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チャーチル・ダウンズ CHDN

ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)73.82 ドル53 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)94.8 ドル68 億ドル差 −22.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 73.82 ドル53 億ドル · 差 −22.2% · 期待の年率 +5.8%
期待の年率リターン(10 年)+5.8%資本コスト比 −3.2 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約6.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

チャーチル・ダウンズは、ケンタッキーダービーという米国競馬の象徴を持ち、歴史的な競馬の結果を使う電子馬券端末、オンライン馬券、地方カジノでも稼ぐ会社である。筆者は今の評価をやや割高と見る。催事のブランドと州ごとの営業許認可は本物の堀だが、巨額の借金と地方カジノ事業の先行きが、株主の取り分を不確かにするからだ。

2025年の売上は約29.3億ドル、営業利益は約7.4億ドル、純利益は約3.8億ドルだった。競馬・歴史馬券が売上の半分近くを占めるが、安定した興行収入だけの会社ではない。2026年4〜6月期は売上9.8億ドル、純利益2.41億ドルを記録し、ダービー週の最高記録と電子馬券施設の拡張が寄与した。ただしダービーがある春の利益を四半期から単純に年換算してはならない。

2026年7月、会社は九つの地方カジノの売却を検討すると発表した。売却契約や金額は決まっていないため、評価には将来の売却益を先取りせず、既存施設が続く姿を基準とした。2026年9月の借入契約延長は目先の資金繰りを改善するが、2025年末の純負債は約49億ドルもあり、利益の積み増しをすべて還元に使える会社ではない。

2035年の中立では、歴史馬券の端末と単価が少しずつ増え、競馬場の高単価席も増える。一方、バージニア州の新カジノやオンライン馬券の競争が伸びを削り、純利益は約6.5億ドルにとどまる。五つの筋書きの現在価値は約49億ドルで、下調べの時価総額約60億ドルより約18%低い。良い資産を抱えていても、今の値段に十分な安全域はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「二度と作れないもの」を評価したい。ケンタッキーダービーの歴史と知名度は、競争相手が設備を買っても獲得できない。州の営業免許、繁忙期の高単価席、第三者にも提供する馬券決済基盤を組み合わせれば、十年後も客からお金を受け取る道筋は見える。この部分だけなら長く保有できる事業である。

ところが、同社はブランドの使用料だけをもらう軽い会社ではない。賭博端末とカジノには建物、機械、保守、人員が必要で、規制税も大きい。2025年の営業現金収入は約7.7億ドルあったが、借金と設備拡張を抱えるため、純利益のすべてを株主へ現金で返すのは難しい。自社株買いでROEを押し上げても、それ自体が成長や価値の証拠にはならない。

投じた資本の税後利益率が資本コストとほぼ並ぶ点は、最も重い留保である。新施設が一台あたりの利益を高く生むなら資本を投じる価値があるが、近隣カジノができて客が移るなら、ただの重い不動産になる。経営陣が売却を検討する地方カジノの取扱いは、過去の買収を振り返る重要な試験となる。値段の悪い売却も、返済せずに進める高値買収も株主の利益を損なう。

いま必要なのは、華やかなダービーの映像ではなく、通常年の現金がどれだけ負債を減らし、十年後まで本当に残るかという答えだ。中立の成長を期待しても、現時点の時価総額には十分な値下がり余地が織り込まれていない。強い堀を認めながら、買う値段には厳しくなるべき銘柄である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ頭は「生の競馬と歴史馬券」である。競馬場の収入には、約80日の開催で得る馬券取扱手数料だけでなく、ダービーの入場券、特別席、放映権、協賛金、飲食が入る。2025年のチャーチル・ダウンズ競馬場の売上は約2.62億ドルだった。2026年のダービー週は全販売網の馬券発売額が4.87億ドルとなり、150年続く大会の集客力を示した。

同じ報告セグメントに含まれる歴史馬券は、過去の競走結果に基づく電子端末で遊ぶ仕組みだ。ケンタッキー州ではダービーシティやターフウェーなど、バージニア州ではロージーズとザ・ローズを運営する。2025年の両州合計売上は約11.13億ドルに達した。端末台数に、一台が年に生む実効収入を掛けると事業の変化がよく見える。さらにニューハンプシャー州にも小さな施設を持ち、2027年開業予定のロッキンガムに資金を投じる。

「賭けのサービスと仕組み」では、ツインスパイアーズがオンライン馬券を集め、ユナイテッド・トートが賭け金と払戻金を精算する。エグザクタは歴史馬券端末の中核システムを他社にも提供する。2025年のツインスパイアーズの馬券取扱額は19.81億ドルで、セグメント売上は4.88億ドルだった。後者には精算サービスと端末システム料も入るので、取扱額に対する比をそのまま馬券の手数料率とは呼べない。

残る「ゲーミング」は、地方都市のスロット、テーブルゲーム、ホテル、飲食で稼ぐ。売上は約10.43億ドルだが、イリノイ州リバーズとオハイオ州マイアミバレーの持ち分利益は、売上と営業利益に丸ごとは含まれず持分法で純利益へつながる。2026年夏に売却検討の対象となった九施設は、ほぼこの領域に属する。各施設の来客と実効収入は景気、近隣の競合、営業税率に左右される。

優良さと弱いところ

堀の中心は代わりの利かない催事と、州が数を制限する営業権である。ケンタッキーダービーは同じ日に別の会社が開催できず、2026年には来場者15万人超と歴代最高の週次馬券発売額を集めた。豪華席の増設を続けても需要が残ることは、入場料と協賛の値決め力を示す。ただし高価格が通るのはダービーであり、すべての端末と地方カジノに同じ力があるわけではない。

歴史馬券では競馬場の免許、設置場所、馬券を精算する中核技術を一体で持つ。バージニア州の歴史馬券設備は実質的に同社が運営し、ツインスパイアーズは他社が提供する競馬にも馬券を売る。ユナイテッド・トートは他社競馬場の共通基盤となり、ニューヨーク競馬協会とのサービス契約も2035年まで延長された。共同利用の基盤と蓄積された投票・精算記録が、単なる画面課金のソフトより乗り換えを難しくする。

資本効率には見かけの良さと弱さが混ざる。2025年のROEは約38%だが、自己資本を自社株買いと借入で小さくしていることが一因だ。税後営業利益を自己資本と純負債の合計で割ると、投下資本利益率はおよそ9%にすぎない。2022年末からの税後営業利益の増分は大きく、投資の実を結びつつあるが、買収の通期化と新設施設の立ち上がりが混ざるため、増分利回りを恒久的な高水準と断定できない。

弱点は免許の競争条件が政治で変わり、重い固定資産と借入は不況でも消えないことだ。2026年にはバージニア州の既存店がピーターズバーグの新カジノとの競争で弱含み、州内5,000台の法定枠が数量の天井にもなっている。デジタル馬券の予想情報にはAIエージェント代替の危険があるが、現金の決済と法令に従った払戻記録まで人工知能が無許可で引き受けられるわけではない。堀は全社一律でなく、事業ごとに見分ける必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の競馬は成長市場ではない。エクイベースによれば、2025年の米国サラブレッド競馬の馬券取扱額は約110.3億ドルで前年比2.1%減、開催日数も減った。この市場でツインスパイアーズの直接公表取扱額19.81億ドルは約18%に相当するが、全国数字には海外からの投票も入り、厳密なオンライン市場占有率ではない。競合にはフラッター傘下のファンデュエル/TVG、NYRAベッツ、エックスプレスベットがいる。

歴史馬券は競馬そのものより伸びてきた。ケンタッキー州の2025年の歴史馬券粗収入は推定約10.2億ドルで、同社の州内施設売上約5.67億ドルはその約56%に当たる。ただし前者はゲーム粗収入、後者は飲食等を含む会計売上であり、正式なシェアではない。バージニア州では歴史馬券端末の運営が同社に集中する一方、2026年にはライブ!カジノの開業で既存のロージーズの稼働が落ちた。しかもバージニア州の歴史馬券端末は現行で州全体5,000台、営業拠点10カ所が上限である。2026年7月の経営陣は上限引き上げを働き掛ける意向を示したが、州法改正はまだ確定していない。端末を増やしても一台あたり売上が下がる危険が見えている。

地方カジノが属する米国の伝統的な商業カジノ市場は、米国ゲーミング協会によると2025年の粗収入が約509億ドルで、伸びは2%台だった。同社のゲーミング売上約10.4億ドルは単純比で約2%だが、対象市場と収益区分が異なるため概算にとどまる。シーザーズ、ボイド・ゲーミング、ペン・エンターテインメント、ラッシュ・ストリートなどとの地域別の奪い合いであり、全米で同じ値段を上げられる商売ではない。

今後10年は歴史馬券の設置台数の伸びが主役となり、ダービーは高付加価値席と放映権の単価上昇が主役となる。オンライン馬券は競馬全体の競走数減少を顧客維持と他社への技術提供で補う必要がある。一般のカジノ・ホテル・クルーズの業界ノートを、許可制の歴史馬券と馬券精算へそのまま当てはめるべきではない。カジノ売却が決まれば、事業規模と競合の見方を作り直さなければならない。

資本政策と M&A

過去10年の資本配分は、買収と競馬関連施設の建設に重点を置いてきた。2022年のペニンシュラ・パシフィック・エンターテインメント関連資産の取得でバージニア州の歴史馬券を大きく取り込み、2023年にはエグザクタを取得した。既存の競馬場でも高級席や設備を増設し、2028年に向けて「ビクトリー・ラン」の開発を進める。ニューハンプシャー州のロッキンガムでは約1.8〜2.0億ドルの投資を予定している。

2025年の自社株買いは約4.25億ドル、配当は約0.3億ドルだった。株式報酬約0.3億ドル相当を除くと、正味の還元は見た目より小さい。2026年6月末時点の買戻し枠は約4.30億ドル残るが、期限も実施義務もない。今後10年の買い戻し継続を会社が数字で約束しているわけではない。長期の全社利益目標も数字の約束はない。

2026年7月には九つの地方カジノの売却を模索するとSECへ届けたが、買い手も価格も未確定である。同月、ユナイテッド・トートの残る49%の持分買収にも合意したが、成立を確認できない部分の利益は先取りしない。9月には5億ドルの2033年満期借入を組み、既存の信用枠などの満期を2031年へ延長した。バージニア州の端末上限5,000台の引き上げを求めているが、現時点で認められたものではない。借り換えを進める一方、自由に使える現金を増やすには、買収価格の規律と借金の返済を優先する必要がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ダービーのブランドは競技が続く限り代替できない。2026年の大会は15万人を超す観客を集め、週次の馬券販売は記録を更新し、放映視聴者も過去最高水準となった。競馬場に建てるプレミアム席は、来場者を大幅に増やさなくても一人当たり消費を引き上げる。2027年開始のサラブレッド選手権は、単発のイベントを年間の物語につなぐ可能性がある。

競馬場の外に広がった歴史馬券事業は、州ごとに許可された施設のネットワークである。ケンタッキー州とバージニア州で持つおよそ一万台の端末は、設置場所と運営技術が許認可で守られる。新しいロッキンガムや既存店の拡張が成功すれば、費用を吸収したあとの利益が早く増える。ケンタッキー州での規模は競合のケンタッキーダウンズやレッドマイルを上回る部分も多く、仕入れと顧客基盤を活用できる。

オンラインでも大きな資金を投じて総合スポーツ賭博の広告競争をする必要はない。ツインスパイアーズは競馬の専門客に絞り、ユナイテッド・トートとエグザクタは顧客が変わっても精算基盤として手数料を得る。九つの地方カジノを採算に合う値段で売れるなら借金を返済し、堀の強い施設に資本を集中できる。ただし売却益はまだ確定していない。こうした複数の事業改善がそろえば、設備と営業権の価値は現在の会計純利益から想像するより大きくなる。

慎重な見方

歴史馬券の免許は永久の独占権ではない。バージニア州では2026年のピーターズバーグ新カジノが、すでに既存のロージーズから客を奪っている。さらに州が賭博の種類や施設数を広げれば、今の一台当たり売上は伸びなくなる。ケンタッキー州でもケンタッキーダウンズ、レッドマイル、その他の競馬場系列が設備を増やし、集客費と税・賞金への拠出を押し上げる。

米国の競走馬のレース数と取扱額は減っている。ツインスパイアーズはファンデュエル/TVGやNYRAベッツと顧客を取り合い、競馬予想情報にはAIエージェント代替が及ぶ。精算の共同基盤は生き残っても、収益の伸びが物価を下回ることはあり得る。地方カジノは利益率が低く、売却しようとしても買い手が価格を下げれば借金だけが残る。売却検討中の施設の価値を、決まってもいない値段で先取りすべきでない。

2025年末の純有利子負債は約49億ドルで、自己資本の数倍ある。借り換えで返済期限を延ばせても、借入金利は長く高止まりし得る。2020年には赤字に落ち、景気や公衆衛生上の停止が来れば、端末設備の減価償却と人件費をただちには減らせない。重い借金がある会社では、営業利益が半分になるだけでも株主価値が大きく損なわれる。ダービーのブランドが残ることと、株主が儲かることは別の話である。

どちらに重みを置いたか

営業権とダービーのブランドについては前向きな見方に分がある。一方で、今の株価で何を所有するのかを考えると、借金と地方カジノの売却検討を重くみる。中立を36%、良い方を29%、悪い方を35%とした。悪い方を厚くしたのは、借入の規模と規制変更、2026年のバージニア州の競争が現に表れているためだ。競馬予想のAI代替は賭けの情報部分だけで織り込み、同じ理由で資本コストを上げていない。

五つの筋書きから出る現時点の価値は約49億ドルで、基準時価総額を約18%下回る。中立の十年後は今より大きな会社になるが、還元を含めても資本コストに見合う安全域が足りない。地方カジノの売買契約が成立すれば、売上と債務の両方を改めて評価する。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 111.85 ドル80 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 40.89 ドル29 億ドル)。 今の値に割り戻すと 73.82 ドル53 億ドル、今との差 −22.2%、 期待の年率 +5.8%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 219.36 ドル158 億ドル 72.42 ドル52 億ドル +207.7% +14.3% 26.26 ドル19 億ドル
やや楽観 20% 169.53 ドル122 億ドル 57.10 ドル41 億ドル +139.0% +10.8% 45.33 ドル33 億ドル
中立 36% 125.45 ドル90 億ドル 45.96 ドル33 億ドル +80.8% +7.2% 61.71 ドル44 億ドル
やや悲観 25% 45.42 ドル33 億ドル 25.07 ドル18 億ドル −25.7% −3.5% 17.62 ドル13 億ドル
悲観 10% 16.88 ドル12 億ドル 1.39 ドル1 億ドル −80.7% −15.6% 1.83 ドル1 億ドル
加重平均100% 111.85 ドル80 億ドル40.89 ドル29 億ドル +61.1% +5.8% 152.74 ドル110 億ドル

今の株価時価総額 94.83 ドル68 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:高単価のダービー席と歴史馬券の新施設が成功 利益 10 億ドル · PER 14.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 219.36 ドル158 億ドル

2028年のビクトリー・ランで高単価席が増え、ダービーの入場券、放映権、協賛金が伸びる。2027年のサラブレッド選手権も成功し、競馬場の複合単価は十年で約1.7倍となる。来場数を無理に倍増させず、既存施設の客単価を上げる筋書きである。

ケンタッキー州の端末は約7,000台へ増え、バージニア州は現在の法定上限5,000台を州議会が引き上げた場合に限り5,800台まで増える。許認可緩和が成立し、ピーターズバーグのカジノとの棲み分けも進むという追加条件が必要だ。ニューハンプシャー州のロッキンガムは計画どおり開業し、新施設が収益化する。オンラインの馬券取扱額はほぼ横ばいでも、精算・第三者向けシステムの付加価値が高まる。米国の競馬総額が縮むなか、他社への基盤供給で補う。

地方カジノはシーザーズやボイドとの競争をこなし、端末台数と収益が伸びる。未合意の九施設の売却益は先取りせず、現在の資産が続く姿で描く。2035年の営業利益は約16.2億ドル、純利益は10.4億ドルとなり、十年間の正味還元は52億ドル。新設施設の増分利回りが資本コストを上回り、債務が利益に対して軽くなる。

  • チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー:数量 88.0(年間の現地競馬開催日数(日))× 価格 0.06(開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。ダービーの高級席・放映権を含む平均。日数はほぼ固定。
  • ケンタッキー州の歴史馬券施設:数量 7,000(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 12 億ドル・営業利益 5 億ドル。免許下の端末台数と実質稼働・単価の組み合わせ。
  • バージニア州の歴史馬券施設:数量 5,800(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 10 億ドル・営業利益 4 億ドル。現行の5,000台上限を引き上げる州法改正の成立が前提。
  • ニューハンプシャー州の競馬関連賭博:数量 4.0(報告対象の州内営業施設(施設))× 価格 0.15(1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。ロッキンガムの開業と稼働段階の違い。
  • ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ:数量 19.8(ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く))× 価格 0.33(取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル))→ 売上 7 億ドル・営業利益 3 億ドル。取扱額は実質数量、単価は第三者向け精算等も含む複合指標。AIエージェント代替はBRISに限定。
  • 保有する地方カジノと付随施設:数量 11,800(直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台))× 価格 0.00(1台あたりの年間複合収入(億ドル/台))→ 売上 17 億ドル・営業利益 5 億ドル。直営端末等価であり、テーブル・ホテル売上も内包。未成立の施設売却は含まない。

倍率:事業のROEは2035年GAAP純利益10.4億ドル÷同年自己資本29.1億ドル=35.7%。k9.0%、強い堀の残存割合2/3からRONIC=k+2/3×(ROE−k)=26.8%。長期g3.0%は競馬の実質市場縮小、歴史馬券の端末上限とシェア、高級席の価格上昇を合わせて推定し、ROEから逆算していない。(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)の正当化PER上限15.25倍に対し、競合と未成立の売却に関する不確実性を踏まえ上限の95%で14.48倍とする。2035年GAAP純利益10.4億ドル×14.48倍=時価総額150.592億ドル。純負債と借り換え金利は利益に織り込んだので後から差し引かない。

確率:ケンタッキーダービーの高価格席が伸び、バージニア州の5,000台上限が立法で緩和されるなど複数の条件が必要だ。現行法を超える増設を当然視せず9%。

やや楽観 20% やや楽観:許可制施設の拡張とダービーの値上げが続く 利益 8 億ドル · PER 13.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 169.53 ドル122 億ドル

ダービーの高級席は増えるが、プレミアム価格の伸びは楽観ほど大きくない。競馬場の開催はほぼ同じで、複合単価は約1.6倍となる。2026年の記録的なダービー週が継続的な協賛や放映価値につながる。

ケンタッキー州の歴史馬券は新設と既存店の改装で6,500台、バージニア州は現在の州全体の法定上限である5,000台まで増える。新カジノとの競争は部分的に響くが、ロージーズの立地と顧客基盤は残る。エグザクタは他社の歴史馬券端末に利用を広げ、賭けの取扱額が伸びなくても決済単価が増す。

地方カジノではシーザーズやペン・エンターテインメントと競争し、平均単価は物価並みに伸びる。九施設の売却は未成立として売上も配当原資も保持し、売却時の現金流入は価値に足さない。2035年には営業利益が約13.5億ドル、純利益が8.4億ドルとなる。設備投資とSBCを差し引いても、十年間で41億ドルの正味還元が可能になる。

  • チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー:数量 84.0(年間の現地競馬開催日数(日))× 価格 0.05(開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。ダービーの高級席・放映権を含む平均。日数はほぼ固定。
  • ケンタッキー州の歴史馬券施設:数量 6,500(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 10 億ドル・営業利益 4 億ドル。免許下の端末台数と実質稼働・単価の組み合わせ。
  • バージニア州の歴史馬券施設:数量 5,000(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 9 億ドル・営業利益 3 億ドル。現行の州全体の法定上限まで設置する。
  • ニューハンプシャー州の競馬関連賭博:数量 3.0(報告対象の州内営業施設(施設))× 価格 0.14(1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。ロッキンガムの開業と稼働段階の違い。
  • ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ:数量 19.0(ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く))× 価格 0.32(取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。取扱額は実質数量、単価は第三者向け精算等も含む複合指標。AIエージェント代替はBRISに限定。
  • 保有する地方カジノと付随施設:数量 11,600(直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台))× 価格 0.00(1台あたりの年間複合収入(億ドル/台))→ 売上 16 億ドル・営業利益 5 億ドル。直営端末等価であり、テーブル・ホテル売上も内包。未成立の施設売却は含まない。

倍率:事業のROEは2035年GAAP純利益8.4億ドル÷同年自己資本30.1億ドル=27.9%。k9.0%、強い堀の残存割合2/3からRONIC=k+2/3×(ROE−k)=21.6%。長期g3.0%は競馬の実質市場縮小、歴史馬券の端末上限とシェア、高級席の価格上昇を合わせて推定し、ROEから逆算していない。(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)の正当化PER上限14.78倍に対し、競合と未成立の売却に関する不確実性を踏まえ上限の90%で13.30倍とする。2035年GAAP純利益8.4億ドル×13.30倍=時価総額111.720億ドル。純負債と借り換え金利は利益に織り込んだので後から差し引かない。

確率:バージニア州は法定上限5,000台の範囲内で稼働を高め、ケンタッキー州では歴史馬券の新施設が許可され、高価格帯の席もよく売れる一方、オンライン馬券の実質数量は伸びないとする現実的な好転。一定の競争を織り込み20%。

中立 36% 中立:歴史馬券は増えるが新カジノと競馬離れが一部を相殺 利益 7 億ドル · PER 12.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 125.45 ドル90 億ドル

競馬場の開催日は大きく変わらず、高価格帯の客席や放映権の伸びで開催日あたり収入は物価を少し上回る。2028年の改修は新しい来場者を大量に作るのではなく、ダービーをより高い価格で楽しむ人に資金を使う。ブランドの堀は維持されるが、建設した客席にも保守費は掛かる。

ケンタッキー州の歴史馬券は約5,900台へ増え、台あたり収入は十年で1.39倍となる。バージニア州は現行法の上限5,000台を超えず4,900台にとどまり、ピーターズバーグのカジノなどとの競争で単価の伸びが物価を下回る。ニューハンプシャーはロッキンガムが寄与するが、初期費用も大きい。競馬の取扱市場は緩やかに縮み、ツインスパイアーズの馬券取扱額は0.90倍に減る。契約に守られる精算技術とエグザクタが、予想情報のAI代替を一部補う。

地方カジノの端末はゆっくり増え、平均収入は物価をやや下回る。売却検討中の九施設は契約未成立のため引き続き連結し、売却代金も計上しない。2035年の売上は約40.9億ドル、営業利益は約11.2億ドル、純利益は6.5億ドルとなる。10年間の純利益累計51.5億ドルから正味33億ドルを還元し、自己資本は28.6億ドルへ増える。

  • チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー:数量 83.0(年間の現地競馬開催日数(日))× 価格 0.05(開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。ダービーの高級席・放映権を含む平均。日数はほぼ固定。
  • ケンタッキー州の歴史馬券施設:数量 5,900(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 9 億ドル・営業利益 4 億ドル。免許下の端末台数と実質稼働・単価の組み合わせ。
  • バージニア州の歴史馬券施設:数量 4,900(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 7 億ドル・営業利益 3 億ドル。現行の5,000台上限を超えない。新カジノとの競争が単価を抑える。
  • ニューハンプシャー州の競馬関連賭博:数量 3.0(報告対象の州内営業施設(施設))× 価格 0.12(1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。ロッキンガムの開業と稼働段階の違い。
  • ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ:数量 17.8(ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く))× 価格 0.31(取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。取扱額は実質数量、単価は第三者向け精算等も含む複合指標。AIエージェント代替はBRISに限定。
  • 保有する地方カジノと付随施設:数量 11,100(直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台))× 価格 0.00(1台あたりの年間複合収入(億ドル/台))→ 売上 15 億ドル・営業利益 4 億ドル。直営端末等価であり、テーブル・ホテル売上も内包。未成立の施設売却は含まない。

倍率:事業のROEは2035年GAAP純利益6.5億ドル÷同年自己資本28.6億ドル=22.7%。k9.0%、強い堀の残存割合2/3からRONIC=k+2/3×(ROE−k)=18.2%。長期g3.0%は競馬の実質市場縮小、歴史馬券の端末上限とシェア、高級席の価格上昇を合わせて推定し、ROEから逆算していない。(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)の正当化PER上限14.33倍に対し、競合と未成立の売却に関する不確実性を踏まえ上限の85%で12.18倍とする。2035年GAAP純利益6.5億ドル×12.18倍=時価総額79.170億ドル。純負債と借り換え金利は利益に織り込んだので後から差し引かない。

確率:2026年の最高記録のダービーと一部の歴史馬券新設は既成の追い風だが、バージニア州では既存の5,000台上限を守る。しかし競走数減少や新規カジノの脅威も実証されている。両面を考え中心に36%。

やや悲観 25% やや悲観:歴史馬券の単価が伸びず借金の負担が残る 利益 3 億ドル · PER 9.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 45.42 ドル33 億ドル

ダービーは存続するが、高価格帯の席が埋まりきらず、スポンサーと放映料の伸びは物価に届かない。ケンタッキー州では端末が5,400台へ増えても一台あたりの収入は十分に伸びない。バージニア州ではライブ!カジノなどの新規競争で既存店の台数が4,300台へ減る。免許を維持しても実効稼働を守れず、固定費だけが残る。

オンライン競馬はファンデュエル/TVGやNYRAベッツに顧客を取られ、取扱額は15.2億ドルへ縮む。BRISの競馬予想情報はAIエージェント代替の影響を受け、単なる分析画面で料金を取り続けられない。ユナイテッド・トートの精算基盤は残るが、全部門の粗利を補うほどではない。

地方カジノではペンやシーザーズとの競争で一台当たり収入が鈍る。売却交渉があっても成立を仮定せず、資産と借金の重さをそのまま引き受ける。2035年の営業利益は約6.0億ドル、純利益は2.6億ドル。前半は利益を保つが、後半の停滞で10年の純利益累計は32億ドルとなる。正味還元は18億ドルまで縮み、残りを設備維持と債務返済に向ける。

  • チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー:数量 80.0(年間の現地競馬開催日数(日))× 価格 0.04(開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。ダービーの高級席・放映権を含む平均。日数はほぼ固定。
  • ケンタッキー州の歴史馬券施設:数量 5,400(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 7 億ドル・営業利益 3 億ドル。免許下の端末台数と実質稼働・単価の組み合わせ。
  • バージニア州の歴史馬券施設:数量 4,300(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。新カジノとの競争で端末と単価が動く。
  • ニューハンプシャー州の競馬関連賭博:数量 2.0(報告対象の州内営業施設(施設))× 価格 0.10(1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。ロッキンガムの開業と稼働段階の違い。
  • ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ:数量 15.2(ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く))× 価格 0.26(取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。取扱額は実質数量、単価は第三者向け精算等も含む複合指標。AIエージェント代替はBRISに限定。
  • 保有する地方カジノと付随施設:数量 9,500(直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台))× 価格 0.00(1台あたりの年間複合収入(億ドル/台))→ 売上 11 億ドル・営業利益 2 億ドル。直営端末等価であり、テーブル・ホテル売上も内包。未成立の施設売却は含まない。

倍率:事業のROEは2035年GAAP純利益2.6億ドル÷同年自己資本24.1億ドル=10.8%。k9.0%、強い堀の残存割合2/3からRONIC=k+2/3×(ROE−k)=10.2%。長期g1.5%は物価・競馬市場の実質数量・規制下のシェアと値上げから推定し、ROEから出していない。(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)の正当化PER上限11.54倍に対し、GAAP利益の確実性と競争に応じ上限の80%で9.23倍。2035年全社純利益2.6億ドル×9.23倍=時価総額23.998億ドル。純負債とその借り換え金利は純利益に反映し、倍率後に再度控除しない。

確率:バージニア州の競争による実効単価の低下はすでに観測でき、他州のカジノ増設や金利負担も重なるおそれがある。部分的な構造悪化を25%。

悲観 10% 悲観:競馬離れと州の競争解禁で事業の稼ぐ力が崩れる 利益 −1 億ドル · PBR 1.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 16.88 ドル12 億ドル

ダービーだけは続くが、近隣娯楽との競争で安い席の客が減り、プレミアム席にも価格の上限が見える。歴史馬券の許可制度が広がって他の運営者が入り、ケンタッキー州の端末は4,400台、バージニア州は3,100台へ減る。州の課税と馬主への拠出も重なり、残る端末の営業利益率は大きく低下する。

競馬の取扱額は全国で縮み続け、ツインスパイアーズの取扱額は12億ドルへ落ち込む。予想情報サービスはAIエージェントが代替し、決済とエグザクタの技術料も競争で押し下げられる。地方カジノの売却は条件が悪く進まず、老朽設備と固定費を抱えたまま利益を失う。

2035年の営業利益は約1.16億ドルしか残らず、利払いと持分法収益を差し引くとGAAP純損失は1億ドルとなる。最初の3年間で純利益合計8.6億ドルを稼ぐが、その後7年間は累計3.4億ドルの赤字となり、十年全体の純利益累計は5.2億ドルにすぎない。正味還元は1億ドルだけで、設備と許認可に残る回収価値が株主価値の下限となる。

  • チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー:数量 75.0(年間の現地競馬開催日数(日))× 価格 0.03(開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日))→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。ダービーの高級席・放映権を含む平均。日数はほぼ固定。
  • ケンタッキー州の歴史馬券施設:数量 4,400(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。免許下の端末台数と実質稼働・単価の組み合わせ。
  • バージニア州の歴史馬券施設:数量 3,100(年間平均稼働の歴史馬券端末(台))× 価格 0.00(端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。新カジノとの競争で端末と単価が動く。
  • ニューハンプシャー州の競馬関連賭博:数量 2.0(報告対象の州内営業施設(施設))× 価格 0.08(1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。ロッキンガムの開業と稼働段階の違い。
  • ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ:数量 12.0(ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く))× 価格 0.22(取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。取扱額は実質数量、単価は第三者向け精算等も含む複合指標。AIエージェント代替はBRISに限定。
  • 保有する地方カジノと付随施設:数量 7,900(直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台))× 価格 0.00(1台あたりの年間複合収入(億ドル/台))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。直営端末等価であり、テーブル・ホテル売上も内包。未成立の施設売却は含まない。

倍率:構造的な敗北で2035年の純利益が赤字のためPERは使わない。PBR1.20倍は2035年に積み上がった自己資本14.3億ドルではなく、2025年末の自己資本10.1億ドルだけに掛ける。12.12億ドルは純負債の先順位を考慮した後の競馬場資産・営業権・施設等の回収可能な価値を現時点の正味簿価で近似した保守的な床の近傍で、過去の谷の市場PBRには由来しない。仮に設備減損が大きければこの床にも不確実性が残る。この局面のEV(時価総額12.12億ドル+基準純負債49.1億ドル)÷営業利益1.16億ドルは約52.8倍となり、利益だけでは現在の事業資産を正当化できない。ゆえに清算に近い資産の床を使うが、実際の売却額は不明である。

確率:規制の変化と競馬市場の縮小が同時に進み、複数の店舗で減損を要する構造敗北の確率として10%。ダービーと営業権の残存価値があるため、ゼロではなく床を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

チャーチル・ダウンズ競馬場とダービー

競馬場の開催約80日からの馬券関連手数料、入場料、特別席、放映権、協賛と飲食。

数量年間の現地競馬開催日数(日)価格開催1日あたりの年間平均の複合売上(億ドル/日)売上営業利益
今 2025/12 80.0 0.03 3 1
10 年後 中立 83.0 0.05 4 2

取り方:10-Kでは年間約80日開催、競馬場の対外売上2.624億ドル。2.624÷80=0.0328億ドル/開催日。ダービーの一日に売上が集中するため実際の日割料金ではなく、放映・協賛・飲食・馬券を含む年間複合単価である。営業利益1.12億ドルは特別席の高い採算を踏まえた推計で、会社は競馬場単独GAAP営業利益を開示していない。

ケンタッキー州の歴史馬券施設

ダービーシティ、ターフウェー、オークグローブ、エリスパークなどの端末からの実効収益。

数量年間平均稼働の歴史馬券端末(台)価格端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 5,080 0.00 6 2
10 年後 中立 5,900 0.00 9 4

取り方:10-Kのケンタッキー州地域別売上2.171+1.132+1.683+0.687=5.673億ドル。年末記載の8施設5,355台から2026年2月開業マーシャル・ヤーズ225台を除き、2025年2月開業オーエンズボロの稼働月数も調整して年間平均約5,080台と推定。売上÷台数の平均に飲食・ホテルを含む。営業利益は同報告セグメント全体のGAAP費用構成を元に推定。2025年の州内HHR市場GGR約10.2億ドルはhttps://gamblingatlas.org/states/kentucky/historical-horse-racing-revenue/を参照し、会社の5.673億ドルとの比は収益区分が違うため正式な市場占有率ではない。

バージニア州の歴史馬券施設

ロージーズとザ・ローズなどの規制された歴史馬券施設。

数量年間平均稼働の歴史馬券端末(台)価格端末1台あたり年間複合売上(億ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 4,450 0.00 5 2
10 年後 中立 4,900 0.00 7 3

取り方:10-Kのバージニア州売上5.461億ドルと施設別の約4,835台を使用。2025年8月のリッチモンド450台増設、9月のロージシャー175台開業の通年未稼働を反映し年間平均約4,450台と推定。1台の実効売上にホテル・飲食等を含む。2026年のピーターズバーグ新カジノとの競争は未来の台あたり売上に反映。現行の州規制では同社に認められるのは10拠点・合計最大5,000台(2026年7月のCEO説明)。新法なしに2035年の台数が5,000台を超えないよう中立とやや楽観は制限し、楽観で超えるのは州法改正を明示的な前提とする。発言原文はhttps://stockanalysis.com/stocks/chdn/transcripts/653555-q2-2026/。州内HRM全端末が同社系列という2026年8月の報道はhttps://www.iredellfreenews.com/gaming/2026/virginias-historical-horse-racing-revenue-declines-in-augustを参照。

ニューハンプシャー州の競馬関連賭博

チェイサーズと2025年取得のカジノ・セーラム。2027年開業予定のロッキンガムを含む将来の成長余地。

数量報告対象の州内営業施設(施設)価格1施設あたり年間売上換算(億ドル/施設)売上営業利益
今 2025/12 2.0 0.09 0 0
10 年後 中立 3.0 0.12 0 0

取り方:10-Kの州内売上0.189億ドル。事業の性質が異なるチェイサーズとカジノ・セーラムの2施設で便宜的に割った値であり、2025年8月買収のセーラムは通年寄与していない。会社区分の営業利益開示がなく0.02億ドルは控えめな推定。今後の施設増は新しい収容能力を数量に取り込む。

ツインスパイアーズ・馬券精算・エグザクタ

オンライン馬券の受託、競馬場にまたがる決済台帳、HRM中央システム、統計情報BRIS等の取引サービス。

数量ツインスパイアーズ年間馬券取扱額(億ドル、Velocity等を除く)価格取扱1ドル当たりの部門複合売上(ドル/取扱ドル)売上営業利益
今 2025/12 19.8 0.25 5 2
10 年後 中立 17.8 0.31 6 2

取り方:会社の2025年通期決算補足ではTwinSpires Horse Racing取扱額19.810億ドル、10-Kの外部売上は4.882億ドル。後者はUnited Tote、Exacta、BRIS、スポーツベット関連収入も含むため「馬券手数料率」ではなく、取扱額と連動する複合収益指標である。競馬の予想情報BRISはAIエージェント代替を受けやすいが売上単独の非開示につき部門内に含め、中立数量0.90倍、価格約1.26倍、長期の精算基盤g約2%、情報分析部分は0%で評価する。NYRAの2035年までの契約と他社も使う決済システムが共同利用と記録の正本の証拠である。全国馬券市場の2025年取扱110.3億ドルと前年比減少はhttps://cms.equibase.com/node/311321参照。https://ir.churchilldownsincorporated.com/news-releases/news-release-details/churchill-downs-incorporated-reports-2025-fourth-quarter-and

保有する地方カジノと付随施設

カジノのスロットとテーブルゲーム、地方ホテル・飲食の収入。持分法のリバーズとマイアミバレーは数量・売上から除外。

数量直営施設のスロット・ビデオロッタリー等(台)価格1台あたりの年間複合収入(億ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 10,595 0.00 10 3
10 年後 中立 11,100 0.00 15 4

取り方:10-Kでゲーミング売上10.429億ドル。施設表の端末14,335台から持分法対象リバーズ1,510台、マイアミバレー2,230台を引いた直営10,595台を数量にする。テーブルゲーム、ホテル、飲食収益も含むので価格は「端末等価の実効収入」であり機械の払戻率ではない。2026年7月の九施設売却検討は成約しておらず、既存施設を前提にした。全国の伝統的な商業カジノ粗収入509.4億ドルはhttps://americangaming.org/commercial-gaming-revenue-hits-78-7-billion-in-2025-driving-record-18-1-billion-in-gaming-taxes-nationwide/から参照。

リスクと懸念

州の規制変更と歴史馬券の競争

歴史馬券の設置は州の法律と競馬免許に依存する。バージニア州の新たな大型カジノは、2026年時点で一部ロージーズ施設の収益を減らした。ほかの州でも施設枠や税率、競馬賞金への拠出義務が変われば、一台当たりの実効売上と利益率が下がる。現在の営業権を永久の独占とみなしてはならない。現行のバージニア州の設置上限は5,000台・10施設で、改正がない限り台数の拡大が止まる。

純負債と金利の借り換え

2025年末の純有利子負債は約49億ドルで、EBITDAの約5倍に当たる。2026年9月の2033年満期借入と信用枠の延長は短期的な資金繰りを守るが、金利はSOFRに連動する。営業利益が減れば税後利払いが利益を吸収し、買い戻しも新規建設も同時には続けられない。

地方カジノ九施設の売却交渉

2026年7月のSEC届出は、地方カジノ九施設の売却可能性を調べるという内容にとどまり、契約価格も成立時期も示していない。安値で売ると資産の損失を確定させ、売らなければ成熟店舗の維持費が残る。売却代金を将来利益と二重に数えると評価を過大にするため、現段階では売却なしの基準を守る。

競馬の縮小とオンライン馬券の顧客流出

2025年の米国サラブレッド競走の馬券発売額は前年比2.1%減り、開催日も減少した。ツインスパイアーズはファンデュエル/TVGやNYRAベッツとコンテンツと顧客を奪い合う。全国の取扱額が縮むなかで割引や還元金を増やせば、取扱額が横ばいでも手取り収益は減る。

AIエージェント代替とデータの価格

BRISの馬券予想・統計情報は、AIエージェントが要約や予想を自動化すると、従来の画面や有料情報を買う動機が弱まる。対してユナイテッド・トートの払い戻し台帳とエグザクタの中央システムは法令と競馬場の共同利用が必要で、単なる画面を置き換えるだけでは代替しにくい。影響を情報部分の数量と単価に絞り、資本コストに二重計上しない。

建設工事と維持投資の負担

ビクトリー・ラン、ロッキンガムなどの新設投資は利益の獲得まで時間が掛かる。建設費が増え、開業後の稼働が計画を下回れば、減価償却と保守費だけが積み上がる。2025年に約4.9億ドルのFCFが出ても、景気悪化時に同じ現金が残るとは限らず、株主還元の余力を圧迫する。

催事の停止、評判、賭博への社会的反発

ダービーは唯一無二の強みだが、感染症、異常気象、馬の安全性を巡る問題、放映契約の変更で収入が集中する週が失われる危険がある。また問題ギャンブルへの規制強化や広告制限は歴史馬券・オンライン馬券の顧客獲得を難しくする。催事ブランドの寿命と毎年の利益の確実さは分けて考える。

今後の分かれ目

ケンタッキー州の歴史馬券端末当たり売上が二年続けて物価を上回って増えたら
新設を単なる数量拡大でなく収益性を伴う投資と判断し、やや楽観の数量と営業利益率を引き上げる。
バージニア州のロージーズ既存店の端末当たり収入が二年続けて減れば
新カジノとの競争が一時的でないと判断し、やや悲観の確率を厚くして同州の数量・単価を下げる。
地方カジノ九施設の具体的な売買契約と現金対価が公表されたら
売却店舗の売上と利益、売却代金、税金、借金返済を同時に改める。売却益のみを上乗せすることはしない。
純有利子負債÷EBITDAが三倍を下回り、維持投資後の現金が増えたら
借金が株主価値を圧迫する余地が縮むため、還元可能額と再投資の持続性を再評価する。
TwinSpiresの取扱額が米国サラブレッドの取扱総額を三年連続で上回るペースで伸びたら
市場縮小をシェア獲得で補えていると判断し、賭けサービスの実質数量を引き上げる。ただしAIで予想情報が高く売れるとは仮定しない。
Rockinghamの開業後二年の投資収益率が資本コストを下回ったら
新しい歴史馬券施設で既存の成功を再現できないとみて、将来の端末増設を減らし設備減損の確率を上げる。
2035年までのNYRA向け精算契約に反する大規模な内製化・乗換えが生じたら
共同決済基盤の堀が弱まるため、正本型としているWSSの長期成長を下げ、悲観側へ寄せる。

見ておくもの

  • 競馬場のダービー週馬券発売額、観客数と放映視聴者、プレミアム席の稼働と協賛収入
  • ケンタッキー州・バージニア州ごとのHRM稼働台数、一台あたりの収入と州の税率
  • バージニア州ピーターズバーグなど新カジノ開業後のRosie’s既存店売上
  • TwinSpiresの通年馬券取扱額と全国サラブレッド馬券発売額の差
  • United ToteのNYRA契約状況、Exactaの外部導入、BRIS有料情報の維持
  • 地方カジノ九施設の売却契約と対価、持分法施設を含めた純利益への影響
  • ROIC・維持設備投資・建設投資の稼働率、純負債÷EBITDA、2031年・2033年の借り換え
  • 配当+自社株買い−株式報酬・増資による正味還元と自己資本の増減

倍率と資本コストの決め方

基準とした2025年の売上約29.3億ドルを、競馬場の開催日、ケンタッキーとバージニアの歴史馬券台数、ニューハンプシャーの施設数、ツインスパイアーズの馬券取扱額、地方カジノの端末数に分けて再構成した。開示のない営業利益の地域割りは推定と明記し、合計をGAAP営業利益に合わせた。倍率は現在の市場PERや同業の過去の取引価格から取らず、k9.0%、長期g3.0%、将来ROEと強い堀の2/3残存を使う正当化PERの式から求めた。自社株買いによるROEの見かけの上昇は慎重に見た。純負債を二重に差し引かず、売却が未成立の地方カジノは売上も売却代金も二重計上しない。米国会計はすでにASC842でリース負債を計上しているため、店舗賃借を将来の特別な利益源とはしない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に、循環・値決め力・負債・寿命の質の合計+1.0%を加えた9.0%。比較対象のMGM(10.0%)やペン・エンターテインメント(10.5%)より低いのは、ダービーの独自ブランドと歴史馬券の限定免許を認めるためだ。ただし負債は上限の+1.0%で評価する。株価の変動率や現在のPERは使わず、個々の売却・規制リスクは筋書きに反映する。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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読んだ資料

  1. Churchill Downs Incorporated 2025 Form 10-K、事業・地域別売上・施設台数・資本政策
  2. Churchill Downs Incorporated 2026年4〜6月期決算発表、セグメント・資金調達・直近の競争状況
  3. Churchill Downs Incorporated 2026年7月29日 Form 8-K、九つの地域カジノに関する戦略的選択肢

分析日 2026-10-23