株譜
AI 銘柄分析 · 一般消費財・サービス · 試作

アズベリー・オートモーティブ・グループ ABG

整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)217.65 ドル40 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)198.0 ドル36 億ドル差 +9.9%
10 年後から見ると 適正 価値 217.65 ドル40 億ドル · 差 +9.9% · 期待の年率 +11.0%
期待の年率リターン(10 年)+11.0%資本コスト比 +1.3 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約4.3%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

アズベリー・オートモーティブ・グループは、米国で新車・中古車を売り、その後の整備、部品、金融・保険でも稼ぐ大手自動車ディーラーである。筆者の結論は「やや割安」だが、その理由は自動車販売の急成長ではない。購入後も続く整備需要と金融・保険の利益が残れば、現在の時価総額約32億ドルは10年の稼ぐ力を十分に映していない。

2025年の売上高は180億ドル、営業利益は10.2億ドル、純利益は4.9億ドルだった。だが、2026年10月27日発表の第3四半期は売上高が前年同期比8%減り、純利益も29%減った。2025年を景気の底ではなく、まだ収益の回復力を試されている出発点として扱う必要がある。

事業の本当の支えは車両の売値ではない。2025年の粗利益のうち、整備・部品と金融・保険が合わせて約7割を占めた。メーカーの販売権、整備設備、技術者、保証修理の関係は10年後も必要だろう。ただし顧客は販売店を比較でき、メーカー自身が供給と販売条件を握るため、強固な独占とは言えない。

最大の懸念は資本配分である。買収を重ねて売上規模を広げた半面、純負債は2025年末に約61億ドルとなり、2026年第3四半期末の調整後純負債倍率も3.5倍だった。過去の利益の増加と投下資本を照らすと、大型買収が十分な超過収益を生んだ証拠は乏しい。

5つの筋書きの確率加重価値を資本コスト9.75%で現在に割り戻すと、約38.1億ドルとなる。基準時価総額31.6億ドルとの差は約21%で、判定は「やや割安」である。整備事業の回復と借入削減が進むなら魅力は増すが、そこを確認せずに高い確信を持てる銘柄ではない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、車を何台売る会社かより、車を売った後に何年稼げる会社かを問いたい。新車は高額でも粗利益が薄く、景気と金融に左右される。一方、整備工場には認定技術者、診断設備、部品在庫があり、顧客との継続的な接点が残る。10年後も米国で大量の自動車が走る以上、この部分には確かな需要がある。

しかし、その需要を独占できるわけではない。メーカーは販売権と供給を握り、顧客は別のディーラーや独立系修理工場を選べる。価格の比較が簡単になれば、販売店の集客力だけに高い価値は認められない。整備と保護契約が本当に顧客の再来店を生み、客当たりの利益を改善しているかが、堀の広がりを測る物差しになる。

オーナー利益も慎重に見る。2025年の純利益は4.9億ドル、フリーキャッシュフローは5.8億ドルだった。ただし車両在庫の増減や仕入金融によって現金の流れは年ごとに変わり、買収資金や店舗更新費用を無視した額を全額還元可能とは見なせない。さらに新たな投資が資本コスト以上を稼がなければ、売上の拡大は必ずしも既存株主の利益にならない。

現在の値段には一定の安全域があるが、圧倒的ではない。中立の10年後も利益は残り、株主には買い戻しによる還元が届くと考える。その一方で、借入が重い状態での買収失敗や、整備のシェア喪失が起これば、本来の価値は大きく傷む。長期保有に値するかを決めるのは、テキオン導入後の効率化と、負債を減らしたうえでなお稼げる資本収益率である。

何で稼ぐ会社か

売上の大半は新車と中古車の販売だが、利益の厚みは車の購入後に生まれる。2025年には新車を18.1万台販売し、売上高は約95億ドルだった。トヨタ、ホンダ、フォード、メルセデス・ベンツなど複数メーカーの販売権を持つが、車両の調達条件や供給量はメーカーに左右される。新車の粗利益率は6.5%で、販売価格が高いことと稼ぎが厚いことは別である。

中古車の小売販売は14.3万台、売上高は約45.5億ドルだった。下取り車の再商品化、在庫管理、ネット集客が利益を決める。さらに業者向け卸売が約6.8億ドルあり、こちらは在庫を早く換金する役割が大きい。中古車価格が下がる局面では、販売を急ぐほど粗利益が削られやすい。

整備・部品・板金は売上高約25.1億ドルながら、粗利益が約14.7億ドルに達した。保証修理にはメーカーの認定設備と技術者が必要で、顧客は購入した店へ戻りやすい。定期点検、故障修理、衝突修復を通じて、車両販売より長い顧客との関係を持てる。工場の稼働率と技術者の生産性が、この事業の利益を左右する。

金融・保険は売上高約7.7億ドル、粗利益約7.2億ドルだった。外部金融機関へのローン仲介、延長保証、車両保護契約などから手数料を得る。傘下のトータル・ケア・オートは自社の保護商品を扱い、顧客が整備に戻る機会もつくる。ただし契約収益の繰延認識や補償費用があり、販売時の現金と会計上の利益は一致しない。

会社の報告セグメントはディーラー事業とトータル・ケア・オートの2つである。この分析では数量と価格の違いを捉えるため、車両販売、整備、金融・保険をさらに分けた。2025年末は171店舗で223の新車フランチャイズを運営していたが、2026年9月末には155店舗、197フランチャイズへ減った。したがって、今後の成長は単純な店舗数の積み上げではなく、既存店の生産性と取得した事業の採算で評価すべきである。

優良さと弱いところ

堀、つまり競争相手が簡単には奪えない強みは、メーカーの販売権と整備の現場にある。保証修理や高度な電子制御の診断には専用設備と認定技術者が必要で、地域の店舗網にも一定の参入障壁がある。販売した車が整備工場に戻り、再び中古車の下取りや次の新車購入につながれば、顧客一人から長く稼げる。ただし販売権はメーカーとの契約に依存し、消費者の乗り換え費用はそれほど高くない。

値決め力は限定的である。新車はメーカー希望価格、在庫、販促費、ローン金利に左右され、顧客はオンラインで複数店を比較する。中古車ではカルバナやカーマックスが価格の透明性と配送で競う。一方、急ぎの保証修理やメーカー指定の整備では価格以外の理由で店が選ばれる。この差が、車両販売の薄い利益と整備の厚い利益を生んでいる。

経営の実行力には改善の余地がある。2026年10月に全稼働店舗でテキオンへのシステム移行を終えた。移行が先行した店舗では販売員と技術者の生産性改善が報告されたが、全社への効果が定着した証拠はまだ十分ではない。2026年第3四半期の調整後販管費は粗利益の67.4%に達しており、効率化は期待ではなく実績で判断したい。

2019年から2025年にかけて売上高は約2.5倍になったが、大型買収の寄与が大きい。自己資本と純有利子負債の増加に対する税引後営業利益の増分を粗く比べると、増分の資本収益率は約7%にとどまる。この計算には車両在庫の仕入金融も含まれるため厳密な買収別ROICではないが、資本コストを大きく上回る優良な再投資を続けたとは言いにくい。堀は「普通」であり、強い堀として高い倍率を認めるだけの証拠はない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の新車小売市場は成熟している。全米自動車ディーラー協会によれば、2025年のフランチャイズ販売店は約1万6990店で、軽自動車の販売台数は約1620万台だった。アズベリーの新車18.1万台は約1.1%に相当する。リシア・モーターズ、オートネーション、ペンスキー・オートモーティブ、グループ・ワン・オートモーティブなど大手が存在しても、なお市場は細かく分散している。

中古車でも競争は激しい。米国の中古車小売市場を年間約2050万台とみれば、アズベリーの小売シェアは約0.7%である。カーマックスの年間小売約79万台より小さく、カルバナの全国的なオンライン集客とも競う。したがって、新車・中古車のシェア上昇は買収や既存店の改善で実現できるが、業界全体が毎年高成長する前提は置けない。

整備市場には別の性質がある。2025年の米国フランチャイズ店の整備・部品売上高は約1646億ドル、修理伝票は2億7600万件超だった。アズベリーの整備・部品売上高はこの市場の約1.5%に当たる。保有車の高齢化と車載電子機器の複雑化は整備単価を押し上げる一方、保証期間を過ぎた車では独立系整備工場との競争が続く。オライリーやオートゾーンのような部品小売とは、同じ自動車関連でも収益の安定性が異なる。

今後10年の中立では、米国の新車市場をほぼ横ばい、中古車小売市場を実質で小幅増加と見る。物価3.5%の上昇は車両単価に反映するが、ローン金利が高止まりするため、物価を超える値上げは期待しない。整備需要は市場全体で実質年1%弱の増加を見込む。EVの普及でエンジン関連の修理は減るが、電池、電子制御、車体補修の仕事が増えるため、整備そのものは消えない。

構造的な脅威は、メーカー直販とデジタル仲介である。テスラやリビアンが示す販売形態が広がり、メーカーが顧客との契約と価格を直接管理すれば、既存ディーラーの役割は狭まる。AIが車種選び、見積もり比較、ローン選択を自動化すれば販売手数料も圧迫されうる。ただし車を現実に整備する設備と技術者は必要であり、事業全体がAIエージェントに置き換わるとは見ない。

資本政策と M&A

資本配分の中心は買収だった。2021年のラリー・H・ミラー関連事業、2023年のクーンズ、2025年のハーブ・チェンバーズの取得によって、地域と取り扱いメーカーを広げた。ハーブ・チェンバーズの取得額は約17.6億ドルで、その後も不採算店舗や重複する販売権の整理を進めた。大きくすること自体は価値を生まないため、取得後の既存店利益と負債削減を重視する。

配当は出しておらず、還元は自社株買いが中心である。2025年の買い戻しは約1.1億ドルだった。2026年1~9月には約2.78億ドルを買い戻し、9月末の未使用枠は約3.22億ドルだった。ただし買収による株式発行や株式報酬もあるため、将来の還元には買い戻し総額ではなく、株式報酬と増資を差し引いた正味額を使う。

2026年第3四半期末の調整後純負債倍率は3.5倍だった。経営陣は2027年半ばまでに3倍未満を目指し、その後に追加の自社株買いや小規模買収を検討する方針である。2026年の設備投資見通しは約2.7億ドルで、店舗維持と技術刷新にも資金が要る。10年間の利益や買い戻し額について確定した数値目標はない。

株主として望ましい順序は、まず整備部門の稼働率を戻し、次に有利子負債を減らし、その後で割安な買い戻しを行うことである。2026年10月時点で上場廃止や会社全体の買収に関する合意済み案件は確認されず、トータル・ケア・オートの将来形態についての検討も確定した分離取引ではない。少数株主の取り分を評価する際は、将来の再編益を先取りしない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

自動車ディーラーは時代遅れの小売業と見られがちだが、実際には販売、整備、保証、金融を結び付けた地域サービス業でもある。アズベリーはメーカーの認定を受けた店舗と技術者を持ち、車の購入から買い替えまで顧客に接する。車両販売の粗利益が薄くても、整備と金融・保険が粗利益の約7割を担う構造には価値がある。保有車の老朽化と修理内容の高度化は、この収益源を10年先まで支えるだろう。

市場はまだ分散しており、新車販売の全米シェアは約1.1%にすぎない。リシアやオートネーションとの競争は激しいものの、既存店の改善と選別的な小型買収でシェアを広げる余地はある。オンライン販売が普及しても、下取り車の状態確認、車両の引き渡し、保証修理、事故後の板金といった現場の仕事は残る。テキオンで顧客情報と在庫管理が統一されれば、販売員一人当たりの台数と技術者の稼働率を引き上げられる。

トータル・ケア・オートの保護契約も成長余地がある。2026年10月までに全店への導入が完了し、ハーブ・チェンバーズ買収店舗にも販売機会が広がった。契約収益の繰延が短期利益を圧迫しても、現金回収と長期の顧客維持が改善するなら、会計上の見かけ以上の価値を持ちうる。

負債も永久に今の水準である必要はない。店舗の整理と現金創出によって調整後純負債倍率が3倍を下回れば、利息負担が軽くなり、自社株買いを再開しやすい。経営が大型買収を控え、整備・保証の利益を厚くするなら、10年後の利益は現在を大きく上回る可能性がある。

慎重な見方

最も警戒すべきなのは、買収によって売上が増えたことを、事業の堀が広がったことと取り違える点である。2019年から2025年にかけて売上は大幅に増えたが、自己資本と純負債も膨らんだ。増分の税引後営業利益を追加投下資本で割ると、概算の利回りは資本コストを下回る。買収対象を適正な値段で買えなければ、店舗数の増加は既存株主の価値を薄めるだけになる。

2026年第3四半期の悪化は無視できない。新車販売台数が前年同期比で減り、整備・部品の売上も減少した。トータル・ケア・オートは契約収益の繰延で利益が圧迫され、情報システムの移行も販管費を押し上げた。移行完了後に費用が必ず下がる保証はなく、営業利益率の回復を先に織り込めば二重の楽観になる。

新車販売ではメーカーの方が交渉力を持つ。直販型のEVメーカーが増えれば販売店を通さない購入が広がり、従来のフランチャイズの経済性は弱くなる。中古車でもカルバナやカーマックスが在庫と価格を全国規模で見せるため、地域ごとの情報格差では稼げない。AIによる見積もりとローン比較が進めば、金融・保険の手数料にも下押しが及ぶ。

財務面の余裕も乏しい。2025年末の帳簿上の自己資本は約39億ドルだが、のれんとメーカー販売権だけで約44億ドルある。競争力を失った場合、それらを帳簿価額で売れるとは限らない。店舗には仕入金融、賃料、設備維持費が残り、不況時の利益低下が利払いと重なれば、買い戻しは止まり、資産売却や減損が株主の取り分を削る。

どちらに重みを置いたか

整備・部品と金融・保険が利益を支える構造には、強気の見方を支持できる実績がある。しかし2026年の販売不振、調整後純負債倍率3.5倍、過去の買収に対する低い増分収益率を考えると、回復を当然とは扱えない。確率は楽観側25%、中立34%、悲観側41%と、明確に慎重な側へ寄せた。

それでも現在の時価総額が低いため、悲観側の重さを織り込んだ確率加重価値は約38億ドルとなる。評価は「やや割安」であり、「強い堀を持つ優良企業が安い」という判断ではない。「収益の残る事業が負債と買収の不安で安く評価されている」が結論である。最も重要な確認点は、2027年に借入削減と整備利益の改善が両立するかどうかだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 365.88 ドル67 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 116.78 ドル21 億ドル)。 今の値に割り戻すと 217.65 ドル40 億ドル、今との差 +9.9%、 期待の年率 +11.0%(資本コスト 9.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 758.91 ドル139 億ドル 229.51 ドル42 億ドル +399.1% +21.3% 79.07 ドル14 億ドル
やや楽観 17% 545.08 ドル100 億ドル 185.79 ドル34 億ドル +269.1% +17.0% 124.25 ドル23 億ドル
中立 34% 403.04 ドル74 億ドル 142.08 ドル26 億ドル +175.3% +12.8% 185.34 ドル34 億ドル
やや悲観 27% 243.05 ドル44 億ドル 60.11 ドル11 億ドル +53.1% +4.9% 81.85 ドル15 億ドル
悲観 14% 70.33 ドル13 億ドル 16.39 ドル3 億ドル −56.2% −8.6% 12.14 ドル2 億ドル
加重平均100% 365.88 ドル67 億ドル116.78 ドル21 億ドル +143.7% +11.0% 482.66 ドル88 億ドル

今の株価時価総額 198.03 ドル36 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:整備のシェア拡大と店舗改革が成功する 利益 12 億ドル · PER 11.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 758.91 ドル139 億ドル

米国の新車市場は成熟したままだが、アズベリーは整備の評判と在庫管理の改善で地域シェアを広げる。2035年の新車販売は22.5万台、中古車小売は19.0万台となる。新車の単価は物価上昇を反映して上がり、中古車も再商品化の質で競争に勝つ。リシア、オートネーション、カルバナとの競争が続いても、既存店の生産性改善が新規出店の負担を抑える。

整備・部品では実質市場が1900億ドルに広がり、同社のシェアが2025年の約1.5%から約2.1%に上がる。テキオンによる受付・作業指示・在庫管理の効率化と、TCA保護契約による再来店が重なる。整備の営業利益率は25%に達し、金融・保険も保護商品が伸びる。営業利益は約24.3億ドル、GAAP純利益は12.4億ドルとなる。

経営は大型買収よりも既存店の改善と小型買収を優先し、調整後純負債倍率を下げる。10年間のGAAP純利益累計は85億ドルで、正味還元42億ドルを行う。還元の内訳は自社株買い約45億ドルから株式報酬相当約3億ドルを差し引いた額であり、配当は見込まない。メーカー販売権と整備基盤の価値が認められるが、強い独占企業になるわけではない。

  • 新車小売:数量 22.5(新車小売販売台数(万台))× 価格 7.75(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 174 億ドル・営業利益 4 億ドル。新車市場の実質数量は成熟するが、既存店のシェア上昇と車種構成改善で台数が増える。
  • 中古車小売:数量 19.0(中古車小売販売台数(万台))× 価格 4.70(平均中古車小売価格(万ドル/台))→ 売上 89 億ドル・営業利益 2 億ドル。小売台数増と再商品化費用の改善により採算が上がる。
  • 中古車業者向け卸売:数量 6.0(推定卸売台数(万台))× 価格 2.10(推定平均卸売価格(万ドル/台))→ 売上 13 億ドル・営業利益 0 億ドル。下取り台数に伴い卸売も増えるが、利益への寄与は小さい。
  • 整備・保守・部品・板金:数量 1,900(米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル))× 価格 3.0%(ABG市場シェア×名目整備単価指数)→ 売上 57 億ドル・営業利益 14 億ドル。整備市場の実質拡大、シェア約2.1%、名目単価上昇と工場の稼働率改善。
  • 金融・保険仲介とTCA保護契約:数量 41.5(新車と中古車小売の合計取引台数(万台))× 価格 0.35(小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台))→ 売上 14 億ドル・営業利益 6 億ドル。販売台数と保護商品の利用が増え、TCAの規模の利益が現れる。

倍率:資本コストk9.75%、2035年以降のg3.8%。gは物価3.5%、市場の実質数量の小幅増加とシェアの維持・微増を合わせた値であり、2035年までの高いシェア拡大が永久に続くとはしない。自己資本79.12億ドルに対するROEは約15.7%。堀は普通で超過収益の残存割合1/2とし、RONICは約12.7%。正当化PERの2035年利益基準上限は約12.23倍で、店舗改革が成功する場合としてその約92%に当たる11.2倍を採用した。GAAP純利益に掛け、買収償却を別途足さない。

確率:テキオン導入の生産性改善、TCAの全店展開、選別的な買収が同時に成功する場合である。整備市場のシェアを大きく引き上げるには競合から顧客を奪う必要があり、確率は8%に抑えた。

やや楽観 17% やや楽観:整備の成長が販売不振を補う 利益 10 億ドル · PER 10.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 545.08 ドル100 億ドル

全米の新車販売は緩やかな増減を繰り返すが、アズベリーは店舗整理を終えて収益性の高い地域へ経営資源を集中する。2035年には新車20.6万台、中古車16.5万台を売る。単価は物価の累積上昇にほぼ沿い、新車の営業利益率は1.9%に改善する。オートネーションやリシアの価格競争が続くため、車両販売だけで高い利益率を実現する筋書きではない。

整備市場は実質1860億ドルとなり、アズベリーのシェアは約1.8%に上がる。メーカー認定の整備工場と保証修理の顧客を維持し、テキオンの運用が定着する。金融・保険ではTCAが既存の販売車両に浸透し、会計上の繰延の悪影響も平準化する。全社営業利益は18.6億ドル、GAAP純利益は9.5億ドルに伸びる。

買収は小規模案件に限り、負債の削減を先に進める。大型買収に伴う株式発行は見込まず、10年間の正味還元を34億ドルとする。これは自社株買い約37億ドルから株式報酬相当約3億ドルを差し引いた額である。GAAP純利益累計70億ドルのうち残った資金が自己資本を厚くし、景気の谷への耐性を改善する。

  • 新車小売:数量 20.6(新車小売販売台数(万台))× 価格 7.55(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 156 億ドル・営業利益 3 億ドル。新車シェアの小幅上昇と物価並みの単価上昇。
  • 中古車小売:数量 16.5(中古車小売販売台数(万台))× 価格 4.60(平均中古車小売価格(万ドル/台))→ 売上 76 億ドル・営業利益 2 億ドル。中古車販売の効率化により在庫負担を抑える。
  • 中古車業者向け卸売:数量 5.3(推定卸売台数(万台))× 価格 2.05(推定平均卸売価格(万ドル/台))→ 売上 11 億ドル・営業利益 0 億ドル。小売台数に応じた卸売処分を続ける。
  • 整備・保守・部品・板金:数量 1,860(米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル))× 価格 2.6%(ABG市場シェア×名目整備単価指数)→ 売上 48 億ドル・営業利益 11 億ドル。整備のシェアが約1.8%に上がり、技術者の生産性が改善する。
  • 金融・保険仲介とTCA保護契約:数量 37.1(新車と中古車小売の合計取引台数(万台))× 価格 0.32(小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台))→ 売上 12 億ドル・営業利益 5 億ドル。保護商品の浸透で取引当たり収益が増える。

倍率:k9.75%、2035年以降のg3.6%。価格上昇約3.5%と市場・シェアの微増が内訳であり、買収による高成長の継続は見込まない。ROEは9.5÷72.12で約13.2%、通常の堀の残存率1/2を用いたRONICは約11.5%。翌年利益への式を2035年利益基準に直した正当化PER上限は約11.55倍で、競争と買収の実行リスクを踏まえて約91%の10.5倍とした。GAAP純利益に償却の再加算は行わない。

確率:整備のシェア拡大とTCAの全店展開は現実的だが、2026年の既存店不振からの回復が必要である。新車販売の大幅な成長を前提にせず、確率を17%とした。

中立 34% 中立:整備は伸びるが車両販売は成熟し、資本効率の改善は緩やか 利益 7 億ドル · PER 9.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 403.04 ドル74 億ドル

新車市場は2035年も年間1600万台台で推移し、アズベリーの販売台数は19.2万台となる。全米シェアは約1.1%から約1.2%へわずかに上がる程度で、買収による大幅な規模拡大は見込まない。中古車小売は14.6万台とほぼ横ばいである。名目販売単価は10年間の物価上昇をおおむね反映するが、高金利とオンラインの価格比較が利益率を抑える。

整備・部品市場は2025年価格で1810億ドルとなる。アズベリーは認定整備とTCA契約の顧客維持によってシェアを約1.65%へ上げる。整備の利益率は22%を保ち、販売台数に依存しない利益の柱となる。金融・保険は取引数の伸びこそ乏しいが、販売した車への保護商品の浸透で純収益を増やす。全社営業利益は約14.6億ドル、GAAP純利益は7.25億ドルとなる。

経営は2027年に調整後純負債倍率3倍未満を達成した後、設備更新と限定的な買い戻しを続ける。10年間のGAAP純利益累計は57億ドル、正味還元は26億ドルとする。還元は自社株買い約29億ドルから株式報酬相当約3億ドルを差し引き、配当は見込まない。利益をため込むだけで高いROEが実現するとは考えず、買収で取得した資本を含めて収益率を評価する。

  • 新車小売:数量 19.2(新車小売販売台数(万台))× 価格 7.39(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 142 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質販売台数は小幅増にとどまり、単価は物価とほぼ同じ1.41倍となる。
  • 中古車小売:数量 14.6(中古車小売販売台数(万台))× 価格 4.48(平均中古車小売価格(万ドル/台))→ 売上 65 億ドル・営業利益 1 億ドル。中古車小売シェアはほぼ横ばいで、単価上昇が名目売上を支える。
  • 中古車業者向け卸売:数量 4.8(推定卸売台数(万台))× 価格 1.95(推定平均卸売価格(万ドル/台))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。下取り車の処分台数は横ばい、単価は物価並み。
  • 整備・保守・部品・板金:数量 1,810(米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル))× 価格 2.3%(ABG市場シェア×名目整備単価指数)→ 売上 42 億ドル・営業利益 9 億ドル。実質整備市場は約1.10倍、ABGシェアは約1.65%、価格指数は物価並み。
  • 金融・保険仲介とTCA保護契約:数量 33.8(新車と中古車小売の合計取引台数(万台))× 価格 0.30(小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台))→ 売上 10 億ドル・営業利益 3 億ドル。取引台数は伸びず、単価は規制と競争により物価上昇率を下回る。

倍率:k9.75%、長期g3.2%。2035年以降は物価3.5%に対し、新車と中古車の実質台数・シェアがほぼ横ばい、金融手数料が物価を下回るため全社で3.2%とする。ROEは7.25÷67.12で約10.8%。堀は普通で残存率1/2、RONICは約10.3%。正当化PERの2035年利益基準上限は約10.85倍となる。高い再投資利回りを実証していないため、上限の約90%である9.8倍を用いる。営業利益14.57億ドルに対する純利益7.25億ドルは借換金利約5.75%への移行と税負担を含み、過去の純利益÷営業利益の中央値から大きく逸脱しない。

確率:成熟した米国の自動車需要、整備の実質年1%弱の成長、現状から小幅なシェア改善を組み合わせた。2026年の逆風と経営の効率化の双方に根拠があるため、最も厚い34%とした。

やや悲観 27% やや悲観:シェアと利益率が低下し、負債削減が遅れる 利益 4 億ドル · PER 8.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 243.05 ドル44 億ドル

高金利と家計負担によって新車市場は伸びず、アズベリーはメーカーとの条件交渉でも優位に立てない。2035年の新車販売は16.2万台、中古車小売は12.5万台へ減る。リシア、オートネーション、カルバナとの競争により販売粗利益が薄くなり、店舗の固定費を吸収できなくなる。名目の車両単価は上がるが、その上昇は市場の物価をやや下回る。

整備・部品は市場全体では残るものの、アズベリーのシェアが低下する。独立系整備工場への流出やメーカーの修理方法の変更によって、技術者と設備への投資を十分に回収できない。TCAの契約浸透も予想より鈍く、金融・保険の営業利益率は27%に下がる。全社の営業利益は約7.5億ドル、GAAP純利益は3.8億ドルにとどまる。

資本配分は守りに変わる。2027年の負債削減目標を達成できず、店舗売却と借入返済が自社株買いより優先される。10年間のGAAP純利益累計は39億ドルとし、途中の業績低迷によって単純な平均利益より小さくなる。正味還元は11億ドルで、買い戻し約13億ドルから株式報酬相当約2億ドルを差し引く。株主には利益が残るが、再投資の収益率は資本コストに届かなくなる。

  • 新車小売:数量 16.2(新車小売販売台数(万台))× 価格 6.90(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 112 億ドル・営業利益 1 億ドル。新車シェアの低下と値引きで販売利益が薄くなる。
  • 中古車小売:数量 12.5(中古車小売販売台数(万台))× 価格 4.20(平均中古車小売価格(万ドル/台))→ 売上 53 億ドル・営業利益 1 億ドル。台数減、在庫回転悪化、全国的な価格比較で利幅が下がる。
  • 中古車業者向け卸売:数量 4.1(推定卸売台数(万台))× 価格 1.80(推定平均卸売価格(万ドル/台))→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。卸売価格の交渉力が弱まり、利益はほぼ残らない。
  • 整備・保守・部品・板金:数量 1,690(米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル))× 価格 1.8%(ABG市場シェア×名目整備単価指数)→ 売上 30 億ドル・営業利益 5 億ドル。整備市場は残るが、シェアが約1.25%へ落ちて固定費負担が重くなる。
  • 金融・保険仲介とTCA保護契約:数量 28.7(新車と中古車小売の合計取引台数(万台))× 価格 0.25(小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台))→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。台数減と金融保険商品の手数料率低下が重なる。

倍率:k9.75%、2035年以降のg2.5%。物価3.5%から販売数量とシェアの継続的な縮小約1%を引く。ROEは3.8÷64.12で約5.9%とkを下回るため、PERの上限は1÷kの約10.26倍。構造的なシェア低下と固定費負担を織り込み、その下の8.4倍とした。中立9.8倍より低く、過去の市場の谷の倍率を参照していない。

確率:2026年の販売不振、整備利益の停滞、システム導入後の費用の高さには実績上の根拠がある。高金利下での借入削減も容易ではないため27%とした。

悲観 14% 悲観:ディーラーの競争力が崩れ、買収資産の減損が重なる 利益 2 億ドル · PER 7.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 70.33 ドル13 億ドル

メーカー直販と全国規模のオンライン販売が広がり、アズベリーの地域店舗は新車販売で競争力を失う。2035年の新車販売は13.2万台、中古車小売は10.2万台に縮む。価格競争により物価を十分に転嫁できず、車両販売の営業利益率は1%にも届かない。カルバナなどのデジタル小売が価格の透明性と物流で優位に立ち、店舗の数がむしろ固定費となる。

整備の仕事は消えないが、保証修理の対象車が減り、独立系整備やメーカー直営網に顧客を奪われる。整備市場の実質規模はほぼ横ばいでも、アズベリーのシェアは約1.2%に低下する。金融・保険は販売台数の減少と手数料規制に圧迫される。全社営業利益は約4.45億ドル、GAAP純利益は1.65億ドルとなり、優良なディーラーとは呼べなくなる。

途中の不況と買収資産の価値下落により、のれんや販売権を中心として税引後で約21億ドルの非現金減損が起きると想定する。このため10年間のGAAP純利益累計は12億ドルにとどまり、最後の年の利益から単純に逆算した累計より大幅に少ない。負債の返済が最優先となり、正味還元は自社株買い約4億ドルから株式報酬相当約1億ドルを差し引いた3億ドルだけとなる。会社は存続するが、既存株主が受け取る価値は大きく傷む。

  • 新車小売:数量 13.2(新車小売販売台数(万台))× 価格 6.20(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 82 億ドル・営業利益 0 億ドル。メーカー直販と競争により台数・シェアが減り、値上げも物価を下回る。
  • 中古車小売:数量 10.2(中古車小売販売台数(万台))× 価格 3.95(平均中古車小売価格(万ドル/台))→ 売上 40 億ドル・営業利益 0 億ドル。全国型の中古車販売に敗れ、販売台数と利幅が縮む。
  • 中古車業者向け卸売:数量 3.3(推定卸売台数(万台))× 価格 1.65(推定平均卸売価格(万ドル/台))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。在庫処分が中心となり、採算はほぼゼロとなる。
  • 整備・保守・部品・板金:数量 1,640(米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル))× 価格 1.6%(ABG市場シェア×名目整備単価指数)→ 売上 27 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場の実質数量は横ばいだが、自社シェアが約1.2%に下がる。
  • 金融・保険仲介とTCA保護契約:数量 23.4(新車と中古車小売の合計取引台数(万台))× 価格 0.24(小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。販売台数減、契約の失効と規制で金融保険の収益性が低下する。

倍率:k9.75%、2035年以降のg1.5%。物価3.5%から販売数量・シェアの構造的縮小約2%を差し引く。ROEは1.65÷45.12で約3.7%とkを大きく下回る。したがってPERの上限は1÷kの約10.26倍であり、フランチャイズの競争力を失った低収益企業として7.8倍を採用した。時価総額12.87億ドルは、別途推定した換金可能資産の床12億ドルを上回る。過去のPBRの谷から逆算していない。

確率:新車直販の広がり、デジタル小売への流出、金融保険の手数料低下、大型買収の減損が重なる構造的な敗北である。すべて同時に起きる可能性は高くないが、負債の大きさから14%を割り当てた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

新車小売

メーカーの販売権を通じて新車を顧客に販売する。販売台数と平均販売単価の積が売上となり、利益には車種構成、在庫日数、メーカー奨励金が効く。

数量新車小売販売台数(万台)価格平均新車販売価格(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 18.1 5.24 95 2
10 年後 中立 19.2 7.39 142 2

取り方:2025年10-Kの新車販売181204台、売上9496.2百万ドル、平均単価52406ドルを使用した。全米2025年新車販売1620万台に対するシェアは約1.12%。業界の実質台数とアズベリーのシェアから販売台数を見込み、単価には物価と車種構成を反映する。営業利益は会社がこの内訳で開示していないため、開示された新車粗利益6.219億ドルから販売費・人件費等を配賦した推定である。

中古車小売

下取り・買取り・オークションから仕入れた中古車を小売する。再商品化費用と在庫回転が採算を決める。

数量中古車小売販売台数(万台)価格平均中古車小売価格(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 14.3 3.18 45 1
10 年後 中立 14.6 4.48 65 1

取り方:2025年10-Kの中古車小売販売143126台、売上4549.6百万ドルから単価を算定。米国中古車小売市場を約2050万台とする業界推定に対しシェア約0.70%。数量は業界小売台数と自社シェア、価格は市場の車種構成と物価で決める。営業利益は中古車小売粗利益2.394億ドルから再商品化・人件費等を配賦した推定である。

中古車業者向け卸売

小売に適さない下取り車などをオークション・業者市場へ卸す。利益率よりも在庫の換金速度が重要となる。

数量推定卸売台数(万台)価格推定平均卸売価格(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 4.9 1.38 7 0
10 年後 中立 4.8 1.95 9 0

取り方:会社の2025年中古車卸売売上675.7百万ドルは開示値だが、卸売台数は開示されていない。NAAAの2025年オークション平均単価約13800ドルを参考に売上を割り、約4.9万台と逆算した粗い推定であり、実際のABG販売台数を示すものではない。https://usedcarnews.com/auction-news/naaa-auction-sales-top-8-million 。営業利益も粗利益0.197億ドルから費用配賦した推定である。

整備・保守・部品・板金

保証修理、顧客負担の修理、定期点検、部品販売、衝突修復を扱う。メーカー認定と技術者の稼働が利益を支える。

数量米国フランチャイズ店の整備・部品市場規模(2025年価格、億ドル)価格ABG市場シェア×名目整備単価指数売上営業利益
今 2025/12 1,646 1.5% 25 6
10 年後 中立 1,810 2.3% 42 9

取り方:2025年10-Kの整備・部品売上2506.8百万ドルと、NADA Data 2025の米国フランチャイズ店整備・部品市場約1646億ドルを使用。ABGシェアは約1.52%。会社は年間修理伝票件数を開示していないため、市場規模を2025年価格に固定した実質数量の代理変数とし、priceは市場シェアと整備単価指数の積とする。https://www.nada.org/nada/newsdata/nada-data 。営業利益は粗利益14.725億ドルから技術者賃金、店舗固定費などを配賦した推定である。

金融・保険仲介とTCA保護契約

新車・中古車の小売販売に伴うローン仲介、保護商品、延長保証を扱う。契約の繰延認識と補償費用に注意が必要である。

数量新車と中古車小売の合計取引台数(万台)価格小売取引1台当たりの純収益相当額(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 32.4 0.24 8 3
10 年後 中立 33.8 0.30 10 3

取り方:2025年10-Kの金融・保険純収益770.6百万ドルを、新車181204台と中古車小売143126台の合計324330台で割ったもの。約2376ドルは年間認識収益を販売台数で割った分析上の単価であり、会社が開示する当期販売1台当たりF&I粗利益とは異なる。TCA契約の繰延収益と社内取引消去を含むため、販売台数だけで翌期売上が決まるわけではない。営業利益は金融・保険粗利益7.181億ドルから費用とTCAの契約関連費用を配賦した推定である。

リスクと懸念

大型買収の資本効率

ハーブ・チェンバーズやクーンズの取得によって売上規模は拡大したが、取得価格に見合う増分利益が安定して出るかは別問題である。2019年から2025年にかけての概算の増分資本収益率は約7%にとどまり、資本コスト9.75%を下回る。今後も同じ構造で買収を続ければ、売上が伸びても株主価値を毀損する。

負債と仕入金融の固定負担

2025年末の純有利子負債は約60.6億ドルで、車両在庫の仕入金融も含まれるため全額を通常の社債と同視することはできない。それでも2026年第3四半期末の調整後純負債倍率3.5倍は軽くない。借換金利が約5.75%となる世界では、店舗利益の減少と利払いが重なり、自社株買いより返済を優先せざるを得なくなる。

販売店モデルの構造変化

テスラなどが採用する直販型の流通が普及し、既存メーカーも価格と顧客情報を直接管理する比率を高めれば、地域ディーラーの手数料と販売権の経済性は弱くなる。法規制やメーカー契約が現行モデルを守る面はあるが、10年間に変更されない保証はない。販売台数だけでなく、取引当たり粗利益と整備への再来店率を追う必要がある。

中古車価格と在庫回転

中古車は仕入れから販売までの期間に相場が変わる。在庫日数が延びたところへ中古車卸売価格の下落が重なれば、再商品化費用と値下げによって利益が急減する。カルバナやカーマックスとの競争が強まるほど地域店舗の価格決定力は小さくなる。車両販売の薄い営業利益率では、わずかな採算悪化でも全社利益への影響が大きい。

整備部門の回復遅れと固定費

2026年第3四半期の整備・部品売上は前年同期比で減少した。テキオンの全店導入によって業務効率が改善する可能性はあるが、認定技術者の人件費、工場設備、賃料は販売が落ちても残る。移行後も作業時間や顧客満足度が改善しなければ、高い粗利益率を営業利益に変えられない。リース債務も営業の固定的な約束として悲観に反映する。

AIによる販売仲介と金融保険の薄利化

同社の主力は現物の車両販売と整備であり、人月型ITサービスや席課金ソフトなどのAIエージェント代替の指定事業には当たらない。しかし、顧客がAIを使って新車見積もりやローン条件を一括比較するようになれば、販売員の情報優位と金融保険商品の手数料は下がりうる。整備作業は残っても、販売時に得る付随収益の質は変化する。

のれん・販売権の減損と規制

2025年末ののれんとメーカー販売権等の合計は約44億ドルで、自己資本の帳簿額を上回る。取得した店舗の利益が想定を下回れば減損が必要となり、帳簿純資産は資産の安全な床にはならない。また、延長保証やローン仲介には消費者保護規制があり、手数料、情報開示、契約解約に関する変更がトータル・ケア・オートの採算を削る可能性がある。

今後の分かれ目

2027年半ばまでに調整後純負債倍率が3倍未満へ下がり、同時に整備の既存店粗利益が増加したら
大型買収後の資本回収と事業改善が両立していると評価する。中立からやや楽観への確率移動を検討するが、借入削減だけを追加の企業価値として二重計上しない。
テキオン導入後も販管費の粗利益に対する割合が2027年末に60%台後半から改善しなければ
システム投資の効果が実現していないと判断する。整備と車両販売の営業利益率を引き下げ、中立の純利益と買い戻し可能額を減らす。
顧客負担の整備粗利益が複数四半期にわたり増え、整備の全社粗利益構成比も上がったら
地域整備網の堀が維持されている証拠と見る。サービス部門の2035年シェアを引き上げる一方、販売台数の増加とは別に数えて利益の二重計上を避ける。
新車の既存店台数が連続して市場全体を下回り、販売台数当たり粗利益も減ったら
メーカーや競合への交渉力の低下が始まったと見る。新車シェアの上昇を取り消し、やや悲観の確率を引き上げる。
トータル・ケア・オートの契約販売が伸びても、保険金支払い・収益繰延によって営業利益が回復しなければ
契約販売件数だけでは利益の質を判断できないと認める。金融・保険の取引当たり純収益と営業利益率を下げ、TCAの再編益も事前には認識しない。
大型買収を再開し、取得資本に対する税引後利益率が資本コストを下回る状態が続いたら
経営の資本配分を悪化と判断する。買収による名目売上の増加だけでは評価を上げず、追加負債、将来の減損、正味還元の縮小を悲観側に反映する。
メーカー直販やオンライン仲介の拡大で金融・保険の取引当たり収益が物価を大幅に下回ったら
販売店の仲介機能が構造的に薄利化していると判断する。金融・保険の長期成長率と利益率を下げ、2035年以降のgも再評価する。

見ておくもの

  • 新車・中古車の既存店販売台数と市場全体に対するシェア
  • 新車・中古車の取引当たり粗利益、在庫日数、中古車卸売価格
  • 顧客負担の整備売上・粗利益、保証修理、技術者一人当たり生産性
  • テキオン移行後の販管費÷粗利益、店舗別の生産性改善
  • TCA契約の販売、繰延収益、契約関連費用、金融・保険の取引当たり純収益
  • 調整後純負債÷EBITDA、社債金利、車両仕入金融の残高
  • 買収・店舗売却の価格、取得事業の利益、のれんと販売権の減損
  • 配当・自社株買い総額、株式報酬、発行株式の増減と正味の株主還元

倍率と資本コストの決め方

現在の株価や市場のPERではなく、新車・中古車・卸売・整備・金融保険の数量と単価を先に組み立てた。新車・中古車は販売台数、整備は市場の実質規模と自社シェア、金融保険は小売取引台数と取引当たり純収益で測っている。全社営業利益から、借換金利と税を反映してGAAP純利益を算定した。

倍率はk9.75%、2035年以降の事業成長率、ROE、通常の堀の超過収益残存率1/2による正当化PERから決めた。中立9.8倍は式の上限約10.85倍の約90%であり、現在や過去の市場倍率に寄せていない。純現金はなく、過剰現金の上乗せも行わない。純負債が時価総額の3割を大きく超えるため、EVと営業利益も併せて確認した。中立の2035年時価総額71.05億ドルに仮に2025年末純負債60.6億ドルをそのまま加えても、営業利益14.57億ドルに対するEV倍率は約9倍で、20倍を超えない。

自己資本は2025年末38.9億ドルから、既に実行済みの2026年1~9月の買い戻し2.78億ドルを控除した36.12億ドルを起点とした。期間の純利益累計を加え、今後の正味還元を引いている。悲観では、帳簿のれんを床とせず、処分可能な資産から優先債務を控除した推定残余価値と比較した。基準株価は2026年10月23日だが、事業の事実確認には同27日発表の第3四半期まで反映している。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に、景気循環0.75%、値決め力0.25%、借金0.75%、寿命0%を加え、資本コストを9.75%とした。βや市場のPERからは決めていない。オライリーやオートゾーンより高いのは、ABGの利益が車両販売と買収後の負債に大きく左右されるためである。カルバナとの違いも事業構造で判断し、個別の買収失敗やシステム移行の危険は上乗せせず悲観側の筋書きに反映した。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. アズベリー・オートモーティブ・グループ 2025年Form 10-K
  2. アズベリー・オートモーティブ・グループ 2026年第3四半期決算・2026年10月27日Form 8-K
  3. 全米自動車ディーラー協会 NADA Data 2025年通期・2026年上期

分析日 2026-10-23