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スナップオン SNA

整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)305.94 ドル162 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)356.5 ドル189 億ドル差 −14.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 305.94 ドル162 億ドル · 差 −14.2% · 期待の年率 +4.8%
期待の年率リターン(10 年)+4.8%資本コスト比 −3.0 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

スナップオン(Snap-on)は、整備士の職場へ自社のバンが週ごとに回り、工具・工具箱・診断機を売って代金を割賦で受ける会社である。独立の修理工場には診断機・修理情報・足回り機器を、航空・軍・電力などには産業用の工具を売る。2025 年(53 週)は売上 47.4 億ドル、金融子会社を除く営業利益 10.5 億ドル(営業利益率 22.1%)、金融子会社の営業利益 2.8 億ドル、純利益 10.2 億ドル(GAAP)。2026 年 4〜6 月は売上が 4.7% 増(既存事業で 3.0% 増)と持ち直し、産業向けが 11% 増えた。第 3 四半期の決算は 10 月 22 日で、ここでは 4〜6 月までを使った。

評価では、現金 16.2 億ドルと金融子会社を事業から切り離した。借入 12.0 億ドルは整備士への債権 24.4 億ドルを支える金融子会社の資金と見て、事業の純現金(16.2 億ドル)に混ぜない。金融子会社は自己資本(推定 12.2 億ドル)で評価する。事業の利益率は高く(自己資本利益率 26%、現金と金融子会社を除く)、再投資が少なくて済むので、株主へ還元できる割合が高い。

売上は整備士の数 × シェア × 1 人あたりの購入額で積み、マトコ・マック・コーンウェルとの競合を筋書きごとに置いた。中立では 10 年で純利益が年 4% 伸び、利益ベースの倍率は今の PER(約 19 倍)より低い。

倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g/RONIC)/(k − g)(k 7.75%・g は上限の 4%・事業の ROE 16%・moat=普通)で、10 年の中立の上限は 17.8 倍。これの 8 割(14.2 倍)に置いた(整備士向けのバン販売網とブランドで利益率 22% が安定し現金も厚いが、ROE は金融子会社と現金を含む値で、電動化による工具の入れ替わりもある)。総合は今の時価総額に対し −17% で「やや割高」。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、スナップオンは理解しやすい事業である。整備士は 10 年後も車を直し、工具箱は消耗品でも資産でもあり、バンは毎週来る。堀は販売網と品質で、10 年で今より強くなる要素(車の複雑化・診断機)と弱まる要素(電動化でエンジン関連工具が減る、整備士が買い控える)が混ざる。

オーナー利益は、現金と金融子会社を除いた事業で純利益約 8.0 億ドル、必要な再投資は成長 4% に対し約 15% なので、株主のものになる利益はその 85% 前後に当たる。経営は買収を小型にとどめ、配当と自社株買いで 8 割近くを返し、資本配分で価値を壊していない。

注意する点は、式の倍率の高さである。k が 7.75% と低く、自己資本利益率が高いと、正当化される倍率の上限は 18 倍前後まで上がる。この高さは安全域を保証しない。そこで中立は上限の 8 割(14.2 倍)に置き、悲観の筋書きには景気後退とバン店主の疲弊を置いた。金融子会社は自己資本の 2〜3 倍で評価され、貸し倒れ次第で価値が揺れる。結論は計算が決める。

何で稼ぐ会社か

売上は 4 つの塊でできている。第 1 が工具グループ(2025 年 19.6 億ドル、営業利益率 21.7%)で、約 4,700 の販売経路(米国約 3,400、会社所有は約 5%)の独立のバン店主に工具・工具箱・診断機を卸し、店主が整備士に週次で売る。1 経路あたりの年間売上は卸値で約 42 万ドルと見る。店主は整備士に割賦で売り、その債権の多くを金融子会社が持つ。

第 2 が修理システム・情報グループ(18.8 億ドル、26.7%)で、整備工場とディーラー向けの診断機、車種別の修理手順の情報(ミッチェル 1 など)、足回り機器(アライメント・タイヤ脱着・ブレーキ)を売る。購読と機器の更新が主で、車が複雑になるほど(先進運転支援の調整など)必要になる。第 3 が商業・産業グループ(14.6 億ドル、15.0%)で、航空・軍・電力・石油ガスなどの重要産業向けのトルク工具や診断、アジア・欧州の手工具。2026 年にはトルク工具のハイフォース(Hi-Force)と商用車の診断のディーゼル・ラップトップスを買った。

第 4 が金融子会社で、収益 4.1 億ドル、営業利益 2.8 億ドル。整備士向けの割賦・リース債権とバン店主向けの事業融資で、残高は 24.4 億ドル。収益率は約 17% と高く、貸し倒れは顧客と毎週会う販売網が抑える。セグメントの売上は内部取引(約 5.6 億ドル)を含むので、外部への売上は 47.4 億ドルになる。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は販売網で、整備士の仕事場に毎週同じバンが来て、その場で工具を手に取らせ、割賦で買わせる。工具は壊れた時に今すぐ要り、代わりの時間が整備士の稼ぎを削るので、価格より入手の速さと品質が買う理由になる。第 2 は品質とブランドで、整備士の間で工具箱が資産として扱われ、中古でも値が崩れにくい。第 3 は金融で、販売網が顧客の支払いを毎週見るので、貸し倒れが低く抑えられ、金融が販売を支える。

価格を決める力は強く、関税のコストも 2025 年は値上げと改善で吸収した。営業利益率は 2015 年の約 21% から 2025 年の約 26%(金融子会社を含む)まで上がった。自己資本利益率は 17%(現金が積み上がって薄まった)、現金と金融子会社を除くと約 26% になる。

弱い所は、バン店主の独立性と経済力に依存する点(店主が減れば販売網が細る)、整備士が高額な買い物を控える時に売上が鈍る点(2023〜2025 年の工具グループの売上はほぼ横ばい)、産業向けの利益率が 15% と低く一貫していない点である。マトコ(ヴォンティア傘下)とマック、コーンウェルは同じ形で戦い、価格で攻められる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

車の平均車齢は米国で 12.8 年(2025 年)まで上がり、修理需要の下支えになる。整備士は不足し(年間の求人は約 6.8 万人、平均年齢は約 40 歳)、工場は 1 人あたりの稼ぎを増やすために道具と診断機に投資する。車の電動化と運転支援で修理の中身が変わり、診断機・情報・調整機器の売上が増える一方、エンジン関連の工具の需要は長期で減る。

工具バンの競争は寡占で、スナップオンの米国の経路は約 3,400、マトコは 1,900 超の販売店(ヴォンティア傘下)、マックとコーンウェルは数百から千台規模(掲示板の推定で、確かな数字ではない)。売上でスナップオンは世界のバン市場の 65% 前後と置いたが、これは推定で、マトコ約 5 億ドル・マック約 3 億ドル・コーンウェル約 1.5 億ドルなど他社の合計を約 10 億ドルと見た結果である。

2026 年は産業向けと診断で伸び、工具グループも 4〜6 月で 3% 増えた。ただし貸出の組成は 4.1% 減(整備士が割賦を控える)で、ディーラー向けの診断は鈍い。関税、中東の紛争、金利 5% の下で整備士が大型の買い物を控える状況が続く。産業向けは航空・軍・電力の設備投資に乗る。車が電動化へ進む過渡期には、整備士が持つ道具の種類が変わり、診断機と調整機器の購入が先に増え、エンジン関連の工具は後から減る。独立の修理工場のオーナーは人手不足の中で 1 人あたりの稼ぎを増やそうとし、診断・情報の購読と設備の更新に応じる。

資本政策と M&A

資本配分は規律がある。2025 年は配当 4.6 億ドルと自社株買い 3.3 億ドルで計 7.9 億ドル(純利益の 78%)を還元し、残りの自社株買いの枠は約 2.6 億ドル。設備投資は年約 1 億ドルで、事業が軽いため再投資は少ない。現金は 16.2 億ドルと積み上がり、2026 年上半期は買収に 1.6 億ドルを使った。買収は大型を避け、トルク工具・診断のような近い分野の小型が中心。

借入 12.0 億ドルは金融子会社の債権を支える資金と見る。2027 年に返済期の来る 3.17 億ドルを含め、借り換えで金利が約 4.2% から 5.75% に上がる。TOB や大型の再編の兆しは見当たらない。CEO のニック・ピンチュクは 2026 年も会長兼 CEO を務めている。自社株買いは割高で買わない姿勢が見え、2025 年は 98.7 万株を 3.3 億ドルで買い、株式報酬で増えた株を打ち消す形で正味の株数を毎年 1% 弱減らしてきた。配当は毎年増やす方針である。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

バン店主 1 人あたりの売上が伸び、整備士の稼ぎが上がる中で、工具の買い替えと診断機の購入が進む。車の複雑化で診断機・情報・調整機器が毎年買われ、修理システム・情報グループの利益率は 27% 近くに乗る。産業向けはトルク工具・航空・電力で伸び、買収が利益を足す。マトコとマックはバン店主の確保に苦しみ、スナップオンのシェアは 2〜3 ポイント上がる。関税は値上げで吸収でき、金融子会社の貸し倒れは低位が続く。式の倍率は高く、金融子会社も自己資本の 3 倍以上で評価される。

販売網の競争では、スナップオンの 1 ポイント分のシェアは、10 年後の規模で売上約 0.4 億ドル、営業利益で約 0.1 億ドルに当たる。マトコ(ヴォンティア傘下)が 1,900 超の販売店を持ち、マックとコーンウェルが続く中で、バン店主の質と整備士の与信管理で差がつくなら、スナップオンは今のシェア 65% 前後を保ち、さらに積み上げられる。金融子会社は整備士との毎週の接点で貸し倒れを抑え、債権 24.4 億ドルから年 2.8 億ドルを稼ぐ。現金 16.2 億ドルは景気後退でも会社を守る。

慎重な見方

整備士の数が増えず、購入額が物価に追いつかない状態が 3 年続いている。工具グループの売上は 2023 年から 2025 年までほぼ横ばいで、貸出の組成も減っている。産業向けは利益率 15% と低く、買収の統合が続くだけで利益が伸びない。マトコ・マックが値引きと与信でバン店主を取り込み、ハーバー・フレイトなどの安い工具とオンライン販売も食い込む。電動化でエンジン関連の工具は減り、診断と情報は車メーカー自身の直販と競争になる。金利 5% で整備士は割賦を控え、金融子会社の組成は減り続ける。

今の PER(約 19 倍)は利益ベースの上限(17.8 倍)を上回り、利益が伸びない・シェアが落ちる筋書きの下では倍率の縮みが重く効く。バリュー投資家は、現金と金融子会社の資産を床に見ても、工具の事業が平凡になれば倍率は縮むと考える。産業向けは 15% の利益率で、買収の統合に失敗すれば全社の利益を引き下げる。景気後退では整備士の購入が落ち、金融子会社の貸し倒れが 2 倍に増え、利益は 2025 年の約 6 割まで下がる。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、販売網と品質の堀、価格を決める力、現金の厚さで説得力がある。慎重な見方は、工具グループの売上が 3 年横ばいという事実と、金融子会社の組成減少、電動化で強い。中立の利益の伸びを年 4% にとどめ、シェアを小幅に下げ、1 人あたり購入額は物価を少し下回る置き方にした。

確率は楽観 8%・やや楽観 22%・中立 40%・やや悲観 20%・悲観 10% とした。悲観を 10% に厚くしたのは、リーマン級の景気後退で整備士の購入が落ち、金融子会社の貸し倒れが増える場合と、10 年で構造的にシェアと利益率を失う場合を同じ重みで見たため。倍率は利益ベースの正当化 PER の内側(中立は 8 割)に置き、総合は今の時価総額に対し −17% で「やや割高」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 395.09 ドル209 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 172.32 ドル91 億ドル)。 今の値に割り戻すと 305.94 ドル162 億ドル、今との差 −14.2%、 期待の年率 +4.8%(資本コスト 7.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 577.55 ドル306 億ドル 170.94 ドル91 億ドル +110.0% +7.7% 59.88 ドル32 億ドル
やや楽観 22% 487.92 ドル259 億ドル 173.96 ドル92 億ドル +85.7% +6.4% 145.62 ドル77 億ドル
中立 40% 408.87 ドル217 億ドル 176.98 ドル94 億ドル +64.4% +5.1% 234.34 ドル124 億ドル
やや悲観 20% 330.00 ドル175 億ドル 176.98 ドル94 億ドル +42.2% +3.6% 101.40 ドル54 億ドル
悲観 10% 120.00 ドル64 億ドル 141.89 ドル75 億ドル −26.5% −3.0% 26.19 ドル14 億ドル
加重平均100% 395.09 ドル209 億ドル172.32 ドル91 億ドル +59.2% +4.8% 567.42 ドル301 億ドル

今の株価時価総額 356.46 ドル189 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:販売網と診断で堀が広がり、利益が年 6〜7% 伸びる 利益 19 億ドル · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 577.55 ドル306 億ドル

2035 年。整備士は 164.0 万人(年 +0.9%)に増え、1 人あたりの購入額は物価並みの価格 1.42 倍、シェアは 67.5% に上がる(マトコ・マックがバン店主の確保に苦しむ)。工具グループは売上 31.4 億ドル、営業利益率 24.5%。修理システム・情報は市場 152.0 億ドル(実質年 +1.6%)× シェア 15.5% × 価格 1.45 倍で売上 34.2 億ドル、利益率 27.0%。商業・産業は市場 232.0 億ドル × シェア 9.2%(買収を含む)× 価格 1.45 倍で売上 30.9 億ドル、利益率 18.5%。金融子会社の債権は 38.0 億ドル。全社の営業利益 25.2 億ドル、純利益 19.00 億ドル(2025 年の 1.87 倍、年 6.5%)。競合に勝てば(工具のシェア +1 ポイントで売上 0.47 億ドル・営業利益 0.11 億ドル)上振れ、3 ポイント負ければ利益は約 0.3 億ドル減る。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 17.9 倍(g 4.0%・RONIC 12.2%・k 7.75%)の 9.0 割で PER 16.1 倍、時価総額は 306 億ドル。

  • 工具(整備士へのバン販売):数量 164(バン販売の対象整備士(万人))× 価格 19.2%(スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル))→ 売上 31 億ドル・営業利益 8 億ドル。整備士 164.0 万人 × シェア 67.5% × 1 人の年間購入 0.2 億ドル/万人(2025 年価格)× 価格 1.42 倍
  • 修理システム・情報:数量 152(診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 22.5%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 34 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 152.0 億ドル × シェア 15.5% × 価格 1.45 倍
  • 商業・産業:数量 232(産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 13.3%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 31 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 232.0 億ドル × シェア 9.2% × 価格 1.45 倍(買収分を含む)
  • 金融子会社(整備士への割賦債権):数量 38.0(金融債権・契約債権の残高(億ドル))× 価格 0.17(収益率(収益 ÷ 残高))→ 売上 6 億ドル・営業利益 4 億ドル。債権残高 38.0 億ドル × 収益率 17.0%(営業利益は利息控除前)

倍率:正当化 PER 17.9 倍(g 4.0%・RONIC 12.2%=k 7.75%+残る割合×(事業の ROE 16.6%−k)・moat=normal)に対して 16.1 倍(上限の 9.0 割)に置いた。販売網と診断で堀が広がり利益が年 6〜7% 伸びる最良の筋書き。利益の質が最も良く出るので上限の 9.0 割に置いた。

確率:販売網の堀が広がり、診断と産業の買収が積み上がる強気の筋。8%。

やや楽観 22% やや楽観:シェアを守り、診断と産業が伸びを補う 利益 17 億ドル · PER 15.2 倍 · 株価時価総額 487.92 ドル259 億ドル

2035 年。整備士は 160.0 万人(年 +0.6%)、価格 1.39 倍、シェア 66.0%(ほぼ維持)。工具グループは売上 29.4 億ドル、営業利益率 23.5%。修理システム・情報は市場 148.0 億ドル(実質年 +1.3%)× シェア 15.0% × 価格 1.42 倍で売上 31.5 億ドル、利益率 26.0%。商業・産業は市場 226.0 億ドル × シェア 8.9%(買収を含む)× 価格 1.43 倍で売上 28.9 億ドル、利益率 17.8%。金融子会社の債権は 36.0 億ドル。全社の営業利益 22.6 億ドル、純利益 17.05 億ドル(2025 年の 1.68 倍、年 5.3%)。工具のシェア 1 ポイントは売上 0.44 億ドル・営業利益 0.10 億ドル。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 17.8 倍(g 4.0%・RONIC 12.1%・k 7.75%)の 8.5 割で PER 15.2 倍、時価総額は 259 億ドル。

  • 工具(整備士へのバン販売):数量 160(バン販売の対象整備士(万人))× 価格 18.4%(スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル))→ 売上 29 億ドル・営業利益 7 億ドル。整備士 160.0 万人 × シェア 66.0% × 1 人の年間購入 0.2 億ドル/万人(2025 年価格)× 価格 1.39 倍
  • 修理システム・情報:数量 148(診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 21.3%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 32 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 148.0 億ドル × シェア 15.0% × 価格 1.42 倍
  • 商業・産業:数量 226(産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 12.8%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 29 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 226.0 億ドル × シェア 8.9% × 価格 1.43 倍(買収分を含む)
  • 金融子会社(整備士への割賦債権):数量 36.0(金融債権・契約債権の残高(億ドル))× 価格 0.17(収益率(収益 ÷ 残高))→ 売上 6 億ドル・営業利益 4 億ドル。債権残高 36.0 億ドル × 収益率 16.9%(営業利益は利息控除前)

倍率:正当化 PER 17.8 倍(g 4.0%・RONIC 12.1%=k 7.75%+残る割合×(事業の ROE 16.4%−k)・moat=normal)に対して 15.2 倍(上限の 8.5 割)に置いた。シェアを守り、診断と産業が伸びを補う筋書き。楽観より控えめなので一段下の上限の 8.5 割。

確率:シェアを守り診断と産業が伸びを補う。2 割強。

中立 40% 中立:シェアを小さく譲りつつ価格で成長し、利益は年 4% 利益 15 億ドル · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 408.87 ドル217 億ドル

2035 年。整備士は 156.0 万人(年 +0.4%)、購入額は価格 1.36 倍(物価 1.41 倍を下回る。道具の持ちがよく、小物と診断機に購入が移るため)、シェアは 64.5% に下がる(マトコ・マックの値引きと与信)。工具グループは売上 27.4 億ドル、営業利益率 22.5%。修理システム・情報は市場 143.3 億ドル(実質年 +1.0%)× シェア 14.4% × 価格 1.40 倍で売上 29.0 億ドル、利益率 25.0%。商業・産業は市場 221.0 億ドル × シェア 8.6%(買収を含む)× 価格 1.41 倍で売上 27.0 億ドル、利益率 17.0%。金融子会社の債権は 34.0 億ドル。全社の営業利益 20.2 億ドル、純利益 15.22 億ドル(2025 年の 1.50 倍、年 4.1%)。シェア 1 ポイントは売上 0.42 億ドル・営業利益 0.10 億ドル。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 17.8 倍(g 4.0%・RONIC 12.0%・k 7.75%)の 8.0 割で PER 14.2 倍、時価総額は 217 億ドル。

  • 工具(整備士へのバン販売):数量 156(バン販売の対象整備士(万人))× 価格 17.5%(スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル))→ 売上 27 億ドル・営業利益 6 億ドル。整備士 156.0 万人 × シェア 64.5% × 1 人の年間購入 0.2 億ドル/万人(2025 年価格)× 価格 1.36 倍
  • 修理システム・情報:数量 143(診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 20.2%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 29 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 143.3 億ドル × シェア 14.4% × 価格 1.40 倍
  • 商業・産業:数量 221(産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 12.2%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 27 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 221.0 億ドル × シェア 8.6% × 価格 1.41 倍(買収分を含む)
  • 金融子会社(整備士への割賦債権):数量 34.0(金融債権・契約債権の残高(億ドル))× 価格 0.17(収益率(収益 ÷ 残高))→ 売上 6 億ドル・営業利益 4 億ドル。債権残高 34.0 億ドル × 収益率 16.8%(営業利益は利息控除前)

倍率:正当化 PER 17.8 倍(g 4.0%・RONIC 12.0%=k 7.75%+残る割合×(事業の ROE 16.3%−k)・moat=normal)に対して 14.2 倍(上限の 8.0 割)に置いた。整備士向けのバン販売網とブランドで利益率 22% が安定し現金も厚いが、ROE は金融子会社と現金を含む値で、電動化による工具の入れ替わりもあるので上限の 8.0 割。

確率:シェアを小さく譲り価格で伸びる、業界ノートの中立(整備士 +0.4%/年、価格は物価をやや下回る)に近い。4 割。

やや悲観 20% やや悲観:競合に譲り、整備士の数も減って、利益は年 2% 利益 13 億ドル · PER 13.7 倍 · 株価時価総額 330.00 ドル175 億ドル

2035 年。整備士は 152.0 万人(ほぼ横ばい)、価格 1.31 倍、シェアは 62.5%(競合に 3 ポイント譲る)。工具グループは売上 24.9 億ドル、営業利益率 21.0%。修理システム・情報は市場 138.0 億ドル(実質年 +0.6%)× シェア 13.8% × 価格 1.36 倍で売上 25.9 億ドル、利益率 24.0%。商業・産業は市場 210.0 億ドル × シェア 8.2%(買収を含む)× 価格 1.37 倍で売上 23.6 億ドル、利益率 15.5%。金融子会社の債権は 31.0 億ドル。全社の営業利益 16.9 億ドル、純利益 12.75 億ドル(2025 年の 1.25 倍、年 2.3%)。シェア 1 ポイントは売上 0.40 億ドル・営業利益 0.08 億ドル。3 ポイント譲ると利益は約 0.3 億ドル減る。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 17.6 倍(g 4.0%・RONIC 11.8%・k 7.75%)の 7.8 割で PER 13.7 倍、時価総額は 175 億ドル。

  • 工具(整備士へのバン販売):数量 152(バン販売の対象整備士(万人))× 価格 16.4%(スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル))→ 売上 25 億ドル・営業利益 5 億ドル。整備士 152.0 万人 × シェア 62.5% × 1 人の年間購入 0.2 億ドル/万人(2025 年価格)× 価格 1.31 倍
  • 修理システム・情報:数量 138(診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 18.8%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 26 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 138.0 億ドル × シェア 13.8% × 価格 1.36 倍
  • 商業・産業:数量 210(産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 11.2%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 24 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場 210.0 億ドル × シェア 8.2% × 価格 1.37 倍(買収分を含む)
  • 金融子会社(整備士への割賦債権):数量 31.0(金融債権・契約債権の残高(億ドル))× 価格 0.17(収益率(収益 ÷ 残高))→ 売上 5 億ドル・営業利益 3 億ドル。債権残高 31.0 億ドル × 収益率 16.5%(営業利益は利息控除前)

倍率:正当化 PER 17.6 倍(g 4.0%・RONIC 11.8%=k 7.75%+残る割合×(事業の ROE 15.8%−k)・moat=normal)に対して 13.7 倍(上限の 7.8 割)に置いた。競合に譲り整備士の数も減る筋書き。堀が削れた会社として中立より下の上限の 7.8 割。

確率:マトコ・マックに値引きで譲り、整備士の数も増えない姿。2 割。

悲観 10% 悲観:構造的に負け、工具の事業が平凡になる 利益 6 億ドル · PER 10.2 倍 · 株価時価総額 120.00 ドル64 億ドル

2035 年。構造的な負け。電動化でエンジン関連の工具が減り、整備士の数は 140.0 万人に縮み、安い工具のオンライン販売とマトコ・マックの与信競争でスナップオンのシェアは 65.5% から 55.0% に下がる。1 人あたりの購入額は価格 1.20 倍(物価の 1.41 倍に届かない)。工具グループは売上 18.5 億ドルと伸びず、営業利益率は 15.0%。診断と情報は車メーカーの直販と安い診断機に押され、市場 120.0 億ドルのシェアが 11.5% に落ちて売上 17.2 億ドル、利益率 19.0%。産業は 13.9 億ドル・9.0%。金融子会社は債権 24.0 億ドルに縮み貸し倒れも増える。全社の営業利益は 8.3 億ドル、純利益 6.22 億ドル。工具のシェア 1 ポイントは約 0.34 億ドルの売上で、ここでは 10 ポイント近くを失う。事業は平凡になったが、現金と金融の資産は残る。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 14.6 倍(g 4.0%・RONIC 8.9%・k 7.75%)の 7.0 割で PER 10.2 倍、時価総額は 64 億ドル。

  • 工具(整備士へのバン販売):数量 140(バン販売の対象整備士(万人))× 価格 13.2%(スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル))→ 売上 18 億ドル・営業利益 3 億ドル。整備士 140.0 万人 × シェア 55.0% × 1 人の年間購入 0.2 億ドル/万人(2025 年価格)× 価格 1.20 倍
  • 修理システム・情報:数量 120(診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 14.4%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 17 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 120.0 億ドル × シェア 11.5% × 価格 1.25 倍
  • 商業・産業:数量 170(産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 8.2%(スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 14 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場 170.0 億ドル × シェア 6.8% × 価格 1.20 倍(買収分を含む)
  • 金融子会社(整備士への割賦債権):数量 24.0(金融債権・契約債権の残高(億ドル))× 価格 0.16(収益率(収益 ÷ 残高))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。債権残高 24.0 億ドル × 収益率 16.0%(営業利益は利息控除前)

倍率:正当化 PER 14.6 倍(g 4.0%・RONIC 8.9%=k 7.75%+残る割合×(事業の ROE 10.0%−k)・moat=normal)に対して 10.2 倍(上限の 7.0 割)に置いた。構造的に負け、工具の事業が平凡になる筋書き。成長の弱さ・優良さの崩れは g と ROE に入れ、上限の 7.0 割に置いた。市場の評価倍率は根拠にしていない。

確率:電動化・直販・安い工具で構造的に負け、もう優良ではなくなる筋。景気後退の深さと同じ重みで 1 割。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

工具(整備士へのバン販売)

約 4,700 の販売経路(米国約 3,400)の独立のバン店主を通じて、整備士に工具・工具箱・診断機を売る。

数量バン販売の対象整備士(万人)価格スナップオンのシェア × 1 人あたりの年間購入額(億ドル/万人。0.2 = 2,000 ドル)売上営業利益
今 2025/12 150 13.1% 20 4
10 年後 中立 156 17.5% 27 6

取り方:世界でバンの販売圏にいる整備士を約 150 万人(推定。米国と、販売経路が届く欧州・アジア・カナダ)、1 人あたりの年間購入を卸値換算で約 2,000 ドル(推定)と置くと市場は約 30 億ドル。マトコ約 5 億ドル・マック約 3 億ドル・コーンウェル約 1.5 億ドルなど他社を約 10 億ドルと見て、スナップオンのシェアを売上ベースで 65.5%(推定)とした。売上 19.65 億ドルは 2025 年の工具グループの実績(セグメント内部の売上を含む)。1 経路あたり約 42 万ドル。営業利益 4.26 億ドル(21.7%)は実績。

修理システム・情報

修理工場とディーラー向けの診断機・修理情報(ミッチェル 1 など)・足回り機器。

数量診断・情報・修理機器の市場(億ドル、2025 年価格)価格スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 130 14.4% 19 5
10 年後 中立 143 20.2% 29 7

取り方:整備工場・ディーラー向けの診断機・修理情報・足回り機器の世界の市場を約 130 億ドル(推定)、シェア 14.4%(推定)と置いた。売上 18.77 億ドル・営業利益 5.01 億ドル(26.7%)は 2025 年の実績。2025 年は既存事業で +3.9%、2026 年 4〜6 月は +0.7%(ディーラーが弱い)。

商業・産業

航空・軍・電力・石油ガスなどの重要産業向けトルク工具・診断と、アジア・欧州の手工具。

数量産業・重要産業向け工具・診断の市場(億ドル、2025 年価格)価格スナップオンのシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 180 8.1% 15 2
10 年後 中立 221 12.2% 27 5

取り方:産業・重要産業向けの工具・診断の世界の市場を約 180 億ドル(推定)、シェア約 8.1%(推定)と置いた。売上 14.58 億ドル・営業利益 2.18 億ドル(15.0%)は 2025 年の実績。2025 年は既存事業で −2.1%、2026 年 4〜6 月は +11.0%。

金融子会社(整備士への割賦債権)

整備士への割賦・リースとバン店主への事業融資。借入は事業と分け、自己資本で評価する。

数量金融債権・契約債権の残高(億ドル)価格収益率(収益 ÷ 残高)売上営業利益
今 2025/12 24.4 0.17 4 3
10 年後 中立 34.0 0.17 6 4

取り方:金融債権 18.89 億ドル+契約債権 5.53 億ドル=残高 24.42 億ドル、収益 4.13 億ドル(17%)、営業利益 2.82 億ドル(利息控除前)。全社の借入 12.03 億ドルを金融子会社の資金とみなし、自己資本は 24.42 − 12.03 = 12.2 億ドル(推定。会社は金融子会社の資金を別掲していない)。借入の利息 0.5 億ドルは金融子会社が負担し、現金 16.2 億ドルは事業の純現金(借入と相殺しない)。

リスクと懸念

整備士の買い控えが長引く

工具グループの売上は 2023〜2025 年にほぼ横ばいで、貸出の組成も 2025 年 −5.2%、2026 年 4〜6 月 −4.1%。金利 5% の下で整備士が大型の買い物を控える状態が続けば、価格を物価並みに上げても数量が追いつかず、利益が伸びない。数量の弱さは金融子会社の組成にも出ており、売上と利益の両方に効く。

マトコ・マック・コーンウェルとの競争

同じ販売バンの形で戦う競合は、値引きと与信でバン店主を取りに来る。スナップオンの米国の経路は約 3,400 に対し、マトコは 1,900 超の販売店(ヴォンティア傘下)。シェア 1 ポイントは中立の 10 年後で売上約 0.4 億ドル。バン店主が競合へ移れば販売網が細り、整備士への接点が失われる。

金融子会社の貸し倒れと資金

割賦・リース債権は 24.4 億ドルで、整備士の景気に連動する。不況で貸し倒れが 2 倍になれば営業利益率は 68% から 55% へ下がり、営業利益で約 0.5 億ドル減る。借入 12.0 億ドルは借り換えで金利が約 4.2% から 5.75% に上がり、2027 年には 3.17 億ドルの返済期が来る。

電動化と車の変化

電動車はエンジン・排気・燃料の整備が減る一方、ブレーキ・足回り・電池の整備は残る。エンジン関連の工具の需要を長期で削る。診断・情報・調整機器の需要は増えるが、車メーカーが診断の情報を直販で出す動きと、安い診断機(ボッシュなど)の競争がある。

関税と供給網

2025 年は関税の影響を値上げと改善でほぼ吸収したが、鉄鋼・アルミの関税は残り、供給網の組み替えにも費用がかかる。需要が弱い時は値上げが通りにくく、粗利率が下がる。粗利率は 2026 年 4〜6 月に 51.4% まで上がっているので、反動の幅も大きい。

産業向けの利益率が低く、買収の統合が続く

商業・産業グループの営業利益率は 15%(2025 年)で、修理システム・情報の 26.7% や工具の 21.7% より低い。2026 年にハイフォースとディーゼル・ラップトップスを買った。統合が進まず利益率が戻らなければ、全社の営業利益率が下がり、買収に使った現金(上半期 1.6 億ドル)の収益も出ない。

今後の分かれ目

中古車の高齢化と整備士の不足が続き、整備士の稼ぎが上がって買い控えが解ける
工具グループの購入額が物価並みに戻り、金融の組成も増える。中立から楽観側へ寄り、10 年の利益は年 5% 台に上がる。
マトコ・マックがバン店主の確保に苦しみ、スナップオンの経路が増える
シェアが 2〜3 ポイント上がり、工具グループの利益が 10 年後に約 0.3 億ドル増える。楽観の筋に近づく。
景気後退で整備士の購入が落ち、金融の貸し倒れが 2 倍になる
純利益は 2025 年の約 6 割まで下がり、株価は稼ぐ力に見合う水準まで下がる(悲観)。現金と金融子会社の資産が床になる。
電動化と車メーカーの直販で、エンジン関連の工具と診断・情報の売上が減る
10 年のシェアと利益率が下がり、悲観の筋(構造的な負け)の確率を上げる。事業の自己資本利益率が 26% から 15% 台へ落ち、式の倍率は縮む。
産業向けの買収の統合が進み、商業・産業グループの営業利益率が 18% に乗る
全社の営業利益が 10 年で約 0.5 億ドル上振れし、事業の質の見方が上がる。
借り換えの金利が想定(5.75%)より高くなる
金融子会社の利払いが増え、金融子会社の評価額が下がるが、事業の価値は動かない。

見ておくもの

  • 工具グループの既存事業の売上(4〜6 月は +3.0%)と米国の販売経路の数
  • 金融子会社の貸出の組成(4〜6 月は −4.1%)と貸し倒れの率
  • 修理システム・情報グループの営業利益率(4〜6 月は 24.0%、前年は 25.6%)
  • 商業・産業グループの営業利益率(4〜6 月は 16.8%)と買収の貢献
  • 2026 年 10 月 22 日の第 3 四半期決算と、2027 年に返済期が来る 3.17 億ドルの借り換え

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見る前に、数量 × 価格で積んだ利益から利益ベースの正当化 PER((1−g/RONIC)/(k−g)、RONIC=k+残る割合×(事業の ROE−k))で出した。10 年の中立は正当化 PER 17.8 倍(k 7.75%・g は上限の 4%・ROE 16%・moat=普通)の 8 割 = 14.2 倍。整備士向けのバン販売網とブランドで利益率 22% が安定し、現金も厚い。ただし ROE は金融子会社と現金を含む値で、電動化で工具の入れ替わりもあるので 8 割。k は景気の振れ(cycle +0.25%)と、ブランドと販売店の与信による値段の守り(pricing −0.5%)で quality −0.25%。悲観側は谷の倍率や市場の評価倍率を根拠にせず、稼ぐ力(上限の内側)で置いた。今の株価に寄せて選んだ値ではなく、全筋書きが検査の上限(正当化 PER × 事業の純利益の 1.1 倍)の内側に収まっている。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k = 基本 8.0% + quality −0.25%。需要の安定と値段の守りやすさを quality で見た。個別のリスク(販売店網の弱体化・EV 化による整備需要の変化・景気の悪化)は k に足さず、筋書きの数量・利益率と確率で表した。存続を疑う要素はなく上乗せは 0。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. スナップオン 2025 年通期決算(8-K)
  2. スナップオン 2026 年 4〜6 月決算(8-K)
  3. スナップオン 年次報告書 10-K(2025 年度)
  4. スナップオン 10-K(FY2009、工具バンの競合の記載)
  5. マトコ・ツールズの所有と販売店(検索の要約)
  6. 整備士の不足と車齢(AAPEX)

分析日 2026-10-16