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バス&ボディ・ワークス BBWI

香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)31.91 ドル64 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)22.8 ドル46 億ドル差 +40.1%
10 年後から見ると 割安 価値 31.91 ドル64 億ドル · 差 +40.1% · 期待の年率 +14.6%
期待の年率リターン(10 年)+14.6%資本コスト比 +4.9 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

バス&ボディ・ワークスは、香り付きのボディケア、キャンドル、ハンドソープを売る米国の専門小売である。筆者の結論は割安だ。ただし、安さの理由は明白であり、ブランドの集客力が弱まり、自己資本がマイナスになるほど還元を続けた会社への不信が価格に表れている。

2025年度の売上は72.9億ドル、営業利益は11.6億ドル、純利益は6.5億ドルだった。営業利益率は2021年度の25%台から15.9%へ下がり、2026年8月までの決算でも北米店舗の客数減少が続いた。2026年度の売上見通しは前年比2.5〜4%減である。しかも2026年上期の利益には訴訟和解益と関税還付が含まれるため、表面上の増益を回復の証拠とは扱えない。

それでも、商品の寿命は長い。身体を洗い、香りを楽しみ、季節の贈り物を選ぶ行為は10年後も残る。米国のエアケア市場で約22%の占有率を持つブランドには価値がある。一方、入浴関連市場では占有率が2021年の15%から2025年の11%へ落ちた。堀は存在するが、広がっているとは言えない。

資本コストは9.75%とし、弱い消費環境と負債を反映して、やや悲観と悲観に合わせて45%の確率を割り当てた。10年後の中立では売上約100億ドル、純利益9.7億ドルを見込む。5つの筋書きを合わせた現在価値は約64.1億ドルで、基準時価総額の約42.1億ドルを52%上回る。ただし、この差を実現する条件は、客数の減少を止め、借金を増やさず利益を株主に戻し続けることである。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は商品よりも購買習慣を所有している。香りのある暮らしや小さな贈り物の需要は10年で消えにくく、ブランドが保たれれば大きな研究開発費なしに繰り返し現金を稼げる。2025年度のフリーキャッシュフローは8.7億ドルであり、帳簿上の自己資本がマイナスでも現金を生む商売であることは確かだ。

だが、オーナー利益は過去最高の利益率から考えてはならない。来店客が減る中で、値引きを増やして売上を守れば、現金の余裕も細る。2026年の関税還付と訴訟和解益は事業を維持するための収益ではない。将来のGAAP純利益はこうした利益を恒常化せず、株式報酬を費用に含めた金額で考える。

再投資先として魅力があるのは、売れる香りの企画、店舗の移転、供給網、海外提携である。赤字店を増やす投資や、割高な値段での自社株買いには価値がない。自社株買いを控えて負債を返すことも、残る株主にとって立派な資本配分である。

筆者は、ブランドが持つ一定の堀と、負債がもたらす脆さを両方評価したい。今の時価総額に対し、正常な利益と将来の還元には安全域がある。ただし、それは経営改革が完全に成功することを要求しないという意味であり、ブランドが構造的に負ける危険がないという意味ではない。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は北米の直営店と通販である。2025年度末には米国とカナダに1927店舗を持ち、米国外には提携先が運営する573店舗がある。北米店舗の売上は55.82億ドル、北米通販は13.95億ドル、海外の卸売・ライセンスなどは3.14億ドルだった。会社は会計上、単一の報告セグメントとしているが、商品の競争条件が異なるため、商品群ごとに稼ぐ力を考える必要がある。

北米売上の約42%はホームフレグランスで、主力はキャンドルと香りの芳香剤である。約37%はボディケアで、香り付きのローション、ボディウォッシュ、ミストなどを売る。約14%はハンドソープと消毒用品、残る約7%はギフトと小物である。製品単位の販売数量や実売単価は開示されていないため、値引き後の平均単価を推定し、商品個数の変化と価格の変化を区別した。

この商売は、毎日の必需品と気分で買う嗜好品の中間にある。石けんは繰り返し使われるが、香りや容器は流行に左右される。誕生日、年末商戦、季節限定の香りが購入のきっかけとなり、まとめ買いの販促が売上を押し上げる反面、定価をそのまま受け取れるとは限らない。

製品企画、香りの開発、店舗の見せ方、国内中心の供給網を結びつけている点が特徴だ。海外では直営店を大量に抱えず、提携先に店舗投資を任せる。2026年にはアマゾンなどの新しい販売経路にも進出した。ただし、販路が増えても自社店舗から売上が移るだけなら、会社全体の需要は増えない。

優良さと弱いところ

最大の強みは、香りと贈り物を結びつけたブランドの記憶である。季節ごとの商品展開と限定品を待つ顧客が存在し、約4000万人の会員基盤も販促に使える。店舗に入れば香りを試せることは通販専業に対する優位だ。米国に約1900店ある規模は、商品企画と供給の効率にもつながる。

ただし、堀は広いとは言い切れない。石けんやローションには買い替えの手間がなく、ダヴやソル・デ・ジャネイロなどに顧客が移ることを防げない。実際、米国の入浴関連市場では占有率を失っており、2025年度の北米店舗の単位面積当たり売上も約2%減った。値上げより販促が購買を動かしているなら、ブランド力を過大評価してはいけない。

利益率は小売として高いが、それだけで増分の資本収益率が高いとは言えない。自社株買いで帳簿上の自己資本がマイナス12.8億ドルとなったため、通常のROEは使えない。投下資本に対する営業利益を見れば事業にはなお収益力があるが、その収益の一部は過去の借金に支えられている。

AIエージェントが人月や操作画面の仕事を代替する型には当てはまらない。香りそのものは画面では提供できないからだ。一方、購入の入り口がAIによる商品比較に変われば、ブランド名より価格やレビューが選ばれ、値決め力は弱まる可能性がある。堀は強固なものとしてではなく、維持に投資を要する普通の堀として評価する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のホームフレグランス市場は、日常の芳香剤と嗜好性の高いキャンドルが重なる市場である。広い定義の北米ホームフレグランス市場は2025年に約90億ドルと推定される。一方、ユーロモニターの米国エアケア市場では、2025年のバス&ボディ・ワークスの金額シェアは22%だった。エス・シー・ジョンソンが18%、プロクター・アンド・ギャンブルとニューウェル・ブランズが各16%、レキットが11%で続く。市場の定義が異なるため、これらのシェアを売上に機械的に掛けてはいない。

ボディケアの競争はさらに厳しい。米国の入浴・シャワー用品市場ではユニリーバが19%、バス&ボディ・ワークスが11%、プロクター・アンド・ギャンブルが9%を占める。自社のボディケアには香水ミストやローションも含まれ、市場の分類と完全には一致しない。それでも占有率が4ポイント低下した事実は、若い消費者への訴求力が弱まった証拠として重い。

ハンドソープと消毒用品では、ソフトソープ、ダヴ、タッチランドなどが競合する。チャーチ・アンド・ドワイトによるタッチランド取得は、携帯できる消毒用品も美容ブランドとして競争する時代を示した。機能だけなら大手日用品メーカーが安く供給できるため、香りと見た目で差を付け続ける必要がある。

市場全体の実質数量は長期に急増するものではない。人口と使用頻度の伸びは小さく、売上成長の大部分は価格と占有率による。中立では物価を年3.5%とし、商品価格には10年でおおむね1.4倍を反映したが、ボディケアの数量は減ると考える。住関連・専門小売の比較対象であるアルタ・ビューティなどより負債とシェア低下が重いため、同じ小売という理由で高い収益倍率は認めない。

資本政策と M&A

資本配分の歴史は、事業の優良さほど褒められない。2021年度と2022年度には自社株買いを大きく進め、その後も還元を続けた。2025年度だけでも配当約1.7億ドル、自社株買い約4.0億ドルを実施したが、期末の自己資本はマイナス12.8億ドルである。株数を減らすこと自体は価値を生まない。買い戻しの価格と、残る債権者への安全余裕が肝心だ。

添付の財務データによる現金は9.5億ドル、負債はリースを含めて約49.5億ドル、純負債は40.0億ドルである。SEC資料では、このうち通常の借入債務が約38.9億ドル、店舗などのリース負債が約10.6億ドルとなる。リースをさらに負債へ足して二重計上しない。年間のリース費用も約4.4億ドルあり、売上が落ちてもすぐには消えない。

会社は2026年度の売上を2.5〜4%減、フリーキャッシュフローを約6.5億ドルと見込み、会社見通しに自社株買いを織り込んでいない。設備投資は約2.7億ドルを予定し、2027年初めに満期を迎える債券約2.84億ドルへの対応を進める。経営改革では2年間で約2.5億ドルの費用削減を掲げるが、その一部は商品開発と販促へ再投資される。

2026年9月にはアクティビストのバリントン・キャピタルが売却検討を求めた。しかし、確認できる範囲で拘束力のある買収合意、非公開化決定、上場廃止予定、継続企業の前提への重大な疑義はない。買収価格の上乗せを前提にせず、独立した会社として評価する。長期の還元には具体的な金額の約束がなく、負債返済後の配当と買い戻しを条件付きで考える。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この会社には、株価の下落ほど事業が傷んでいないという見方が成り立つ。2025年度の営業利益率は15.9%で、物販小売として依然高い。2026年には売上が減っているが、北米通販は第2四半期に増収へ転じ、海外と提携卸売も伸びた。既存店の客数が落ちる時期に、新しい販売経路が広がることは将来の顧客獲得につながる。

ホームフレグランスでは米国のエアケア市場で22%のシェアを持つ。キャンドルや香り付きの芳香剤は、機能だけでなく季節感や贈り物として買われる。グレードやファブリーズと完全に同じ商品ではなく、価格だけで比較されにくい。会社のブランドへの投資と香りの企画が当たれば、次の10年も上位の地位を保てる。

ボディケアも衰退が決まったわけではない。香りのミスト、ローション、若年層向け商品が再び支持されれば、入浴関連市場で失った占有率を取り戻せる。アマゾンやアルタ・ビューティでの展開は、従来の店舗に入らなかった顧客への接点となる。海外は提携型なので、直営店ほど資本を必要としない。

費用削減が定着し、販促の効率が上がれば営業利益率の回復余地もある。2026年に自社株買いを見送ったのは、弱気の証拠であると同時に財務を立て直す機会でもある。年々の現金収入で債務を減らせば、将来の配当と買い戻しの余地が再び生まれる。強いブランドが残るなら、現在の価格はその利益の寿命を短く見過ぎている。

慎重な見方

最も気になるのは、香りが好きな顧客と、特定のブランドから買い続ける顧客を混同することである。米国の入浴関連市場で占有率が15%から11%へ落ちたことは、競争がすでに起きている証拠だ。若年層はソル・デ・ジャネイロやセフォラで新しい香りを発見し、日用品はダヴやプロクター・アンド・ギャンブルの商品で十分だと考えるかもしれない。

店舗の規模も両刃の剣である。米国とカナダに約1900店舗を抱えるため、来店頻度が落ちれば賃料と人件費が利益を圧迫する。2025年度は店舗数を増やしても単位面積当たり売上が減った。香りの流行を読み違えた在庫は値引きが必要となり、売上を保っても利益が増えない状態に陥る。

財務に逃げ道が少ないことも見逃せない。純負債は40億ドルと、現在の時価総額にほぼ匹敵する。自己資本はマイナスで、資産を売れば株主の取り分が十分に残る構造ではない。金利が高いまま借り換えが進み、利益が減れば配当や自社株買いは縮む。過去の積極的な買い戻しは、守りの厚さを削った。

さらに、2026年第2四半期の利益改善には0.8億ドルの関税還付が含まれる。第1四半期にも0.88億ドルの訴訟和解益があった。見かけの利益が改善しても、継続的な来店客数が戻ったとは言えない。ECとAIの購買窓口が価格比較を容易にし、ブランドの値決め力を弱めれば、10年後には利益をわずかしか残せない小売になりうる。

どちらに重みを置いたか

商品カテゴリーの寿命については強い見方が優勢だ。香りを楽しみ、石けんを使い、贈り物を選ぶ需要は残る。しかし、ブランドの占有率が回復する確信は乏しく、負債が損失の深さを増幅するため、確率は悲観側に寄せた。楽観とやや楽観は合わせて24%、中立31%、やや悲観と悲観は45%である。

それでも中立の利益と還元に対し、今の時価総額は低い。10年後の現在価値は確率加重で約64.1億ドル、基準時価総額との差は約52%となる。結論は割安だ。ただし、事業を見誤ると資産の売却価値では救われない会社であり、利益より先に北米の客数と財務を確認し続ける必要がある。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 46.93 ドル94 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 21.33 ドル43 億ドル)。 今の値に割り戻すと 31.91 ドル64 億ドル、今との差 +40.1%、 期待の年率 +14.6%(資本コスト 9.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 138.86 ドル279 億ドル 47.76 ドル96 億ドル +719.6% +30.1% 13.06 ドル26 億ドル
やや楽観 17% 93.19 ドル187 億ドル 38.81 ドル78 億ドル +479.7% +25.0% 22.44 ドル45 億ドル
中立 31% 54.19 ドル109 億ドル 27.36 ドル55 億ドル +258.2% +17.7% 25.28 ドル51 億ドル
やや悲観 27% 15.19 ドル31 億ドル 9.95 ドル20 億ドル +10.4% +1.3% 6.79 ドル14 億ドル
悲観 18% 2.57 ドル5 億ドル 1.24 ドル3 億ドル −83.2% −18.3% 0.69 ドル1 億ドル
加重平均100% 46.93 ドル94 億ドル21.33 ドル43 億ドル +199.8% +14.6% 68.26 ドル137 億ドル

今の株価時価総額 22.77 ドル46 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 楽観:香りのブランドが若年層に再び浸透し、利益率が回復する 利益 19 億ドル · PER 14.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 138.86 ドル279 億ドル

香り付きのキャンドルとボディミストが若い世代に再び定着する。商品企画と会員向け販促が改善し、米国エアケア市場での占有率は約22%から24%台に上がる。入浴関連市場でもユニリーバや新興ブランドから顧客を取り戻す。ホームフレグランスの実質販売個数は33%増え、ボディケアは31%増える。

値引きへの依存が下がり、商品の実売価格は10年でおおむね1.5倍になる。ハンドソープも使用頻度と詰め替え商品の普及で数量を増やす。海外提携店は880店に拡大し、アマゾンや専門美容店を通じた新しい販売経路も顧客層を広げる。営業利益率は全社で約20%に達する。

純利益は19.0億ドルとなり、10年間の累計純利益は132億ドルに達する。配当と自社株買いから株式報酬分を差し引いた正味の還元は96億ドルとする。増資を前提とせず、借金の返済と店舗の移転にも資金を残す。高い利益率は永続的とは考えず、10年後より先の成長率は3.8%に落ち着く。ブランドの堀はやや広がるが、競合を排除できるほど強くなるわけではない。

  • 北米ホームフレグランス:数量 325(年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量)× 価格 18(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる)→ 売上 60 億ドル・営業利益 13 億ドル。実質販売個数は2025年度比1.33倍、実売単価は1.53倍。シェアを伸ばし販促を減らす。
  • 北米ボディケア:数量 376(年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量)× 価格 14(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映)→ 売上 52 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質数量1.31倍、単価1.55倍。新商品が当たり、若年層のシェアを回復する。
  • 北米ハンドソープ・消毒用品:数量 236(年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量)× 価格 8.25(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む)→ 売上 19 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質数量1.33倍、単価1.50倍。詰め替えと携帯用品が継続的な需要を支える。
  • 北米ギフト・小物:数量 61.0(年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定)× 価格 15(セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点)→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量1.25倍、単価1.50倍。ギフトのブランド力が高まる。
  • 海外提携店・ライセンス・卸売:数量 880(海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数)× 価格 0.01(海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標)→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。提携店880店。価格指標には値上げと新しい卸売経路の広がりを含む。

倍率:資本コストkは9.75%。物価3.5%に市場の実質成長とシェア上昇の一部を加え、10年目以降のgを3.8%とする。普通の堀の残存割合1/2を使い、事業ROE52%からRONICを30.9%とする。事業ROEは帳簿の高いROEを使わず、税引後営業利益約21.8億ドルを事業投下資本約53億ドルで割ったROIC約41%に、正常化した借入レバレッジの効果を加えた推定である。正当化PERは10年目利益基準で約15.30倍。優良な利益構成と一定の値決め力を評価して上限の96%である14.69倍とする。19.0億ドル×14.69倍=279.11億ドル。利払いは純利益に含み、負債を時価総額から再控除しない。

確率:ボディケアのシェア低下を反転させ、ホームフレグランスでも占有率を伸ばすには商品改革と新販路の双方で成果が必要である。利益率が20%近くへ回復する可能性を7%とした。

やや楽観 17% やや楽観:商品改革が当たり、販路の拡張が純増需要を生む 利益 14 億ドル · PER 13.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 93.19 ドル187 億ドル

キャンドルとソープの安定した需要に加え、ボディケアの新商品が売上減少を止める。エアケア市場での首位の地位を維持し、入浴関連市場の占有率も緩やかに回復する。北米の実質販売個数は、ホームフレグランスが18%増、ボディケアが15%増となる。競争相手が多いため、値上げの大半は物価に沿ったものにとどまる。

アマゾンやアルタ・ビューティの販売経路は、既存店からの移動だけではなく新しい顧客の獲得にもつながる。海外提携店は775店となり、卸売売上が増える。費用削減の一部が持続し、商品企画と広告への再投資も実る。全社の営業利益率は約18%に回復するが、好調だった2021年度の水準までは戻らない。

純利益は14.0億ドルで、10年間の累計は108億ドルとなる。正味の株主還元78億ドルは、配当と自社株買いから株式報酬による希薄化分を引いた値である。先に負債を軽くし、その後に買い戻しを増やす。事業の堀は概ね維持されるが、入浴用品の競争は続くため、10年目以降の名目成長は3.6%と考える。

  • 北米ホームフレグランス:数量 288(年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量)× 価格 18(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる)→ 売上 50 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質数量1.18倍、単価1.46倍。首位の地位を保ち商品構成が改善する。
  • 北米ボディケア:数量 330(年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量)× 価格 13(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映)→ 売上 43 億ドル・営業利益 8 億ドル。実質数量1.15倍、単価1.46倍。新製品が失ったシェアの一部を取り戻す。
  • 北米ハンドソープ・消毒用品:数量 213(年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量)× 価格 7.98(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む)→ 売上 17 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質数量1.20倍、単価1.45倍。繰り返し購入が支える。
  • 北米ギフト・小物:数量 54.7(年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定)× 価格 15(セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点)→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量1.12倍、単価1.45倍。ギフトの客数が増える。
  • 海外提携店・ライセンス・卸売:数量 775(海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数)× 価格 0.01(海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標)→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。提携店775店。海外の値上げと卸売経路の増加を反映する。

倍率:gは3.6%。物価3.5%に実質需要の小幅な伸びとシェア安定を加えたものであり、ROEから成長率を作らない。k9.75%、普通の堀の残存割合1/2、事業ROE43%によりRONICは約26.4%。帳簿のROEは自社株買いで歪むため、税引後営業利益約16.6億ドルと投下資本約47億ドルによるROIC約35%から、正常な負債比率を使ってROEを推定した。正当化PER上限約14.55倍の92%に当たる13.38倍を使う。純利益14.0億ドル×13.38倍=187.32億ドル。

確率:キャンドルとソープの競争力は残っており、新商品と海外卸売が改善する余地がある。ただしボディケアの失地回復は簡単ではないため17%とした。

中立 31% 中立:ホームフレグランスは安定、ボディケアのシェア低下が続く 利益 10 億ドル · PER 11.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 54.19 ドル109 億ドル

ホームフレグランスの市場は成熟しており、顧客の使用個数は大きく増えない。それでもブランドの首位級の地位が残り、10年で販売個数は3%増える。ハンドソープは消耗品として底堅く、個数は4%増える。これに対しボディケアは、ユニリーバや新興美容ブランドとの競争で占有率を失い、実質数量が9%減る。ギフトは景気とともに増減し、実質数量は小幅減となる。

商品の実売単価は物価上昇に概ね追随するが、ボディケアとギフトでは値引きが残るため1.41倍には届かない。海外提携店は720店に増え、新しい卸売経路の売上が補う。全社売上は約100億ドルとなる。営業利益率は約15.8%にとどまり、2025年度とほぼ同じ水準である。経営改革の費用削減効果は販促、物流、人件費の上昇に相殺される。

純利益は9.7億ドルとなる。金利が高い世界で借り換えが進むため、財務費用は2025年度より税前で約1億ドル増えると考え、純利益に織り込む。10年間の純利益累計は79億ドル、正味の還元は55億ドルとする。配当を保ちながら自社株買いを再開するが、過去のような大規模還元には戻さない。市場の実質成長とシェア低下を相殺した先の名目成長率は2.9%である。

  • 北米ホームフレグランス:数量 251(年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量)× 価格 17(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる)→ 売上 42 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質数量1.03倍、単価1.39倍。市場成熟の中で首位級を維持する。
  • 北米ボディケア:数量 261(年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量)× 価格 12(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映)→ 売上 32 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質数量0.91倍、単価1.36倍。シェア低下と販促競争が続く。
  • 北米ハンドソープ・消毒用品:数量 185(年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量)× 価格 7.76(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む)→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質数量1.04倍、単価1.41倍。使用頻度の安定と物価連動。
  • 北米ギフト・小物:数量 46.9(年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定)× 価格 14(セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点)→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量0.96倍、単価1.36倍。贈答の需要は残るが販促が多い。
  • 海外提携店・ライセンス・卸売:数量 720(海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数)× 価格 0.01(海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標)→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。提携店720店。店舗増と卸売拡大、物価並みの売上単価を反映する。

倍率:10年後のgは2.9%。市場の実質数量は横ばい近く、ボディケアのシェア低下が物価3.5%の一部を打ち消すためである。k9.75%、普通の堀の残存割合1/2、事業ROE34.5%からRONICは22.1%。帳簿のROEは過去の買い戻しで不適切なので、税引後営業利益約11.7億ドルを想定投下資本約43億ドルで割ったROIC約27%に、業界並みの借入比率の効果を加えた。正当化PERの上限は10年目利益基準で約13.05倍。客数の減少とシェア低下による利益の不確実性を反映して86%の11.23倍とする。9.7億ドル×11.23倍=108.93億ドル。

確率:米国エアケアでの首位とソープの継続需要は残るが、ボディケアのシェア低下も実際に確認されている。いずれか一方に偏らないものの、負債の重さから31%にとどめた。

やや悲観 27% やや悲観:新興ブランドに顧客を奪われ、値引きと固定費が利益を削る 利益 4 億ドル · PER 7.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 15.19 ドル31 億ドル

若年層の香りの流行が変わり、セフォラなどの美容専門店や新興ブランドへの顧客流出が続く。米国エアケア市場では、グレード、ファブリーズ、ヤンキーキャンドルなどと価格面で競うことになり、バス&ボディ・ワークスの占有率は十数%台に下がる。ボディケアの実質数量は30%減り、ホームフレグランスも18%減る。

売れ残った香りの商品を値引きするため、実売単価は10年で物価上昇より低い伸びにとどまる。店舗数を減らしても賃料と閉店費用が残り、物流や人件費を十分に吸収できない。ハンドソープも競合の安価な商品に押される。海外提携店は625店にとどまり、販路拡大は北米の落ち込みを補えない。

全社売上は約74億ドルと、10年前とほぼ変わらない。営業利益率は約10.6%へ低下し、純利益は3.9億ドルになる。2027〜2030年の店舗整理や販促投資で利益が一度細るため、10年間の純利益累計は43億ドルとする。債務返済を優先し、正味の株主還元は20億ドルへ縮小する。事業は黒字を保つが、ブランドの超過収益は薄まり、先の名目成長率は1.2%に落ちる。

  • 北米ホームフレグランス:数量 200(年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量)× 価格 16(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる)→ 売上 31 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質数量0.82倍、単価1.30倍。シェア低下と販促増加が重なる。
  • 北米ボディケア:数量 201(年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量)× 価格 11(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映)→ 売上 23 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質数量0.70倍、単価1.26倍。若年層のブランド離れが続く。
  • 北米ハンドソープ・消毒用品:数量 149(年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量)× 価格 7.26(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む)→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量0.84倍、単価1.32倍。大手日用品メーカーとの競争で値引きする。
  • 北米ギフト・小物:数量 36.1(年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定)× 価格 12(セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点)→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質数量0.74倍、単価1.22倍。ギフト需要と利益率が弱まる。
  • 海外提携店・ライセンス・卸売:数量 625(海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数)× 価格 0.01(海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標)→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。提携店625店。海外事業も販促競争を受ける。

倍率:gは1.2%。物価上昇を実売価格に転嫁しきれず、実質数量とシェアも縮む。k9.75%、普通の堀の残存割合1/2、事業ROE20%からRONICは約14.9%。事業ROEは税引後営業利益約5.8億ドルと投下資本約43億ドルによるROIC約13.4%に、正常な借入比率の効果を加えた推定である。利益の持続性が弱くなるため、正当化PER上限約10.88倍の72%である7.83倍とする。中立の11.23倍より低い。3.9億ドル×7.83倍=30.54億ドル。過去の谷の市場倍率は根拠にしない。

確率:入浴関連市場で既にシェアが低下し、北米の客数も弱い。事業は存続するが利益率と還元が目減りする展開を現実的な27%とした。

悲観 18% 悲観:ブランドの地位が崩れ、店舗網は利益より負担となる 利益 1 億ドル · PER 7.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2.57 ドル5 億ドル

香りの商品は売れ続けるが、このブランドを選ぶ理由が薄くなる。米国エアケア市場での占有率は約22%から十数%前半へ落ち、ボディケアでも若年層を取り戻せない。ホームフレグランスの実質販売個数は38%減り、ボディケアは48%減る。商品開発で競合に後れ、値上げをすると客が離れるため、実売単価の上昇は10年の物価上昇を大きく下回る。

不採算店を閉じても、賃貸契約と物流の固定費が利益を圧迫する。ギフト事業は小幅な赤字となり、海外提携店も470店へ減る。全社売上は約49億ドルまで縮み、営業利益率は約7.5%となる。営業利益は3.69億ドル、純利益は0.72億ドルしか残らない。利益のほとんどを借り換え費用と事業維持に使う。

2027〜2031年に店舗閉鎖、商品減損、在庫処分による損失が生じるため、10年間の純利益累計は20億ドルにとどまる。配当は削減し、自社株買いはほぼ止まり、正味の還元は2.5億ドルとなる。自己資本は累計利益の留保によって4.7億ドルになるが、その帳簿額を悲観の床には使わない。稼ぐ力が弱いため、10年後の時価総額は5.17億ドルにとどまる。会社は存続するものの、かつての優良なブランド小売ではなくなる。

  • 北米ホームフレグランス:数量 151(年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量)× 価格 14(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる)→ 売上 21 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質数量0.62倍、単価1.16倍。ブランドの占有率と値決め力が低下する。
  • 北米ボディケア:数量 149(年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量)× 価格 9.90(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映)→ 売上 15 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量0.52倍、単価1.10倍。美容専門店と新興ブランドに負ける。
  • 北米ハンドソープ・消毒用品:数量 114(年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量)× 価格 6.49(値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む)→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量0.64倍、単価1.18倍。差別化できず安価な日用品に押される。
  • 北米ギフト・小物:数量 24.4(年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定)× 価格 11(セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点)→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質数量0.50倍、単価1.10倍。季節商品が売れ残り赤字になる。
  • 海外提携店・ライセンス・卸売:数量 470(海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数)× 価格 0.01(海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標)→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。提携店470店。海外の撤退と取引条件の悪化を反映する。

倍率:市場の実質数量とシェアが縮み、値上げも物価に届かない。10年目以降は長期の名目成長を認めずgを0%とする。k9.75%。税引後営業利益約2.73億ドルと、負債を含む投下資本約44.7億ドルから求める事業ROICは約6.1%で、資本コスト以下となる。再投資に超過利益がないため、正当化PERの上限は1÷kの約10.26倍。構造的敗者の利益の不安定さを反映し、その70%である7.18倍とする。0.72億ドル×7.18倍=5.17億ドル。現在の自己資本はマイナスで資産売却による正味回収額もゼロ以下のため、将来の帳簿純資産に床の倍率を掛けない。

確率:ボディケアのシェア低下と北米客数減少が長く続けば、ブランドの収益力は大きく失われる。純負債とリース負担が重く、失敗時の株主価値が薄いため18%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

北米ホームフレグランス

キャンドル、壁差し込み式芳香剤と関連商品。ブランドの香りと季節限定品で差別化する主力商品群。

数量年間販売個数・百万個。会社が商品個数を開示しないため、売上と推定実売単価から逆算した基準数量価格値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。数量に物価を含めず、値上げと販促の効果を単価に入れる売上営業利益
今 2025/12 244 12 29 5
10 年後 中立 251 17 42 7

取り方:2025年度の北米売上69.77億ドルに会社の決算説明資料のホームフレグランス構成比約42%を掛け、29.30億ドルとした。実売の個数と単価は非開示なので、キャンドルの定価と頻繁な値引きを踏まえ平均12ドルと仮定し、年2億4417万個に相当するとした。営業利益5.13億ドルは独立採算の開示ではなく、商品の粗利と店舗費用を配分した推定値である。ユーロモニターの米国エアケア市場での2025年シェアは22%。市場定義が異なる北米ホームフレグランス市場約90億ドルとは単純に割り算しない。参考:https://www.euromonitor.com/air-care-in-the-us/report

北米ボディケア

ボディミスト、ローション、ボディウォッシュ、クリーム、香水など。若年層の流行と新商品の成否が数量を左右する。

数量年間販売個数・百万個。推定実売単価で売上を割った基準数量価格値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。新商品の高付加価値化と販促競争の両方を反映売上営業利益
今 2025/12 287 9.00 26 4
10 年後 中立 261 12 32 5

取り方:2025年度北米売上69.77億ドルに会社資料のボディケア構成比約37%を掛け、25.81億ドルと推定した。商品個数と実売単価の開示はないため、複数点購入の値引きを踏まえ平均9ドルとし、年2億8678万個相当とした。商品群の営業利益4.26億ドルは配賦推定である。ユーロモニターでは米国の入浴・シャワー用品市場のシェアが2021年15%から2025年11%へ低下した。ただし、同市場にはミストやローションの一部が含まれないため、シェアを売上へ直接掛けない。参考:https://www.euromonitor.com/bath-and-shower-in-the-us/report

北米ハンドソープ・消毒用品

香り付きハンドソープ、詰め替え、携帯用消毒用品。使用頻度が高いが、機能面では大手日用品メーカーと競争する。

数量年間販売個数・百万個。ソープと消毒用品の合算推定数量価格値引き後の推定平均実売単価・ドル/個。詰め替えと携帯品の構成変化を含む売上営業利益
今 2025/12 178 5.50 10 1
10 年後 中立 185 7.76 14 2

取り方:会社の2025年度決算説明資料では北米売上の約14%がソープと消毒用品で、69.77億ドルの14%を9.77億ドルとした。定価とまとめ買いを考慮した推定平均実売単価5.5ドルから、年1億7764万個相当とした。2025年はこの商品群が前年比で一桁台半ばの増収となり、ソープ詰め替えはソープ売上の1割弱であった。会社は数量、平均単価、商品群別営業利益を開示しておらず、1.47億ドルは営業利益率15%の配分推定である。

北米ギフト・小物

ギフトセット、包装済み商品、芳香剤のアクセサリーなど。季節商戦と贈答需要の影響を強く受ける。

数量年間販売セット・百万点相当。商品構成が混在するため、販売点数は便宜的な推定価格セット・小物の推定平均実売単価・ドル/点売上営業利益
今 2025/12 48.8 10 5 0
10 年後 中立 46.9 14 6 1

取り方:2025年度の北米売上69.77億ドルに、会社資料のギフト・その他構成比約7%を適用して4.88億ドルとした。商品点数と平均単価の開示はない。包装品と小物の混合単価を10ドルと仮定すると年4880万点相当となる。2025年はギフトの販売が好調だったものの、数量の持続性は不明である。営業利益0.42億ドルは季節商戦の値引きと包装費用を考えた配賦推定である。

海外提携店・ライセンス・卸売

海外の提携店舗への商品供給とライセンス収入。2026年以降に増える米国内の新規卸売経路も将来の販路拡張として考慮する。

数量海外提携店舗数・店。直営店ではなく、提携先が設備投資を負担する店舗数価格海外提携1店舗当たりの年間認識売上・億ドル。卸売、ライセンス、関連経路の売上を含む代理指標売上営業利益
今 2025/12 573 0.01 3 0
10 年後 中立 720 0.01 6 1

取り方:会社の2025年度の国際事業売上3.14億ドルと、期末の海外提携店573店を使用した。3.14億ドルを573店で割ると1店当たり約0.00548億ドルの会社認識売上に相当する。これは提携店の店頭売上ではなく、卸売とライセンスを含む会社側の収入である。期末店舗数で年間売上を割る近似には期中出店の誤差がある。2026年以降の米国内卸売の増分は将来の単価指標にも含める。商品群別営業利益の開示はないため0.32億ドルは推定である。

リスクと懸念

負債と借り換え

純負債約40億ドルは基準時価総額とほぼ同じである。借入債務に加え店舗リースという固定の約束があり、2025年度の自己資本はマイナスだった。借り換え金利が約5.75%の環境で営業利益が低下すれば、債務の維持が株主還元に優先する。過去の買い戻しの規模を将来にも当然に続くものとして扱ってはいけない。

若年層の離反とブランドの寿命

米国の入浴関連市場で占有率が2021年の15%から2025年の11%へ低下した。香りの嗜好は変わりやすく、ソル・デ・ジャネイロなどの新興ブランドが顧客を獲得している。ブランドの認知度が高くても選ばれなければ価値は減る。ボディケアの数量減少がホームフレグランスにも広がれば、会社全体の利益率が下がる。

店舗固定費と客数の減少

2025年度の単位面積当たり店舗売上は約2%減った。店舗を増やしても生産性が下がると、賃料、人件費、在庫、物流の固定費が利益を押し下げる。リースの契約は売上減少と同じ速さでは減らせない。閉店時には撤退費用や設備の減損も発生するため、売上の小幅減が営業利益の大幅減につながる可能性がある。

商品改革と販路拡大の失敗

経営改革は香りの商品企画、デジタル、卸売、新しい顧客への訴求を同時に進めている。費用削減の額が大きくても、売れる商品を生む能力が下がれば本末転倒だ。アマゾンや美容専門店への展開も、新規顧客の獲得でなければ自社店舗の売上を移すだけとなる。販路が増えたという事実と、会社全体の利益が増えることを混同してはいけない。

製品安全、原材料、関税

香料、化粧品成分、包装資材には安全規制や表示義務がある。原料費や関税の上昇を値上げで吸収できなければ粗利益率が下がる。製品回収や安全性への不信は、香りと安心感を売るブランドにとって特に大きな傷となる。供給網が米国内に比較的集中していても、輸入する原料や包装材、物流費への影響は残る。

一時利益の恒常化

2026年第1四半期の営業利益には訴訟和解益約0.88億ドルが含まれ、第2四半期には関税還付約0.80億ドルが含まれた。さらに上期には税務案件の解決による税効果もあった。これらを来年以降の通常の利益率に持ち込むと、収益力を大きく見誤る。営業利益の表面上の増減だけでなく、一時項目を除いた客数、粗利、固定費を見る必要がある。

AIによる購入経路の変化

物理的な石けんやキャンドルを売る会社であり、人月課金や業務ソフトのAIエージェント代替には当たらない。ただしAIが商品の検索、価格比較、購入を仲介するようになると、店舗で偶然商品に出会う機会が減る。商品が価格とレビューで比較されるほど、販促費の負担と値引き圧力が増えるおそれがある。ブランド指名で購入される割合が堀の強さを決める。

今後の分かれ目

北米の既存店取引件数が四半期ごとに増加へ転じ、ボディケアの実質販売数量も伸び始めたら
商品改革が顧客を取り戻している証拠となる。中立よりやや楽観の筋書きへ重心を移し、営業利益率の回復と還元拡大の持続性を確認する。
米国エアケアのシェアが22%を維持し、入浴関連市場のシェアが11%から回復したら
ブランドの堀が再び広がる証拠である。ホームフレグランスだけでなくボディケアの数量を上方修正でき、楽観側の確率を高める理由になる。
北米の店舗当たり売上が減り続け、営業利益率が12%を割ったら
固定費と販促競争が効き始めたと判断する。売上の名目成長だけでは救えず、やや悲観の数量と利益率を中心に再評価する。
純負債が継続的に減り、フリーキャッシュフローを使った債務返済と配当が両立したら
財務の下振れが小さくなる。過去のような大規模自社株買いを急がず、余剰資金を着実に還元する会社として評価を高める。
費用削減が計画どおり進んでも客数と粗利益率が回復しなければ
利益の改善は一時的な経費圧縮であり、増分の投資収益率が高まったとは扱わない。販路拡大の成果とブランド占有率を先に確認する。
拘束力のある買収契約や非公開化の合意が正式に発表されたら
独立企業としての10年価値とは別に、対価、成立条件、規制承認、株主が受け取る金額を確認する。それまでは売却の噂を本質価値の上乗せには使わない。
関税還付と訴訟和解益を除いた営業利益が前年を大きく下回り続けたら
2026年の表面上の増益を事業回復と見なさず、正常利益を下方修正する。買い戻し再開の時期も遅らせて考える。

見ておくもの

  • 北米直営店の既存店売上を客数と客単価に分解した変化
  • ホームフレグランス、ボディケア、ソープの売上と商品別数量の開示
  • 米国エアケア市場の占有率と入浴関連市場の占有率
  • 若年層の新規会員、会員の再購入頻度、会員販促の効率
  • 北米通販と新規卸売経路の増収が既存店の減収を上回るか
  • 一時的な関税還付、訴訟和解益、税効果を除く営業利益率
  • 純負債、リース債務、債券償還、自社株買い再開の条件
  • 海外提携店舗数と会社認識売上の伸び
  • 経営改革による費用削減と商品開発・広告への再投資の成果
  • アクティビストの要求に対する取締役会の正式な対応

倍率と資本コストの決め方

事業の将来価値は、会社開示の北米商品構成比を出発点に、商品群ごとの実質販売個数、値引き後の実売単価、営業利益率から考えた。実際の販売数量と平均単価は非開示なので推定であり、物価3.5%の効果は価格にのみ入れた。倍率は現在や過去の市場PERから決めていない。資本コスト9.75%、商品の市場成長とシェアから求めたg、投下資本から推定した事業ROE、普通の堀の残存割合1/2による正当化PERの内側に収めた。負債と店舗リースは既に財務データの純負債に含まれ、二重に引かない。米国会計では店舗リースは既に貸借対照表に計上されており、家賃を営業費用に含む形で比較した。今の値段との比較は最後に行った。5つの確率を合計1.00として割り引くと現在価値64.13億ドル、基準時価総額42.11億ドル、差は+52.3%となり、結論は割安である。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にqualityの+1.75%を加えて9.75%。βや市場倍率は使わない。2025年度は黒字で現金創出力もあり、継続企業として存続が危うい状態とまでは判断しないため、distressの特別上乗せはゼロとする。ブランドの衰退と財務の弱さは、数量、営業利益率、悲観の確率でも表現する。同領域のアルタ・ビューティやホーム・デポより高いのは、負債と占有率低下の違いによる。

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割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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読んだ資料

  1. Bath & Body Works 2025年度 Form 10-K(事業、店舗、資本配分、負債、リース)
  2. Bath & Body Works 2025年度第4四半期・通期決算説明資料(商品構成比、経営改革、2026年度計画)
  3. Bath & Body Works 2026年第2四半期決算発表(2026年8月26日、最新実績、ガイダンス、関税還付)

分析日 2026-10-23