株譜
AI 銘柄分析 · その他製品 · 試作

日本アイ・エス・ケイ 7986

金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,984 円46 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,010 円31 億円差 +48.4%
10 年後から見ると 割安 価値 2,984 円46 億円 · 差 +48.4% · 期待の年率 +11.2%
期待の年率リターン(10 年)+11.2%資本コスト比 +3.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本アイ・エス・ケイは、KING ブランドの耐火金庫、歯科医院の診療台、コインロッカーという地味な 3 つの製品を作る茨城の会社だ。筆者の結論は「割安」で、一番の理由は、無借金で毎年 4 億円台の純利益を稼ぐのに、今の時価総額が手元の現金の 2 倍ほどしかないことにある。

3 つの事業はどれも国内の成熟した市場で、大きくは伸びない。それでも、それぞれが 1 割前後の利益率を保ち、2026 年の中間期は値上げが効いて営業利益が 26% 伸びた。物価が年 3% 上がる世界では、値上げを通せる会社の利益は名目で増える。

弱みは資本の使い方だ。現金は 10 年で 3 億円から 14 億円に増えたが、配当性向は 1 割にとどまる。創業家が 4 割弱を持ち、余った現金が株主に戻る保証は無い。筆者はこの点を価値から差し引いたうえで、なお今の値段は低いと見る。

見立ての分かれ目は、創業家が現金をどう使うかだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、日本アイ・エス・ケイは「地味だが崩れにくい事業を、安く買える会社」だ。

金庫も歯科の診療台もロッカーも、10 年後に無くなる製品ではない。どれも鋼を加工する技術と販売の網が要り、新しい会社が一気に入ってくる市場ではない。値上げを通せることは、2026 年の中間期の利益率がはっきり示した。

オーナーとして気になるのは、稼いだ現金の行き先だ。純利益の 4 分の 3 が会社に残り、その多くは預金のまま眠る。創業家が支配する会社で、少数株主にはこの現金の使い方を決める力が無い。筆者は現金の価値を半分に割り引いて考える。

それでも、払う値段には安全域がある。事業が今の利益を保つだけで、10 年後の価値は今の時価総額の 2 倍に届く。悲観の筋でも、手元の現金と土地が損失の底を支える。

何で稼ぐ会社か

売上 61 億円は、ほぼ 3 等分された 3 つの製品から来る。どれも鋼を曲げて組み立てる技術を根に持つ。

1 つ目は鋼製品、つまり耐火金庫だ。売上 17 億円で、利益率は 16% と 3 つの中で一番高い。家庭用の小型から業務用の大型まで揃え、最近は指紋・静脈・虹彩・顔で開く生体認証の機種に力を入れる。操作の履歴が残るキーボックスも伸びている。

2 つ目はデンタル、つまり歯科医院の診療台(歯科用ユニット)だ。売上 21 億円、利益率 13.5%。患者が座る椅子と、医師が使う器具を一体にした機械で、10〜15 年ごとに買い替えられる。部品の一部は子会社のビアンエアージャパンから仕入れる。

3 つ目は書庫ロッカーで、駅のコインロッカー、宅配ロッカー、事務所の書庫を札幌と川島の工場で作る。売上 20 億円だが、利益率は 8% と低い。ほかに自社の土地と建物の賃貸が 1.8 億円の売上で 1.5 億円を稼ぎ、工具の販売が少しある。本社の費用は年 3 億円ほどかかる。

どの事業も、売上の中心は国内の法人や医院だ。

優良さと弱いところ

優良さは「小さな市場で居場所を守る会社」と見る。3 つの事業のどれも、業界の盟主ではない。だが、それぞれの市場で長く名前が通り、値上げを通せるだけの居場所を持つ。

耐火金庫は、火事の熱から中身を守る試験に通る設計と、全国の販売店の網が要る。新しく入るのは難しく、市場は少数の会社で分け合う。歯科のユニットは、モリタやヨシダ、タカラベルモントといった大手が強い。この会社は中価格帯で地方の開業医に選ばれる立場だ。

資本の効率は平凡だ。ROE は 9% 前後で、現金と年金の積立超過を抱える分、低く出る。事業だけで見れば ROE は 1 割を超える。

弱いのは経営の資本の使い方だ。配当は何年も据え置かれ、配当性向は 1 割しかない。自社株買いは毎年少しずつ行うが、それは創業家の持株比率を押し上げる方向にも働く。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

3 つの市場は、どれも国内の人口と書類の量に結びついた成熟市場だ。大きく伸びることはないが、急に消えることもない。

耐火金庫は、紙の書類の電子化が最大の逆風だ。会社の契約書や台帳は電子に移り、業務用の大型金庫の需要は細る。一方で、家庭の防犯と災害への備えは高齢の世帯で厚い。現金や貴金属、記録媒体を守る小型の金庫は底堅い。生体認証のように、単価を上げる工夫が利益を左右する。

歯科は、全国に 6 万 7 千ほどある歯科医院がゆっくり減る。院長の高齢化で閉院が増える一方、残る医院は設備を新しくする。ユニットの台数は細るが、買い替えのたびに機能が増え、1 台の値段は上がる。

ロッカーは用途が入れ替わる途中だ。駅のコインロッカーは訪日客の荷物で使われるが、キャッシュレスと荷物の預かりサービスで数は減る。代わりに、ネット通販の荷物を受け取る宅配ロッカーがマンションや職場に広がる。この分野には電機の大手も入り、価格の競争は厳しい。

筆者は、3 つの事業の台数は 10 年で 5〜10% 減り、単価は物価並みに上がると見る。

資本政策と M&A

還元は薄い。配当は何年も据え置かれ、2025 年の配当総額は 0.46 億円、配当性向は 11% だった。自社株買いは年 0.6 億円ほどで、合わせても純利益の 4 分の 1 しか株主に戻していない。

残りは現金として溜まる。現金は 2014 年の 3 億円から 2025 年末の 14 億円に増え、借入は無い。投資有価証券 2.7 億円と、年金の積立超過 14 億円も別に持つ。

大株主は創業家の資産管理会社の廣澤興産(23%)と廣澤清氏(14%)だ。自社株買いで株数が減るたびに、創業家の比率は上がる。TOB や MBO の発表は無いが、時価総額が 30 億円と小さく、現金の比率が高い会社は、創業家による非公開化の候補になりやすい。そうなれば、株主は今の値段に上乗せを受け取る。逆に何も起きなければ、現金は会社の中に残り続ける。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

今の値段は、事業の稼ぐ力をほとんど見ていない。時価総額 30 億円のうち、14 億円は預金だ。残りの 16 億円で、年 4 億円を超える純利益を生む事業が買える。事業だけで見れば、利益の 4 年分ほどの値段だ。

利益の質も上がっている。2026 年の中間期は売上が横ばいのまま営業利益が 26% 伸びた。生体認証の金庫や履歴の残るキーボックスなど、値段の高い機種の比率が上がり、値上げが通っている。物価が年 3% 上がる世界では、値上げを通せる会社の利益は名目で伸びる。

歯科のユニットは 10〜15 年ごとに必ず買い替えられる。歯科医院の数は減っても、残る医院は設備を新しくする。ロッカーは宅配ロッカーという新しい用途を得た。

時価総額が小さく現金の厚い会社は、創業家による非公開化の候補になりやすい。そうなれば株主は上乗せを受け取る。何も起きなくても、積み上がる現金と年金の積立超過が、価値の下支えになる。

慎重な見方

現金が株主のものだと考えるのは早い。創業家が 4 割弱を持ち、配当性向は 1 割しかない。現金は 10 年で 4 倍に増えたが、配当は据え置かれたままだ。少数株主にとって、使われない現金の価値は帳簿よりずっと低い。

3 つの事業は、どれも国内の縮む市場にいる。耐火金庫は書類の電子化で業務用が細る。歯科はモリタ・ヨシダ・タカラベルモントといった大手が強く、中価格帯には安い輸入品も入る。ロッカーは駅のコインロッカーがキャッシュレスで減り、宅配ロッカーには電機の大手がいる。

利益率の改善も一時的かもしれない。2018 年と 2022 年には、鋼材の値上がりに値上げが追いつかず、営業利益が半分以下に落ちた。工場は複数に分かれ、固定費は重い。

本社の費用も物価で増える。台数が細る中で、全社の利益を物価以上に伸ばすのは難しい。時価総額が小さく株の売買も少ないので、割安が埋まらないまま年月が過ぎることもある。

どちらに重みを置いたか

筆者は強気の見方がやや勝ると見る。事業が縮むという指摘は正しいが、値上げを通す力は 2026 年の数字で確かめられた。現金が戻らないという指摘も正しい。だから現金は半分に割り引き、確率も中立を中心に置いた。それでも事業の稼ぐ力だけで今の値段を上回るので、確率はやや楽観の側に少し寄せた。

現金の使い道が変わるかが、見直しの鍵になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 4,994 円77 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 805 円12 億円)。 今の値に割り戻すと 2,984 円46 億円、今との差 +48.4%、 期待の年率 +11.2%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 9,579 円147 億円 1,304 円20 億円 +441.4% +18.4% 1,088 円17 億円
やや楽観 22% 7,179 円110 億円 978 円15 億円 +305.8% +15.0% 1,795 円28 億円
中立 38% 5,282 円81 億円 848 円13 億円 +204.9% +11.8% 2,329 円36 億円
やや悲観 20% 1,871 円29 億円 587 円9 億円 +22.3% +2.0% 492 円8 億円
悲観 10% 754 円12 億円 196 円3 億円 −52.7% −7.2% 95 円1 億円
加重平均100% 4,994 円77 億円805 円12 億円 +188.5% +11.2% 5,799 円89 億円

今の株価時価総額 2,010 円31 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 生体認証の金庫と歯科で単価を上げる 利益 9 億円 · PER 16.0 倍 · 株価時価総額 9,579 円147 億円

虹彩や顔で開く耐火金庫が、家庭と小さな事業所に広がる。空き巣と災害への備えは高齢の世帯ほど厚く、金庫は「1 台を長く使う」買い物から「認証の付いた物に買い替える」買い物に変わる。台数は 1 割近く増え、単価は物価を上回る。

歯科では、ユニットの買い替えの波を確実に取る。大手の高価な機種と、安い輸入品の間の値段で、地方の開業医に選ばれ続ける。ロッカーは駅のコインロッカーから、マンションと職場の宅配ロッカーへと用途が移り、台数はむしろ増える。

全社の営業利益は 10 億円を超え、創業家は配当を厚くする。現金は積み上がるが、その一部は株主に戻り始める。地味な 3 つの事業が、そろって値上げを通せる会社になった姿だ。

  • 鋼製品(耐火金庫):数量 18,600(耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 26 億円・営業利益 5 億円。台数 1.08 倍 × 単価 1.42 倍、利益率 17.5%
  • デンタル(歯科用ユニット):数量 950(歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.04(1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む))→ 売上 33 億円・営業利益 5 億円。台数 1.15 倍 × 単価 1.40 倍、利益率 15%
  • 書庫ロッカー:数量 5,300(ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 29 億円・営業利益 3 億円。台数 1.08 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 10%
  • 不動産賃貸:数量 8,000(賃貸面積(㎡・推定))× 価格 0.00(1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 2 億円。面積 1.0 倍 × 賃料 1.25 倍
  • その他(工具の販売):数量 15,000(取扱い点数(点/年・推定))× 価格 0.00(1 点あたりの売上(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。点数 1.1 倍 × 1.36 倍

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)10 億円。全体の PER 15.95 倍、時価総額 147 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:家庭の防犯意識の高まりと、生体認証の金庫の値付けが受け入れられる筋だ。台数がわずかに増え、単価が物価を上回る、と置けるだけの条件が重なる確率は 1 割にとどまる。

やや楽観 22% 3 つの事業が物価に合わせて値上げを通す 利益 7 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 7,179 円110 億円

金庫も歯科もロッカーも、台数は今とほぼ同じで推移する。その代わり、毎年の値上げが物価に届く。2026 年の中間期に見えた利益率の改善が、一時の追い風でなかったと分かる筋だ。

金庫は生体認証の機種が売上の柱になり、利益率は 16% 台を保つ。歯科は買い替えの需要を取り、ユニット 1 台の値段は大手の値上げに沿って上がる。ロッカーは札幌と川島の工場の効率化が効き、利益率は 9% に戻る。

営業利益は 9 億円に届く。配当性向は今の 1 割から少しずつ上がるが、現金はなお溜まる。事業は堅く、株主の取り分も増えるが、余った現金の使い道は創業家の判断に残る 10 年だ。

  • 鋼製品(耐火金庫):数量 17,220(耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 24 億円・営業利益 4 億円。台数 1.0 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 16.5%
  • デンタル(歯科用ユニット):数量 870(歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.03(1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む))→ 売上 30 億円・営業利益 4 億円。台数 1.05 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 14%
  • 書庫ロッカー:数量 4,900(ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。台数 1.0 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 9%
  • 不動産賃貸:数量 8,000(賃貸面積(㎡・推定))× 価格 0.00(1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 2 億円。面積 1.0 倍 × 賃料 1.2 倍
  • その他(工具の販売):数量 14,300(取扱い点数(点/年・推定))× 価格 0.00(1 点あたりの売上(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。点数 1.05 倍 × 1.34 倍

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)10 億円。全体の PER 14.61 倍、時価総額 110 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2026 年は中間期で営業利益が 26% 伸び、値上げが通り始めている。台数は今のまま、単価が物価並みに上がる筋に 2 割強を置いた。

中立 38% 台数は細るが、値上げで利益を保つ 利益 5 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 5,282 円81 億円

耐火金庫の台数は、書類の電子化で 10 年に 5% ほど減る。紙の契約書や通帳を守る需要は細るが、現金や貴金属、データを入れた記録媒体を守る家庭の需要が下支えする。単価は物価並みに上がり、利益率は 15% 台を保つ。

歯科は、全国 6 万 7 千ほどの歯科医院の数がゆっくり減る中で、買い替えの需要を取る。台数は少し減るが、1 台の値段は物価に沿って上がる。ロッカーは駅のコインロッカーが減り、宅配ロッカーがそれを半ば埋める。

全社の営業利益は 6.8 億円ほどと、今より少し増えるだけだ。本社の費用も物価で増えるからだ。純利益は 5.5 億円前後で、現金は溜まり続ける。株主への還元は今の水準から大きくは変わらない。

  • 鋼製品(耐火金庫):数量 16,360(耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 22 億円・営業利益 3 億円。台数 0.95 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 15.5%
  • デンタル(歯科用ユニット):数量 800(歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.03(1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む))→ 売上 27 億円・営業利益 3 億円。台数 0.97 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 13%
  • 書庫ロッカー:数量 4,510(ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.01(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 2 億円。台数 0.92 倍 × 単価 1.30 倍、利益率 8%
  • 不動産賃貸:数量 8,000(賃貸面積(㎡・推定))× 価格 0.00(1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 2 億円。面積 1.0 倍 × 賃料 1.15 倍(契約の改定は物価に遅れる)
  • その他(工具の販売):数量 13,600(取扱い点数(点/年・推定))× 価格 0.00(1 点あたりの売上(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。点数 1.0 倍 × 1.30 倍

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)10 億円。全体の PER 13.33 倍、時価総額 81 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の成熟した需要で台数は少しずつ細り、単価は物価並みに上がる、という今の延長を中心に 4 割弱を置いた。

やや悲観 20% 値上げが追いつかず、利益が半分になる 利益 2 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 1,871 円29 億円

鋼材と人件費が上がり続け、値上げは物価に届かない。金庫の台数は書類の電子化で 2 割近く減り、安い輸入品が家庭用を取る。利益率は 12% に下がる。

歯科は、大手が中価格帯の機種を出し、地方の開業医の取り合いで値引きが増える。台数は 15% 減り、利益率は 10% に下がる。ロッカーは駅のコインロッカーの撤去が進み、宅配ロッカーは大手の電機メーカーに押される。利益率は 5% まで落ちる。

全社の営業利益は 3 億円を割る。2018 年や 2022 年に一度だけ起きた利益の落ち込みが、毎年のことになる筋だ。会社は黒字を保ち現金も残るが、株主に戻る分は細る。

  • 鋼製品(耐火金庫):数量 14,120(耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 17 億円・営業利益 2 億円。台数 0.82 倍 × 単価 1.22 倍、利益率 12%
  • デンタル(歯科用ユニット):数量 700(歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.03(1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む))→ 売上 21 億円・営業利益 2 億円。台数 0.85 倍 × 単価 1.22 倍、利益率 10%
  • 書庫ロッカー:数量 3,920(ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 19 億円・営業利益 1 億円。台数 0.80 倍 × 単価 1.20 倍、利益率 5%
  • 不動産賃貸:数量 7,600(賃貸面積(㎡・推定))× 価格 0.00(1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。面積 0.95 倍 × 賃料 1.10 倍
  • その他(工具の販売):数量 12,200(取扱い点数(点/年・推定))× 価格 0.00(1 点あたりの売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。点数 0.9 倍 × 1.2 倍

倍率:事業の ROE 3.6% が k 7.5% 以下なので、ためた利益は額面の 1 倍未満の価値。PER の上限は 1÷k=12.5 倍。上限の 8 割の 9.38 倍に置いた。余った現金 7.5 億円は戻り方 0.50 を掛けて足した。ROE が k の半分以下に落ち、ためた利益の目減りが大きいので 7.5 割に下げた。

確率:鋼材と人件費の上昇に値上げが追いつかない年は、2018 年と 2022 年に実際にあった。それが 10 年続く筋に 2 割を置いた。

悲観 10% 3 つの事業がそろって細り、赤字に落ちる 利益 −1 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 754 円12 億円

紙の書類と現金がほぼ消え、耐火金庫の需要は 4 割減る。歯科は、大手と輸入品に挟まれて中価格帯の居場所を失う。ロッカーは駅のコインロッカーの撤去が進み、宅配ロッカーの入札でも負ける。

3 つの工場の固定費が重くのしかかり、全社は営業赤字に落ちる。リーマン後の 2008 年と 2009 年に起きた赤字が、今度は景気でなく構造から来る。会社は工場の集約と人員の削減に追われ、配当も細る。

現金と土地は残るが、創業家が持つ会社では、それが少数株主に戻る保証は無い。株主の価値は、手元の現金と売れる資産の一部にとどまる。

  • 鋼製品(耐火金庫):数量 10,330(耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。台数 0.60 倍 × 単価 1.10 倍、利益率 6%
  • デンタル(歯科用ユニット):数量 540(歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.03(1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む))→ 売上 15 億円・営業利益 1 億円。台数 0.65 倍 × 単価 1.10 倍、利益率 4%
  • 書庫ロッカー:数量 2,940(ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定))× 価格 0.00(1 台あたりの売上(億円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。台数 0.60 倍 × 単価 1.10 倍、利益率 1%
  • 不動産賃貸:数量 7,200(賃貸面積(㎡・推定))× 価格 0.00(1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。面積 0.9 倍 × 賃料 1.05 倍
  • その他(工具の販売):数量 10,900(取扱い点数(点/年・推定))× 価格 0.00(1 点あたりの売上(億円・名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。点数 0.8 倍 × 1.1 倍

倍率:営業赤字で PER は使えない。今の自己資本 46.3 億円に PBR 0.25 倍を掛けた 11.6 億円とし、床の資産(現金・投資有価証券・賃貸の土地建物の税後 23 億円に戻り方 0.5)と合わせた。床は稼ぐ力でなく売れる資産から置いた。

確率:金庫・歯科・ロッカーが同時に構造的に負けるには、電子化・大手の攻勢・キャッシュレスが重なる必要がある。過去 20 年で赤字は 3 期あり、1 割を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

鋼製品(耐火金庫)

KING ブランドの業務用・家庭用の耐火金庫と、生体認証のキーボックス・手提げ金庫。

数量耐火金庫などの出荷台数(台/年・推定)価格1 台あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 17,220 0.00 17 3
10 年後 中立 16,360 0.00 22 3

取り方:台数は開示が無いので、平均単価を 10 万円前後(家庭用の数万円から業務用の数十万円まで)と見て売上 17.22 億円から逆算した推定。営業利益は開示のセグメント利益。

デンタル(歯科用ユニット)

歯科医院の診療台(歯科用ユニット)と周辺機器の製造・販売。

数量歯科用ユニットなどの出荷台数(台/年・推定)価格1 台あたりの売上(億円・名目、周辺機器を含む)売上営業利益
今 2025/12 826 0.03 21 3
10 年後 中立 800 0.03 27 3

取り方:台数は開示が無いので、ユニット 1 台を周辺機器込み 250 万円前後と見て売上 20.65 億円から逆算した推定。営業利益は開示のセグメント利益。

書庫ロッカー

コインロッカー・宅配ロッカー・書庫など金属製の収納庫。札幌と川島の工場で作る。

数量ロッカー・書庫の出荷台数(台/年・推定)価格1 台あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 4,903 0.00 20 2
10 年後 中立 4,510 0.01 23 2

取り方:台数は開示が無いので、1 台(1 連)を 40 万円前後と見て売上 19.61 億円から逆算した推定。営業利益は開示のセグメント利益。

不動産賃貸

自社の土地・建物の賃貸。

数量賃貸面積(㎡・推定)価格1 ㎡あたりの年の賃料(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 8,000 0.00 2 2
10 年後 中立 8,000 0.00 2 2

取り方:面積は開示が無いので、年の賃料を 1 ㎡ 2.2 万円前後と見て賃貸収入 1.78 億円から逆算した推定。

その他(工具の販売)

工具などの仕入れ販売。

数量取扱い点数(点/年・推定)価格1 点あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 13,600 0.00 1 0
10 年後 中立 13,600 0.00 2 0

取り方:点数は開示が無いので、1 点 1 万円と見て売上から逆算した推定。

リスクと懸念

書類の電子化で業務用の金庫が細る

会社の契約書や台帳が電子に移り、業務用の大型の耐火金庫の需要は減り続ける。家庭用の小型と生体認証の機種で埋められなければ、利益率が一番高い事業の台数が落ちる。

歯科で大手と輸入品に挟まれる

歯科のユニットはモリタ・ヨシダ・タカラベルモントが強い。大手が中価格帯の機種を出すか、安い輸入品が広がれば、地方の開業医という居場所が削られ、値引きが増える。

鋼材と人件費の上昇

2018 年と 2022 年には、鋼材の値上がりに値上げが追いつかず、営業利益が半分以下に落ちた。工場の固定費が重く、売上が少し落ちるだけで利益は大きく減る。

現金が株主に戻らない

創業家が 4 割弱を持ち、配当性向は 1 割しかない。現金は預金のまま溜まり、少数株主には使い道を決める力が無い。割安が埋まらないまま年月が過ぎうる。

コインロッカーの減少

駅のコインロッカーはキャッシュレスと荷物の預かりサービスで数が減る。宅配ロッカーで埋めるには電機の大手との入札に勝つ必要があり、ロッカーの利益率は 8% と薄い。

今後の分かれ目

2026 年の通期で営業利益が 6.3 億円の予想を超え、利益率 1 割を保ったら
値上げの力が本物とみて、やや楽観に重みを移す。
配当を大きく増やすか、自社株買いの枠を広げたら
現金が株主に戻り始めたとみて、余った現金の割引を小さくする。
創業家や事業会社が TOB・MBO を発表したら
買付けの値段が本質価値を下回るかを確かめる。下回るなら少数株主の取り分は削られる。
鋼材が再び急に値上がりし、営業利益が 3 億円を割ったら
値上げが追いつかない筋とみて、やや悲観の確率を上げる。
歯科のセグメントの売上が 2 年続けて減ったら
大手と輸入品に居場所を削られているとみて、歯科の台数の見通しを下げる。

見ておくもの

  • セグメントごとの営業利益率(特に金庫と歯科)
  • 配当と自社株買いの額、創業家の持株比率
  • 現金預金の残高
  • 鋼材の値段と値上げの時期
  • 宅配ロッカーの受注

倍率と資本コストの決め方

倍率は k 7.5% と各筋書きの事業の ROE から式で出した。中立の事業の ROE は k を下回るので PER は 1÷k の 12.5 倍が上限で、その 9 割に置いた。今の PER 7 倍前後や PBR 0.6 倍は使っていない。余った現金 10 億円は、創業家の支配で戻りにくいとみて戻り方 0.5 を掛けた。純利益÷営業利益は過去の中央値 0.80 に近い 0.78 に、現金の利息を足した。年金の積立超過 14 億円は価値に足していない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.54→15.95 倍・やや楽観 PER 11.83→14.61 倍・中立 PER 11.25→13.33 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 2025年12月期 決算短信(日本アイ・エス・ケイ)
  2. 2026年12月期 中間期 決算短信
  3. 大株主(finboard)

分析日 2026-10-20