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清水銀行 8364

静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,781 円315 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,681 円304 億円差 +3.7%
10 年後から見ると 適正 価値 2,781 円315 億円 · 差 +3.7% · 期待の年率 +7.8%
期待の年率リターン(10 年)+7.8%資本コスト比 −0.7 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

清水銀行は、静岡市に本店を置く地方銀行である。静岡県内に78の店舗を構え、預金は1.6兆円、貸出は1.3兆円ほど。2026年3月期は、連結の経常利益31億円、純利益20億円だった。

筆者の結論は、今の値段は、10年の価値とおおむね釣り合う適正の内側、というものだ。金利のある世界に入り、稼ぎは確かに増える。だが、自己資本が積み上がる速さに利益が追いつかず、ROEは資本コストに届かない。時価総額は自己資本の4割ほどと安いが、それは安いのではなく、稼ぐ力が資本に見合っていないことの表れだと見る。

稼ぎの源は、貸出と、貸出に回らない預金の運用にある。短期金利が2%へ上がれば、運用の利回りが先に上がり、預金金利は遅れて追う。中立では、10年後の純利益が53億円ほどと、今の2.6倍になる。

それでも、10年後のROEは5%ほどだ。会社が2029年3月期に掲げる目標は、ROE5%以上、純利益40億円以上。目標そのものが、資本コストの8.5%を下回る。過去には、2024年3月期に外貨建債券を売り切って33億円の赤字を出した。

見るべきは、純利益が40億円に乗るか、債券の評価損益が自己資本をまた削らないか、の二点だ。2027年3月期の予想は純利益25億円。第1四半期の経常収益は前年から2割増えた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、清水銀行は、事業の質は悪くないが、オーナーとして持ち続ける理由が薄い銀行だ。

良い点は、貸出の質と預金の粘りである。与信費用は小さく、開示債権は総与信の1%ほど。金利が上がれば、預金の運用だけで利益が増える。設備投資も軽い。

気がかりは、稼いだ利益が資本の中に溜まりやすいことだ。10年で純利益が2.6倍になっても、規制の比率を守るために自己資本が積み上がり、ROEは5%前後で止まる。資本コストの8.5%に届かない会社が利益を溜めても、株主の価値は増えにくい。時価総額が自己資本の4割という安さは、この事実を市場が先に織り込んだ結果とも言える。

もう一つは、債券の損だ。2024年3月期の赤字は、外貨建債券を売り切って損を確定したことで生じた。債券の運用が下手だったと言える面があり、同じことが繰り返されない保証はない。

経営の姿勢には前向きな面もある。政策保有株の縮減、累進的な配当、SBIとの提携は、どれも資本効率を高める方向の動きだ。ただ、目標のROE5%は資本コストを下回る。

安全域の判断は、確率で重みづけした本質価値が、今の時価総額を1割ほど下回る、というものだ。値段に余裕はなく、確信度は高くない。

何で稼ぐ会社か

清水銀行は、1928年に6行の合併で生まれた駿州銀行を前身とする。1948年に今の名前に改め、2022年に東京証券取引所のプライム市場へ移った。静岡県全域に国内の本支店78と出張所1を置き、連結子会社は6社。持株会社は持たない。従業員は約890人である。

預金は1兆5,841億円、貸出は1兆2,697億円(2025年9月末)。預貸率は80%。貸出の83%が県内向けで、貸出の大半が中小企業と個人向けだ。有価証券の残高は2,600億円台で、2023年3月末の3,286億円から減ってきた。

稼ぎ方は4本に分けて見ると分かりやすい。1本目は法人・公共向けの貸出。2本目は住宅ローンなどの個人貸出。3本目は投資信託・保険・事業承継などの預かり資産と役務。4本目は、貸出に使い切れない預金(約3,100億円)を、日銀への預け金や債券で運用する部門だ。

2025年9月の中間期は、貸出金利息79億円、役務収益24億円、預金利息18億円、営業経費72億円。与信費用は戻り益に近く、貸出の質は安定している。円貨貸出の68%が変動金利で、金利上昇が貸出の利回りにすぐ反映される。

2020年に、SBIホールディングスと資本業務提携を結んだ。SBIが既存株主から発行済株式の3%を上限に取得し、清水銀行もSBI株を持つ形で、経営の独立は維持するとした。SBI証券を通じた商品、SBI新生銀行との共同融資などが成果として挙がる。

店舗は、2024年5月に勘定系システムをSTELLA CUBEへ移した。2026年度には、地域商社の子会社「しみずフューチャーデザイン」を設ける予定である。

優良さと弱いところ

この銀行の堀は、県内の店舗網と、中小企業との長い関係にある。貸出の大半が中小企業等向けで、創業以来の取引先を事業承継や補助金、ビジネスマッチングで支える。1,000先を超える事業承継の支援実績を掲げている。

ただ、堀は浅い。静岡県には、全国有数の大手地銀である静岡銀行(しずおかフィナンシャルグループ)と、スルガ銀行、県内の信用金庫が並ぶ。清水銀行は預金で上位の大手に追われ、貸出では信金と価格で競る。県内首位でも二番手でもない位置にいる。

資本効率は低い。過去12年のROEは、赤字の年を除いても2.0〜4.3%で、中央値は2.6%。2026年3月期は2.5%だった。赤字は2020年3月期(40億円)と2024年3月期(33億円)。後者は、外貨建債券を全部売って損を確定させたためである。債券の運用で自己資本が大きく揺れる体質は、今も変わらない。

前の中期計画(2023〜2026年度)は、コア業務純益40億円以上の目標に対し、実績が47億円と達成した。だが純利益は25億円の目標に対して20億円、県内の中小企業等向け貸出は1兆円の目標に9,505億円で届かなかった。

会社の目標は慎ましい。第29次中期経営計画(2026〜2028年度)の2029年3月期の目標は、ROE5%以上、純利益40億円以上。資本コストを5〜6%と見る会社の認識は、市場が求める8%台より低い。目標を達成しても、価値が増えるとは限らない。

筆者は、貸出の質と預金の粘りは評価するが、資本を稼ぎに変える力は弱いと見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、30年続いた低金利を抜け、金利のある世界に入った。日銀の利上げのたび、貸出と預け金の利回りが先に上がり、預金金利は遅れて追う。この時間差で、各行の利ざやが広がる。清水銀行の2025年9月中間期のコア業務純益は21億円と、前年の同じ時期から11億円増えた。

短期金利は2%で止まる前提だ。預金の払い金利が貸出の利回りに追いつくまで、あと1%分ほどの追い風が続く。一方で、ネット銀行や大手が高い金利で預金を取りにくる。競争が強まれば、預金金利の追随が早まり、追い風は弱まる。

静岡県の人口は360万人(全国10位)で、減少のペースは東北などほど急ではない。だが、減ることに変わりはない。貸出の量は、名目でも年2〜3%ほどにとどまる。県内には静岡銀行という大手がおり、貸出の需要をめぐる価格競争は避けられない。

再編は全国で進んでいる。システムの統合で費用を共通にし、人員を再配置する流れだ。清水銀行は、SBIとの提携と、中期計画の「しみずフューチャーデザイン」などの地域商社、AI活用による業務削減(12.6万時間)で、単独の力を高める道を選んでいる。

銀行の自己資本は、貸出などのリスクの大きい資産を増やすほど要る。規制の自己資本比率が8%台でも、4%を超えていれば国内基準を満たす。だが、評価損が出れば自己資本は一気に減る。2025年3月末も、その他有価証券評価差額金が大きなマイナスだった。

この業界の10年を見ると、利益は2倍近くになる。だが、自己資本の積み上がりも重く、多くの中小行のROEは資本コストに届かない。会社ごとの差は、費用の抑え方と、債券の損の出し方で決まる。

資本政策と M&A

還元は、安定配当を土台に、少しずつ厚くなる方向だ。第29次中期計画は、安定配当を基本に、累進的に配当性向30%程度を目指すと定めた。2026年3月期の配当性向は34%。自社株買いは2025年3月期に5億円ほどあったが、2026年3月期はなかった。数値目標はない。

自己資本の方針は、連結の自己資本比率(規制上)8.5%以上。2026年3月末は8.5%台で、最低限は満たすが、厚みに乏しい。簡易の自己資本比率(純資産÷総資産)は4.4%と低く、還元を急げる余裕は小さい。

政策保有株式は、2030年3月末までに、2025年3月末の簿価から約20%減らす。上場株式等の貸借対照表計上額は、2025年3月末で203億円だった。売却益は利益の振れ幅になるが、方向としては資本の効率を高める。

有価証券の運用は、市場の動向を見て機動的に行うとだけ示されている。2024年3月期に外貨建債券を売り切った経験から、外債の比重は小さくなったと見られる。ただし、国内債の含み損は、金利が上がるほど増える。金利リスクの最大値(下向きの平行移動)は、2025年3月末で、経済価値が79億円、純利息が30億円である。

会社の認識する資本コストは5〜6%で、ROE7%は中長期の目標という位置づけ。市場が求める水準より低い。10年中立のROEは5%ほどにとどまるので、ためた利益は額面未満の価値と見るのが穏当だ。

大株主の内訳は確認できなかった。kabufuの試算では、10年以内にTOBや買収を受ける確率は22%と、地銀の中でやや高い。時価総額が自己資本の4割と小さく、再編の対象になりやすいことが理由である。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利のある世界の入口に、いちばん得をする形で立っている銀行だ。預金のうち貸出に回らない約3,100億円が、日銀の預け金や債券に置かれている。短期金利が2%まで上がれば、この運用の利回りが丸ごと上がる。円貨貸出の68%が変動金利で、貸出の利回りも早く反映される。2025年9月中間期のコア業務純益が前年から倍増したのは、まだ序の口にすぎない。

会社の足もとの数字も上向きだ。2027年3月期の第1四半期は、経常収益が前年から2割増えた。前の中期計画ではコア業務純益が目標を上回った。今回の計画では、人員を約890人で据え置いたまま、1人あたりのコア業務純益を1.5倍にする。AIと業務削減12.6万時間は、費用の増加を物価より低く抑える材料になる。

SBIとの提携も上振れの種だ。地域商社の設立、NISAの顧客25,000人、預金アプリ60,000人は、非金利収益を伸ばす入口になる。静岡県内の再編や、SBIとの関係の深まりで、システム費用の共通化が進めば、費用はさらに減る。

今の時価総額は自己資本の4割しかない。ROEが5%、6%と上がり、7%台に乗るなら、市場は倍率を見直すはずだ。10年後に純利益85億円、ROE8%近くまで行く姿は、夢物語ではない。

慎重な見方

稼ぎは金利に乗って増えても、ROEは資本コストに届かない。会社の目標でさえ、2029年3月期にROE5%以上だ。株主が求める8%台には遠い。ROEが資本コストを下回る会社が利益を溜めても、価値は額面を下回る。時価総額が自己資本の4割という安さは、市場がそれを見抜いているしるしだ。

預金の競争は強まる。ネット銀行や大手が金利を上げて預金を取りにくれば、預金金利の追随が早まり、いまの追い風は止まる。静岡県には静岡銀行という大手と、県内の信用金庫があり、貸出の価格競争も続く。県の人口は減り、貸出の量は名目でも伸びにくい。

債券の損は、まだ終わっていない。2024年3月期は外貨建債券を全部売って33億円の赤字を出した。2025年3月末も、その他有価証券評価差額金は大きなマイナスだった。金利がさらに上がれば、国内債の含み損が自己資本を削る。簡易の自己資本比率は4.4%と薄く、耐性は高くない。規制の比率も8.5%台で、余裕は乏しい。

計画の達成にも不安がある。前の計画は、コア業務純益こそ達成したが、純利益と県内の中小企業向け貸出は目標に届かなかった。今回の2029年3月期の純利益40億円は、2027年3月期の予想25億円から6割増える計算で、金利上昇が止まれば届きにくい。今の値段は、この不確実さを織り込んでいない。

どちらに重みを置いたか

預金の運用で利益が増えるという強気の筋は強く、確率の中心を軽く見ることはできない。一方、ROEが資本コストを超えられないという慎重な見方は、数字が裏づけている。過去12年のROEは最高でも4.3%で、10年後の中立でも5%ほどだ。

確率は慎重側に寄せた。債券の評価損で赤字になった前例と、自己資本の薄さ、預金の競争の強まりを重く見たためだ。中立の最大の確率は3割にとどめ、悲観にも1割半を置いた。

一方で、上振れの余地もある。SBIとの提携、人員据え置きでの1人あたり利益の改善、政策保有株の縮減は、どれも会社が自力で動かせる。楽観の確率は薄いが、やや楽観には2割強を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,459 円506 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,216 円138 億円)。 今の値に割り戻すと 2,781 円315 億円、今との差 +3.7%、 期待の年率 +7.8%(資本コスト 8.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 9% 8,857 円1,004 億円 1,870 円212 億円 +300.1% +14.9% 965 円109 億円
やや楽観 21% 6,700 円760 億円 1,526 円173 億円 +206.8% +11.9% 1,728 円196 億円
中立 30% 5,456 円619 億円 1,305 円148 億円 +152.2% +9.7% 2,028 円230 億円
やや悲観 25% 2,118 円240 億円 882 円100 億円 +11.9% +1.1% 750 円85 億円
悲観 15% 590 円67 億円 767 円87 億円 −49.4% −6.6% 204 円23 億円
加重平均100% 4,459 円506 億円1,216 円138 億円 +111.7% +7.8% 5,675 円643 億円

今の株価時価総額 2,681 円304 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 9% 金利上昇と提携の効果が重なり、純利益が85億円に 利益 85 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 8,857 円1,004 億円

10年後、短期金利が2%を超えて定着し、貸出の利ざやは今より0.35%ほど広がる。預金の追随は緩やかで、決済口座の粘りが効く。貸出は名目で年3%台に伸び、法人向けは1.10兆円、個人向けは0.70兆円になる。預かり資産と役務は、NISAと事業承継の需要で年5%ほど伸びる。

SBIとの提携が深まり、非金利収益が増える。人員を890人で据え置いたまま、AIで業務を削減し、費用の伸びは物価を下回る。区分別の利益率が上がり、営業利益は129億円、純利益は85億円。

還元は10年で212億円。配当性向は4割を超える。自己資本は1,086億円に積み上がり、ROEは8%近くまで上がる。

この筋書きは、会社の「加速」が全て成功し、金利の追い風も長く続いた姿だ。

  • 法人・公共貸出:数量 1.1(法人・公共貸出残高(兆円))× 価格 1.4%(貸出利ざや(%))→ 売上 154 億円・営業利益 62 億円。残高1.10兆円(名目)× 利ざや1.40%、利益率40%
  • 個人貸出:数量 0.7(個人貸出残高(兆円))× 価格 1.2%(貸出利ざや(%))→ 売上 83 億円・営業利益 24 億円。残高0.70兆円(名目)× 利ざや1.18%、利益率29%
  • 預かり資産・役務:数量 0.8(預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円))× 価格 1.0%(実効手数料率(%))→ 売上 80 億円・営業利益 24 億円。取扱高0.80兆円(名目)× 手数料率1.00%、利益率30%
  • 預金運用・市場:数量 0.4(貸出に回らない預金(兆円))× 価格 1.6%(運用利ざや(%))→ 売上 68 億円・営業利益 29 億円。運用残高0.44兆円(名目)× 運用利ざや1.55%、利益率43%

倍率:ROE 7.8% が k 8.5% 以下なので上限は 1÷k = 11.8 倍(ためた利益は額面未満の価値)。稼ぐ力(純利益 85 億円)に対して、利益の質は金利依存が残るが、上限の約 10 割の 11.8 倍を採用した。

確率:短期金利が2%を超えて定着し、預金の追随も緩やかに終わる筋書き。費用の伸びも物価を下回る。純利益が今の4倍になる高みなので、確率は低く置いた。

やや楽観 21% 運用の利回りが先行し、純利益が65億円ほどに 利益 65 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 6,700 円760 億円

10年後、貸出は名目で年3.0%ほど伸び、法人向けは1.04兆円、個人向けは0.64兆円になる。預かり資産と役務は0.70兆円、手数料率は0.95%。運用部門の利回りは1.45%まで上がる。

預金の追随は緩やかで、貸出の利ざやは今より0.3%ほど広がる。費用は物価並みに増える。営業利益は98億円、純利益は65億円。

還元は10年で173億円。自己資本は1,052億円まで積み上がり、ROEは6%台に上がるが、資本コストにはわずかに届かない。

この筋書きは、2027年3月期の純利益25億円を達成し、2029年3月期の40億円の目標も、1年遅れほどで達成されることから始まる。会社の計画の延長線上にある、無理のない上振れだ。

  • 法人・公共貸出:数量 1.0(法人・公共貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%))→ 売上 139 億円・営業利益 50 億円。残高1.04兆円(名目)× 利ざや1.34%、利益率36%
  • 個人貸出:数量 0.6(個人貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出利ざや(%))→ 売上 72 億円・営業利益 19 億円。残高0.64兆円(名目)× 利ざや1.12%、利益率26%
  • 預かり資産・役務:数量 0.7(預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円))× 価格 1.0%(実効手数料率(%))→ 売上 67 億円・営業利益 17 億円。取扱高0.70兆円(名目)× 手数料率0.95%、利益率26%
  • 預金運用・市場:数量 0.4(貸出に回らない預金(兆円))× 価格 1.5%(運用利ざや(%))→ 売上 59 億円・営業利益 24 億円。運用残高0.41兆円(名目)× 運用利ざや1.45%、利益率40%

倍率:事業の純利益 65 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 760 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期金利2%・長期3%が定着し、預金の追随が緩やかで、費用も抑えられる筋書き。会社の計画の延長線上にある上振れで、やや厚めに置いた。

中立 30% 利ざやが広がり、純利益は53億円で落ち着く 利益 53 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 5,456 円619 億円

10年後、短期金利2%・長期3%が定着し、貸出の利ざやは今より0.2〜0.25%ほど広がる。預金は決済口座の粘りで追随が緩やかだが、獲得競争で調達コストは上がり続ける。静岡県の人口は減る中、貸出の量は名目で年2.5%ほど、法人向けは0.99兆円、個人向けは0.61兆円にとどまる。

預かり資産と役務は0.65兆円と大きく伸びるが、手数料率は低下する。運用部門は、預金の増加と利回りの上昇で、0.39兆円×1.38%になる。

経費は物価に合わせて増える。営業利益は80億円、純利益は53億円。今の2.6倍だが、自己資本も1,032億円まで4割ほど積み上がり、ROEは5%前後で止まる。

還元は10年で148億円。配当性向は4割弱に引き上げる。政策保有株の縮減で売却益が出る年はあるが、利益の大勢は変えない。

筆者は、この筋書きが最も現実に近いと見る。

  • 法人・公共貸出:数量 1.0(法人・公共貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%))→ 売上 127 億円・営業利益 43 億円。残高0.99兆円(名目)× 利ざや1.28%、利益率34%
  • 個人貸出:数量 0.6(個人貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出利ざや(%))→ 売上 66 億円・営業利益 16 億円。残高0.61兆円(名目)× 利ざや1.08%、利益率24%
  • 預かり資産・役務:数量 0.7(預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円))× 価格 0.9%(実効手数料率(%))→ 売上 60 億円・営業利益 14 億円。取扱高0.65兆円(名目)× 手数料率0.92%、利益率24%
  • 預金運用・市場:数量 0.4(貸出に回らない預金(兆円))× 価格 1.4%(運用利ざや(%))→ 売上 54 億円・営業利益 20 億円。運用残高0.39兆円(名目)× 運用利ざや1.38%、利益率38%

倍率:事業の純利益 53 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 619 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期金利2%・長期3%が定着し、与信費用が景気を1〜2周してならした水準に戻る、最も重みを置く中心の筋書き。ROEが資本コストに届かない実績と、債券の評価損の前例が重く、慎重側に寄せて最大の確率とした。

やや悲観 25% 預金競争で利ざやの広がりが止まり、純利益が26億円に 利益 26 億円 · PER 9.2 倍 · 株価時価総額 2,118 円240 億円

10年後、預金の獲得競争で払い金利が貸出の利回りに追いつき、利ざやの広がりは今より0.07%ほどにとどまる。貸出は法人向け0.90兆円、個人向け0.54兆円と、伸びは年1〜2%に弱まる。預かり資産は0.55兆円、手数料率は0.80%に下がる。

与信費用が増える。静岡県の人口減と、物価高による中小企業の負担が重なり、開示債権が増える。営業利益は40億円、純利益は26億円。

還元は10年で100億円。自己資本は939億円まで積み上がるが、ROEは3%ほどに沈む。国内債の評価損で、自己資本が30億円ほど削られる。

会社は、第29次中期計画の純利益40億円を達成できない。計画は下方修正され、安定配当を保つための取り崩しが一部で始まる。

  • 法人・公共貸出:数量 0.9(法人・公共貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出利ざや(%))→ 売上 101 億円・営業利益 29 億円。残高0.90兆円(名目)× 利ざや1.12%、利益率29%
  • 個人貸出:数量 0.5(個人貸出残高(兆円))× 価格 1.0%(貸出利ざや(%))→ 売上 51 億円・営業利益 10 億円。残高0.54兆円(名目)× 利ざや0.95%、利益率19%
  • 預かり資産・役務:数量 0.6(預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円))× 価格 0.8%(実効手数料率(%))→ 売上 44 億円・営業利益 8 億円。取扱高0.55兆円(名目)× 手数料率0.80%、利益率17%
  • 預金運用・市場:数量 0.3(貸出に回らない預金(兆円))× 価格 1.1%(運用利ざや(%))→ 売上 37 億円・営業利益 11 億円。運用残高0.34兆円(名目)× 運用利ざや1.10%、利益率30%

倍率:ROE 2.8% が k 8.5% を大きく下回り、上限は 1÷k = 11.8 倍。人口減と預金競争で稼ぎが資本コストに届かない構造から、上限の約 8 割の 9.2 倍に置いた。

確率:預金の獲得競争で払い金利が貸出の利回りに追いつき、与信費用も増える筋書き。県内の価格競争も続く。過去12年のROEが2〜4%台だった実績に近く、慎重側に厚く置いた。

悲観 15% 債券の損と預金競争が重なり、純利益が7億円台に落ちる 利益 8 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 590 円67 億円

10年後、債券の評価損が自己資本を削り、貸出が縮む構造的な負けの姿になる。ネット銀行と大手が預金を吸い上げ、預金の払い金利が貸出の利回りを上回る。貸出の利ざやは今より0.15%ほど縮み、法人向けは0.75兆円、個人向けは0.44兆円に減る。預かり資産は0.42兆円、手数料率は0.62%。

与信費用が急増し、静岡県の中小企業の倒産が増える。営業利益は12億円、純利益は8億円まで落ちる。

還元は10年で87億円。ただし安定配当を保つため、配当性向は5割に上がる。自己資本は評価損で90億円削られ、790億円と今とほぼ同じ水準にとどまる。

会社は、2024年3月期に続き、2度目の赤字を出す可能性がある。資本の増強を迫られ、既存株主の持ち分が薄まる恐れもある。

  • 法人・公共貸出:数量 0.8(法人・公共貸出残高(兆円))× 価格 0.9%(貸出利ざや(%))→ 売上 68 億円・営業利益 12 億円。残高0.75兆円(名目)× 利ざや0.90%、利益率17%
  • 個人貸出:数量 0.4(個人貸出残高(兆円))× 価格 0.8%(貸出利ざや(%))→ 売上 35 億円・営業利益 4 億円。残高0.44兆円(名目)× 利ざや0.80%、利益率10%
  • 預かり資産・役務:数量 0.4(預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円))× 価格 0.6%(実効手数料率(%))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。取扱高0.42兆円(名目)× 手数料率0.62%、利益率8%
  • 預金運用・市場:数量 0.3(貸出に回らない預金(兆円))× 価格 0.9%(運用利ざや(%))→ 売上 25 億円・営業利益 4 億円。運用残高0.29兆円(名目)× 運用利ざや0.85%、利益率18%

倍率:ROE 1.0% が k を大きく下回る構造的な負け。上限は 1÷k = 11.8 倍だが、稼ぐ力の弱さから 7.5 割の 8.8 倍に置いた。稼ぐ力は 7.6 億円÷8.5% = 約 90 億円で、そこを上回る価値は置いていない。債券・株式の評価損で自己資本を今より減らしている。

確率:債券の評価損が自己資本を削り、貸出が縮み、与信費用が急増する構造的な負けの筋書き。2024年3月期に33億円の赤字を出した前例があり、自己資本が薄いので、1割半を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共貸出

静岡県内の中小企業の事業性貸出と、県・市町村向けの公共貸出。貸出の大半が中小企業等向け。

数量法人・公共貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(%)売上営業利益
今 2026/03 0.8 1.1% 81 20
10 年後 中立 1.0 1.3% 127 43

取り方:貸出金 1.27 兆円(2025年9月末、会社の決算説明資料)のうち、個人ローンを約 0.50 兆円と推定し、残る 0.77 兆円を法人・公共とした(セグメント別の開示はなく、内訳は推定)。貸出金利息は中間期で 79 億円、貸出の利回りは 1.2% ほど。預金のコスト(年 0.23% ほど)などを引いた利ざやを 1.05% とおいた。営業利益率は 25%(開示がなく推定)。残高は名目の金額なので物価で伸びるが、静岡の人口減を入れて年 2.5%(中立)とした。預金ベータ(預金金利が政策金利に付いていく割合)は地銀共通の 40%。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。)

個人貸出

住宅ローン・消費者ローン。人口減で新規の需要は細るが、変動金利の住宅ローンは金利上昇で利ざやが広がる。

数量個人貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(%)売上営業利益
今 2026/03 0.5 0.9% 45 9
10 年後 中立 0.6 1.1% 66 16

取り方:貸出残高の約 4 割と推定して 0.50 兆円(開示は貸出の増加要因に個人ローンを挙げるのみで、残高は推定)。円貨貸出の 68% が変動金利で、利ざやは法人より薄い 0.90% とした。営業利益率は 20%。残高は名目で年 2.0%(中立)。預金ベータ 40% を前提にした。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。)

預かり資産・役務

投資信託・保険・事業承継・ビジネスマッチングなどの手数料。NISA の拡充と相続を背景に伸びる分野。

数量預かり資産+法人ソリューション取扱高(兆円)価格実効手数料率(%)売上営業利益
今 2026/03 0.5 1.0% 45 8
10 年後 中立 0.7 0.9% 60 14

取り方:役務取引等収益は中間期で 24 億円、年で 48 億円ほど。個人の預かり資産 1.4 兆円の大半は円預金なので、投資信託・保険の残高と法人向けソリューション(事業承継・M&A・私募債など)の取扱高を合わせて約 0.45 兆円と推定した(会社の数字ではない)。実効手数料率は 1.0% とおいた。営業利益率は 18%。預かり資産はお金の量なので名目で年 4.5%(中立)、手数料率は低コスト商品への流れで緩やかに下げる。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。)

預金運用・市場

貸出に回らない預金を、日銀の預け金や債券などで運用する部門。金利上昇でいちばん効く。

数量貸出に回らない預金(兆円)価格運用利ざや(%)売上営業利益
今 2026/03 0.3 1.2% 37 11
10 年後 中立 0.4 1.4% 54 20

取り方:預金 1.58 兆円から貸出 1.27 兆円を引いた約 0.31 兆円を 0.32 兆円とした(預貸率 80%)。運用利ざやは、預け金・債券の平均利回りから預金の払い金利を引いて 1.15% とおいた。営業利益率は 30%。有価証券の残高は 25/03 末で 2,636 億円と、23/03 末の 3,286 億円から減ってきた。短期金利が 2% へ上がる間、運用側はほぼ全部、預金側は 40% 分だけ上がるので、利ざやは中立で 10 年に +0.23% ほど広がるとおいた。債券の評価損の可能性は悲観側に入れる。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。)

リスクと懸念

債券の評価損と売却損

2024年3月期は、外貨建債券を全部売って33億円の赤字を出した。2025年3月末も、その他有価証券評価差額金は大きなマイナスだった。簡易の自己資本比率は4.4%と薄く、金利がさらに上がれば、国内債の含み損が自己資本を削る。

預金の獲得競争

ネット銀行や大手が高い金利で預金を取りにくれば、預金金利の追随が早まる。貸出の利回りが先行する今の追い風は、その分だけ弱まる。預金の運用で稼ぐ形の銀行は、この影響を最も受ける。

静岡県内の競争

大手の静岡銀行(しずおかフィナンシャルグループ)、スルガ銀行、県内の信用金庫が並び、貸出の価格競争が続く。清水銀行は首位でも二番手でもなく、値決めの力が弱い。

人口減と貸出の伸び悩み

静岡県の人口は360万人(全国10位)だが、減ることに変わりはない。貸出の量は名目でも年2〜3%ほどにとどまる。中小企業向けが貸出のほぼ全てで、需要の縮みを直接受ける。

目標の低さと達成の不安

2029年3月期の目標はROE5%以上、純利益40億円以上。資本コストを5〜6%と見る会社の認識は、市場の水準より低い。前の計画も、純利益と県内の中小企業向け貸出は目標に届かなかった。

自己資本の薄さ

規制上の連結自己資本比率は8.5%台で、最低の4%は上回るが、厚みはない。還元を急げば比率が下がり、貸出を増やしにくくなる。評価損や信用損失が出れば、資本の増強か還元の抑制を迫られる。

今後の分かれ目

2027年3月期の純利益が会社予想の25億円を超える
金利上昇が利益に乗り始めた証拠。中期計画の純利益40億円の達成可能性が高まるので、やや楽観の確率を上げてよい。
国内債・外債の評価損が膨らみ、その他有価証券評価差額金のマイナスが拡大する
自己資本が削られる合図。悲観側の確率を上げ、還元が抑えられる可能性を見る。
預金金利の引き上げ競争が激しくなり、預金の払い金利が貸出の利回りに追いつく
今の追い風が止まる合図。利ざやの広がりを小さく見直し、中立の利益を下げる。
政策保有株の縮減や自社株買いが数値目標つきで示される
資本の使い方が改まる合図。ROEの見通しを上げ、倍率の評価を少し上げる。
県内で再編や提携が発表される(SBIとの出資の拡大を含む)
持ち分の変化と統合比率を確かめる。効果は半分だけ数え、薄まる場合は悲観側に入れる。
TOB(株式公開買い付け)が発表される
時価総額が自己資本の4割と小さいため、評価されうる。稼ぐ力と自己資本の厚さを比べ、価格が見合うかを確かめる。

見ておくもの

  • コア業務純益と純利益(2027年3月期予想 25 億円。2029年3月期目標 40 億円)
  • その他有価証券評価差額金と国内債の含み損
  • 預金金利の払い方と預貸率(約 80%)
  • 規制上の連結自己資本比率(目標 8.5% 以上)
  • 与信関係費用と開示債権(総与信の 1% 前後)
  • 政策保有株式の縮減(2030年3月末までに約 20%)と自社株買い

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。k は 7.5% に quality +1.0% を足した 8.5%、g は 4.0%。10年後の中立・やや楽観・楽観は ROE(5.1%・6.1%・7.8%)が k を下回るため、PER は 1÷k=11.8 倍が上限で、その 8.5 割・9 割・10 割に置いた(楽観はほぼ上限)。やや悲観・悲観は ROE が k を大きく下回る構造的な負けで、稼ぐ力の弱さから 9.2 倍・8.8 倍に置いた。過去の PBR(今は 0.41 倍)や今の PER、同業の倍率は根拠にしていない。今の株価が倍でも半分でも、10年後の中立の倍率は動かない。k を 1% 上げて 9.5% にすると、PER の上限は 1÷k=10.5 倍に下がり、中立は 8.9 倍ほどになる。悲観の時価総額が 67 億円と低いのは、銀行の自己資本の大半が規制上の資本として事業に縛られ、売って現金にできる資産ではないため、床を帳簿でなく稼ぐ力(純利益 7.6 億円)で置いた結果である。区分別の残高は、貸出 1.27 兆円を法人・公共 0.77 兆円と個人 0.50 兆円に分けた推定で、開示ではない。銀行は店舗を借りて営むが、リースの影響は軽く、新リース会計(2028年3月期から)による数字の形の変化は10年後の数字に入れていない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.0% を足して k 8.5%(決まり v2。β・規模は使わない)。同じ地方銀行の小規模行(秋田・東邦・筑波)と同じ水準にした。個別のリスク(債券の評価損、預金競争)は k に足さず、筋書きと確率で表す。事業は傾いていないので extra は 0。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 株式会社清水銀行 — 中期経営計画(EDINET DB)
  2. 株式会社清水銀行 — 決算説明資料(EDINET DB)
  3. 株式会社清水銀行 — 統合報告書(EDINET DB)
  4. 清水銀行の事業内容・沿革(キタイシホン)

分析日 2026-10-16