株譜
AI 銘柄分析 · その他製品 · 試作

クレステック 7812

取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,336 円69 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,068 円61 億円差 +13.0%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,336 円69 億円 · 差 +13.0% · 期待の年率 +8.6%
期待の年率リターン(10 年)+8.6%資本コスト比 +0.1 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

クレステックは、取扱説明書と修理マニュアルの制作から翻訳・印刷までを一手に請け負う会社だ。筆者の結論は「ほぼ適正」で、安く見えても割安とは言えない。いちばんの理由は、稼ぎの半分近くが人の手間で売る文書の仕事で、ここが AI に置き換わる側にあることだ。

今の利益に比べた株価は低く、一見すると割安に見える。だが会社自身が、製品の電子化でマニュアルの市場は縮むと認めている。そこへ AI の翻訳と下書きが加わり、10 年で文書の量は 3 分の 1 減ると筆者は見る。

支えは、日系メーカーのアジアの工場のそばで取説と梱包材を刷って届ける仕事だ。物の流れに結びつくので AI では消えない。ただ紙の取説は減り、量は少しずつ細る。

事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、ためた利益が価値を生みにくい。安く見える値段は、この先細りをおおむね映している。

筆者がいちばん気にしているのは、日本の文書の部門の利益が 2026/06 期に 7 割減ったことだ。一時の落ち込みではなく、単価が崩れ始めた兆しと読む方が自然だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「安いが、10 年持ちたい事業ではない」と筆者は見る。

オーナーの目で見ると、稼ぎの源は 2 つある。アジアの印刷と梱包は、日系の工場が残る限り小さく確かな利益を生む。文書の仕事は、10 年先に今の形で残っている姿が描きにくい。人の時間で売る仕事の値段は、AI が入った瞬間に買い手が決め直す。

経営は手堅く、借金も重くない。還元も方針どおりで、資本の使い方で大きな失敗はしていない。ただ稼いだ利益の 6 割は社内に残り、資本コストを超える稼ぎを生まない。ためた利益が額面未満の価値にしかならない構造だ。

安全域は、今の利益に比べた株価の低さにある。しかし利益が細る筋書きの方が強いので、その安さは見かけほど厚くない。払う値段と得るものがほぼ釣り合っている、というのが筆者の見立てだ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は 2 つある。1 つは文書の仕事で、メーカーから新製品の取説や修理マニュアルの制作を請け負う。文章を書き、図を描き、組版し、多言語に訳す。日本と欧米の拠点が中心で、売上の 4 割強を占める。値段は人の手間で決まる。

もう 1 つは、アジアの現地工場向けの印刷と梱包材だ。中国・フィリピン・マレーシア・インドネシアなど 10 か国に拠点を置き、日系メーカーの工場のすぐ横で取説を刷り、箱や緩衝材を調達して納める。売上の 6 割弱がここで、利益もこちらが厚い。2026/06 期は中国と東南アジアで営業利益の 7 割を稼いだ。

顧客はプリンター・家電・自動車・医療機器などのメーカーで、最大の顧客はエプソンだ。比率は 16% から 13% に下がった。最近は医薬品と生活用品の会社、外資系メーカーへ広げている。

文書を顧客が自分で作るためのソフトも売るが、規模は小さい。AI の推進チームを作り、マニュアルの問い合わせに答える仕組みなどを出し始めている。

2 つの仕事は、同じ顧客の同じ製品でつながっている。日本で作った取説のデータを、アジアの工場の横で刷る。この一貫の流れが、顧客にとって手間を減らす価値になっている。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、狭いが無いわけではない。日系メーカーの工場の横で刷って届ける仕組みは、30 年近くかけて各国に張った拠点の網だ。新しく入る会社には手間がかかる。

弱いのは文書の仕事だ。人の時間を売る商売で、値段は顧客の購買部門が決める。AI の翻訳が使えるようになると、顧客はまず翻訳の単価を下げに来る。日本のセグメントの利益が 2026/06 期に 7 割減ったのは、その兆しだと筆者は見る。

資本の効率は並だ。ROE は 10% 前後で推移してきたが、資本コストを大きくは超えない。借入はあるが現金の方が多く、財務は安定している。

経営は配当性向 30% 以上を守り、自社株買いもしている。中計は売上 200 億円・営業利益 14 億円と控えめで、達成の見込みは立っている。ただ数字を大きくする道は、周辺の小さな買収に頼る形だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

技術文書の市場は、静かに縮んでいる。製品の操作は画面とアプリの案内に移り、紙の取説は薄くなった。会社自身が有報で、ペーパーレスの流れでマニュアルの市場は縮むと書いている。

これから効くのは AI エージェントだ。翻訳は機械翻訳と生成 AI でほぼ自動になり、下書きも製品の設計データから作れる。人が要るのは、医療機器の添付文書のように法令の責任が伴う確認の部分に絞られる。人の時間で売る仕事は、10 年で量が 3〜4 割減るのが中ほどの見方だ。

競合は、国内の文書の制作会社と大手の翻訳会社、それに顧客の内製だ。これからは AI の会社と顧客自身の AI が最大の競合になる。値段の主導権は買い手にある。

アジアの印刷と梱包は事情が違う。日系メーカーの工場の数と生産量に結びつき、物の流れがある限り残る。工場は中国から東南アジアとインドへ移っており、拠点を追いかけて移せるかが勝負になる。紙の取説は減るが、箱と緩衝材は減らない。

10 年の中ほどの姿は、文書の量が 3 分の 1 減り、印刷と梱包の量が 1 割減るというものだ。値段は物価並みに上げられても、全社の利益は実質で目減りする。

資本政策と M&A

還元の方針は配当性向 30% 以上だ。2026/06 期の配当は性向 31.6% で、自社株も少し買った。今期の予想は減配だが、性向は 30% を保つ。10 年の還元は、配当と自社株買いを合わせて利益の 4 割とみる。

手元の現金は 70 億円を超えるが、借入も 50 億円近くある。差し引きの純現金は 15 億円ほどで、アジアの印刷の在庫と売掛金を回すのに要る額に近い。事業に要らない現金として別に数えるほどではない。

買収は、マニュアル制作や販促の小さな会社を毎年のように買ってきた。中計はインバウンドや保険の文書への参入をうたう。規模が小さく、価値を大きく壊す心配は少ないが、AI に削られる同じ型の仕事を買い足している面もある。

時価総額が 60 億円ほどと小さいので、大手の印刷会社や投資ファンドに買われる可能性は残る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

まず値段が安い。今の利益に比べて株価は 6 倍ほどで、純現金もある。配当は性向 30% 以上を守っており、利益が多少減っても配当で報われる。

次に、アジアの印刷と梱包材は AI で消えない。日系メーカーの工場の横で刷り、箱を調達して届ける仕事は、物の流れそのものだ。工場が中国から東南アジアやインドへ移っても、クレステックは 10 か国に拠点を持ち、ついていける。2026/06 期に中国の利益は 4 倍になり、この部分の稼ぐ力は強まっている。

文書の仕事も、全部は消えない。医療機器や医薬品の添付文書は、各国の法令を確かめる責任が要る。AI が下書きしても、最後に責任を持つ人が要る。会社は AI 推進チームを作り、問い合わせに答える仕組みを売り始めた。AI を道具にして工数を減らせれば、利益率はむしろ上がる。

最後に、時価総額が小さく創業家の経営なので、買収の対象になりうる。拠点の網には、大手の印刷会社にとって値打ちがある。

慎重な見方

文書の仕事は人の時間を売る商売で、AI エージェントに置き換わる型の真ん中にある。翻訳は機械で済み、下書きは設計データから AI が作る。顧客がまず削るのは外注の費用だ。日本のセグメントの利益が 2026/06 期に 7 割減ったのは、その始まりだと見るべきだ。

アジアの印刷も安泰ではない。紙の取説は製品の画面とアプリに置き換わり、刷る量は毎年減る。梱包材の調達は付加価値が薄く、現地の印刷会社との値下げ競争になりやすい。最大の顧客エプソンの比率は既に下がっている。大口の工場が一つ統合されれば、拠点の数字は大きく動く。

利益の 6 割は社内に残るが、その使い道は同じ型の小さな買収だ。ROE は資本コストを大きく超えたことがなく、ためた利益は価値を生まない。

株価が安く見えるのは、この先細りの裏返しだ。安さだけで持つ理由にはならない。むしろ、AI の会社と顧客の内製が同時に来た時に、小さな会社が値段を守る手段は少ない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方の方が強いと筆者は判断した。文書の仕事が AI に削られることは会社自身の言葉からも読み取れ、量の縮みは避けにくい。アジアの印刷が支えになる点は強気の見方に分があるが、紙が減る流れは同じだ。確率は中立を真ん中に、悲観側(やや悲観 20%・悲観 15%)を楽観側(楽観 10%・やや楽観 20%)よりやや厚くした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 3,544 円105 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,156 円34 億円)。 今の値に割り戻すと 2,336 円69 億円、今との差 +13.0%、 期待の年率 +8.6%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 6,066 円180 億円 1,537 円46 億円 +267.7% +13.9% 760 円23 億円
やや楽観 20% 5,107 円151 億円 1,382 円41 億円 +213.8% +12.1% 1,298 円38 億円
中立 35% 4,196 円124 億円 1,214 円36 億円 +161.6% +10.1% 1,894 円56 億円
やや悲観 20% 1,859 円55 億円 1,005 円30 億円 +38.5% +3.3% 573 円17 億円
悲観 15% 506 円15 億円 668 円20 億円 −43.3% −5.5% 176 円5 億円
加重平均100% 3,544 円105 億円1,156 円34 億円 +127.3% +8.6% 4,700 円139 億円

今の株価時価総額 2,068 円61 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% AI を自分の道具にして文書の単価を守る 利益 13 億円 · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 6,066 円180 億円

会社が先に AI を道具にして、取説の下書き・翻訳・組版の工数を半分に減らし、浮いた人手で規制対応や梱包設計といった「人が責任を持つ仕事」に移る筋書きだ。医療機器や医薬品の添付文書は法令の確認が要るので、AI があっても人の目を外せない。そこへ外資系メーカーと医薬・生活用品の顧客が加わり、文書の仕事は量が 15% 減るだけで済む。

アジアでは日系メーカーの現地工場に寄り添う印刷と梱包材が、インドやベトナムへの工場の移転を追いかけて 1 割増える。工場のすぐ横で刷って届ける体制は、遠くの大手印刷会社にはまねしにくい。利益率は文書が 8%、アジアが 10% まで上がる。

それでも利益の伸びは物価並みに少し上乗せした程度で、事業の稼ぐ力が資本コストを大きく超える姿にはならない。

  • 文書の制作・翻訳(日本・欧米):数量 595(制作の人員換算(人・推定))× 価格 0.15(1 人あたりの年の売上(億円))→ 売上 89 億円・営業利益 7 億円。制作の人員換算 595 人 × 1 人あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 8%
  • アジアの印刷・梱包材・現地制作:数量 330(取引する現地工場(拠点・推定))× 価格 0.47(1 拠点あたりの年の売上(億円))→ 売上 154 億円・営業利益 15 億円。取引する現地工場 330 拠点 × 1 拠点あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 10%

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.7% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.2 倍。全体の PER 12.22 倍、時価総額 159 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI の自社サービス(ManuAI bot など)はまだ売上の開示が無く、AI で文書の仕事を守り切る証拠は弱い。アジアの印刷が伸び続ける前提も重なるので 1 割にとどめた。

やや楽観 20% 文書は細るが印刷と梱包が支える 利益 11 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 5,107 円151 億円

文書の仕事は AI の翻訳と下書きで 4 分の 1 減るが、会社が AI の使い手として工数を削り、利益率は 6.5% まで戻る。日本のセグメントの利益は 2026/06 期に 7 割減ったが、これは人の多い制作の体制を抱えたまま単価が下がった結果で、体制を絞れば戻る余地がある。

アジアは日系メーカーの工場の数がほぼ横ばいで、印刷物は電子化で減るものの、梱包材と緩衝材の調達がその分を埋める。エプソンなど大口の顧客の工場がアジアに残る限り、現地で刷って届ける仕事は続く。利益率は 9.5%。

買収はインバウンドや保険の文書など周辺の小さな会社にとどまり、大きく価値を壊すことも生むこともない。

  • 文書の制作・翻訳(日本・欧米):数量 525(制作の人員換算(人・推定))× 価格 0.15(1 人あたりの年の売上(億円))→ 売上 79 億円・営業利益 5 億円。人員換算 525 人 × 1 人あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 6.5%
  • アジアの印刷・梱包材・現地制作:数量 300(取引する現地工場(拠点・推定))× 価格 0.47(1 拠点あたりの年の売上(億円))→ 売上 140 億円・営業利益 13 億円。現地工場 300 拠点 × 1 拠点あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 9.5%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.7% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.84 倍、時価総額 127 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:アジアの現地工場向けの印刷・梱包材は物の流れに結びつき、AI で消えにくい。文書の縮みを印刷が埋める形は筋が通るので 2 割。

中立 35% 文書は AI に削られ、印刷で食いつなぐ 利益 8 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 4,196 円124 億円

取説と修理マニュアルの仕事は、AI の翻訳と下書きで 10 年に 3 分の 1 減る。メーカーは文書を自社の AI で作り、外に出すのは規制の確認と最終の品質保証だけになる。単価は物価並みに上げられても量が減るので、文書の売上は今より 1 割強小さい。利益率は 5% で、日本の高い人件費を吸収しきれない。

アジアの印刷と梱包材は、紙の取説が減る分だけ量が 1 割落ちるが、梱包の設計と部材の調達が残る。利益率は今の 9% から 8.5% に少し下がる。全社の営業利益は今とほぼ同じ水準で、物価の分だけ実質で目減りする。

配当は性向 30% 以上の方針どおりで、自社株買いを合わせて利益の 4 割を戻す。残りは借入の返済と小さな買収に回る。

  • 文書の制作・翻訳(日本・欧米):数量 455(制作の人員換算(人・推定))× 価格 0.15(1 人あたりの年の売上(億円))→ 売上 68 億円・営業利益 3 億円。人員換算 455 人 × 1 人あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 5%
  • アジアの印刷・梱包材・現地制作:数量 270(取引する現地工場(拠点・推定))× 価格 0.47(1 拠点あたりの年の売上(億円))→ 売上 126 億円・営業利益 11 億円。現地工場 270 拠点 × 1 拠点あたり売上(今の 1.34 倍)、営業利益率 8.5%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 96 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:マニュアル市場の縮小は会社自身が認めており、AI エージェントの翻訳と下書きがそれを速める。アジアの印刷が支える分を入れて、中ほどの筋書きに 35% を置いた。

やや悲観 20% AI が文書の値段まで崩す 利益 5 億円 · PER 6.5 倍 · 株価時価総額 1,859 円55 億円

文書の仕事は量が 45% 減り、残った仕事も「AI が作ったものの確認」に変わって単価が物価に追いつかない。日本と欧米の制作の拠点は人を減らしても固定費が重く、利益率は 3% にとどまる。

アジアでは日系メーカーが工場をさらに絞り、中国の拠点は現地の印刷会社との値下げ競争に入る。印刷と梱包の量は 2 割減り、利益率は 7% に下がる。最大の顧客であるエプソンの比率は既に 16% から 13% に落ちており、大口の顧客の工場の移転や統合が一つ起きるだけで数字が動く。

利益は今の 6 割ほどになり、配当も方針どおり減る。

  • 文書の制作・翻訳(日本・欧米):数量 385(制作の人員換算(人・推定))× 価格 0.14(1 人あたりの年の売上(億円))→ 売上 54 億円・営業利益 2 億円。人員換算 385 人 × 1 人あたり売上(今の 1.25 倍)、営業利益率 3%
  • アジアの印刷・梱包材・現地制作:数量 240(取引する現地工場(拠点・推定))× 価格 0.45(1 拠点あたりの年の売上(億円))→ 売上 109 億円・営業利益 8 億円。現地工場 240 拠点 × 1 拠点あたり売上(今の 1.30 倍)、営業利益率 7%

倍率:ROE 3.6% が k 8.5% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値しか生まず、PER の上限は 1÷k=11.1 倍。やや悲観は文書の仕事の縮みが速く、上限の 5.9 割の 6.5 倍に置いた。

確率:AI エージェントの代替は量だけでなく値段にも効く。顧客が自前の AI で済ませる範囲が広がれば単価も物価に負けるので 2 割を置いた。

悲観 15% 文書の仕事が消え、印刷も細る 利益 2 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 506 円15 億円

取説は製品の画面と AI の案内に置き換わり、紙の取説と修理マニュアルの制作は量が 6 割減る。残る仕事も大手の翻訳会社や AI の会社に値段で負け、文書の部門は利益がほぼ出なくなる。

アジアの印刷も紙の取説の消滅で量が 4 割減り、梱包材の調達だけが残る。中国と東南アジアの拠点の統廃合に費用がかかり、利益率は 4% に落ちる。全社の売上は今の 6 割、営業利益は 3 億円ほどになる。

配当は細り、手元の現金は拠点の整理と借入の返済に回る。価値は純現金と、残った印刷の小さな稼ぎだけになり、純現金とほぼ同じ額まで落ちる。

  • 文書の制作・翻訳(日本・欧米):数量 280(制作の人員換算(人・推定))× 価格 0.13(1 人あたりの年の売上(億円))→ 売上 36 億円・営業利益 0 億円。人員換算 280 人 × 1 人あたり売上(今の 1.15 倍)、営業利益率 0%
  • アジアの印刷・梱包材・現地制作:数量 180(取引する現地工場(拠点・推定))× 価格 0.42(1 拠点あたりの年の売上(億円))→ 売上 75 億円・営業利益 3 億円。現地工場 180 拠点 × 1 拠点あたり売上(今の 1.20 倍)、営業利益率 4%

倍率:ROE 1.1% が k 8.5% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値しか生まず、PER の上限は 1÷k=11.1 倍。悲観は稼ぐ力がほぼ消え、値は床の資産(純現金約 15 億円)で付くとみて、時価総額を床に合わせた(PER は結果として上限の 9.0 割の 10.0 倍)。

確率:人の手間で売る型は AI エージェントで最も削られる。文書の売上が 10 年で半分以下になる道は十分にありうるので、やや悲観と合わせて 35% にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

文書の制作・翻訳(日本・欧米)

取説・修理マニュアルの執筆・作図・組版・多言語の翻訳。人の時間で売る仕事。

数量制作の人員換算(人・推定)価格1 人あたりの年の売上(億円)売上営業利益
今 2026/06 700 0.11 78 4
10 年後 中立 455 0.15 68 3

取り方:日本(外部売上 54.2 億・利益 0.86 億)と欧米(24.1 億・2.99 億)の地域セグメントの合計を文書の仕事とみた(有報 2026/06)。人員は開示が無く、制作会社の 1 人あたり売上 1,100 万円前後から約 700 人と推定。AI エージェント代替の人月の型(PROMPT_AI_RISK)として、中立の人員は 10 年 0.65 倍、単価は物価の 1.34 倍まで。

アジアの印刷・梱包材・現地制作

中国・東南アジア・南アジアの日系メーカーの工場の近くで、取説を刷り、箱や緩衝材を調達して納める。

数量取引する現地工場(拠点・推定)価格1 拠点あたりの年の売上(億円)売上営業利益
今 2026/06 300 0.35 105 10
10 年後 中立 270 0.47 126 11

取り方:中国(44.7 億・3.85 億)と東南/南アジア(59.8 億・5.72 億)の合計(有報 2026/06)。取引する工場の数は開示が無く、10 か国の拠点の規模から約 300 拠点・1 拠点年 3,500 万円と推定。数量は日系の工場の数と紙の取説の量で決まり、中立は 10 年 0.9 倍(紙の減少)、単価は物価の 1.34 倍。

リスクと懸念

AI エージェント代替

文書の制作と翻訳は人の時間で売る仕事で、AI の翻訳と下書きに最も置き換わりやすい。顧客が自社の AI で取説を作るようになれば、外に出る仕事は確認だけになり、量と単価が同時に下がる。

紙の取説の消滅

製品の操作は画面とアプリの案内に移り、紙の取説は薄く少なくなっている。アジアの印刷の稼ぎも紙の量に結びつくので、文書と印刷の両方が同じ流れで細る。

大口の顧客への依存

最大の顧客エプソンが売上の 13% を占める。プリンターの市場が縮む中で、顧客の工場の統合や内製化が一つ起きるだけで、アジアの拠点の稼ぎは大きく揺れる。

中国と東南アジアの拠点のリスク

売上の 6 割近くが中国と東南・南アジアにある。日系メーカーの工場の移転についていけないと、拠点ごと仕事を失う。現地の印刷会社との値下げ競争も起きやすい。

小さな買収の積み重ね

周辺の制作会社を毎年のように買ってきた。規模は小さいが、AI に削られる同じ型の仕事を買い足している面がある。のれんの減損が利益を削る可能性がある。

今後の分かれ目

AI のサービス(ManuAI bot など)の売上が開示され、年に数億円規模に育ったら
文書の仕事を AI の側から取りにいけている証拠になる。楽観側の確率を上げてよい。
日本のセグメントの利益率が 2〜3 年続けて 2% を割ったら
文書の単価の崩れが定着したと見て、やや悲観に重みを移す。
エプソンなど大口の顧客の比率がさらに 10% を割ったら
アジアの印刷の拠点の稼ぎが細る兆しとして、悲観側を厚くする。
インドやベトナムの新しい工場の取引が大きく増えたら
印刷と梱包の量の縮みが小さく済む。中立の数量を上げてよい。
大手の印刷会社やファンドが買収を提案したら
拠点の網の値打ちが値段に出る。本質価値の見方は変えずに、提案の値段と比べる。

見ておくもの

  • 地域セグメント(日本・中国・東南アジア・欧米)の利益率
  • 最大の顧客の比率
  • AI のサービスの売上の開示
  • 中計(2027/06 期 売上 200 億円・営業利益 14 億円)の達成
  • 配当性向と自社株買い

倍率と資本コストの決め方

倍率は今や過去の株価から置いていない。k 8.5%(基本 7.5% に、値決め力 +0.5%・寿命 +1.0%)で、10 年の事業の ROE が k を下回るので PER の上限は 1÷k の 11.1 倍とし、その 8〜9.5 割に置いた。文書の仕事は AI エージェント代替の人月の型として量を中立 0.65 倍に縮め、k の寿命は表の下限 +1.0%、確率は悲観側 35% で、g は使っていない(ROE が k 以下)。今の株価が安く見えることは筋書きに使っていない。新リース会計の形の変化は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.56→12.22 倍・やや楽観 PER 10→11.84 倍・中立 PER 8.89→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. クレステック 2026年6月期 決算短信
  2. クレステック 有価証券報告書(EDINET DB)
  3. クレステック 中期経営計画 CR Challenge 27(EDINET DB)

分析日 2026-10-20