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平賀 7863

チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,032 円30 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)926 円27 億円差 +11.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,032 円30 億円 · 差 +11.5% · 期待の年率 +8.7%
期待の年率リターン(10 年)+8.7%資本コストと同じ
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

平賀は、小売店向けのチラシ・POP・シールを企画から配送まで請け負う販促会社だ。売上は100億円、営業利益は2億円ほどしかない。筆者は、本業の稼ぎが薄いまま10年が過ぎれば、今の値段を支えるのは現金だけになると見る。

時価総額27億円に対し、純現金は16億円ある。割安に見えるのはそのためだ。だが、この現金は会社の中にあり、株主の手元に戻る保証はない。自己株を発行済みの3割近く持つ実績はあるが、消却や総還元の数値方針は確かめられなかった。

本業は構造的に厳しい。折込チラシは部数が減り、小売の販促は自前のアプリやSNSに移っている。10年で受注の件数は2割弱減ると置いた。値上げで売上の目減りは抑えるが、紙・人件費・配送費の上昇を価格に転嫁しきれなかったのが直近の減益だ。

会社は中期経営計画で営業利益率8%、ROE15%を長期の目標に掲げた。ただ、2026年版では数値目標を取り下げた。筆者はこの目標を中立に採らない。過去12年で営業利益率が6%を超えたのは1度だけだからだ。

結論は、現金を足してほぼ適正。資本コスト8.75%に届かない稼ぐ力に高い倍率はつけられず、現金の安全域がその分を支える。現金が戻る確かさが上がれば、見方は上に動く。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は持ち続けたい事業ではない。理由は、10年後に今より強くなっている姿が描けないからだ。チラシの需要は減り、価格を決める力も弱い。

株主のものになる利益、つまりオーナー利益は、直近で2億円弱しかない。事業を維持する設備投資は小さいが、利益そのものが薄い。純現金の16億円が時価総額の6割に当たるのは確かで、その分の安全域は大きい。

ただ、現金は戻って初めて株主のものになる。戻し方に確かな方針が見えない以上、帳簿の額をそのまま価値に数えない。筆者は戻り方を0.75とし、事業の価値には、資本コストに届かない稼ぎに見合った低い倍率だけを与えた。

経営は借金をせず、危ない買収もしていない。資本の配分で価値を壊してはいない。ただ、現金を事業の成長に変える先がないのも事実だ。会社が営業利益率8%、ROE15%と言い続けるなら、実績で示してほしい。

安全域は、悲観の場合の純現金にある。悲観でも今の時価総額を割り込みにくいのは、そのためだ。一方、楽観でも、伸びる事業の厚みがないので、大きな上振れは見込めない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、小売・流通業の販売促進物の受注だ。スーパーやドラッグストアなどが出す折込チラシ、店頭のPOP、商品に貼るシール、販促のWebページを、企画・デザインから印刷、配送まで一貫して引き受ける。東京都練馬区に本社を置く1956年設立の会社で、東証スタンダードに上場している。

収益は売上の約100億円で、単一の事業として開示している。受注は小口で件数が多い。同じ顧客から毎週のように同じ型のチラシを受けるため、一件ごとの利益は小さいが、取引は途切れにくい。ここが、この会社の安定の源である。

一方で、利益の多くは印刷の仕入れ(紙・インキ)と外注費、配送費の差で決まる。販売価格は顧客の見積もり比較で決まりやすく、原価が上がっても転嫁に時間がかかる。2026年3月期は売上が1.8%増えたのに、営業利益は4割減った。原材料高と費用の増加を価格に載せきれなかった形だ。

事業の性格は、受注産業に近い。景気が悪くなれば小売の販促費は削られるが、反対に値引きの訴求が増えて、チラシが増える局面もある。需要の山谷は大きくない。ただ、長い目では紙媒体の部数が減る力が働き、Webへの置き換えをどこまで自社の売上にできるかが勝負になる。

会社は2024年に中期経営計画「SPX2027」を出し、変革期と位置づけて、事業規模の拡大と稼ぐ力の向上を掲げた。ただ、2026年版では原材料価格の高止まりを理由に、数値目標の管理をやめ、単年度の計画に切り替えた。

優良さと弱いところ

優良さは、高くない。筆者がこの会社の堀、つまり他社が簡単にまねできない強みを探すと、顧客との取引の長さと小口の対応力に行き着く。ただ、どちらも価格を自分で決める力にはつながっていない。

営業利益率は、過去12年で0〜6.5%の間を行き来している。直近の2.2%は低い方だ。印刷は設備を持つ大手と、外注で請ける小規模の会社が多く、見積もりで比べられる。値段を決めるのは顧客のほうだ。

資本効率も弱い。ROEの過去10年の中央値は10%だが、直近は4%まで落ちた。自己資本の4分の1近くが現金で、稼ぐ力に対して資本が重い。会社自身がROE10%、PBR1倍を掲げたのは、この点を意識している証拠だろう。

強みは、財務の堅さだ。自己資本比率は59%、純現金は16億円で、借金に頼らない。赤字は2008〜2010年の3期だけで、これを除けば、小さな利益を積み上げてきた。経営は慎重だが、攻めた資本の使い方は見えない。

懸念は、どこに伸びるかが描けていないことだ。Webの制作運用は、AIの内製化で価格が下がりやすい分野でもある。堀があるとは言えないので、筆者は残る割合を普通の2分の1より低く、弱い堀として扱う。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

市場は、長い縮小の最中にある。日本の印刷市場は1991年の約9兆円から、2024年は6兆円強まで細った。チラシはその中でも、デジタル販促に置き換わる速さが大きい部類だ。折込の部数は年々減り、店のアプリやSNSのクーポンに予算が動いている。

小売はなお、店頭のPOPやシール、期間限定のチラシを必要とする。ここは紙の価値が残る領域で、平賀の受注の下支えだ。ただ、顧客のスーパーやドラッグストアは統合が進み、本部が一括で発注する流れが強まる。取引先が大きくなるほど、値段の交渉力は小さくなる。

費用の側では、紙・インキ・配送・人件費がいずれも上がる。物価が年3%で続く前提では、価格を同じ率で上げられるかが利益率を決める。上げられなかった会社から利益が痩せていく。直近の平賀がこの形だ。

競合は、大手の印刷会社から、地域の中小印刷、Web制作会社、広告代理店まで幅広い。業界全体では事業の整理と合併が続く。平賀のような中堅は、買われる側にも、小さな会社を買い集める側にもなりうる。ただ、これまでの合併は2013年のイマージュ吸収程度で、大きな再編の実績はない。

筆者は10年の数量を、中立で0.85倍と置く。人口の減少に加え、紙からデジタルへの置き換えが重なる。価格は物価並みの1.34倍まで上げられるかを、利益率の幅で表す。

資本政策と M&A

資本の使い方は、守りだ。配当は据え置きの水準(2027年3月期の予想も同じ)で、中計では配当性向30%以上を掲げる。年の総額は1億円強で、直近の利益の6割ほどに当たる。

自己株は発行済みの約28%を持つ。市場から買い戻してきた実績があり、少数株主の側から見れば、現金を戻す意思は一定程度ある。ただ、消却の計画や総還元の数値目標は確かめられなかった。株主優待も確認できなかったので、還元には数えない。

純現金16億円の大半は運転に要る分と見て、事業に要らない分は8億円と置く。戻り方は0.75とする。大株主の構成は確かめられておらず、オーナー支配で戻らない可能性を残すためだ。

M&Aは、買う側にも買われる側にもなりうる。時価総額が27億円と小さく、現金が時価総額の6割あるため、買い手から見れば安く映る。TOBの噂は見つかっていない。この可能性は、確率の中でやや楽観側に少し効かせた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

時価総額27億円に対して、純現金が16億円ある。事業を零として見ても、残りの時価総額は11億円で、これは売上100億円の会社に対して安すぎる。直近の営業利益が薄いのは、原材料と人件費の高騰を価格に載せるまでの一時的な遅れだ。

値上げが通れば、利益率は戻る。2022年3月期は6.5%、2024年3月期は5.0%を出した実績がある。会社が2027年3月期の経常利益を3.8億円と予想するのも、その回復の表れだ。

PBRは1倍を下回り、会社自身も1倍以上を目標に掲げた。自己株を発行済みの3割近く持つ以上、さらなる買い戻しや消却で、株主への還元が強まる余地がある。小規模で現金が厚いため、買収の標的になる可能性もあり、これは確率の上振れ要因だ。さらに、事業の価値を零と見ても現金が時価総額の6割を占めるので、下値の安全域は厚い。この点は、慎重な見方でも否定しにくい。会社が出す経常利益の回復予想が、その入り口になる。

慎重な見方

チラシ市場は構造的に縮む。折込は部数が減り、販促費はアプリとSNSへ動いている。10年で件数は2割ほど減る。顧客の小売は統合が進み、本部が一括で値段を決めるので、価格交渉力は弱まる一方だ。

利益率の回復は、過去にも期待されては外れてきた。営業利益率が6%を超えたのは過去12年で1度だけで、直近は2%だ。会社も中計の数値目標を取り下げた。回復を前提にした議論は、根拠が薄い。

現金は時価総額の6割あるが、株主に戻る確かな方針は無い。買い戻した自己株が消却されていないので、1株あたりの価値が増えるとは限らない。現金が事業の延命や、失敗する買収に使われれば、その価値は削られる。

資本コスト8.75%に届かない稼ぎに、高い倍率は付けられない。ROEが5%程度の会社では、ためた利益の価値は帳簿の額に届かない。加えて、現金が厚いのは、成長に使い道がないことの裏返しでもある。成長に使えない現金は、時間とともに価値が薄れる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうが強い。強気の見方は現金の安全域では正しいが、事業の稼ぎが資本コストに届かない点を覆せない。確率は、中立と、やや悲観に厚く置いた。現金の戻り方を0.75としたのは、買い戻しの実績を認めつつ、方針の薄さを引くためだ。現金の安全域は価値の下支えになるが、それだけで割安とは言えない。結論は、この会社が稼ぐ力を戻せるかを証明するまで、現金の価値を割り引いて見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,659 円48 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 479 円14 億円)。 今の値に割り戻すと 1,032 円30 億円、今との差 +11.5%、 期待の年率 +8.7%(資本コスト 8.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,663 円105 億円 904 円26 億円 +393.3% +17.3% 365 円11 億円
やや楽観 17% 2,209 円64 億円 696 円20 億円 +213.7% +12.1% 494 円14 億円
中立 35% 1,872 円54 億円 487 円14 億円 +154.7% +9.8% 825 円24 億円
やや悲観 28% 933 円27 億円 348 円10 億円 +38.3% +3.3% 359 円10 億円
悲観 12% 619 円18 億円 174 円5 億円 −14.4% −1.5% 95 円3 億円
加重平均100% 1,659 円48 億円479 円14 億円 +130.9% +8.7% 2,138 円61 億円

今の株価時価総額 926 円27 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 値上げが通り、WebとPOPで受注を守る 利益 8 億円 · PER 13.2 倍 · 株価時価総額 3,663 円105 億円

紙のチラシは縮むが、店頭のPOP・シール・販促Webを束ねて提案する力で、大手顧客の本部発注を取り込む。受注は2割弱の減少にとどまり、紙・配送・人件費の上昇も価格に転嫁できる。営業利益率は過去の山の6.5%まで戻る。余った現金は自己株の消却と増配で戻り、会社が掲げた配当性向30%以上を上回る。時価総額が小さく現金が厚いため、買い手が現れてもおかしくない。利益が戻れば、現金が厚い小さな会社として評価され直す。買い手が現れる道も、この筋書きでは開ける。数量の減りを価格で補い、利益の質が上向く姿を描いた。配当は増え、純現金も減らない。

  • 販促物(チラシ・POP・シール・Web):数量 19.0(年間の受注件数(万件、推定))× 価格 7.00(1 件あたりの平均売上(万円・名目))→ 売上 133 億円・営業利益 9 億円。19.0 万件 × 1 件 7.0 万円、営業利益率 6.5%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.6% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)6 億円。全体の PER 13.16 倍、時価総額 103 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:小口の販促を守りつつ値上げを通し続ける道は細く、過去12年に6%超の利益率は1度だけ。実現は少数と見る。

やや楽観 17% 原価の転嫁が進み、利益率が戻る 利益 5 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 2,209 円64 億円

紙や配送の値上がりを価格に載せる交渉が進み、営業利益率は5%に戻る。受注件数は10年で1割減とゆるやかに縮み、売上は120億円台になる。利益の半分以上を配当に回し、買い戻しも続く。大きな成長はないが、本業の稼ぎが現金と同じ水準で積み上がる。ただ、堀が弱いので、利益率が5%を超え続けるには値上げの交渉を毎年通す必要がある。件数の減少は止まらず、成長ではなく、稼ぎの質の回復という筋書きだ。顧客の統合が進んでも、小口の対応力で取引を守る前提を置く。経営は大きな賭けに出ず、現金を残したまま利益を積む。小さな買収で販促Webの顧客を広げる余地もあるが、投じる額は小さく、全体の姿は変わらない。

  • 販促物(チラシ・POP・シール・Web):数量 18.0(年間の受注件数(万件、推定))× 価格 6.80(1 件あたりの平均売上(万円・名目))→ 売上 122 億円・営業利益 6 億円。18.0 万件 × 1 件 6.8 万円、営業利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.8% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)6 億円。全体の PER 11.44 倍、時価総額 62 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社が2027年3月期に経常利益の回復を見込み、過去には5〜6%台の営業利益率も出した。値上げの定着はあり得る。

中立 35% 件数は緩やかに減り、利益率は低いまま 利益 4 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 1,872 円54 億円

折込チラシの減少は続くが、店頭のPOPとシールが下支えする。受注の件数は10年で15%減、価格は物価並みの1.34倍まで上がる。営業利益率は3.8%で、過去の平均的な水準に落ち着く。売上は110億円台だが、利益は4億円に届かない。還元は配当性向30%強を保つ形で、現金は少しずつ積み上がる。現金は積み上がるが、事業の稼ぎが資本コストに届かないため、価値としては帳簿どおりには数えない。顧客の統合や内製化の影響はまだ限られ、緩やかな縮小が続く姿だ。会社が掲げる利益率8%には届かない。10年後の姿は今に近く、会社の規模と現金の厚みは大きく変わらない。

  • 販促物(チラシ・POP・シール・Web):数量 17.0(年間の受注件数(万件、推定))× 価格 6.70(1 件あたりの平均売上(万円・名目))→ 売上 114 億円・営業利益 4 億円。17.0 万件 × 1 件 6.7 万円、営業利益率 3.8%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.3% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)6 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 49 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の営業利益率2.2%と過去12年の平均的な3〜4%の間に置く。件数減と値上げの綱引きが続く。

やや悲観 28% 件数が大きく減り、値上げも追いつかない 利益 2 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 933 円27 億円

大手顧客の本部発注が進み、見積もりの競争で単価が伸びない。受注件数は10年で25%減り、価格の上昇は物価に届かず1.30倍にとどまる。営業利益率は2.5%にとどまり、売上は100億円を割る。配当を今の水準で維持しにくくなり、還元は縮む。現金の一部は事業の延命に使われる。それでも赤字には落ちず、現金が緩衝材になる。ただし、配当の水準を保つには、利益より現金に頼る年が出てくる。筋書きとしては、事業が少しずつやせ細り、経営の選択肢が狭まる姿だ。人手と外注費の上昇が重く、紙以外の仕事への転換も遅れる。会社が単年度の計画に切り替えたことの意味が、数字で表れてくる。

  • 販促物(チラシ・POP・シール・Web):数量 15.0(年間の受注件数(万件、推定))× 価格 6.50(1 件あたりの平均売上(万円・名目))→ 売上 98 億円・営業利益 2 億円。15.0 万件 × 1 件 6.5 万円、営業利益率 2.5%

倍率:ROE 4.2%(事業の純利益÷自己資本)。k 8.75% を大きく下回るので、PER は 1/k の約 7 割の 8 倍に置く。

確率:顧客の統合で価格交渉力が落ち、紙・人件費の上昇を載せきれない形は直近で既に出ている。

悲観 12% チラシの内製化とデジタル化で受注が半減 利益 0 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 619 円18 億円

大手の小売がアプリとSNSに販促費を移し、紙のチラシ・POPの外注が急減する。受注件数は10年で45%減り、価格は1.20倍にとどまる。営業利益は赤字に沈み、事業の稼ぐ力はほぼ消える。現金も、赤字の穴埋めと失敗した事業転換で目減りする。床は純現金から運転に要る分と、戻らない分を引いた額に置く。経営が事業の再編や身売りに動く可能性もあるが、この筋書きではそれが間に合わない。床の価値は、純現金から戻らない分と運転資金を引いた額に近い。取引先の離脱が連鎖し、固定費を支える受注量を下回る。印刷と配送の設備や人員を縮めても、収益の穴は埋まらない。

  • 販促物(チラシ・POP・シール・Web):数量 11.0(年間の受注件数(万件、推定))× 価格 6.00(1 件あたりの平均売上(万円・名目))→ 売上 66 億円・営業利益 −1 億円。11.0 万件 × 1 件 6.0 万円、営業利益率 -1.0%

倍率:稼ぐ力が消えるので、今の自己資本(44 億円)に PBR 0.4 を掛けた床(約 18 億円)で置く。純現金は 16 億円から運転資金・戻らない分を引く。

確率:小売が販促を自前のデジタルに移し、紙の発注が構造的に半分近くまで縮む筋書き。起こる確率は低いが、起これば事業の価値は大きく損なわれる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

販促物(チラシ・POP・シール・Web)

小売・流通向けの販促物の企画・制作・印刷・配送を一貫して請け負う、単一の事業。

数量年間の受注件数(万件、推定)価格1 件あたりの平均売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 20.0 5.00 100 2
10 年後 中立 17.0 6.70 114 4

取り方:受注件数は開示が無いので推定。売上99.7億円を1件あたり約5万円(チラシ・POP・シールの小口案件の平均)として約20万件と置いた推定で、数量の確度は低い。営業利益は短信の2.15億円。

リスクと懸念

チラシ需要の構造的な縮小

折込の部数減と、小売の販促がアプリ・SNSへ移る流れで、主力の紙の受注が10年かけて縮む。件数の減りが価格の上昇を上回れば、売上そのものが減る。

原価高を価格に転嫁できない

紙・インキ・配送・人件費の上昇を顧客の見積もり比較の中で価格に載せきれない。2026年3月期は売上増でも営業利益が4割減った。この形が続くと、利益率は2%台で固まる。

顧客の統合と本部発注

スーパー・ドラッグストアの統合で、本部が発注と値段を一括で決める。取引先が大きくなるほど交渉力は落ち、単価が下がりやすい。

現金が株主に戻らない

時価総額の6割に当たる純現金は、消却や総還元の数値方針が確認できず、事業の延命や小さな買収に使われる恐れがある。戻り方を0.75に抑えたのはこのため。

Web制作・運用のAI内製化

販促Webの制作は、AIによる内製化で単価が下がりやすい。顧客が自前で作れるようになれば、デジタルへ移る受注の取りこぼしが大きくなる。

今後の分かれ目

営業利益率が2期続けて5%を超えたら
原価の転嫁が定着したと見て、やや楽観・楽観の確率を上げてよい。
自己株の消却や総還元の数値方針が開示されたら
余った現金の戻り方を1.0に近づけてよい。価値は現金の分だけ上がる。
主要な小売顧客が本部一括発注へ切り替えたら
価格交渉力の低下が現実になった合図。やや悲観の確率を上げる。
買い手によるTOBが出たら
筋書きの外。買付価格と現金の厚さを見比べる。
受注件数の減りが年5%を超えたら
悲観の筋書き(受注の半減)に重みを移す。

見ておくもの

  • 営業利益率(四半期ごと)と、紙・配送の原価の転嫁状況
  • 自己株の消却・配当方針の開示
  • 折込チラシの市場の動向と、主要顧客の販促のデジタル移行

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト 8.75% に届かないかそれに近いことから、1/k(約 11.4 倍)を上限とし、堀は弱いとして上限の 6〜9 割に置いた。今の株価や過去の PBR は使っていない。現金は 8 億円を余りとして分け、戻り方 0.75 で足した。リースの賃借は小さく、新リース会計基準で数字の形が変わる点は 10 年後も今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→13.16 倍・やや楽観 PER 9.5→11.44 倍・中立 PER 9→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. 平賀 中期経営計画(SPX2027)
  2. 平賀 2026年3月期 決算短信

分析日 2026-10-22