株譜
AI 銘柄分析 · 銀行業 · 試作

筑邦銀行 8398

福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,618 円95 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,250 円132 億円差 −28.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,618 円95 億円 · 差 −28.1% · 期待の年率 +3.8%
期待の年率リターン(10 年)+3.8%資本コスト比 −4.5 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

筑邦銀行は、福岡県久留米市を本拠に筑後地域を地盤とする地方銀行だ。貸出は 5,900 億円、預金は 8,500 億円で、2026 年 3 月期の純利益は 12 億円。筆者は、10 年の本源価値は今の時価総額を下回ると見る。

理由は二つある。一つは収益が薄いことだ。純利益は自己資本の 3% 台で、10 年後も 3% 台にとどまり、資本コスト 8.25% に届かない。もう一つは、福岡市の大手行が筑後でも競争を仕掛けることだ。人口の減りは小さいが、貸出の金利を決める力は弱い。

追い風は金利と貸出の伸びだ。1 年で貸出が 273 億円増え、短期金利が 2% に上がれば、純利益は 12 億円から 16 億円まで伸びる。それでも PBR 0.37 倍の今の値段を支えるほどではない。

筆者なら、利ざやが広がって純利益が 17 億円を超えると確かめられるまで待つ。債券の評価損の縮み方と、アライアンスの収益化も見ておきたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、安く見えるが、儲ける力の弱さが気になる銀行だ。

時価総額は 135 億円で、自己資本 369 億円の 0.37 倍。純利益に対する PER は 12 倍弱だ。ただし、純利益は自己資本の 3% 台で、資本コストの半分にも届かない。ためた利益は、額面より低い価値でしか見られない。

事業の儲け口は広がらない。福岡県の人口の減りは小さいが、筑後は大手行との競争が厳しく、利ざやは構造的に薄い。金利が上がっても、広がる利ざやの多くは預金集めの費用と経費の増加に消える。

筆者なら、純利益が 17 億円を超えて安定し、自己資本比率が上向くまで買わない。例えば、経費率が下がり、手数料収入の比率が高まれば、見方は変わる。安全域は今の値段に十分にはない。地域に根ざした銀行は、経営が堅実なら長く続くが、続くことと儲かることは別だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、筑後地域の貸出と、預金で集めたお金の運用だ。

連結の貸出は 5,937 億円で、前の期より 273 億円増えた。中小企業向けと大企業向けが伸びた。預金は譲渡性預金を含めて 8,505 億円。余った資金は有価証券 2,177 億円で運用し、国債が増えた。純資産は 376 億円で、評価差額金の赤字は 26 億円まで縮んだ(前期は 71 億円)。

2026 年 3 月期は、経常収益が 258 億円で 34% 増え、経常利益は 14.9 億円、純利益は 11.5 億円だった。2027 年 3 月期は経常利益 21.9 億円、47% 増を見込む。

中期経営計画 2024(2024 年 4 月〜2027 年 3 月)は、連結純利益 15 億円以上、コア業務純益 22 億円以上を掲げる。2025 年度の実績はそれぞれ 11.5 億円と 20.6 億円で、まだ届かない。地域の取引先を結ぶ「まちのわ」の収益は、目標 1.8 億円に対して 0.5 億円にとどまる。預金の取り込みでは、地元の個人預金が調達の柱で、法人預金と公金預金がそれを補う。

優良さと弱いところ

良さは地域に根ざした貸出の伸びにあり、弱さは収益の薄さにある。

良い点は、貸出が 1 年で 5% 近く増えたことだ。国内基準の自己資本比率は連結 8.70% と、最低基準の 4% を倍以上上回る。評価差額金の赤字も前の期の 3 分の 1 まで縮んだ。福岡県は全国に比べて人口の減りが小さく、2050 年で 13% 減にとどまる。

弱い点は二つある。一つ目に、純利益の自己資本に対する比率は 3% 前後と、資本コストに遠く及ばない。経費率が高く、利ざやが 1% を切る中で、利益はほとんど残らない。二つ目に、筑後は福岡銀行や西日本シティ銀行といった大手が店舗を置き、貸出の金利は競争が決める。

quality は、循環 +0.5%、値決め力 +0.25%(筑後は大手行と競合)、借金 0%、寿命 0% の合計 +0.75%、k は 8.25% とした。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、2024 年の政策金利の解除で「金利のある世界」に入った。

短期金利が 2% に上がる間、変動金利の貸出はほぼ全部が上がる。預金金利は預金ベータ(4 割ほど)の分だけ遅れて追うので、利ざやは広がる。10 年後に短期 2%・長期 3% で落ち着けば、貸出の利ざやは今より 0.4% ほど高い水準で安定する。債券は金利が上がると評価損が出るが、満期まで持てば元本は戻る。

筑後地域の需要は、福岡県全体の人口の減りの小ささに支えられる。福岡県は 2050 年に人口が 13% 減る見通しで、全国の中では緩やかだ。一方で、久留米市や大牟田市を含む筑後は福岡市の成長から離れ、県の平均より厳しい動きになりうる。

競争は大手行との勝負だ。福岡銀行(ふくおかフィナンシャルグループ)、西日本シティ銀行(西日本フィナンシャルホールディングス)は、筑後でも法人取引を取りにくる。九州では再編が続いており、小さな銀行は、システムの費用と人材の面で厳しくなる。分かれ目は、地域の取引先との関係を手数料に変えられるかにある。

資本政策と M&A

資本の使い方は、配当を 2 割台半ばに抑え、残りを自己資本に回す形だ。

配当は中間と期末の半々で払い、配当性向は 25% 前後で、自社株買いは行っていない。単体の自己資本比率の目標は 8.0% 以上で、実績は 8.36%。

再編・提携では、アライアンスで他行と手数料や運用の連携を進め、2025 年度は 4.2 億円の収益貢献があった(目標は 6.2 億円)。経営統合の動きは今のところない。

筆者は、自己資本が薄い中で配当を急がず、自己資本比率を保つ方針を妥当と見る。ただ、純利益 15 億円を超えない限り、配当の増額は難しい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

筑邦銀行は、福岡県で人口の減りが小さい地域に根を張る。貸出は 1 年で 273 億円、5% 近く増え、短期金利が 2% に上がれば利ざやは広がる。2027 年 3 月期の経常利益は 21.9 億円と、47% の増益を見込む。純利益は 12 億円から 16 億円を超える水準まで伸びる余地がある。評価差額金の赤字は 71 億円から 26 億円へ縮み、自己資本は回復している。国内基準の自己資本比率は 8.70% あり、貸出を増やす余力が残る。アライアンスで運用や事業承継の収益が育てば、手数料の比率が高まる。時価総額は自己資本の 0.37 倍と安く、九州の再編が進めば、見直し買いも起きうる。足元の勢いが 10 年続く必要はない。名目で年 3% の伸びでも、利益は物価と金利で大きく増える。経費をかけて店を増やす段階は終わり、これからは既存の取引先との関係を深める段階に入る。地銀の再編でも、筑後に根を張る銀行には提携の余地が残る。

慎重な見方

純利益は自己資本の 3% 台で、資本コスト 8.25% に遠く及ばない。経費率が高く、金利が上がっても、広がる利ざやは預金集めの費用に消える。筑後は福岡銀行や西日本シティ銀行といった大手が店舗を置き、貸出の金利は競争が決める。福岡県の人口の減りは小さいが、久留米市や大牟田市を含む筑後は福岡市の成長から離れ、県の平均より厳しい動きになりうる。中計の目標(純利益 15 億円、コア業務純益 22 億円)は 2 年目の実績で届いておらず、アライアンスの収益貢献は目標の 7 割にとどまる。債券の評価損もまだ 26 億円残り、金利の急変で再び膨らむ。単純な自己資本比率は 4.0% と、余裕は小さい。地域の人口が踏みとどまっても、競争が利ざやを削る限り、利益は増えない。地方の小さな銀行は、システム更新の費用が重く、利益の多くがそこに消える。再編が進む九州では、小さな側が不利な条件を飲むことになりやすい。

どちらに重みを置いたか

薄い収益が利ざやの回復を上回ると見る。中立の 10 年後の時価総額は 125 億円、ROE は 3.4% にとどまる。今の時価総額 135 億円を下回る。ただし貸出の伸びと福岡県の人口の底堅さは本物で、悲観の確率は 10% と地銀の標準に抑え、やや悲観を 25% とした。楽観は、貸出の伸びが続き、純利益が 20 億円を超える道に限って 8% に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,625 円154 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 640 円37 億円)。 今の値に割り戻すと 1,618 円95 億円、今との差 −28.1%、 期待の年率 +3.8%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,219 円247 億円 905 円53 億円 +127.7% +8.6% 410 円24 億円
やや楽観 17% 3,641 円213 億円 802 円47 億円 +97.5% +7.0% 755 円44 億円
中立 40% 3,269 円192 億円 717 円42 億円 +77.1% +5.9% 1,594 円93 億円
やや悲観 25% 1,069 円63 億円 495 円29 億円 −30.5% −3.6% 391 円23 億円
悲観 10% 939 円55 億円 205 円12 億円 −49.2% −6.5% 114 円7 億円
加重平均100% 2,625 円154 億円640 円37 億円 +45.1% +3.8% 3,265 円191 億円

今の株価時価総額 2,250 円132 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:久留米・筑後で貸出を伸ばし続け、金利の追い風で純利益が 20 億円へ 利益 20 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 4,219 円247 億円

直近の貸出の伸び(1 年で 273 億円)が続き、福岡県南部の中小企業向けと自治体向けで残高が 7,700 億円まで増える。短期金利 2% の定着で貸出の利ざやが広がり、預金金利の上昇は預金ベータ 4 割の範囲に収まる。アライアンスで取り込んだ資産運用と事業承継の手数料が育つ。経費は物価と賃金で増えるが、共同システムの利用で膨らみを抑える。与信費用は平常の水準で、純利益は 20 億円。配当は性向 3 割台に引き上げる。福岡県南部は物流と農業関連の取引先が厚く、貸出の裾野が広い。預り資産の残高も増え、手数料が経費の一部を賄うようになる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.6(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.02(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 97 億円・営業利益 10 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 32 億円・営業利益 3 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 31 億円・営業利益 13 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 14 億円・営業利益 2 億円。n

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.3% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 247 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:貸出が年 5% 近いペースを 10 年続くのは地銀では例外に近い。8% に置いた。

やや楽観 17% やや楽観:中計を達成し、純利益が 17 億円台に乗る 利益 18 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 3,641 円213 億円

中期経営計画 2024 の純利益 15 億円を達成し、以後も貸出が名目で年 3% 台後半のペースで伸びる。福岡県は人口の減りが小さく、久留米市周辺の産業と物流が貸出を支える。有価証券は評価損が縮み、運用の利回りは緩やかに上がる。資産形成の手数料は新 NISA の定着で 4 割ほど増える。純利益は 17.6 億円で、配当は性向 3 割台を保つ。債券の評価差額金の赤字は満期とともに解消へ向かう。筑後の取引先との関係は深く、短期間では大手行に奪われにくい。与信費用は平常の水準で、純資産に対する利益は 4% に近づく。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.6(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 86 億円・営業利益 8 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 29 億円・営業利益 2 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 29 億円・営業利益 12 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 12 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.8% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 213 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の純利益 15 億円以上を達成し、その後も緩やかに伸びる標準より良い道。17% を置いた。

中立 40% 中立:利ざやは広がるが、薄い収益と経費の増加で ROE は 3% 台にとどまる十年 利益 16 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 3,269 円192 億円

短期金利 2%・長期 3% が定着し、貸出の利ざやは今より 0.4% 前後広い水準で落ち着く。福岡県の人口は 2050 年に 13% 減る見通しで、全国の中では減りが小さく、貸出は名目で年 2.7% 前後伸びる。事業性貸出は 5,400 億円、個人向けは 2,060 億円まで増える。預金金利は遅れて追い、広がった利ざやの一部は預金集めの競争で消える。経費は物価と賃金で増え、システム更新も続く。与信費用は景気の山と谷を均した水準に戻る。純利益は 15.8 億円。配当は性向 3 割で、残りは自己資本に積み上がる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 77 億円・営業利益 7 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 28 億円・営業利益 11 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.4% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 192 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利ざやの回復と経費の増加が相殺する地銀の標準的な筋書き。最も重く 40% を置いた。

やや悲観 25% やや悲観:福岡市の大手行に貸出を奪われ、利益が伸びない 利益 9 億円 · PER 6.8 倍 · 株価時価総額 1,069 円63 億円

福岡銀行や西日本シティ銀行が筑後地域の優良な取引先を取りにくる。貸出の利ざやは広がらないまま、預金金利だけが上がる。債券の評価損が再び膨らみ、自己資本比率の低下で貸出を絞る。貸出は名目で年 1.5% しか伸びない。与信費用は取引先の質の悪化で高止まりする。純利益は 9 億円まで落ち、配当は性向を保てず削る。再編の話が出ても、条件は小さな側に不利になる。貸出の伸びが鈍る中で経費だけが増え、本業の利益率は下がる。自己資本比率は保たれるが、貸出を増やす余力は小さい。預金の流出を防ぐため、金利を上げて預金を集めるが、費用が先に増える。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 60 億円・営業利益 3 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 21 億円・営業利益 1 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 22 億円・営業利益 8 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の ROE は 2.1%(純利益 9.2 億円 ÷ 自己資本 444 億円)。k 8.25%、g 3%、残る割合 1/2 で式の PER は 8.0 倍(ROE が k 以下なので上限は 1÷k = 12.1 倍)。式の 85% の 6.8 倍に置いた。

確率:福岡市に本拠を置く大手行は筑後にも店舗を持ち、競争が厳しい。小さな銀行の利益が伸びにくい標準的な悪い道として 25% を置いた。

悲観 10% 悲観:大手行への流出と評価損、信用コストの急増が重なる 利益 1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 939 円55 億円

構造的に負ける筋書き。福岡市の大手行とネット銀行に預金と優良な貸出先を奪われ、貸出が名目でも縮む。取引先の倒産で与信費用が急増し、利益はほとんど出ない。債券の評価損が自己資本を削り、国内基準の 8% 台の比率が 4% の最低基準に近づく。配当は止まり、自己資本は 290 億円まで減る。再編は救済に近い形になり、少数株主に不利な比率になりうる。貸出の縮小と利ざやの低下が重なり、純利益は 1 億円にも届かない。地域の取引先の信用が悪化し、貸倒引当金の積み増しが数期続く。自己資本比率の低下で貸出を増やせず、悪循環に入る。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 41 億円・営業利益 0 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 15 億円・営業利益 0 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 16 億円・営業利益 1 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。n

倍率:悲観の床は、今の自己資本(369 億円)に 0.15 を掛けた 55 億円。地銀の悲観の目安(0.45)より低いのは、悲観では利益が自己資本の 1 割にも届かず、自己資本が 1 割近く削られるため。純利益 ÷ k は 7 億円で、これを上回る床にはしない。

確率:過去に赤字を出した実績(2009 年 3 月期)があり、構造的な負けの再来を 10% に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共向け貸出

筑後地域の中小企業・事業性融資と自治体向けの貸出。

数量事業性・公共向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(預金調達差引後・率)売上営業利益
今 2026/03 0.4 0.01 42 3
10 年後 中立 0.5 0.01 77 7

取り方:連結の貸出は 5,937 億円(2026 年 3 月末、決算短信)。個人ローンの比率は確かめられず 3 割と置き、残りの約 7 割 4,150 億円を事業性・公共向けとした。利ざやは 1.0% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 14.9 億円に合わせた。

個人向け貸出

住宅ローン・個人ローンなど個人向けの貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 0.2 0.01 16 1
10 年後 中立 0.2 0.01 26 2

取り方:貸出の 3 割にあたる約 1,780 億円を個人向けと置いた。住宅ローンは競争が厳しく、利ざやは 0.9% と事業性より薄い。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 14.9 億円に合わせた。

有価証券・市場運用

国債・地方債・外債・投信・株式などの運用。

数量有価証券残高(兆円)価格運用利回り-調達(率、売買損益を含む)売上営業利益
今 2026/03 0.2 0.01 24 10
10 年後 中立 0.2 0.01 28 11

取り方:有価証券は 2,177 億円(2026 年 3 月末)。運用利回りから調達コストを引き、1.1% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 14.9 億円に合わせた。

手数料・預り資産

投信・保険の販売、為替・ローン関連の手数料。

数量預り資産残高(兆円)価格手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産)売上営業利益
今 2026/03 0.1 0.01 8 1
10 年後 中立 0.1 0.01 11 1

取り方:預り資産の残高は確かめられず、預金の約 1 割の 850 億円と置いた。為替・ローン手数料を含めた総額を預り資産で割った率を 0.95% と置いた。役務取引等収益は単体で 25 億円(中計の実績)。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 14.9 億円に合わせた。

リスクと懸念

大手行との競争

福岡銀行や西日本シティ銀行が筑後の優良な取引先を取りにくる。貸出の金利が下がり、利ざやが広がらないおそれがある。

債券の評価損

金利が想定より速く上がると、有価証券 2,177 億円に評価損が出る。評価差額金の赤字は 26 億円残り、自己資本比率の低下は貸出を絞る圧力になる。

経費の増加

物価と賃金の上昇、システム更新の費用で経費が増える。経費率が高いため、利ざやが広がっても利益が残りにくい。

与信費用の悪化

景気が悪化すると、取引先の倒産で与信費用が急増する。2009 年 3 月期に赤字を出した実績がある。

再編で不利な立場になる

九州では再編が続く。小さな銀行は、システムの費用と人材の面で劣勢になる。統合の条件が小さな側に不利になることもある。

今後の分かれ目

2027 年 3 月期の経常利益が予想の 21.9 億円を超える
中計の純利益 15 億円が現実味を帯び、楽観側の重みが 8% から 15% 前後へ上がる。
短期金利が 2% に届かず 1% 台前半で止まる
貸出の利ざやが広がらず、純利益は 13 億円前後にとどまる。中立の価値は 1 割ほど下がる。
福岡県内の地銀同士の経営統合の発表がある
統合の比率次第で、少数株主の取り分が変わる。筑邦銀行が小さな側になれば不利な比率になりうる。
債券の評価差額金の赤字が自己資本の 2 割を超える
貸出を絞って利益が落ち、悲観の確率が 10% から 20% 近くへ上がる。
純利益が 17 億円を超えて 2 期続く
利ざやの回復が経費の増加を上回った証拠になり、配当の増額が見込める。

見ておくもの

  • 貸出金の伸びと利ざや
  • 評価差額金の赤字の縮み方
  • コア業務純益と経費率
  • アライアンスの収益貢献額
  • 福岡県内の地銀の再編

倍率と資本コストの決め方

本源価値は、貸出・有価証券・手数料の利益から自己資本と ROE を式で組み、PER は ROE と k から決めた。今の PBR 0.37 倍や同業の PER は市場の見方であり、比較に使うだけで置き場にはしていない。貸出が足元で伸びている点は、10 年の伸びを名目で年 2.7% に落ち着けて反映した。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.4→12.12 倍・やや楽観 PER 8.6→12.12 倍・中立 PER 7.9→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% + quality 0.75% = 8.25%。個別のリスク(再編・評価損)は k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 筑邦銀行 有価証券報告書(FY2026)
  2. 筑邦銀行 2026年3月期決算(モネックス)
  3. 日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)

分析日 2026-10-20