株譜
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ワールプール WHR

家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)34.87 ドル23 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)29.9 ドル19 億ドル差 +16.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 34.87 ドル23 億ドル · 差 +16.5% · 期待の年率 +12.1%
期待の年率リターン(10 年)+12.1%資本コスト比 +1.8 pt
推定の資本コスト10.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 10.3% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約15.2%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ワールプールは、北米と中南米の大型家電、KitchenAidの小型家電を中核とする老舗メーカーである。筆者の結論は適正であり、普通株の時価総額約18億ドルは安く見えるものの、負債と将来の希薄化まで入れると十分な安全域は残らない。

2025年は売上155.2億ドル、営業利益7.3億ドル、純利益3.2億ドルだった。ところが2026年7~9月期の継続事業EBIT率は2.6%まで落ち、通期見通しも2.0~2.2%である。会社は値上げと原価削減を進めるが、北米の需要減、輸入競合との販促競争、原材料と物流費の上昇が同時に起きており、回復の時期は読みにくい。

10年後も冷蔵庫、洗濯機、調理家電は必要で、買い替え需要が事業の床になる。反面、ブランドは独占的ではなく、GEアプライアンシズ、LGエレクトロニクス、サムスン電子、ミデアなどが価格と製品で追うため、物価を超える値上げ力は乏しい。過去の自社株買いと30億ドルのInSinkErator買収は負債を重くし、2026年には普通株と8.5%の強制転換優先株で再資本化した。

確率を加重し、優先株の転換と追加増資の可能性を現在株主の取り分に反映した価値は約19億ドルで、現在とほぼ同じである。利益率が6%前後へ戻り、純負債を着実に減らせば上値は大きいが、回復が遅れれば普通株の価値は債権者と新株主へ移る。安さではなく、資本構成の改善を確認して初めて長期保有に耐える銘柄である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、冷蔵庫や洗濯機の買い替えは理解しやすく、10年後も需要が消えない点は好ましい。複数の強いブランド、米州の工場、販売店と建設会社への接点、部品と修理の網も残る。事業そのものは消滅しにくく、景気の底では需要が先送りされても、故障した家電は最終的に交換される。

しかし、長く持ちたい会社かという問いには、まだ慎重である。利益率が良い時期に自社株買いと大型買収へ資金を使い、悪化後に高い優先配当と希薄化を伴う資本調達へ追い込まれた。これはオーナー利益を積み上げる経営より、景気と財務の余裕を読み違えた資本配分に見える。

現在の小さな時価総額は、正常化すれば大きな上値を生む。だが普通株は、工場とブランドの価値から債務、優先株、追加投資を引いた残りであり、回復が遅いほど取り分が新しい資本へ移る。北米の利益率が6%を超え、純負債が35億ドルを下回り、追加増資なしでFCFが残るまで、安値だけを安全域と呼ぶべきではない。

何で稼ぐ会社か

事業は四つに分けて見る。北米の大型家電は2025年売上101.6億ドルで、Whirlpool、Maytag、KitchenAid、Amana、JennAirに加え、InSinkEratorの生ごみ処理機や給湯機、Gladiatorの収納用品、部品、保証、ライセンスを含む。顧客はホームセンター、家電量販店、独立店、住宅建設会社で、消費者への直販も増えている。

中南米の大型家電は売上32.7億ドルで、ブラジルのBrastempとConsul、メキシコのWhirlpoolとAcrosが主力である。ブラジルとメキシコの市場は年2,000万台超で、現地工場と地域ブランドを使い、量販店と直販へ冷蔵庫、洗濯機、調理家電を供給する。数量は世帯数、家電普及率、買い替え周期、住宅取引で決まり、価格は現地物価、為替、関税、販促の強さで動く。

小型家電はKitchenAidが中心で、2025年売上11.1億ドル、EBIT率16.0%だった。スタンドミキサーでは世界首位だが、エスプレッソ機、調理家電、コードレス製品へ広げ、シャークニンジャのNinja、ブレビル、デロンギ、グループ・セブと競う。単価の高い新製品と直販比率が利益率を押し上げる一方、流行を外すと在庫と値引きが増える。

残る9.9億ドルは、2025年末に連結を外れたインド事業など過去の区分である。今後はインド約40%、中国約20%などの持分法投資から損益を受ける形となり、売上には入らない。したがって10年の売上は、北米と中南米の実質台数に複合単価を掛け、小型家電は2025年価格の実質売上に価格指数を掛けて組み立てた。

優良さと弱いところ

堀、つまり競争相手が簡単には奪えない強みは、ブランドの束、工場と物流、販売店の棚、住宅建設会社との関係、修理部品とサービス網にある。北米で販売する大型家電の約8割を米国内で生産し、米国で使う鋼材の約96%を国内調達するため、輸入完成品だけの競合より関税と物流の変化に対応しやすい。InSinkEratorとKitchenAidはカテゴリー内の地位が特に強い。

ただし、全社の堀は強固ではない。大型家電は店頭で価格、容量、機能、納期を比較され、販売店の販促に依存する。単一ブランドの米国販売ではLGエレクトロニクスやGEアプライアンシズが上位に立つ四半期もあり、ワールプールのポートフォリオ首位は複数ブランドの合計と建設会社向けを含む。値上げを発表できても、数量を守れるかが本当の値決め力である。

資本効率も見かけほど高くない。2025年のROEは11.6%だが、自己資本が薄く負債が厚いためで、2026年の利益率低下を考えると増分投資の利回りが資本コストを安定して上回る証拠はまだない。自動化、部品共通化、新製品への投資が原価を下げれば改善するが、まず利益ではなく現金で確認すべきである。

この会社は物理的な耐久財を製造し、工場、流通、修理が価値の中心である。人月、席課金、操作画面を売る事業ではないため、AIエージェント代替の型には当たらない。AIは設計、需要予測、顧客対応の費用を下げうるが、家電そのものを置き換えない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国とカナダの大型家電市場は年5,700万台超で、需要の過半は故障や老朽化による買い替えである。交換周期はおおむね10年で、床は堅いが、上位機種への買い替え、新築住宅、中古住宅の売買は金利に敏感だ。単一ブランドの2026年1~3月期の米国販売台数シェアはLGエレクトロニクス18.7%、GEアプライアンシズ16.4%、ワールプール14.5%、サムスン電子12.4%で、会社全体ではMaytag、KitchenAid、Amana、JennAirを合わせて首位を主張する。

競争の核は製品機能だけでなく、販売店の棚、納期、修理網、販促原資である。GEアプライアンシズはハイアール傘下で米国生産を持ち、LGエレクトロニクスとサムスン電子は高機能と広告で上位価格帯を取る。ミデアやハイセンスも現地生産と低価格を広げており、ワールプールが価格を上げるほど販売台数を失う危険がある。ホームデポとロウズなど大口小売の交渉力も強い。

ブラジルとメキシコは合計年2,000万台超で、普及率と世帯数が北米より伸びやすい。ブラジルの冷蔵庫ではワールプールが約36%、エレクトロラックスが約23%だが、ミデアとLGエレクトロニクスが現地生産を増やす。メキシコの大型調理家電ではマベ約46%、ワールプール約31%である一方、冷蔵庫ではワールプール約11%にとどまり、カテゴリーごとに地位が大きく違う。

小型家電の対象市場は約60億ドルで、KitchenAidはミキサー首位だが、シャークニンジャのNinja、ブレビル、デロンギ、グループ・セブが新カテゴリーを速く広げる。10年の中立では、大型家電の実質市場は世帯増と買い替えで年0~1%、小型家電は年2%前後と見る。価格は物価に近く上がるが、北米のシェアが少し下がるため、全社売上の名目成長は年3%程度にとどまる。

資本政策と M&A

資本配分の過去は厳しく評価する。2014~2025年のFCF合計は約81.5億ドルだったが、配当は38.5億ドル、自社株買いは49.5億ドルで、合計はFCFを上回った。さらに2022年にInSinkEratorを30億ドルで買い、取得資金の大半を借入で賄った後、欧州事業の売却損、ブランド減損、需要低迷が重なった。

2026年には普通株で約5.24億ドル、8.5%の強制転換優先株で約5.57億ドルを調達し、普通株配当を停止した。優先株は2029年に約709万~833万株へ転換するため、現在株主の持ち分は追加増資がなくても約10%薄まる。6月には20億ドルの担保付債を7.5%と7.875%で発行し、20億ドルの資産担保融資枠へ移ったため、直近の満期危機は後退したが、資本の自由度は下がった。

会社は2026年末の純負債を45億ドル未満へ減らす見通しを示す一方、普通株配当や自社株買いをいつ再開するかの数字の約束はない。ベコ・ヨーロッパの残存持分を売り、インド持分も約40%まで下げた。今後は買収より、負債返済、工場自動化、製品更新を優先し、回復利益を株主還元へ急いで戻さないことが価値を守る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

大型家電は流行品ではなく、故障すれば買い替えざるを得ない。米加市場は年5,700万台超で、交換周期は約10年である。2025~2026年の落ち込みは高金利で住宅取引と裁量的な買い替えが止まった谷であり、需要が永久に消えたわけではない。会社は北米で複数ブランドを持ち、米国内生産比率が高いため、輸入完成品への関税が定着すれば相対的な原価競争力を取り戻せる。

2025年に北米の商品群の3割超を更新し、2026年には値上げと構造的な原価削減を進めた。7~9月期はまだ弱いが、四半期ごとには利益率が改善し、小型家電は18.6%のEBIT率を保った。北米が6~8%、中南米が6~8%、小型家電が18~20%へ戻るだけで、全社利益は現在の時価総額に比べて大きくなる。KitchenAidとInSinkEratorは一般的な白物家電より強いカテゴリー地位を持ち、部品、保証、直販も利益の質を上げる。

再資本化は痛いが、直近の満期を2031年以降へ延ばし、2026年末の純負債を45億ドル未満へ減らす道を作った。住宅取引が平常化し、値上げ後も台数シェアを守れれば、FCFは負債返済から普通株還元へ移る。現在株主は約10%薄まっても、事業が平常利益へ戻る価値の方が大きく、今の評価は破綻に近い将来を過度に織り込んでいる。

慎重な見方

2026年の不振を単なる景気循環と片づけるのは危険である。会社は2024年の投資家説明会で北米の2026年EBIT率11~12%を掲げたが、2025年は4.9%、2026年7~9月期は3.0%だった。価格を上げても、LGエレクトロニクス、GEアプライアンシズ、サムスン電子、ミデアが販促と新製品で台数を取れば、売上と工場稼働率が落ち、原価削減を打ち消す。単一のWhirlpoolブランドは米国で首位ではなく、ポートフォリオ全体の首位も永続とは限らない。

財務の負担は景気回復を待ってくれない。2026年に発行した担保付債の金利は7.5%と7.875%、強制転換優先株の配当率は8.5%である。普通株配当を止め、安い時期に普通株を増やし、2029年にはさらに約709万~833万株が増える。利益が戻らなければ、追加増資、資産売却、担保制約が続き、企業価値が維持されても現在株主の取り分は縮む。

資産の質にも注意が要る。InSinkEratorの商標価値は2025年末に帳簿額を約2%上回るだけで、MaytagとJennAirも減損リスクを抱える。中南米では大口顧客の再建手続きが利益率を押し下げ、インドと中国の持分法損益も不安定である。10年後に売上が今より小さく、全社利益率が3%前後のままなら、債権者には返せても普通株にはほとんど残らない。

どちらに重みを置いたか

事業が残るという点では強気の見方が勝つが、現在株主が回復価値を十分に受け取れるかでは慎重な見方が勝つ。確率は楽観6%、やや楽観16%、中立30%、やや悲観30%、悲観18%とし、やや悲観と悲観を48%へ寄せた。

理由は、需要の床がある一方、北米の目標未達、担保付高金利債、強制転換優先株、配当停止が同時に現れたからである。希薄化後の確率加重価値は約19億ドルで、普通株の現在価値約18億ドルとの差は小さい。大幅な割安ではなく、改善を確認して初めて上側へ確率を移せる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 80.22 ドル52 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 7.55 ドル5 億ドル)。 今の値に割り戻すと 34.87 ドル23 億ドル、今との差 +16.5%、 期待の年率 +12.1%(資本コスト 10.3%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 6% 303.72 ドル197 億ドル 48.57 ドル32 億ドル +1,076.6% +32.6% 21.14 ドル14 億ドル
やや楽観 16% 183.46 ドル119 億ドル 24.98 ドル16 億ドル +596.2% +24.0% 33.35 ドル22 億ドル
中立 30% 101.91 ドル66 億ドル 5.46 ドル4 億ドル +258.6% +14.2% 32.21 ドル21 億ドル
やや悲観 30% 5.76 ドル4 億ドル −2.40 ドル−2 億ドル −88.8% −16.7% 1.01 ドル1 億ドル
悲観 18% 1.92 ドル1 億ドル −1.54 ドル−1 億ドル −98.7% −25.5% 0.07 ドル0 億ドル
加重平均100% 80.22 ドル52 億ドル7.55 ドル5 億ドル +193.2% +12.1% 87.77 ドル57 億ドル

今の株価時価総額 29.94 ドル19 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 6% 楽観:米州でシェアを守り、利益率と財務が正常化 利益 17 億ドル · PER 10.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 303.72 ドル197 億ドル

北米の実質台数は市場回復と建設会社向けの強さで15.2百万台へ増え、複合単価は物価と高付加価値化で1.20千ドルとなる。LGエレクトロニクス、GEアプライアンシズ、サムスン電子に対してポートフォリオ首位を守り、米国内生産と部品共通化が効いて北米EBIT率は8.5%へ戻る。中南米は普及率上昇とBrastemp、Consulの強さで台数を伸ばし、小型家電は新カテゴリーと直販で21%の利益率を得る。

2026年の赤字を越えた後、10年累計のGAAP純利益は97.7億ドルとなり、普通株への正味還元は35.0億ドルまで戻る。純負債は事業利益で大きく減り、大型買収をせず、強制転換優先株は最低転換率で普通株へ変わる。全社売上275.5億ドル、営業利益24.83億ドル、純利益17.0億ドルに達する。

  • 北米大型家電・隣接製品:数量 15.2(推定複合販売台数(百万台))× 価格 1.20(1台当たり複合売上(千ドル))→ 売上 182 億ドル・営業利益 16 億ドル。米加市場の回復とシェア維持、物価並み以上の製品構成
  • 中南米大型家電:数量 8.5(推定販売台数(百万台))× 価格 0.78(1台当たり売上(千ドル))→ 売上 66 億ドル・営業利益 6 億ドル。普及率上昇と地域ブランドのシェア維持
  • KitchenAid小型家電:数量 18.5(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.45(価格・製品構成指数(2025年=1))→ 売上 27 億ドル・営業利益 6 億ドル。ミキサー首位に加え新カテゴリーと直販が成功
  • 旧アジア事業・その他:数量 0.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.00(価格指数(2025年=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。連結売上なし、持分法損益は調整へ

倍率:利益ベース。k10.25%、g4.0%(実質市場+0.5%、シェア横ばい、価格+3.5%)、ROE18.9%、moat普通で残る割合1/2とするとRONIC14.6%、10年目利益に対する正当化PER上限12.1倍。目標未達の履歴を考え上限の89%で10.8倍。期末純負債を10億ドル前後とみたEV÷営業利益も約8倍で過大ではない。

確率:住宅取引の回復、値上げ後のシェア維持、原価削減、追加増資なしが同時に必要である。可能性はあるが会社の近年の目標未達を踏まえ6%。

やや楽観 16% やや楽観:北米6%台を超え、負債削減が進む 利益 11 億ドル · PER 9.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 183.46 ドル119 億ドル

北米の販売台数は14.0百万台へ戻り、複合単価は1.13千ドルまで上がる。値上げ後のシェア低下は小さく、工場自動化と部品削減が原材料高を吸収し、北米EBIT率は7.5%となる。中南米はマベ、エレクトロラックス、ミデアとの競争を受けながら7.2%を確保し、KitchenAidは19%を維持する。

2026年の損失後は利益が段階的に戻り、10年累計のGAAP純利益は60.7億ドルとなる。純負債を優先して減らした後に普通株配当を再開し、正味還元は18.0億ドルにとどめる。強制転換優先株は最低転換率で普通株へ変わり、追加増資はない。全社売上237.2億ドル、営業利益18.47億ドル、純利益11.0億ドルとなる。

  • 北米大型家電・隣接製品:数量 14.0(推定複合販売台数(百万台))× 価格 1.13(1台当たり複合売上(千ドル))→ 売上 158 億ドル・営業利益 12 億ドル。需要正常化、シェア小幅低下、原価削減が定着
  • 中南米大型家電:数量 7.8(推定販売台数(百万台))× 価格 0.73(1台当たり売上(千ドル))→ 売上 57 億ドル・営業利益 4 億ドル。世帯増と普及率上昇、競争は続く
  • KitchenAid小型家電:数量 16.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.38(価格・製品構成指数(2025年=1))→ 売上 22 億ドル・営業利益 4 億ドル。新製品が寄与し高い利益率を維持
  • 旧アジア事業・その他:数量 0.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.00(価格指数(2025年=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。連結売上なし

倍率:利益ベース。k10.25%、g3.5%(実質市場+0.4%、シェア-0.2%、価格+3.3%)、ROE15.7%、moat普通でRONIC13.0%、10年目利益に対する正当化PER上限11.2倍。利益率回復の確度を割り引き上限の88%で9.8倍。期末純負債20億ドルならEV÷営業利益は約7倍。

確率:買い替え需要と原価削減で回復するが、過去の11~12%目標には届かない筋書き。正常化の有力な上側として16%。

中立 30% 中立:買い替え需要は残るが、シェアと利益率は一部しか戻らない 利益 6 億ドル · PER 9.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 101.91 ドル66 億ドル

北米市場は世帯増と買い替えで実質小幅に伸びるが、LGエレクトロニクス、GEアプライアンシズ、サムスン電子、ミデアに少しシェアを失う。販売台数は12.8百万台、複合単価は1.10千ドルとなり、北米EBIT率は6.0%まで戻る。中南米は台数を増やすがカテゴリーごとの強弱が残り、小型家電はミキサー首位を守りながら17%の利益率を得る。

2026年の赤字と数年の低収益を含むため、10年累計のGAAP純利益は29.7億ドルにとどまる。普通株配当は負債が減ってから小さく再開し、正味還元は4.0億ドルで、大型買収と自社株買いは行わない。強制転換優先株は最大転換率に近い約833万株へ変わる。全社売上209.6億ドル、営業利益12.88億ドル、純利益6.2億ドルとなる。

  • 北米大型家電・隣接製品:数量 12.8(推定複合販売台数(百万台))× 価格 1.10(1台当たり複合売上(千ドル))→ 売上 141 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場は小幅成長、シェア小幅低下、利益率は部分回復
  • 中南米大型家電:数量 7.1(推定販売台数(百万台))× 価格 0.70(1台当たり売上(千ドル))→ 売上 50 億ドル・営業利益 3 億ドル。普及率上昇を競争と為替が一部相殺
  • KitchenAid小型家電:数量 14.5(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.32(価格・製品構成指数(2025年=1))→ 売上 19 億ドル・営業利益 3 億ドル。ミキサー首位は維持、新カテゴリーは選別的に成功
  • 旧アジア事業・その他:数量 0.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.00(価格指数(2025年=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。連結売上なし

倍率:利益ベース。k10.25%、g3.0%(実質市場+0.3%、シェア-0.5%、価格+3.2%)、ROE11.7%、moat普通でRONIC11.0%、10年目利益に対する正当化PER上限10.3倍。買い替え需要の寿命を評価しつつ上限の95%で9.8倍。期末純負債30億ドルならEV÷営業利益は約7倍。

確率:需要の床とブランドは残る一方、北米の価格競争と財務制約も続く。完全回復でも破綻でもない中心筋書きとして30%。

やや悲観 30% やや悲観:北米でシェアを失い、追加増資で持ち分が薄まる 利益 1 億ドル · PER 9.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 5.76 ドル4 億ドル

北米では値上げ後にLGエレクトロニクス、GEアプライアンシズ、ミデアへ台数を奪われ、販売台数は10.5百万台へ減る。複合単価は物価に負ける0.98千ドル、北米EBIT率は3.5%にとどまり、工場の低稼働が原価削減を消す。中南米では地域ブランドの一部がマベ、エレクトロラックス、ミデアに負け、小型家電もシャークニンジャのNinjaとブレビルへの販促で11%まで下がる。

初期の赤字と減損を含む10年累計のGAAP損失は3.3億ドルとなる。普通株への還元はなく、優先配当の一部を株で払い、約2.0億ドルの追加純増資を行うため、現在株主の取り分は78%へ縮む。担保付債は借り換えられるが高い利払いが残る。全社売上147.7億ドル、営業利益4.53億ドル、純利益0.5億ドルにとどまる。

  • 北米大型家電・隣接製品:数量 10.5(推定複合販売台数(百万台))× 価格 0.98(1台当たり複合売上(千ドル))→ 売上 103 億ドル・営業利益 4 億ドル。値上げ後にシェア低下、工場稼働率が低迷
  • 中南米大型家電:数量 5.4(推定販売台数(百万台))× 価格 0.60(1台当たり売上(千ドル))→ 売上 32 億ドル・営業利益 1 億ドル。地域競合と顧客信用不安で利益率低下
  • KitchenAid小型家電:数量 10.5(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.18(価格・製品構成指数(2025年=1))→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。新カテゴリー不振と販促増
  • 旧アジア事業・その他:数量 0.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.00(価格指数(2025年=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。連結売上なし

倍率:ROE1.9%でk10.25%を下回るためPER上限は1÷kの9.76倍。g1.5%(実質市場0%、シェア-1.5%、価格+3.0%)で、買い替え需要による小幅黒字だけを評価し9.6倍。純利益÷kの稼ぐ力約4.9億ドルとほぼ同じで、中立より低い倍率である。

確率:2026年の利益率低下が長引き、値上げで数量を失う筋書きは十分に現実的である。財務制約もあるため中立と同じ30%。

悲観 18% 悲観:構造的に負け、債務再編で普通株の半分を失う 利益 −3 億ドル · PBR 0.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1.92 ドル1 億ドル

北米では複数ブランドの棚と建設会社向けの地位を失い、販売台数は7.5百万台まで減る。値引きで複合単価も0.85千ドルに下がり、北米EBIT率は1.5%となる。中南米ではミデア、エレクトロラックス、マベに押され、小型家電もミキサー以外の拡張に失敗する。売上は89.7億ドルまで縮む。

高い利払い、工場再編、商標と持分法投資の減損で10年累計のGAAP損失は24.3億ドルとなる。2.0億ドルの追加資本を入れて債務条件を変更し、普通株配当は再開しない。強制転換と大規模増資で現在株主の取り分は50%へ低下する。営業利益0.56億ドルに対し純損失3.0億ドルが残り、普通株価値は売却可能資産の残余まで落ちる。

  • 北米大型家電・隣接製品:数量 7.5(推定複合販売台数(百万台))× 価格 0.85(1台当たり複合売上(千ドル))→ 売上 64 億ドル・営業利益 1 億ドル。ブランドと販売網の地位が構造的に低下
  • 中南米大型家電:数量 3.8(推定販売台数(百万台))× 価格 0.52(1台当たり売上(千ドル))→ 売上 20 億ドル・営業利益 0 億ドル。現地競合へシェア流出
  • KitchenAid小型家電:数量 6.5(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 0.95(価格・製品構成指数(2025年=1))→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。ミキサー以外の拡張失敗と値引き
  • 旧アジア事業・その他:数量 0.0(2025年価格の実質売上(億ドル))× 価格 1.00(価格指数(2025年=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。連結売上なし

倍率:純損失が続くためPERを使わない。減損と累計損失後の自己資本5.0億ドルにPBR0.5倍を掛け、純現金と売却可能資産の税後残余2.5億ドルと一致させる。過去の市場PBRは根拠にしていない。

確率:家電需要は残るため清算を中心にはしないが、シェア低下、減損、高金利、再増資が重なる可能性は無視できず18%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

北米大型家電・隣接製品

米国とカナダで大型家電、InSinkErator、Gladiator、部品、保証、ライセンスを販売する最大事業。

数量推定複合販売台数(百万台)価格1台当たり複合売上(千ドル)売上営業利益
今 2025/12 12.4 0.82 102 5
10 年後 中立 12.8 1.10 141 8

取り方:会社は台数を開示しない。投資家説明会の米加市場57百万台超とポートフォリオ首位から、2025年の実質台数を12.4百万台、換算シェア約22%と推定した。売上101.58億ドルを割った複合単価には、InSinkErator、Gladiator、部品、保証など約13億ドル規模の隣接製品も含む。

中南米大型家電

ブラジル、メキシコ、アルゼンチンなどで冷蔵庫、洗濯機、調理家電を地域ブランドとWhirlpoolブランドで販売する。

数量推定販売台数(百万台)価格1台当たり売上(千ドル)売上営業利益
今 2025/12 6.5 0.50 33 2
10 年後 中立 7.1 0.70 50 3

取り方:会社は地域台数を開示しない。ブラジルとメキシコの市場20百万台超、両国でのカテゴリー別シェア、その他中南米売上を合わせ、販売台数を6.5百万台と推定した。売上32.72億ドルを割り、複合単価を0.503千ドルとした。

KitchenAid小型家電

スタンドミキサーを核に、エスプレッソ機、フードプロセッサー、コードレス調理家電を世界で販売する。

数量2025年価格の実質売上(億ドル)価格価格・製品構成指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 11.1 1.00 11 2
10 年後 中立 14.5 1.32 19 3

取り方:会社は出荷台数を開示しないため、2025年価格で固定した会社売上を数量の代理にした。対象市場は約60億ドルでKitchenAidはミキサー首位、2025年売上11.08億ドル、EBIT1.77億ドルを基準とする。

旧アジア事業・その他

2025年末に連結を外れたインド事業と本社・過去事業の残り。将来は主に持分法損益となる。

数量2025年価格の実質売上(億ドル)価格価格指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 9.9 1.00 10 −1
10 年後 中立 0.0 1.00 0 0

取り方:2025年の開示区分Otherをそのまま用いた。インドの持分低下で2025年末に連結から外れたため、10年筋書きでは売上を0とし、インド、中国などの持分法損益は全社調整と純利益に含める。

リスクと懸念

負債と借り換え

2025年末の純有利子負債は65.2億ドルで、2026年には7.5%と7.875%の担保付債へ借り換えた。満期は延びたが利払いは重く、利益率が戻らなければ投資、配当、在庫資金の自由度が低下する。格下げや担保価値の低下は追加増資を早める。2026年末の45億ドル未満は会社見通しであり、達成後も絶対額は大きい。

北米のシェア低下

単一ブランドではLGエレクトロニクスやGEアプライアンシズが上位に立ち、サムスン電子、ミデア、ハイセンスも機能と価格で追う。ワールプールが値上げ後に台数を失うと、工場稼働率が下がり、原価削減より固定費負担が大きくなる。ポートフォリオ首位という会社説明だけで安心できない。特に低価格帯と高機能帯の両側から挟まれる。

価格と需要の逆方向

2026年に北米で追加7%、中南米で最大10%の値上げを発表した。原材料、物流、関税を転嫁できれば利益は戻るが、住宅取引が弱い時に値上げすると買い替えの先送りと低価格ブランドへの流出が起こる。売上ではなく台数と販促控除後の単価を見る必要がある。

資本配分と希薄化

過去の配当と自社株買いはFCFを上回り、30億ドルのInSinkErator買収も借入へ依存した。その後に普通株と8.5%強制転換優先株を発行し、普通株配当を停止した。回復前に追加増資が起きれば、企業価値が戻っても現在株主の取り分は大きく減る。

住宅と高額消費の循環

故障交換は需要の床になるが、上位機種、新築、引っ越しに伴う一式購入は住宅ローン金利と中古住宅取引に敏感である。高金利が長く続けば、数量は回復せず、販促費だけが増える。過去の高い利益率を単純に正常値とみなせない。交換需要の床があっても、利益率の床まで保証するわけではない。

商標とのれんの減損

InSinkErator商標の推定価値は2025年末に帳簿額を約2%上回るだけだった。MaytagとJennAirも需要とブランド戦略に左右され、JennAirはすでに減損を計上した。減損は現金流出を伴わなくても、買収価格と将来収益の見積もりが過大だった証拠になる。

中南米と持分法投資

ブラジルとメキシコは成長余地があるが、為替、税務、顧客信用、現地競争の変動が大きい。2026年はカーザス・バイーアの再建手続きが中南米利益率を圧迫した。インド、中国などの持分法投資は連結売上の外にあり、損失や資産売却の時期を普通株主が制御しにくい。

今後の分かれ目

北米の業界台数が前年を上回り、Whirlpool系ブランドの合計シェアが値上げ後も横ばいを保つ
需要の谷と価格転嫁を同時に越えた証拠となり、やや楽観の確率を上げる。単価だけでなく販売台数と販促控除を確認する。
北米大型家電のEBIT率が6%を超えて4四半期続き、FCFが設備投資と利払い後も残る
中立の利益率回復が実績になり、10年後の純利益と負債返済の確度が上がる。追加増資の確率を下げられる。
純負債が2028年までに35億ドルを下回り、担保付債以外の資金調達余地が広がる
財務の非対称な下振れが小さくなり、普通株の取り分が守られる。普通株配当再開より先に、この水準を確認したい。
優先配当を普通株で払い、または新たな普通株・転換証券を発行する
回復利益が既存株主へ届かない可能性が高まり、やや悲観か悲観のholder_shareをさらに下げる。
KitchenAid小型家電のEBIT率が17%以上を維持し、ミキサー以外の売上が増える
全社で最も質の高い利益源が広がり、北米大型家電への依存が下がる。やや楽観の利益構成に近づく。
中南米のEBIT率が5%未満に留まり、主要小売の貸倒れやシェア低下が続く
普及率上昇の利益が競争と信用損失に消えるため、中立の数量と利益率を下げ、やや悲観を厚くする。
InSinkErator、Maytag、JennAirで追加の大きな減損が発生する
ブランドの収益見通しと過去の資本配分を再評価し、悲観の床から無形資産をさらに除く。

見ておくもの

  • 北米大型家電の業界台数、Whirlpool系ブランドの合計シェア、値上げ後の販売台数
  • 北米大型家電のEBIT率と販促控除後の価格・製品構成
  • 純負債、利払い、担保付債の条件、資産担保融資枠の利用額
  • 普通株・優先株での追加調達、優先配当の支払方法、2029年の転換株数
  • KitchenAid小型家電の売上成長、直販比率、EBIT率
  • 中南米のカテゴリー別シェア、カーザス・バイーア関連回収、為替と利益率
  • InSinkErator、Maytag、JennAirの減損余裕と持分法投資損益

倍率と資本コストの決め方

現在の株価、過去や同業のPER・PBRから価値を逆算していない。北米と中南米は市場台数×推定シェア×複合単価、小型家電は実質売上×価格指数で10年利益を作り、k10.25%、市場・シェア・価格から出したg、事業ROE、普通の堀から正当化PERの上限を計算した。最後に強制転換と追加増資をholder_shareへ反映し、現在の時価総額と比較した。

資本コスト 10.3% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k=基本8.0%+quality2.25%。βや現在の市場評価は使わない。再資本化と担保付融資で直近の継続企業リスクは後退したためextraは0とし、需要循環、価格競争、負債の重さはqualityと筋書きの確率・深さで表した。

同じ業種(一般消費財・サービス)の AI 分析

割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 HTHTHTHT 中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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分析日 2026-10-23