株譜
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株式会社紀陽銀行 8370

大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,830 円3,537 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,552 円2,999 億円差 +17.9%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,830 円3,537 億円 · 差 +17.9% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +0.3 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

紀陽銀行は、和歌山県で預金の7割を握り、貸出の過半は大阪で稼ぐ地方銀行である。筆者の結論は、今の値段は適正の範囲というものだ。金利が上がる恩恵は大きいが、資本が薄く、その恩恵は景気が崩れると一気に削られる。

稼ぎの源泉は単純だ。短期金利が2%へ上がると、貸出の金利はすぐ上がり、預金の金利は遅れて追いかける。この差が利ざやとして残る。会社自身の試算では、政策金利が0.25%上がるごとに純利益が約30億円増える。2026年3月期の純利益は218億円で、今期は250億円を見込む。

弱みは二つある。一つは、本拠の和歌山が人口減の厳しい県であることだ。もう一つは、貸出の主戦場の大阪で、メガバンクや近畿の地銀連合と正面から競うことだ。大阪での貸出シェアは3.9%にとどまる。

10年後の中立は、純利益が約440億円、ROEが12%台である。資本が薄い分、ROEは高く出やすい。ただし、その高さは信用コストが平常に収まる前提で成り立つ。筆者は、強気の見方のほうがやや有利だが、悲観側の尾も軽くないと見る。

再編の面では、近畿で滋賀銀行と池田泉州、京都FGの連合の動きが進む。紀陽は単独のまま取り残される可能性もあれば、統合の相手として選ばれる可能性もある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、紀陽をオーナーとして持ち続けたいかと問うと、答えは条件つきの「はい」になる。和歌山の首位という堀は10年先も残る。そこで集めた安い預金を、成長する大阪で貸し出す構図もうまくできている。

気になるのは資本の薄さだ。ROEが10%を超えるのは、資本が薄いことの裏返しでもある。金利が追い風の間は株主にやさしいが、信用コストが平常に戻るだけで利益は2割削られる。景気後退が重なれば、配当や自社株買いより先に資本を守る局面が来る。

オーナー利益として見ると、利益の約3分の1は貸出の成長を支える資本として内部に残る。株主に自由に渡せるのは残りの3分の2程度だ。その還元の厚さは経営の姿勢として好ましい。

安全域については、確率で重みをつけた本質価値が今の時価総額をわずかに上回るにとどまる。筆者は、割安というほどの余裕はなく、買う側の安全域は厚くないと見る。堀の広さと利益の読みやすさは別問題だと考える。

何で稼ぐ会社か

紀陽銀行の本業は、和歌山県と大阪府を中心にした預金と貸出である。預金等の残高は約5兆円で、その7割が和歌山、3割が大阪にある。県内のメインバンクシェアは63%に達し、和歌山では事実上の公共インフラだ。

貸出残高は約4.3兆円で、構成は預金と逆になる。大阪が5割強、和歌山が3割弱、残りが東京と奈良である。大阪の貸出は2016年3月末の1.4兆円から約2.4兆円へ増えた。預金は地元で集め、貸出は成長する都市で運用する。これが紀陽の骨格だ。

収益は大きく四つに分かれる。法人向け貸出が最大で、中小企業と公共向けが中心だ。個人向けは住宅ローンが主力である。投資信託や保険などの預かり資産の手数料と、法人向けの相談料が第三の柱になる。第四が国債や社債などの有価証券の運用で、利ざやの薄い貸出を補う役割を果たす。

店舗は和歌山に69、大阪に42、奈良に2、東京に1の計114である。勘定系のシステムはBIPROGYのクラウドへ移し、システムの固定費を軽くした。かつて和歌山銀行と持株会社を作り、後に合併して一つの銀行に戻した経緯がある。いまは持株会社を介さず、単体の銀行として動く。

第7次中期経営計画(2024〜26年度)は、ROE8%以上と純利益210億円以上を掲げた。2026年3月期にROE9.0%と純利益218億円を出し、目標を1年早く超えた。中長期の目標はROE10%以上である。

優良さと弱いところ

紀陽の堀、つまり他社がまねできない強みは、和歌山での圧倒的な地位である。県内のメインバンクシェア63%は、法人も個人も取引先を簡単には動かさない状態を意味する。預金の7割がここで集まるため、調達の安さが利ざやを支える。

ただし、堀は県の外では薄い。大阪は人口が多く貸出需要が伸びる市場だが、3メガバンクとりそな系の関西みらい、池田泉州、信用金庫がひしめく。大阪府内の貸出シェアは3.9%で、価格を自分で決められる立場にない。紀陽が大阪で伸びているのは、メガバンクが取りこぼす中堅・中小の需要を拾ってきたからだ。

財務の厚みは平均的な地銀より薄い。自己資本は約2,500億円で、貸出に対する比率は他の大手地銀の6割ほどにとどまる。会社は自己資本比率を10〜11%程度に保つと説明しているが、有価証券の評価損や与信費用が重なると余裕が小さい。利益が出ている間はROEが高く見えるが、そのぶん景気後退に弱い。

経営の規律は改善している。2024年11月に配当性向40%を目安とする累進配当へ切り替え、自社株買いも年70〜90億円の規模で続けた。政策保有株の縮減目標は40億円から100億円へ引き上げ、前倒しで進めている。筆者は、資本配分の姿勢は評価できると見る。足りないのは堀の広さではなく、資本の余裕である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、金利のある世界に入ったばかりだ。短期金利が2%に向かう過程で、預金の金利は遅れて上がる。貸出の約半分が変動金利の紀陽は、この遅れの恩恵を受けやすい。預金金利は0.3%へ引き上げたが、紀陽は南都、池田泉州と足並みを揃えており、極端な預金獲得競争には入っていない。

量は伸びない。和歌山の人口は減り続け、地元の貸出は横ばいが精一杯だ。紀陽の成長は大阪の中堅企業への貸出と、預かり資産の手数料にかかっている。預かり資産は新NISAと相続で追い風だが、ネット証券との競争で手数料率は下がりやすい。

近畿の地銀再編が最大の変数である。2026年4月に、滋賀銀行と池田泉州ホールディングスが株式を持ち合う資本提携に踏み切った。将来の統合を否定していない。京都フィナンシャルグループを含む3行の統合観測も出ている。実現すれば、総資産が20兆円を超える関西最大級の連合が大阪の隣に生まれる。大阪を主戦場とする紀陽にとっては、競争が一段厳しくなる話だ。

一方で、再編は紀陽に選択肢も与える。大阪南部と和歌山の基盤は、統合を狙う側にとって魅力がある。紀陽自身は自力での成長を軸にしているが、10年のうちに提携や統合の相手として動く可能性は十分にある。

信用コストの正常化も避けられない。いまの与信費用は歴史的な低水準にある。景気が一巡すれば、大阪の不動産関連や中小企業向けで増える公算が大きい。

資本政策と M&A

還元は厚い。配当性向40%を目安に累進的な配当を続け、自社株買いを機動的に重ねる。2026年3月期は配当性向40.3%で、自社株買いは88億円だった。総還元性向は約8割にのぼる。2026年10月には株式を1対3に分割し、株主優待も新設した。個人株主を厚くする狙いである。

資本の使い道は、貸出の成長が先に来る。自己資本比率を10〜11%程度に保つ方針なので、貸出が伸びれば資本も食われる。還元を厚く保てるかは、利益が計画どおり伸びるかにかかる。

M&Aは小粒だ。紀陽リースを2023年に完全子会社にした。大きな買収の実績はない。むしろ近畿の再編の渦中で、買われる側にも組む側にもなりうる。kabufuの推定では、10年以内にTOBなどで買われる確率は14%ほどである。大株主に突出した持ち分はなく、信託口と従業員持株会が中心で、支配株主の影は見えない。

還元の点検(P3 2026-10-19):配当性向40%目安の累進配当+自社株買い機動的(2026/3期の総還元約8割)。中立の還元は約66%でその範囲。直さず。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利が2%へ上がる過程で、紀陽の利益は構造的に増える。会社の試算では、政策金利が0.25%上がるごとに純利益が約30億円増える。貸出の約半分が変動金利で、預金の7割は和歌山の個人・法人の預金である。金利が上がっても預金金利の追随は遅く、利ざやは広がる。

2026年3月期に純利益218億円、ROE9.0%を出し、第7次中期経営計画の目標を1年早く超えた。今期の予想は純利益250億円で、市場の予想では2028年3月期に300億円台へ進む。

大阪には伸びる余地がある。貸出残高は10年で1.4兆円から2.4兆円へ増えたが、府内のシェアはまだ3.9%だ。メガバンクや大手の地銀が取りにくい中堅企業の需要を、紀陽は着実に拾っている。和歌山の預金という安い調達源と、大阪の成長する貸出を組み合わせた構造は、他の地銀にはまねしにくい。

再編も追い風になりうる。近畿で池田泉州、滋賀、京都の連合が進めば、規模を求める側は大阪南部と和歌山の基盤を欲しがる。統合の相手として高く評価される可能性があり、10年の間に株主が得をする場面は十分にある。還元も厚く、配当と自社株買いで利益の約8割を返している。

慎重な見方

利益が増えているのは金利の追い風であり、事業の力が急に上がったわけではない。追い風が一巡すれば、残るのは人口の減る和歌山と、競争の激しい大阪だ。大阪府内のシェアは3.9%にすぎず、価格を自分で決められない。

自己資本が薄いのも問題だ。有価証券の評価損が出る局面や、大阪の不動産関連・中小企業向けの与信費用が増える局面では、資本の余裕がすぐに小さくなる。ROEが高く見えるのは、分母が小さいからでもある。景気後退が一度来れば、還元より資本の確保が優先され、配当も自社株買いも抑えられる。

近畿の再編は紀陽に不利に働く。滋賀銀行と池田泉州の資本提携、京都を含む3行統合の観測は、大阪での競争相手が大きくなることを意味する。規模が小さいまま取り残されれば、システムや人件費の面で劣後する。預金の争奪も、他行が金利を上げれば紀陽も追わざるをえない。

預かり資産の手数料は、ネット証券との競争で率が下がる。法人貸出は、メガバンクが大阪の中堅層に降りてくれば、利ざやが削られる。10年先に、今の高い成長を前提に株価を測るのは危うい。

どちらに重みを置いたか

金利の追い風が10年のあいだ利益を押し上げる点では、強気の見方が優勢である。和歌山の首位と、会社の目標を超えた実績の裏づけも強い。一方で、資本の薄さと大阪での競争力の弱さは、慎重な見方の指摘どおりで軽くない。中立に最も重みを置き、悲観側にはやや厚めの確率を残した。楽観側は再編で評価される可能性まで含めても、1割にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,595 円5,014 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,026 円1,984 億円)。 今の値に割り戻すと 1,830 円3,537 億円、今との差 +17.9%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 4,417 円8,536 億円 1,470 円2,840 億円 +279.3% +14.3% 589 円1,138 億円
やや楽観 24% 3,788 円7,320 億円 1,315 円2,541 億円 +228.8% +12.6% 1,225 円2,367 億円
中立 30% 3,089 円5,970 億円 1,120 円2,165 億円 +171.2% +10.5% 1,263 円2,440 億円
やや悲観 23% 1,200 円2,318 億円 709 円1,370 億円 +23.0% +2.1% 439 円848 億円
悲観 13% 316 円612 億円 498 円962 億円 −47.5% −6.2% 106 円205 億円
加重平均100% 2,595 円5,014 億円1,026 円1,984 億円 +133.3% +8.8% 3,621 円6,998 億円

今の株価時価総額 1,552 円2,999 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 再編で評価され、大阪も伸びる最良の10年 利益 571 億円 · PER 15.0 倍 · 株価時価総額 4,417 円8,536 億円

短期金利2%・長期金利3%が定着し、貸出の利ざやは広がったまま安定する。大阪の中堅・中小向け貸出はメガバンクの隙間を拾い続け、府内のシェアは4%台の半ばまで上がる。預かり資産は新NISAと相続の流れに乗って残高が1.6倍に伸び、手数料が利ざや頼みの構図を和らげる。与信費用も景気が一巡する間、平常の範囲に収まる。政策保有株の売却で浮いた資本は自社株買いに回り、ROEは10年後も高い水準を保つ。近畿の再編では、紀陽が有力な統合の相手として評価され、企業価値がもう一段上がる。和歌山の首位という堀と、大阪の成長がきれいに噛み合う、地方銀行としては最もうまくいく10年になる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 4.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.7%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 753 億円・営業利益 474 億円。残高 4.38 兆円(名目)× 率 1.72%、利益率 63%
  • 個人向け貸出:数量 1.8(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.4%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 252 億円・営業利益 144 億円。残高 1.82 兆円(名目)× 率 1.38%、利益率 57%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.4(預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円))× 価格 0.9%(基礎残高あたりの手数料率(%))→ 売上 219 億円・営業利益 127 億円。残高 2.43 兆円(名目)× 率 0.90%、利益率 58%
  • 有価証券運用:数量 1.4(有価証券の平均残高(兆円))× 価格 1.5%(調達費用を引いた後の運用利回り(%))→ 売上 214 億円・営業利益 191 億円。残高 1.43 兆円(名目)× 率 1.50%、利益率 89%

倍率:事業の純利益 571 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.9% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.0 倍。全体の PER 14.95 倍、時価総額 8,536 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:金利の定着、大阪での中堅企業向けの伸び、預かり資産の拡大が10年そろう上位の想定で、確度は高くない。

やや楽観 24% 金利の追い風が定着し、堅実に伸びる 利益 508 億円 · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 3,788 円7,320 億円

金利が2%まで上がり、利ざやは中立より広めの水準で定着する。大阪の貸出は年3%台後半で伸び、紀陽は大阪の中堅市場で一定の地位を築く。預かり資産の手数料も計画どおり伸びる。与信費用は景気の山谷でならせば平常で、大きな損失は出ない。還元は配当性向40%に自社株買いを重ねる形が続き、自己資本は貸出の伸びに合わせて着実に積み上がる。近畿の再編は紀陽に直接関わらないが、競争が極端に厳しくなることもなく、単独の銀行として堅実に稼ぎ続ける。大きな上振れはないが、安定して資本コストを超える利益を出す10年である。

  • 法人・公共向け貸出:数量 4.3(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.7%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 707 億円・営業利益 429 億円。残高 4.26 兆円(名目)× 率 1.66%、利益率 61%
  • 個人向け貸出:数量 1.8(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 237 億円・営業利益 129 億円。残高 1.78 兆円(名目)× 率 1.33%、利益率 54%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.3(預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円))× 価格 0.9%(基礎残高あたりの手数料率(%))→ 売上 202 億円・営業利益 112 億円。残高 2.33 兆円(名目)× 率 0.87%、利益率 55%
  • 有価証券運用:数量 1.4(有価証券の平均残高(兆円))× 価格 1.5%(調達費用を引いた後の運用利回り(%))→ 売上 201 億円・営業利益 178 億円。残高 1.38 兆円(名目)× 率 1.46%、利益率 89%

倍率:事業の純利益 508 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.3% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍。全体の PER 14.41 倍、時価総額 7,320 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の方向が10年おおむね維持され、利ざやの拡大と還元の厚さが続く上位レンジ。

中立 30% 中立:金利は定着し、和歌山の首位と大阪の拡大が続く 利益 438 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 3,089 円5,970 億円

短期金利は2%、長期金利は3%に定着する。貸出の利ざやは今より広がるが、預金金利が追いつくため、広がりは途中で頭打ちになる。大阪の貸出は年3%台で伸び、和歌山は横ばいである。預かり資産は残高が伸びる一方、手数料率はほぼ横ばいで、収益の柱の一つとして育つ。与信費用は景気が一巡する間に平常の水準まで戻り、今の低さは続かない。還元は利益の約3分の2を配当と自社株買いで返し、残りで貸出の成長を支える。近畿の再編には直接参加せず、単独の銀行として歩む。和歌山の堀と大阪の拡大で、資本コストを上回る利益を出し続ける、特別な上振れも下振れもない10年である。

  • 法人・公共向け貸出:数量 4.1(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.6%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 654 億円・営業利益 377 億円。残高 4.14 兆円(名目)× 率 1.58%、利益率 58%
  • 個人向け貸出:数量 1.8(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 223 億円・営業利益 115 億円。残高 1.75 兆円(名目)× 率 1.27%、利益率 52%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.2(預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円))× 価格 0.8%(基礎残高あたりの手数料率(%))→ 売上 184 億円・営業利益 95 億円。残高 2.22 兆円(名目)× 率 0.83%、利益率 52%
  • 有価証券運用:数量 1.3(有価証券の平均残高(兆円))× 価格 1.4%(調達費用を引いた後の運用利回り(%))→ 売上 185 億円・営業利益 162 億円。残高 1.32 兆円(名目)× 率 1.40%、利益率 88%

倍率:事業の純利益 438 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.2% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍。全体の PER 13.63 倍、時価総額 5,970 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期2%・長期3%が定着し、与信費用も景気一巡でならせば平常に戻る、最も重みを置く中心の筋書き。

やや悲観 23% 大阪の競争に押され、利ざやが伸びない 利益 224 億円 · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 1,200 円2,318 億円

金利は上がるが、他行が預金金利を先に上げて預金を奪いに来るため、紀陽も追いかけ、利ざやの広がりは中立の6割ほどにとどまる。滋賀銀行と池田泉州の連合、さらに京都を含む統合が進み、大阪の中堅市場で価格競争が強まる。貸出の伸びは年2%台に鈍る。預かり資産の手数料はネット証券に引きずられて率が下がる。大阪の不動産関連の与信費用が膨らみ、景気の谷では純利益が大きく削られる。自社株買いは抑えられ、還元は利益の約6割にとどまる。和歌山の首位は守るが、成長は大阪の競争に阻まれ、資本コストをやっと超えるかどうかの利益にとどまる10年になる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 3.7(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.4%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 498 億円・営業利益 232 億円。残高 3.66 兆円(名目)× 率 1.36%、利益率 47%
  • 個人向け貸出:数量 1.5(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 166 億円・営業利益 62 億円。残高 1.54 兆円(名目)× 率 1.08%、利益率 37%
  • 預かり資産・手数料:数量 1.9(預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円))× 価格 0.7%(基礎残高あたりの手数料率(%))→ 売上 139 億円・営業利益 55 億円。残高 1.88 兆円(名目)× 率 0.74%、利益率 40%
  • 有価証券運用:数量 1.2(有価証券の平均残高(兆円))× 価格 1.2%(調達費用を引いた後の運用利回り(%))→ 売上 145 億円・営業利益 123 億円。残高 1.19 兆円(名目)× 率 1.22%、利益率 85%

倍率:10年後のROE6.8%(純利益224億円÷自己資本3,315億円)は k8.5% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=11.8倍までが上限。競争で稼ぐ力が鈍る姿。上限の7.6割に置き、10.35倍。

確率:大阪で近畿の地銀連合とメガバンクに押され、預金金利の競争も激しくなる。10年では停滞する年が相応に混ざる。

悲観 13% 構造的に負け、薄い資本が足かせになる10年 利益 65 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 316 円612 億円

10年のどこかで世界的な信用収縮が起き、大阪の不動産関連と中小企業向けで与信費用が急増する。債券の評価損も重なり、薄い自己資本が大きく傷む。この間、近畿の地銀が統合を進めて規模を増し、紀陽は大阪で価格競争に負けて貸出の伸びを失う。預金はより高い金利を出す他行やネット銀行へ流れ、調達の安さという強みが崩れる。資本を守るため自社株買いは止まり、配当も抑えられる。再編でも有力な相手に選ばれず、単独で縮小均衡に入る。和歌山の首位は残るが、人口減で預金そのものが細り、資本コストに届かない利益しか出せない、構造的に負けた銀行の10年である。

  • 法人・公共向け貸出:数量 3.0(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 330 億円・営業利益 91 億円。残高 3.00 兆円(名目)× 率 1.10%、利益率 28%
  • 個人向け貸出:数量 1.3(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.9%(貸出と預金の差による利ざや(%))→ 売上 110 億円・営業利益 16 億円。残高 1.28 兆円(名目)× 率 0.86%、利益率 14%
  • 預かり資産・手数料:数量 1.5(預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円))× 価格 0.7%(基礎残高あたりの手数料率(%))→ 売上 99 億円・営業利益 25 億円。残高 1.50 兆円(名目)× 率 0.66%、利益率 25%
  • 有価証券運用:数量 1.0(有価証券の平均残高(兆円))× 価格 1.0%(調達費用を引いた後の運用利回り(%))→ 売上 104 億円・営業利益 84 億円。残高 1.04 兆円(名目)× 率 1.00%、利益率 81%

倍率:10年後のROE2.7%(純利益65億円÷自己資本2,428億円)は k8.5% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=11.8倍までが上限。構造的に負けて優良でなくなった姿。上限の6.9割に置き、9.41倍。今の自己資本2,475億円に対する倍率は0.25倍。稼ぐ力から出した値で、自己資本の何割という置き方はしていない。悲観の利益は、貸出の利ざやが競争で縮み与信費用が重い構造から、ROE約3%(純利益65億円)に置いた。

確率:リーマン級の信用収縮に、大阪の価格競争、預金流出、近畿の再編での孤立が重なる複合の悪材料。10年という期間で相応の確率を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共向け貸出

和歌山・大阪の中堅・中小企業と、自治体など公共向けの貸出。紀陽の利益の最大の柱。

数量事業性・公共向け貸出残高(兆円)価格貸出と預金の差による利ざや(%)売上営業利益
今 2026/03 3.0 1.3% 375 169
10 年後 中立 4.1 1.6% 654 377

取り方:貸出残高は約4.35兆円(2026年3月末)。法人・事業性・公共向けを約3.0兆円、個人向けを約1.35兆円に分けた(開示の内訳ではなく推定)。預金運用の益まで含めた利ざやを1.25%、経費を割り振った後の営業利益率を45%とした。10年の中立では、預金ベータ(政策金利の上げに預金金利が付いていく割合)を40%と置き、法人の利ざやは約0.35%広がると見た。残高はお金の量なので名目で年3.4%伸びる(大阪の中堅向けが牽引、和歌山は横ばい)。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+26%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

個人向け貸出

住宅ローンを中心とする個人向け貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格貸出と預金の差による利ざや(%)売上営業利益
今 2026/03 1.4 1.0% 128 45
10 年後 中立 1.8 1.3% 223 115

取り方:個人向けを約1.35兆円と推定し、住宅ローンの薄い利ざやを0.95%、経費を割り振った後の営業利益率を35%とした。固定金利や定期預金の遅れを含め、中立の利ざやは10年で約0.32%広がると置いた。残高は名目で年2.7%(和歌山の人口減を織り込み、法人より低い)。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+34%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

預かり資産・手数料

投資信託・保険・国債の販売と、法人向けの相談・決済の手数料。

数量預かり資産と法人取引の基礎残高(兆円)価格基礎残高あたりの手数料率(%)売上営業利益
今 2026/03 1.5 0.9% 128 64
10 年後 中立 2.2 0.8% 184 95

取り方:預かり資産の残高と法人向け手数料の基礎を約1.5兆円、手数料率を0.85%と推定した(開示の内訳ではない)。営業利益率は50%。預かり資産は新NISAと相続で残高が名目年4%で伸びるが、ネット証券との競争で手数料率は物価に連れて上がらず、ほぼ横ばいに置いた。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。率は10年でほぼ横ばい。二重がけなし)

有価証券運用

債券・投資信託などの運用(政策保有株を除く)。預貸の差を超える余った資金の運用先。

数量有価証券の平均残高(兆円)価格調達費用を引いた後の運用利回り(%)売上営業利益
今 2026/03 1.1 1.1% 121 103
10 年後 中立 1.3 1.4% 185 162

取り方:有価証券残高を約1.1兆円と推定し、調達費用を引いた後のキャリー収益率を1.10%、営業利益率を85%とした(推定)。債券の入れ替えが進み、利回りは10年で約1.4%まで切り上がる。政策保有株の売却益など一度きりの利益は、全社の調整に含める。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+27%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし) (R23c 点検:率の上昇の理由)短期金利が今の1%前後から2%へ、長期金利が3%へ上がる前提。満期を迎えた低利回りの債券が高い利回りに入れ替わる一方、預金コストは預金ベータ40%(業種共通の置き方・同じ会社の他のセグメントと同じ)だけ追うので、中立の率は10年で1.10%→1.40%(+0.30ポイント)。

リスクと懸念

信用コストの正常化

いまの与信費用は歴史的な低水準にある。景気が一巡すれば、大阪の不動産関連や中小企業向けで費用が増える。自己資本が薄いため、同じ費用増でも利益とROEへの響きが他の地銀より大きい。

和歌山の人口減

和歌山県は人口の減りが速い県の一つで、地元の貸出は横ばいが精一杯である。預金の7割をここで集める以上、預金の量も長期では減る方向にあり、調達の安さという強みが細る恐れがある。

大阪での競争と再編

貸出の過半を占める大阪では、3メガバンク、関西みらい、池田泉州、信用金庫と競う。滋賀銀行と池田泉州の資本提携や京都を含む3行統合の観測が進めば、競争相手がさらに大きくなる。紀陽が取り残される筋書きもある。

有価証券の評価損

運用の中心は国内債券で、長期金利が上がると評価損が出る。2024年3月期には評価損益が約200億円のマイナスだった。評価損が自己資本に響くため、資本の薄い紀陽には他行より重い。

預金金利の競争

貸出の約半分が変動金利で、金利上昇の恩恵は大きい。ただし、他行が預金金利を先に上げて預金を奪いに来れば、紀陽も追わざるをえず、利ざやの拡大は想定より小さくなる。預金の移りやすさがネット銀行で増している。

預かり資産の手数料の低下

新NISAと相続で預かり資産は伸びるが、ネット証券の低い手数料に引きずられ、手数料率は下がりやすい。銀行の窓口での販売が主力のため、競争への対応が遅れると取引が流れる。

還元を維持できるか

総還元性向は約8割と高い。貸出が伸びるほど資本が要るため、景気が悪化すれば還元より資本の確保が先になる。自社株買いは機動的に増減する方針で、減らす局面では株価への影響が出やすい。

今後の分かれ目

日銀が短期金利を2%へ計画より速く上げたら
楽観寄りに確率を移してよい。貸出利回りと預金利回りの差が決算ごとにどれだけ広がるかで確かめる。
大阪の与信費用が四半期で急に増えたら
やや悲観・悲観の確率を上げる。不動産関連と中小企業のどちらで増えたかで深刻さが変わる。
紀陽が近畿の再編で提携や統合の相手として名前が出たら
統合の条件次第だが、評価を得る側なら楽観寄り、規模で劣る側なら悲観寄りに見直す。
和歌山の預金残高が減少に転じたら
調達の安さという強みが崩れ始めているとみて、やや悲観に重みを移す。
自己資本比率が10%を割り込み、自社株買いが止まったら
還元の前提が崩れる。純利益が残っていても中立の水準を下げて考える。
預かり資産の手数料が計画を上回って伸びたら
金利に頼らない収益が育っているとみて、やや楽観側の確率を上げる。

見ておくもの

  • 貸出利回りと預金利回りの差(決算ごと)
  • 大阪の貸出残高と与信費用
  • 和歌山の預金残高の増減
  • 自己資本比率と自社株買いの規模
  • 滋賀銀行・池田泉州・京都FGの統合の動き
  • 預かり資産の残高と手数料

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。楽観・やや楽観・中立は10年後のROEとk 8.5%(基本7.5%+quality 1.0%)・g 4.0%から利益ベースの正当化PERの上限を出し、その9.5・9.2・9割に置いた(下限は1÷k=11.8倍)。中立はROE12%台と高いが、資本が薄いことの裏返しで、ROEが高いことを成長の根拠にはしていない。やや悲観・悲観はROEが k に届かず、PERは1÷kが上限なので、その8.8割・8割に置いた。悲観の利益は、大阪の競争と預金金利の上昇で利ざやが縮み、与信費用と評価損が重い構造から、ROE約3%に置いた。過去の底値や今の倍率は根拠にしていない。kが1%高い(9.5%)と、10年の中立のPERは下がり、本質価値の差は小さくなる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.2→14.95 倍・やや楽観 PER 13.26→14.41 倍・中立 PER 12.27→13.63 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality +1.0% を足して k 8.5%(決まり v2。β・規模は使わない。内訳と理由は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず、利ざやで扱う。個別のリスク(大阪の競争・再編・資本の薄さ)は k に足さず、確率と筋書きで表す。事業は傾いていないので上乗せ(extra)は 0。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 紀陽銀行 決算説明資料の整理(EDINET DB)
  2. 紀陽銀行 2026年3月期 決算説明会資料
  3. 池田泉州・滋賀アライアンス(ダイヤモンド)

分析日 2026-10-16