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プラッツ 7813

介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)598 円20 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)878 円30 億円差 −31.9%
10 年後から見ると 割高 価値 598 円20 億円 · 差 −31.9% · 期待の年率 +3.9%
期待の年率リターン(10 年)+3.9%資本コスト比 −5.1 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

プラッツは、在宅介護用の電動ベッドを企画・販売する会社だ。製造はベトナムなどの外部工場が担い、貸与事業者や介護施設、寝具メーカーに卸す。売上は約 83 億円、従業員は約 150 人。

筆者の結論は「やや割高」だ。介護需要の増加は確かだが、同社の稼ぎは薄く、利益率が 3% 台から上がりにくい。10 年後の中立で時価総額は今の 3 割強上に行くが、年率にすると 3% 台で、資本コストの 8% に遠く及ばない。

強みは、介護ベッドで国内上位に入る販路と、2024 年に買収したウレタン加工のやまと産業だ。一方、2026 年 6 月期の営業利益は、中期計画の 4 億円に対して 2.5 億円にとどまった。計画に届かなかった経営を、筆者は割り引いて見る。

売上の 15% を西川に、10% を日本ケアサプライに頼る販路の偏り、ベトナム生産への依存、円安の仕入れ負担も重い。需要という追い風と、薄利という重しが釣り合っている会社だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、需要は読めるが利益が読みにくい会社だ。介護ベッドの需要は、高齢化という確かな流れに乗る。10 年後も事業は残る。

しかし、株主が自由に使える利益は薄い。売上の約 3% しか営業利益が残らず、為替が 1 割動けば吹き飛ぶ。物価が上がると運転資金も膨らむので、見かけの利益より現金の残りは少ない。

堀は弱く、価格を自分で決められない。需要が伸びても、その恩恵は貸与事業者と最終消費者に流れやすい。経営の資本配分は堅実だが、計画の未達があり、買収後の収益改善も確認できていない。

安全域の点では、PBR が 1 倍を割っていても、ROE が資本コストを下回る会社の純資産は帳簿どおりには評価できない。今の値段は、需要の確かさを十分に織り込んでおり、安全域は厚くない。介護という成長分野にいる安心感と、利益の薄さを分けて見る必要がある。

何で稼ぐ会社か

主力は医療介護用の電動ベッドだ。売上の約 56% は福祉用具貸与事業者とレンタル卸向け(在宅用)で、約 25% は老人ホームや病院向けの施設用。残りは家具店・通販向けの一般ベッド、大手寝具メーカー向けの寝具、ウレタン製品、海外販売。

製品は自社で企画・設計し、製造はベトナムの持分法会社(SHENGBANG METAL)を中心とした海外で行う。工場を持たない身軽さの代わりに、生産地のカントリーリスクと為替を抱える。仕入れは 1 ドル 151 円台の円安で、粗利率は 29.9% を保った。

2024 年にウレタンフォームの加工・販売をするやまと産業を買収して連結した。マットレスの素材から加工までを持つことで、寝具分野に広がった。中国には上海に販売子会社があり、Haier グループとの合弁で現地展開を探っている。

主要な販売先は西川(売上の 15.6%)と日本ケアサプライ(10.5%)。この 2 社で 4 分の 1 を占める。特定の大口に頼る形は、価格交渉で押されやすい弱みでもある。

本社は東京で、提出会社の従業員は 108 人、平均年齢 39.6 歳と若い。設備投資は年 2 億円台で、リース資産・機械装置・建物に分散している。

優良さと弱いところ

堀は薄い。介護ベッドは JIS 規格に沿う製品で、機能の差が出にくい。貸与事業者は価格と納期、保守で選び、大手のパラマウントベッドとフランスベッドが市場を握る。同社の強みは、在宅用で上位に入る販路と、細かな要望に応える開発の速さだ。

財務は普通だ。自己資本比率は 52%、純有利子負債は 3 億円と軽い。営業利益は支払利息の 8 倍。ROE は 7% で、過去 10 年の中央値 10% を下回る。特需や為替益に助けられた年を除くと、稼ぐ力は 7% 前後が実力に近い。

弱いのは、経営の見通しの精度だ。中期計画は営業利益 4 億円を掲げたが、実績は 2.5 億円。今期の計画に届かなかった。計画の数字を鵜呑みにしないほうがよい。

経営は配当性向 30% を方針にしている。自社株買いは目立たず、成長投資は海外とウレタンに向かう。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

介護ベッドの需要は人口構造に支えられている。要介護認定者は 2040 年ごろまで増える見通しで、在宅介護を支える福祉用具貸与の市場は着実に広がる。貸与は介護保険の枠の中で行われ、事業者は利用者の自己負担を抑える圧力を受ける。

逆風は価格にある。貸与価格には上限の仕組みが入り、貸与事業者は仕入れ価格を下げたい。卸の立場の同社は、値上げを通しにくい。

競合は、市場最大手のパラマウントベッド、フランスベッド、それに中国・ベトナム製の低価格品。参入の障壁は高くないが、貸与事業者が数百〜数千台を抱える品質管理と保守の信頼が、新規参入のハードルになる。

福祉用具の貸与から販売へ移す選択制が一部の品目で始まっているが、電動ベッドは貸与が中心で、直ちに市場の形を変えない。人手不足の介護現場では、ベッドの軽量化や見守り機能など付加価値の高い機種が求められ、開発力が差を作る。

家具・寝具の分野は、市場が成熟し、大手の寝具メーカーとの取引は価格交渉が厳しい。人口が減る国内では数量の伸びを期待しにくく、同社はウレタン加工の内製で粗利を守る道を探っている。

資本政策と M&A

配当は性向 30% が基本で、2027 年 6 月期は前期より減る見込み。自己株式の大きな取得は見当たらない。

2024 年にやまと産業の全株式を取得して連結した。買収は売上を 2 割強押し上げ、寝具・ウレタンへの足場になった。ただ、買収後も営業利益は計画に届かず、のれんの回収には時間がかかる。

中期計画は 2028 年 6 月期に売上 105 億円・営業利益 6 億円・ROE 11.9% を掲げる。海外では中国の合弁と韓国のパートナーが柱。

TOB の話は確認できない。時価総額が 30 億円と小さく、事業会社や家具・寝具の大手に買われる可能性はゼロではないが、見込みで価値を足さない。

10 年の還元は、純利益の約 3 割を中立に置いた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

介護需要は景気に左右されない。要介護認定者は 2040 年ごろまで増え、在宅介護を前提とした制度設計の中で、電動ベッドは必須の機器になる。同社は在宅用で国内上位の販路を持ち、新製品の発売で貸与事業者の採用を増やしている。

2024 年のやまと産業の買収で、寝具・ウレタンまで内製できる形になり、売上は 64 億円から 80 億円台に伸びた。調達と加工の統合が進めば、利益率は 3% 台から計画の 5% 台へ上がる余地がある。中国の Haier 合弁、韓国の協業など海外の芽もあり、売上 100 億円は射程に入る。

営業利益は前期比 38% 増と回復基調にあり、来期は売上 93 億円・営業利益 2.9 億円を計画する。配当性向 30% を保てば、利益の伸びがそのまま株主還元の増加につながる。時価総額が小さく、買収候補としての含みもある。介護ベッドのような安定した需要を持つ会社は、大手が欲しがる資産でもある。

慎重な見方

営業利益率は 3% で、為替が少し動けば消える薄さだ。2026 年 6 月期は営業利益 4 億円の計画に対して 2.5 億円。計画が未達に終わった経営の見通しは、割り引いて見るべきだ。

介護ベッドは機能の差が出にくく、貸与価格には上限の仕組みもあるため、値上げの余地が小さい。市場には、パラマウントベッドとフランスベッドの大手、そして中国・ベトナム製の低価格品が控える。生産はベトナムに集中し、カントリーリスクと円安の仕入れ負担を抱える。

売上の 15.6% を西川、10.5% を日本ケアサプライが占め、買い手の交渉力が強い。やまと産業の買収後も利益率の改善は見えず、のれんの減損リスクが残る。ROE は 7% で資本コストに届かず、会社自身も 2027 年 6 月期の配当を前期より引き下げる計画だ。需要が伸びても株主の取り分は増えにくい。小さな会社が、大手と低価格品に挟まれて価格を守り続けるのは簡単ではない。

どちらに重みを置いたか

需要の確かさは認めるが、争点は需要が利益に変わるかだ。強気の見方が頼る計画の数字は直近で大きく外れており、頼れない。薄利・価格の上限・主要顧客の偏りという慎重な見方の指摘のほうが、数字の裏づけは強い。

そこで確率は中立に 38%、やや悲観を 27% と厚くし、やや楽観以上を 23% にとどめた。悲観は 12% とやや高めに置いた。小型株の単一製品群で、価格の崩れと販路の喪失が重なる負け方が現実にありうるからだ。結果として本質価値は今の時価総額を 2 割台下回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 1,040 円35 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 244 円8 億円)。 今の値に割り戻すと 598 円20 億円、今との差 −31.9%、 期待の年率 +3.9%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 2,180 円74 億円 384 円13 億円 +192.1% +11.3% 154 円5 億円
やや楽観 17% 1,619 円55 億円 325 円11 億円 +121.5% +8.3% 331 円11 億円
中立 38% 1,299 円44 億円 275 円9 億円 +79.3% +6.0% 598 円20 億円
やや悲観 27% 441 円15 億円 192 円7 億円 −27.8% −3.2% 171 円6 億円
悲観 12% 177 円6 億円 74 円3 億円 −71.4% −11.8% 30 円1 億円
加重平均100% 1,040 円35 億円244 円8 億円 +46.2% +3.9% 1,284 円43 億円

今の株価時価総額 878 円30 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 6% 在宅介護の需要増と自社の新製品で、ベッド事業が一段上がる 利益 6 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,180 円74 億円

団塊世代が後期高齢者になり、要介護認定者は 2040 年ごろまで増え続ける。在宅用ベッドの貸与件数は年 2% 台で伸び、同社は新製品の ミオレット シリーズで貸与事業者の採用を増やす。10 年で販売台数は 2 割増える。

ベトナムの生産を自前に近い形で効率化して粗利率を 30% 台前半へ上げ、中国の Haier グループとの合弁も軌道に乗る。海外の売上が数億円から数十億円規模に育つ。ウレタン加工のやまと産業は大手寝具メーカー向けの OEM を広げ、採算が上がる。

営業利益率は 5.5% まで上がる。ただし、ベッドの卸は価格に上限がある介護保険の枠内にあり、大手のパラマウントベッドと競り合う構図は変わらない。

  • 福祉用具流通(在宅介護用ベッド):数量 7.0(販売台数(万台・推定))× 価格 11(1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み))→ 売上 75 億円・営業利益 4 億円。7.0 万 × 1 単位 10.7 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 5.5%
  • 医療・高齢者施設:数量 2.5(販売台数(万台・推定))× 価格 12(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 29 億円・営業利益 1 億円。2.5 万 × 1 単位 11.6 万円(今の 1.33 倍)、営業利益率 4.5%
  • 家具・寝具・ウレタン・海外:数量 46.0(販売点数(万点・推定))× 価格 0.57(1 点あたり売上(万円・名目))→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。46.0 万 × 1 単位 0.57 万円(今の 1.39 倍)、営業利益率 3.5%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.5% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.8 倍、時価総額 70 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画どおり売上 100 億円・営業利益 6 億円規模に早く届き、そこから 10 年伸び続ける必要がある。同社は今期の計画を下回っており、確度は高くない。

やや楽観 17% 介護需要に乗って、計画の線にゆっくり近づく 利益 5 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,619 円55 億円

在宅用ベッドは貸与件数が緩やかに増え、販売台数は 10 年で 1 割台半ば伸びる。施設用は新設の頭打ちで横ばい圏。価格は貸与事業者の上限管理に押されながら、物価の 1.3 倍までは通る。

やまと産業の統合効果で調達と加工の内製が進み、家具・寝具の利益率が 3% 台に上がる。海外は中国と韓国の協業が小さく積み上がるが、全体の中では脇役のままだ。

利益率は 4.6% で、中期計画の最終年度が想定した 5.7% には届かない。施設用は病院・老人ホームの新設に左右されるので、数量は横ばいのままだ。計画を下回った直近の実績からすれば、そこまでの改善は織り込まない。

  • 福祉用具流通(在宅介護用ベッド):数量 6.7(販売台数(万台・推定))× 価格 11(1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み))→ 売上 70 億円・営業利益 3 億円。6.7 万 × 1 単位 10.5 万円(今の 1.31 倍)、営業利益率 4.6%
  • 医療・高齢者施設:数量 2.4(販売台数(万台・推定))× 価格 11(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。2.4 万 × 1 単位 11.4 万円(今の 1.31 倍)、営業利益率 3.6%
  • 家具・寝具・ウレタン・海外:数量 42.0(販売点数(万点・推定))× 価格 0.55(1 点あたり売上(万円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 1 億円。42.0 万 × 1 単位 0.55 万円(今の 1.34 倍)、営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.8% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 51 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の増加は人口動態で確度が高く、利益率の改善は時間がかかるという中庸の上側。

中立 38% 中立:介護需要は伸びるが、価格に天井があり利益率は 3% 台 利益 4 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,299 円44 億円

在宅用ベッドの販売台数は 10 年で 1 割強増え、施設用はほぼ横ばい、寝具・ウレタンは今の水準を保つ。価格は物価の 1.28 倍。貸与事業者に卸す立場では、介護保険の貸与価格の上限制度が値上げに歯止めをかける。

営業利益率は 3.4% 前後。過去 12 年の山(10% 台)は、特需や為替差益に助けられた年のもので、再現する根拠は無い。中期計画は営業利益率 5.7% を掲げるが、2026 年 6 月期の計画 4 億円に対し実績は 2.5 億円にとどまった。

10 年後の純利益は今より 5 割増えるが、増えるのは主に物価で膨らんだ名目の分だ。ROE は 7% 前後で資本コストにわずかに届かない。会社は着実だが、株主が期待を寄せるほどの稼ぎ手ではない。

  • 福祉用具流通(在宅介護用ベッド):数量 6.5(販売台数(万台・推定))× 価格 10(1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み))→ 売上 67 億円・営業利益 3 億円。6.5 万 × 1 単位 10.2 万円(今の 1.28 倍)、営業利益率 4.0%
  • 医療・高齢者施設:数量 2.4(販売台数(万台・推定))× 価格 11(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。2.4 万 × 1 単位 11.3 万円(今の 1.30 倍)、営業利益率 3.0%
  • 家具・寝具・ウレタン・海外:数量 40.0(販売点数(万点・推定))× 価格 0.53(1 点あたり売上(万円・名目))→ 売上 21 億円・営業利益 0 億円。40.0 万 × 1 単位 0.533 万円(今の 1.30 倍)、営業利益率 2.0%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 40 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の増加は確かだが、貸与価格の上限・仕入れの為替・大手との競争が利益率の伸びを抑える。落としどころとして最も厚く置いた。

やや悲観 27% 価格の上限と為替で利益が削られる 利益 1 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 441 円15 億円

貸与事業者への卸値は、介護保険の貸与価格の上限と同業の値下げで物価ほど上がらず、10 年で 1.2 倍にとどまる。ベトナム生産の仕入れは円安とベトナムの人件費上昇で重くなる。販売台数は今と同じ。

営業利益率は 2% 前後。2022 年 6 月期から 2024 年 6 月期は営業利益率が 1% 前後からマイナスだった。あの時期に近い形に戻る。主要販売先の西川の寝具向けも、一部が他社へ移る。

財務は借入が現金を上回る程度で、倒産とは遠い。ただ、稼ぐ力が細り、配当は性向 30% の方針を保てても額が伸びない。

  • 福祉用具流通(在宅介護用ベッド):数量 5.8(販売台数(万台・推定))× 価格 9.60(1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み))→ 売上 56 億円・営業利益 1 億円。5.8 万 × 1 単位 9.6 万円(今の 1.20 倍)、営業利益率 2.2%
  • 医療・高齢者施設:数量 2.2(販売台数(万台・推定))× 価格 10(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 0 億円。2.2 万 × 1 単位 10.4 万円(今の 1.20 倍)、営業利益率 1.5%
  • 家具・寝具・ウレタン・海外:数量 36.0(販売点数(万点・推定))× 価格 0.51(1 点あたり売上(万円・名目))→ 売上 18 億円・営業利益 0 億円。36.0 万 × 1 単位 0.51 万円(今の 1.24 倍)、営業利益率 0.5%

倍率:ROE は 3.5% で k 9% を下回るので、ためた利益は額面未満。PER の上限は 1÷k=12.5 倍。ROE が k を大きく下回り、稼ぐ力は薄い。上限の 6.4 割の 8.0 倍に置いた。

確率:貸与価格の上限制度の強化、仕入れの円安、大手の値下げ攻勢という重なりは、過去の低収益期(2022〜24 年の営業利益率 0% 前後)と同じ形で、現実味が高い。

悲観 12% ベッドの価格が崩れ、主力の販路を失う 利益 0 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 177 円6 億円

中国・ベトナム製の低価格ベッドが貸与市場に入り込み、卸値が下がる。貸与事業者は大手に集約され、日本ケアサプライなど主要な買い手の交渉力が強まる。西川向けの寝具も失う。

販売台数は 2 割減り、営業利益はほぼゼロに近づく。ベトナムの工場の稼働も落ち、固定費の負担が重くなる。のれん(やまと産業)や設備は減損の対象になる。

会社の価値は稼ぐ力ではなく、売掛金と在庫の回収を中心とした売れる資産で測る。借入と仕入債務を返した残りは薄く、少数株主に回る額は限られる。会社は存続するが、評価は成長株から、資産に近い値付けへ落ちる。

  • 福祉用具流通(在宅介護用ベッド):数量 4.6(販売台数(万台・推定))× 価格 8.40(1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み))→ 売上 39 億円・営業利益 0 億円。4.6 万 × 1 単位 8.4 万円(今の 1.05 倍)、営業利益率 0.5%
  • 医療・高齢者施設:数量 1.9(販売台数(万台・推定))× 価格 9.10(1 台あたり売上(万円・名目))→ 売上 17 億円・営業利益 0 億円。1.9 万 × 1 単位 9.1 万円(今の 1.05 倍)、営業利益率 -0.5%
  • 家具・寝具・ウレタン・海外:数量 28.0(販売点数(万点・推定))× 価格 0.47(1 点あたり売上(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。28.0 万 × 1 単位 0.47 万円(今の 1.15 倍)、営業利益率 -2.0%

倍率:ROE が k を大きく下回り、稼ぐ力はほぼ無い。今の自己資本の 18% を、売れる資産の税後を基にした床とする。

確率:大手や中国メーカーの低価格品、貸与事業者の集約、主要販売先の離反が重なる構造的な負けを 1 割強置いた。小型株の単一製品群で、ありえない話ではない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

福祉用具流通(在宅介護用ベッド)

福祉用具貸与事業者とレンタル卸業者に在宅介護用の電動ベッドを売る。売上の約 56%(前期実績)。

数量販売台数(万台・推定)価格1 台あたり売上(万円・名目。ベッド本体とマットレス・付属品込み)売上営業利益
今 2026/06 5.8 8.00 46 2
10 年後 中立 6.5 10 67 3

取り方:開示は市場別の売上(福祉用具流通が前期 46.8 億円)だけで台数は無い。1 台あたり売上を 8 万円と推定し、販売台数を約 5.8 万台とした。利益は全社の営業利益 2.5 億円を、この市場に 1.8 億円(3.9%)、施設に 0.5 億円、家具寝具に 0.2 億円と推定して配った。

医療・高齢者施設

老人ホーム・病院向けの施設用ベッドを、施設設備の販売会社を通じて売る。売上の約 25%。

数量販売台数(万台・推定)価格1 台あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/06 2.3 8.70 20 1
10 年後 中立 2.4 11 27 1

取り方:施設市場の売上(前期 20.8 億円)を 1 台あたり約 8.7 万円と推定し、台数を約 2.3 万台とした。施設用は在宅用より仕様が高く単価も高いが、価格競争が強い。

家具・寝具・ウレタン・海外

大手寝具メーカー向けの寝具・マットレス、子会社やまと産業のウレタンフォーム加工、家具店・通販向けのベッド、海外販売。

数量販売点数(万点・推定)価格1 点あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/06 40.0 0.41 16 0
10 年後 中立 40.0 0.53 21 0

取り方:家具・寝具流通(前期 15.1 億円、2024 年にやまと産業を連結)と海外(1.5 億円)の合計を、マットレス・ウレタン製品・ベッドの販売点数に直して推定した。1 点あたり約 4 千円、約 40 万点。

リスクと懸念

計画の未達

2026 年 6 月期の営業利益は計画 4 億円に対し実績 2.5 億円だった。中期計画の 2028 年 6 月期の営業利益 6 億円も、同じ道をたどる恐れがある。数字の信頼性が経営の最大の弱点だ。

貸与価格の上限と値下げ圧力

貸与事業者の利幅は介護保険の価格上限で縛られ、仕入れを下げたい。同社の卸値は、需要が伸びても上がりにくい。

販売先の偏り

西川が売上の 15.6%、日本ケアサプライが 10.5%。1 社が離れれば、利益のほぼすべてが消える規模だ。

ベトナム生産と為替

製造はベトナムの持分法会社に集中し、為替と人件費の上昇、カントリーリスクが直撃する。為替予約でも長期の円安は防げない。

のれんの減損

やまと産業の買収で生じたのれんは、利益率の改善が進まなければ減損の対象になる。

海外展開の不確かさ

中国の Haier 合弁と韓国の協業は芽の段階で、売上に占める割合は 2% にとどまる。投資が先行して利益を圧迫する恐れがある。

今後の分かれ目

営業利益率が 2 期続けて 4% を超えたら
調達・加工の統合が実を結んだと見て、中立の利益率を上げ、やや楽観の確率を厚くする。
西川や日本ケアサプライなど主要顧客の売上比率が低下、または 1 社が離れたら
やや悲観・悲観に確率を移す。
貸与価格の上限制度が強化されたら
価格の前提を下げ、やや悲観を厚くする。
円安が進み、仕入れの為替差損が粗利率を押し下げたら
利益率の前提を下げる。為替予約の期間を確かめる。
中国合弁や韓国の協業で売上が年 5 億円規模に乗ったら
海外を第 4 の柱として、数量の前提を上げる。
事業会社や寝具大手が出資・買収を提案したら
TOB の価格を本質価値と比べる。分析の前提が変わるので再点検する。

見ておくもの

  • 営業利益率と、中期計画に対する進捗(売上 100 億円・営業利益 6 億円)
  • 福祉用具流通・施設・家具寝具の市場別売上の増減
  • 西川・日本ケアサプライの売上比率
  • 仕入れの為替レートと粗利率
  • やまと産業ののれんの回収状況

倍率と資本コストの決め方

数量と価格を市場別に分け、物価の分は価格に入れたが、貸与価格の上限と円の仕入れ負担で、中立の価格は物価の 1.28 倍にとどめた。営業利益率は過去の山(10% 台)でなく、実力に近い 3.4% を中立に置いた。ROE が k を下回るので PER の上限は 1÷k=12.5 倍で、中立は利益の質(薄利・計画未達)から上限の 8 割に置いた。今の株価や過去の倍率からは置いていない。悲観は売れる資産の税後を床とした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.5→11.8 倍・やや楽観 PER 11→11.11 倍・中立 PER 10→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. プラッツ 有価証券報告書要点(FY2025)
  2. プラッツ 中期経営計画(2026〜2028 年 6 月期)
  3. プラッツ 決算(2026 年 6 月期)

分析日 2026-10-19