届く水準だ。

構造の改善も続く。3 行の勘定系を統一すれば、運用費は 3 割減る。法人営業を 300 名超増やす投資は、手数料を伸ばす。配当性向を 50% へ上げ、自社株買いも続けるので、ROE の改善は還元からも来る。

最後に再編がある。システムを揃えた山口 FG は、他行を受け入れやすい。地銀の再編は規模の利益を生みやすく、PBR が 1 倍の今は、その上振れに値段が付いていない。

慎重な見方

金利上昇の恩恵は、預金の利息の上昇で削られる。山口 FG は預金が貸出より大きく、預金コストに敏感だ。実際、前期は資金調達費用の増加で経常利益が 14% 減った。利ざやが計画どおり広がる保証はない。

量の側は弱い。山口県は人口減が速く、貸出需要は縮む。広島と北九州は競合が強く、広島銀行や福岡銀行に価格で勝ちにくい。利ざやを守るために貸出の条件を緩めれば、与信費用が増える。

有価証券を 2 兆円持つ構造は、金利が上がるたびに含み損の不安を抱える。2022 年 3 月期の赤字は、その整理で起きた。同じことが再び起きないとは言えない。

ROE は 5% 前後で、計画の 8% でも同業の上位より低い。2021 年には内紛でトップが去るなど、ガバナンスが揺れた過去もある。地域企業への出資は、景気が悪化すれば損失を生む。

今期予想でも PER は 14 倍台で、利益の質に比べて割安とは言えない。

どちらに重みを置いたか

利益が今期予想へ戻る点は、一過性の剥落で説明がつき、強気の見方が強い。しかし中計の 600 億円の先と、8% を超える ROE は、人口減と預金競争のせいで確かではなく、ここは慎重な見方に分がある。そこで確率は、楽観をやや薄くし、やや悲観と悲観を同業より厚くした。今の値段は本質価値より 1 割強高く、総合はやや割高に出る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,211 円8,485 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,652 円3,328 億円)。 今の値に割り戻すと 3,017 円6,079 億円、今との差 −2.1%、 期待の年率 +6.6%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 11% 6,520 円1.31 兆円 2,376 円4,788 億円 +188.6% +11.2% 979 円1,972 億円
やや楽観 24% 5,536 円1.12 兆円 2,036 円4,103 億円 +145.7% +9.4% 1,817 円3,662 億円
中立 30% 4,470 円9,005 億円 1,693 円3,412 億円 +100.0% +7.2% 1,849 円3,725 億円
やや悲観 22% 3,011 円6,066 億円 1,299 円2,618 億円 +39.8% +3.4% 948 円1,910 億円
悲観 13% 1,247 円2,512 億円 828 円1,668 億円 −32.7% −3.9% 270 円543 億円
加重平均100% 4,211 円8,485 億円1,652 円3,328 億円 +90.2% +6.6% 5,863 円1.18 兆円

今の株価時価総額 3,082 円6,209 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 11% 再編の中心に立ち、経費率が大きく下がる 10 年 利益 981 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 6,520 円1.31 兆円

短期金利 2%・長期金利 3% が定着し、貸出の利ざやは高い水準で安定する。勘定系の統一で運用費は 3 割減り、OHR は 40% 台の後半まで下がる。他行との提携が進み、システムの共用による規模の利益が出る。YMFG グロースパートナーズの出資は成功例を積み、手数料が貸出と並ぶ柱になる。配当性向は 50% を超え、ROE は 10% 台に乗る。広島と北九州で取り込んだ顧客が、山口県の細りを大きく上回る。この筋書きでは、山口 FG は「中国・九州北部の再編の核」として評価され、同業の優等生と並ぶ。経営の資本配分も改善し、増配と自社株買いが利益の大半を株主へ返す。

  • 法人・公共向け貸出:数量 6.0(法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま))× 価格 1.8%(貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目))→ 売上 1,085 億円・営業利益 636 億円。残高(実質)6.00 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.81%、利益率 59%
  • 個人向け貸出:数量 2.9(個人向け貸出残高(実質・兆円))× 価格 1.6%(貸出利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 456 億円・営業利益 222 億円。残高(実質)2.91 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.57%、利益率 49%
  • 有価証券運用:数量 2.2(有価証券残高(実質・兆円))× 価格 1.5%(運用の利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 336 億円・営業利益 257 億円。残高(実質)2.24 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.50%、利益率 77%
  • 預り資産・ソリューション:数量 3.9(手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円))× 価格 1.3%(実効手数料率(%)× 物価の指数)→ 売上 516 億円・営業利益 306 億円。残高(実質)3.88 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.33%、利益率 59%

倍率:事業の純利益 981 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.39 倍、時価総額 13,136 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利ざやの定着、勘定系の統一による経費減、他行を取り込む再編の成功が、すべてそろう場合。会社の計画を大きく超えるので 1 割ほど。

やや楽観 24% 計画どおり進み、ROE が 10% を超える 利益 879 億円 · PER 12.7 倍 · 株価時価総額 5,536 円1.12 兆円

利ざやは高めの水準で定着し、中計の 600 億円を早めに超える。経費率は統一したシステムで下がり、OHR は 48% 前後になる。手数料は預り資産の増加で伸び、広島と北九州は踏みとどまる。山口県の貸出は減るが、利ざやと手数料の伸びが吸収する。再編の話は出るが、大型の統合には至らない。ROE は 9% 台に乗る。成長は派手ではないが、利ざやと手数料の両輪が回る、安定した銀行になる。自己資本は薄く、返しながら ROE を上げる形で、資本の使い方が評価される。手数料は預り資産の増加と事業承継・M&A の仲介で伸び、貸出の利ざやの伸びが鈍る年も下支えする。地域企業への出資は、全体でみれば小さな黒字になる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 5.9(法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま))× 価格 1.8%(貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目))→ 売上 1,044 億円・営業利益 592 億円。残高(実質)5.94 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.76%、利益率 57%
  • 個人向け貸出:数量 2.9(個人向け貸出残高(実質・兆円))× 価格 1.5%(貸出利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 433 億円・営業利益 197 億円。残高(実質)2.85 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.52%、利益率 46%
  • 有価証券運用:数量 2.2(有価証券残高(実質・兆円))× 価格 1.4%(運用の利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 312 億円・営業利益 233 億円。残高(実質)2.17 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.44%、利益率 75%
  • 預り資産・ソリューション:数量 3.6(手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円))× 価格 1.3%(実効手数料率(%)× 物価の指数)→ 売上 469 億円・営業利益 259 億円。残高(実質)3.62 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.29%、利益率 55%

倍率:事業の純利益 879 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.1% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.7 倍。全体の PER 12.69 倍、時価総額 11,154 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の延長線で、利ざやと手数料が着実に伸びる姿。中立と並んで厚くする。

中立 30% 中立:利ざやは定着し、ROE は 8% 台にとどまる 利益 743 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 4,470 円9,005 億円

短期金利 2%・長期金利 3% が定着し、貸出の利ざやは高めで安定する。山口県の貸出は 1 割弱減り、広島と北九州は横ばいだ。勘定系の統一で経費の伸びは抑えられるが、人件費の上昇で打ち消される部分も大きい。手数料は預り資産の増加で伸びる。与信費用は景気の 1〜2 周を経て平均に戻る。純利益は 740 億円ほどで、ROE は 7% 台後半。配当性向は会社の計画どおり 50% 程度に達し、自社株買いを足して同業の中位として続く。同業の中位という位置づけで、割安にも割高にもならない収れんの姿だ。物価が上がる分、貸出残高と手数料は名目で膨らむが、経費も同じだけ増える。実質の稼ぐ力は大きく変わらない。

  • 法人・公共向け貸出:数量 5.8(法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま))× 価格 1.7%(貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目))→ 売上 978 億円・営業利益 515 億円。残高(実質)5.82 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.68%、利益率 53%
  • 個人向け貸出:数量 2.8(個人向け貸出残高(実質・兆円))× 価格 1.4%(貸出利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 404 億円・営業利益 163 億円。残高(実質)2.79 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.45%、利益率 40%
  • 有価証券運用:数量 2.1(有価証券残高(実質・兆円))× 価格 1.4%(運用の利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 292 億円・営業利益 211 億円。残高(実質)2.13 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.37%、利益率 72%
  • 預り資産・ソリューション:数量 3.3(手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円))× 価格 1.3%(実効手数料率(%)× 物価の指数)→ 売上 409 億円・営業利益 202 億円。残高(実質)3.25 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.26%、利益率 49%

倍率:事業の純利益 743 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.9% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 9,005 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利ざやの広がりと人口減の逆風が相殺し、中計の水準に落ち着く中心の筋書き。

やや悲観 22% 預金競争が続き、規模の劣位が表に出る 利益 556 億円 · PER 10.9 倍 · 株価時価総額 3,011 円6,066 億円

預金の獲得競争が続き、貸出の利ざやは中立ほど広がらない。山口県の貸出は 1 割前後減り、広島・北九州も競争で利ざやが削られる。再編に乗れず、システムの統一の効果は人件費の上昇に食われる。債券の整理損も時おり出る。純利益は 560 億円ほどで、ROE は資本コストを下回る 6% 台にとどまる。優良な地銀とはいえない位置になる。配当は守られるが、成長の物語は薄れ、市場の評価は資本コスト並みに落ち着く。経費の物価上昇に収入の伸びが追いつかない。預り資産の手数料は伸びるが、貸出の利ざやの目減りを埋めるには足りない。統合を持ちかけられても、条件は良くない。

  • 法人・公共向け貸出:数量 5.6(法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま))× 価格 1.6%(貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目))→ 売上 876 億円・営業利益 414 億円。残高(実質)5.64 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.55%、利益率 47%
  • 個人向け貸出:数量 2.7(個人向け貸出残高(実質・兆円))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 358 億円・営業利益 117 億円。残高(実質)2.70 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.33%、利益率 33%
  • 有価証券運用:数量 2.1(有価証券残高(実質・兆円))× 価格 1.3%(運用の利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 264 億円・営業利益 183 億円。残高(実質)2.09 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.26%、利益率 69%
  • 預り資産・ソリューション:数量 2.9(手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円))× 価格 1.2%(実効手数料率(%)× 物価の指数)→ 売上 347 億円・営業利益 140 億円。残高(実質)2.88 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.21%、利益率 40%

倍率:10年後のROE6.3%(純利益556億円÷自己資本8,865億円)は k8.25% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=12.1倍までが上限。競争や統合の遅れで稼ぐ力が鈍る姿。上限の9.0割に置き、10.91倍。今の自己資本6,682億円に対する倍率は0.91倍。稼ぐ力から出した値で、自己資本の何割という置き方はしていない。

確率:預金の利息の上昇が重く、再編でも出遅れる。同業の中で見劣りする、起こりやすい下振れとして 2 割強。

悲観 13% 構造的に負け、資本効率が戻らない 10 年 利益 259 億円 · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 1,247 円2,512 億円

10 年のどこかで世界的な信用収縮が起き、与信費用と債券の評価損が同時に出る。山口県の人口減は想定を超えて加速し、貸出需要が縮む。広島と北九州では競合に押され、利ざやを守れない。再編に乗れず、システムの統一も効果が薄い。地域企業への出資は損失を出す。純利益は 260 億円ほどで、ROE は 4% 弱にとどまる。もう優良な地銀ではなくなっている。この筋書きでは再編の際に買われる側に回る可能性もあるが、そのときの値段は安い。配当は減らしにくく、自己資本が少しずつ削れていく。債券は含み損を抱えたまま、整理するかどうかで経営が揺れる。事業承継や地域再生の出資も、景気の悪化で回収が遅れる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 5.3(法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目))→ 売上 706 億円・営業利益 257 億円。残高(実質)5.28 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.34%、利益率 36%
  • 個人向け貸出:数量 2.6(個人向け貸出残高(実質・兆円))× 価格 1.2%(貸出利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 301 億円・営業利益 67 億円。残高(実質)2.55 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.18%、利益率 22%
  • 有価証券運用:数量 2.0(有価証券残高(実質・兆円))× 価格 1.0%(運用の利ざや(%)× 物価の指数)→ 売上 206 億円・営業利益 127 億円。残高(実質)2.02 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.02%、利益率 62%
  • 預り資産・ソリューション:数量 2.4(手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円))× 価格 1.1%(実効手数料率(%)× 物価の指数)→ 売上 264 億円・営業利益 69 億円。残高(実質)2.38 兆円 × 名目の利ざや・料率 1.11%、利益率 26%

倍率:10年後のROE3.7%(純利益259億円÷自己資本6,973億円)は k8.25% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=12.1倍までが上限。構造的に負けて優良でなくなった姿。上限の8.0割に置き、9.70倍。今の自己資本6,682億円に対する倍率は0.38倍。稼ぐ力から出した値で、自己資本の何割という置き方はしていない。

確率:リーマン級の信用収縮に加え、人口減の加速・再編での取り残し・債券や出資の損失が重なる。同業より厚めの 13% に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共向け貸出

山口・広島・北九州の企業と自治体への貸出。山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行の事業性融資と、成長支援(エクイティ・ソリューション)の入り口。

数量法人・公共向け貸出残高(実質・兆円。今の値段のまま)価格貸出利ざや(%)× 物価の指数(残高の物価上昇分を含む名目)売上営業利益
今 2026/03 6.0 1.0% 570 225
10 年後 中立 5.8 1.7% 978 515

取り方:2026/03 末の貸出残高は約 9.0 兆円(3 行合算)。うち法人・公共向けを 3 分の 2 の 6.0 兆円と推定し、預金などの調達費用を引いた実質の利ざやを 0.95% とした。残高の内訳は開示を確かめていない推定。利益は経費と与信費用を引いた後の貢献を推定(2026-10-18)。(点検 2026-10-19:数量は実質・率は物価指数を掛ける形(B)。名目の数量に物価を重ねてはいない。利ざやの広がり分は金利要因)

個人向け貸出

住宅ローンを中心とする個人向け貸出。山口県の下関・山口・周南、広島市周辺、北九州の世帯が相手。

数量個人向け貸出残高(実質・兆円)価格貸出利ざや(%)× 物価の指数売上営業利益
今 2026/03 3.0 0.9% 270 90
10 年後 中立 2.8 1.4% 404 163

取り方:個人向け(住宅ローン中心)を 3 分の 1 の 3.0 兆円、利ざやを 0.90% と推定。山口県は人口減が早く、広島・北九州の世帯向けが伸びを支える。内訳は推定。利益は経費を引いた後の貢献(2026-10-18)。(点検 2026-10-19:数量は実質・率は物価指数を掛ける形(B)で二重がけなし)

有価証券運用

預金の余りで買う国債・外債・投信などの運用。調達コストを引いた運用の利ざやが稼ぎで、売却損益が利益をぶらす。

数量有価証券残高(実質・兆円)価格運用の利ざや(%)× 物価の指数売上営業利益
今 2026/03 2.1 0.8% 170 110
10 年後 中立 2.1 1.4% 292 211

取り方:有価証券残高は 2.13 兆円(2026/03 末、報道の集計)。国債・外債・投信の利回りから預金などの調達費用を引いた運用の利ざやを 0.80% と推定。前期の債券売却損は、このセグメントではなく調整の欄に入れた(2026-10-18)。(点検 2026-10-19:数量は実質・率は物価指数を掛ける形(B)で二重がけなし)

預り資産・ソリューション

投信・保険の販売、決済、事業承継・M&A・ファンドなどの手数料の仕事。YMFG グロースパートナーズが中心。

数量手数料の基になる取扱高(預り資産・決済・ソリューション合計、実質・兆円)価格実効手数料率(%)× 物価の指数売上営業利益
今 2026/03 2.5 0.9% 230 80
10 年後 中立 3.3 1.3% 409 202

取り方:個人の預り資産は 0.62 兆円(報道の集計)。これに法人の決済・事業承継・ファンドなどの取扱高を足し、手数料の基になる取扱高を 2.5 兆円と推定。実効の手数料率 0.92% を掛けた。内訳は推定(2026-10-18)。(点検 2026-10-19:数量は実質・率は物価指数を掛ける形(B)で二重がけなし)

リスクと懸念

預金の利息が上がり、利ざやが伸びない

山口 FG は預金が貸出より大きく、預金コストに敏感だ。前期は資金調達費用の増加で経常利益が 14% 減った。広島や北九州で預金の獲得競争が強まれば、貸出の利回りが上がっても利ざやは広がらない。会社の計画の前提が崩れるのが最大のリスクだ。

山口県の人口減と貸出需要の縮小

堀の源である山口県は、人口の減り方が全国より速い。企業の数も減り、実質の貸出は横ばいか微減になりやすい。広島・北九州の伸びで補えなければ、量の側から利益が細る。広島と北九州は踏みとどまるが、増えはしない。県内シェアが高い分、取れる市場がもう小さいことも重い。

債券の評価損・売却損

有価証券は 2 兆円超で、預金の余りで買った債券が多い。金利が急に上がれば、含み損が自己資本を削り、整理の売却損が利益を押し下げる。2022 年 3 月期の最終赤字と、前期の売却損がその例だ。債券の持ち高は預金の余りの受け皿で、簡単には減らせない。

景気後退による与信費用の急増

与信費用は今は低い。リーマン級の不況が来れば、中小企業向け貸出の不良化が一気に進む。地域企業にリスクを共有する出資を広げているので、損失が貸出以外にも広がる恐れがある。貸出の質だけでなく、取引先の株式や出資の評価も同時に傷む点が、通常の不況より重い。

3 行体制の経費と、システム統一の失敗

3 つの銀行に分かれた体制は、経費を重くしてきた。勘定系の統一は 2029 年 1 月の稼働で、投資は 80 億円、運用費は 3 割減る計画だ。移行で障害や遅れが出れば、効果の実現が後ろにずれる。統一後も、3 行のブランドと店舗網は残すため、全体の経費の減り方は限られる。

ガバナンスの揺れ

2021 年に、新銀行構想をめぐってトップの解任・辞任に至る内紛があった。現体制は 2020 年就任の社長が率いて落ち着いているが、再編や出資の大きな判断が続く局面で、過去の揺れが再び出ないかは見ておく必要がある。

再編の波に乗り遅れる

「1 県 1 行」への再編が進み、大型の統合が相次ぐ。山口 FG が受け身に回れば、規模で劣る単独グループとして経費率が下がりにくい。逆に買い手に回って高い値段で買えば、価値を壊すリスクもある。再編の相手探しは相手任せの面もあり、時間がかかるほど選択肢が減る。

今後の分かれ目

日銀の利上げが速まり、貸出の利回りが預金コストより先に上がったら
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。四半期の利ざやで確かめる。
預金の利息の引き上げ競争が広島・北九州で激しくなり、資金調達費用が増え続けたら
やや悲観側に重みを移す。前期の減益の再現を警戒する。
債券の評価損が膨らみ、売却による整理が再び出たら
利益の質の評価を下げ、悲観側の確率を上げる。ROE 8% の達成は遠のく。
勘定系の統一が予定どおり進み、他の地銀との提携・統合が具体化したら
経費率の改善と規模の利益を織り込み、楽観側の筋書きを厚くする。ただし買う値段が高ければ価値を壊す。
景気後退で与信費用が急増したら
悲観の筋書きに近づく。純資産の床(PBR 0.4 倍前後)と、配当・自社株買いの縮小を確かめる。
配当性向の引き上げと自社株買いが計画を上回って続いたら
ROE の改善を前倒しで見てよい。ただし資本の厚みが薄くなりすぎないかを見る。

見ておくもの

  • 日銀の政策金利と、3 行の貸出の利ざや・資金調達費用の推移
  • 与信費用の水準と、有価証券の評価損益・売却損益
  • 中期経営計画の進み具合(純利益 600 億円・ROE 8% 程度・OHR 50% 程度)
  • 勘定系システム統一(2029 年 1 月)の進捗と、他行との提携・統合の動き
  • 配当性向(50% 程度へ)と自社株買いの規模

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。楽観・やや楽観・中立は10年後のROEとk 8.25%(基本7.5%+quality)・g 4.0%から利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)の上限を出し、その9.5・9・8.5割に置いた(下限は1÷k=12.1倍。利ざやの改善で稼ぐ力が戻る)。やや悲観・悲観はROEがk以下なので、PERは1÷k=12.1倍が上限で、その9割・8割に置いた。悲観の利益は貸出の利ざやが競争で縮み与信費用が重い構造からROE約2%に置き、過去の底値や今の倍率は根拠にしていない。kが1%高い(9.25%)と10年の中立のPERは11.2倍から9.9倍に下がる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.72→13.39 倍・やや楽観 PER 11.42→12.69 倍・中立 PER 10.79→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β 0.73 × 5% + 規模 0.50%。基本7.5%に quality +0.75% を足して k 8.25%(決まり v2。β・規模は使わない。内訳と理由は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず、利ざやで扱う。個別のリスク(3行体制の経費の重さと低い ROE)は k に足さず、確率と筋書きで表す。事業は傾いていないので上乗せ(extra)は 0。同じ地方銀行どうしで同じ物差しを使い、差は quality の4部品だけで出している。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. YMFG 中期経営計画(2025 年度〜2029 年度)山口フィナンシャルグループ
  2. 山口FG、新中計で5年後純利益600億円 累進配当も導入(日本経済新聞)
  3. 〔決算〕山口FG、連結純利益6.6%減=26年3月期(時事通信)
  4. 【2026年3月期 本決算】山口フィナンシャルグループ(8418)今期の予想と株主還元(あたの投資ノート)
  5. 山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の勘定系システムを統合、マルチバンク基盤を2029年1月稼働へ(IT Leaders)
  6. 日本IBM、山口FGのマルチバンク化による勘定系システムの統合を支援
  7. 山口FG、赤字135億円に 2022年3月期修正、15年ぶり2回目(中国新聞)
  8. 山口フィナンシャルグループ(Wikipedia)
  9. 山口FG増収増益/25年3月期 貸出金利息増などで(宇部日報・山口新聞)

分析日 2026-10-16