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HTHT HTHT

中国ホテル業界の集約を担う有力企業で、加盟店網と会員制度の堀は厚い。ただし中国需要と賃借負担の不確実性を考えると、10年の本質価値は現在の時価総額を約16%下回り、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)40.78 ドル132 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)47.7 ドル155 億ドル差 −14.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 40.78 ドル132 億ドル · 差 −14.4% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コスト比 −2.0 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約4.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

Hワールド・グループ(旧華住)は、中国のホテル市場で錦江国際と首位を争う大手ホテルチェーンである。筆者の結論は、事業の質は高いが、現在の時価総額150億ドルには十分な安全域がなく、やや割高というものだ。強みはホテルの建物を大量に買うことではない。加盟店の資本を使って客室を増やし、自社のブランド、予約網、会員制度から継続的な手数料を受け取る仕組みにある。

2025年末には世界で約126万室を展開し、中国では加盟・管理契約型の客室が約116万室に達した。2026年6月末には世界約134万室に増え、未開業ホテルも3,089軒ある。2026年4〜6月期の加盟・管理契約収入は前年同期比25.2%増えた。一方、中国の開業後18カ月を超える既存ホテルのRevPARは3.0%下落しており、店舗網の成長と既存店の値決め力は分けて考える必要がある。

中国のホテル客室は2025年時点で約42%しかチェーン化されていない。独立系ホテルが大手ブランドへ移る余地は大きく、2035年まで加盟店網を伸ばす道筋には説得力がある。もっとも、人口減少、不動産不況、消費者の節約志向が続けば、ホテルの数だけ増えて加盟店の採算が悪くなる恐れもある。

10年後の中立では、加盟・管理契約型の客室増と直営ホテルの縮小を合わせ、売上約65億ドル、営業利益約21億ドル、純利益約16億ドルを見込む。10年後の中立時価総額は約228億ドルとなる。ただし中国固有の規制、賃借固定費、海外事業の採算を踏まえた下振れを織り込むと、還元を含めて現在に割り戻した確率加重価値は約126億ドルである。これは現在の時価総額を約16%下回る。事業の成長は期待できても、投資家の要求収益率を満たす価格とはまだ言い切れない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、Hワールドには長期保有に値する事業の特徴がある。10年後も出張、帰省、観光の宿泊需要は残る。ホテルは利用者の生活に必要な現物サービスであり、AIが予約画面を操作するようになっても宿泊そのものを置き換えることはできない。ブランド、立地、会員、加盟店の全国網を一度に再現することも難しい。

特に魅力的なのは、加盟店の資本で成長できることである。ホテルの建築費や改装費の大部分を加盟店が負担すれば、Hワールドはブランドや予約網を改良するための比較的小さな資本で新たな収入を得られる。2025年の純利益7.1億ドルとフリーキャッシュフロー10.5億ドルは、こうした事業への転換が進んでいることを示す。ただし運転資金の一時的な改善を恒久的なオーナー利益とは扱わず、株式報酬や維持投資を差し引いて考える。

問題は、その利益が誰のものになるかである。加盟店が十分に儲からなければ契約更新が難しくなり、ブランド手数料の値上げもできない。欧州事業のように買収で重い賃借契約を抱えれば、せっかくの高い資本効率が下がる。さらに中国の企業統治と資金移動の制度は、米国の純粋なホテルフランチャイズ企業より複雑である。

筆者は、中国の独立系ホテルが大手チェーンに集まる構造的な変化を信じる。一方で、2025年の高い利益率をそのまま永続する前提では買わない。良い事業を保有することと、良い値段で保有することは別である。今の時価総額では成長のかなりの部分が先に織り込まれ、景気や規制が悪化した場合の安全域が不足する。値下がりを待つ価値がある事業だと評価する。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は中国国内の加盟・管理契約型ホテルである。漢庭、全季、桔子、桔子水晶など、低価格帯から中高価格帯まで複数のブランドを持つ。加盟店が建物の取得、賃借、改装などの資金を負担し、Hワールドはブランド、予約システム、価格管理、品質管理、研修などを提供する。管理契約型ではホテル支配人も派遣する。加盟時の契約金に加え、ホテル売上の概ね3〜6.5%の継続手数料、予約関連費用、システム料金、支配人関連の費用回収などを受け取る。契約期間は中国で一般に8〜10年である。

第二の事業は中国の直営・賃借ホテルである。宿泊客が払う料金がそのまま売上になる反面、人件費、賃料、光熱費、改装費を自社が負担する。2025年末の中国直営・賃借ホテルは511軒、約7.7万室だった。2026年6月末には484軒へ減り、会社は資産の軽い契約型への転換を進めている。この部門は加盟店を増やすためのブランド実験や運営の標準化にも役立つが、景気後退時には固定賃料が利益を圧迫する。

第三は海外事業のHワールド・インターナショナルである。2020年に買収を完了したドイチェ・ホスピタリティを中心に、シュタイゲンベルガー、インターシティホテル、MAXXなどを展開する。2026年6月末の海外ホテルは122軒、約2.5万室で、中国部門より規模がはるかに小さい。しかし海外は賃借ホテルの比重が高く、売上に対する利益貢献は弱い。既存の不採算賃借契約を整理し、加盟・管理契約を増やせるかが価値を決める。

第四は技術サービス、調達プラットフォーム、華住商城などの付帯事業である。ホテル網が増えるほど利用の基盤が広がるが、規模はまだ小さい。Hワールドの核心はソフトウェアの席数や人月を売る仕事ではなく、宿泊という現物サービスとブランド契約である。そのためAIエージェント代替の指定型には該当しない。ただしAIがホテル検索・予約の入口を握ることは、直販の価値に影響しうる。

優良さと弱いところ

最大の堀、すなわち競争相手が容易にまねできない強みは、会員、ブランド、加盟ホテルの三者が互いを増やす仕組みにある。2025年末のH Rewards会員は3億1,100万人を超え、中国部門の宿泊延べ室数の約73%が会員による利用だった。約77%が自社販売経路を通じて販売された。加盟店にとっては、巨大な会員基盤から宿泊客を呼べることが、ブランド契約を続ける理由になる。宿泊客が増えればさらに加盟店を集めやすくなる。

ただし、この堀を絶対視することはできない。2026年4〜6月期、中国の既存ホテルでは客室単価がほぼ横ばいで、稼働率低下によりRevPARが3%下がった。全ホテルのRevPARは1.1%増えたが、これは新規開業やホテル構成の変化を含む数字である。今のところ強いのは、競争に勝って加盟店を増やす力であり、既存の客室単価を自由に引き上げる力ではない。

資本効率は改善している。添付factsでは営業利益率が2024年の20.6%から2025年に25.4%へ上がり、フリーキャッシュフローは2025年に10.5億ドルだった。加盟店の資本で増床できるため、増分投資の利回りは高いと考えられる。ただし加盟店向け支配人費用の回収も売上に含まれ、手数料収入のすべてが純粋なロイヤルティーではない。新規加盟店の獲得費用やシステム投資を無視して資本効率を評価してはならない。

経営の質には明暗がある。中国で全国ブランド網を築いた実績と、直営ホテルから加盟店型への転換は評価できる。一方、海外買収後の収益性は長く低迷した。創業者らの保有比率も高く、少数株主が資本配分に直接影響を与えにくい。堀は強いと判断するが、それが少数株主の利益に完全につながるという確信までは持てない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

中国のホテル業界は、宿泊施設の総数を増やす段階から、独立系ホテルをチェーンへ組み替える段階に移りつつある。中国飯店協会の2026年報告によれば、2025年末の中国ホテル客室は約1,874万室で、チェーンホテルは約783万室だった。客室ベースのチェーン化率は41.8%である。新規の宿泊需要が大きく増えなくても、既存ホテルのブランド転換によって大手チェーンの客室数は増やせる。

競争相手の筆頭は錦江国際である。2025年末の客室数は約137万室で、中国チェーン市場に対する公表資料ベースの比率は約17.5%だった。Hワールドは中国部門で約124万室、海外を含めると約126万室で、同市場に対する比較可能な概算比率は約16%である。第三位の首旅如家は約55万室で約7%、アトゥールは約22万室で約3%だった。市場は錦江とHワールドの二強を中心に集約が進む一方、中価格帯ではアトゥールのような新興ブランドが顧客体験で競争している。

伸びしろの大きいのは中価格帯と地方都市である。中価格帯の連鎖化率は高いが、地方では独立系の比率がなお大きい。高級ホテルを新築するより、既存の独立系ホテルを改装し、全季や漢庭の看板に替える方が少ない社会的資本で店舗網を広げられる。会社は2030年に2万軒以上のホテルを展開する目標を掲げている。ただし目標の達成には年間の閉店数を上回る開業が続く必要がある。

需要面は楽観一色ではない。中国の人口は減少方向にあり、不動産調整と若年層の雇用不安が旅行予算を抑える。2026年の全ホテルRevPAR改善と既存店RevPAR悪化が同時に起きているのは、その二面性を示す。業界の客室数が増えても宿泊需要が追いつかず、競争が価格を押し下げれば加盟店の投資意欲は落ちる。

中立では中国のホテル客室総数が2035年に約1,980万室、チェーン化率が約54%に達するとみる。チェーン客室市場は約1,070万室に広がり、Hワールド中国部門のシェアは約19%に上がる。これは業界全体の数量成長よりも、独立系から大手への転換によるシェア移動が主役である。海外部門は欧州の成熟したホテル市場で規模が小さく、中国と同じ成長率を当てはめない。

資本政策と M&A

資本配分の中心は加盟店網への投資と株主還元である。2025年の会社公表ベースでは、宣言された配当と自社株買いの総額は約7.6億ドルだった。添付factsの実績では配当5.7億ドル、自社株買い1.1億ドル、株式報酬0.6億ドルである。宣言額と会計上の認識額には時期差があり、将来の正味還元では株式報酬による希薄化を控除する。

2026年8月には3年間で総額25億ドルの株主還元計画が承認された。配当とADS買い戻しを組み合わせる方針で、同時に約2.75億ドルの配当も決めた。ただし25億ドルは取締役会の裁量で実行する計画であり、無条件の支払い義務ではない。2026年通期の売上成長見通しは当初の4〜8%からではなく、2〜6%から4〜8%へ引き上げられ、加盟・管理契約収入の伸びも16〜20%へ上方修正された。

大型買収の評価は分かれる。2020年のドイチェ・ホスピタリティ取得は海外ブランドと運営基盤をもたらしたが、欧州の賃借固定費と収益改善の遅れを抱えた。2025〜2026年の海外不採算賃借ホテルの整理は正しい方向だが、買収時の資本に十分なリターンを生んだとはまだ言い切れない。

2026年9月には33.5億元、利率2.25%、2031年償還の人民元建て社債発行を完了した。これは資金調達条件の良さを示す一方、リース債務は別に残る。添付factsの純有利子負債29.5億ドルと、会社がリースを除く金融債務から計算する純現金は定義が異なる。固定賃料を無視した余剰現金の上乗せは行わない。創業者と共同創業者の2026年3月末の合計持分は約32.2%で、買収や経営の重要事項に大きな影響力を持つ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

Hワールドの成長余地は、人口増加ではなく中国ホテル業界の連鎖化にある。2025年のチェーン化率は41.8%であり、成熟した市場に比べて独立系ホテルがなお多い。会社は2025年だけで2,444軒を新規開業し、2026年6月末時点で約3,100軒の未開業ホテルを確保した。加盟店の建設資金を使うため、ホテル網の増加に比例して自社の設備投資が膨らむわけではない。既存ホテルからのブランド転換が続けば、比較的低い資本負担で高い増分利益を得られる。

中国の消費者にとって、漢庭と全季は全国で品質を予測しやすいブランドである。3億人を超えるH Rewards会員と、約77%の自社経路販売があるため、加盟店は旅行予約サイトへの依存を抑えられる。ホテル数が増えるほど会員にとって使いやすくなり、さらに加盟店を呼び込む。錦江国際と寡占を進めれば、調達、IT、広告、会員獲得に必要な費用を薄くできる。

2026年4〜6月期には加盟・管理契約収入が25%増え、全体の営業利益率も改善した。新規開業が成熟し、客室稼働率が安定すれば、加盟店当たり収入はさらに増える。欧州でも不採算賃借ホテルの整理が進み、シュタイゲンベルガーなどのブランドを加盟型で拡大できれば、買収時の弱点が新たな利益源に変わる。中国での拡大と海外の収益改善が重なる場合、10年後の純利益は現在の3倍以上になりうる。

会社の株主還元計画も評価できる。3年間で25億ドルの還元枠があり、純利益の増加を配当と自社株買いに回せる。投資家は成長と現金還元を同時に受け取れる可能性がある。

慎重な見方

ホテルの数が増えることと、ホテルオーナーが儲かることは同じではない。2026年4〜6月期、中国の既存ホテルRevPARは3%減少した。既存ホテルの客室単価がほぼ上がらず、稼働率が下がっている。Hワールドの加盟店収入が大きく増えたのは開業数が増えたからであり、値上げの力が強まった証拠ではない。加盟店が新規開業費用を回収できなくなれば、契約更新や改装投資が減り、収益の成長は急に鈍る。

中国の宿泊需要は不動産、雇用、可処分所得の影響を強く受ける。人口減少の中でホテルの供給だけを増やせば、客室単価の引き下げ競争になりかねない。錦江国際、首旅如家に加え、アトゥールのような中価格帯の競争相手もある。ブランドが広まるほど加盟店同士の商圏が重なり、自社チェーン内で客を奪い合う危険も高まる。

財務にも見落としやすい負担がある。会社は通常の借入金を差し引いた純現金を公表しているが、ホテルの長期賃借契約は消えない。添付factsではリース等を含む純有利子負債が約30億ドルある。営業利益率が改善した2025年の自己資本比率も約20%にすぎない。ホテル需要が落ちれば、賃料と支配人を含む固定費が残る。

2020〜2022年には連続して営業赤字となった実績がある。海外買収は欧州で固定費を増やし、VIEや持株会社の構造は少数株主の権利を複雑にする。創業者らが重要事項に強い影響力を持つことも、投資家が期待する資本配分を保証しない。10年後に加盟店数だけが増え、加盟店の採算と手数料の力が落ちていれば、今の高収益は失われうる。

どちらに重みを置いたか

中国のチェーン化余地と会員制度の競争力については、強い見方に十分な根拠がある。しかし価格決定力はまだ限定的で、固定賃料、欧州事業、中国の制度上のリスクは慎重な評価を要する。したがって楽観側を27%、中立を38%、悲観側を35%とし、下振れにやや厚くした。AIエージェントによる直接的な事業代替を理由に悲観確率を増やしたわけではない。競争と加盟店採算、賃借契約の不確実性による配分である。

現在の約150億ドルに対し、10年後の中立時価総額は約228億ドルとなる。還元を加えて現在に割り戻し、五つの筋書きを加重した本質価値は約126億ドルで、差は約マイナス16%である。事業の質と成長余地は評価するが、少数株主に必要な安全域を考えると、結論はやや割高となる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 66.05 ドル214 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 19.82 ドル64 億ドル)。 今の値に割り戻すと 40.78 ドル132 億ドル、今との差 −14.4%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 130.19 ドル423 億ドル 28.33 ドル92 億ドル +232.5% +14.6% 12.68 ドル41 億ドル
やや楽観 19% 100.87 ドル328 億ドル 24.94 ドル81 億ドル +163.9% +11.7% 23.90 ドル78 億ドル
中立 38% 75.57 ドル245 億ドル 22.79 ドル74 億ドル +106.3% +8.7% 37.38 ドル121 億ドル
やや悲観 25% 28.55 ドル93 億ドル 13.55 ドル44 億ドル −11.7% −1.5% 10.52 ドル34 億ドル
悲観 10% 6.14 ドル20 億ドル 7.70 ドル25 億ドル −71.0% −14.8% 1.38 ドル4 億ドル
加重平均100% 66.05 ドル214 億ドル19.82 ドル64 億ドル +80.1% +7.0% 85.87 ドル279 億ドル

今の株価時価総額 47.67 ドル155 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:加盟網が中国で首位級へ拡大し、海外の収益改善も実現 利益 25 億ドル · PER 15.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 130.19 ドル423 億ドル

中国のホテル総客室は2035年に約2,050万室へ増え、チェーン化率は約59%に達する。大手チェーンの客室市場は約1,210万室となり、Hワールド中国部門は約257万室、シェア21%前後まで伸びる。中国の加盟・管理契約型客室は250万室に達し、漢庭と全季の認知度、H Rewardsの会員送客、地方都市への展開が錦江国際や首旅如家との差を縮める。既存店の稼働率も改善し、加盟店1万室当たりの年間収入は現在の約1.53倍になる。

直営・賃借ホテルは効率の高い店舗だけを残し、欧州では不採算賃借契約の整理に成功する。海外事業は加盟型の展開が進み、約5.5万室となる。中国では加盟店の資本で拡大するため、追加資本に対する利益率が高く保たれる。2026年に公表された3年間の還元方針を起点に、配当と自社株買いは利益の増加に合わせて続く。

この場合、全社売上は約95億ドル、営業利益は約35億ドル、純利益は約25億ドルとなる。利益率の上昇は物価そのものではなく、手数料収入の構成比上昇と不採算ホテルの整理による。期間純利益累計は162.8億ドルで、正味還元92億ドルを差し引き、期末自己資本は89.1億ドルとなる。新規大型買収は前提にせず、もし買収するなら支払対価を考慮してから利益を加える。

  • 中国・加盟および管理契約型ホテル:数量 250(稼働する加盟・管理契約型客室数(万室))× 価格 0.21(加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 53 億ドル・営業利益 31 億ドル。チェーン化市場の拡大とシェア上昇で客室は約2.15倍。単価は約1.53倍。加盟店密度とブランド価値の上昇で利益率59%。
  • 中国・直営および賃借ホテル:数量 7.0(稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 2.32(直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 16 億ドル・営業利益 4 億ドル。優良立地を残して客室構成を高価格帯へ改善。稼働率と直販比率の改善で利益率22%。
  • 海外・Hワールドインターナショナル:数量 5.5(海外ホテルの稼働客室数(万室))× 価格 4.30(海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 24 億ドル・営業利益 4 億ドル。海外の加盟契約が増え、既存賃借ホテルの構造改革に成功。収入単価には高価格帯ブランドの構成改善を含む。
  • 技術・調達・華住商城などのその他収入:数量 263(付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室))× 価格 0.01(全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。加盟網に付随する技術・調達収入が増加。数量はグループ総客室の代理指標。

倍率:k9.0%、2035年末以降のg4.0%。gは長期のホテル客室市場の実質伸び約0.5%、シェア横ばい〜微増、名目客室単価と手数料の伸び約3.5%から出した。ROEは純利益25.46÷期末自己資本89.1=28.6%。拡大に必要な資産を除かない帳簿ROEを使う。強い堀の残存割合2/3からRONIC22.05%。正当化PERは10年目の利益基準で約17.03倍。高い増分利益率と会員網の拡大を評価し上限の92%に当たる15.66倍。現在の市場倍率は使わない。時価総額は25.46×15.66=398.70億ドル。

確率:中国ホテル業界のチェーン化が大きく進み、Hワールドが錦江国際からシェアを奪い、中高価格帯での値上げと海外の賃借事業改革まで同時に成功する筋書き。実行条件が多いため8%。

やや楽観 19% やや楽観:加盟店拡大と海外再編が順調に進む 利益 20 億ドル · PER 15.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 100.87 ドル328 億ドル

中国ホテル客室のチェーン化率は2035年に56%程度まで高まり、Hワールド中国部門のシェアも現在より上昇する。加盟・管理契約型の客室は225万室となり、現在の約1.9倍である。2025年の新規開業実績と2026年の未開業ホテル数から見て、無理な店舗増加ではない。ただし錦江国際やアトゥールも伸びるため、値上げの大部分は物価上昇とホテル構成の改善による。

国内直営ホテルは採算重視で縮小し、海外は不採算契約の整理後に加盟店を増やす。欧州事業の売上は増えるが、高級ホテルほど固定費も高いため、営業利益率は楽観ほど改善しない。加盟型の手数料は利益率が高い一方、支配人費用、品質管理、加盟店支援には継続費用がかかる。

売上は約79億ドル、営業利益は約28億ドル、純利益は約20億ドルとなる。期間純利益累計は136.5億ドル、正味還元は81億ドル、期末自己資本は73.8億ドルである。還元は増えるが、将来の買収余力も残す。事業の堀は保たれ、株主価値は着実に増えるものの、中国の既存店の価格決定力は世界の最上位ホテルブランドほど強くない。

  • 中国・加盟および管理契約型ホテル:数量 225(稼働する加盟・管理契約型客室数(万室))× 価格 0.20(加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 45 億ドル・営業利益 25 億ドル。加盟客室は約1.94倍、1万室当たり収入は約1.45倍。契約型の構成比が上がり利益率が改善。
  • 中国・直営および賃借ホテル:数量 6.6(稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 2.25(直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 15 億ドル・営業利益 3 億ドル。不採算ホテルを閉鎖し、高価格帯の直営ホテルを選別して残す。
  • 海外・Hワールドインターナショナル:数量 4.4(海外ホテルの稼働客室数(万室))× 価格 3.99(海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 17 億ドル・営業利益 2 億ドル。海外の加盟化が進み賃借固定費が軽減。営業利益率は12%まで回復。
  • 技術・調達・華住商城などのその他収入:数量 236(付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室))× 価格 0.01(全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル))→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。ホテル網の規模拡大に伴う付帯収入。単価上昇は物価並み弱。

倍率:k9.0%、g4.0%。市場客室数の実質増約0.5%、大手チェーンのシェア安定、価格約3.5%の長期成長。ROE20.20÷73.8=27.4%。強い堀の残存割合2/3からRONIC21.25%。正当化PERは10年目の利益に対して約16.88倍で、その90%の15.20倍を採用。加盟契約の増加は継続するが、海外と国内の競争を楽観より慎重に評価。時価総額は20.20×15.20=307.04億ドル。

確率:中国のチェーン化とH Rewardsによる加盟店獲得は既に進行している。一方で競合が強く、値上げと海外の収益改善が全面的に成功するとは限らないため19%。

中立 38% 中立:中国のチェーン化は進むが、客室単価の伸びは物価程度 利益 16 億ドル · PER 14.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 75.57 ドル245 億ドル

中国のホテル客室総数は2035年に約1,980万室となり、チェーン化率は約54%へ上がる。Hワールド中国部門の客室シェアは約16%から19%へ拡大する。加盟・管理契約型客室は198万室となり、2025年の約1.7倍である。新規開業数は2025年ほど高い水準を続けないが、独立系の改装加盟が需要を支える。錦江国際が最大の競合であり、アトゥールは中高価格帯でシェアを取るため、ブランドの価格プレミアムには上限がある。

中国の加盟店1万室当たり売上は10年で約1.38倍となる。物価上昇にほぼ沿うが、新しいホテルへの初期費用と開業時の採算低下があるため、純粋な客室単価が継続的に物価を超えて上がるとは考えない。中国直営客室は約5.4万室に減る。欧州は賃借ホテルの整理により利益率が改善するが、中国の加盟事業ほどの高収益にはならない。

売上は約65億ドル、営業利益は約21億ドル、純利益は約16億ドルとなる。期間純利益累計115.4億ドルから正味還元74億ドルを引くと、自己資本は59.7億ドルとなる。借り換えによる金利負担は、添付briefの10年目税前約1億ドルの悪化を金融収支と純利益率の中に織り込む。中国では再投資利回りが資本コストを上回るものの、2035年以降の成長は成熟した市場に沿って落ち着く。会社の2030年2万軒目標はそのまま達成を前提にせず、2035年でも到達できない可能性を残す。

  • 中国・加盟および管理契約型ホテル:数量 198(稼働する加盟・管理契約型客室数(万室))× 価格 0.19(加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 38 億ドル・営業利益 20 億ドル。中国チェーン市場約1,070万室、会社シェア約19%。加盟収入単価は約1.38倍。管理費用も増えるため利益率54%。
  • 中国・直営および賃借ホテル:数量 5.4(稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 2.10(直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 11 億ドル・営業利益 2 億ドル。賃借ホテルを約3割減らし、高稼働の店舗を残す。単価は物価に概ね沿う。
  • 海外・Hワールドインターナショナル:数量 3.8(海外ホテルの稼働客室数(万室))× 価格 3.81(海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 14 億ドル・営業利益 1 億ドル。海外は緩やかな客室純増と賃借契約の整理。利益率9%で中国加盟型との差は残る。
  • 技術・調達・華住商城などのその他収入:数量 207(付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室))× 価格 0.01(全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。技術・調達の付帯収入は増えるが、競争により単価上昇は物価を下回る。

倍率:k9.0%、g4.0%。2035年後の成長内訳は市場の客室数実質約0.5%、シェア横ばい、価格・料率の名目伸び約3.5%。ROEは15.98÷59.7=26.8%。事業拡大に必要な帳簿自己資本を分母とし、過去買収ののれんやリース投資を恣意的に除外していない。moat strongの残存割合2/3でRONIC20.85%。正当化PERは10年目利益に対して約16.81倍。中国景気、加盟店採算、海外再編の実行不確実性があるため上限の85%に当たる14.29倍。現在・過去・競合の市場PERを根拠にしていない。時価総額は15.98×14.29=228.37億ドル。

確率:中国の独立系ホテルからチェーンへの転換は続く一方、需要の伸びと値決め力には限界がある。直営縮小と海外再編が部分的に成功する、最も起こりやすい筋書きとして38%。

やや悲観 25% やや悲観:ホテルは増えても加盟店の採算が悪化 利益 8 億ドル · PER 10.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 28.55 ドル93 億ドル

中国のホテル客室総数はほぼ横ばいとなり、チェーン化率の上昇も鈍る。Hワールドは錦江国際に加えてアトゥールなどと競争し、加盟・管理契約型の客室は158万室にとどまる。現在より増えてはいるが、開業と閉店が拮抗する地域が増える。加盟店の収益が悪化し、契約更新時の条件緩和、改装費用への補助、ブランド使用料の値引きを迫られる。1万室当たり売上は物価を下回る伸びとなる。

直営ホテルは賃借契約を整理するが、途中解約や改装に費用がかかる。欧州の売上も伸びず、ホテルの固定賃料と人件費が残る。加盟型で利益率の高い店舗だけを増やすという戦略は部分的にしか実現しない。H Rewardsは残るが、会員数が多いことだけでは宿泊料金を上げられないことが明らかになる。

全社売上は約47億ドル、営業利益は約11億ドル、純利益は約7.6億ドルで、2025年からほぼ増えない。2028〜2030年に景気後退による利益の谷と一部ホテルの減損を含み、10年の純利益累計は70.5億ドルとする。株主還元は44億ドルへ縮小し、自己資本は44.8億ドルとなる。賃借負担が残るため、加盟網が拡大しても利益と株主還元が伸びない状態になる。

  • 中国・加盟および管理契約型ホテル:数量 158(稼働する加盟・管理契約型客室数(万室))× 価格 0.17(加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 27 億ドル・営業利益 13 億ドル。チェーン化の進展が鈍り、加盟店の手数料交渉が強まる。単価は約1.26倍にとどまる。
  • 中国・直営および賃借ホテル:数量 5.0(稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 1.90(直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。直営客室は減るが固定賃料と改装費が残る。営業利益率11%。
  • 海外・Hワールドインターナショナル:数量 2.8(海外ホテルの稼働客室数(万室))× 価格 3.20(海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。欧州の不採算契約整理が遅れ、物価に単価が追いつかない。
  • 技術・調達・華住商城などのその他収入:数量 166(付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室))× 価格 0.01(全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。加盟網の伸び悩みと付帯サービスの競争で利益率10%。

倍率:k9.0%、g2.5%。2035年後は成熟したホテル市場の実質数量がほぼ横ばい、シェアは微減、価格は物価を下回って名目2.5%成長となる。ROEは7.58÷44.8=16.9%。残存割合2/3でRONIC14.28%、正当化PERは10年目利益に対して約13.01倍。加盟店の交渉力上昇と固定費の負担を考え82%の10.67倍とした。これは中立14.29倍より低い。時価総額は7.58×10.67=80.88億ドル。

確率:中国の人口・消費・不動産の弱さに加え、2026年の既存店RevPAR悪化が続く可能性を重視する。加盟数増加が利益成長に結びつかなくなる筋書きとして25%。

悲観 10% 悲観:チェーン拡大が止まり、ブランド手数料と固定費の構造が崩れる 利益 2 億ドル · PER 9.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6.14 ドル20 億ドル

中国のホテル総客室は減少し、過剰な供給の整理が進む。錦江国際、首旅如家、アトゥールなどが加盟店を獲得し、Hワールドは地方都市で低採算ホテルの閉店が増える。加盟・管理契約型の客室は112万室となり、2025年を下回る。チェーン化率が上がってもHワールドのシェアは低下し、ホテルの持ち主がブランドの手数料を払う意欲を失う。客室単価と加盟収入単価は10年で約1.1倍にしかならず、物価を大きく下回る。

中国の直営ホテルは固定賃料の負担から抜け出せず、海外部門も賃借契約の整理に失敗する。ブランド資産と買収時ののれんに減損が発生する。H Rewardsの会員数は多くても、会員が宿泊を安値でしか予約しなくなれば価値は落ちる。規制変更、資金移動の制約、創業者と少数株主の利害の相違も事業再編を難しくする。

全社売上は約32億ドル、営業利益は約3.4億ドル、純利益は約2.2億ドルへ落ちる。2027〜2032年に景気悪化と減損を含むため、10年純利益累計は32億ドルにとどまる。株主還元は計画初期の配当等を中心に25億ドルとなり、後半は大幅に抑制される。自己資本は25.3億ドルとなる。倒産は前提にせず、宿泊事業と一部ブランドの価値は残るが、高い資本効率と成長力を失った企業になる。

  • 中国・加盟および管理契約型ホテル:数量 112(稼働する加盟・管理契約型客室数(万室))× 価格 0.15(加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 17 億ドル・営業利益 6 億ドル。加盟店の離反と値引きで客室数は2025年を下回る。管理費の固定性が利益率を押し下げる。
  • 中国・直営および賃借ホテル:数量 4.5(稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室))× 価格 1.70(直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。ホテルの撤退費用と固定賃料で営業利益が消える。
  • 海外・Hワールドインターナショナル:数量 2.2(海外ホテルの稼働客室数(万室))× 価格 2.90(海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル))→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。海外の賃借ホテルの採算が回復せず、営業赤字が続く。
  • 技術・調達・華住商城などのその他収入:数量 119(付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室))× 価格 0.01(全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。加盟店縮小と技術サービスの価格競争で付帯利益が消える。

倍率:k9.0%、悲観下の長期g0.5%。市場の実質数量は減少し、シェアが下がり、物価を下回る価格上昇しか実現しない。ROEは2.19÷25.3=8.7%でk9.0%を下回るため、正当化PERの上限を1÷k=11.11倍とする。事業の優良さを失い、再投資が資本コストを稼げないため、上限の約82%に当たる9.11倍とした。時価総額は2.19×9.11=19.95億ドル。現在の自己資本18.3億ドルを下回らず、かつ中立より大幅に低い。

確率:中国の宿泊需要低迷、加盟店の大量離反、欧州の賃借固定費の悪化、企業統治上の問題が複合する場合を想定する。ブランド網自体は残るため倒産直前とはしないが、優良企業としての性質を失う確率を10%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

中国・加盟および管理契約型ホテル

漢庭、全季、桔子などの中国の加盟・管理契約型ホテル。加盟店からブランド使用料、管理料、予約・IT関連料金、支配人費用の回収などを受け取る。ブランドと会員網の価値が中心である。

数量稼働する加盟・管理契約型客室数(万室)価格加盟・管理契約型客室1万室当たり年間売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 116 0.14 16 9
10 年後 中立 198 0.19 38 20

取り方:2025年末の中国加盟・管理契約型客室は会社開示の1,162,703室。2025年の中国同事業売上は約115億元、すなわち会社の期末換算で約16.4億ドル。添付factsの全社売上35.2億ドルと会社開示の約36.2億ドルに約2.7%の差があるため、全社の財務正本であるfactsに比例整合させて16.0億ドルとした。これを116.27万室で割り、1万室当たり0.1376億ドルとした。期末客室数を分母とするため、年間平均稼働客室を使う場合より単価は低く見える。営業利益8.88億ドルは契約別非開示のため推定であり、全社調整前の利益率55.5%。支配人費用回収を含むため純粋なロイヤルティー利益率ではない。出典は2025年20-Fと2026年3月18日の通期決算。

中国・直営および賃借ホテル

中国国内で自らホテルを運営し、宿泊客から客室料金などを受け取る。賃料、人件費、光熱費を負担し、ブランド運営の実験場にもなる。

数量稼働する直営・賃借ホテル客室数(万室)価格直営・賃借ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 7.7 1.52 12 2
10 年後 中立 5.4 2.10 11 2

取り方:2025年末の中国直営・賃借ホテルは511軒、76,694室。2025年の同事業売上は会社開示で約84億元。会社開示のドル換算値をfactsの全社売上35.2億ドルへ比例整合させて11.65億ドルとした。1万室当たり売上は約1.519億ドル。加盟型と違い宿泊客の支払額を売上計上するため、1室当たり売上は大きい。営業利益1.75億ドル、利益率約15%は中国直営の費用構造からの推定。賃料固定費を含めている。出典は2025年決算と2025年20-F。

海外・Hワールドインターナショナル

ドイチェ・ホスピタリティを基盤とする欧州などのホテル事業。シュタイゲンベルガー、インターシティホテル等の賃借ホテルと加盟・管理契約を合わせた売上。

数量海外ホテルの稼働客室数(万室)価格海外ホテル客室1万室当たり年間売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 2.5 2.66 7 0
10 年後 中立 3.8 3.81 14 1

取り方:2025年末の世界総客室1,264,419室から中国1,239,397室を引き、海外25,022室を得た。2025年の旧DH部門売上は47.94億元、約6.86億ドル。factsとの全社比例整合後を6.65億ドルとした。賃借型の比率が高いため1万室当たり売上は中国加盟型より大きい。2025年の海外調整後EBITDAは4.99億元だが、減価償却、本社費用、調整項目を考慮し、GAAP営業利益への寄与を0.15億ドルと推定した。これは会社開示の契約型別営業利益ではない。

技術・調達・華住商城などのその他収入

ホテル運営網に付随する調達、技術支援、システム利用、商品販売などの付帯収入。独立した大規模なソフトウェア会社とは見なさない。

数量付帯サービスを利用し得るグループ全体の稼働客室数(万室)価格全体客室1万室当たりその他年間売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 126 0.01 1 0
10 年後 中立 207 0.01 2 0

取り方:会社開示の2025年その他売上は6.68億元で、約0.96億ドル。factsの全社売上へ比例整合させて0.90億ドルとした。販売数量の独立開示がないため、サービスの利用母体である全運営客室1,264,419室を代理数量として使った。単価は客室1万室当たりの実効的な付帯売上で、商品販売価格そのものではない。営業利益0.17億ドルは本社費用控除前の推定。

リスクと懸念

中国の宿泊需要と供給過剰

中国ではホテル客室数が増えても、人口減少や個人消費の弱さにより宿泊需要が同じだけ増えるとは限らない。2026年4〜6月期、既存ホテルのRevPARは3.0%下落した。加盟店の採算が悪化すれば、ホテルの新規開業が減り、契約更新時の値引きや閉店が増える。新規ホテル数だけでなく、既存店稼働率と加盟店当たり収益を見なければ成長の質を誤る。

錦江国際・首旅如家・アトゥールとの競争

中国のチェーンホテル客室では、錦江国際が約17.5%、Hワールドが約16%、首旅如家が約7%の規模を持つ。中価格帯ではアトゥールなどの新興ブランドも競争する。加盟店の獲得で改装補助や手数料引き下げを使う競争が強まれば、客室数が増えても増分資本利益率は下がる。Hワールドの強みであるブランド網の価値は、加盟ホテルの採算が維持されることを前提にしている。

長期賃借契約と財務負担

加盟型への転換が進んでも、2025年末には573軒の直営・賃借ホテルが残っていた。ホテルの賃借契約は中国で10〜20年、海外ではさらに長期に及ぶものがあり、需要の減少時にも支払いが続く。添付factsの純負債約30億ドルにはリース等の負担が反映され、通常の金融借入だけを引いた会社公表の純現金を余剰現金として足すことはできない。海外で再び大きな減損が出れば自己資本も傷む。

中国規制・VIE・ADR保有者の権利

Hワールドはケイマン諸島の持株会社で、米国のADS保有者は中国のホテル事業会社の株式を直接保有するわけではない。一部のインターネット・旅行関連事業ではVIE契約を使う。ただし2025年20-FではVIEの連結売上・純利益への寄与はいずれも1%未満であり、ホテル事業全体がVIEによって保有されていると扱うのは誤りである。主な懸念は中国の法規制、海外送金、上場維持、持株会社の少数株主保護である。

海外買収の採算と減損

2020年に完了したドイチェ・ホスピタリティの買収は、欧州のブランドを獲得した一方、長期賃借契約と収益性の低いホテルを抱える結果にもなった。2025年には海外の業績が改善したが、中国の加盟型事業と比べると資本効率はまだ弱い。不採算ホテルの売却や賃借契約の解消が進まなければ、欧州で生むキャッシュフローが改装費用や減損で消える。大規模な追加買収は価値の上振れではなく、新たな資本配分リスクとして評価する。

AI予約・プラットフォームによる送客構造の変化

ホテル宿泊という現物サービスはAIエージェントで直接代替されないため、指定された人月・席課金のAIエージェント代替型には該当しない。しかし、旅行検索や予約の入口をAIサービスや携程、美団などが握れば、自社販売経路の強みは弱まる可能性がある。会員の宿泊比率と予約経路の割合が下がれば、加盟店に対してブランド料率を維持する根拠も弱くなる。このリスクは客室単価、加盟店収入、シェアの悲観筋書きに反映した。

創業者支配・株式報酬・株主還元の質

2026年3月末の創業者と共同創業者の合計保有比率は約32.2%であり、重要な経営判断に強い影響力を持つ。会社の3年間25億ドル還元計画は前向きだが、取締役会の裁量で実行されるものである。2025年の株式報酬も0.6億ドルあり、自社株買いの額だけを株主還元として計上すると、少数株主の取り分を過大評価する。中国での資金移動と将来の転換社債による希薄化にも注意が必要だ。

今後の分かれ目

中国の加盟・管理契約型ホテルの純増が年1,500軒以上を維持し、既存店RevPARも2年連続でプラスになったら
数量と価格が同時に伸びる証拠となる。中立からやや楽観への確率を移し、中国加盟型の1万室当たり収入と利益率の見通しを引き上げる。
中国の既存店RevPARが4四半期以上にわたり前年比マイナス3%以下で推移したら
加盟店の採算悪化が構造的になった可能性を重視する。客室の純増と手数料の単価見通しを下げ、やや悲観の確率を増やす。
H Rewards会員経由の宿泊比率が70%を下回り、自社販売比率も明確に低下したら
会員制度の送客の堀が弱まったと判断する。加盟店がブランドを選ぶ経済的理由が薄れるため、手数料率と将来の加盟シェアを保守的に見直す。
海外部門の営業利益率が3年間続けて10%を超え、賃借ホテル数も減少したら
ドイチェ・ホスピタリティ買収後の再編が成果を上げたと評価する。海外事業の利益率と増分資本効率を引き上げ、楽観側の確率を上げる。
リース等を含む純負債がEBITDAの3.5倍を超え、同時に株主還元を積み増したら
借入と固定賃料を使って還元を維持している可能性が高まる。株主還元の持続性を下げ、利払いと賃料の負担を悲観側の利益率に反映する。
中国のチェーン化率が2030年に50%を超え、Hワールド中国部門の客室シェアが18%に達したら
中立の客室数量の筋書きの実現性が高まる。市場の拡大だけでなく同業からのシェア獲得が確認できるため、成長の予測可能性を高く評価する。
大型の海外ホテル買収が発表され、買収代金が既存の年間営業利益を大きく超えたら
未成立の買収利益は価値に加えない。成立後に賃借契約、のれん、資金調達、増資による正味還元の減少を調べ、資本コストを上回る投資収益が得られるか再評価する。

見ておくもの

  • 中国の加盟・管理契約型ホテル数、客室数、四半期ごとの純増
  • 中国の既存ホテルRevPAR、ADR、稼働率の内訳
  • 中国の加盟・管理契約収入の成長率と客室1万室当たり実効売上
  • 未開業ホテルの件数と実際の開業・閉店への転換率
  • 中国のホテルチェーン化率と錦江国際・首旅如家・アトゥールの客室シェア
  • H Rewards会員数、会員宿泊比率、自社販売経路比率
  • 中国の直営・賃借ホテル数、年間賃料、リース負債
  • 海外部門の調整後EBITDAではなくGAAP営業利益と不採算契約の整理状況
  • 2026年の会社ガイダンスに対する実績、2027年以降の新規開業見通し
  • 金融借入とリースを区別した純負債、営業キャッシュフロー、維持投資
  • 配当、自社株買い、株式報酬、普通株換算の希薄化
  • 中国のホテル規制、VIE契約、米国・香港上場、海外送金への影響
  • 中国の国内旅行、企業出張、ホテル稼働率と不動産・雇用環境

倍率と資本コストの決め方

評価の出発点は現在の時価総額や市場PERではなく、中国加盟・管理契約型、中国直営・賃借、海外、その他の数量と単価である。2025年の財務基準は添付factsの売上35.2億ドル、営業利益9.0億ドル、純利益7.1億ドル、自己資本18.3億ドルとした。会社開示の2025年売上約36.2億ドルとの差は比例整合を明示し、売上構成と客室数は一次資料から取った。

資本コスト9.0%は基本8.0%と事業のqualityから決めた。中立の長期g4.0%は実質客室需要、チェーン化によるシェア、名目価格から出し、ROEを売上成長の理由にしていない。RONICと堀の残存割合から正当化PERの上限を計算し、中立14.29倍はその85%とした。市場の現在・過去・競合のPERを倍率の根拠にしていない。賃借ホテルの家賃は営業費用に含めており、リース債務を再び時価総額から控除しない。金融借入だけの会社公表純現金も、余剰現金として重ねて足していない。

五つの10年後時価総額は398.70、307.04、228.37、80.88、19.95億ドルで順序を満たす。悲観19.95億ドルは参考床18.3億ドルを上回る。確率は8%、19%、38%、25%、10%で合計100%。期間還元を5年目受領相当として割り戻すと本質価値は約126.0億ドル、現在150.1億ドルとの差は約マイナス16.1%となる。期待する名目の10年年率リターンは約5.8%で、要求収益率9.0%に届かない。この結果に合わせ、結論をやや割高とした。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。資本コストは米国株共通の基本8.0%にquality+1.0%を加えて9.0%。βおよび市場のPERから逆算していない。マリオットの8.0%やチョイス・ホテルズの8.5%より高いのは、中国の宿泊需要への集中、賃借固定費、加盟店の採算の振れによる。会社は直近で黒字・キャッシュ創出があり、存続危機の上乗せは不要。

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割安 JDJD 物流と正規品の信頼が生む既存小売の利益を、新事業の赤字が覆う。回復を慎重に織り込んでも、10年の本質価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +115.2% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツWH 客室網と長期加盟契約の堀に対して値段が低く、レボと借金を織り込んでも10年の本質価値は今の時価総額を約7割上回る 本質価値との差 +63.3% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 ヴィップショップVIPS ブランド品の割引販売は10年後も残るが、顧客の減少と中国特有の支配構造には注意が要る。それでも利益と株主還元を保守的に評価すると、現在の時価総額には安全域があり割安と判断する。 本質価値との差 +54.8% · 10 年 割安(年 +15.1%) 割安 ジャック・イン・ザ・ボックスJACK 地域ブランドの稼ぐ力は残るが、過大な借金と加盟店の疲弊が重い。再建成功時の価値は大きく、存続リスクを厚く織り込んでも割安 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +15.0%) 割安 ウィン・リゾーツWYNN マカオ・ラスベガス・ボストンで稼ぐ高級カジノ・リゾート。マカオのシェアは上昇中だが純負債が EBITDAR の約 4 倍と重く、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率でも今の値段は割安 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 バス&ボディ・ワークスBBWI 香りの習慣とブランドは残るが、若年層の離反と重い負債が懸念だ。悲観側を厚く見ても、長期のオーナー利益に照らせば割安と判断する。 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 デッカーズ・アウトドアDECK HOKA と UGG の 2 本柱で営業利益率 20% 台前半。利益ベースの倍率でもやや割安だが、競合と流行の影響が大きい 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 レナーLEN 「量を守る」薄利の入門・中級向け住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ても、利益が谷に近い今の時価総額は 10 年で割安 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +13.0%) やや割安 ジェンテックスGNTX 世界首位の防眩ミラーはなお堀だが中国で縮小。新電子製品と厚い株主還元を慎重に測ると、10年価値はやや割安 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 リシア・モーターズLAD 販売店の買収と整備収益に成長余地があるが、薄い車両粗利と負債が弱点だ。長期の還元力を織り込むと、現状はやや割安と判断する。 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +13.1%) やや割安 フォード・モーターF 稼ぎ頭の商用車と F シリーズを持つ北米の自動車大手。EV の赤字が止まれば今の値段は低すぎるが、保証費用・関税・景気の谷に弱く、資本配分の履歴は均質でない 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +13.5%) やや割安 ルルレモン・アスレティカLULU 北米でブランドの熱が冷め利益が谷へ。借金なし・利益率の高い会社で、式で測ると割安側、勝負は製品力と中国 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 マテルMAT バービーとホットウィールの商標は残るが、乳幼児玩具の衰退と映像投資の不確実性が重い。株主還元を含む10年価値はやや割安。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ブッキング・ホールディングスBKNG 世界の宿泊予約の入口を握る高収益の仲介業。AI が入口を奪うかが全てだが、資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で測ると、悲観を厚く置いてもやや割安 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 クロックスCROX 特徴的な樹脂靴と海外展開が生む現金は本物。HEYDUDEの買収失敗と流行リスクを厳しく見ても、10年価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 ラスベガス・サンズLVS マカオとシンガポールだけで稼ぐカジノ・リゾート。稼ぎの 5 割超はマリーナ・ベイ・サンズ。借金と中国の景気に弱いが、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率でも今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 PVHコープPVH 世界的な二大衣料ブランドを持ち、長期の稼ぐ力と還元には約3割の安全域がある。ただし減損の連続と負債の重さから、評価はやや割安にとどめる 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +12.4%) やや割安 トール・ブラザーズTOL 高級住宅のブランド力と土地開発力を持つ優良な住宅建設会社。景気循環と土地在庫のリスクを織り込んでも、10年の本質価値は現在の時価総額を約25%上回り、やや割安と評価する。 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 リアLEA 世界の完成シートで首位級の規模と厚い還元が支えとなるが、完成車メーカーの値下げ圧力は強い。長期価値ではやや割安、ただし安全域は十分に厚くない。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.6%) やや割安 ユナイテッド・パークス・アンド・リソーツPRKS 海洋テーマパークは代替されにくいが、客数減と多額の負債が重い。10年価値には約2割の安全域があり、やや割安と見る。 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ビルケンシュトック・ホールディングBIRK 足型と製造の堀が厚い世界ブランド。借金を増やす買い戻しは気掛かりだが、10年価値はやや割安 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 NVRNVR 土地を持たない仕組みで ROE 2 割台を保つ住宅建設。資本コスト 8.75% の利益ベースの倍率で見ると今の PER 11.9 倍は 10 年でやや割安だが、粗利益率は下り坂 本質価値との差 +19.0% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 オートネーションAN 整備と販売金融が支える一方、新車の薄利と借入が重い。下振れを厚く見ても10年価値は時価総額を約25%上回り、やや割安と判断する。 本質価値との差 +18.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ワールプールWHR 家電の必要性とブランドは残るが、借金と希薄化が回復価値を食う。現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 バルボリンVVV オイル交換の拠点網と加盟店収入は長く残る。ただし買収後の借金と電動化が重く、今は安全域の薄いやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 カーニバルCCL 世界最大のクルーズ会社。利益率はロイヤルの約 6 割だが、借金を返して投資適格に戻り、資本コスト 9.75% の利益ベースの倍率で見ても今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 ドミノ・ピザDPZ 世界 2.2 万店・97% が加盟店のピザ宅配本社で、堀は厚いが米国の既存店が止まり借金 4 倍超。利益ベースの倍率で中立は 10 年で年 +9% 前後、総合はやや割安 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 プラネット・フィットネスPLNT 低価格ジムの最大級の加盟店網と値上げの実績は強みだが、会員獲得鈍化と重い借金を見極める必要がある。10年価値はやや割安 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オートゾーンAZO 商業の成長と店舗網で堀は厚いが、DIY の客数減と借入頼みの買い戻しが重い。利益ベースで測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 アズベリー・オートモーティブ・グループABG 整備と金融保険の利益を支えに10年の価値は現在の時価総額を上回る。ただし買収の資本効率と重い負債が安全域を削るため、評価はやや割安にとどまる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +11.0%) 適正 ギャップGAP 米国衣料の老舗4ブランド。Gapの復調は確かだが、Old NavyとAthletaの失速、重い店舗賃料を織り込むと本質価値はほぼ適正 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 PDDPDD 中国の低価格商圏とTemuの成長余地は大きいが、還元されない巨額現金と規制の不確実性を考えると、現状は安全域の薄い適正圏 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 ゼネラル・モーターズGM ピックアップと SUV で稼ぐ北米の自動車最大手。EV 事業の損失は止まりつつあり、利益の質を保てれば今の値段は低すぎる一方、景気の谷と関税に弱い 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 D.R.ホートンDHI 量より利益率を守る入門向け最大手。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、10 年の伸びの分だけ今の値段はやや割安 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 オシュコシュOSK 消防・空港・防衛の専用車両には粘り強い需要がある。郵便車両の赤字と消防車訴訟を見込んでも、10年価値はやや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 エクスペディア・グループEXPE B2B の高成長と直販の厚みで利益率が上がる途中。資本コスト 9% の利益ベースの倍率で数えると、勢いは確かだが今の値段は適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 ウィニベーゴ・インダストリーズWGO 老舗RVブランドと船舶のシェア回復には価値がある。ただし景気の振れと買収資産の薄い換金価値を考えると、現状は概ね適正で安全域が小さい 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 ナイキNKE 世界最大のスポーツブランドが利益の谷にいる。回復を利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は卸の棚と中国 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 マクドナルドMCD 世界最大の外食の不動産と加盟店網の堀は厚いが、客数の減少と加盟店の収益悪化が重い。それらを確率で厚く織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段をやや上回り、中立で 10 年の年率は +8% 前後の適正 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タペストリーTPR コーチの熱が利益率を過去最高に押し上げた。利益ベースの倍率で測るとほぼ適正、勝負は流行が冷めるか 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 プルトグループPHM 土地をオプション中心で持つ、粗利益率の高い 3 層分散の住宅建設。資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(堀が弱く約 10 倍)で見ると、今の PER 約 10 倍は 10 年でやや割安 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 トリップアドバイザーTRIP 体験予約の成長余地とTheFork売却には価値があるが、ホテル送客の衰退とAIによる集客構造の変化を考えると、現状は概ね適正で安全域は乏しい 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 TJX カンパニーズTJX オフプライス小売の最大手。仕入れの堀は景気が悪いほど強いが、中立の年率は資本コストに届かず、総合はほぼ適正 本質価値との差 −1.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ドラフト・キングスDKNG 米国スポーツ賭博の有力企業だが、競争と規制で将来利益の確実性は低い。10年先の価値を織り込むと約10%のやや割高 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イエティYETI 高価格帯のアウトドア用品に堀はあるが、飲料容器の競争とバッグ拡大の成否が拮抗する。10年価値はほぼ適正 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ボイド・ゲーミングBYD 地域の免許と常連客に守られた現金創出力は魅力だが、オンラインの見かけの成長と巨額の売却益を除けば、10年の本質価値は現値に近く適正圏 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 トラベル・レージャーTNL 休暇の持分販売と会員交換に顧客基盤の堀があるが、融資と借金が株主価値を左右する。10年の期待価値は現在値に近く、適正圏 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 MGMリゾート・インタナショナルMGM ラスベガス・マカオ・米国の地域カジノを賃借で持つ総合カジノ。固定の賃料が年 約 22 億ドルあり、利益が景気と価格に大きく振れる。資本コスト 10% の利益ベースの倍率では今の値段は適正 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 チポトレ・メキシカン・グリルCMG 直営の外食で最も資本効率が高く、北米 7,000 店の出店余地も残るが、客数の弱さと利益率の低下が続き、強気と慎重の幅が広い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、客数の弱さを織り込んだ総合は適正 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ペン・エンターテインメントPENN 地域カジノの免許は長く残るが、重い賃料と過去のデジタル投資の失敗が株主価値を削る。10年の価値は現在の時価総額とほぼ釣り合い、適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ノルウェージャン・クルーズ・ラインNCLH 大型クルーズ 3 位。NCL ブランドの需要が崩れ、純レバレッジ 6 倍超の中で立て直し中。資本コスト 10.25% の利益ベースの倍率で測ると、回復を入れても今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 ロイヤル・カリビアン・グループRCL ロイヤル・カリビアンは純収入ベースの営業利益率が 33% 超とクルーズ最強だが、借金を抱えた景気連動の船会社で、資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(PER 約 12 倍)では今の値段は適正 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アメア・スポーツAS アークテリクスとサロモンの成長力は本物だが、資本集約的な出店と株主還元の乏しさが残る。10年先の価値から見ると、現在の時価総額はほぼ適正 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 LKQLKQ 修理部品の物流網には価値があるが、欧州の失速と買収後の低収益が重い。急落後も安全域は薄く、10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −9.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 チョイス・ホテルズ・インターナショナルCHH 延泊型と海外は伸びるが、米国基幹ブランドの縮小と負債が重い。現値はほぼ適正で安全域は薄い 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 ギャレット・モーションGTX 世界首位のターボ技術と現金創出力は魅力だが、電動化への転換には不確実性が残る。10年価値は現在を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 BZUNBZUN 物流とGapの再建には価値がある。しかしAIに代替される受託業務と弱い値決め力を考えると、10年後の利益は不確実で、現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ジェニュイン・パーツGPC 自動車の NAPA と産業のモーションの 2 本立て。分離(2027 年第 1 四半期)で価値が出るが、自動車の利益率の低さと借金が重い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 オライリー・オートモーティブORLY プロ向けの配送網と部品小売の安定で堀は厚い。利益ベースで測ると今の値段は妥当からやや高めで、中立の年率は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 チューイーCHWY 定期購入とペット医療は長く残るが、価格決定力は弱く、買収と株式報酬が株主利益を削る。10年の確率加重価値では約23%のやや割高。 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 トリバゴTRVG ブランド再生と予約事業の拡大には成果がある。しかし旅行検索の入口を守る堀は弱く、AI代替と広告主集中を考えると現在の評価はやや割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ロウズ・カンパニーズLOW ホーム・デポに次ぐ 2 番手の優良小売。買収後の債務と DIY の弱さを厚く見ると、PER 16.6 倍は資本コスト 9.0% の利益ベースの倍率(約 14 倍)と近く、今の値段は適正 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ブランズウィック・コープBC 船外機と補修部品には長く残る強みがあるが、買収減損と景気循環が重い。10年の本質価値は現状ほぼ適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 ウェンディーズWEN 全米第2位のバーガーチェーンというブランド価値は残るが、客数減少と過大な負債が株主の利益を圧迫する。10年の本質価値は現状より約13%低い、やや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ディックス・スポーティング・グッズDKS 本業のスポーツ専門店には堀があるが、フットロッカー再建が株主の取り分を削る。10年の価値ではやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 プールPOOL プール用品卸の首位で、既設プールの保守需要に強い堀がある。ただし競争激化と利益率の停滞を織り込むと、10年の価値は今の時価総額を約13%下回り、やや割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 メープルベアCART 食料品の注文網と購買データには価値があるが、広告の入口競争と買収交渉の不確実性を織り込むと、10年の本質価値に安全域は足りず、やや割高。 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 LGIホームズLGIH 初回購入者向け住宅に強みはあるが、土地在庫と借金が利益を圧迫する。10年後の回復を織り込んでも安全域は薄く、現状はやや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +8.4%) やや割高 ボルグワーナーBWA ターボと駆動系の設計採用には堀が残るが、電動化への投資回収はまだ不確か。10年の還元込み価値からはやや割高と見る。 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ダーデン・レストランツDRI フルサービス外食の最大手で、ロングホーンの勢いと出店で伸びるが、オリーブガーデンの客数の弱さと牛肉・人件費が重い。利益ベースで測ると 10 年の中立は今の時価総額を上回るが、悲観側の厚みと資本コストを織り込むと総合はやや割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ベスト・バイBBY 米国最大の家電専門店。パソコン・携帯の買い替えで利益率は持ち直したが、アマゾン・ウォルマートに挟まれ、堀が薄い耐久財の小売として見る 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ヤム・ブランズYUM ピザハットを売って KFC とタコベルに絞った外食フランチャイズ本社で、堀は厚く成長も続くが、倍率が k−g の薄さに敏感で、利益ベースで測ると中立の 10 年は年 +5% 前後で、総合はやや割高 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ソーア・インダストリーズTHO 世界最大のRVメーカーだが、大きなシェアは値上げの自由を意味しない。10年の還元と回復を織り込んでも、現状の価値にはやや割高感が残る 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 アマゾン・ドット・コムAMZN AWS と広告の利益は本物。設備投資の重さを ROE に入れ、資本コスト 8% と利益ベースの倍率で測ると、今の値段は楽観の筋書きまで先取りしてやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 フラッター・エンターテインメントFLUT 米国オンライン賭博の首位企業だが、英国増税とブラジル禁止、重い買収負債が収益を圧迫する。10年の期待価値は約118億ドルで、現状はやや割高 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 BABABABA 中国ECとクラウドには長く残る堀がある。しかし競争とAI投資が株主利益を圧迫し、10年価値では約22%やや割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 トラクター・サプライTSCO 田舎暮らしのペット・畜産・庭・補修用品を 2,600 店超で売る米国最大の農村向け専門小売。堀は店の近さと専門品だが、2026 年は既存店が落ち、利益率の下げ止まりが論点 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 チャーチル・ダウンズCHDN ケンタッキーダービーと競馬関連の営業許認可は強いが、地方カジノの再編と重い借金を踏まえた10年の利益価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エアビーアンドビーABNB 民泊の最大手で資産が軽く高収益。10 年で年 1 割の成長と純現金を数えても、利益ベースの倍率(約 14 倍)で測ると今の PER 41 倍は高く、やや割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 バーリントン・ストアーズBURL 仕入れの機動力と小型店の拡大余地は魅力だが、リース負担と競争を織り込んだ10年後の稼ぐ力に対して、現在の評価は割高である。 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 オーロラ・イノベーションAUR 無人トラックの先行実績は本物だが、2030年の大量普及はまだ仮説。増資と競争を織り込むと、今の時価総額には安全域が乏しい。 本質価値との差 −24.9% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テキサス・ロードハウスTXRH 客数を増やし続ける希少なステーキチェーンだが、牛肉高と出店投資が利益を削る。10年の期待本質価値は今の時価総額を約2割下回り、やや割高。 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 オン・ホールディングONON 世界で成長する高級ランニング靴ブランド。アジアと直販の伸びは本物だが、10年先の競争と再投資を織り込むと安全域は薄く、やや割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トリップ・ドットコム・グループTCOM 中国の旅行予約で首位でも、独禁法処分で手数料の堀は縮んだ。一時的な投資益を除いて10年先を測ると、優良な事業だが今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 イーベイEBAY 取扱高と手数料率が上向く成熟した古参の中古市場。今の PER 26 倍は利益ベースの倍率(約 14 倍)を大きく超えており、買収提案の観測を除くと本質価値は下でやや割高 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 フロア・アンド・デコレ HDFND 床材の品ぞろえと店舗拡大には価値がある。しかし新店の資本効率と固定家賃に慎重で、10年価値は現時点でやや割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ラルフローレンRL 世代を超えて売れる定番ブランドで利益率は過去最高。勝負は熱の持続とアジアの伸び 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ホーム・デポHD プロの囲い込みで堀は厚い。資本コスト 8.75% の利益ベースで倍率を引き直すと、住宅の停滞と買収後の債務を厚く見て、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メーシーズM 再生店舗と高級店は伸びるが、主力百貨店の長期縮小と固定費が重い。10年先の利益と資産回収を考えると、現在の値段は割高 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アプティブ・ホールディングスAPTV 配線事業を分離した後の「ニュー・アプティブ」。EC が稼ぎ、IS が足を引く部品会社で、純負債 46 億ドルと、中国・欧州の弱さを抱える 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エッツィーETSY 手作り品の市場と広告には独自の強みがある。ただし購買頻度の低さとAIによる集客経路の変化が重く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 コロンビア・スポーツウエアCOLM アウトドアの老舗ブランドで財務も堅いが、米国の競争激化と値決め力の弱さが重荷。10年の利益成長と還元を織り込んでも、現状はやや割高 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 カーマックスKMX 中古車の仕入れ網と自動車金融は残るが、値下げで取り戻した販売数量の利益率は脆い。10年の回収価値ではやや割高と見る。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ロス・ストアーズROST 米国オフプライス 2 位。客数が絶好調だが、利益ベースの倍率(約 16 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 SESE 東南アジア通販の首位は守れても、融資の貸倒負担とゲームの寿命を見込むと、10年先の稼ぐ力に対して今は安全域が薄く割高 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 スミス&ウェッソン・ブランズSWBI 銃器の老舗ブランドにサベージを加えても、景気循環と薄い正常利益が重い。買収後の全株式で測ると、安全域に乏しく割高 本質価値との差 −32.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アルタ・ビューティULTA 化粧品の「安い品から高級品、美容室まで」を一つの店で売る米国最大の美容専門小売。会員と品ぞろえが堀だが、セフォラとマスに挟まれる位置で、利益ベースの倍率では今の値段はやや割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 VFVFC ノースフェイスは強いが、Vansの衰退と過去の買収負債が株主価値を削る。再建は進むものの、10年の期待価値にはなお安全域が乏しく、割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ウイング・ストップWING 加盟店の出店力は本物だが、客数減と借金による高値の自社株買いが安全域を削る。10年の総合価値は基準日の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 マリオット・インターナショナルMAR 世界最大のホテル手数料事業で堀は厚いが、今の PER 39 倍は利益ベースの倍率(約 18 倍)を大きく上回り、中立の 10 年の年率は +3% にとどまり割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ハスブロHAS 利益の約 9 割をマジックが稼ぐ一本足の玩具・ゲーム会社。利益ベースの倍率で測ると今の値段はやや割高で、2025〜26 年の高い水準が続くかが焦点 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ハイアット・ホテルズ クラスAH 高級ホテルのブランドと会員網は伸びるが、買収費用・借入・同族支配を差し引くと、10年先の稼ぐ力に対して現状は割高である。 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ダッチ・ブロスBROS 新店と客数が伸びる有望な飲料チェーンだが、出店資金と競争が株主の取り分を圧迫する。10年後の利益を評価しても安全域は乏しく、総合判断は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 カルバナCVNA 年 80 万台まで来た中古車ネット販売の最大手。利益ベースの倍率で測ると今の時価総額を大きく下回り割高。利益は景気と与信市場に強く振れる 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 ウィリアムズ・ソノマWSM 家具とキッチンの設計を自社で握る高収益の小売。10 年で稼ぎは伸びるが、利益ベースの倍率で見ると今の値段は割高で、関税と住宅の回転が値段を大きく左右する 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスHLT 世界最大級の手数料事業で堀は厚いが、今の PER 54 倍は利益ベースの倍率の上限(約 23 倍)の倍以上で、中立の 10 年の時価総額は今を下回り割高 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IHGIHG 客室と会員網の堀は厚く、10年後も手数料は伸びる。しかし還元を借金で上積みし、成熟後の利益価値に比べ現時点の株価は割高だ。 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 バイキング・ホールディングスVIK 目的地を味わう高級クルーズの堀は厚いが、新造船への投資と支配株主の制約を考えると、現時点の株価には10年先の成長まで織り込まれ、割高である。 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ソムニグループ・インターナショナルSGI 寝具のブランドと販路は強いが、買収で増えた事業は薄利で借金も重い。10年のオーナー利益に対し、買収後の時価総額には安全域が乏しく割高と見る。 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 スターバックスSBUX 世界 4.1 万店のコーヒーの堀は残るが、立て直しの反動を織り込んだ今の時価総額は利益の回復後の値より高く、中立でも 10 年の年率は 2% 前後で資本コスト 8.5% に届かず割高 本質価値との差 −44.6% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アンダー・アーマー クラスCUA 機能性衣料の知名度は残るが、靴の競争力と値決め力が弱い。再建後の利益にも不確実性が大きく、10年の総合価値は割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ガーミンGRMN 専門機器の優良企業。利益ベースの倍率(約 13 倍)で測ると今の値段は高く、総合は割高 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ベイル・リゾーツMTN 希少な雪山とエピック・パスに強い堀があるが、気候変動と純負債31億ドルが重い。10年の本質価値は今より約45%低く、割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ファイブ ビロウFIVE 新店の採算と客数の回復は魅力だが、模倣しやすい低価格雑貨に厚い値付けはできない。10年の株主価値では割高 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ドアダッシュDASH 米国の即時配達で約 6 割を握る成長企業。利益率の立ち上がりが全てで、資本コスト 8.5% と利益ベースの倍率で見ると今の値段は強気の筋書きも上回り、割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 カバ・グループCAVA 地中海料理の直営チェーンは500店まで拡大し客数も伸びるが、出店に要る資本と10年後の成熟利益を考えると、今の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シャークニンジャSN 掃除・調理・美容をまたぐ製品開発力は本物だが、買い替え需要の限界と競争を考えると、10年先の価値には安全域が乏しく割高 本質価値との差 −55.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ジャージー・マイクス・サブズJMKE 加盟店経済性は強いが、買収で膨らんだ資本とスポンサー負担まで含めると楽観でも安全域がなく割高 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クーパンCPNG 韓国の物流網は本物の堀だが、海外投資の赤字と情報流出が利益を削る。10年後の稼ぐ力を慎重に測ると、株価下落後も割高 本質価値との差 −59.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ゲームストップGME カード小売への転換と巨額の保有資産は評価できるが、ゲームの実物販売は先細り、資本配分も読みにくい。10年の本質価値からは割高 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 クアンタムスケープQS 技術は魅力的でも量産契約は未完成で、今の時価総額は成功確率を大きく先に払いすぎている 本質価値との差 −71.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 リヴィアン・オートモーティブRIVN R2の量産で自動車メーカーとしての生存力は高まったが、利益の実証はまだ弱い。大型増資と開発負担を考えると、10年の本質価値に対して割高 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 テスラTSLA 本業の利益は薄いのに、ロボタクシーとロボットへの期待だけで時価総額は 1.1 兆ドル超。今の値段に届くのは楽観の筋書きだけ 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 ウェイフェアW 家具の配送網と品ぞろえには価値がある。しかし値決め力、負債、株式報酬が重く、10年後の利益から測ると現在の時価総額は大幅な割高 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −9.1%)

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読んだ資料

  1. H World Group Limited 2025年Form 20-F(事業モデル、ブランド、会員、契約、財務、VIE、ガバナンス。2026年4月24日)
  2. H World Group 2026年第2四半期・上半期決算(2026年8月17日。客室数、RevPAR、セグメント、ガイダンス、25億ドル還元計画)
  3. 中国飯店協会『2026年中国ホテル業発展報告』(2025年末市場規模、チェーン化率、供給と競争構造)

分析日 2026-10-23