株譜
AI 銘柄分析 · 一般消費財・サービス · 試作

リシア・モーターズ LAD

販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)385.44 ドル87 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)299.7 ドル67 億ドル差 +28.6%
10 年後から見ると やや割安 価値 385.44 ドル87 億ドル · 差 +28.6% · 期待の年率 +13.1%
期待の年率リターン(10 年)+13.1%資本コスト比 +3.6 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.2%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

リシア・モーターズは、米英加で新車と中古車を売り、整備、保険の仲介、自社ローンで利益を重ねる自動車小売大手である。筆者の結論はやや割安だが、部品専門店ほど強固な堀はなく、負債を抱えて成長する経営への信頼が前提となる。

2025年の売上は376億ドル、営業利益は15億ドル、純利益は8億ドルだった。2008年の赤字と2021年の供給不足による利益急増を両方経験しており、好況期の厚い粗利益が続く会社ではない。2026年7〜9月期の売上は約99億ドルと過去最高でも、既存店の売上は前年割れした。決算上の純利益の大幅増にはパインウッド関連投資の評価益が混じり、調整後の純利益はむしろ減った。

勝負は自動車の販売台数だけでなく、売った後の整備と融資の取り分を増やせるかにある。米国の新車需要は成熟しているが、販売店の経営主体は分散している。地元の販売権と整備顧客を買い集め、仕入れ、情報システム、広告、資金調達を共通化する余地は残る。反面、カルバナが中古車を直販し、メーカーが販売方法を変えれば、販売店を高い値で買う経済性が薄れる。

中立では10年後の新車販売約47万台、中古車約56万台と整備の積み上がりを見込み、純利益は約13億ドルになる。借入を返しながらの自社株買いと配当を合算しても、成長と還元の両立には規律が必要だ。深い景気後退と買収の失敗が重なる下振れを厚めに見ても、確率を掛けた現在価値は約85.7億ドルとなり、2026年10月23日の台帳時価総額約66.5億ドルを約29%上回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、車の買い方が変わっても、運転する人と修理する人がいる限り販売店と整備工場の現場は必要だ。メーカーの販売権と熟練整備士、地元の土地と顧客関係は買い手が一から再現するには時間がかかる。ただし新車そのものは同じ商品を近隣店でも買えるため、顧客が価格より会社名を選ぶ力は限定的だ。永久に高い利益率を享受する会社とは違う。

オーナー利益を判断する時には、会計上の純利益と手元に残る現金を分ける必要がある。2022〜23年には在庫と貸付債権の増加で自由現金収支が大きく赤字になり、2025年は小幅な黒字に戻った。融資債権は将来の金利収入を生むが、現時点の現金ではない。2026年に会社が示した調整後の営業キャッシュフローも、フロアプラン借入の振り替えによる一時的な押し上げをそのまま恒常的な稼ぎとみなすべきではない。

株主にとって優れた買収とは、案件の表面利回りが高いことではなく、負債を増やした後の連結利益が資本コストを超えることだ。新規店舗へ支払う値段が上がり、営業利益率が縮めば、成長率だけ立派な経営になりかねない。むしろ既存店から繰り返し入る整備収益と、無理のない買い戻しを重視したい。悲観で売れる資産がどれだけ残るかまで見て、現在の値段に安全域があるかを測る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの入口は自動車の販売だ。2025年に新車を約40万台、中古車を約43万台販売し、前者で187億ドル、後者で134億ドルの売上を得た。売上高に占める車両販売の割合は高いが、新車の粗利益率は6.3%、中古車は5.5%にすぎない。メーカーからの仕入れ条件と顧客の月々の返済負担に挟まれるため、車を売るだけでは厚い利益が残らない。

同じ契約から三つ目の収益が生まれる。外部金融機関へのローン紹介、延長保証、各種保険で2025年に約15億ドルを稼ぎ、この分野の売上原価は会計上ほぼない。さらに購入後は車検、修理、部品、事故対応で約41億ドルを売り上げる。整備の粗利益率は57.7%で、新車販売よりはるかに厚く、景気後退でも既存の車が走る限り仕事は残る。

自社金融のドライブウェイ・ファイナンスは、販売した車のローンを自ら保有し、利息から資金調達費と貸倒費用を差し引いて稼ぐ。2025年の平均管理債権は約44億ドル、純金利収入は約2億ドル、金融部門の税前利益は約0.7億ドルだった。この金融収益は車両売上376億ドルに上乗せしてはならないため、数量表では別建ての参考値とした。与信の利ざやを広げる余地はあるが、ローンの元本は自由に使える現金ではない。

2025年末には米国、英国、カナダに455拠点があり、54のブランドを扱った。北米の店舗網に加え、ジャーディンとペンドラゴン関連の取得を通じ英国へ広がった。ネット販売のドライブウェイは店舗在庫と配送をつなぐ窓口であり、単独のソフトウエア企業ではない。投資先のパインウッドの販売店管理技術も、主目的は自社店舗の効率化である。

連結売上の主体は車両・整備・保険仲介であり、人月売り、席課金SaaS、広告運用といったAIエージェント代替の特別な型には該当しない。パインウッドは持分投資・業務提携であって、リシアが業務ソフトの席を顧客へ販売する主力部門ではない。一方、購買代理による見積比較は車両の実質単価を下げうるため、将来の車両販売に織り込んだ。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合が容易にまねできない強みの中心は、メーカーの正規販売権と地域の整備拠点である。正規店にはメーカー保証に伴う修理需要が入り、顧客の履歴と整備士、部品在庫が地域に蓄積する。米国のフランチャイズ法もメーカーによる販売店の一方的な排除を難しくする。店舗の密度と顧客基盤を買い集める戦略には、一定の規模の利益がある。

ただし、価格を自由に上げられる堀ではない。新車の粗利益は2023年以降、供給不足による特需が解消するにつれて縮み、2026年7〜9月期の新車1台当たり粗利益も前年から減った。一方、中古車の1台当たり粗利益と整備の粗利益率は改善した。異なる収益源を持つことが強さであり、いずれかの販売商品だけで顧客を囲い込めるわけではない。

経営は買収案件に税引き後15%超の利回りを求め、取得後3年の平均利回りは25%超だと説明する。ただしこれは会社自身の案件評価であって、連結株主資本の実績ではない。事実、連結ROEは2021〜22年の20%台から2025年には12.4%へ落ちた。英国の大型買収、金融債権の積み増し、借入金利の上昇を踏まえると、増分の資本が過去と同じ利回りで回ると決めつけられない。

営業データが全店舗に集まることは広告や在庫回転の改善に役立つが、競合もデータ分析を使える。正規販売権は永遠の独占ではなく、メーカーの意向と地域の需要に縛られる。堀は強い部品配送網を持つオライリーより薄く、最上位の強い堀ではなく普通と判断する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の新車市場は2025年に約1620万台で、2026年も概ね1600万台前後とみられる。自動車は人口のように毎年大きく増える商品ではなく、高い車両価格とローン金利が買い替えを遅らせている。英国では2025年に新車登録が約202万台、中古車取引が約810万台だった。リシアの2025年の新車販売は全地域合計約40万台なので、米国だけでのシェアは地域別売上比から推計して約2%にとどまる。

米国の中古車販売は個人間取引を含めて年間約3860万台である。リシアの全地域合計約43万台をそのまま米国市場で割るとシェアを過大評価する。米国売上の構成比で概算した同社の米国内中古車販売シェアは1%弱であり、全国の市場はなお非常に分散している。中古車専業のカルバナは2025年に約60万台、カーマックスは年度のずれがあるが約78万台を小売販売しており、デジタルの集客と再整備網で競う。正規販売店ではオートネーション、ペンスキー、グループ1も買収を続ける。

全米の正規ディーラーは約1万7千店あり、整備・部品の売上は2025年に約1640億ドル、修理伝票は約2億7600万件だった。この規模が販売後の利益の土台になる。リシアが売った車から再入庫を増やせれば、市場全体の新車台数が横ばいでも整備の数量は伸びる。もっとも整備は独立工場や部品専門店とも競い、英国ではメーカーの直販・代理店方式への移行も論点となる。

10年後の市場全体の実質台数は中立で微増にとどめる。リシアだけが伸びる部分は、販売店の買収と国内外でのシェア移動に由来する。EVは整備内容を変えるが、電池診断、タイヤ、事故修理は残る。AIの購買代理が車の検索と価格比較を担うようになれば、ネットへの流入経路は変わるが、納車と整備という現場の需要は消えない。

カナダの2025年の新車販売は約190万〜200万台と米英より小さいが、地域的な拡張先にはなる。消費者向け自動車ローンの米国残高は2026年3月時点で約1.57兆ドルに及ぶ。2025年のリシアの平均管理債権44億ドルは、この巨大な金融市場に対して3割の1%にも達しない。規模を増やすだけでは価値は生まれず、融資金利と貸倒れ後の純利益率を保つ必要がある。

資本政策と M&A

資本配分の実績は、大胆な買収と積極的な買い戻しの組み合わせである。2021年以降は新車の供給不足で稼いだ利益と借入を使い、英国のジャーディンやペンドラゴン関連事業などを取り込んだ。売上は2015年の約79億ドルから2025年の376億ドルに伸びたが、純有利子負債も約19億ドルから152億ドルへ膨らんだ。後者には在庫担保のフロアプラン借入と金融債権を裏付けとするノンリコース債務が含まれ、全額を通常の買収借金として扱うのは誤りだ。

2025年には約10億ドルを自己株取得に使った。2026年1〜9月にも約6.2億ドルを買い、約0.4億ドルを配当し、9月末の買い戻し枠の残りは約5.35億ドルだった。四半期配当は7%引き上げられた。ただし2026年の自己株取得による株数の減少は最新の時価総額に既に反映されており、将来10年間の還元へもう一度足さない。

2026年の買収済み店舗は年換算売上約12億ドル相当で、10月にもヒョンデとキアの4店を加えた。経営は買収利回り15%超、純レバレッジ3倍未満、金融子会社の浸透率20%以上、世界店舗の販管費率を粗利益の60%未満とする長期目標を語る。ただし10年先の利益額や自社株買い総額について確約はない。10月には最高経営責任者が取締役会長を兼務する体制となり、買収の監督が弱まらないか注視する。

将来の筋書きでは買収を原則として蓄積利益と借入から賄い、未成立の案件や未実行の自社株買いを現在価値へ先取りしない。仮に株式を対価に買収した場合は新株に相当する払い込み価値を正味還元から差し引く必要がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

自動車小売は巨大で、なお分散している。リシアが世界最大級の販売規模を持っても、米国新車市場のシェアは推計約2%でしかない。地元の正規販売店を合理的な値段で買い、整備、下取り、融資を共通の仕組みに乗せれば、新車の販売台数を大きく伸ばさなくても1人の顧客から得る粗利益を増やせる。2025年に粗利益の約4割を整備が占め、2026年7〜9月には整備の既存店粗利益率が改善した。景気に左右される車両粗利だけで全社を見るのは誤りだ。

金融事業にも段階的な利益増の道がある。2025年の自社金融浸透率は14.5%で、2026年7〜9月には18.3%に達した。会社が掲げる20%以上という目標が実現し、ローンの信用力を守れれば、金融債権の拡大に伴って事務費の割合が下がる。パインウッドの販売店管理基盤による事務削減と英国の高級・アジア車ブランドの伸びも、経営が目指す販管費率の改善に寄与しうる。

買収案件には税後15%超という社内基準があり、過去の取得案件については3年目の利回りが平均25%超だと説明する。新しい店舗に高い収益性の整備を移植できれば、投入した資本の利回りは借入金利を上回る。過剰な買収を避け、利益の一部を自社株買いで返せば、10年後には今よりずっと大きい株主利益が残る。

慎重な見方

販売店の収入の大半を占める新車と中古車は、結局どこで買っても似た商品である。2026年7〜9月の既存店売上は減少し、新車1台当たりの粗利益も前年より減った。米国の新車市場は約1600万台で大きな数量成長を見込みにくく、物価上昇をそのまま車両単価へ転嫁することも難しい。高金利が続けば顧客は買い替えを延ばし、メーカーの販売奨励金が増えても小売側の利幅は厚くならない。

中古車ではカルバナが2025年だけで約60万台を売り、カーマックスも約78万台を扱う。車をネットで選び、買い取りから納車までを一つの流れにする仕組みが強まれば、地域販売店を買う対価は下がりうる。正規店の保護法規は当面残るが、メーカー主導の代理店方式や直販、AIによる比較購買の普及で、車の売り方の主導権は弱まる。整備は残っても、独立修理業者や部品専門店に流れれば買収で得た顧客基盤の価値が落ちる。

財務面にも弱点がある。2025年の台帳上の純有利子負債は152億ドルだが、在庫金融と金融債権を裏付けにした債務を除いても、2026年9月末の調整後純レバレッジは3.1倍あった。買収と買い戻しを同時に急げば、不況時に在庫評価損、貸倒れ、買収のれんの減損が重なる。2026年7〜9月のGAAP利益には持分投資評価益が入り、経常的な利益水準を見誤りやすい。景気の山を基準にした株主還元は永続しない。

どちらに重みを置いたか

事業の寿命については前向きに評価する。正規販売権と整備の収益は10年後も必要で、買収で小さな店舗を束ねる余地もある。ただし値決め力は弱く、利益率と資金調達の両方が景気に振れるため、強い堀の企業としては扱わない。

確率は楽観側25%、中立36%、悲観側39%とし、最近の既存店減収と借入の重さを反映して下側へ寄せた。投資先の評価益を繰り返し受け取る前提は外し、すべてGAAP利益で比較する。差は約+29%で、割安と断定する一歩手前のやや割安と結論する。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 559.12 ドル126 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 251.60 ドル57 億ドル)。 今の値に割り戻すと 385.44 ドル87 億ドル、今との差 +28.6%、 期待の年率 +13.1%(資本コスト 9.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 1,308 ドル294 億ドル 466.67 ドル105 億ドル +492.3% +24.6% 124.26 ドル28 億ドル
やや楽観 18% 880.22 ドル198 億ドル 377.78 ドル85 億ドル +319.7% +19.7% 226.44 ドル51 億ドル
中立 36% 593.60 ドル134 億ドル 311.11 ドル70 億ドル +201.9% +15.1% 325.70 ドル73 億ドル
やや悲観 27% 305.85 ドル69 億ドル 124.44 ドル28 億ドル +43.6% +4.4% 116.18 ドル26 億ドル
悲観 12% 106.80 ドル24 億ドル 44.44 ドル10 億ドル −49.5% −7.5% 18.15 ドル4 億ドル
加重平均100% 559.12 ドル126 億ドル251.60 ドル57 億ドル +170.5% +13.1% 810.72 ドル182 億ドル

今の株価時価総額 299.72 ドル67 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 楽観:店舗統合が進み、整備と金融が利益を押し上げる 利益 23 億ドル · PER 12.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,308 ドル294 億ドル

米英加の車両需要そのものは急増しないが、割安な販売店を取得でき、地域のシェアと整備への再来店率を同時に上げる。新車は58.5万台、中古車76万台へ増え、整備は1230万件相当になる。販売台数の伸びは景気だけではなく、長年の買収で店舗網が拡大する成果である。

英国では高級車とアジア系メーカーの販売権を増やし、米国ではオートネーションやグループ1よりも有利な案件を取る。カルバナとの競争には廉価な中古車と店舗網で対抗する。整備の粗利を人員配置とデータ分析で取り込み、金融子会社は優良顧客のローンを増やして貸倒を抑える。車両・整備・紹介手数料の売上は約890億ドル、営業利益は約43億ドル、純利益は23億ドルまで育つ。

10年のGAAP純利益累計は156億ドルで、配当と自社株買いから株式報酬を引いた正味還元は105億ドルとする。残りは買収、業務効率化、金融債権の自己資本に使い、買収費用の大半を借金で重ねない。販売権と整備顧客の堀が保たれて初めて実現する上振れである。

新車の米国シェアは約1.9%から約2.9%、中古車は1%弱から約1.5%へ伸びる計算である。正味還元105億ドルは配当9億ドルと自社株買い104億ドルから株式報酬相当8億ドルを控除したものだ。

  • 新車販売:数量 585,000(新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計))× 価格 70,000(売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台))→ 売上 410 億ドル・営業利益 7 億ドル。取得店と上位ブランドの比率が増える
  • 中古車販売(卸売を含む):数量 760,000(小売中古車販売台数(台、全地域))× 価格 45,000(小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル))→ 売上 342 億ドル・営業利益 5 億ドル。再整備と配送能力が広がりカルバナと併存
  • 第三者金融・保険の紹介:数量 1,345,000(新車と中古車の小売販売台数の合計(台))× 価格 2,550(成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台))→ 売上 34 億ドル・営業利益 10 億ドル。販売件数増、保険付帯率の改善
  • 整備・部品・修理:数量 12,300,000(修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定))× 価格 850(修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件))→ 売上 105 億ドル・営業利益 19 億ドル。顧客維持と整備士の稼働率が上がる
  • 自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス):数量 95.7(平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質))× 価格 0.06(名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質債権95.7億、名目利ざや4.6%、信用費用低位

倍率:利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)。k=9.5%、g=4.0%(価格3.5%と販売網の密度・再入庫の実質成長約0.5%。長期でもシェア拡大余地が残るが上限4.0%を超えない)、2035年のGAAP ROE=19.7%(純利益23.0÷自己資本117)、moat=普通で残存割合1/2。RONIC=14.6%、10年目利益に対する正当化上限13.72倍。メーカー販売権と整備顧客の維持、買収利回りと金融子会社の収益化が揃うため上限に近い12.80倍とし、今の株価・過去・同業の市場PERからは決めていない。

確率:確率7%。米国新車市場はほぼ成熟しており、販売網のシェア上昇と整備の再来店、融資の健全な拡大が同時に続く条件は厳しい。買収利回りを実証するまでは小さく扱う。

やや楽観 18% やや楽観:買収の歩留まりが良く、整備顧客が増える 利益 17 億ドル · PER 11.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 880.22 ドル198 億ドル

メーカー正規販売権の集約が進み、米国の新車需要が横ばいでも取得店の寄与で新車52.5万台、中古車64万台を売る。価格は物価に近い速度で上がるが、値上げで新車粗利が特需期へ戻るとはみなさない。英国の店舗効率と整備の再入庫によって、部品・修理の売上は約89億ドルまで伸びる。

中古車ではカルバナとカーマックスが台数を伸ばすものの、対面納車とメーカー保証の需要も残る。パインウッドの店頭管理技術が事務費を削り、貸付債権は2025年実質の約1.8倍へ拡大する。車両の低い利幅を保険仲介と整備が補い、営業利益は約33億ドル、純利益は17億ドルに増える。

10年の利益累計126億ドルのうち、正味85億ドルを株主に返す。買収投資が増えても借入の拡大は抑え、自己資本は約107億ドルになる。正規販売店の堀は維持されるが、部品流通の強者のように大きな価格決定権までは得られない。

米国内の新車シェアは約2.5%、中古車は約1.2%まで上がる想定だ。正味還元85億ドルは配当8億ドルと買い戻し83億ドルから株式報酬相当6億ドルを差し引く。

  • 新車販売:数量 525,000(新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計))× 価格 65,000(売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台))→ 売上 341 億ドル・営業利益 5 億ドル。車種構成の改善、値上げはほぼ物価並み
  • 中古車販売(卸売を含む):数量 640,000(小売中古車販売台数(台、全地域))× 価格 43,000(小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル))→ 売上 275 億ドル・営業利益 4 億ドル。販売店網とデジタル集客でシェアを維持
  • 第三者金融・保険の紹介:数量 1,165,000(新車と中古車の小売販売台数の合計(台))× 価格 2,300(成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台))→ 売上 27 億ドル・営業利益 8 億ドル。商品付帯を維持するが自社金融も増加
  • 整備・部品・修理:数量 10,800,000(修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定))× 価格 820(修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件))→ 売上 89 億ドル・営業利益 15 億ドル。再入庫と補修単価が堅調
  • 自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス):数量 78.0(平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質))× 価格 0.06(名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質債権78億、名目利ざや4.5%、貸倒管理改善

倍率:利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)。k=9.5%、g=3.7%(価格3.5%と市場・シェアの純実質成長0.2%、車両の値引きを整備が相殺)、2035年のGAAP ROE=15.9%(純利益17.0÷自己資本107)、moat=普通で残存割合1/2。RONIC=12.7%、10年目利益に対する正当化上限12.67倍。買収の選別と整備収益に一定の信頼があるが車両の価格決定力が弱いため11.65倍とし、今の株価・過去・同業の市場PERからは決めていない。

確率:確率18%。既存のメーカー販売権と買収案件の選別から無理のない上振れだが、2026年の同店減収と価格交渉力の弱さのため、中立より小さい確率とした。

中立 36% 中立:店舗は増えるが、新車の利幅は薄いまま 利益 13 億ドル · PER 10.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 593.60 ドル134 億ドル

北米の新車市場は大幅には増えず、リシアも同じ店舗だけなら台数はほぼ横ばいである。それでも小規模な買収を年々積み重ね、新車46.5万台、中古車55.5万台まで販売の取り分を増やす。新車の平均計上価格は10年で約1.33倍と物価より少し低く、中古車も約1.30倍にとどまる。顧客のローン負担とネット比較が値上げを抑えるためだ。

整備は顧客の維持と店舗増により960万件相当へ伸び、売上が約73億ドルになる。保険・第三者融資の紹介手数料は自社金融への移行で伸び悩むが、自社金融の平均実質債権残高が拡大し、利ざやと貸倒れを差し引いた利益が増える。カルバナ、オートネーション、ペンスキーとの競争が続き、全社営業利益率は約4.2%にとどまる。

営業利益は約25.5億ドル、金融費用と税金を払った純利益は12.6億ドルになる。10年のGAAP純利益累計は104億ドルとし、配当と買い戻しの正味還元70億ドルを除いた自己資本は約100億ドルとなる。景気循環の途中の一時的な利益を長期に引き延ばさず、買収で薄まる資本効率も受け入れた筋書きだ。

米国内の新車シェアは推計約1.9%から約2.2%、中古車は1%弱から約1.1%への緩やかな上昇である。正味還元70億ドルは配当8億ドルと買い戻し67億ドルから株式報酬相当5億ドルを控除したもので、将来の増資払い込みは想定しない。

  • 新車販売:数量 465,000(新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計))× 価格 62,000(売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台))→ 売上 288 億ドル・営業利益 4 億ドル。買収の台数増が中心、価格は物価を下回る
  • 中古車販売(卸売を含む):数量 555,000(小売中古車販売台数(台、全地域))× 価格 41,000(小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル))→ 売上 228 億ドル・営業利益 3 億ドル。競争下で実効単価は物価ほど伸びない
  • 第三者金融・保険の紹介:数量 1,020,000(新車と中古車の小売販売台数の合計(台))× 価格 2,050(成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台))→ 売上 21 億ドル・営業利益 6 億ドル。自社金融への移行で第三者紹介料が鈍る
  • 整備・部品・修理:数量 9,600,000(修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定))× 価格 760(修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件))→ 売上 73 億ドル・営業利益 12 億ドル。既存客の入庫維持と拠点増
  • 自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス):数量 63.8(平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質))× 価格 0.06(名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質債権63.8億、名目利ざや4.3%、利益は貸倒控除後

倍率:利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)。k=9.5%、g=3.5%(物価3.5%と成熟市場の数量・シェア増減がおおむね相殺。買収を恒久的な超成長としない)、2035年のGAAP ROE=12.6%(純利益12.6÷自己資本100)、moat=普通で残存割合1/2。RONIC=11.1%、10年目利益に対する正当化上限11.79倍。一般小売より強い整備・販売権がある半面、車両粗利・金融信用費用・買収の資本負担が残るため10.60倍とし、今の株価・過去・同業の市場PERからは決めていない。

確率:確率36%。正規販売権、整備顧客と小型買収の積み上げは続く一方、車両価格が物価に劣後し金融債務が利益を削るため、最頻の筋書きとする。

やや悲観 27% やや悲観:デジタル競争と金利負担で収益性が落ちる 利益 7 億ドル · PER 9.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 305.85 ドル69 億ドル

カルバナとカーマックスの集客力が強まり、リシアは新しい店舗を十分な利回りで買えなくなる。中古車の地域シェアが低下し、新車の販売台数は41万台にとどまる。自動車市場の実質台数が伸びないなか、値引きと販売奨励金によって車両の計上価格は物価ほど上がらない。第三者ローンの紹介料も競争でほぼ横ばいになる。

整備は830万件相当へ増えるが、独立整備工場と部品専門店が利益の一部を奪う。金融子会社では調達利息と貸倒れの負担が続き、利益の伸びが止まる。全社営業利益は約15.6億ドル、純利益は6.5億ドルで、名目の規模が拡大しても2025年の稼ぎには届かない。

2028〜30年の景気後退で計11.5億ドルほどの累計利益を失うため、10年のGAAP純利益累計は単純な始点・終点平均より小さい62億ドルにとどまる。正味還元は28億ドルまで絞り、自己資本は約100億ドルとなる。のれんを重ねた買収より借入返済を優先せざるを得ず、株主が受け取る利益の質は低下する。

米国シェアは新車約1.9%で横ばい、中古車約0.9%と小幅な後退になる。正味還元28億ドルは配当5億ドル、買い戻し27億ドルから株式報酬相当4億ドルを引いた額である。

  • 新車販売:数量 410,000(新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計))× 価格 57,000(売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台))→ 売上 234 億ドル・営業利益 2 億ドル。台数横ばいで値引きが増える
  • 中古車販売(卸売を含む):数量 450,000(小売中古車販売台数(台、全地域))× 価格 37,500(小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル))→ 売上 169 億ドル・営業利益 1 億ドル。カルバナ、カーマックスにシェアを取られる
  • 第三者金融・保険の紹介:数量 860,000(新車と中古車の小売販売台数の合計(台))× 価格 1,770(成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台))→ 売上 15 億ドル・営業利益 4 億ドル。顧客負担で保証・保険の付帯率が低下
  • 整備・部品・修理:数量 8,300,000(修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定))× 価格 725(修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件))→ 売上 60 億ドル・営業利益 8 億ドル。独立修理店に顧客が流れ始める
  • 自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス):数量 49.7(平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質))× 価格 0.06(名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質債権49.65億、名目利ざや4.0%、延滞増

倍率:利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)。k=9.5%、g=2.0%(価格約3%に対し実質市場シェアの減少約1%で名目2.0%)、2035年のGAAP ROE=6.5%(純利益6.5÷自己資本100)、moat=普通で残存割合1/2。RONIC=8.0%、10年目利益に対する正当化上限10.20倍。シェア低下と債務負担により再投資利回りが資本コストを下回り、PERを控えめにしたため9.15倍とし、今の株価・過去・同業の市場PERからは決めていない。

確率:確率27%。カルバナなどとのシェア競争や利払い負担はすでに起きており、優良な店舗を買える価格が上昇すればこの道筋へ傾く。構造不振の入り口として中立に次ぐ厚みとした。

悲観 12% 悲観:販売店の価値が毀損し、買収と融資で損失が残る 利益 3 億ドル · PER 8.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 106.80 ドル24 億ドル

メーカー主導の直販・代理店方式が一部地域に広がり、正規販売権の取得価値が薄まる。中古車はカルバナと価格比較型のネット販売に顧客を奪われ、リシアの中古車は34万台に減る。新車も31万台へ減少し、価格は10年間でほとんど上げられない。整備はなお650万件相当残るが、独立修理工場とEVの修理体系に押され、部門利益率が低下する。

2028〜30年の厳しい景気後退では買収した販売権とのれんが減損し、ローン延滞と在庫の評価損が重なる。これらにより利益の直線的な積算から約35億ドルを失い、10年のGAAP純利益累計は20億ドルにとどまる。自社金融は実質債権残高が縮み、貸倒れ後の利幅が痩せる。営業利益は約6億ドル、純利益は2.7億ドルまで落ちる。

自社株買いはほぼ停止し、10年の正味還元は10億ドルに縮む。会社がなお営業を続ける前提で、車両在庫、金融債権、不動産、譲渡可能なメーカー販売権を慎重に回収し、すべての負債を額面で差し引いた23億ドル程度を下値の目安とする。帳簿の自己資本を無条件の床とはせず、失われた収益力を小さく評価する。

米国の新車シェアは約1.5%、中古車シェアは約0.7%へ低下する。正味還元10億ドルは配当2億ドルと買い戻し11億ドルから株式報酬相当3億ドルを控除したものだ。

  • 新車販売:数量 310,000(新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計))× 価格 50,000(売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台))→ 売上 155 億ドル・営業利益 1 億ドル。正規店の取り分を失い実質台数が大幅減
  • 中古車販売(卸売を含む):数量 340,000(小売中古車販売台数(台、全地域))× 価格 31,000(小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル))→ 売上 105 億ドル・営業利益 0 億ドル。値下げと下取り評価損が残る
  • 第三者金融・保険の紹介:数量 650,000(新車と中古車の小売販売台数の合計(台))× 価格 1,500(成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台))→ 売上 10 億ドル・営業利益 2 億ドル。手数料と付帯率が同時に下がる
  • 整備・部品・修理:数量 6,500,000(修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定))× 価格 660(修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件))→ 売上 43 億ドル・営業利益 4 億ドル。メーカー保証と修理の価値が弱まる
  • 自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス):数量 35.5(平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質))× 価格 0.04(名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質債権35.46億、名目利ざや3.0%、貸倒拡大

倍率:利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)。k=9.5%、g=1.0%(価格約2.5%に対し販売店の実質シェア縮小約1.5%で名目1.0%)、2035年のGAAP ROE=3.6%(純利益2.7÷自己資本76)、moat=普通で残存割合1/2。RONIC=6.5%、10年目利益に対する正当化上限10.06倍。構造的な地位低下でROEが資本コストを大きく下回る。稼ぐ力の上限を引き下げ、資産の回収価値を下限と照合したため8.90倍とし、今の株価・過去・同業の市場PERからは決めていない。

確率:確率12%。正規販売店の価値が急に消えるとは見ないが、直販・電子商取引とローン損失、過去の買収減損が同時に重なる危険を無視しない。2008年の損失実績も踏まえた構造的な下振れである。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

新車販売

米英加のメーカー正規店の新車販売。契約が整備、下取り、外部ローンの入口にもなる。

数量新車販売台数(台、米国・英国・カナダの合計)価格売上計上ベースの実効新車販売単価(ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 402,575 46,458 187 3
10 年後 中立 465,000 62,000 288 4

取り方:2025年10-Kの新車40万2575台、売上187.03億ドルを使用。開示平均単価は4万7426ドルだが代理店取引など計上法が違うため、モデル単価は売上÷台数の4万6458ドル。米国市場はNADAの2025年1620万台で、米国内販売台数は地域別売上比から約31万台、米国シェア約1.9%と推定。部門別営業利益は非開示のため粗利益率6.3%から費用を配賦して推定。

中古車販売(卸売を含む)

認定中古車、通常中古車、廉価な古い車を販売し、下取り車の卸売収入も得る。

数量小売中古車販売台数(台、全地域)価格小売1台に対応する小売+卸売の平均認識売上(ドル)売上営業利益
今 2025/12 425,381 31,434 134 2
10 年後 中立 555,000 41,000 228 3

取り方:10-Kの中古小売42万5381台と中古車部門売上133.715億ドルを使う。開示の小売単価2万8118ドルだけでは卸売が約14億ドル欠けるので、卸売を小売販売台数へ按分した実効3万1434ドルにする。市場分母はCoxによる米国2025年約3860万台で、米国内台数を売上地域比で推定するとシェア1%弱。カルバナ2025年約59.7万台、カーマックス約78万台が競合。営業利益は粗利5.5%から費用配賦の推定。

第三者金融・保険の紹介

販売に付随するローン紹介手数料、延長保証、損害保険、車両保護商品。自社保有ローンの利息と区分する。

数量新車と中古車の小売販売台数の合計(台)価格成約1台当たり第三者F&I収益(ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 827,956 1,780 15 4
10 年後 中立 1,020,000 2,050 21 6

取り方:10-KのF&I収益14.736億ドルを新車40万2575台+中古車42万5381台で割り、成約当たり約1780ドル。会社の平均粗利益1844ドルとの差は代理店、地域・分母の集計範囲による。2026年7〜9月はF&Iの同店収益−8.1%で、金融子会社への取込みと消費者負担の増大から中立の手数料単価は物価上昇に届かない。営業利益は共通費配賦の推定。

整備・部品・修理

メーカー保証、一般整備、部品販売、事故修理。既存顧客が繰り返し訪れる利益の土台。

数量修理伝票相当件数(件、部品売上を件数に按分した推定)価格修理伝票相当1件当たり整備・部品売上(ドル/件)売上営業利益
今 2025/12 7,390,000 553 41 7
10 年後 中立 9,600,000 760 73 12

取り方:10-Kの2025年整備・部品売上40.868億ドルと粗利益率57.7%。件数は会社非開示なのでNADAの全米約1万6990店と修理伝票2億7600万件から1店1万6245件、LAD455拠点へ外挿し739万件と概算する。英国・カナダの拠点特性と部品卸売を含む粗い代理数量であり、553ドルは厳密な客単価ではない。2035年は拠点増と顧客維持を数量で表す。

自社金融(ドライブウェイ・ファイナンス)

ローンとリースの債権を保有し、借入金利と貸倒れを負担して利ざやを得る。売上表外の金融利益の別建て。

数量平均管理貸付債権の2025年価格換算残高(億ドル、実質)価格名目純金利マージン相当(利ざや率×車両価格指数)売上営業利益
今 2025/12 44.2 0.05 2 1
10 年後 中立 63.8 0.06 4 1

取り方:2025年10-Kで平均管理融資債権44.219億ドル、受取利息・手数料4.074億ドル、金融調達費2.021億ドル、純金利差2.053億ドル、貸倒引当0.973億ドル、金融事業利益0.746億ドル。revenue_okuはGAAP連結売上に含めない純金利差の参考表示で、車両四部門売上376.349億ドルに加算しない。将来volumeは実質債権残高、priceは物価1.41倍×名目利ざや率で、貸倒・管理費はop_marginに反映。米国の自動車ローン残高約1.57兆ドル(Experian 2026年3月、https://www.experian.com/blogs/ask-experian/research/auto-loan-debt-study/ )に対し、同社の平均管理債権の比率は約0.28%。

リスクと懸念

在庫金融と借り換え

台帳の2025年末の純有利子負債は152億ドルで、株式時価総額を大きく超える。ただし相当部分は車の在庫担保融資や貸付債権のノンリコース調達であり、経営のいう2026年9月末の調整後純レバレッジは3.1倍だ。約5.75%への借り換えと需要後退が重なると、固定利払いのため純利益が営業利益以上に落ちる。

メーカーの販売制度変更

正規ディーラーを保護する州法は参入障壁だが、メーカーのEV直販、代理店方式、販売奨励金や在庫割当ての変更は店側が決められない。英国では輸入ブランドとの提携も機会である一方、直接販売に移れば取得した販売権の価値が下がる。買収で払ったのれんの回収が難しくなる。

中古車のデジタル競争

カルバナは2025年に中古車約60万台を小売し、カーマックスは約78万台とリシアより多い。整備網と下取りの強みは残るが、AIの購入窓口を通じた価格比較と全国配送が普及すれば、地元の販売店で購入する理由が薄れる。中古車単価の低下と再整備コストの上昇が同時に起こりうる。

買収の増分資本利回り

会社は買収案件に税後15%超の目標を設け、過去の3年目の収益性を25%超と説明する。しかし連結ROEは2025年に12.4%まで落ちており、案件の成功と株主全体の利益率は違う。英国店舗の統合費用や高値づかみ、買収した土地・販売権の減損が将来の正味還元を圧迫する。

消費者金融の貸倒れ

2026年7〜9月期の自社金融の貸付実行額は約9.4億ドルに増え、浸透率も18.3%になった。顧客の信用スコアを高く保てても、自動車価格の下落と失業増が重なると担保回収額は落ちる。債権に見合う借入であっても信用損失の最終負担は残り、金利収入だけを利益として数えるべきではない。

整備の維持と人件費

整備は粗利益の大きな源泉だが、熟練整備士の確保には賃金、教育、設備更新が必要である。独立修理工場やオライリー、オートゾーンの部品供給網との競争も強い。EVやソフトウェアによる診断の普及は作業内容を変え、既存車の再入庫率が下がれば固定の家賃と人員費が営業利益を削る。

経営監督と株主還元

2026年10月に最高経営責任者が会長を兼務し、買収案件と自社株買いの監督を取締役会が十分に果たせるかが焦点となる。2025年の大型買い戻しを10年先まで機械的に延ばしていない。株式報酬や社員向け新株、買収時の株式対価があれば、表面上の買い戻し額から差し引く。

今後の分かれ目

米国の新車販売が年間1500万台を下回る状態が2年続いたら
中立の新車数量を削り、フロアプラン利払いと営業固定費を同時に点検する。買収より借入返済を優先する筋書きへ寄せる。
同一店舗の整備粗利益が3年連続で数量主導のプラス成長になったら
部品・整備の顧客維持という堀の証拠になる。中立の整備件数と利益率を引き上げるが、新車の利幅まで連動して引き上げない。
金融子会社の浸透率が20%を超えたうえで延滞・貸倒れ費用率も安定したら
平均管理債権の実質数量を増やし、必要な金融資本を差し引いた増分の収益を評価する。収益の二重計上を避ける。
調整後純レバレッジが3.5倍を超えたまま買収と自社株買いが続いたら
利益の成長より債務返済が優先されるとみなし、正味還元の予想を減らしてやや悲観と悲観の確率を増やす。
英国または米国で主要メーカーが既存販売店を使わない代理店方式へ大きく転換したら
新車の獲得シェアと販売権の回収価値を下げ、買収ののれん減損を悲観に反映する。整備は別に存続を評価する。
新車・中古車の1台当たり粗利益が再び同時に2年下落したら
数量増だけでは資本効率を保てないと判断し、車両営業利益率を引き下げ、買収店舗のROICも再点検する。
買収案件の税後利回りが3年経っても9.5%を下回る状態が続いたら
新規買収は株主価値を増やさないと判断し、新店による数量増の見通しを縮め、資本配分の評価も下げる。

見ておくもの

  • 米国新車販売台数と2026年以降の同一店舗新車販売台数
  • 中古車小売台数、1台当たり粗利益、カルバナ・カーマックスとのシェア差
  • 整備の同一店舗粗利益と再入庫率、修理件数、粗利益率
  • 自社金融の融資浸透率、管理債権、純利ざや、信用損失引当率
  • 在庫日数、フロアプラン借入、その他の調整後純レバレッジ
  • 買収した販売店の税後利回り、英国事業の販管費率
  • 株式報酬控除後の正味還元と一般株の発行、未実現持分評価益

倍率と資本コストの決め方

2025年の台帳時価総額や過去の市場PERから将来倍率を引いていない。新車と中古車は実際の販売台数と売上単価、保険・金融紹介は販売台数当たり手数料、整備はNADAの伝票数を使った推定数量、子会社金融は実質貸付残高と純利ざやから作った。2026年の既存店の不振を受け、販売価格は新車・中古車とも10年間の物価上昇率より低くした。

資本コストは8.0%に景気、値決め、借入、事業寿命の質を足した。PERは10年後のROEとそこから薄れる増分のRONIC、長期成長率から求め、10年目の利益に対応するよう翌年利益倍率を補正した。金融債務は貸付債権・車両在庫の担保に対応させ、余剰現金を二重に数えない。悲観の床は帳簿上ののれんを全額認めない整理売却価値から計算し、過去の安値や現在のPBRから逆算していない。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%+事業の質+1.5%=9.5%。在庫金融・ローンのノンリコース借入は担保と対応させて評価し、買収失敗や個別規制を資本コストへ二重加算しない。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. リシア・モーターズ2025年Form 10-K(車両台数・平均単価・金融・債務・連結構成)
  2. リシア・モーターズ2026年7〜9月期決算発表(2026年10月21日)
  3. 全米自動車販売店協会NADA Data(2025年販売・修理伝票統計)

分析日 2026-10-23