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タカラトミー 7867

トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,792 円3,259 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,678 円4,021 億円差 −18.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 3,792 円3,259 億円 · 差 −18.9% · 期待の年率 +4.2%
期待の年率リターン(10 年)+4.2%資本コスト比 −3.0 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

タカラトミーは、トミカ・プラレール・リカちゃん・ベイブレードなど自社の玩具で稼ぐ老舗である。近年はトレーディングカード、ガチャ、大人向け商品が加わり、2026 年 3 月期は売上が過去最高の 2,700 億円台に乗った。

筆者の結論は「割高」だ。いちばんの理由は、利益の質にある。営業利益の大半を国内が稼ぎ、海外は売上の 3 割を占めても利益はほとんど出ていない。

国内の玩具市場は 4 年続けて過去最高を更新した。しかし、押し上げているのはカードやぬいぐるみのブームで、子どもの数は減っていく。ブームは必ず冷める。ブームが冷めた後の姿を、10 年の筋書きの真ん中に置く必要がある。

一方、財務は堅い。純現金が約 500 億円あり、自己資本比率は 68% ある。会社は 2030 年 3 月期に売上 3,000 億円・営業利益率 10% を掲げる。筆者は、中立で 10 年後に営業利益率が 10% 台に届くと見る。

それでも、10 年後の時価総額は 3,500 億円前後にとどまる。今の時価総額は約 3,900 億円で、今の値段が先の利益を先取りしている。最悪の筋書き(ブームが去り、版権も失う)では、時価総額は 600 億円まで縮む。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の本質は「トミカなどの定番が稼ぐキャッシュを、ブームの商品で増やす」ことにある。定番は持ち続けたい資産だ。一方で、カードゲームや外部の版権は、ブームが去れば収益が細る。

払う値段に安全域があるかを問うと、今の時価総額は、会社の 2027 年 3 月期予想の利益に対して 20 倍を超える。国内のブームが続く前提でなければ、この値段は正当化しにくい。

経営の資本配分は、慎重に見たい。純現金を溜めて、還元は 50% 程度に抑え、買収枠を持っている。もし買収が失敗すれば、積み上げた現金の価値が目減りする。米国子会社の減損が前例だ。

オーナーとして持ち続けたいかと考えると、国内の定番事業だけなら持ちたい。しかし、海外の利益がまだ薄く、ブームに頼る部分が大きいので、確信度は高くない。筆者は、わかりにくい部分が多い会社には、安全域を厚く求める。10 年の価値は、今の値段を 4 割ほど下回ると見ている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は国内の玩具事業だ。トミカ、プラレール、リカちゃん、ゾイドといった定番に、デュエル・マスターズなどのカードゲーム、「アイプリ」のようなアーケード、ポケモン関連の商品が並ぶ。子会社のタカラトミーアーツがガチャとアミューズメントを担い、キデイランドが店舗で売る。

売上を買い手の所在地で見ると、国内が 1,798 億円、海外が約 900 億円で、海外比率は 33.5% だ。海外は北米 454 億円、アジア 298 億円、欧州 110 億円と続く。

海外の稼ぎ方は国内と違う。北米は子会社が玩具とベビー用品を売り、トランスフォーマーなど外部の版権も多い。アジアには生産子会社があり、売上は大きいが利益は小さい。2026 年 3 月期は、日本の営業利益が 283 億円だったのに対し、アメリカズは 6 億円、欧州は赤字だった。

つまり、利益は国内で生まれ、海外は種まきの段階にある。ベイブレード(独楽を戦わせる玩具)は、日本で作って世界へ輸出するため、利益の一部は日本側に出る。この点は、海外の「見かけの利益」の低さを読む時に頭に入れておきたい。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、自社の定番ブランドにある。トミカは発売から半世紀を超え、親から子へ受け継がれる。プラレールやリカちゃんも同じだ。この部分は、流行り廃りの激しい玩具の中では珍しく息が長い。

ただし、近年の増収を支えているのはカードゲームやガチャのようなブームの商品だ。ポケモンやトランスフォーマーなど、版権が他社にある商品も多い。版権は契約が切れれば手元に残らない。筆者はここに慎重だ。

値決め力は普通である。トミカの高価格帯のように価格を上げられる商品もあるが、玩具全体では競争が激しく、価格はバンダイや海外勢との勝負で決まる。

資本の使い方は堅実だ。借金はなく、無理な買収もしていない。ただし、米国子会社ののれんを減損した事実は重い。2026 年 3 月期は約 49 億円の減損損失を出し、純利益が 3 割近く減った。買った事業が期待どおりに稼がなかった証拠で、海外で稼ぐ力にまだ課題があるという見方につながる。

ROE(株主のお金で稼ぐ効率)は、過去 10 年の中央値が約 10.5% だ。悪くないが、突き抜けてもいない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の玩具市場は 2023 年度に初めて 1 兆円を超え、4 年続けて過去最高を更新した。伸びているのは、カードゲームやぬいぐるみ、大人向けのハイターゲット商品だ。2025 年度はカードが 11.9% 増、ぬいぐるみは 38.2% 増だった。

この伸びは、子どもの数の増加ではなく、大人(キダルト)が玩具を買い始めたことによる。子どもの人口は減り続けるので、数量の伸びを大人の需要で補えるかが 10 年の焦点だ。世界の玩具市場も、おおむね年 4〜6% で伸びる見通しがある。

競争相手は、国内ではバンダイナムコ(ガンプラやカード、ガチャ)、世界ではレゴ、マテル、ハズブロだ。バンダイナムコは規模が大きく、IP(版権)の自社比率も高い。タカラトミーは、その隙間で定番ブランドとブームの商品を組み合わせる立場にある。

もう一つの変化は、ガチャ(カプセルトイ)の広がりだ。単価は低いが、数が出る。キデイランドの店舗での展開と合わせて、タカラトミーの売り方の幅を広げている。

海外は、関税や為替で振れやすい。2026 年は米国の通商政策で、北米の玩具消費とベビー用品の販売が弱まった。

資本政策と M&A

還元は厚くなっている。会社は 2030 年 3 月期の目標に、総還元性向 50% 程度を掲げた。2026 年 3 月期の年間配当は前期並みで、利益が一時的に落ちた期でも減らさなかった。

M&A(企業の買収)には積極的だ。中長期戦略は、ベースラインの 2,000 億円に加え、年齢軸と地域軸の強化を目的に最大 1,000 億円の M&A・IP 取得枠を持つと説明している。

筆者が気にしているのは、この買収枠の使い方だ。過去の米国子会社の減損が示すように、海外の買収は期待どおりに稼ぎにくい。純現金 500 億円は買収枠の原資にもなるが、買い方次第で、積み上げた現金が価値の低い資産に変わる恐れがある。

買われる側としては、玩具の定番ブランドと海外網を持つ会社は、海外の玩具大手や投資ファンドにとって魅力がある。kabufu の推計では、10 年以内に TOB(株式の公開買い付け)や買収を受ける確率は 16.8% だ。ただし、今の時価総額は約 3,900 億円と過去最高益並みの利益を前提にしているため、買う側にとって割安とはいえない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

会社の自己最高益の更新は、ブームだけでは説明できない。トミカの高価格帯、トランスフォーマーのハイターゲット向けレーベル、デュエル・マスターズなど、大人向けに単価を上げる商品が増えた。キダルト層は子どもより財布が大きく、10 年続く需要だ。

海外は、これから利益が出始める段階にある。アメリカズは前期の赤字から黒字に変わった。ベイブレード X は中国・北米・欧州・豪州へ広がっている。会社は海外を日本と同じ「商品開発から営業まで一貫」の体制にしようとしており、この体制が整えば、売上 3,000 億円・営業利益率 10% は十分に届く。

2026 年は一時の要因が重なった。米国子会社ののれん減損、関税、ERP(基幹システム)の不具合などだ。これらがなくなれば、純利益は 180 億円規模に戻る。実際、2027 年 3 月期の第 1 四半期は営業利益が 19.9% 増えた。

財務も強い。純現金があり、借金はない。還元は総還元性向 50% が目標で、配当は据え置いた。1,000 億円の M&A 枠を、版権の取得や海外のブランド買収に使えば、年齢軸・地域軸の両方が一気に進む。

慎重な見方

国内の増収を支えているのは、カードやぬいぐるみのブームだ。ブームは必ず冷める。ベイブレードも最初のブームは数年で終わった。今の市場の伸びも、その延長にある。

版権の多くは他社のものだ。ポケモンやトランスフォーマーは、契約更新や権利者の方針で収益が動く。主力が自社だけの版権でなければ、堀は薄い。

海外は赤字から抜け出せていない。欧州は赤字、アメリカズはかろうじて黒字、アジアは利益が 2 割減った。米国子会社は約 49 億円ののれんを減損した。同じ戦略で海外の買収を重ねれば、同じ失敗を繰り返す。

欧州の赤字は何年も解消していない。

国内の子どもは減る。値上げと大人の需要で数量減を補ってきたが、玩具は嗜好品で、景気が悪くなれば真っ先に削られる。今の時価総額は、会社の来期予想の利益に対して 20 倍を超える。ブームが一息ついた時点で、利益より先に倍率が縮む。

関税と為替の影響も、海外の利益を薄くする。2026 年の第 1 四半期は関税の還付で営業利益が約 10 億円押し上げられたが、これは一回限りの利益で、実力ではない。こうした一時の利益を除くと、海外の稼ぐ力はさらに低く見える。

どちらに重みを置いたか

定番ブランドと財務の堅さは、強気の見方のとおり本物だ。純現金があり、国内の営業利益は着実に積み上がっている。

ただし、慎重な見方の指摘のほうが、10 年の価値を決める部分では強い。利益の大半が国内のブーム商品と他社の版権に頼り、海外はまだ薄い。10 年たった時点で、この質の利益に高い倍率を付けるのは難しい。

そこで、確率はやや悲観に寄せた。10 年で、やや悲観と悲観を合わせて 37% とした。ただし、純現金と定番ブランドが下値を支えるので、悲観を厚くはしていない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,779 円4,968 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,308 円1,124 億円)。 今の値に割り戻すと 3,792 円3,259 億円、今との差 −18.9%、 期待の年率 +4.2%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 13,106 円1.13 兆円 1,978 円1,700 億円 +222.4% +12.4% 1,508 円1,297 億円
やや楽観 20% 8,729 円7,503 億円 1,687 円1,450 億円 +122.7% +8.3% 2,083 円1,791 億円
中立 33% 6,852 円5,890 億円 1,367 円1,175 億円 +75.7% +5.8% 2,712 円2,331 億円
やや悲観 24% 1,573 円1,352 億円 1,056 円908 億円 −43.8% −5.6% 631 円542 億円
悲観 13% 646 円556 億円 524 円450 億円 −75.0% −12.9% 152 円131 億円
加重平均100% 5,779 円4,968 億円1,308 円1,124 億円 +51.5% +4.2% 7,087 円6,092 億円

今の株価時価総額 4,678 円4,021 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 10% 大人向け商品と海外が両方当たる 利益 515 億円 · PER 21.2 倍 · 株価時価総額 13,106 円1.13 兆円

トミカの高価格帯やカード、ガチャが大人の定番需要として根付き、国内の数量が今より 1 割以上増える。ベイブレードは北米・中国で第二の柱になり、海外の営業利益率は 12% に乗る。最大 1,000 億円の買収枠で、自社の定番に近い版権や海外ブランドを割安に取り込み、売上は 5,600 億円規模に達する。会社が掲げる営業利益率 10% を超え、国内も 17% を保つ。還元は総還元性向 50% を続け、純現金に余りが出る。海外ではアジアの生産子会社の稼働も上がり、為替や関税の逆風があっても利益率が崩れない。玩具が子どもだけの市場でなくなった世界で、定番ブランドの価値が見直される 10 年だ。

  • 国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗):数量 135(国内の販売点数(百万点、実質))× 価格 2,250(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 3,038 億円・営業利益 516 億円。国内 135 百万点×単価は今の 1.50 倍、営業利益率 17.0%
  • 海外(北米・欧州・アジア・オセアニア):数量 75.0(海外の販売点数(百万点、実質))× 価格 3,500(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 2,625 億円・営業利益 315 億円。海外 75 百万点×単価は今の 1.40 倍、営業利益率 12%

倍率:事業の純利益 515 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.9% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.2 倍。全体の PER 21.21 倍、時価総額 10,925 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の大人向け需要の定着、ベイブレードと自社の定番の海外での拡大、版権の買収の成功が全部重なる必要があり、連続成功の確度は高くない。

やや楽観 20% 会社の計画をおおむね達成する 利益 369 億円 · PER 19.6 倍 · 株価時価総額 8,729 円7,503 億円

会社の中長期戦略がおおむね計画どおりに進む。国内は定番とカード・ガチャで数量を保ち、単価の上昇が利益率を押し上げる。海外はアメリカズと欧州の赤字が消え、営業利益率は 9% 前後に届く。買収は小粒で、失敗しない。売上は 4,800 億円規模になり、営業利益率は 11% 台に乗る。ブームの反動は一部の商品に限られ、全体の利益は崩れない。アジアの生産子会社も稼働を保ち、関税の影響は吸収できる。還元は総還元性向 50% で続き、純現金は少しずつ積み上がる。国内の少子化は続くが、大人向け商品への切り替えが進み、数量の減りは小さくて済む。

  • 国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗):数量 127(国内の販売点数(百万点、実質))× 価格 2,150(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 2,731 億円・営業利益 423 億円。国内 127 百万点×単価は今の 1.43 倍、営業利益率 15.5%
  • 海外(北米・欧州・アジア・オセアニア):数量 60.0(海外の販売点数(百万点、実質))× 価格 3,400(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 2,040 億円・営業利益 184 億円。海外 60 百万点×単価は今の 1.36 倍、営業利益率 9%

倍率:事業の純利益 369 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.6 倍。全体の PER 19.6 倍、時価総額 7,230 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の 2030 年 3 月期の目標(売上 3,000 億円・営業利益率 10%)を上回って進む姿で、実現の目安は 2 割程度とした。

中立 33% 定番とブームがならされる 利益 288 億円 · PER 19.2 倍 · 株価時価総額 6,852 円5,890 億円

国内は、子どもの減少を大人向けの商品で埋め、数量が今とほぼ同じ水準を保つ。ブームの商品は入れ替わりながら、定番の商品が土台になる。海外は、ベイブレードと北米のブランドで数量が 5 割ほど増えるが、競争が激しく、営業利益率は 7% にとどまる。国内は 14.5% を保つ。全体では売上 4,200 億円規模、営業利益率は 10% 台前半で、会社の目標にほぼ手が届く。買収は一部成功し、一部は減損になる。為替や関税で利益がぶれる年もあるが、均せば大きくは動かない。還元は総還元性向 50% で続き、純現金は緩やかに積み上がる。10 年を通じて、「普通に稼ぐ玩具会社」に落ち着く姿だ。

  • 国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗):数量 120(国内の販売点数(百万点、実質))× 価格 2,100(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 2,520 億円・営業利益 365 億円。国内 120 百万点×単価は今の 1.40 倍、営業利益率 14.5%
  • 海外(北米・欧州・アジア・オセアニア):数量 50.0(海外の販売点数(百万点、実質))× 価格 3,350(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 1,675 億円・営業利益 117 億円。海外 50 百万点×単価は今の 1.34 倍、営業利益率 7%

倍率:事業の純利益 288 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.2 倍。全体の PER 19.2 倍、時価総額 5,535 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気と慎重の議論の落としどころ。国内は数量を保ち、海外は少しずつ利益が出る姿を最も確からしいとして 3 分の 1 を置いた。

やや悲観 24% ブームが去り、海外も伸びない 利益 125 億円 · PER 10.6 倍 · 株価時価総額 1,573 円1,352 億円

カードとガチャのブームが冷め、国内の数量は 1 割ほど減る。値引きと販促の費用がかさみ、国内の営業利益率は 10% まで下がる。海外は、北米の関税と競争でアメリカズの黒字が定着せず、欧州は赤字が続き、営業利益率は 2% にとどまる。買収は 1,000 億円の枠の一部を使うが、期待どおりには稼がない。売上は 3,300 億円規模で、営業利益は今を下回る。配当は守るが、自社株買いは控える。キデイランドの店舗の賃借など固定の費用は残り、売上が落ちても減らない。会社の目標には届かない 10 年だ。海外の再建には時間がかかり、営業利益の伸びは物価の上昇にも追いつかない。

  • 国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗):数量 108(国内の販売点数(百万点、実質))× 価格 1,950(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 2,106 億円・営業利益 211 億円。国内 108 百万点×単価は今の 1.30 倍、営業利益率 10.0%
  • 海外(北米・欧州・アジア・オセアニア):数量 40.0(海外の販売点数(百万点、実質))× 価格 3,000(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 1,200 億円・営業利益 24 億円。海外 40 百万点×単価は今の 1.20 倍、営業利益率 2%

倍率:事業の ROE 8.8%、k 7.25%、残る割合 1/2 から RONIC 8.4%。正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)、g 4.0% で上限 13.1 倍。利益の多くがブーム商品と他社の版権によるので、上限の 81% に置いた(10.6 倍)。

確率:ブームの商品が冷めた後に定番だけで利益を保てるか、海外で赤字が続くかを問う筋書き。10 年でやや悲観が最も確かな分かれ目になるので、24% を置いた。

悲観 13% 版権とブームを失い、構造的に優良さを失う 利益 −20 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 646 円556 億円

カードゲームのブームが去り、版権の更新や条件変更も重なって、国内の収益が根底から崩れる。トミカなど定番は残るが、利益を生むほどの規模ではない。海外では、買収した子会社の減損が続き、欧州と北米の赤字が定着する。会社は買収枠を使い切り、価値の低い資産を抱える。売上は 2,300 億円規模まで縮み、営業利益はほぼゼロになる。配当は、利益では足りず、純現金の取り崩しや資産の売却で払って細く続く(還元の合計が純利益の合計を上回るのはこのため)。優良な玩具会社ではなく、普通の中堅メーカーとして評価される 10 年だ。経営は再建を急ぐが、売上の縮小に費用の削減が追いつかず、損益は何年も赤字と黒字の間を行き来する。

  • 国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗):数量 85.0(国内の販売点数(百万点、実質))× 価格 1,800(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 1,530 億円・営業利益 61 億円。国内 85 百万点×単価は今の 1.20 倍、営業利益率 4%
  • 海外(北米・欧州・アジア・オセアニア):数量 28.0(海外の販売点数(百万点、実質))× 価格 2,700(1 点あたりの平均販売単価(円、名目))→ 売上 756 億円・営業利益 −23 億円。海外 28 百万点×単価は今の 1.08 倍、営業利益率 -3%

倍率:優良さを失い利益が出ない筋書きなので PBR。稼ぐ力(事業の純利益 ÷ k)はほぼゼロで、床は純現金。今の自己資本 1,111 億円に 0.5 倍を掛け、純現金 503 億円とほぼ同額に置いた。

確率:ブームの終わり、版権の喪失、海外の買収の失敗が同時に起きる複合の筋書き。一度崩れると 10 年では戻りにくいため、無視できない確率として 13% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内(玩具・トレカ・ガチャ・店舗)

トミカ・プラレール・リカちゃん等の定番、カードゲーム、ガチャ、アーケード、キデイランドの店舗販売。

数量国内の販売点数(百万点、実質)価格1 点あたりの平均販売単価(円、名目)売上営業利益
今 2026/03 120 1,500 1,798 262
10 年後 中立 120 2,100 2,520 365

取り方:買い手の所在地で見た国内売上 1,798 億円を、平均単価を千五百円(トミカやガチャは数百円、プラレールや店舗の商品は数千円の加重平均)と置きで割って、約 1.2 億点と逆算した。営業利益は日本セグメントの 283 億円から、海外向け輸出分の計上と本社費を除いた推定。数量は実質、単価は物価込みの名目。

海外(北米・欧州・アジア・オセアニア)

北米のベビー用品・玩具、ベイブレードの輸出、アジアの販売と生産、欧州・豪州の販売。

数量海外の販売点数(百万点、実質)価格1 点あたりの平均販売単価(円、名目)売上営業利益
今 2026/03 36.3 2,500 907 20
10 年後 中立 50.0 3,350 1,675 117

取り方:買い手の所在地で見た海外売上(北米 454 億・アジア 298 億・欧州 110 億・オセアニア 35 億)の合計 907 億円を、平均単価を二千五百円(ベビー用品やベイブレードの高めの単価と、アジアの低価格品の加重平均)と置いて割り、約 0.36 億点と逆算した。営業利益は海外各社のセグメント利益の合計(約 25 億円)から調整した推定。ベイブレードの輸出利益は日本側に出る。

リスクと懸念

ブーム商品の反動

国内の増収はカードゲーム、ぬいぐるみ、ガチャなど流行の商品が牽引している。ブームが去れば、売上が数年で大きく減る例は玩具業界に多い。過去最高益は流行の山を含んでおり、山の後の谷が利益を大きく削る。

他社の版権への依存

ポケモンやトランスフォーマーなどは、権利者が別にある。契約の更新、条件変更、権利者の自社展開の強化があれば、収益が動く。自社の定番ブランド(トミカ・プラレール)だけで、今の利益を保てるかは別の話だ。

海外の収益化が進まない

海外は売上の 3 割を占めるのに、利益はほとんど出ていない。欧州は赤字、アメリカズは辛うじて黒字、アジアは利益が減った。中長期戦略は海外の大型化を掲げるが、収益化に失敗すれば、全社の利益率目標に届かない。

M&A の失敗

会社は最大 1,000 億円の M&A・IP 取得枠を持つ。2026 年 3 月期に米国子会社の減損を計上した前例があり、同じ失敗の繰り返しは、純現金(約 500 億円)の価値を削る。

国内の少子化

子どもの人口は減り続ける。大人向け商品で補えているが、嗜好品なので景気の悪化に弱い。国内の数量が中立で横ばいを保てるかは、大人の需要が続くかにかかっている。

米国の関税と為替

米国の通商政策で、北米の玩具消費とベビー用品の販売が弱まった。製造をアジアの子会社に置いているので、関税と為替は利益率に直接効く。一時的な還付で利益が増える年もあり、実力が見えにくい。

システム不具合と人材投資

2027 年 3 月期の第 1 四半期は、ERP(基幹システム)の不具合で米国の出荷が遅れた。映像や人材への戦略投資も増えている。投資の成果が出る前に費用だけが先に増えれば、営業利益率の改善が遅れる。

今後の分かれ目

国内のカードゲーム・ガチャの売上が前年を割り、2 期連続で下がったら
ブームの終わりが近いと見て、やや悲観・悲観の確率を上げる。国内の営業利益率が 10% を割るかを確かめる。
海外(特にアメリカズと欧州)の営業利益率が 5% を超えて定着したら
会社の 10% 目標が現実味を帯びる。楽観・やや楽観の確率を上げてよい。
最大 1,000 億円の M&A 枠で、自社の定番に近い版権や海外ブランドを買う発表があったら
買収価格と稼ぐ力を見て判断する。高値づかみなら、純現金の価値が目減りするので、価値を下げる。
ポケモンやトランスフォーマーの契約条件が変わり、粗利が低下したら
他社版権への依存の高さを再評価し、国内の利益率を下方修正する。
総還元性向 50% を超える自社株買いの発表があったら
還元の拡大で、10 年の還元の合計と自己資本の見通しを上方修正する。
米国の関税や景気悪化で、北米の玩具消費が大きく落ち込んだら
海外の利益がさらに遠のくので、海外の数量と利益率を下方修正する。

見ておくもの

  • 国内のカードゲーム・ガチャ・トミカの四半期売上
  • アメリカズ・欧州・アジアの営業利益率
  • 最大 1,000 億円の M&A・IP 取得枠の使い道
  • ポケモン・トランスフォーマーなど版権契約の動き
  • 総還元性向(配当と自社株買い)の実績

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業の ROE・資本コスト k 7.25%・g 4.0%(物価 3%+実質 1%)から正当化 PER を出し、利益の質(ブーム商品と他社の版権への依存)を理由に、中立は上限の 8 割に置いた。堀は普通(残る割合 1/2)。悲観は稼ぐ力でなく純現金 503 億円を床にした。今の PER は最後に比べただけで、倍率には寄せていない。店舗の賃借(キデイランド)は営業費用に入っており、新リース会計基準(2028/03 期から)で営業利益や純負債の形が変わるが、10 年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.8→21.21 倍・やや楽観 PER 13.2→19.6 倍・中立 PER 12.2→19.2 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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  2. 2026 年 3 月期決算・2027 年 3 月期 1Q(gamebiz)
  3. 国内玩具市場 4 年連続で最高(マネックス)

分析日 2026-10-18