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IHG IHG

客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)96.96 ドル151 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)167.8 ドル261 億ドル差 −42.2%
10 年後から見ると 割高 価値 96.96 ドル151 億ドル · 差 −42.2% · 期待の年率 +1.5%
期待の年率リターン(10 年)+1.5%資本コスト比 −7.0 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

IHGはホリデイ・イン、ホリデイ・イン・エクスプレス、インターコンチネンタルなどを擁する世界有数のホテル運営・ブランド会社である。結論は割高だ。ホテル不動産をほとんど保有せず、他人の客室から手数料を取る優良な仕組みだが、現時点の時価総額はその収益力をかなり先取りしている。

2025年末の系列客室は約103万室、2026年9月末には約106万室に増えた。2026年7〜9月の世界の既存ホテル客室収入指標RevPARは5.3%伸び、北米は6.8%増だった。新規契約が積み上がる半面、中国は同四半期に3.3%減で、地域ごとの勢いには差がある。客室が増えても、不況時にはオーナーの宿泊売上と成果報酬が落ちる商売である。

会員1億6000万人超、会員経由の宿泊66%、自社管理の予約経路83%という集客の仕組みは、ホテル所有者が看板を借り続ける理由になる。10年後の中立像でも世界の系列客室が約147万室に達し、純利益は約14億ドルへ伸びる。それでも利益価値に10年間の正味還元を足して割り引いた確率加重価値は約151億ドルと、添付台帳の時価総額約253億ドルを約40%下回る。

最も気になるのは資本配分だ。2025年の純利益約8億ドルに対して配当と買い戻しは約12億ドルに達し、自己資本はマイナスのまま純負債が増えた。世界の旅行需要に賭けることと、借入も使って還元を続ける会社に高い値段を払うことは別の判断である。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主にとって魅力的なのは、旅行する人が増えれば、ホテルの建物に大金を払わず手数料を取れることである。2025年は約19億ドルの本業手数料から約12億ドルの手数料利益を生み、会員とホテル所有者の両方を増やす循環が働いている。客室の品質と送客を維持できる限り、この商売は10年後にも必要だろう。

だが、会社が稼いだ現金をすべて持ち主の利益と見なしてはいけない。予約基盤の開発、ホテル所有者への契約支援、会員特典、少数の直営ホテルの改装には現金が要る。加えて2025年は利益を超す還元を行い、自己資本が一段とマイナスになった。強い会社が高い価格で自社株を買い続けると、手元の株主資本の安全域は広がらない。

中立の10年後は加盟客室約147万室、純利益約14億ドルと見る。事業そのものは拡大するが、成長が成熟する時点では投資家が支払える倍率にも限界がある。2025年のGAAP純利益約7.6億ドルと手元資料の時価総額約253億ドルを並べると、当面の利益だけで現在の値段を回収するのは難しい。

バリュー投資の観点では、ホテル業界の寡占を認めても、景気の谷とオーナーの交渉力、借金による還元を無視した値付けはしない。再投資の実行力よりも買い戻しによる一株利益の伸びが目立つ局面では、企業価値と一株指標を分けて判断すべきである。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心はホテルの所有ではなく、ブランド名と送客の仕組みをホテル所有者に提供することだ。フランチャイズ契約では宿泊売上に応じたロイヤルティーを、運営受託では基本管理料と営業成績に連動する成果報酬を得る。2025年のブランド・管理手数料収入は約19億ドルで、保有・賃借ホテルの売上約5億ドルより本業の利益にとってはるかに重要である。

米州の手数料事業は約53万室を土台に売上9.63億ドル、営業利益8.04億ドルを生む。ホリデイ・イン系の中価格帯が厚く、売上高に対する手数料利益率が高い。欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋では約29万室から手数料4.33億ドル、営業利益2.92億ドルを得る。高価格ホテルと運営受託の比率が高いため、地域の需要回復と成果報酬が効きやすい。中国本土・香港などでは約21万室のブランド網から手数料1.65億ドルを得るが、都市階層ごとの価格競争が激しい。

会員制度、予約技術、提携カードなどの中央収益は2025年に約3.63億ドルである。提携カード会社からの収入が増え、宿泊する前から会員との関係を持てる。直営・賃借ホテルは約4200室にすぎず、売上5.44億ドルに対して営業利益は0.43億ドルにとどまる。

会計上の全社売上約52億ドルの半分近い27.21億ドルは、オーナーが負担するマーケティング・会員制度の基金と人件費などの立替収入である。ここは2025年に0.46億ドルの営業損失を計上した。通常の手数料のように高い利益率を掛けて価値を膨らませてはいけない。数量は地域の系列客室数、価格は客室当たり年額手数料で捉え、中央収益と立替は系列客室に連動する別の収入として扱う。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合が簡単に奪えない強みは、送客規模とホテル所有者の収益への貢献である。2025年にIHG One Rewardsの会員は1億6000万人を超え、世界の宿泊室数の66%を会員が予約した。自社が管理する予約経路からの宿泊売上は83%に達し、会員は非会員より宿泊時の支出が約20%多い。ホテルの所有者には、予約サイトへの依存を下げる経済的利益がある。

ホリデイ・イン系は出張・家族旅行の頻度が高く、インターコンチネンタル、キンプトン、シックスセンシズは高額需要を取り込む。客室数が増えるほど会員が旅先で宿を選びやすくなり、ホテル所有者も新規契約を結びやすくなる。2025年末の未開業契約は約34万室で、既存規模の3分の1に相当する。改装によるブランド切り替えが開業の約半分を占め、ホテルを一から建てる資金をIHGが負担しなくてよい。

ただし堀は無敵ではない。世界の客室数ではマリオットとヒルトンが先行し、会員数でもヒルトンの規模は大きい。オーナーには改装費、ブランド基準、会員ポイント負担がかかり、更新時にはチョイス、ウィンダム、ハイアットへの転換を選べる。2025年の米州RevPARはほぼ横ばいで、値上げの力がどの市況でも強いわけではない。

純利益を生むための新規設備資金は小さいが、ROEは自己資本がマイナスなので測れない。投下資本利益率も負債と買い戻しで見かけが膨らむため、増分の手数料利益、開発支援費、会員システム投資の成果を併せて監視する必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

宿泊は消えないが、系列ホテルが毎年同じ速度で増えるとは限らない。業界統計で世界の客室純供給は2025年までの10年間に年約2.3%増え、米国は年約1.0%増だった。2026年のヒルトン開示の客室約138万室と世界シェア5.6%から世界の供給を概算すると約2470万室で、IHGの約106万室は4%台前半に当たる。ただし系列ホテルと全宿泊施設では集計範囲が違い、これは厳密な市場シェアではない。

世界ではマリオットが約170万室、ヒルトンが約138万室を先行する。IHGは中価格帯に強く、ウィンダムやチョイスも加盟店を競う。米国の宿泊客室供給は約560万〜600万室と推定し、IHGの米州約53万室にはカナダや中南米も含むため、米国だけの厳密なシェアに読み替えない。地域の市場純増と既存独立ホテルの大手ブランドへの転換が、IHGの客室数の二つの成長源である。

2026年9月末の客室は米州約53.5万室、欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋約29.7万室、中国圏約22.8万室で、前年同期比の純増率はそれぞれ2.1%、6.0%、10.3%だった。中国では新規開業が速くても第3四半期RevPARが3.3%低下した。建てるホテルの数と、そこに泊まる人の支払額は別物だ。

中立では世界の業界供給を10年間で約1.25倍と想定する。IHGは改装による加盟と新ブランドでシェアを約4.3%から5%弱へ高め、客室を約1.43倍とする。米州は成熟で伸びを抑え、欧州などと中国を主な増加源にする。宿泊単価は物価3.5%が10年続く前提で基本1.41倍だが、中国の競争、低価格ブランドへの構成変化、オーナーへの譲歩は値上げを削る。

民泊や短期賃貸、予約サイト、AIによる旅程予約は送客の経路を変える。一方、客室そのもの、清掃、接客、ブランド基準の責任は残るため、人月販売や席課金ソフトがAIエージェントに直接代替される指定類型には当たらない。AIでブランドの直販優位が薄れる間接的な脅威を重視する。

資本政策と M&A

経営が重視するのは新しいホテルの建設を所有者に任せ、ブランドと送客機能へ投資しながら現金を株主へ戻すことだ。2025年は約9億ドルの自社株買いと約2.7億ドルの配当を行い、2026年は9.5億ドルの買い戻しと配当を合わせて12億ドル超の還元を見込む。2026年10月時点で買い戻しの約7.07億ドルを実行し、2022〜2025年の買い戻しだけで議決権株数は累計約19%減った。

会社は中長期に調整後の一株利益を年12〜15%伸ばす目標を掲げる。ただし、これは利益そのものの同率成長を保証しない。資産の軽い手数料増加と買い戻しによる株数減少の両方を含んでいる。負債は2025年末に約35億ドルで、2026年9月に発行した債券のスワップ後金利は5.5%と6.0%になった。会社自身も2027年の利払い増を約0.4〜0.6億ドルと見込む。

2025年にRubyのブランド知的財産を約1.16億ドルで取得し、2026年にNoted Collectionを立ち上げた。ホテル施設ではなく看板と契約を買う選択は筋が良いが、Rubyには業績次第の追加対価もある。2030年代に同じ成功が続くと決めつけず、失敗時には買収関連の費用と開業遅延を純利益に含める。大規模な非公開化や上場廃止の合意は確認できず、少数株主の持分を奪う支配株主・特殊議決権の構造も見当たらない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

系列ホテルの増勢はまだ道半ばである。2026年9月末の未開業の契約は約35万室で、既存客室の3分の1に達した。米州ではホリデイ・イン・エクスプレスが出張と家族旅行に根を張り、欧州のvocoとRuby、アジアのインターコンチネンタルなどに幅がある。自社建設に比べて開業資金の負担が少ないため、同じ現金でも多くの加盟店を増やせる。

会員制度も強みだ。1億6000万人超の会員が世界の宿泊の約3分の2を占め、加盟ホテルは予約サイトへの手数料を減らせる。提携カードの条件改定は2025年の中枢収益を押し上げた。ホテルオーナーが投資採算を実感するなら、会員を増やすほど契約の獲得力も強まる。新ブランドを買って育てる資本配分は、施設を大量に所有する買収より失敗時の損失を抑えられる。

北米のRevPARは2026年7〜9月に6.8%伸び、中国が弱くても地域の分散が効いた。米州の客室が70万室を超え、欧州等と中国圏も大きく伸びれば、世界の加盟客室は170万室台となる。手数料の増分利益率が高い構造は保たれ、提携カードと予約システムの収入も増える。ホテル所有者への価値が明確な限り、設備への追加投資を抑えながら株主還元を長期に積み上げられる。

慎重な見方

純増客室の数字だけでは所有者の利益はわからない。2025年の米州RevPARは0.3%の上昇にとどまり、中国は1.6%下落した。2026年7〜9月の中国圏は3.3%下落し、下位都市ではさらに厳しかった。客室の建設が増えるほど、平均宿泊単価や加盟店の投資採算が下がる可能性がある。予定のホテルが契約どおり開業する保証もない。

マリオットとヒルトンは客室数と会員制度で先を行き、チョイスやウィンダムは所有者への加盟コストを武器にする。オーナーが改装費・基金負担・ロイヤルティーを嫌えば、更新時に他社へ移る。AI予約とオンライン旅行サイトの交渉力が高まるほど、IHGを通じて予約を取る価値が下がる。会員数が多くても、予約を囲い込む力を失えば手数料単価は物価に追いつかない。

財務にも弱点がある。2025年末の自己資本は約マイナス27億ドルで、純負債は約35億ドル。2026年の還元は12億ドル超の見込みで、少なくとも一部を借入で支えている。新規債券の調達金利は5%台半ばから6%で、利息負担は利益が鈍る場面ほど重い。2020年のような旅行急減が起これば利益は一気に落ちる。利益の拡大と買い戻しが同時に止まりうるのに、好調期の一株利益成長率を永続するものとして評価するのは危うい。

どちらに重みを置いたか

事業の存続と送客の堀については強い見方が優勢だ。だが価格と資本配分では慎重な見方を重く取る。中国の客室供給と単価の逆行、米州でのブランド競争、負債を伴う還元は、10年の先行きを左右するためである。中立38%、やや悲観25%、悲観10%とし、良い二つの筋書きの合計27%より悪い側を厚くした。中立の純利益は成長するが、確率加重の現在価値は約151億ドルで、台帳時価総額約253億ドルと比較して約40%の割高になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 135.60 ドル211 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 55.61 ドル87 億ドル)。 今の値に割り戻すと 96.96 ドル151 億ドル、今との差 −42.2%、 期待の年率 +1.5%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 274.09 ドル427 億ドル 89.28 ドル139 億ドル +116.5% +9.5% 29.07 ドル45 億ドル
やや楽観 19% 206.49 ドル322 億ドル 75.16 ドル117 億ドル +67.8% +6.3% 53.51 ドル83 億ドル
中立 38% 148.91 ドル232 億ドル 62.97 ドル98 億ドル +26.3% +2.8% 80.51 ドル125 億ドル
やや悲観 25% 64.76 ドル101 億ドル 36.65 ドル57 億ドル −39.6% −5.8% 25.35 ドル39 億ドル
悲観 10% 16.64 ドル26 億ドル 10.98 ドル17 億ドル −83.5% −19.0% 2.76 ドル4 億ドル
加重平均100% 135.60 ドル211 億ドル55.61 ドル87 億ドル +13.9% +1.5% 191.21 ドル298 億ドル

今の株価時価総額 167.81 ドル261 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:世界170万室超へ拡大し、会員と高単価ブランドが手数料の収益性を押し上げる 利益 21 億ドル · PER 20.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 274.09 ドル427 億ドル

ホテルの所有者は予約の集客力と会員の継続利用を重視し、世界の大手ブランドへの加盟が進む。米州ではホリデイ・イン系の改装転換と長期滞在ブランドが広がり、系列客室は70.5万室へ増える。欧州などはRubyやvocoが広がって54.5万室、中国圏は都市間の格差を吸収して46万室となる。世界全体では171万室となり、ホテル市場全体の供給拡大に加えてIHGのシェアも高まる。

客室当たりのブランド手数料は米州と欧州等で2025年の1.55倍、中国では1.48倍に上がる。会員1億6000万人超の集客網がさらに広がり、提携カードとポイント販売の中央収益も増える。マリオットとヒルトンの大型ブランドに対して中価格帯の密度で勝ち、ホテル所有者の支払う会員・集客費用への納得が続く。

直営の施設数を増やさず、手数料の増分利益率を高く保つ。利益は2025年の約2.8倍へ増え、買収はRubyのような看板の取得に限る。長期の還元も実行するが、借入は節度ある範囲に保ち、配当と買い戻しの正味累計を139億ドル規模とする。

  • 米州のフランチャイズ・管理手数料:数量 70.5(系列客室数(万室))× 価格 0.28(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 20 億ドル・営業利益 17 億ドル。米州の加盟客室数と地域手数料単価
  • 欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料:数量 54.5(系列客室数(万室))× 価格 0.23(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 13 億ドル・営業利益 9 億ドル。EMEAAの系列客室数と管理・加盟手数料単価
  • 中国圏のフランチャイズ・管理手数料:数量 46.0(系列客室数(万室))× 価格 0.12(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 5 億ドル・営業利益 4 億ドル。中国圏の系列客室数と中価格帯を含む手数料単価
  • 会員・提携カードと中央収益:数量 171(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.06(1万室あたり中央収入(億ドル))→ 売上 10 億ドル・営業利益 3 億ドル。世界の系列客室に連動するカード・中央収益(保険含む)
  • 直営・賃借ホテル:数量 0.5(直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 19(1万室あたり年間ホテル売上(億ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。所有・賃借17ホテル中心の客室数と飲食込み年売上
  • システム基金と費用立替:数量 171(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.41(1万室あたり基金・立替収入(億ドル))→ 売上 70 億ドル・営業利益 0 億ドル。世界の系列客室に伴う基金・立替。ほぼ通過収入

倍率:資本コストk=8.5%、長期g=4.0%(2035年以後は世界の市場客室数が年1.5%増、IHGのシェアは年0.5%下がって純数量は年1.0%増、客室当たり料金が年3.0%増で名目g4.0%。)式の資本効率は、帳簿自己資本が買戻しでマイナスのため帳簿ROEを使わず、2035年の税後営業利益24.16億ドル÷推定投下資本42.3億ドル(自己資本-32.7+純負債75)でROIC=57.1%とする。借入金利5.75%の税後4.14%との差に同業並み負債/自己資本の上限1倍を使う補正ROE=110.1%であり、堀の残存割合2/3のRONICは76.2%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=正当化PER上限21.90倍。利益の質と構造変化を踏まえ、その92.2%に当たる20.2倍とした。株価や過去のPERからは決めていない。純負債に伴う利息は純利益に含めたため二重控除しない。

確率:米州の純増が約3%、EMEAAと中国が約6〜8%を長く続け、提携カードと高級ブランドでも物価超の単価改善が重なる確率は8%とした。

やや楽観 19% やや楽観:欧州と中国が拡大し、手数料利益は着実に増える 利益 18 億ドル · PER 18.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 206.49 ドル322 億ドル

米州の系列客室は68万室となる。既存店のRevPARは景気の谷を挟みながら回復し、加盟ブランドの新陳代謝が進む。欧州などではRubyとNotedが定着して49万室、中国圏は41万室へ増える。世界全体は158万室となり、ホテル市場の自然増を上回る。

提携カードの収入は会員の滞在に連動して増え、地域別手数料単価は物価並みか少し高い。米州ではマリオットとヒルトンに規模で及ばなくても、ホリデイ・インの全国的な認知が維持される。中国の低価格帯には競争が残るため、価格の伸びは北米・欧州ほど強くない。

直営・賃借ホテルでは賃料と人件費が物価に沿って上がるが、全体の利益への影響は小さい。中央収益の増加と基金費用の管理で、全社利益は着実に伸びる。大きな買収はせず、現金と借入を使う株主還元は2026年10月以降の10年間で約117億ドルを見込む。

  • 米州のフランチャイズ・管理手数料:数量 68.0(系列客室数(万室))× 価格 0.27(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 18 億ドル・営業利益 15 億ドル。米州の加盟客室数と地域手数料単価
  • 欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料:数量 49.0(系列客室数(万室))× 価格 0.23(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 11 億ドル・営業利益 8 億ドル。EMEAAの系列客室数と管理・加盟手数料単価
  • 中国圏のフランチャイズ・管理手数料:数量 41.0(系列客室数(万室))× 価格 0.11(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 5 億ドル・営業利益 3 億ドル。中国圏の系列客室数と中価格帯を含む手数料単価
  • 会員・提携カードと中央収益:数量 158(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.06(1万室あたり中央収入(億ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。世界の系列客室に連動するカード・中央収益(保険含む)
  • 直営・賃借ホテル:数量 0.4(直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 19(1万室あたり年間ホテル売上(億ドル))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。所有・賃借17ホテル中心の客室数と飲食込み年売上
  • システム基金と費用立替:数量 158(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.40(1万室あたり基金・立替収入(億ドル))→ 売上 63 億ドル・営業利益 0 億ドル。世界の系列客室に伴う基金・立替。ほぼ通過収入

倍率:資本コストk=8.5%、長期g=4.0%(2035年以後は市場客室数年1.3%増とシェア年0.3%減で純数量年1.0%増、手数料単価年3.0%増からg4.0%。)式の資本効率は、帳簿自己資本が買戻しでマイナスのため帳簿ROEを使わず、2035年の税後営業利益20.75億ドル÷推定投下資本38.5億ドル(自己資本-28.5+純負債67)でROIC=53.9%とする。借入金利5.75%の税後4.14%との差に同業並み負債/自己資本の上限1倍を使う補正ROE=103.7%であり、堀の残存割合2/3のRONICは71.9%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=正当化PER上限21.83倍。利益の質と構造変化を踏まえ、その83.8%に当たる18.3倍とした。株価や過去のPERからは決めていない。純負債に伴う利息は純利益に含めたため二重控除しない。

確率:既に約35万室の開業待ち契約があり、EMEAAと中国の成長余地が明確だが、北米の加盟転換とカード提携収入の上振れを一定程度必要とするため19%。

中立 38% 中立:世界147万室、物価並みの手数料で利益を約2倍にする 利益 14 億ドル · PER 16.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 148.91 ドル232 億ドル

米州の系列客室は66万室、欧州などは45万室、中国圏は36万室となり、世界は147万室となる。世界の宿泊客室供給が10年間で約1.25倍へ増える中で、IHGは独立ホテルの加盟転換を取り込み、世界シェアを緩やかに上げる。ただし米州の成熟とホテルの除名を考え、客室の増加率は2026年の速度をそのまま延長しない。

一室当たりの手数料は米州と欧州などで約1.42倍、中国は中価格帯競争で1.33倍となる。提携カードを含む中央収益は単価が1.52倍となるが、2025年に見られた契約条件改定の一時的な段差は繰り返さない。世界で会員の宿泊比率が維持され、マリオットとヒルトンにシェアを失わず、宿泊客がホテルを選ぶ実体としてブランドは残る。

直営ホテルの賃料負担と基金・費用立替の低採算性は残し、金融費用は新しい借入金利を織り込む。全社営業利益は約24億ドル、純利益は約14億ドルとなる。純負債は増すが大きな買収は行わず、既払い分を除く正味還元は約98億ドルにとどめる。

  • 米州のフランチャイズ・管理手数料:数量 66.0(系列客室数(万室))× 価格 0.26(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 17 億ドル・営業利益 14 億ドル。米州の加盟客室数と地域手数料単価
  • 欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料:数量 45.0(系列客室数(万室))× 価格 0.21(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 10 億ドル・営業利益 7 億ドル。EMEAAの系列客室数と管理・加盟手数料単価
  • 中国圏のフランチャイズ・管理手数料:数量 36.0(系列客室数(万室))× 価格 0.10(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。中国圏の系列客室数と中価格帯を含む手数料単価
  • 会員・提携カードと中央収益:数量 147(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.05(1万室あたり中央収入(億ドル))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。世界の系列客室に連動するカード・中央収益(保険含む)
  • 直営・賃借ホテル:数量 0.4(直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 18(1万室あたり年間ホテル売上(億ドル))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。所有・賃借17ホテル中心の客室数と飲食込み年売上
  • システム基金と費用立替:数量 147(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.38(1万室あたり基金・立替収入(億ドル))→ 売上 55 億ドル・営業利益 0 億ドル。世界の系列客室に伴う基金・立替。ほぼ通過収入

倍率:資本コストk=8.5%、長期g=3.5%(2035年以後は世界の供給年1.3%増とシェア年0.3%減で客室年1.0%増、中価格帯の構成を反映して手数料単価年2.5%増からg3.5%。)式の資本効率は、帳簿自己資本が買戻しでマイナスのため帳簿ROEを使わず、2035年の税後営業利益17.59億ドル÷推定投下資本34.65億ドル(自己資本-25.35+純負債60)でROIC=50.8%とする。借入金利5.75%の税後4.14%との差に同業並み負債/自己資本の上限1倍を使う補正ROE=97.4%であり、堀の残存割合2/3のRONICは67.7%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=正当化PER上限19.63倍。利益の質と構造変化を踏まえ、その82.0%に当たる16.1倍とした。株価や過去のPERからは決めていない。純負債に伴う利息は純利益に含めたため二重控除しない。

確率:2025年の純増調整後4.7%、2026年9月の前年同期比4.9%と33%相当の契約済み客室を根拠に、米州の鈍化と海外の開業を相殺する中心像に38%。

やや悲観 25% やや悲観:ホテル所有者の交渉で手数料単価と利益率が削られる 利益 8 億ドル · PER 12.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 64.76 ドル101 億ドル

既存ホテルの改装費とシステム基金負担が上がり、オーナーは契約更新時に手数料を引き下げるよう要求する。米州の系列客室は58万室にとどまり、欧州等は39万室、中国圏は31万室となる。世界は128万室と増えるが、ホテル市場全体の供給増より遅く、IHGのシェアは下がり始める。

中国の客室単価は競争と過剰供給で物価を下回り、地域別ブランド手数料は10年間で約1.14倍しか増えない。米州でもチョイスとウィンダムが契約条件で優位になり、マリオットとヒルトンの会員数拡大がIHGの集客を削る。AIが予約の入口を握ることで、直販の貢献をホテル所有者へ示しにくくなる。

運営受託の成果報酬は弱まり、直営ホテルは賃料負担を削れない。借入の借り換えコストが上がるため、売上高に対する純利益率も下がる。大きな買い戻しは停止して配当を中心に約57億ドルを還元するが、ブランドの相対的な強さは失われる。

  • 米州のフランチャイズ・管理手数料:数量 58.0(系列客室数(万室))× 価格 0.23(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 14 億ドル・営業利益 10 億ドル。米州の加盟客室数と地域手数料単価
  • 欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料:数量 39.0(系列客室数(万室))× 価格 0.20(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 8 億ドル・営業利益 5 億ドル。EMEAAの系列客室数と管理・加盟手数料単価
  • 中国圏のフランチャイズ・管理手数料:数量 31.0(系列客室数(万室))× 価格 0.09(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。中国圏の系列客室数と中価格帯を含む手数料単価
  • 会員・提携カードと中央収益:数量 128(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.04(1万室あたり中央収入(億ドル))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。世界の系列客室に連動するカード・中央収益(保険含む)
  • 直営・賃借ホテル:数量 0.4(直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 17(1万室あたり年間ホテル売上(億ドル))→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。所有・賃借17ホテル中心の客室数と飲食込み年売上
  • システム基金と費用立替:数量 128(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.34(1万室あたり基金・立替収入(億ドル))→ 売上 44 億ドル・営業利益 −1 億ドル。世界の系列客室に伴う基金・立替。ほぼ通過収入

倍率:資本コストk=8.5%、長期g=2.5%(2035年以後は市場客室年1.5%増とシェア年1.5%減が相殺し客室横ばい、手数料単価年2.5%増からg2.5%。)式の資本効率は、帳簿自己資本が買戻しでマイナスのため帳簿ROEを使わず、2035年の税後営業利益11.68億ドル÷推定投下資本36.95億ドル(自己資本-15.05+純負債52)でROIC=31.6%とする。借入金利5.75%の税後4.14%との差に同業並み負債/自己資本の上限1倍を使う補正ROE=59.1%であり、堀の残存割合2/3のRONICは42.2%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=正当化PER上限16.07倍。利益の質と構造変化を踏まえ、その75.9%に当たる12.2倍とした。株価や過去のPERからは決めていない。純負債に伴う利息は純利益に含めたため二重控除しない。資産の床は純負債を相殺できず0億ドルとする。構造的に手数料の値決め力が弱まるため中立より低い。

確率:北米の客室純増が弱く、2025〜2026年の中国RevPARが供給に追い付かない現実に加え、加盟店の費用負担への不満が続く場合を25%。

悲観 10% 悲観:ブランドの送客価値が弱まり、実質手数料が縮小する 利益 3 億ドル · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 16.64 ドル26 億ドル

AIによる横断予約と競合の会員制度がホテルの送客を変え、IHGを使う価値が以前より薄れる。加盟店は更新時にチョイス、ウィンダムなどへ転換し、世界の系列客室は約101万室まで減る。米州51万室、欧州等29万室、中国圏21万室にとどまり、世界のホテル市場が拡大してもシェアは大きく低下する。

米州のブランド手数料単価は10年間で1.13倍、中国は0.92倍と名目でも下がる。会員制度の広告費、予約技術の更新費は残り、経営が契約料率を守ろうとしても所有者の利益が出ない。ホテルの賃料や人件費は固定負担として残り、システム基金は赤字が膨らむ。世界でのブランド認知は失われないが、経済的な堀は薄くなる。

大きな買収や株式交換は行わず、利益の急減を受けて自社株買いをほぼ止め、配当も縮小する。累計の正味還元は約17億ドルに抑え、利息と契約維持への投資を優先する。会社は存続するものの、2025年より純利益は明確に小さい事業へ変わり、資産売却ではなくわずかに残る稼ぐ力が株式価値の根拠になる。

  • 米州のフランチャイズ・管理手数料:数量 51.0(系列客室数(万室))× 価格 0.21(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 10 億ドル・営業利益 6 億ドル。米州の加盟客室数と地域手数料単価
  • 欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料:数量 29.0(系列客室数(万室))× 価格 0.17(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。EMEAAの系列客室数と管理・加盟手数料単価
  • 中国圏のフランチャイズ・管理手数料:数量 21.0(系列客室数(万室))× 価格 0.07(1万室あたり手数料売上(億ドル))→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。中国圏の系列客室数と中価格帯を含む手数料単価
  • 会員・提携カードと中央収益:数量 101(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.04(1万室あたり中央収入(億ドル))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。世界の系列客室に連動するカード・中央収益(保険含む)
  • 直営・賃借ホテル:数量 0.4(直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 14(1万室あたり年間ホテル売上(億ドル))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。所有・賃借17ホテル中心の客室数と飲食込み年売上
  • システム基金と費用立替:数量 101(世界系列客室数(万室、連動指標))× 価格 0.30(1万室あたり基金・立替収入(億ドル))→ 売上 30 億ドル・営業利益 −1 億ドル。世界の系列客室に伴う基金・立替。ほぼ通過収入

倍率:資本コストk=8.5%、長期g=1.0%(2035年以後は市場客室年1.0%増でもシェア年1.5%減で数量年0.5%減、手数料単価年1.5%増からg1.0%。)式の資本効率は、帳簿自己資本が買戻しでマイナスのため帳簿ROEを使わず、2035年の税後営業利益4.88億ドル÷推定投下資本42.85億ドル(自己資本-1.15+純負債44)でROIC=11.4%とする。借入金利5.75%の税後4.14%との差に同業並み負債/自己資本の上限1倍を使う補正ROE=18.6%であり、堀の残存割合2/3のRONICは15.3%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=正当化PER上限12.58倍。利益の質と構造変化を踏まえ、その67.5%に当たる8.5倍とした。株価や過去のPERからは決めていない。純負債に伴う利息は純利益に含めたため二重控除しない。悲観はブランドの堀が構造的に弱まるため倍率を強く切り下げ、ただし非負の換金可能資産の床0億ドルより高い稼ぐ力の価値で評価する。

確率:リーマン時と感染症時の旅行収縮に加え、AI予約とホテル所有者の他社転換が構造的に続く最悪寄りの10年を10%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

米州のフランチャイズ・管理手数料

米州の既存加盟・運営受託ホテルからの基本料と成果報酬。直営売上は別計上。

数量系列客室数(万室)価格1万室あたり手数料売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 52.9 0.18 10 8
10 年後 中立 66.0 0.26 17 14

取り方:2025年末米州529,194室、地域手数料963百万ドル、手数料利益804百万ドル。IHG 2025年20-Fの米州地域表を使用。加盟料金は客室売上×契約料率であり、年額手数料単価は9.63÷52.9194で算出。米国市場約560〜600万室は概算で、米州客室全体を米国シェアと見なさない。

欧州・中東・アフリカ・アジア太平洋の手数料

EMEAA地域のフランチャイズ・運営受託ホテルの基本管理料と成果報酬。

数量系列客室数(万室)価格1万室あたり手数料売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 28.8 0.15 4 3
10 年後 中立 45.0 0.21 10 7

取り方:2025年末地域客室287,602室、手数料433百万ドル、手数料利益292百万ドル。IHG 20-Fの地域表で、管理契約の成果報酬が高い地域として区分。価格は4.33÷28.7602。地域の業界総供給の統一定義は確認できないため、市場純供給と契約転換の実績で数量成長を検証。

中国圏のフランチャイズ・管理手数料

中国本土・香港・台湾などのブランド手数料。新規ホテルと契約方式の変更で伸びる。

数量系列客室数(万室)価格1万室あたり手数料売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 20.9 0.08 2 1
10 年後 中立 36.0 0.10 4 2

取り方:2025年末中国圏209,381室、手数料165百万ドル、手数料利益99百万ドル。中国圏の新規開業と平均単価をIHG 20-F及び2026年Q3の地域表で検証。価格は1.65÷20.9381。高級ホテルと中低価格ホテルの構成差を価格に含む。

会員・提携カードと中央収益

提携カード・ポイント販売・ホテル支援などの中央収入に小規模な保険収入を含める。

数量世界系列客室数(万室、連動指標)価格1万室あたり中央収入(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 103 0.04 4 0
10 年後 中立 147 0.05 8 1

取り方:2025年20-Fの中央収益336百万ドル+保険活動27百万ドル=363百万ドル。中央利益36百万ドルから保険損失9百万ドルを引いて27百万ドル。カード会員数・取引件数の分解開示がないため、宿泊と会員母集団の規模を反映する世界系列1,026,177室で除して代用し、単価上昇にはカード提携条件・会員利用率を反映。単純な地域売上割り振りではない。

直営・賃借ホテル

所有または賃貸契約する17ホテルの客室・飲食など全体収入。建物と雇用のコストを負担する。

数量直営・賃借ホテル客室数(万室)価格1万室あたり年間ホテル売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 0.4 13 5 0
10 年後 中立 0.4 18 8 1

取り方:2025年20-Fの直営・賃借17施設4,191室、売上544百万ドル、営業利益43百万ドル。単価は5.44÷0.4191で推定し、宿泊だけでなく施設内飲食や宴会収入も含む。通常の加盟店とは単位当たり収入・利益率がまったく異なる。

システム基金と費用立替

ホテル所有者からの共同広告・会員関連の分担金と、各ホテルの人件費などの費用立替による通過収益。

数量世界系列客室数(万室、連動指標)価格1万室あたり基金・立替収入(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 103 0.27 27 0
10 年後 中立 147 0.38 55 0

取り方:2025年20-Fでシステム基金17.17億ドル+費用立替10.04億ドル=27.21億ドル、両者の損益合計-0.46億ドル。代理数量は系列客室102.6177万室、価格は27.21÷102.6177。実際の立替額は受託ホテルの従業員数・賃金で変わるため代理の誤差があり、将来も低収益の別区分に留める。添付factsの2025年営業利益12.6億ドルは報告セグメント営業利益12.65億ドルに近い尺度である。IFRS営業利益11.98億ドルには基金損失0.46億ドルと一過性費用0.21億ドルが反映されるため、6事業の現在営業利益合計12.19億ドルとfactsとの差0.41億ドルは開示尺度の違いであり将来に持ち越さない。

リスクと懸念

ホテルの供給増と客室単価の逆行

新規の契約客室が増えても、同じ商圏にホテルが建ち過ぎれば稼働率や単価が下がる。2026年7〜9月の中国圏は客室数が前年同期比10.3%増なのにRevPARは3.3%下がった。契約数ではなく既存ホテルの一室当たり売上と、所有者の利益でブランドの強さを判定する必要がある。

ブランド切り替えとオーナーの交渉力

フランチャイズ契約ではホテル所有者が施設更新、従業員、会員負担を引き受ける。予約サイトの利用料が下がったり競合チェーンの集客が改善したりすれば、満了時にマリオット、ヒルトン、チョイスやウィンダムへ移る誘因が強まる。契約解除が増えれば、数量と手数料率の両方が長期で削られる。

純負債と借り換え金利

自己資本がマイナスのまま2025年末の純負債は約35億ドルに達した。2026年9月の新規債券は為替交換後の金利が5.5〜6.0%で、会社は2027年の利払い増を0.4〜0.6億ドルと見込む。金利を低く見積もらず、買い戻しを止めた場合の財務余力まで確認する必要がある。

AI予約・旅行仲介と民泊への流出

IHGは席課金ソフトや人月で売る事業ではなく、AIエージェントの直接代替類型には該当しない。ただし、AIがホテルの比較や予約を横断して代行し、民泊の検索も容易にすれば、会員の直販優位が薄まる。オーナーが支払うブランド手数料の正当性が失われる場合に、手数料単価の伸びが物価を下回る。

中国・中東の地政学と現地需要

中国圏の下位都市は宿泊単価が弱く、客室開業が増えても成果が比例しない。中東でも紛争が起これば旅行者が経路を変え、成果報酬が落ちる。海外のホテルは運営受託と高価格帯の割合が高く、稼働率の変化が手数料事業の利益率に響きやすい。地域の収益率を北米と同じに扱うと上振れする。

還元過多と買収・会計の見え方

2025年は配当と買い戻しの合計が当期利益を上回った。買い戻しで株数を減らすと調整後一株利益は増えるが、借金で賄う限り会社全体の利益成長ではない。さらに全社売上の過半に近いシステム基金・立替収入は採算の低い通過収入であり、売上成長を手数料事業の利益率にそのまま掛けると過大評価になる。

今後の分かれ目

世界の純増客室が2年間続けて年5%を上回り、客室当たり手数料も物価超で伸びたら
開業待ち契約が実際の高採算な客室へ移った証拠となる。欧州などの数量と中枢収益の伸びを引き上げ、やや楽観の確率を増やす。
米州のRevPARが4四半期連続でマイナスになったら
最大の手数料地域でオーナー売上が減るため、営業利益率を下げ、自社株買いの減額とやや悲観の確率上昇を検討する。
中国圏の客室純増が年8%超でもRevPARの下落が2年続いたら
数量拡大が収益の拡大に結び付かないため、中国の客室当たり手数料を引き下げ、利益増加の期待を鈍らせる。
IHG One Rewards会員の宿泊シェアが60%を下回り、自社管理予約の比率も低下したら
直販と会員制度の堀が薄れている可能性が高い。契約更新時の料率低下を入れ、悲観側の重みを増やす。
純負債÷調整後EBITDAが3.5倍を超えたのに大型買い戻しを継続したら
追加の利息と財務リスクを反映し、正味還元を見直す。調整後一株利益の成長だけでは株主価値の増加とみなさない。
RubyとNotedの新規契約が2030年までに安定した手数料利益を生み、追加買収なしで伸びたら
ブランド知的財産の買収と新規開発の再投資成果が裏付けられる。欧州の手数料単価と増分の投下資本利益率を上に修正する。

見ておくもの

  • 世界・米州・EMEAA・中国圏の既存ホテルRevPAR、ADR、稼働率
  • 地域別の純増客室数、除名客室数、契約済未開業客室と実開業率
  • ブランド・管理手数料収入と手数料利益率(システム基金・立替を除く)
  • 会員の宿泊シェア、自社管理予約の比率、提携カード収入
  • 純負債÷調整後EBITDA、社債の借り換え金利と利払い
  • 配当・買い戻しから株式報酬の増発を差し引いた正味還元
  • 中国圏の下位都市のRevPARと欧州・中東の成果報酬
  • Ruby・Notedの実際の契約数とブランド買収対価

倍率と資本コストの決め方

現在の株価・PERには数量と利益を作る段階で依存していない。FY2025の地域別の客室数、ブランド・管理手数料、低採算の直営・賃借施設、中央のカード等収入、ほぼ通過する基金・立替収入を分離した。米国株の資本コストは8.5%、将来の利益倍率は成長率・ROICから修正したROE・堀の強さで計算した正当化PERの上限内にある。マイナス自己資本へPBRを掛けず、純負債は純利益の利払いに反映し二重控除しない。2026年10月までに実行済みの買い戻しは将来還元から除いた。日本株の新リース基準を再適用する調整は不要で、IHGの現行IFRS16の賃借固定費は悲観の利益率に残した。ADRは1口が普通株1株だが、台帳の155.8百万株は2026年10月21日の会社公表147.0百万株より古い。この差を認識し、評価値を時価総額へ寄せていない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に品質差+0.5%を加えて8.5%。存続が危うい状態ではないため特別な上乗せはない。ベータや市場のPERは使用しない。ホテルの現物を抱える会社より軽いが、マリオットと比べて中価格帯の競争・買い戻しに伴う負債を強く意識した。

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ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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読んだ資料

  1. IHG 2025年 Annual Report and Form 20-F(地域別収益・利益、客室、会員・負債)
  2. IHG 2026年10月22日 第3四半期トレーディングアップデート(客室数、RevPAR、資本政策、社債・時価総額)
  3. ヒルトン2026年8月投資家説明資料(世界供給に対するシェアと建設中シェア、競争の基準)

分析日 2026-10-23