株譜
AI 銘柄分析 · 一般消費財・サービス · 試作

ラスベガス・サンズ LVS

マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)45.84 ドル300 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)36.5 ドル239 億ドル差 +25.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 45.84 ドル300 億ドル · 差 +25.5% · 期待の年率 +9.2%
期待の年率リターン(10 年)+9.2%資本コスト比 −0.1 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ラスベガス・サンズ(LVS)は、2022 年に本拠のラスベガスの物件を売り、今はマカオ(子会社サンズ・チャイナ経由で約 7 割を保有。ベネチアン・ロンドナー・パリジャンなど)とシンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ。以下 MBS。全額)の 2 地域だけで稼ぐ統合型リゾートの会社である。2025 年は売上 約 130 億ドル、調整後物件 EBITDA 約 52 億ドル(マカオ 約 23 億、MBS 約 29 億)、純利益 約 16 億ドル。MBS は売上の 4 割強で EBITDA の 5.6 割を稼ぎ、利益率は約 51% とマカオ(約 31%)より高い。

2026 年 1〜6 月の純利益は 9.1 億ドルと前年を上回ったが、4〜6 月はマカオの VIP 席の勝ち越し率(ホールド)が極端に低く、マカオの EBITDA は 4.3 億ドル(前年 5.7 億ドル)に落ちた(ホールドの影響は約 0.9 億ドル)。賭け金の量はどの層でも増え、VIP 席の量では会社の言うシェアが 4 位から 1 位(26%)に上がった。ただしマカオ市場は 9 月に 4 か月連続の前年割れで、株は年初の高値から大きく下げている。

バリュー投資の観点では、免許(マカオは 2032 年末まで、シンガポールは 2 軒だけ)が堀で、わかりやすい事業である。一方で自社株買いを続けた結果、自己資本はほぼゼロで、純負債は EBITDA の約 2.3 倍。中立の 10 年では EBITDA 82 億ドル(今の 1.6 倍)、純利益 24 億ドル、倍率は資本コスト 9.25%(基本 8.0% + quality +1.25%)の利益ベースの正当化 PER(RONIC = k + 1/2 ×(事業の ROE − k)。上限 16.8 倍)の 8 割で約 13.4 倍、時価総額は約 325 億ドル(今の約 1.3 倍)と見る。k − g は 5 ポイント強しかなく、マカオの免税が続く前提とともに、結論の幅として読む。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、カジノ・リゾートは「免許が堀、現金が出るが、景気と規制と借金に弱い」事業である。10 年後も人は旅行で遊び、MBS のように代わりのない物件は残るだろう。株主のものになる利益は、純利益 約 16 億ドルに減価償却を足し、維持の設備投資(年 6〜7 億ドル)を引くと 20 億ドル台で、純利益より大きい。ただし 2026〜30 年は MBS の拡張に約 50 億ドルを使い、その利益が出るのは 2031 年以降で、新しい資本の回収は先になる。

堀の質は 2 つで違う。MBS は 2 軒の寡占で利益率が 5 割、堀は広がる。マカオは 6 社で競い、投下資本の回収に免許の約束(非ゲーミング投資)と販促のコストがかかり、利益率は 3 割どまりで堀は一定。経営は資本配分を自社株買いに寄せ、自己資本がほぼゼロになるまで株を消した。安く買えている時は有利だが、借金で買うと谷の年に身動きが取れなくなる。

値段との関係:利益ベースの倍率は、g 4%・ROIC から直した事業の ROE 約 58%・k 9.25% で上限 16.8 倍、その 8 割で PER 約 13.4 倍(10 年目の利益)。今の PER は GAAP で約 15 倍。中立の 10 年で時価総額は約 325 億ドル、還元の合計 293 億ドルを足して、年率では約 10% になり、資本コスト 9.25% をわずかに上回る。ただし k − g は 5 ポイント強しかなく、マカオの免税が切れ、免許の更新が厳しくなれば、結論は大きく下がる。安全域は、悲観でも還元と時価総額の合計が今の約 8 割ある点と、筋書きの確率の厚みにある。

何で稼ぐ会社か

収益の源は、カジノのゲーミング収入(VIP 席・プレミアム・マス席のテーブルとスロット)と、ホテル客室・商業施設・会議・エンターテインメントなどの非ゲーミング収入である。売上のおよそ 6 割がゲーミング、4 割が非ゲーミング(推定)。

マカオ(2025 年の売上 74.4 億ドル、調整後 EBITDA 約 23 億ドル、利益率 約 31%)は、コタイ地区のベネチアン、ロンドナー、パリジャンと、プラザ/フォーシーズンズ、半島側のサンズ・マカオからなる。ロンドナーは改装と再開業で 2026 年 1〜6 月の EBITDA が 4.15 億ドル(前年 3.58 億ドル)に増えた。マカオのゲーミング収入には約 35% の特別税がかかるが、ゲーミング事業の法人税は免除されている。MBS(2025 年の売上 約 57 億ドル、EBITDA 約 29 億ドル、利益率 約 51%)は、シンガポールで 2 軒しかない統合型リゾートの 1 つで、2025 年 10〜12 月の EBITDA 8.06 億ドルは四半期の過去最高。税率は 17%。2026 年 1〜6 月は売上 28.7 億ドル、EBITDA 14.8 億ドルと前年を上回った。

勝ち越し率(ホールド)の振れが短期の利益を動かす。VIP 席のチップの期待勝率はマカオ 3.3%、MBS 約 4.2% だが、2026 年 4〜6 月のベネチアンは 0.62%(前年 3.57%)にとどまり、マカオの EBITDA を約 0.9 億ドル押し下げた。費用は人件費・賭博税・減価償却が中心で、MBS の拡張(約 80 億ドル、2031 年 1 月開業予定)と、マカオ免許の投資の約束(2032 年末までに約 44 億ドル)が設備投資を決める。サイトの数量 × 価格では、各地域を「市場のゲーミング収入(実質)× 自社の取り分」を数量、物価の上昇を価格(rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)として置いた。

優良さと弱いところ

堀は 3 つ。第 1 は免許:マカオは 6 社の免許が 2032 年末まで、シンガポールは MBS とリゾーツ・ワールド・セントーサの 2 軒だけで、新規の参入が難しい。第 2 は規模と立地:コタイの 3 つの大型リゾートの集客力と、屋上のプールで知られる MBS という象徴的な物件。第 3 は VIP・プレミアム客の囲い込みで、2026 年 4〜6 月にマカオの VIP 席の量のシェアは 4 位から 1 位(26%)になったと会社は言う。

資本効率は高い。税引き後の営業利益 ÷(自己資本+純負債)は 2025 年に約 18%、帳簿の自己資本利益率は自社株買いで自己資本が 16 億ドルまで縮み 100% を超える(式の ROE は ROIC から直した)。稼ぎの大半が現金に変わり、2023 年第 4 四半期以降に 60 億ドル超(発行済みの 16%)を自社株買いに回した。

弱みは 5 つ。(1)中国の富裕層と景気、資本規制に収益が結びつく。(2)ホールドの振れ。(3)借金:総負債 151 億ドル、現金 34 億ドルで、MBS の拡張費で純負債は増える。(4)許認可と税:マカオの免許更新(2032 年末)、配当にかかる税の合意が 2027 年末までで延長は保証がない。(5)創業者の家族が大株主で、会長兼 CEO の交代も 2026 年 3 月に予定されたと報じられ(実施は未確認)、経営の連続性に不確実さが残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

マカオのゲーミング収入は 2019 年の約 3,830 億パタカから、2025 年に約 2,470 億パタカ(推定、前年比 約 +9%)まで戻った。2026 年は 4〜6 月が横ばい〜+4%、7 月は −8.4%(ワールドカップと資本規制)、9 月は 180.6 億パタカ(前年比 −1.2%)で今年の最低を付け、4 か月連続の前年割れ。1〜9 月の累計は前年比 +3% 前後。供給は 6 免許(サンズ・チャイナ、ギャラクシー、ウィン、MGM チャイナ、メルコ、SJM)で、新規の大型投資は免許の約束(非ゲーミング)に沿って 2032 年末まで続く。

競争の形は、マス(一般客)と VIP の取り合いで、利益率は営業ベースでサンズが約 24%(EBITDA ベースでは約 40%)、ウィン 16〜20%、MGM 7〜12%(デジタルを含む)と、LVS の高さが目立つ。ただしこれはシンガポールの寄与が大きい。サンズ・チャイナは VIP 席の量でシェアを取りに行っており、その分ホールドの振れが利益に直接出る。

シンガポールは 2 軒の寡占で、MBS が約 7 割(推定)を占める。2026 年 4〜6 月は MBS の EBITDA が 6.89 億ドル(前年 7.68 億ドル)と減ったが、ホールドの影響(−0.37 億ドル)とワールドカップで 6 月の高額客が流れた分で、マスの売上は +5% だった。2031 年 1 月に開業予定の拡張(570 室超の新棟、1.5 万席のアリーナ、拡張されたカジノ)が来場者と利益を押し上げる見込み。

競合と照らすと、LVS がうまくいけば、マカオはシェア 21.5%・EBITDA 利益率 36% で EBITDA が 10 年後に 56 億ドル、MBS は 55 億ドルと合計 111 億ドル規模になる(中立は合計 82 億ドル)。競合のギャラクシー・メルコが VIP とプレミアムの販促で単価を削り、中国の景気が落ちれば、マカオの EBITDA は 20 億ドル前後で今を下回る。長期の変数は中国の経済、資本規制、日本の IR(大阪)などアジアの新規供給、MBS の免許更新と税。

資本政策と M&A

還元は厚い。2026 年の配当は年 8 億ドル弱(四半期ごと。1〜6 月は 4.0 億ドル)、自社株買いは 2023 年第 4 四半期以降で約 1.24 億株(発行済みの 16.3%)・60.3 億ドル、2026 年 4〜6 月だけで 7.9 億ドル。7 月に残りの枠を 60 億ドル(2029 年 7 月まで)に増やした。自社株買いの平均の取得額は今の株価より高く、株価が下がった今は同じ金額でより多くの株を消せる一方、借金で買う形になると利益の振れを大きくする。

借金は 2026 年 6 月末で総負債 151 億ドル、現金 34 億ドル、平均の借入コスト 4.6%(これから借り換えで 5.75% 前後へ上がる)。未使用の借入枠は各社のリボルバーで 43 億ドル、MBS 拡張の専用ローンで 47 億ドル。ラスベガスの売却の際の売り手融資 12.6 億ドルは 2026 年 5 月に全額返済された。

MBS の拡張は総額 約 80 億ドル(金融費用・土地代込み)、6 月末で 約 30 億ドルを支出済みで、残りの約 50 億ドルが 2026〜30 年にかかる。マカオは免許の約束で 2032 年末までに約 44 億ドル(うち非ゲーミング 約 41 億ドル)を投じる。M&A は計画になく、創業者の家族が大株主なので TOB の可能性は小さい。株式報酬は小さく、payout_oku は配当と自社株買いから株式報酬の分(年 0.7 億ドル)を引いた正味で、増資は想定しない(谷の筋書きでは自社株買いを止めて借金を抑える)。

2026 年に決算期末後すでに実行した自社株買い 15.4 億ドル(10-Q・2026 年 1〜6 月)は、今の株数(時価総額)に反映済みなので、10 年の還元には数えず、自己資本の起点(0.5 億ドル)からも外した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ラスベガス・サンズは、アジアで最も代えのきかない 2 つの物件を持つ。MBS は 2025 年 10〜12 月に四半期の過去最高の EBITDA 8.06 億ドル(利益率 50%)を出し、2031 年 1 月に 570 室超の新棟とアリーナを足して来場者と客室を増やす。マカオでは VIP 席の量のシェアが 4 位から 1 位(26%)になり、ロンドナーの改装で 1〜6 月の EBITDA が 4.15 億ドル(前年 3.58 億ドル)に増えた。会社の長期目標は、マカオで四半期 EBITDA 7 億ドル(年 28 億ドル)で、2025 年の 23 億ドルから約 2 割上がる。

2026 年 4〜6 月の悪化は、ベネチアンの VIP 勝率が 0.62%(期待 3.3%)だったという偶然の要素が大きく、ホールドを期待値に戻すだけでマカオの EBITDA は 0.9 億ドル増える。賭け金の量はどの層でも伸びた。

資本配分は、60 億ドルの自社株買いで発行済みの 16% を消し、7 月に枠をさらに 60 億ドル積み増した。株価が下がるほど同じ金額で多くの株を消せる。純負債は EBITDA の約 2.3 倍と、2008〜09 年の危機の時より軽く、MBS の拡張の資金は専用ローンで手当て済みで、完成後は借金を減らせる。今の PER 15 倍は、マカオの 4 か月の前年割れを織り込みすぎている。

慎重な見方

まず、マカオは中国の富裕層と景気、資本規制に収益が結びつき、市場は 2019 年の水準(3,830 億パタカ)に戻っていない。2026 年は 7 月が −8.4%、9 月も −1.2%(今年の最低)で 4 か月連続の前年割れ。台数は増えても、競合のギャラクシー・メルコが VIP・プレミアムで販促を増やせば、LVS がシェアを取った分は単価と利益率で削られる。マカオの EBITDA 利益率は 2026 年 1〜6 月で 27%(2025 年 31%)に下がっており、「ホールドのせい」だけでは説明できない。

次に、利益の質:マカオのゲーミング事業の法人税は免除、シンガポールは 17% で、実効税率は 19% と低いが、免除と、サンズ・チャイナの配当にかかる税の合意は 2027 年末までで延長の保証がない。切れると利益が 1 割近く減る。免許は 2032 年末までで、更新の条件が厳しくなる可能性がある。

さらに、借金と資本配分:自己資本は 5.8 億ドルしかなく、総負債 151 億ドル。MBS の拡張費 約 80 億ドルのうち約 50 億ドルがこれから出ていく。自社株買いの平均の取得額は今の株価より高く、借金で買えば谷の年に動けなくなる。2008〜09 年は株価 −98% だった。今の PER 15 倍は、高い振れと許認可のリスクを織り込んだ値段にすぎない。

どちらに重みを置いたか

MBS の寡占の強さと、自社株買いによる還元の厚みは事実で、中立の 10 年は EBITDA 82 億ドル(今の 1.6 倍)・純利益 24 億ドル・PER 約 13.4 倍(資本コスト 9.25% の利益ベースの上限 16.8 倍の 8 割)に置いた。一方で、マカオの利益率の低下(27%)、免税の期限、免許の更新、借金は確率に効かせ、悲観を 12% と厚めに置いた。10 年の確率は楽観 7%・やや楽観 20%・中立 38%・やや悲観 23%・悲観 12%。景気連動と免許への依存は quality で資本コストに入れ(+1.25%)、k − g が小さい点は結論の幅として読む。総合の差は +25% でやや割安。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 46.23 ドル302 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 41.64 ドル272 億ドル)。 今の値に割り戻すと 45.84 ドル300 億ドル、今との差 +25.5%、 期待の年率 +9.2%(資本コスト 9.3%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 100.32 ドル656 億ドル 65.54 ドル429 億ドル +354.0% +16.3% 11.61 ドル76 億ドル
やや楽観 20% 69.65 ドル456 億ドル 52.84 ドル346 億ドル +235.3% +12.9% 24.50 ドル160 億ドル
中立 38% 49.72 ドル325 億ドル 44.74 ドル293 億ドル +158.6% +10.0% 35.90 ドル235 億ドル
やや悲観 23% 23.12 ドル151 億ドル 30.83 ドル202 億ドル +47.7% +4.0% 12.41 ドル81 億ドル
悲観 12% 8.85 ドル58 億ドル 19.97 ドル131 億ドル −21.1% −2.3% 3.46 ドル23 億ドル
加重平均100% 46.23 ドル302 億ドル41.64 ドル272 億ドル +140.5% +9.2% 87.87 ドル575 億ドル

今の株価時価総額 36.53 ドル239 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 楽観:マカオが 2019 年を超え、MBS の拡張が当たる 利益 42 億ドル · PER 15.8 倍 · 株価時価総額 100.32 ドル656 億ドル

2035 年のマカオ市場のゲーミング収入は 2025 年比で実質 1.35 倍、サンズの取り分は 21.5%(今 20%)。MBS は市場が実質 1.30 倍、取り分 71.5%(今 70%)。価格は物価指数で 1.45 倍。売上はマカオ 156.6 億ドル・MBS 109.2 億ドル、EBITDA は 56.4(利益率 36%)と 54.6(50%)で合計 110.9 億ドル(今の 2.12 倍)、営業利益 77.9 億ドル、純利益 41.5 億ドル(純負債 255 億ドル、純利息 19.0 億ドル)。還元は 10 年で 429 億ドル。

マカオは VIP 席の量のシェアを上げ続け、プレミアムマスと非ゲーミングで 2019 年を超える。MBS の新棟(570 室超)とアリーナが来場者と客室単価を押し上げ、利益率 50% を保つ。ロンドナーなどコタイの改装が一巡し、マカオの利益率が 36% へ上がる。ライバルのギャラクシー・メルコは取り分を譲る形。純負債は EBITDA の 2.3 倍を保ち、自社株買いで発行済み株をさらに減らす。倍率は正当化 PER 17.6 倍の 9.0 割にあたる 15.8 倍に置いた。

  • マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ):数量 89.7(マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分)× 価格 1.45(物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算)→ 売上 157 億ドル・営業利益 56 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数
  • シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ):数量 44.6(シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分)× 価格 1.45(物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)→ 売上 109 億ドル・営業利益 55 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数

倍率:上限の正当化 PER 17.6 倍に対し、15.8 倍(9.0 割)に置いた。中立の 8.0 割に、利益の質がよい分を上乗せした(楽観 +1.0 割)。上限の中身は g 4.0%、RONIC 51.3%(k 9.25% + 残る割合 0.50 ×(事業の ROE − k))、moat は 普通。式は (1−g÷RONIC)÷(k−g)。事業の ROE 93.4%(帳簿の自己資本 ROE は 40% 超か自己資本が負・極小なので使わず、ROIC 49%(税引き後営業利益 ÷(その筋書きの自己資本+今の純負債))+(ROIC − 税引き後の借入金利 4.4%)× 業界並みの負債の比 1.0(純負債 ÷(自己資本+純負債)。1 まで)で出した値)。時価総額は、書いた純利益 42 億ドル × 15.8 倍で 656 億ドル。純負債と利払いは純利益に入っているので、借金はさらに引かない。

確率:マカオが中国の景気回復で 2019 年の名目水準を超え、MBS の拡張が目論見どおり利益を増やす強い 10 年。ただし免許・免税・景気の 3 つの不確実さがあり、全部が上に出る確率は小さく 7%。

やや楽観 20% やや楽観:マカオの市場は実質で年 +1.7%、MBS の拡張が利益を足す 利益 31 億ドル · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 69.65 ドル456 億ドル

2035 年のマカオ市場のゲーミング収入は 2025 年比で実質 1.18 倍、サンズの取り分は 21.0%(今 20%)。MBS は市場が実質 1.20 倍、取り分 70.5%(今 70%)。価格は物価指数で 1.43 倍。売上はマカオ 131.8 億ドル・MBS 98.0 億ドル、EBITDA は 44.2(利益率 34%)と 49.0(50%)で合計 93.2 億ドル(今の 1.78 倍)、営業利益 61.2 億ドル、純利益 31.2 億ドル(純負債 219 億ドル、純利息 16.6 億ドル)。還元は 10 年で 346 億ドル。

マカオは会社の目標(四半期 EBITDA 7 億ドル)を 2030 年代に超え、利益率は 33〜34% へ。MBS の拡張が 2031 年から利益を足し、利益率は 50% を保つ。VIP とマスの両方でシェアを守り、免税と免許は続く。倍率は正当化 PER 17.2 倍の 8.5 割にあたる 14.6 倍に置いた。

  • マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ):数量 76.6(マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分)× 価格 1.43(物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算)→ 売上 132 億ドル・営業利益 44 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数
  • シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ):数量 40.6(シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分)× 価格 1.43(物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)→ 売上 98 億ドル・営業利益 49 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数

倍率:上限の正当化 PER 17.2 倍に対し、14.6 倍(8.5 割)に置いた。中立の 8.0 割に、利益の質がよい分を上乗せした(やや楽観 +0.5 割)。上限の中身は g 4.0%、RONIC 40.8%(k 9.25% + 残る割合 0.50 ×(事業の ROE − k))、moat は 普通。式は (1−g÷RONIC)÷(k−g)。事業の ROE 72.3%(帳簿の自己資本 ROE は 40% 超か自己資本が負・極小なので使わず、ROIC 38%(税引き後営業利益 ÷(その筋書きの自己資本+今の純負債))+(ROIC − 税引き後の借入金利 4.4%)× 業界並みの負債の比 1.0(純負債 ÷(自己資本+純負債)。1 まで)で出した値)。時価総額は、書いた純利益 31 億ドル × 14.6 倍で 456 億ドル。純負債と利払いは純利益に入っているので、借金はさらに引かない。

確率:会社の長期目標(マカオの四半期 EBITDA 7 億ドル)に近い形に市場の回復が加わる筋書き。20%。

中立 38% 中立:マカオは市場の伸びが名目で年 +4%、MBS は拡張で取り分が上がる 利益 24 億ドル · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 49.72 ドル325 億ドル

2035 年のマカオ市場のゲーミング収入は 2025 年比で実質 1.05 倍、サンズの取り分は 21.0%(今 20%)。MBS は市場が実質 1.15 倍、取り分 70.0%(今 70%)。価格は物価指数で 1.41 倍。売上はマカオ 115.7 億ドル・MBS 91.9 億ドル、EBITDA は 37.0(利益率 32%)と 45.1(49%)で合計 82.1 億ドル(今の 1.57 倍)、営業利益 50.1 億ドル、純利益 24.2 億ドル(純負債 197 億ドル、純利息 15.2 億ドル)。還元は 10 年で 293 億ドル。

マカオは 2026 年のホールドと販促の影響を除いた利益率 32% に戻り(2025 年 31%)、会社の目標をおよそ達成。MBS は取り分を 70% に保ち(新棟の来場増は市場全体の伸びに入れた)、新しい客室・アリーナの減価償却と人件費で利益率は 49% へわずかに下がる。免税と免許は続き、景気の谷が 1 回来るのを平均に含める。2025 年比の純利益は 1.5 倍で、EBITDA の伸びより低い(利払いが増える)。倍率は正当化 PER 16.8 倍の 8.0 割にあたる 13.4 倍に置いた。

  • マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ):数量 68.1(マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分)× 価格 1.41(物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算)→ 売上 116 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数
  • シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ):数量 38.6(シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分)× 価格 1.41(物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)→ 売上 92 億ドル・営業利益 45 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数

倍率:上限の正当化 PER 16.8 倍に対し、13.4 倍(8.0 割)に置いた。新しく投じる資本の稼ぎは先で薄れるので 8.0 割に置いた。上限の中身は g 4.0%、RONIC 33.8%(k 9.25% + 残る割合 0.50 ×(事業の ROE − k))、moat は 普通。式は (1−g÷RONIC)÷(k−g)。事業の ROE 58.4%(帳簿の自己資本 ROE は 40% 超か自己資本が負・極小なので使わず、ROIC 31%(税引き後営業利益 ÷(その筋書きの自己資本+今の純負債))+(ROIC − 税引き後の借入金利 4.4%)× 業界並みの負債の比 1.0(純負債 ÷(自己資本+純負債)。1 まで)で出した値)。時価総額は、書いた純利益 24 億ドル × 13.4 倍で 325 億ドル。純負債と利払いは純利益に入っているので、借金はさらに引かない。

確率:業界ノートの中立(マカオ名目で年 +3〜4%、シンガポール年 +4%)に沿う。2026 年の悪化(4 か月の前年割れ)と、景気の谷 1 回分を平均の利益率に織り込んだ。38%。

やや悲観 23% やや悪い:マカオで取り分と利益率が下がり、拡張の利益が小さい 利益 13 億ドル · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 23.12 ドル151 億ドル

2035 年のマカオ市場のゲーミング収入は 2025 年比で実質 0.95 倍、サンズの取り分は 19.5%(今 20%)。MBS は市場が実質 1.05 倍、取り分 69.0%(今 70%)。価格は物価指数で 1.38 倍。売上はマカオ 95.1 億ドル・MBS 81.0 億ドル、EBITDA は 26.6(利益率 28%)と 37.3(46%)で合計 63.9 億ドル(今の 1.22 倍)、営業利益 32.9 億ドル、純利益 12.8 億ドル(純負債 166 億ドル、純利息 13.1 億ドル)。還元は 10 年で 202 億ドル。

ギャラクシー・メルコの販促と、日本・東南アジアの新規供給で、サンズの取り分は 19.5%(今 20%)、マカオの利益率は 28% に下がる。サンズ・チャイナの配当にかかる税の合意が失効して実効税率は 20% に上がる。MBS の新棟は稼働が思ったより上がらず、利益率は 46%、取り分は 69%。借金は EBITDA の 2.6 倍に膨らみ、自社株買いは大きく絞る。還元の合計が純利益の合計を上回るのは、減価償却の分の現金から払うため(資産の売却はしない)。倍率は正当化 PER 15.7 倍の 7.5 割にあたる 11.8 倍に置いた。

  • マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ):数量 57.2(マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分)× 価格 1.38(物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算)→ 売上 95 億ドル・営業利益 27 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数
  • シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ):数量 34.8(シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分)× 価格 1.38(物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)→ 売上 81 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数

倍率:上限の正当化 PER 15.7 倍に対し、11.8 倍(7.5 割)に置いた。中立(8.0 割)より 0.5 割低くした。利益の質が悪い筋書きだからだ。上限の中身は g 4.0%、RONIC 23.1%(k 9.25% + 残る割合 0.50 ×(事業の ROE − k))、moat は 普通。式は (1−g÷RONIC)÷(k−g)。事業の ROE 36.9%(帳簿の自己資本 ROE は 40% 超か自己資本が負・極小なので使わず、ROIC 21%(税引き後営業利益 ÷(その筋書きの自己資本+今の純負債))+(ROIC − 税引き後の借入金利 4.4%)× 業界並みの負債の比 1.0(純負債 ÷(自己資本+純負債)。1 まで)で出した値)。時価総額は、書いた純利益 13 億ドル × 11.8 倍で 151 億ドル。純負債と利払いは純利益に入っているので、借金はさらに引かない。

確率:ギャラクシー・メルコとの販促競争と、免税の一部が切れる形(配当税の合意の失効)。2026 年 1〜6 月のマカオの利益率が 27% に下がった現実に近く、中立の次に厚い 23%。

悲観 12% 悲観:免許・免税の条件が悪化し、中国の景気とシェアで構造的に負ける 利益 5 億ドル · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 8.85 ドル58 億ドル

2035 年のマカオ市場のゲーミング収入は 2025 年比で実質 0.90 倍、サンズの取り分は 18.0%(今 20%)。MBS は市場が実質 1.00 倍、取り分 68.0%(今 70%)。価格は物価指数で 1.32 倍。売上はマカオ 79.5 億ドル・MBS 72.7 億ドル、EBITDA は 20.7(利益率 26%)と 31.3(43%)で合計 51.9 億ドル(今の 0.99 倍)、営業利益 21.9 億ドル、純利益 4.9 億ドル(純負債 145 億ドル、純利息 12.5 億ドル)。還元は 10 年で 131 億ドル。

マカオ免許の更新は条件が厳しくなり(賭博税・追加投資)、免税も切れて実効税率は 24%。ギャラクシー・メルコとの競争と中国の景気で、サンズの取り分は 18%、市場は実質 0.9 倍にとどまる。MBS は新棟が重い借金だけを残し、取り分 68%・利益率 43%。純負債は EBITDA の 2.8 倍に張り付き、自社株買いは大半が止まる。還元の合計が純利益の合計を上回るのは、減価償却の分の現金から払うため(資産の売却はしない)。2008〜09 年の再現(株価 −98%)ほどの存続の危機は想定しないが、優良な会社ではなくなる形。

  • マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ):数量 50.1(マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分)× 価格 1.32(物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算)→ 売上 80 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数
  • シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ):数量 32.6(シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分)× 価格 1.32(物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算)→ 売上 73 億ドル・営業利益 31 億ドル。市場の実質ゲーミング収入(億ドル)× 取り分、と物価指数

倍率:式どおり:g 1.5%(g はこの筋書きの数量と価格から置いた)、ROE 23.2%(帳簿の自己資本 ROE は 40% 超か自己資本が負・極小なので使わず、ROIC 14%(税引き後営業利益 ÷(その筋書きの自己資本+今の純負債))+(ROIC − 税引き後の借入金利 4.4%)× 業界並みの負債の比 1.0(純負債 ÷(自己資本+純負債)。1 まで)で出した値)、k 9.25%。(1−g÷RONIC)÷(k−g) の値は来年の利益に対する倍率なので、10 年目の利益には ×(1+g) で 11.8 倍。RONIC = k + 残る割合 0.50 ×(事業の ROE − k)= 16.2%。上限の正当化 PER 14.4 倍の 8.2 割で、上限の内側。10 年目の利益の伸びは年 10% 未満なので 1 段。時価総額は、書いた純利益 5 億ドル × 11.8 倍で 58 億ドル。

確率:10 年のうちに「もう優良ではなくなる」確率として 12%。免許の更新が厳しくなる・免税が切れる・中国の需要が落ちる・MBS の拡張が重い借金だけを残す、のどれかが当たる形。2008〜09 年に株価 −98% の前例がある。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

マカオ(ベネチアン・ロンドナー・パリジャン・プラザ/フォーシーズンズ・サンズ・マカオ)

マカオのゲーミング収入と非ゲーミング(客室・商業施設・会議)。サンズ・チャイナ(約 7 割保有)。EBITDA ベース。

数量マカオ市場のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× サンズの取り分価格物価指数(2025 年 = 1.00。名目で上がる分)。rev_factor は非ゲーミングと営業収入を含めた売上への換算売上営業利益
今 2025/12 61.8 1.00 74 23
10 年後 中立 68.1 1.41 116 37

取り方:マカオ市場の 2025 年のゲーミング収入 約 2,470 億パタカ(約 309 億ドル。推定)× サンズの取り分 20%(推定。VIP 席の量では 26% と会社は言う)= 61.8 億ドル。売上 74.4 億ドル(サンズ・チャイナの 2025 年の売上)を 61.8 で割った 1.204 が、非ゲーミングと営業収入を含めた換算。op_oku は調整後の物件 EBITDA(1〜6 月 11.01 + Q3 6.01 + Q4 6.08 = 23.1)で、減価償却・本社費・開発費などは adjust_oku に全部入れた。

シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ)

MBS のゲーミング収入と非ゲーミング(客室・商業施設・会議)。全額保有。EBITDA ベース。

数量シンガポール市場(2 軒)のゲーミング収入(2025 年のドルで測った実質、億ドル)× MBS の取り分価格物価指数(2025 年 = 1.00)。rev_factor は非ゲーミングを含めた売上への換算売上営業利益
今 2025/12 33.6 1.00 57 29
10 年後 中立 38.6 1.41 92 45

取り方:シンガポールの 2 軒のゲーミング収入 約 48 億ドル(開示なし。推定)× MBS の取り分 70%(推定)= 33.6 億ドル。MBS の売上 56.7 億ドル(1〜6 月 25.51 + Q3 約 15.2 + Q4 約 16.0)を 33.6 で割った 1.688 が、非ゲーミング(客室・商業施設・会議)を含めた換算。EBITDA は 13.73 + 7.43 + 8.06 = 29.2(利益率 51.5%)。

リスクと懸念

中国の景気と資本規制で、マカオの収益が長く低迷する

マカオは中国の富裕層と観光客に収益が結びつき、2026 年は 7 月が前年比 −8.4%、9 月も −1.2%(今年の最低)で 4 か月連続の前年割れ。市場は 2019 年の水準(約 3,830 億パタカ)に戻っておらず、中国の景気や資本規制がさらに強まれば、マカオの EBITDA(2025 年 約 23 億ドル)は 20 億ドル前後に下がる。悲観の筋書きに入れた。

マカオの免許(2032 年末)と、免税・配当税の合意の期限

免許は 2032 年 12 月末まで。更新の条件が厳しくなる、賭博税や追加投資の約束が増える恐れがある。マカオのゲーミング事業の法人税は免除されているが、サンズ・チャイナの配当にかかる税の合意の延長は 2027 年末までの申請で、認められる保証はない。切れると実効税率が 19% から 24% 近くへ上がり、利益が 1 割近く減る(やや悲観・悲観に入れた)。

ホールド(勝ち越し率)の振れで、四半期の利益が大きく動く

VIP 席のチップの期待勝率はマカオ 3.3%、MBS 約 4.2%。2026 年 4〜6 月はベネチアン 0.62% とプラザ/フォーシーズンズ −1.15% が響き、マカオの EBITDA を約 0.9 億ドル、MBS を 0.4 億ドル押し下げた。偶然で増減するが、低いホールドが続くと「利益の質」を疑わせ、株価の倍率を押し下げる。

借金と自己資本のほぼゼロ:谷の年に身動きが取れなくなる

総負債 151 億ドル、現金 34 億ドル、LVS 株主の自己資本は 5.8 億ドル(2026 年 6 月末)。2023 年第 4 四半期以降に 60 億ドル超の自社株買いを借金も使って進め、MBS の拡張費の残り約 50 億ドルも出ていく。借り換えで金利は 4.6% から 5.75% 前後へ上がる。2008〜09 年は株価が −98% だった前例があり、不況で EBITDA が 4 割落ちると利払いの負担が重くなる。

MBS の拡張(約 80 億ドル)の遅れと費用の上振れ、回収の遅さ

総額は当初の 33 億ドルから約 80 億ドルへ膨らんだ(土地代・金融費用込み)。契約上の期限は 2029 年 7 月で、完成見込みは 2030 年 6 月、開業は 2031 年 1 月。延長はシンガポール政府の承認が要る。完成が遅れる、拡張後の稼働と単価が思ったより上がらない、人件費が上がる、のどれが起きても、新しい資本の回収は 2030 年代に先送りされる。

マカオの競争:シェアを取るための販促が利益率を削る

サンズ・チャイナは VIP 席の量でシェアを 4 位から 1 位(26%)に上げたが、その代償として利益率が下がっている(1〜6 月は 27%、2025 年 31%)。ギャラクシー・メルコ・ウィン・MGM チャイナ・SJM は VIP とプレミアムで同じことをでき、販促の競争が続けば取り分を守る費用が増える。

経営の連続性:創業者の家族が大株主、会長兼 CEO の交代

創業者の家族が株の過半に近い持ち分を持つ(持ち分の割合は 2021 年時点の報道)。2025 年 3 月に、2026 年 3 月 1 日付で会長兼 CEO がゴールドスタインからデュモンへ交代する計画が報じられた(実施は確認できていない)。大株主の売却や方針の変化は資本配分に響く。TOB の可能性は小さいが、大株主が株を売れば需給の圧迫になる。

今後の分かれ目

マカオが四半期 EBITDA 7 億ドルの目標を達成し、MBS の拡張が計画どおり 2031 年に開業する
マカオ 28 億ドル・MBS 45 億ドルの EBITDA が 2030 年代前半に見え、中立〜やや楽観の筋書き。倍率が式の値(20 倍台)なら 10 年後の時価総額は 560〜790 億ドル。
マカオ市場の前年割れが 2027 年まで続き、サンズ・チャイナの利益率が 27% にとどまる
マカオの EBITDA は 22 億ドル前後で横ばい、純利益は今と同程度。やや悲観の筋書きに近づき、倍率の根拠である成長(g)と ROE が下がるので、時価総額は今を下回る可能性もある。
サンズ・チャイナの配当にかかる税の合意が 2027 年末で切れ、延長されない
実効税率が 19% から 24% 近くへ上がり、純利益は約 1 割減る。式の倍率には影響しないが、10 年の純利益が下がり、還元の余力も減る。
3 年以内にリーマン級の景気後退と、中国の景気悪化が重なる
マカオの EBITDA は 4 割近く、MBS は 2 割減って営業利益は半減し、純利益は 3 億ドル前後に落ち、自社株買いは止まる。谷の年の時価総額は、ならした利益(約 9 億ドル)× 谷の PER で、今の約 4 割(110 億ドル前後)。
MBS の拡張が 2031 年より遅れる、または費用が約 80 億ドルを超える
開業が 2032 年にずれると、10 年後の利益を 1〜2 年分失い、純負債の増加で自社株買いの余力が減る。やや悲観に近づく。
自社株買いの枠 60 億ドルを、今の安い株価で借金に頼らず使い切る
発行済みの約 1 割が減り、同じ純利益でも利益の持ち分が増える。ただし payout_oku は正味の還元に入れてあり、追加の上振れではなく中立〜やや楽観の前提に近い。

見ておくもの

  • マカオの月次のゲーミング収入(前年比)とサンズ・チャイナのシェア・マス席の量
  • ホールド(VIP 席の勝ち越し率)の四半期ごとの振れと、マカオの EBITDA 利益率(27% → 30% 超へ戻るか)
  • MBS の四半期 EBITDA(6〜8 億ドル台)と拡張の進捗・費用・開業時期(2030 年 6 月完成、2031 年 1 月開業の見込み)
  • サンズ・チャイナの配当にかかる税の合意の延長(2027 年末)と、マカオ免許の更新の議論
  • 純負債 ÷ EBITDA(2.3 倍前後)と自社株買いの金額、借り換えの金利
  • ギャラクシー・メルコ・ウィン・MGM チャイナのマカオでの販促と取り分

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 249 億ドル(2026 年 7 月の約 315 億ドルから、4 か月連続のマカオの前年割れで下げた値)や今の PER 約 15 倍を見る前に、マカオとシンガポールを「市場の実質ゲーミング収入 × 取り分 × 物価指数」で積み上げ、EBITDA → 営業利益 → 純利益を出した。倍率は k 9.25%(基本 8.0% + quality +1.25%)・g 3〜4% の利益ベースの正当化 PER(RONIC = k + 1/2 ×(事業の ROE − k))の 7〜9 割とし、g は市場の実質・シェア・価格で出して ROE から出していない。ROE は帳簿(自己資本ほぼゼロで 100% 超)でなく ROIC から直した。結果は総合でやや割安(差 +25%)と出たが、倍率(中立 13.4 倍)は今の PER とほぼ同じで、割安は 10 年の利益の伸び(今の 1.5 倍)から来る。倍率を今の株価に寄せたりはしていない。k − g が小さい点を結論の幅として読む。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 5% + β 0.98 × 5%。資本コスト k = 基本 8.0% + quality +1.25% = 9.25%(v2。株価の揺れ(β)は使わない)。景気連動の強さとマカオの免許・政策への依存を cycle と life で見た。免許・免税・経営の交代・ホールドの個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。事業は傾いておらず(2026 年上半期の純利益は前年を上回る)、extra は 0。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +46.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +30.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) やや割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +22.2% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −6.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −25.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) 割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −35.8% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.3%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 2026 年 4〜6 月の決算(8-K)
  2. 2026 年 6 月期の 10-Q(株数・免許・免税・MBS 拡張)
  3. 2025 年 10〜12 月の決算(マカオと MBS の EBITDA)
  4. 2026 年 9 月のマカオのゲーミング収入(Focus Gaming News)
  5. マカオの 4 か月連続の前年割れ(Casino.org)
  6. MBS の拡張計画(AGB)
  7. LVS の決算と株価の下げ(Global Gaming Insider)

分析日 2026-10-16