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オートネーション AN

整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)212.55 ドル71 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)179.6 ドル60 億ドル差 +18.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 212.55 ドル71 億ドル · 差 +18.3% · 期待の年率 +11.8%
期待の年率リターン(10 年)+11.8%資本コスト比 +2.3 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約5.2%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

オートネーションは米国の大手自動車販売会社で、新車の正規販売店を軸に中古車、整備、ローン関連商品を扱う。筆者の結論はやや割安である。新車を売る量よりも、購入後の整備と販売金融から繰り返し利益を得られる点に本当の価値がある。

2025年の売上は276億ドル、純利益は6.5億ドルだった。2026年上半期は既存店の新車台数が7%減、中古車が6%減となり、景気の厳しさが表れている。前年の減損の反動で会計上の利益は増えたが、調整後の営業利益は7%減った。10月30日に発表予定の第3四半期は、評価時点ではまだ確認できない。

強みはメーカーが認めた販売権と、購入客を整備へ呼び戻す店舗網だ。2025年は整備・部品が売上の2割弱なのに粗利益の約半分を生んだ。対照的に車両販売は価格比較されやすく、新車1台当たりの粗利益は正常化で減っている。カルバナなどの通販型販売会社が伸びる中、会社全体に強い値決め力があるとは言えない。

2025年末の純有利子負債は添付の基準で約101億ドルと時価総額を大きく上回る。ただし在庫を担保にした仕入金融と自動車ローンの証券化債務を含むため、全部を通常借入と扱うのも誤りである。2026年6月末の通常の非車両借入は約44億ドルで、こちらこそ買収と自社株買いの自由を縛る。

整備売上が物価と車齢の上昇についていけば、10年後も稼ぐ力は残る。ただし中古車のネット競争、加盟店の値決め力、金融債権の貸倒れを軽く見ない。下振れの2筋書きに合わせて50%の確率を与えた。それでも10年後の利益と正味還元を割り戻した価値は現在の約1.25倍と考える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、10年後に新車の販売方法が変わっても、壊れた車の整備と買い替えの窓口が必要かを考える。答えは必要である。メーカー公認の販売権、整備士、保証修理の設備、顧客の保有車両情報は、新興企業が短期間でまねしにくい。ただし顧客は価格を比較できるので、店舗数が多いだけで大きな超過利益を永遠に得られるとは考えない。

オーナー利益は会計上の利益だけでは測れない。2025年は貸付債権の積み上がりで通常のフリーキャッシュフローがマイナスだった。会社の調整後の現金創出力には根拠があるが、融資の損失引当、店舗改装、IT投資、買収に再投資するお金を引いた後で株主に回る現金こそ価値の源泉だ。景気がよい年に買い戻しを加速し、悪い年に借入の返済を迫られる構図は避けたい。

中立では整備部門が名目成長し、薄利の車両販売がそれを補い、10年後も年間10億ドル程度のGAAP純利益を稼ぐと見込む。利益を何倍で売れるかより、そこに至るまでにいくら本物の現金を株主へ返せるかが大切である。株式報酬控除後の還元を保守的に数えても評価に余裕はある。ただし借金と業界の変化で永久保有の安心感までは得られず、想定が外れた時の値下がりは大きい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は車を仕入れて売るだけではない。2025年末には245店舗で323の新車販売権を持ち、トヨタ、ホンダ、フォード、ゼネラル・モーターズ、メルセデス・ベンツなど30ブランドを扱った。新車約25.9万台、中古車小売約27.0万台に加え、部品卸、事故修理、保険・保証商品の紹介手数料も売上になる。

新車はメーカーから供給された車を売り、1台の平均売上は約5.21万ドルである。2025年の新車売上135億ドルに対し粗利益は約6.6億ドルしかない。中古車の小売売上は約72.7億ドル、卸売りは約5.4億ドルだった。中古車は買い取り、査定、再整備、販売に要する費用の管理が肝心で、価格を上げるだけでは利益を増やせない。

収益の芯はアフターセールスである。整備・部品は2025年に約48.4億ドルを売り、粗利益率は48.7%だった。車の所有期間が長くなるほど点検・修理の回数や1件の単価が増える。メーカー保証の修理とリコールも仕事を呼び込むが、独立整備工場や量販修理チェーンとの競争は強い。

販売時の金融・保険は、新車と中古車を合わせた約52.9万台に対して約14.6億ドルの手数料収入を生む。車両ローンの紹介、延長保証、保護商品の手数料が主体で、2025年の車両1台当たりは約2,769ドルだった。自前のオートネーション・ファイナンスはローンを保有して利ざやを取る別の収益源だが、その利息は車両売上と単純に足せない。利益には貸倒引当金と証券化の調達費用が効く。

会計上の正式な報告セグメントは米国系、輸入大衆車、高級輸入車、オートネーション・ファイナンスの四つである。ここでの数量・価格の表は、店舗を横断する新車、中古車小売、中古車卸、整備、販売金融の五つに組み直した。商品別の営業利益は会社が開示していないので、商品別粗利益と店舗人件費・本社費からの推定であり、売上の実数と区別して読む必要がある。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社が容易に奪えない強みは、メーカーとの販売契約と顧客接点にある。州ごとの自動車販売規制は正規店を保護し、主要都市での販売権を一度に集めるのは難しい。特に高級車の保証修理は指定設備と熟練整備士が必要で、他店に簡単に切り替わらない。2025年末の高級輸入車部門は売上約103億ドルで、国内ブランド部門より採算が高かった。

ただし堀は車種ごとに強さが違う。2025年の新車粗利益は前年より減り、1台当たり粗利益は約16%低下した。トヨタやホンダの人気は販売権の価値を高めるが、売値を決めるのは自動車メーカーと市場の在庫状況だ。中古車にはカルバナやカーマックスがあり、価格と在庫をオンラインで比べられる。独占的な値上げ力を会社全体に認めることはできない。

資本効率も見かけだけで判断できない。添付の2025年ROEは約28%と高いが、長年の買い戻しが自己資本を小さくした効果を含む。2025年には営業キャッシュフローが約1億ドルまで細り、通常のフリーキャッシュフローはマイナスとなった。一方、会社が示す調整後フリーキャッシュフローは約10億ドルであり、差の大きな理由は自社金融の貸付債権が増えたことにある。金融債権の調達と貸倒れを見ずに、調整後の現金をすべて株主のものとは呼べない。

整備の粗利益と店舗密度には持続力がある。しかし車両の薄利、自動車メーカーによる販売権の制約、買収に必要な資金、貸倒れを考えると、堀は並の評価が妥当である。AIの画面操作や人月課金に依存する事業ではなく、指定のAIエージェント代替型には該当しない。AIは販売の入口を変えても、車の引き渡しと修理の現場を消せない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の新車需要は成熟市場である。全米自動車ディーラー協会によると2025年の新車販売は約1,620万台で、正規販売店は約1万7,000店だった。オートネーションの新車25.9万台は全米の約1.6%である。コックス・オートモーティブは2026年の新車販売を約1,580万台と予測し、高金利と車両価格の高さが買い替えを抑えている。

中古車の年間小売取引は約2,050万台の規模と推定され、同社の約27万台は1.3%ほどになる。2026年4〜6月期にはカルバナが約19.7万台を売り、前年を約38%上回った。同じ時期のオートネーションの中古車は前年から減った。リシア・モーターズ、ペンスキー、アズベリー、カーマックスも店舗、仕入れ、整備を取り合う。店舗買収で規模を稼ぐだけでは、オンライン勢との採算差は埋まらない。

修理は違う時間で動く。2025年の正規販売店全体の整備・部品売上は約1,646億ドルで、修理伝票は約2.76億件だった。オートネーションの売上を割ると、この市場でのシェアは約2.9%となる。平均車齢が13年近くになり修理支出が増える一方、独立工場、モバイル整備、オートゾーンやオライリーを通じた部品の流通が競争相手になる。10年後は市場の実質量が緩やかに増え、同社が店舗密度で少しシェアを上げるのを中立とする。

新車販売には州のフランチャイズ法という防波堤があるが、テスラ型の直販やメーカー主導の販売手数料方式が普及すれば弱まる。EVはエンジン関連の整備を減らす半面、タイヤ、車体修理、電子制御の修理を残す。関税は車両の仕入れと消費者負担の双方に効く。将来の価格には共通前提の年3.5%の物価上昇を入れるが、家計の自動車ローン負担が重ければ車両販売の実質的な値上げは難しい。

同じ業界でも、部品小売のオライリーは修理需要への比重が高く、オートネーションは新車と中古車の販売台数に敏感である。このため部品小売ほど低い資本コストにはせず、ただし在庫仕入金融を全額通常借入と見なすほどの悲観にも寄せない。

資本政策と M&A

株主還元の中心は配当ではなく自社株買いである。2025年は約7.85億ドルを使って約410万株を買い、2026年上半期にも約4.57億ドルを投じた。2026年2月時点で残る買い戻し承認枠は約9.5億ドルだったが、10年分の還元を約束するものではない。配当額と長期の販売台数・利益目標について、拘束力のある数字の約束は確認できない。

経営は買収で販売権と地域密度を増やす。2025年は5店舗を約4.6億ドルで取得し、2026年6月にはトヨタ店と高級車3店舗を買い、年約6億ドルの売上を加えた。既存の整備設備や広告を共有できるなら価値を生むが、買値が高ければのれんだけが増える。2025年にはのれんと販売権に合計約1.6億ドルの減損を計上した。

借入の使い分けが重要だ。2026年6月末の車両仕入金融約41億ドルは在庫と対応し、証券化負債約24億ドルは自動車ローン債権約26億ドルと対応する。しかし通常の非車両借入約44億ドルは担保債権を売っても消えない。契約上のレバレッジは2.77倍で上限3.75倍に余裕はあるが、借入を重ねた自社株買いが永続できるわけではない。

10年の正味還元は自社株買いから株式報酬による希薄化を控除して考える。2025年の株式報酬は約0.5億ドルと大きくないが無視しない。自動車金融の拡大資金と買収資金を確保し、景気悪化時には買い戻しを先に減らすのが少数株主にとって健全である。経営権を固定する議決権上の特別な種類株や合意済みの非公開化は確認していない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最大の資産は車の在庫ではなく、メーカーが認めた販売拠点と整備の顧客基盤である。2025年に整備・部品は粗利益のほぼ半分を稼ぎ、2026年も有償整備の成長が続いている。保証修理や難しい電子制御の作業は設備と技術者を要し、価格だけで顧客は乗り換えない。都市部で店舗を集めれば広告、部品在庫、技術者教育の負担も分担できる。

新車販売の全米シェアは約1.6%しかなく、分散した正規販売店を買収する余地は大きい。リシア、ペンスキー、アズベリーと競いながら、トヨタと高級車の店を重点的に増やせば、10年で販売台数を3割近く増やせる。家計の負担で車両の実質価格が上がりにくくても、物価に沿った名目単価の上昇とアフターセールスの密度向上で営業利益は増える。

販売金融は成長のもう一つの道である。2026年上半期の融資債権は大きく増えたが、証券化で大部分を調達し、会社は貸付利ざやの改善を報告している。利ざやと貸倒れが管理されれば、外部金融会社に渡していた収益の一部を自社で得られる。2025年までの買い戻し実績と資本配分の速さを考えれば、10年の株主還元はかなり大きくなりうる。

慎重な見方

新車と中古車は、全国規模の販売店でも価格を自分で決められない商品である。2025年の新車1台当たりの粗利益は前年から16%減り、2026年上半期は同じ店舗の新車台数が7%減った。車両の売上は会社の4分の3を超えるのに、景気が悪ければ在庫金利、人件費、店舗家賃は簡単に下がらない。修理の好調だけで全社を守れると見るのは危うい。

中古車ではカルバナの2026年4〜6月期の販売台数が約38%増えた。同社は物流、再整備、購買サイトを統合し、査定から販売までの費用を減らしている。カーマックスやアマゾンのオンライン窓口も加われば、オートネーションが中古車の店頭価格に上乗せできる利幅はさらに縮む。独立整備工場が整備客を取り、メーカーの直販方式が普及すれば、販売権の価値そのものが目減りする。

もっと深刻なのは資本の使い方だ。2025年の通常のフリーキャッシュフローはマイナスなのに買い戻しを続け、2026年は通常借入も増えている。ローン債権を担保にした証券化は通常借入より安全な面があるが、失業率が上がれば貸倒れと調達条件の悪化が同時に来る。販売権の減損、資金調達費用、買収した店舗の不振が重なると、株主に残る価値は急に小さくなる。

どちらに重みを置いたか

整備部門の堀と正規販売権の存続では前向きな見方に分がある。一方、2026年の新車・中古車の販売減と、金融債権の拡大を伴う借入負担は見過ごせない。上振れ2筋書きの合計を22%、下振れ2筋書きを50%とし、事業の持続性と財務の脆さを別々に評価した。利益の質から求めた10年価値は現在の時価総額を約25%上回り、結論はやや割安である。ただし負債が厚いため、経営が買い戻しを優先し続ければこの差は失われうる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 326.28 ドル109 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 127.34 ドル43 億ドル)。 今の値に割り戻すと 212.55 ドル71 億ドル、今との差 +18.3%、 期待の年率 +11.8%(資本コスト 9.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 6% 948.93 ドル318 億ドル 253.73 ドル85 億ドル +569.5% +25.5% 72.16 ドル24 億ドル
やや楽観 16% 684.87 ドル229 億ドル 214.93 ドル72 億ドル +400.9% +21.4% 143.97 ドル48 億ドル
中立 28% 404.98 ドル136 億ドル 149.25 ドル50 億ドル +208.5% +14.6% 155.19 ドル52 億ドル
やや悲観 34% 126.33 ドル42 億ドル 89.55 ドル30 億ドル +20.2% +2.4% 73.40 ドル25 億ドル
悲観 16% 21.34 ドル7 億ドル 34.33 ドル12 億ドル −69.0% −14.6% 8.91 ドル3 億ドル
加重平均100% 326.28 ドル109 億ドル127.34 ドル43 億ドル +152.5% +11.8% 453.62 ドル152 億ドル

今の株価時価総額 179.64 ドル60 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 6% 楽観:整備密度と買収が実り、販売権の価値が高まる 利益 21 億ドル · PER 14.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 948.93 ドル318 億ドル

10年後も新車の年間市場が1,700万台前後で推移し、店舗取得と高級ブランドの強化でオートネーションの新車は32.5万台に増える。新車市場シェアは約1.9%となり、リシアやペンスキーに対して主要都市の販売権を確保する。中古車も33.5万台を売るが、カルバナと同じ速度で伸びることまでは見込まない。

同社が取り扱う整備の実質数量は2025年比で約55%増え、全米正規店の整備・部品市場で約3.9%を取る。保証後の顧客を再来店させ、整備の営業利益率が17%となる。販売金融も貸倒れを抑え、手数料と自社融資の収益を得る。売上は約531億ドル、営業利益は約34億ドルとなる。

買収で取得する土地や販売権の投資を優先しながらも、純利益は最終年21億ドルへ伸びる。2026年後半からの累計純利益は125億ドル、株式報酬控除後の買い戻しは85億ドルと見込む。新車の粗利益がコロナ期の山へ戻る前提ではなく、修理と金融の持続的な増益が利益率を支える。

  • 新車小売:数量 325,000(年間小売販売台数(台))× 価格 7.65(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 249 億ドル・営業利益 4 億ドル。主要都市で店舗を集め新車全米シェア約1.9%、整備客への送客を増やす
  • 中古車小売:数量 335,000(中古車小売販売台数(台))× 価格 3.95(平均中古車小売単価(万ドル/台))→ 売上 132 億ドル・営業利益 2 億ドル。カルバナは成長するが店舗で整備を一体提供する中古販売は残る
  • 中古車卸売り・競売:数量 100,000(年間卸売台数(台、推定))× 価格 1.02(平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。卸売価格が改善し、在庫の滞留が減る
  • 整備・修理・部品:数量 75.0(自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア))× 価格 150.0%(整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 113 億ドル・営業利益 19 億ドル。整備市場の実質拡大に加え店舗シェアを約3.9%へ上げる
  • 販売時の金融・保険・保証商品:数量 660,000(金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台))× 価格 0.41(販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台))→ 売上 27 億ドル・営業利益 13 億ドル。手数料単価を物価以上に伸ばし自社融資への移行でも収益を確保

倍率:k9.5%、g4.0%(長期の車両・整備価格3.5%、実質市場とシェア純増0.5%)、期間末ROE約33.5%。普通の堀の残存割合1/2よりRONIC約21.5%、来期利益基準の正当化PER14.8倍、10年目利益には(1+g)を掛け上限15.40倍。複数店舗の整備効率と金融の利益がそろう強い筋書きなので上限の95%の14.63倍。今の市場評価は参照していない。

確率:全米の新車需要が実質で持ち直し、正規店の再編で新車シェアが約1.6%から1.9%へ上がる。整備市場でシェアを2.9%から約3.9%へ高めるには大きな投資と競合の停滞が必要なため6%に限る。

やや楽観 16% やや楽観:整備と高級車の地盤を着実に広げる 利益 17 億ドル · PER 13.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 684.87 ドル229 億ドル

大手ディーラーへの集約は進むが、店舗を買っただけで利益は増えない。既存店の修理客を増やし、メーカー保証修理から有償整備につなぐ。新車は30万台、中古車小売は31万台に増え、リシアやペンスキーと競いながら全米でそれぞれわずかにシェアを高める。

カルバナのオンライン販売が市場を取るため、中古車の利益率は1%程度にとどまる。一方、整備は大規模店舗の稼働率が高まり、実質量と高単価作業の比率が増える。販売金融は自社ローンの調達を安定させ、保証商品の手数料も維持する。売上は約475億ドル、営業利益は約27億ドルとなる。

通常借入の借り換え負担を吸収し、最終年のGAAP純利益は約17億ドルを得る。累計利益105億ドルのうち正味72億ドルを株主に戻し、成長の元手と財務の安全を両立させる。新車の値上げだけでなく、整備客の定着が利益を伸ばす筋書きである。

  • 新車小売:数量 300,000(年間小売販売台数(台))× 価格 7.55(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 227 億ドル・営業利益 4 億ドル。新車全米シェア約1.8%でトヨタと高級車を重視
  • 中古車小売:数量 310,000(中古車小売販売台数(台))× 価格 3.85(平均中古車小売単価(万ドル/台))→ 売上 119 億ドル・営業利益 1 億ドル。中古市場の緩やかな拡大に加え販売権のある都市でシェアを確保
  • 中古車卸売り・競売:数量 90,000(年間卸売台数(台、推定))× 価格 0.98(平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。店舗の再整備能力で卸売の処分単価を改善
  • 整備・修理・部品:数量 66.0(自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア))× 価格 146.0%(整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 96 億ドル・営業利益 15 億ドル。実質の整備需要・顧客シェアが増え粗利維持
  • 販売時の金融・保険・保証商品:数量 610,000(金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台))× 価格 0.39(販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台))→ 売上 24 億ドル・営業利益 11 億ドル。保証・金融商品が物価並みに上がるが貸付自社化が手数料を一部削る

倍率:k9.5%、g3.8%(価格3.5%+実質市場・シェア純増0.3%)、期間末ROE約29.9%、通常の堀でRONIC約19.7%。式の正当化PERは来期利益基準14.16倍、10年目利益換算上限14.69倍。店舗・保証整備の定着には確度があるが車両価格は競争的なので90%の13.22倍とする。

確率:米国新車市場がゆるやかに伸び、買収したトヨタ・高級車店舗の再来店客が増える。成長を支える店舗網は既にあるが、価格競争の激しい新車・中古車の販売増には限度があるため16%。

中立 28% 中立:車両は低成長、整備が名目成長を支える 利益 11 億ドル · PER 11.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 404.98 ドル136 億ドル

米国の新車市場は2035年に約1,650万台と2025年よりわずかに大きくなる。販売権の取得と閉鎖店舗の整理で同社のシェアは約1.7%となり、新車の販売は27.5万台となる。中古車小売は28万台で、カルバナの急成長に比べれば見劣りするが、整備を兼ねた店舗の需要は残る。

整備の米国正規店市場は2025年価格で約1割増え、同社のシェアは約2.9%から3.2%へ小幅に上昇する。顧客負担整備とリコール対応が売上を支え、名目の整備単価は物価並みに上がる。車両販売の値幅は縮み、金融商品は自社融資への移行で手数料の伸びが物価を下回る。売上は約410億ドル、営業利益は約19億ドルとなる。

通常の非車両借入は借り換えで5.75%前後の費用を負担し、車両仕入金融やローンの証券化費用とは分けて計算する。最終年の純利益は約10.6億ドル、期間累計は78億ドルと見る。株式報酬を差し引いた正味還元は50億ドルで、借金を増やさずにすべての利益を買い戻す経営ではない。

  • 新車小売:数量 275,000(年間小売販売台数(台))× 価格 7.24(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 199 億ドル・営業利益 2 億ドル。新車市場1,650万台×自社シェア約1.67%、薄利は続く
  • 中古車小売:数量 280,000(中古車小売販売台数(台))× 価格 3.67(平均中古車小売単価(万ドル/台))→ 売上 103 億ドル・営業利益 1 億ドル。中古車小売市場約2,080万台×自社シェア約1.35%
  • 中古車卸売り・競売:数量 85,000(年間卸売台数(台、推定))× 価格 0.92(平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。下取り車卸売の台数は新車・中古車の取引に連動
  • 整備・修理・部品:数量 57.5(自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア))× 価格 141.0%(整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 81 億ドル・営業利益 12 億ドル。全米正規店整備市場の実質1.10倍と自社シェア3.2%
  • 販売時の金融・保険・保証商品:数量 555,000(金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台))× 価格 0.34(販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台))→ 売上 19 億ドル・営業利益 8 億ドル。商品紹介手数料は自社ローン化で実質低下

倍率:k9.5%、g3.5%(長期の平均単価上昇3.5%、新車市場・整備需要の実質増と店舗シェアの漸減がおおむね相殺)、最終年ROE約20.9%。普通の堀でRONIC約15.2%。来期利益基準の正当化PER12.84倍、10年目利益基準で上限13.28倍。自社金融の信用費用と低い新車粗利を考慮し88%の11.69倍とし、現在や同業の市場PERは参照しない。

確率:2026年の販売台数減を起点に、米国新車市場を概ね横ばい、整備需要を実質で増加とする。2025年の高粗利は車両の値引きで薄まるが、修理と保証商品の収益は続く。複数の要因の中間として28%。

やや悲観 34% やや悲観:台数を失い、修理でも競争が強まる 利益 4 億ドル · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 126.33 ドル42 億ドル

新車販売は2035年に22.5万台まで減り、全米の正規新車販売シェアは約1.4%へ下がる。メーカーは販売方法とブランドの選別を進め、ディーラー同士の値引き競争が続く。中古車小売も22.8万台に減り、カルバナとカーマックスの価格・物流効率に対抗するため利益率が縮む。

整備の市場全体は実質でやや大きくなるが、独立整備工場とモバイル修理に顧客を奪われ、同社の実質数量は伸びない。部品・修理の利益率は11%へ下がり、延長保証の手数料にも値下げ圧力がかかる。融資の与信費用と借り換え金利が収益を削り、売上は約301億ドル、営業利益は約9億ドルにとどまる。

最終年の純利益は3.7億ドルで、2026年後半からの累計は49億ドルと見込む。早い年の利益からは買い戻しを続けるが、金融債権と通常借入への資金配分を優先し、正味の還元は30億ドルに抑える。事業は残るものの、自己資本利益率は資本コストを下回る筋書きである。

  • 新車小売:数量 225,000(年間小売販売台数(台))× 価格 6.50(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 146 億ドル・営業利益 1 億ドル。新車の全米シェア1.4%に低下、メーカー販促費が上がる
  • 中古車小売:数量 228,000(中古車小売販売台数(台))× 価格 3.20(平均中古車小売単価(万ドル/台))→ 売上 73 億ドル・営業利益 0 億ドル。カルバナとカーマックスへ客が流れ店頭売値を抑える
  • 中古車卸売り・競売:数量 82,000(年間卸売台数(台、推定))× 価格 0.75(平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定))→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。卸売りは滞留車を早めに処分し利益が薄い
  • 整備・修理・部品:数量 47.0(自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア))× 価格 132.0%(整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 62 億ドル・営業利益 7 億ドル。整備部門も独立工場に客を奪われ利益率11%
  • 販売時の金融・保険・保証商品:数量 453,000(金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台))× 価格 0.29(販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台))→ 売上 13 億ドル・営業利益 4 億ドル。第三者ローン手数料と保証商品の採算が悪化する

倍率:最終年ROEは3.7÷41.6=8.9%でk9.5%以下となる。市場競争で整備客が減り、長期gは物価未満の2.0%(価格約2.8%から実質数量・シェア減0.8%)に落ちる。稼いで留保する資本が資本コスト以上で増価しないため、PER上限は1÷k=10.53倍。構造的な弱体化を織り込んだ8.5倍はその内側であり、現在の市場PERには依拠しない。

確率:既に2026年上半期の同一店舗販売台数が減少し、カルバナの中古車販売が増えている。金融融資債権と通常借入の拡大が同時に進むため、構造的なシェア低下は十分に起こり得る。景気循環による低迷が長引く確率として34%。

悲観 16% 悲観:販売権の価値が崩れ、債務を守る縮小経営へ 利益 1 億ドル · PER 6.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 21.34 ドル7 億ドル

メーカーが直販・代理店型の販売を広げ、従来のフランチャイズの一部が再編される。新車台数は15万台へ減少し、米国全体の約1%に縮む。中古車は19万台となり、カルバナやカーマックスとの競争で売値を上げられない。店舗の固定費と在庫処分損が残り、新車と中古車の小売は営業赤字になる。

整備・部品もEVの普及と独立工場への顧客流出で実質需要が落ち、価格転嫁も物価を下回る。自社金融では車両担保の値下がりによる貸倒れが増え、証券化の調達余力が細る。店舗縮小で本社経費は減らせるが、全社営業利益は約2.8億ドル、純利益は約1.1億ドルに落ちる。

2026年後半から数年の利益が計26億ドル残っても、販売権とのれんを2030年ごろに合計12億ドル減損し、期間純利益の累計は14億ドルとなる。自社株買いは早期に縮め、株式報酬控除後の正味還元は11.5億ドルにとどめる。店舗用地・建物と譲渡可能な販売権を債務返済後に売る残余価値を小さく残し、株主の取り分はゼロと決めつけない。

  • 新車小売:数量 150,000(年間小売販売台数(台))× 価格 5.90(平均新車販売価格(万ドル/台))→ 売上 89 億ドル・営業利益 0 億ドル。新車販売権の一部を失い15万台まで減る
  • 中古車小売:数量 190,000(中古車小売販売台数(台))× 価格 2.78(平均中古車小売単価(万ドル/台))→ 売上 53 億ドル・営業利益 0 億ドル。ネット勢との競争で中古小売が赤字化
  • 中古車卸売り・競売:数量 90,000(年間卸売台数(台、推定))× 価格 0.62(平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定))→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。在庫損を出してでも卸売りで早期換金
  • 整備・修理・部品:数量 38.0(自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア))× 価格 115.0%(整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 44 億ドル・営業利益 4 億ドル。保証整備の縮小・独立工場への流出で数量を減らす
  • 販売時の金融・保険・保証商品:数量 340,000(金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台))× 価格 0.25(販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台))→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。保証商品とローン紹介が細り金融子会社では信用費用が増す

倍率:最終年ROEは1.1÷25.1=4.4%でk9.5%を大きく下回る。市場の実質縮小と販売権の劣化により長期gはゼロ。ROEがkを超えない事業のPER上限は1÷k=10.53倍だが、倒産に近い資金繰りの不確実性と低い回収力を利益の質に織り込み6.5倍。稼ぐ力の7.15億ドルが別建てで測った資産処分の床3億ドルを上回る。

確率:メーカー直販と中古車のオンライン化に構造的に負け、貸倒れと借り換え負担が重なり店舗を縮小する。2025年に無形資産の減損を実際に記録した点を重視するが、修理需要が消えるわけではないため全面的な倒産を本線にはせず16%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

新車小売

正規フランチャイズを通じた新車販売。米国系、輸入大衆車、高級輸入車を合計し、メーカーからの配分と新車需要が台数を決める。

数量年間小売販売台数(台)価格平均新車販売価格(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 259,264 5.21 135 2
10 年後 中立 275,000 7.24 199 2

取り方:2025年10-Kの新車259,264台・新車売上135.013億ドル・1台52,075ドル。全米NADA新車約1,620万台に対し約1.60%のシェア。営業利益1.7億ドルは開示値ではなく、部門粗利益6.648億ドルから販売員給与・店舗経費を割り当てた分析上の推定。2035年は全米新車市場の実質台数×同社シェア×名目車両単価で予測。出典:2025年AutoNation 10-K、NADA Data 2025。

中古車小売

下取り・自社買い取り・オークションなどで仕入れ、整備して店舗やオンラインで販売する。台数に加えて仕入れ価格と在庫回転が利益を左右する。

数量中古車小売販売台数(台)価格平均中古車小売単価(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 269,558 2.70 73 1
10 年後 中立 280,000 3.67 103 1

取り方:2025年10-Kの中古車小売269,558台・小売売上72.691億ドル・1台26,967ドル。Cox Automotiveの中古車小売市場約2,050万台で割った参考シェアは約1.3%。米国中古車全取引約3,850万台と混同しない。営業利益0.6億ドルは小売粗利益4.192億ドルから再整備・販売費を配賦した推定。競合カルバナの2026年Q2は197,325台で、年率換算では当社を上回る。

中古車卸売り・競売

店頭小売に適さない下取り車や余剰在庫を業者間競売で処分する。販売価格の低い補完事業で、在庫損益の吸収弁となる。

数量年間卸売台数(台、推定)価格平均中古車卸売単価(万ドル/台、推定)売上営業利益
今 2025/12 80,000 0.68 5 0
10 年後 中立 85,000 0.92 8 0

取り方:2025年10-Kは中古車卸売売上5.449億ドルを開示するが台数と平均単価は非開示。このため卸売約8万台×1台約6,811ドルを仮置きした。価格は小売中古車より明確に低い処分価値で、台数推定の誤差は大きいが売上全体に占める割合は小さい。営業利益は卸売粗利益0.434億ドルから経費を配賦した推定。Coxの米国卸市場約1,180万台に対する参考シェアは約0.7%。

整備・修理・部品

保証修理、顧客負担整備、事故修理、部品卸売り。修理工場の稼働率と作業単価、整備客の囲い込みが収益を決める。

数量自社の実質整備・部品需要(2025年価格に固定した億ドル相当=全米市場実質量×シェア)価格整備・部品1単位当たり名目単価指数(2025年=1、シェアを含まない)売上営業利益
今 2025/12 48.4 100.0% 48 7
10 年後 中立 57.5 141.0% 81 12

取り方:NADA Data 2025:米国正規店の整備・部品市場1,646億ドル、修理伝票2.76億件。AutoNation 10-K:整備・部品売上48.354億ドル、粗利益23.551億ドル、実質市場シェア約2.94%。自社の修理件数は非開示で、卸売部品を含むため売上を修理件数だけで割らない。数量は2025年価格で市場×自社シェア、名目単価は別指数とする。営業利益7.2億ドルは粗利益から整備人件費・店舗費用を配賦した推定。

販売時の金融・保険・保証商品

車両購入客へのローン紹介、リース、延長保証、車両保護商品の手数料。自社融資の利ざやと貸倒れは別途全社調整に含める。

数量金融・保険商品の販売対象となる新車+中古車小売台数(台)価格販売車両1台当たりの手数料収入(万ドル/台)売上営業利益
今 2025/12 528,822 0.28 15 7
10 年後 中立 555,000 0.34 19 8

取り方:AutoNation 10-K:2025年新車259,264台+中古車269,558台=528,822台、金融・保険純売上14.644億ドル、1台当たり2,769ドル。比較材料はペンスキー2025年の金融手数料約1,812ドル/台で、事業・地域構成には差がある。粗利益ほぼ100%から販売員費用と店舗費用を割り当てて営業利益7.2億ドルと推定。AutoNation Financeの貸付金利収入2.06億ドルはこの連結売上に加算せず、貸倒引当・証券化金利を差し引いた金融利益を全社調整と純利益で考慮する。

リスクと懸念

車両需要と在庫金利

高金利と自動車価格の上昇で月々の返済額が膨らみ、新車と中古車の買い替えが減る。2026年上半期の同じ店舗の新車台数は7%減った。仕入金融は車両在庫に対応するが、在庫を売るまでの金利と保管費用は残る。販売台数の減少と1台当たり粗利益の低下が重なれば、新車部門の薄い利益はすぐ消える。

中古車のネット競争

カルバナは2026年4〜6月期に約19.7万台を売り、前年比38%増と伸びた。オンライン査定と物流の効率化が進むほど、従来型の店舗で払う人件費と不動産費が重くなる。カーマックスやアマゾンも顧客の比較窓口を広げるため、価格競争が強まると中古車小売の営業利益率が低下する。

自社金融と証券化の信用リスク

2026年6月末の自動車ローン債権は約26億ドル、非遡及の証券化借入は約24億ドルとなった。平時は資産と負債がほぼ対応するが、失業率の悪化で延滞と担保車両の価格低下が重なると、利ざやと資本が傷む。格付け低下や投資家の資産担保証券離れは、成長資金の手当ても難しくする。

通常借入・買い戻し・買収の競合

2026年6月末の通常の非車両借入は約44億ドルで、借入契約のレバレッジは2.77倍だった。自社株買いが利益や調整後キャッシュフローを上回ると、その差は実質的に借入や資産売却で埋めることになる。5.75%前後での借り換えと買収の採算悪化が重なれば、株主への還元と金融子会社への投資は同時に削られる。

販売権・EV・整備の争奪

メーカー直販や販売手数料方式が広がれば、正規販売権の経済価値が下がる。EVではエンジン回りの保守が減る一方、バッテリーや電子部品の新しい整備技術が必要になる。独立修理店や移動整備が顧客を獲得すると、高採算の整備・部品の市場シェアも縮む。販売権やのれんの減損は帳簿上の自己資本をさらに削る。

AIによる購買窓口の移動と現場の人手

本業は車両の引き渡し、整備、金融であり、人月サービス・席課金SaaS・広告代行のAIエージェント代替型には該当しない。しかしAIが車種比較、価格交渉、ローン見積もりの入口を担うと、販売員の優位性や金融商品の手数料は細る。整備士の不足と賃金上昇でその節約を相殺できなければ、収益性は下がる。

今後の分かれ目

米国の年間新車販売が2年連続で1,500万台を割り、新車1台当たり粗利益も2,000ドルを下回る
新車の実質市場と値決め力が想定より弱い。やや悲観の比重を増し、新車販売台数と営業利益率を引き下げ、在庫金利が利益を削る幅を再計算する。
整備・部品の既存店粗利益が年5%以上で2年以上伸び、自社店舗のサービス客が維持される
メーカー保証後も顧客を囲い込めている証拠になる。整備の実質数量と市場シェアを上げ、中立からやや楽観へ確率を移す。
オートネーション・ファイナンスの貸倒引当率がローン債権の6%を超え、証券化スプレッドも拡大する
金融子会社の成長を利益ではなく資金繰りの負担と評価する。純利益と正味還元を引き下げ、信用リスクが続けば悲観の確率を上げる。
契約上のレバレッジが3.3倍超、または利息カバーが3.5倍未満で2四半期続く
契約上限までの余裕が細る。大規模な自社株買いを停止する筋書きに切り替え、必要なら資産売却損を累計利益に入れる。
中古車の自社販売が2年減少し、カルバナやカーマックスが市場より大幅に伸びる
通販勢にシェアを奪われたと判断する。中古車の台数と利益率を下げ、買収しても改善しなければやや悲観に寄せる。
1年で10億ドル超のディーラー買収を借入で進め、買い戻しも減らさない
買収した販売権の稼ぎと通常借入の増加を別々に確認する。資本効率が伴わなければ楽観側の確率を落とし、財務悪化を悲観に織り込む。

見ておくもの

  • 同一店舗の新車・中古車販売台数と車両1台当たり粗利益
  • 整備・部品の既存店売上・有償整備の伸び・粗利益率
  • 金融・保証商品収入の1台当たり金額と自社金融への移行率
  • 自動車ローン債権、延滞・貸倒引当率、証券化調達金利
  • 通常の非車両借入、レバレッジ契約余裕、買い戻し額
  • 新車メーカー別の販売権と出退店、のれん・販売権の減損
  • カルバナ・リシア・ペンスキーとの台数・販管費率比較

倍率と資本コストの決め方

現在の株価や同業のPERから将来価値を逆算していない。まず新車・中古車小売・卸・整備・金融手数料を、開示台数または実質市場×シェアと名目単価で積み、会社が未開示の商品別営業利益は粗利益を土台に分けた。資本コストは基本8.0%と事業の循環・通常借入から9.5%とし、ベータを使わない。10年後のPERは普通の堀の残存割合2分の1、長期成長率、GAAP純利益とROEから導き、楽観から中立は正当化上限の88〜95%とした。悲観は稼ぐ力と資産の売却価値を別に測り、調整後の現金創出力でGAAP利益を水増ししない。米国会計では店舗のリース負債は既に計上されている。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%+業界循環1.0%+通常借入0.5%。在庫金融と非遡及のローン証券化を通常借入と同一視せず、個別の中古車競争・金融貸倒・M&A失敗は確率と利益率で扱う。部品小売より循環が強くGPCの8.5%より高い一方、CVNAの9.5%とは異なる理由で同水準。

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世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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読んだ資料

  1. AutoNation 2025 Form 10-K(商品別売上・販売台数・信用債権・販売権・資本政策)
  2. AutoNation 2026年4〜6月期決算(2026年7月31日)
  3. 米国自動車ディーラー協会 NADA Data 2025・2026

分析日 2026-10-23