株譜
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遠藤製作所 7841

時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,144 円102 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,062 円95 億円差 +7.7%
10 年後から見ると 適正 価値 1,144 円102 億円 · 差 +7.7% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 −0.3 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

遠藤製作所は、新潟の燕三条で鍛造と金属加工を営む会社だ。ゴルフクラブのヘッド、人工関節や航空機の部品、複合機のメタルスリーブ、自動車や建設機械の鍛造品を作る。売上は 182 億円、営業利益は 10 億円。

筆者の結論は、今の値段はほぼ妥当ということだ。時価総額は 95 億円で、純現金が 83 億円ある。事業はほぼ只で付いてくる計算だが、それが割安を意味するわけではない。

理由は二つある。一つは、稼ぐ力が資本コストに届かないこと。ROE は 3% 前後で、2024〜2026 年度の目標(5% 以上)にも届かない。もう一つは、現金の使い道を決めるのが創業家系の財団を含む経営側で、少数株主には決められないことだ。

成長の芽はある。発電用のガスタービンや建設機械向けの大型鍛造、医療・航空機の部品だ。一方で、ゴルフは中国勢に押され、OA 機器と内燃機関の自動車部品は縮む。10 年の中立は、利益が今の 2 倍弱まで伸びる姿だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は資産の上に事業が乗ったような株だ。時価総額 95 億円に対して純現金が 83 億円、純資産が 233 億円。事業そのものは、時価総額の 1 割ほどで買える計算になる。

だが、安全域はそれほど厚くない。理由は三つある。事業の稼ぐ力が低く、ROE が資本コストに届かないこと。創業家系の財団が筆頭株主で、現金の使い道を少数株主が決められないこと。主力のゴルフ、OA 機器、自動車が縮み、成長分野は小さいこと。

経営は安全を優先し、現金をためた。そこは評価できる。ただ、資本をもっと生かせていない。日亜鍛工の買収のように、成長分野に小さく投じるのは筋が良いが、規模が足りない。

筆者は、純現金を 75% の値で数えても、事業の価値を足せば今の値段にほぼ並ぶと見る。上振れは、成長分野と現金の使い方の改善で得られる。下値は純現金で堅く、悪い筋書きでも時価総額の 6 割台は残る。

何で稼ぐ会社か

事業は大きく二つに分かれる。ファインプロセス事業(売上 86 億円)は、ゴルフクラブのヘッド、人工関節などの医療機器部品、航空機部品を作る。顧客は住友ゴム工業が売上の 11% を占める。精度と品質が要る分、利益率は 11% 台と高い。

メタル事業(売上 97 億円)は三つの顔を持つ。複合機の定着部に使うステンレスの薄い筒(メタルスリーブ)、自動車などの鍛造部品、建設機械や発電用タービンブレードの精密な鍛造品だ。IHI が売上の 10% を占める。2025 年 2 月には、群馬の鍛造会社である日亜鍛工を買収し、大型鍛造品に広げた。

タイに 3 つの子会社があり、メタルスリーブと鍛造品を作る。国内の従業員は提出会社で 121 人、連結で 1,290 人。

利益はセグメントの合計が 17 億円だが、本社費などの全社費用が約 7 億円あり、連結の営業利益は 10 億円になる。設備投資は年 19 億円ほどで、医療や航空機の設備と新しい事務所の建設が中心だ。2026 年 12 月期の上期は、売上が 9.5% 増えたが、営業利益は 16% 減った。

優良さと弱いところ

優良さは、顧客に入り込んだ精密加工にある。人工関節や航空機の部品は、認定を受けるまでに年単位かかり、いったん採用されれば替わりにくい。ここは利益率が高い。発電用のタービンブレードも同じだ。

ただし、売上の中心になる部分は堀が薄い。ゴルフクラブのヘッドは、中国製品が価格と品質で追い上げている。メタルスリーブは複合機の台数減で縮む。自動車の鍛造部品は、電動化で一部が要らなくなる。2025 年 12 月期の営業利益率は 5.6% で、2021 年の 14.6% から大きく下がった。

資本の使い方は消極的だ。自己資本比率は 83% と極めて厚く、ROE は 2.6% にとどまる。配当は年 1 回、安定配当を基本とする。ためた現金で日亜鍛工を買ったのは前向きだが、規模は小さい。

大株主は創業家系の遠藤栄松ファンデーション(約 22%)で、経営の方針に大きな影響力を持つ。少数株主の立場では、この点を割り引いて見る必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

事業ごとに環境が違う。ゴルフクラブヘッドは、競技人口の減少が以前より緩やかになる一方、中国製品が広がり、価格と品質の競争が激しい。製品の寿命が短くなり、多品種・少量の生産が増えている。値上げは通りにくい。

OA 機器向けのメタルスリーブは、複合機の台数が減るため、構造的に縮む。トナーやインクと同じ、オフィスの印刷が減る流れの中にある。

自動車の鍛造部品は、電動化の影響を受ける。有価証券報告書は「電気自動車への切り替え需要は一定数あるものの、内燃機関の車と二輪の需要は底堅い」とする。ただ 10 年で見れば、エンジンや変速機の部品は減り、完成車メーカーの値下げ要請も重くなる。

成長分野は、発電と建設機械、医療、航空機だ。世界のデータセンター向けの電力需要を背景に、ガスタービンの需要が強い。人工関節は高齢化で伸びる。この分野では、国内の鍛造専業の中堅や海外の精密鍛造メーカーが競合する。会社の規模では取れる受注に限りがある。日本の製造業の人手不足も、国内の鍛造工場の人件費を押し上げる。人件費の上昇を価格に転嫁できるかが、利益率を左右する。

資本政策と M&A

資本政策は、中期経営計画(2024〜2026 年度)の「資本効率の向上」を掲げる。目標は ROE 5% 以上だが、2025 年 12 月期の実績は 2.6%。配当性向は 6 割ほどで、総額は 3.6 億円。年に一度、期末にだけ払う。

現金は 83 億円あり、有利子負債はほぼない。大きな投資は日亜鍛工の買収(売上 20 億円)で、2025 年に全株を取得した。投資有価証券は上場 3 銘柄で 2 億円ほどと小さく、政策保有株の問題は薄い。

最大株主は遠藤栄松ファンデーション(約 22%)で、創業家系の財団とみられる。第四北越銀行も株主に並ぶ。TOB の話は出ていない。M&A は鍛造の分野を広げる小さな買収が中心で、現金の大きな使い道は示されていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

時価総額 95 億円に対して、純現金が 83 億円ある。事業は一割ほどの値段で買え、純資産の 4 割に満たない。成長分野は強い。発電用ガスタービンは世界のデータセンター向け電力で需要が続き、IHI 向けの大型鍛造が伸びる。人工関節や航空機の部品は精度の認定が要り、利益率は 17% 前後と高い。

日亜鍛工の買収で大型鍛造が加わり、2025 年は建設機械とタービン向けで売上が伸びた。2026 年 12 月期は上期の売上が 9.5% 増で、経常利益の通期予想は 9% 増だ。ゴルフは営業の底が固く、住友ゴムとの取引が続く。

資本の面でも、中期計画で ROE 5% を掲げ、配当は性向 6 割に届く。東証の資本効率の要請を受ければ、増配や自社株買いで現金を戻す余地がある。現金の 83 億円を戻すだけで、時価総額の 9 割に相当する。2026 年 12 月期の経常利益は 9% 増益の予想で、底は打ったと読める。ROE の目標を掲げた以上、会社はその達成に向けて動かざるをえない。

慎重な見方

安い理由は、稼ぐ力が弱いからだ。営業利益率は 2021 年の 14.6% から 5.6% まで下がった。2025 年 12 月期の営業利益は 33% 減。ROE は 3% 前後で、資本コストの 3 分の 1 にすぎない。ためた現金は、事業で生かせていない証拠でもある。

主力のゴルフクラブヘッドは中国製品に押され、価格が上がりにくい。メタルスリーブは複合機の台数減で縮み、自動車の鍛造部品は電動化で減る。縮む三つの事業が売上の 6 割を占め、成長分野は 4 割に満たない。

現金は、創業家系の財団が約 22% を持つ体制の下で、戻ってくる保証がない。配当は性向 6 割でも額は小さい。成長分野の受注は景気で大きく振れ、1 社の動向に左右される。買収で使われるかもしれず、日亜鍛工のように、規模の小さい投資で終わることも多い。2026 年 12 月期の中間は営業利益が 16% 減っており、足元の改善も遅い。ROE の目標 5% も、2026 年度の期限までに届くかは疑わしい。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は純現金の厚さと成長分野を根拠にするが、現金は戻り方を 0.75 で数える。慎重な見方の指摘(稼ぐ力が弱い、縮む事業が大きい、財団の影響)は実績で裏づけられる。確率は中立を 4 割弱に置き、悲観側をやや厚くした。悪い筋書きでも純現金が下値を支えるため、悲観は同領域の標準より薄くした。強気の条件は成長分野の拡大と現金の還元の二つで、どちらも会社の意思に左右される。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,761 円157 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 516 円46 億円)。 今の値に割り戻すと 1,144 円102 億円、今との差 +7.7%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 3,216 円287 億円 784 円70 億円 +276.6% +14.2% 400 円36 億円
やや楽観 17% 2,528 円226 億円 694 円62 億円 +203.4% +11.7% 548 円49 億円
中立 38% 2,054 円183 億円 616 円55 億円 +151.4% +9.7% 1,014 円91 億円
やや悲観 22% 672 円60 億円 336 円30 億円 −5.1% −0.5% 222 円20 億円
悲観 13% 627 円56 億円 90 円8 億円 −32.5% −3.9% 93 円8 億円
加重平均100% 1,761 円157 億円516 円46 億円 +114.4% +7.9% 2,277 円203 億円

今の株価時価総額 1,062 円95 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:医療・航空機と発電向けの鍛造が育ち、現金も活かされる 利益 21 億円 · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 3,216 円287 億円

発電用のガスタービンと建設機械の需要が 10 年続き、精密型打鍛造と大型鍛造の売上は 100 億円を超える。日亜鍛工の統合が進み、IHI 向けの受注が積み上がる。

人工関節や航空機の部品は高齢化と航空需要で 2.5 倍になる。ゴルフクラブヘッドは個数を保ち、値上げも通る。メタルスリーブは OA 機器の縮みで本数が 3 割減るが、全体への影響は小さい。

営業利益は 31 億円、利益率は 9%。純利益は 21 億円で、ROE は 7% 台まで上がる。厚い現金は、配当と自社株買いで株主に戻る。日亜鍛工の統合も進み、全社費用の負担は売上の伸びで薄まる。

  • ゴルフクラブヘッド:数量 152(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.60(1 個あたり単価(万円))→ 売上 92 億円・営業利益 9 億円。個数 1.1 倍
  • 医療・航空機の部品:数量 118(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.67(1 個あたり単価(万円))→ 売上 79 億円・営業利益 14 億円。医療・航空機が 2.5 倍
  • メタルスリーブ(OA 機器部品):数量 231(出荷本数(万本、推定))× 価格 0.13(1 本あたり単価(万円))→ 売上 30 億円・営業利益 3 億円。本数 7 割
  • 自動車などの鍛造部品:数量 1,254(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.03(1 個あたり単価(万円))→ 売上 41 億円・営業利益 2 億円。台数 95%
  • 精密型打鍛造・大型鍛造:数量 6,425(出荷量(トン、推定))× 価格 0.02(1 トンあたり単価(億円))→ 売上 103 億円・営業利益 11 億円。タービン向けが 2.5 倍

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 8.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)41 億円。全体の PER 12.16 倍、時価総額 287 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:発電用タービンと医療・航空機の需要が強く、日亜鍛工の統合も進む上振れ。小さな会社で、受注の変動は大きいため、同領域の標準よりやや薄くした。

やや楽観 17% やや楽観:鍛造と医療が伸び、OA と自動車の縮みを補う 利益 16 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,528 円226 億円

精密型打鍛造と医療・航空機の部品が 2 倍強に伸び、全社の売上を押し上げる。ゴルフは個数が微増で、値段は中国勢の追い上げで物価をやや下回る。

メタルスリーブは本数が 35% 減、自動車の鍛造部品は 1 割減る。営業利益は 23 億円、利益率は 7% 台後半。ROE は 5% 台後半。日亜鍛工の統合は計画どおり進み、IHI 向けの大型鍛造は倍近くに増える。減価償却は新しい設備の分だけ増え、既存設備の償却は物価で増えない。還元は配当性向 5 割を守り、現金は少しずつ増える。ゴルフは中国勢に押されつつも、品質で住友ゴムの取引を守る。

  • ゴルフクラブヘッド:数量 145(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.59(1 個あたり単価(万円))→ 売上 86 億円・営業利益 8 億円。個数 1.05 倍
  • 医療・航空機の部品:数量 98.7(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.67(1 個あたり単価(万円))→ 売上 66 億円・営業利益 12 億円。2.1 倍
  • メタルスリーブ(OA 機器部品):数量 215(出荷本数(万本、推定))× 価格 0.13(1 本あたり単価(万円))→ 売上 28 億円・営業利益 3 億円。本数 65%
  • 自動車などの鍛造部品:数量 1,188(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.03(1 個あたり単価(万円))→ 売上 38 億円・営業利益 2 億円。台数 9 割
  • 精密型打鍛造・大型鍛造:数量 5,397(出荷量(トン、推定))× 価格 0.02(1 トンあたり単価(億円))→ 売上 87 億円・営業利益 9 億円。2.1 倍

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)41 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 226 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:発電・建機・医療の伸びは業界の需要で説明できるが、受注の波は大きい。

中立 38% 中立:成長分野が OA・自動車の縮みを上回り、全体は物価を超えて伸びる 利益 13 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,054 円183 億円

成長を担うのは、発電用タービンや建設機械向けの鍛造、人工関節や航空機の部品だ。それぞれ 10 年で 1.8 倍になる。ゴルフクラブヘッドは個数が横ばいで、中国勢の追い上げで値段は物価の 8 割ほどしか上がらない。

縮むのは OA 機器向けのメタルスリーブ(本数が 6 割に)と、自動車の鍛造部品(電動化で台数が 85%)だ。完成車メーカーの値下げ要請もあり、価格は物価に届かない。

全社費用は物価で膨らみ、約 10 億円になる。営業利益は 18 億円、利益率は 6.6%。減価償却は、日亜鍛工と新設備の分だけ増える。純利益は 12.5 億円、ROE は 4% 台。還元は配当性向 5 割ほどを守る。

  • ゴルフクラブヘッド:数量 138(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.59(1 個あたり単価(万円))→ 売上 81 億円・営業利益 7 億円。個数横ばい。中国勢で価格は 1.30 倍止まり
  • 医療・航空機の部品:数量 84.6(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.67(1 個あたり単価(万円))→ 売上 57 億円・営業利益 10 億円。医療・航空機が 1.8 倍
  • メタルスリーブ(OA 機器部品):数量 198(出荷本数(万本、推定))× 価格 0.13(1 本あたり単価(万円))→ 売上 25 億円・営業利益 2 億円。OA 機器の縮みで本数 6 割
  • 自動車などの鍛造部品:数量 1,122(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.03(1 個あたり単価(万円))→ 売上 35 億円・営業利益 2 億円。電動化で台数 85%
  • 精密型打鍛造・大型鍛造:数量 4,626(出荷量(トン、推定))× 価格 0.02(1 トンあたり単価(億円))→ 売上 74 億円・営業利益 7 億円。タービン・建機向けで 1.8 倍

倍率:事業の純利益 12 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.5% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)41 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 183 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界の中心的な見通しに沿う。成長分野(発電・建機・医療・航空機)が 4 割弱を占め、縮む分野(OA・自動車)を上回る。同領域の標準(中立 3〜4 割)にそろえた。

やや悲観 22% やや悲観:ゴルフが中国勢に押され、自動車・OA の縮みが速い 利益 5 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 672 円60 億円

ゴルフクラブヘッドは中国製品に押され、個数が 15% 減り、価格は物価の 6 割ほどしか上がらない。メタルスリーブは本数が半分に、自動車の鍛造部品は 3 割減る。

成長分野は 1.4 倍にとどまり、固定費の重さで営業利益は 6 億円ほどに縮む。物価で費用が膨らみ、実質では赤字に近い。

配当は性向を保つが額は増えない。現金は設備の更新と日亜鍛工の立て直しに使われる。タイの工場も稼働が落ち、固定費の負担が重い。住友ゴム向けの受注の一部は、中国メーカーに移る。医療・航空機の部品は伸びるが、規模が小さく、全体の落ち込みを補えない。

  • ゴルフクラブヘッド:数量 117(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.54(1 個あたり単価(万円))→ 売上 63 億円・営業利益 3 億円。個数 85%、価格競争
  • 医療・航空機の部品:数量 65.8(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.65(1 個あたり単価(万円))→ 売上 43 億円・営業利益 6 億円。1.4 倍
  • メタルスリーブ(OA 機器部品):数量 165(出荷本数(万本、推定))× 価格 0.12(1 本あたり単価(万円))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。本数半分
  • 自動車などの鍛造部品:数量 924(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.03(1 個あたり単価(万円))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。台数 7 割
  • 精密型打鍛造・大型鍛造:数量 3,598(出荷量(トン、推定))× 価格 0.02(1 トンあたり単価(億円))→ 売上 56 億円・営業利益 4 億円。1.4 倍

倍率:ROE は 1.8% で k に遠く届かない。稼ぐ力に見合う PER の上限 1÷k = 12.1 倍の 5.8 割として 7.0 倍に置いた。

確率:ゴルフは価格競争が強まり、自動車の電動化と OA の縮みも速い。成長分野の伸びが予想を下回る。

悲観 13% 悲観:ゴルフ・OA・自動車が構造的に縮み、成長分野も取れない 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 627 円56 億円

中国勢にゴルフクラブヘッドの受注を奪われ、個数が 4 割減る。OA 機器は複合機の台数減でメタルスリーブがほぼなくなり、自動車の鍛造部品は電動化で 6 割減る。

日亜鍛工の大型鍛造は景気の波に振られ、成長分野も期待を下回る。全社費用が重く、営業赤字に落ちる。工場の再編と減損が続き、自己資本は細る。

配当は大きく減る。残るのは純現金と、売れる工場・設備・運転資本で、現金の戻り方は小さな値で数える。経営は事業の縮小と資産の売却に追われ、成長分野に投じる余力は残らない。創業家系の財団は支配を続け、少数株主への還元は後回しになる。

  • ゴルフクラブヘッド:数量 83.0(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.47(1 個あたり単価(万円))→ 売上 39 億円・営業利益 0 億円。個数 6 割、利益ゼロ
  • 医療・航空機の部品:数量 47.0(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.60(1 個あたり単価(万円))→ 売上 28 億円・営業利益 3 億円。横ばい
  • メタルスリーブ(OA 機器部品):数量 99.0(出荷本数(万本、推定))× 価格 0.11(1 本あたり単価(万円))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。本数 3 割
  • 自動車などの鍛造部品:数量 528(出荷個数(万個、推定))× 価格 0.03(1 個あたり単価(万円))→ 売上 13 億円・営業利益 −1 億円。台数 4 割、赤字
  • 精密型打鍛造・大型鍛造:数量 2,570(出荷量(トン、推定))× 価格 0.01(1 トンあたり単価(億円))→ 売上 37 億円・営業利益 2 億円。横ばい

倍率:赤字の筋書きなので、稼ぐ力でなく売れる資産で測る。今の自己資本 233 億円の 0.24 倍(約 56 億円)に置いた。減損で自己資本を 190 億円まで減らしている。

確率:構造的な負け筋。主力の三つが同時に縮む。純現金が厚いため、同領域の標準(15%)よりやや薄くした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ゴルフクラブヘッド

ゴルフクラブのヘッドを鍛造や加工で作る。住友ゴム工業向けが大きい。

数量出荷個数(万個、推定)価格1 個あたり単価(万円)売上営業利益
今 2025/12 138 0.45 62 6
10 年後 中立 138 0.59 81 7

取り方:ファインプロセス事業 85.5 億円のうち、ゴルフクラブヘッドを約 62 億円と推定(開示は事業全体のみ)。出荷個数と 1 個あたり 0.45 万円の単価は推定。営業利益はファインプロセスの 9.5 億円を医療・航空機と分けた推定。

医療・航空機の部品

人工関節などの医療機器部品と、航空機部品。精度が要り、利益率が高い。

数量出荷個数(万個、推定)価格1 個あたり単価(万円)売上営業利益
今 2025/12 47.0 0.50 24 4
10 年後 中立 84.6 0.67 57 10

取り方:ファインプロセス事業の残り約 23.5 億円を医療・航空機部品と推定。個数と単価は推定。営業利益は利益率 17% と推定。

メタルスリーブ(OA 機器部品)

複合機・プリンターの定着部に使われるステンレスの薄い筒。国内外の事務機メーカー向け。

数量出荷本数(万本、推定)価格1 本あたり単価(万円)売上営業利益
今 2025/12 330 0.10 33 4
10 年後 中立 198 0.13 25 2

取り方:メタル事業 96.9 億円のうち、メタルスリーブを約 33 億円と推定(開示は事業全体のみ)。本数と単価は推定。

自動車などの鍛造部品

自動車のエンジン・駆動まわりなどの鍛造部品。電動化で一部は要らなくなる。

数量出荷個数(万個、推定)価格1 個あたり単価(万円)売上営業利益
今 2025/12 1,320 0.03 33 2
10 年後 中立 1,122 0.03 35 2

取り方:メタル事業のうち、自動車等の鍛造部品を約 33 億円と推定。個数と単価は推定。営業利益率は 5% 台とみた。

精密型打鍛造・大型鍛造

建設機械や発電用タービンブレードなどの精密な鍛造品。日亜鍛工の大型鍛造を含む。IHI 向けが大きい。

数量出荷量(トン、推定)価格1 トンあたり単価(億円)売上営業利益
今 2025/12 2,570 0.01 31 3
10 年後 中立 4,626 0.02 74 7

取り方:メタル事業の残り約 31 億円(日亜鍛工の売上 19.7 億円を含む)を精密型打鍛造・大型鍛造と推定。重量と単価は推定。営業利益率は 8〜9% とみた。

リスクと懸念

ゴルフクラブヘッドの競争

主力のゴルフクラブヘッドは、中国製品が価格と品質で追い上げている。住友ゴム工業の売上は 11% を占め、1 社の調達方針で数量が動く。製品の寿命も短くなり、値上げが通りにくい。

OA 機器と自動車の縮み

メタルスリーブは複合機の台数減で縮み、自動車の鍛造部品は電動化で減る。この二つで売上の 3 分の 1 強を占める。完成車メーカーの値下げ要請も、価格が物価に届かない理由になる。

現金を株主に戻さない

純現金は 83 億円で、時価総額に並ぶ。創業家系の財団が約 22% を持ち、使い道は経営側が決める。小さな買収や設備投資で価値が目減りすることもあり、戻り方は 0.75 としか数えられない。

日亜鍛工の統合

2025 年に買収した日亜鍛工は、大型鍛造で受注を広げたが、売上は 20 億円と小さい。景気に左右されやすく、統合が進まなければ減損の可能性がある。

設備更新と物価

設備投資は年 19 億円。鍛造設備の更新は建築費・機械の値段の上昇で膨らむ。今ある設備の償却は物価で増えないが、更新の投資は償却より大きく、現金が細る。

AI エージェントの影響

主な事業は金属部品の製造で、人月や画面操作を売る仕事ではない。AI エージェントによる直接の置き換えは小さい。工場の工程管理の省力化は、むしろ追い風になる。

今後の分かれ目

発電用ガスタービンの需要が 10 年続き、IHI 向けの大型鍛造が倍になる
精密型打鍛造の売上が 100 億円に近づき、営業利益は 30 億円に迫る。楽観の筋書きに近づく。
会社が配当性向の引き上げや自社株買いで、純現金を株主に戻す
現金の戻り方を 1.0 に見直せる。余った現金 55 億円の価値が 3 割増え、価値は 1 割強上がる。
中国製のゴルフクラブヘッドに住友ゴムが調達を切り替える
ゴルフ部門の売上が 4 割減り、全社の営業利益は赤字に近づく。やや悲観から悲観に近づく。
電気自動車が普及し、自動車の鍛造部品の受注が半分に減る
売上の 15% 強が縮み、固定費の重さで営業利益は 3 億円ほど減る。縮みは成長分野で補えない。
創業家系の財団が持株を売却する・買い増す
支配の構造が変わり、現金の使い道が変わる可能性がある。公表されたものはない。

見ておくもの

  • 医療・航空機・タービン向けの売上と営業利益率
  • ゴルフクラブヘッドの出荷個数と住友ゴム向けの比率
  • メタルスリーブと自動車鍛造部品の売上
  • 純現金の推移と、配当・自社株買いなどの還元方針
  • 日亜鍛工の統合の進み具合と受注

倍率と資本コストの決め方

倍率は利益ベースで置き、今の株価・過去や同業の PER・PBR は使っていない。中立は ROE 4.6% が k 8.25% に届かないため PER の上限は 1÷k = 12.1 倍で、その 7.4 割の 9.0 倍。余った現金は純現金 83 億円のうち 55 億円とし、戻り方は 0.75。悲観は純現金に戻り方を掛けた額と売れる資産の合計を、今の自己資本に掛けた。k は基本 7.5% に quality +0.75%。純現金が時価総額に並ぶので、現金の厚さに寄せて倍率を上げてはいない。新リース会計基準は工場が自社保有中心で影響は小さく、10 年後の数字は今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→12.16 倍・やや楽観 PER 10→12.12 倍・中立 PER 9→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.75% を足した 8.25%。縮む事業は数量で、創業家の財団の影響は現金の戻り方で表し、k では二重に見ていない。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. 遠藤製作所 有価証券報告書テキスト(FY2025)
  2. 遠藤製作所 2026 年 12 月期 第 2 四半期決算短信

分析日 2026-10-20