株譜
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総合商研 7850

札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)611 円18 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)803 円24 億円差 −23.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 611 円18 億円 · 差 −23.9% · 期待の年率 +5.3%
期待の年率リターン(10 年)+5.3%資本コスト比 −3.7 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

総合商研は、札幌を拠点に商業印刷と年賀状印刷を営む会社だ。売上は 160 億円で、うち年賀状が 3 割、商業印刷が 7 割を占める。東証スタンダードに上場している。

筆者の結論は、本質価値は今の時価総額を下回る、というものだ。年賀はがきの発行量は 16 年続けて減っており、2027 年用は前年より 25% 少ない。この会社の売上の 3 割は、毎年縮む市場の上にある。

経営は粘り強い。経常利益は 5 期続けて増え、今期も 4.5 億円を見込む。ただ営業利益は 3 億円台で、売上の 2% に満たない。配当は前期に減らし、財務の余裕も大きくない。

10 年後の中立では、売上は 140 億円ほどに減り、営業利益は 2 億円台に落ちる。資本の稼ぐ力は資本コストを下回る。

悪くない会社が、縮む市場の中で、値段に安全域のないまま売られている。

年賀状がどこで底を打つかを、見極めたい。そこまで待つ余裕が会社にあるかが、分かれ目だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は、縮む氷の上で、慎重に走る会社だ。経営は堅実で、赤字を出さない。ただ事業の売上の 3 割を占める年賀状は、毎年 2〜3 割縮んでいる。

利益は営業段階で 2% にも満たない。資本の稼ぎも、資本コストを下回る。保有株の配当が利益を支えているが、その株は資本の有効な使い方とは言いにくい。

10 年後も会社は存在するだろう。ただ今より強くなっているとは思えない。堀は地元の関係にとどまり、広がらない。

純有利子負債が時価総額の半分近くある。安全域を取れる値段ではない。同じ資金を、ほかの場所に置くほうがよい。

年賀状が下げ止まったという証拠が出れば、見方を改める。それまでは、値段を払う理由がない。

この会社の経営は誠実だが、誠実さは利益の増加を保証しない。安全域を取るなら、もっと安い値段を待つ。

何で稼ぐ会社か

事業は大きく 2 つに分かれる。1 つは商業印刷で、売上の 7 割。折込チラシ、カタログ、販促物、サイン製品を、小売チェーンや自治体から請け負う。北海道が地盤で、道内の流通大手が顧客の中心だ。最近はデザイン、Web 制作、イベント運営、BPO(業務の請負)まで広げ、販促をまとめて受ける形を狙っている。

利益率は印刷より請負のほうが高いが、規模はまだ小さい。

もう 1 つが年賀状印刷で、売上の 3 割。日本郵便と、ネットで年賀状を受ける会社が大口の取引先で、2 社で売上の 3 割近くを占める。年賀状は毎年 11 月から 12 月に集中するため、売上と利益が上半期に偏る。

年賀状は、受注から印刷、発送まで短い期間に集中する。繁忙期のために設備と人員を抱え、閑散期には稼働が落ちる。この固定費の重さが、利益率の低さの主因だ。

子会社には、オンデマンド印刷のプリントハウスと、食べ物の味を分析する味香り戦略研究所がある。

従業員は連結で約 390 人。上場株式を 89 銘柄、9 億円持つ。最大の銘柄は道内のスーパーのイオン北海道だ。

優良さと弱いところ

優良さは高くない。堀、つまり他社がまねできない強みは、地元の顧客との長い取引と、一貫して請け負う体制にある。ただ印刷は価格で比べられやすく、値決めの力は弱い。

資本の効率も低い。過去 10 年の ROE の中央値は 8% 台だが、営業利益率は 1% 台で、利益の一部は保有株の配当や補助金などの営業外の収益に支えられている。直近の営業利益は 3.2 億円、経常利益は 4.5 億円で、その差が大きい。

強みは、経営が慎重で、赤字を出す年が少ないことだ。粗利益率の改善と経費の抑制で、営業利益は 3 億円台を維持している。

借入は返済を進めてきたが、設備投資が償却を上回り、財務は大きく改善していない。弱みは、2 社の大口顧客への依存と、年賀状という構造的に縮む商品を持つことだ。

経営は、年賀状の縮小を前提に、収益性の改善と新しい請負の拡大を計画に書いている。これは正しい方向だが、縮む速度に追いつけるかは、これからの実績が決める。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

日本の印刷市場は長く縮んでいる。紙のチラシと年賀状が、真っ先に減る分野だ。年賀はがきの発行量は、2026 年用が 7.5 億枚で前年比 3 割減、2027 年用は 5.6 億枚でさらに 25.7% 減った。2025 年の郵便料金の値上げと、年賀状じまいが重なっている。

折込チラシも、小売が LINE やアプリの販促に移すにつれて、部数が減る。ただ北海道では、食品スーパーの紙のチラシがまだ根強いと筆者はみる。

生成 AI は、チラシのデザインや文章の制作を安くする。印刷そのものは置き換わらないが、制作と事務の請負は価格が下がる。

原価は用紙、インク、電力で、物価を上回って上がる年がある。売価に移せるかが利益率を決める。同業の凸版印刷や大日本印刷は、半導体材料などに軸足を移した。地方の小さな会社には、その選択肢が乏しい。

地域の小さな印刷会社は廃業も増え、生き残った会社に仕事が集まる面はある。ただ、売上の減少を取り戻すほどの追い風にはならない。

印刷機は 1 度入れると十数年使うため、需要が縮んでも設備の償却は続く。

資本政策と M&A

配当は業績に応じた安定配当が方針で、前期は年間配当を、その前の期の 3 分の 2 に減らした(配当性向は 2 割ほど)。設備投資は年 4.5 億円と、減価償却の 3.5 億円を上回る。借入で賄っており、純有利子負債は 13 億円と、時価総額の半分に近い。

上場株式を 89 銘柄、9 億円持つ。政策保有株の配当が営業外の利益を支えている。自社株買いは見当たらない。

M&A は、プリントハウスなど小さな買収が中心だ。TOB の可能性は、時価総額が小さく、保有株と土地があるため残るが、買う側の動機は見えない。

政策保有株を持つ会社は、株主還元を求める声が強まる環境にある。持ち合いの解消が進めば、売却益で借入を返せる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

経常利益は 5 期連続で増え、今期の計画も 4.5 億円と過去最高に並ぶ。粗利益率の改善と経費の抑制という、自分でできる手を打ち続けている。年賀状の縮小は織り込み済みで、会社は今期の計画を年賀の減少込みで出している。

北海道は、紙のチラシの需要がまだ残る。食品スーパーでは、折込の効果が下がりにくいという見方がある。会社は印刷にデザインと配送をつけた請負で、得意先に深く入り込んでいる。

年賀状は縮むが、写真入りやデジタル連動の商品で単価を上げられる。自治体の BPO や地域振興の請負は、人手不足の地方で需要が増える。

北海道の食品、観光、地域産品の販促の仕事も、印刷と一体で受けられる。

保有株 9 億円は、含み益を持つ資産でもある。時価総額の 4 割に当たる。

経営の堅実さも、数字に表れている。赤字の期は 2020 年 7 月期のコロナ期が最後だ。

年賀状の縮小に先回りして、固定費を落としてきた実績が、数字に出ている。

慎重な見方

年賀はがきの発行量は 16 年続けて減り、2027 年用は 25.7% 減った。会社の年賀状の売上は 5 割以上の落ち込みが続く可能性が高い。計画が横ばいなのは、前期に年賀以外で稼いだ分を前提にしているからで、構造は変わらない。

営業利益は売上の 2% に満たない。経常利益が増えているのは、保有株の配当などの営業外の収益のおかげで、本業ではない。第 4 四半期(5〜7 月)は毎年 3 億円の経常赤字で、利益は上半期に偏る。

閑散期の固定費が重いことの表れだ。

大口 2 社で売上の 3 割近くを占める。純有利子負債は 13 億円で、借り換えの金利は上がる。生成 AI は制作と事務の請負を置き換え、BPO の請負もやがて削られる。

印刷の設備は、需要の縮小に合わせた売却が難しく、固定費が利益を圧迫する。

資本の稼ぎが資本コストを下回る会社に、高い倍率を払う理由はない。

保有株は、営業外の収益を支えるが、事業の強さの証拠ではない。株価が下がれば、その分だけ利益も削られる。

どちらに重みを置いたか

年賀状の縮小は構造で、計画の横ばいはその先送りだ。慎重な側の言い分が強い。やや悲観と悲観の確率を合わせて 4 割弱に厚く置いた。強気の言い分のうち、経営の堅実さと保有株の価値は認めたが、利益が縮む流れを止める材料はまだない。結果として、本質価値は今の時価総額を下回る。

楽観側の確率は合わせて 25% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 1,144 円34 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 196 円6 億円)。 今の値に割り戻すと 611 円18 億円、今との差 −23.9%、 期待の年率 +5.3%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,465 円74 億円 390 円12 億円 +255.6% +13.5% 200 円6 億円
やや楽観 18% 1,748 円52 億円 270 円8 億円 +151.3% +9.7% 363 円11 億円
中立 38% 1,323 円40 億円 202 円6 億円 +90.0% +6.6% 580 円17 億円
やや悲観 27% 561 円17 億円 141 円4 億円 −12.6% −1.3% 190 円6 億円
悲観 10% 30 円1 億円 54 円2 億円 −89.6% −20.2% 8 円0 億円
加重平均100% 1,144 円34 億円196 円6 億円 +67.0% +5.3% 1,341 円40 億円

今の株価時価総額 803 円24 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 年賀状が底を打ち、販促の請負が広がる 利益 5 億円 · PER 12.6 倍 · 株価時価総額 2,465 円74 億円

年賀状の市場は縮小が一巡し、国内の発行量は 3 億枚台で下げ止まる。若い世代が「出す人は出す」商品として年賀状を残し、会社は写真入りやデジタル連動の商品で単価を上げる。

商業印刷では、北海道の小売チェーンと自治体の販促を、印刷だけでなくデザインと配送までまとめて請け負う。得意先との関係が深まり、受注件数は今の 9 割台を保つ。

BPO や地域振興の請負も、赤字を出さずに積み上がる。営業利益は今の 1.7 倍の 5 億円台に乗る。それでも ROE は資本コストに届かない。

小さな印刷会社がここまで条件に恵まれるのは例外だ。

  • 商業印刷・販促:数量 16,200(年間の受注件数(推定))× 価格 0.01(1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 132 億円・営業利益 5 億円。年間の受注件数(推定) 16200、単価は今の 1.36 倍、営業利益率 3.5%
  • 年賀状印刷:数量 3.5(国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量))× 価格 8.75(市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。)→ 売上 31 億円・営業利益 1 億円。国内の年賀はがき発行量(億枚) 3.5、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 4.0%
  • BPO・Web・分析ほか:数量 66.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 66、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 9.0%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.5% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.6 倍。全体の PER 12.57 倍、時価総額 59 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:年賀状の減少が止まり、かつ自治体・企業の業務請負が広がる、という 2 つの好条件が同時にそろう筋書き。実績が乏しく、少数に置く。

やや楽観 18% 請負の拡大で、縮小を小幅にとどめる 利益 3 億円 · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 1,748 円52 億円

年賀状の発行量は 3 億枚で下げ止まる。商業印刷は、折込チラシの減少をデザインや Web の販促で埋め合わせ、受注件数は今の 8 割台に落ちるが、単価の引き上げで売上は微増する。

粗利益率の改善が続き、営業利益率は 2% 台後半に上がる。営業利益は 3 億円台の半ばになる。

年賀状の売上は 3 分の 2 に減るが、固定費の削減が追いつき、利益はなんとか保たれる。

配当は利益の 2 割台で続くが、設備の更新と新しい投資に使う現金が先に出ていく。

年賀状の縮小は続くが、速度は鈍る。

折込チラシの部数も、北海道の流通大手との取引で下げ止まる年が出る。会社は、単価の引き上げと請負の拡大を両立させる。

  • 商業印刷・販促:数量 15,000(年間の受注件数(推定))× 価格 0.01(1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 120 億円・営業利益 3 億円。年間の受注件数(推定) 15000、単価は今の 1.33 倍、営業利益率 2.8%
  • 年賀状印刷:数量 3.0(国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量))× 価格 8.62(市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。)→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。国内の年賀はがき発行量(億枚) 3.0、単価は今の 1.32 倍、営業利益率 3.2%
  • BPO・Web・分析ほか:数量 56.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 56、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 8.0%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.2 倍。全体の PER 11.2 倍、時価総額 38 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:経営は商業印刷の収益性の改善と、請負型の新しい仕事の拡大を掲げている。5 期続けて経常利益が増えた実績があり、一定の確率を置く。

中立 38% 年賀状とチラシの縮小を、値上げで埋める 利益 2 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,323 円40 億円

年賀はがきの発行量は、今の 5.6 億枚から 10 年後に 2.5 億枚まで減る。会社の年賀状の売上は半分以下になり、利益も薄くなる。印刷の設備と人員は急には減らせず、固定費が重い。

商業印刷は、チラシの部数が減る一方で、販促の企画や配送を足して売上を保つ。件数は今の 8 割に減り、単価が物価並みに上がって、名目の売上は横ばいに近い。

BPO や Web 制作は、生成 AI に置き換わる部分があり、件数は 7 割に縮む。営業利益は 2 億円台前半まで下がる。配当は 2 割台の性向で続く。

設備の更新費用が償却を上回り、借入の返済は進みにくい。

  • 商業印刷・販促:数量 14,000(年間の受注件数(推定))× 価格 0.01(1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 110 億円・営業利益 2 億円。年間の受注件数(推定) 14000、単価は今の 1.31 倍、営業利益率 2.2%
  • 年賀状印刷:数量 2.5(国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量))× 価格 8.49(市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。)→ 売上 21 億円・営業利益 1 億円。国内の年賀はがき発行量(億枚) 2.5、単価は今の 1.30 倍、営業利益率 2.5%
  • BPO・Web・分析ほか:数量 46.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 46、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 27 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:年賀はがきは 16 年連続で減り、2027 年用はさらに 25% 減る。会社計画は今期ほぼ横ばいだが、年賀の落ち込みは続くとみて、利益はゆるやかに縮む筋書きを最も厚く置く。

やや悲観 27% 年賀状の急減とチラシの縮小が重なる 利益 1 億円 · PER 7.6 倍 · 株価時価総額 561 円17 億円

年賀はがきの発行量が 1.8 億枚まで減り、年賀状の売上は 3 分の 1 になる。商業印刷では折込チラシの部数が減り、受注件数は今の 6 割台まで下がる。

用紙とインクの値上がりを売価に移すのが難しくなり、印刷の営業利益率は 1% 台前半に下がる。利益は営業段階でほぼ消え、保有する株式の配当と受取利息に頼る形になる。

配当は 1 割台に縮み、設備の更新も絞られる。

借り換えの金利が 3.5% 前後に上がると、純有利子負債 13 億円の利払いが利益を削る。年賀状の設備は稼働が落ち、固定費が利益を直撃する。

  • 商業印刷・販促:数量 12,200(年間の受注件数(推定))× 価格 0.01(1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 93 億円・営業利益 1 億円。年間の受注件数(推定) 12200、単価は今の 1.27 倍、営業利益率 1.3%
  • 年賀状印刷:数量 1.8(国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量))× 価格 8.17(市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。)→ 売上 15 億円・営業利益 0 億円。国内の年賀はがき発行量(億枚) 1.8、単価は今の 1.25 倍、営業利益率 1.5%
  • BPO・Web・分析ほか:数量 36.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 36、単価は今の 1.30 倍、営業利益率 5.0%

倍率:ROE 2.3% が k 9% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=10.8 倍。純有利子負債 13 億円を足した EV ÷ 営業利益は 33 倍と高く、利益の倍率だけで割安とは言えない。利益が薄く、上限の 7.0 割の 7.6 倍に置いた。

確率:年賀の縮小が予想より速く、折込チラシも小売の電子化で減る。固定費が重く、売上の落ち込みが利益に増幅される。確率を厚めに置く。

悲観 10% 需要の消失で、構造的に採算が崩れる 利益 0 億円 · PER 7.6 倍 · 株価時価総額 30 円1 億円

年賀はがきが 1 億枚まで減り、年賀状事業が成り立たなくなる。折込チラシも小売の電子化で細り、受注件数は今の 5 割台に落ちる。

工場と人員の整理が間に合わず、営業利益は赤字に沈む。

年賀状事業の稼働率が 3 割を割り、工場の維持費だけが残る。折込チラシの値下げ競争も激しくなる。生成 AI が制作と事務を置き換え、BPO の請負も縮む。

自治体の事務請負も、AI が安く引き受ける会社に移る。

手元の株式を売って損失を埋めるが、借入の返済が先に立ち、株主への配当は出ない年が続く。

工場は統合され、年賀状は撤退に近い縮小になる。残るのは地元の販促の請負と、保有株の配当だけになる。

  • 商業印刷・販促:数量 9,500(年間の受注件数(推定))× 価格 0.01(1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 68 億円・営業利益 0 億円。年間の受注件数(推定) 9500、単価は今の 1.20 倍、営業利益率 0.0%
  • 年賀状印刷:数量 1.0(国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量))× 価格 7.51(市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。)→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。国内の年賀はがき発行量(億枚) 1.0、単価は今の 1.15 倍、営業利益率 -2.0%
  • BPO・Web・分析ほか:数量 26.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.06(1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 26、単価は今の 1.20 倍、営業利益率 2.0%

倍率:ROE 0.3% が k 9% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=10.8 倍。優位を失った後は、市場の稼ぎでなく稼ぐ力(純利益÷k)で測り、上限の 7.0 割の 7.6 倍に置いた。

確率:年賀状とチラシが同時に細り、AI が制作と業務の請負も置き換える複合の筋書き。固定費の重い小さな印刷会社には現実に起こりうる形で、確率を 1 割に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

商業印刷・販促

折込チラシ、カタログ、販促物、サイン製品の印刷と、デザイン・Web・イベントなどの販促の請負。

数量年間の受注件数(推定)価格1 件あたりの売上(億円。用紙・人件費の上昇で物価並みに上がる)売上営業利益
今 2026/07 18,000 0.01 108 2
10 年後 中立 14,000 0.01 110 2

取り方:2025/07 期の事業別売上(商業印刷 10,853 百万円、年賀状 5,035 百万円、その他 348 百万円)をもとに、2026/07 期の売上 160.3 億円を、商業印刷 108 億円・年賀状 49 億円・その他 3.3 億円と推定した(事業別の開示は 2025/07 期まで)。受注件数は開示されないので、1 件あたり約 60 万円と推定して 1.8 万件とした。営業利益は単一セグメントのため非開示で、3.15 億円を事業ごとに推定して割り振った(推定)。

年賀状印刷

年賀状の印刷と、ネット注文の受託。日本郵便とネット印刷会社が大口取引先。

数量国内の年賀はがき発行量(億枚。市場の数量)価格市場 1 億枚あたりの会社売上(億円)=会社のシェア × 1 枚あたり売上。物価で上がる。売上営業利益
今 2026/07 7.5 6.53 49 2
10 年後 中立 2.5 8.49 21 1

取り方:2026 年用の年賀はがきの発行量 7.5 億枚(日本郵便。前年比 30.1% 減)を数量とし、会社の年賀状売上 49 億円を割った 1 億枚あたり約 6.5 億円を価格とした。これは会社のシェアと 1 枚あたりの売上の積で、シェアは数量の側(市場)に入らない前提で、売上の規模から逆算した推定。2027 年用は 5.56 億枚(25.7% 減)。営業利益は推定。

BPO・Web・分析ほか

自治体・企業の業務請負(BPO)、Web 制作、味香り戦略研究所の食味分析など。

数量年間の案件数(推定)価格1 案件あたりの売上(億円。人件費に連動して上がる)売上営業利益
今 2026/07 66.0 0.05 3 0
10 年後 中立 46.0 0.07 3 0

取り方:その他の売上 3.3 億円を、1 案件約 500 万円と推定して 66 件とした(推定)。人月で売る請負の型で、生成 AI(AI エージェント)による代替を数量に入れた(PROMPT_AI_RISK の人月型:中立で 10 年 0.55〜0.75 倍の範囲の 0.70 倍)。

リスクと懸念

年賀状の構造的な縮小

年賀はがきの発行量は 16 年連続で減り、2027 年用は前年比 25.7% 減の 5.6 億枚。年賀状の売上は会社の 3 割を占め、毎年 2〜3 割の縮小が続けば、利益の大半が失われる。設備と人員を同じ速さで縮められるかが問われる。

折込チラシの電子化

小売が LINE やアプリの販促に移るにつれ、紙のチラシの部数は減る。北海道では減り方が緩やかかもしれないが、方向は変わらない。流通大手の方針変更で受注が大きく動く。

大口顧客への依存

日本郵便とネット年賀の会社の 2 社で売上の 3 割近くを占める。どちらかが発注を減らすと、年賀状事業の稼働率と利益が直撃を受ける。

AI エージェントによる代替

デザイン、Web 制作、事務の請負は、生成 AI と AI エージェントが置き換えやすい。BPO の人月型の売上は、数量と価格の両面で圧力を受ける。印刷そのものは残るが、制作の付加価値は薄れる。

営業外の利益への依存

営業利益は 3 億円台で、経常利益 4.5 億円との差を保有株の配当などの営業外収益が埋める。保有株の配当が減ると、利益の質は下がる。株価が下がれば含み損も出る。

原価と季節変動

用紙、インク、電力が物価を上回って上がる年がある。売上と利益は年賀・年末商戦のある上半期に偏り、第 4 四半期は毎年赤字になる。純有利子負債は 13 億円で、借り換え金利の上昇も利益を削る。

今後の分かれ目

年賀はがきの発行量の減り方が 1 割台に収まったら
縮小が一巡する合図で、やや楽観の確率を厚くしてよい。ただし年賀状の売上はすでに減った水準で見る。
営業利益率が 2 期続けて 3% を超えたら
収益性の改善が構造に近づいた合図になる。中立の営業利益率を上げる材料だ。
日本郵便か年賀の大口顧客が発注を減らしたら
年賀状事業の稼働率が落ち、利益が大きく削られる。悲観の筋書きに近づく。
保有株の配当が減ったり、売却を進めたりしたら
営業外の利益が減り、利益の質が下がる。売却で借入を返済するなら、財務は改善する。
第三者が TOB を発表したら
保有株と土地、小さな時価総額が動機になりうる。買付価格を本質価値の前後で比べるだけで、筋書きの前提は変わらない。

見ておくもの

  • 日本郵便が発表する年賀はがきの発行枚数
  • 商業印刷の受注件数と粗利益率
  • 営業利益と経常利益の差(営業外の利益の大きさ)
  • 純有利子負債と、借り換えの金利

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や同業の倍率を見ず、ROE が資本コストに届かない会社の上限(1÷k)の何割かで置いた。中立の営業利益は今期より縮める筋書きで、年賀はがきの発行量の減りと、制作・請負の AI 代替を数量に入れた。純利益÷営業利益は過去の中央値 1.0 に近い。減価償却は年 3.5 億円で取得時の値段のまま、更新の投資は建築費・機械の上昇で膨らむので償却を超える分は借入か還元の減少で賄う。リースは今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.73→12.57 倍・やや楽観 PER 9.19→11.2 倍・中立 PER 8.65→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. 総合商研 有価証券報告書(最新)
  2. 2027年用年賀はがき 当初発行枚数 前年比25.7%減(日本郵便発表の報道)
  3. 総合商研 2026年7月期 決算(株探)

分析日 2026-10-22