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東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)50.82 ドル311 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)74.2 ドル455 億ドル差 −31.6%
10 年後から見ると 割高 価値 50.82 ドル311 億ドル · 差 −31.6% · 期待の年率 +4.0%
期待の年率リターン(10 年)+4.0%資本コスト比 −4.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の0.1%未満です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

シー・リミテッドは、東南アジアの通販ショッピー、融資・決済のマニー、ゲームのガレナを束ねる企業だ。筆者の結論は割高である。通販の注文と貸出残高は勢いよく増えているが、成長がそのまま株主の利益になるわけではない。

2025年は売上229億ドル、純利益16億ドルまで回復した。2026年4〜6月期も売上は前年同期比48%増えたが、純利益は11%増にとどまった。ショッピーでは配送・集客への投資が続き、マニーでは貸倒引当費用が売上より速く増えている。今の勢いを10年に延ばすより、規模が大きくなった後の利益率を見極めたい。

強みは本物だ。2025年の東南アジアのプラットフォーム通販でショッピーは約53%を握った。売り手、買い手、配送、購入履歴が集まり、マニーが融資につなげる仕組みは模倣しにくい。しかしティックトック・ショップは動画から需要を直接生み、ブラジルではメルカドリブレが物流と金融の両面で競う。ガレナの利益もフリーファイアの人気に偏る。

10年後の中立では営業利益55億ドル、純利益41億ドルを見込む。上振れれば融資と広告が利益を大きく増やすが、貸倒れや通販の値下げが長引くと資産を積んでも株主の取り分は減る。5つの筋書きの現在価値は約311億ドルで、添付の時価総額457億ドルを約32%下回る。企業が消えるとは考えない。それでも、今の値段には十分な安全域がない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で最初に問うのは、10年後にも必要とされるかである。答えはショッピーの配送と決済については肯定的だ。日常の小口配送を集約する力は本物で、出店者と利用者の双方に利益がある。マニーも購入と返済の履歴を持ち、銀行が十分にサービスできない顧客を助ける。

しかし、優れた事業と安心して持てる株は同じではない。ショッピーの利用者はティックトックで商品を見つけ、安ければ別の店で買う。物流の密度は守りになるが、手数料を自由に上げられる独占ではない。マニーの利益は融資を増やす局面では大きく見えても、景気が悪い年の貸倒れを差し引かなければオーナー利益を誤る。

2025年の現金等と有利子負債の差は約94億ドルだが、そこには制限付き資金があり、銀行預金と購入代金の預り金もある。全額が株主の自由になると考えない。さらに株式報酬は現金支出でなくても株主の持分を薄める費用だ。利益成長のために必要な貸出原資と配送投資を差し引いて価値を考える。

中立でも10年後の利益は今より大きくなる。一方、成熟した企業の利益を無条件に高い倍率で買う理由はない。競争と創業者支配があるため、価格に相応の安全域が必要だ。現在の市場価値はその安全域を与えず、好調な事業の一部をすでに代金に含めている。

何で稼ぐ会社か

ショッピーは商品を自ら全部売る小売店ではない。出店者に売り場と決済・配送の仕組みを提供し、注文ごとの手数料、広告、物流サービスから収入を得る。2025年は139億件の注文と取扱高1,274億ドルに対し、売上が約166億ドルだった。全体の取扱高に対する売上の比率は約13%で、広告・決済などを含むため純粋な仲介手数料ではない。自社在庫の販売も含まれる。

マニーは購入時の後払い、個人・中小企業向け融資、電子財布、デジタル銀行を担う。主な利益源は金利・融資手数料である。2025年末の融資元本残高92億ドルのうち約82億ドルを自ら保有した。銀行の預金や購入代金の預り金を扱うため、金融事業を単なる手数料率の高いソフト会社と見てはいけない。貸出残高と利回りだけでなく、貸倒れと資金調達費用が利益を決める。

ガレナはゲームの開発・運営会社だ。フリーファイアを中心に、無料で遊べる利用者の一部からゲーム内課金を得る。2025年の売上は約24億ドル、予約課金額に近いブッキングは約29億ドルだった。課金された時点と売上計上に時間差がある。2026年4〜6月期の四半期利用者は6.66億人、課金者は6,810万人に達した。

2025年の事業別営業利益は、ショッピー約5.8億ドル、マニー約9.7億ドル、ガレナ約11.8億ドルである。本社費と株式報酬、その他サービスの赤字を差し引くと全社利益になる。利益を生むガレナが通販の競争とマニーの融資拡張を支える構図であり、三事業が同時に逆風を受けないことが強みでもある。

優良さと弱いところ

最大の堀、つまり競合が越えにくい壁はショッピーの取引密度だ。2025年に買い手約4億人、出店者約2,000万人を抱え、注文が増えるほど配送網と広告の効率が上がる。出店者は売上やレビューを失いたくない。ただし他のサイトにも出品できるため、銀行口座や基幹システムほど乗り換えが難しいわけではない。

値決め力の証拠は、2025年に取扱高が27%増え、マーケットプレイス収益が34%増えたことだ。2026年4〜6月期には広告を含む中核マーケットプレイス収益が66%伸びた。反面、同じ四半期のショッピー営業利益は売上の急増ほど伸びなかった。広告の単価を上げても配送補助金が増えれば、値上げを手元に残せない。

マニーは買い物や返済の履歴から信用を判断できる。従来の銀行が届きにくい顧客を獲得する点に価値があるが、融資を増やすほど不況時の損失が跳ねる。2026年4〜6月期には貸倒引当費用が前年同期比約72%増えた。90日超延滞の比率1%だけでは、成長中の融資の生涯損失を評価できない。

2023年の黒字転換から2025年のROE12.6%まで、資本の稼ぐ力は改善した。増分利益を稼ぐ余地は大きいが、その一部は融資債権と広告・配送網の維持に再投資する必要がある。創業者には議決権が集中し、普通株主は経営の交代や資本配分を直接左右しにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東南アジアの通販は、まだ実店舗からネットへの移行が続く市場だ。モメンタムワークスは2025年の主要6カ国のプラットフォーム取扱高を1,576億ドルと推計し、ショッピー53%、ティックトック・ショップとトコペディアの合計が約35%、ラザダが約11%とした。2024年の首位シェアも約52%で、ショッピーは規模を維持した。ただし伸びの速い相手は動画で買い物の入口を握り、価格と広告費の双方を押し下げる。

グーグル・テマセク・ベインの2026年10月の調査は、東南アジアの電子商取引全体を2026年約2,260億ドルと見込む。プラットフォームに限った前記数字とは集計範囲が違う。デジタル経済全体は2035年に1兆ドル超との予測だが、そこには旅行なども含まれる。同じ調査では75%の人がAIの自動購入に前向きで、広告枠の価値が長く守られる保証はない。この大きな市場がすべてショッピーのものになるわけではない。ブラジルでも首位のメルカドリブレ、アマゾン、地元小売、ティックトックと競う。

金融では、東南アジアのデジタル融資残高が2025年におよそ950億ドル、2035年に4,000億ドル台へ伸びるという業界推計がある。マニーの2025年末の全世界の融資残高92億ドルは、その1割弱に相当するが、ブラジルと台湾を含むので東南アジアの実際のシェアはもっと小さい。アトメ、グラブのデジタル銀行、クレディボ、アクラクなどと競う。2026年9月にはグラブがアトメの60%を取得することで合意したが、規制承認待ちの未成立取引である。顧客接点を束ねる競争相手が増え、貸付規制や金利制限も強まる。

ゲームは別の市場だ。ニューズーによる2025年の世界モバイルゲーム市場は約1,133億ドルで、ガレナの規模は小さい。フリーファイアは長寿だが、パブジー・モバイル、モバイル・レジェンド、ロブロックスなどが時間を奪い合う。10年後の利用者の好みを読めないため、新作を無条件に大ヒットとして織り込まない。

資本政策と M&A

経営は2017年の上場以降、長く成長投資を優先した。ショッピーの物流とブラジル進出、2020年のインドネシア銀行BKEの支配権取得と翌年のシーバンクへの転換は事業規模を拡大したが、2022年には全社の赤字と資金消費が目立った。その後は費用を抑えて2023年に黒字化した。2025年のフリーキャッシュフローは約45億ドルだが、融資債権の増加は投資キャッシュフローに出る部分があり、この金額をそのまま自由に配れる現金とは見ない。

配当はなく、2025年には総額10億ドルの自社株買い枠を設けた。2026年4〜6月期には約4.17億ドルを買い戻し、同年上期全体では約5.78億ドルを支出した。ただし2025年の株式報酬費用は約6.25億ドルであり、買い戻し総額をそのまま株主還元としない。ガイダンスは2026年のショッピー取扱高を約25%成長させ、通期調整後EBITDAを前年以上とするもので、10年の利益や配当額の数字の約束はない。

2026年時点で上場廃止や会社全体の買収合意は確認できない。マニーの将来の分離上場という外部の見方はあるが、成立した取引として利益や現金を重ねない。A種1株の議決権に対して創業者保有のB種は15票で、創業者の議決権は約58%に達する。普通株主にとって、買収・分社化・還元の選択を十分に監視すべき構造だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ショッピーは約4億人の買い手と2,000万人の売り手を結び、配送の密度を積み上げた。東南アジアで約53%というシェアを持つため、競争相手が配送を安くするには同じ規模の荷物を集めなければならない。2026年4〜6月期も注文と取扱高は3割近く伸び、広告を含む中核収益はそれ以上に伸びた。この広がりが続けば、補助金に頼る段階を抜け、通販自体が利益を稼ぐようになる。

マニーはショッピーの利用者と出店者を既に獲得しているため、新規の融資利用者を低い営業費用で見つけられる。2025年に初めて借りた利用者は2,000万人超で、2026年の融資残高も大きく増えた。決済だけの会社ではなく、継続して返済履歴を蓄積する金融会社に育つ可能性がある。規制を守りながら預金で低コストの資金を調達できれば、競争相手より良い利ざやを残せる。

フリーファイアは2026年になっても毎日1億人超が遊ぶ。新しく発表されたパルワールド・オンラインやモンスターハンターの作品が成功すれば、ゲームの一本足は少しずつ解消する。大型買収をしなくても三事業の相互利用で伸ばせることも利点だ。稼ぎの増加に合わせて自社株買いが本格化すれば、株主は事業価値と正味還元の両方を受け取れる。

慎重な見方

最大の危険は、売上が伸びても利益率が上がらないことである。2026年4〜6月期のショッピーは売上を約5割増やしたが、営業利益はほぼ横ばいだった。ティックトック・ショップは動画から直接購入へつなげ、アプリを開く理由そのものを奪いに来る。ラザダが高価格帯で残り、ブラジルではメルカドリブレの物流と融資が強い。シェアを守るにはクーポンと配送補助金を払い続けるかもしれない。

マニーの融資はもっと慎重に見るべきだ。2026年4〜6月期の貸倒引当費用は約5.55億ドルで、前年同期より約72%も増えた。融資残高の伸び62%を上回る。延滞率が1%でも、新しく貸した資金の損失が後から表れる恐れがある。インドネシアの後払い規制やブラジルの信用不安が重なれば、貸出を増やした分だけ損をする。預金と顧客の預り金を株主に渡せる資金と見なすこともできない。

フリーファイアの成功は大きいが、ゲーム1本の人気を10年先まで約束するものではない。新作の発表は成功の証拠ではなく、他社タイトルや動画に遊ぶ時間を奪われれば、広告宣伝費を増やしても利用者は戻らない。広告枠の一部はAIエージェントに買い物の入口を移される。創業者に議決権が偏るため、成長投資と株主還元の優先順位も外部の株主が変えにくい。

どちらに重みを置いたか

市場が拡大し、ショッピーの配送網と金融データが生き続ける点では強い見方に分がある。一方、2026年の売上成長に対する利益の鈍さと融資費用の増加は、すでに数字に表れた弱さだ。そのため確率は上側32%に対して下側38%と慎重側へ寄せた。AIエージェントによる広告の弱さは中立の単価と長期成長率に入れ、下側の厚さには融資の信用循環と競争による値下げを主に反映した。良い企業でも現在の価格では割高という判断が残る。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 88.68 ドル543 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 17.44 ドル107 億ドル)。 今の値に割り戻すと 50.82 ドル311 億ドル、今との差 −31.6%、 期待の年率 +4.0%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 12% 251.84 ドル1,543 億ドル 42.45 ドル260 億ドル +296.4% +16.5% 35.32 ドル216 億ドル
やや楽観 20% 139.64 ドル855 億ドル 27.76 ドル170 億ドル +125.5% +9.5% 33.48 ドル205 億ドル
中立 30% 78.32 ドル480 億ドル 17.96 ドル110 億ドル +29.7% +2.9% 28.88 ドル177 億ドル
やや悲観 25% 22.16 ドル136 億ドル 8.16 ドル50 億ドル −59.2% −9.6% 7.58 ドル46 億ドル
悲観 13% 11.46 ドル70 億ドル −4.90 ドル−30 億ドル −91.2% −18.4% 0.85 ドル5 億ドル
加重平均100% 88.68 ドル543 億ドル17.44 ドル107 億ドル +42.9% +4.0% 106.11 ドル650 億ドル

今の株価時価総額 74.24 ドル455 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 12% 楽観:東南アジアの首位を固め、金融と広告が稼ぐ柱になる 利益 109 億ドル · PER 14.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 251.84 ドル1,543 億ドル

ショッピーは東南アジアのネット移行を取り込み、物流の密度でティックトック・ショップとの差を広げる。ブラジルでも安価な商品と集荷網を武器にメルカドリブレと競り合い、年間450億件の注文を集める。広告の購買直前の価値が残り、補助金負担も薄れることで営業利益率は11%に高まる。市場の成長と物流の優位が原動力であり、未収益化のAI商品は織り込まない。

マニーは融資元本が480億ドルに達しても、信用情報の蓄積と預金調達で貸倒れを抑える。インドネシアの規制にも従い、グラブが買収で取り込もうとするアトメなどより低い獲得費用を保つ。ガレナはフリーファイアの寿命を延ばし、新作も利益に加わる。大きな買収を前提にせず、利益を金融の自己資本と物流に回したうえで自社株買いを増やす。2035年までの純利益累計575億ドルから株式報酬を差し引いた正味還元260億ドルが出て、残る自己資本は約440億ドルとなる。

  • Shopee(通販・広告・物流):数量 450(年間総注文数(億件))× 価格 1.80(1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む))→ 売上 810 億ドル・営業利益 89 億ドル。2035年の市場GMVは大幅拡大、東南アジアシェア50%台維持。広告比率上昇で単価は2025年の1.51倍、CPI1.41倍をやや超える。
  • Monee(融資・決済・デジタル銀行):数量 480(期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む))× 価格 0.43(融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み))→ 売上 206 億ドル・営業利益 52 億ドル。デジタル融資市場の拡大と外部決済にも浸透。残高は約5.2倍、利息・手数料を含む単価0.43、貸倒費用控除後の営業利益率25%。
  • Garena(オンラインゲーム):数量 8.4(年末四半期のアクティブ利用者数(億人))× 価格 6.00(年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル))→ 売上 50 億ドル・営業利益 25 億ドル。ゲーム新作と既存タイトルの課金深耕、四半期利用者8.4億人、課金単価は2025年の1.58倍。

倍率:k8.5%、終端の名目g2.5%、事業ROE109.4÷440.3=24.8%。moat=strong、RONIC=8.5%+2/3×(24.8%−8.5%)=19.4%。来期利益への式(1−g/RONIC)/(k−g)を10年目利益用に×(1+g)すると正当化PERは約14.9倍。増分の利益率が高い楽観でも過剰な独占を仮定せず上限の約95%で14.1倍。株式報酬はGAAP営業費用として控除済み。109.4×14.1=1542.5億ドル。

確率:通販で広告料を上げても配送補助金が増えず、金融も信用損失を管理でき、ゲーム新作も当たる条件が同時に成り立つ確率。すでに事業規模が大きく、12%程度にとどめる。

やや楽観 20% やや楽観:注文と融資の成長が収益化につながる 利益 66 億ドル · PER 12.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 139.64 ドル855 億ドル

東南アジアの通販は広がり、ショッピーは首位を守りながら注文を年間370億件まで増やす。ティックトック・ショップの動画経由の集客は伸びるものの、ショッピーは配送の確かさと会員向け特典で頻度を維持する。広告の寄与で1件当たり収益は物価とほぼ同じ速さで上昇する。物流費が分散され、ショッピーの営業利益率は8.5%となる。

マニーの融資は340億ドルへ拡大するが、グラブ陣営・銀行系の競争で金融の単価はやや下がる。貸倒損失を引いた営業利益率は22%を守る。ガレナはフリーファイアを延命しながら新作を少し育て、既存課金者の単価を上げる。金融子会社の分離や買収による一時利益は見込まない。利益の累計390億ドルの一部を貸出原資に残し、自社株買いから株式報酬を引いた正味還元170億ドルを行う。

  • Shopee(通販・広告・物流):数量 370(年間総注文数(億件))× 価格 1.72(1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む))→ 売上 636 億ドル・営業利益 54 億ドル。東南アジア首位を守り、ブラジルでも注文増。1件当たり収益は1.44倍で、物価上昇相当。
  • Monee(融資・決済・デジタル銀行):数量 340(期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む))× 価格 0.40(融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み))→ 売上 136 億ドル・営業利益 30 億ドル。融資残高は2025年比3.7倍、金利・手数料の競争で残高当たり収益単価は2025年より小幅減。
  • Garena(オンラインゲーム):数量 7.3(年末四半期のアクティブ利用者数(億人))× 価格 5.50(年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル))→ 売上 40 億ドル・営業利益 19 億ドル。フリーファイアが残り、新作は中程度の成功。

倍率:k8.5%、名目g2.5%、事業ROE66.3÷345.3=19.2%。強い堀の残存割合2/3を使うRONICは15.6%、10年目利益に対する正当化PER上限は約14.35倍。競争への支出と金融引当を考慮して上限の90%で12.9倍。66.3×12.9=855.3億ドル。

確率:市場成長と規模の利点は現実的だが、広告と融資が同時に高収益化する楽観ほど容易ではない。既存の2026年の成長率を緩やかに下げた道筋として20%。

中立 30% 中立:市場は伸びるが、通販手数料と融資利回りは成熟する 利益 41 億ドル · PER 11.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 78.32 ドル480 億ドル

ショッピーの注文は2025年の139億件から300億件に増える。東南アジアのプラットフォーム市場は今の2〜3倍に広がるが、ティックトック系がシェアを伸ばすため、ショッピーは首位でも地域シェアが40%台後半へ落ちる。ブラジルではメルカドリブレが高単価分野を守る。動画経由やAIエージェント経由の購入が増える影響を織り込み、1件当たり売上は物価上昇の1.41倍より弱い1.33倍にとどまる。

マニーの融資残高は300億ドルとなる。地域のデジタル融資市場の拡大よりやや低い成長で、後払い規制と競合の値下げを受け、残高当たり収益は下がる。2026年に見え始めた貸倒費用を引いた営業利益率は19%とする。ガレナはフリーファイアを保つ一方、新作は補完にとどまる。2035年までの純利益累計275億ドルから正味還元110億ドルを行い、自己資本は290億ドルへ増える。

  • Shopee(通販・広告・物流):数量 300(年間総注文数(億件))× 価格 1.58(1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む))→ 売上 474 億ドル・営業利益 33 億ドル。注文は実質2.16倍。東南アジアのネット市場成長からティックトックによるシェア減とAI来訪減を控除、単価は1.33倍にとどめる。
  • Monee(融資・決済・デジタル銀行):数量 300(期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む))× 価格 0.35(融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み))→ 売上 105 億ドル・営業利益 20 億ドル。融資残高3.26倍。市場規模増で伸びるが、利息・手数料率は競争・規制で低下し物価連動しない。貸倒費用控除後19%。
  • Garena(オンラインゲーム):数量 6.5(年末四半期のアクティブ利用者数(億人))× 価格 5.00(年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル))→ 売上 33 億ドル・営業利益 14 億ドル。利用者はほぼ横ばい。課金単価は1.31倍で物価1.41倍に届かず、人気タイトルの成熟を反映。

倍率:k8.5%、名目g2.5%は東南アジアの実質購買・金融拡大と広告価格へのAI圧力を合算したもの。事業ROE41.0÷290.3=14.1%、強い堀の残存割合2/3、RONIC12.25%。10年目の純利益に対する正当化PERの上限は約13.6倍。広告の薄い利益・金融の信用循環・ゲームの寿命により上限の86%の11.7倍を採る。41.0×11.7=479.7億ドル。

確率:会社の2026年通期GMV成長目標を出発点としつつ、10年先は市場自体が成熟し、競争で単価が物価ほど上がらない展開が最も起きやすい。強いネットワークは残るため30%。

やや悲観 25% やや悲観:注文は増えても補助金と貸倒れが利益を奪う 利益 15 億ドル · PER 9.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 22.16 ドル136 億ドル

ショッピーは年間235億件の注文を扱うが、ティックトック・ショップが購買の入口を握り、東南アジアのシェアは30%台へ低下する。ブラジルでもメルカドリブレに物流密度で負け、配送割引を戻せない。売上が増えても営業利益率は4.5%にとどまり、買い手と売り手の二面ネットワークの値決め力は狭まる。

マニーは融資を190億ドルまで伸ばしたところで貸倒れが増え、規制による手数料上限も効いて利益率は14%へ下がる。ガレナは人気の高齢化で四半期利用者が5.5億人に減る。大型買収はせず、営業費用と株式報酬を削っても利益の回復は鈍い。初期の数年は黒字が続くため10年累計の純利益は160億ドルあるが、2035年のROEは資本コストを下回る。還元は50億ドルに縮め、残る自己資本は約235億ドルになる。

  • Shopee(通販・広告・物流):数量 235(年間総注文数(億件))× 価格 1.38(1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む))→ 売上 324 億ドル・営業利益 15 億ドル。世界のECは伸びるがシェア低下と送料補助で単価は1.16倍と物価を大幅に下回る。
  • Monee(融資・決済・デジタル銀行):数量 190(期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む))× 価格 0.32(融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み))→ 売上 61 億ドル・営業利益 9 億ドル。規制・延滞で融資残高の伸びは鈍り、貸倒引当費用が利益を削る。
  • Garena(オンラインゲーム):数量 5.5(年末四半期のアクティブ利用者数(億人))× 価格 4.10(年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル))→ 売上 23 億ドル・営業利益 8 億ドル。人気作品の課金者が減り、値上げはほとんど効かない。

倍率:2035年のROE14.8÷235.3=6.3%はk8.5%未満。再投資に超過収益がなくPERの厳しい上限は1÷k=11.76倍であり、競争による構造的劣化に対して9倍とする。資産床の想定60億ドル、稼ぐ力14.8÷8.5%=174億ドルを超える価値は与えず、14.8×9=133.2億ドル。中立11.7倍より低い。

確率:ティックトックの集客力と融資の信用循環は独立したリスクで、2026年第2四半期の利益鈍化が兆候になっている。AIの広告代替は中立の数量・単価ですでに控除し、ここで二重に確率を増していない。

悲観 13% 悲観:通販の入口を失い、金融は焦げ付き、ゲームも衰える 利益 −8 億ドル · PBR 0.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 11.46 ドル70 億ドル

ショッピーは集客でティックトック・ショップに敗れ、東南アジアのシェアが20%程度へ落ちる。ブラジルでもメルカドリブレとアマゾンの配送網が強く、年間注文は125億件に縮む。広告の検索面はAI経由の購買に置き換わり、配送の赤字を補えない。ショッピーは継続しても営業赤字となり、優良なプラットフォームではなくなる。

マニーは景気後退と規制強化で融資残高110億ドルまで縮み、貸倒れを出す。ガレナはフリーファイアの後継を作れず、四半期利用者が3.8億人へ減る。2026〜2029年に純利益合計72億ドルを稼いだ後、2030〜2031年は16億ドル、2032〜2035年は合計18億ドルの赤字となり、10年累計は70億ドルだ。買い戻しが止まり株式報酬による正味の持分希薄化が30億ドル生じる。残る自己資本は帳簿上225億ドルでも回収可能な現金・債権ははるかに小さい。

  • Shopee(通販・広告・物流):数量 125(年間総注文数(億件))× 価格 1.08(1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む))→ 売上 135 億ドル・営業利益 −1 億ドル。東南アジアのシェアは20%程度へ落ち、広告の単価は物価上昇にも追随せず、配送網が重荷になる。
  • Monee(融資・決済・デジタル銀行):数量 110(期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む))× 価格 0.28(融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み))→ 売上 30 億ドル・営業利益 −2 億ドル。貸倒れと与信規制で信用残高を縮小、手数料率も下がり赤字になる。
  • Garena(オンラインゲーム):数量 3.8(年末四半期のアクティブ利用者数(億人))× 価格 3.80(年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル))→ 売上 14 億ドル・営業利益 4 億ドル。フリーファイア衰退と新作不発、ユーザーが2025年比で4割減。

倍率:2035年のGAAP純利益が赤字なので正当化PERを使わない。PBR0.56は市場の谷の倍率からでなく、2025年末の現在自己資本125.3億ドルに対して、税後処分できる現金と融資債権等の床約60億ドルに少額の営業再建可能性を足すための係数。未来の帳簿自己資本225.3億ドルには掛けない。125.3×0.56=70.2億ドルで床60億ドル以上、かつやや悲観133.2億ドル未満。

確率:通販の構造的なシェア喪失と金融不良債権の増加、ゲームの衰退が重なる重い尾部。2022年に株価が約86%下げた経緯も踏まえるが、過去の株価倍率は床に用いない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

Shopee(通販・広告・物流)

売り手・買い手を結ぶマーケットプレイス。注文手数料、自社媒体の広告枠、物流提供、自社販売から稼ぐ。広告制作・運用代行ではない。

数量年間総注文数(億件)価格1注文当たり全収益(ドル/件。取引手数料・広告・物流・自社販売を含む)売上営業利益
今 2025/12 139 1.19 166 6
10 年後 中立 300 1.58 474 33

取り方:2025年の総注文数139億件、GMV1,274億ドル、ShopeeのGAAP売上165.6億ドルより1件約1.19ドル、GMV当たり総収益約13.0%。マーケットプレイスのサービス収益は145.5億ドル(GMVの11.4%)、残りは自社在庫販売約20.3億ドル。広告だけの売上は非開示で中核市場収益に含む。独立調査では東南アジアプラットフォーム取扱高1,576億ドルに対しShopeeシェア約53%。2026年第2四半期の売上は55.9億ドルと拡大したが営業利益率は約2.9%。広告部分はAIエージェント代替の「自社媒体・広告枠」型で、操作席や広告制作・運用の型ではない。出典:2025年20-F、2026年8月11日の6-K、Momentum Worksの2026年4月推計。

Monee(融資・決済・デジタル銀行)

後払いと中小企業・個人向け融資、ウォレット、銀行業。融資元本残高と金利・手数料収益を主要な数量・価格とする。

数量期末の個人・中小企業向け融資元本残高(億ドル、簿外の提携融資を含む)価格融資残高1ドル当たり年間GAAP売上(ドル/残高ドル。金利・手数料・決済収入込み)売上営業利益
今 2025/12 92.0 0.41 38 10
10 年後 中立 300 0.35 105 20

取り方:2025年12月末の貸出元本残高92億ドル(自社帳簿82億・提携先の簿外約10億)とGAAP売上37.9億ドルから、期末残高1ドルにつき年間0.412ドルとする。期中平均残高を分母とする契約利回りではなく、決済収入を含む収益換算係数である。2026年6月末は貸出111億ドル、90日超延滞率1.0%。貸倒引当費用は四半期5.55億ドルに達し、営業利益率の将来推定では必ず費用計上する。東南アジア2025年のデジタル融資市場は約950億ドルとの推計だが、自社残高にはブラジルも含むため、市場シェアを92/950と断定しない。AIの席課金・人月の型には当たらない。

Garena(オンラインゲーム)

フリーファイアを中心としたゲームの運営と課金収入。四半期アクティブ利用者の規模と課金単価に依存する。

数量年末四半期のアクティブ利用者数(億人)価格年末四半期の利用者1人当たり年間GAAP売上の換算額(ドル)売上営業利益
今 2025/12 6.3 3.81 24 12
10 年後 中立 6.5 5.00 33 14

取り方:2025年第4四半期のアクティブ利用者6.333億人と2025年のGAAPゲーム売上24.1億ドルから、四半期利用者1人当たり年間換算3.805ドルとする。年間の重複排除利用者数ではなく年末四半期のスナップショットであり、課金ユーザー比率9.2%、四半期ブッキング6.72億ドルを別に観察する。2026年第2四半期は利用者6.663億人、課金比率10.2%。世界モバイルゲーム市場は2025年1,133億ドル程度(Newzoo、2026年6月発表)。AIによる人月・席・情報サービスの代替型には当たらない。会社のゲーム売上24.1億ドルは世界モバイルゲーム市場の約2.1%に相当するが、PCゲームも含むため厳密な市場シェアではなく規模の比較に限る。

リスクと懸念

ティックトック・ショップによる集客の侵食

東南アジアではショッピーが首位だが、動画から購買を作るティックトック・ショップとトコペディアが急伸した。買い手と出店者は複数のアプリを使える。送料やクーポンで注文を守れば取扱高は増えても営業利益率が上がらず、物流規模の利点が消える。

マニーの貸倒れと融資規制

2026年4〜6月期の貸倒引当費用は約5.55億ドルで、融資元本の伸び以上に増えた。90日超延滞率が1%でも、直近に実行した貸出の損失は後から現れる。インドネシアの後払いの返済能力規制、ブラジルの信用悪化、金利上限が同時に来れば、融資増加が株主価値を壊す。

AI エージェント代替

AIエージェントが商品検索と発注の入口になれば、ショッピーのアプリ訪問や検索結果に表示する広告枠の価値は下がる。該当するのは自社プラットフォーム広告であって広告制作の人月や業務ソフトの席課金ではない。中立の注文成長と単価に来訪減の影響を含め、長期名目成長率も抑えた。

フリーファイアへのゲーム利益集中

ガレナは2026年でも一日1億人を超える利用者をフリーファイアで集める。しかしモバイルゲームの新作流行は予測しにくい。パブジー・モバイルやロブロックスに滞在時間を奪われ、発表済みの新作が当たらなければ、高い利益率の事業から現金が減り通販と融資の成長資金も細る。

現金の自由度と金融の資金繰り

添付の純現金94億ドルには制限付き現金が混じり、銀行預金約38億ドルと決済の預り金約31億ドルには返済・支払義務がある。貸付債権も増えるため、余剰現金として全額を1対1で足せない。流動性が悪化すれば売れる資産の額も信用損失と処分費用で削られる。

創業者支配と株式報酬

B種普通株は1株15票で、創業者は2026年3月時点で議決権の約58%を握る。大きな買収や金融子会社の分離を少数株主が止めるのは難しい。2025年の株式報酬費用は約6.25億ドルで、総額の自社株買いが増えても希薄化を埋めた残りが小さい可能性がある。

ブラジル・東南アジア各国の制度と為替

売上の地理的な広がりは良いが、ブラジルではメルカドリブレが配送と金融を一体化し、アマゾンも価格で競う。インドネシアなどでは配送・外国資本・貸付・決済の規制が異なる。シーはケイマン籍の持株会社で、現地子会社や一部のVIEを通じて営業するため、ドル換算利益と配当可能な現金にずれが生じうる。

今後の分かれ目

ショッピーのGMVが2027年まで年20%以上増え、通期のGAAP営業利益率が5%を超えたら
広告・配送の規模の経済が会社全体の利益として残り始めた証拠になる。中立からやや楽観へ注文数と利益率を見直す。
東南アジアでショッピーのプラットフォームGMVシェアが45%を下回り、ティックトック系が40%を超えたら
買い物の入口の優位が弱まったと判断する。手数料収入と広告単価を下げ、やや悲観の確率を増やす。
マニーの貸倒引当費用が売上の40%を超える状態が4四半期続いたら
融資成長の収益の質が悪い。融資残高と収益換算単価を下げ、金融の営業利益率を悲観側へ移す。
マニーの90日超延滞率が2%を超え、融資残高の成長も鈍化したら
延滞・信用損失と資金調達の悪循環を疑う。余剰現金を認めず、資産の処分価値も大きく減らす。
ガレナでフリーファイア以外の新作が2年連続で売上の2割以上を占めたら
単一タイトルの寿命リスクが下がる。ゲームの利用者と課金額の下振れを浅くし、事業の持続性を再評価する。
ショッピーの広告費増加がGMV増加を上回り、AI経由の注文では広告課金が減ったら
AIエージェント代替による来訪価値の低下が表面化する。広告を含む1注文当たり収益と長期成長率を下げる。
自社株買いから株式報酬・増資を差し引いた正味還元が年間10億ドルを超え、融資の自己資本も十分なら
オーナーに現金が戻る実績として還元額を上方修正する。ただし融資規制を守るための資本が足りないなら評価を変えない。

見ておくもの

  • ショッピー四半期GMV・注文数・1注文当たり中核手数料と広告収益、配送補助金控除後の営業利益率
  • 東南アジアプラットフォームGMVのショッピー/ティックトック・ショップ/ラザダのシェア
  • マニー融資元本、オンブック比率、90日超延滞率と貸倒引当費用÷売上高
  • インドネシア後払いの利用者所得制限とブラジルの信用環境
  • ガレナの四半期利用者・課金利用者比率・ブッキングとフリーファイア以外の新作売上
  • 預金・顧客預り金・制限付き現金・金融貸付債権と営業キャッシュフローの差
  • 株式報酬を差し引いた自社株買いの正味還元額、A種B種の議決権支配

倍率と資本コストの決め方

今の市場倍率や同業の倍率を将来の倍率の根拠にしていない。2025年の注文139億件、融資残高92億ドル、ゲーム四半期利用者6.333億人をそれぞれ数量とし、実質の市場成長・シェアと名目単価を10年先へ延ばした。ゲームの課金と融資利回りは物価に連動すると決めつけず、広告はAIエージェントによる入口の変化を控除した。そこから営業費用、GAAP純利益、資本の繰り越し、資本コスト8.5%、RONICと堀の残存割合2/3による正当化PERの7〜10割を選んだ。2025年のセグメント営業利益と添付factsの全社営業利益には約1.25億ドルの資料差があり、全社は指定どおりfactsの18.6億ドルを優先した。リースの費用は継続的に負担する前提である。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に事業品質の合計+0.5%を加え8.5%。株価のβや現在のPERは使わない。融資規制と創業者の議決権支配は利率で重ねず下側の利益・確率に反映する。存続の危機にはないためextraはゼロ。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 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オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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分析日 2026-10-23