株譜
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光・彩 7878

イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)652 円10 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,021 円15 億円差 −36.2%
10 年後から見ると 割高 価値 652 円10 億円 · 差 −36.2% · 期待の年率 +3.0%
期待の年率リターン(10 年)+3.0%資本コスト比 −5.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

光・彩は、山梨県の貴金属装身具メーカーだ。イヤリング金具で国内の約 7 割のシェアを持つ。筆者の結論は割高。2027 年 1 月期の純利益予想 3 億円は、今の時価総額の 5 分の 1 に当たる。しかし、この増益は本物の稼ぎではない。

上期の営業利益は 4.4 億円と 4 倍になった。中身は、金の値上がりによる在庫の評価益だ。下期の予想は 0.6 億円前後にとどまる。会社の本来の水準は、売上の 4% 前後、営業利益で年 2 億円ほどだ。

事業の質は悪くない。パーツは国内で半分を握る寡占に近い。ただ、売上は金の値段で動き、利益率は低い。大口の取引先に頼る度合いも高い。親会社が 5 割超を持ち、東京証券取引所は上場廃止の方針で、名古屋の単独上場になる。売買は薄くなる。小さな会社だけに、金の値段と大口の取引先の動き一つで、業績は大きくぶれる。

払う値段に安全域があるかと言えば、足元の利益で見れば安い。だが、10 年の本来の稼ぎで測れば、安さは消える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「安く見えるが、稼ぎがぶれる小さな会社」だ。

今の時価総額は純資産とほぼ同じで、会社予想の純利益には 5 倍の値段にも見える。ただ、予想の利益の大半は金の値上がりが作った。値上がりは、先の本当の稼ぎにならない。営業利益で年 2 億円、純利益で 1 億円台半ばが、10 年を通した姿に近い。

資本の使い方は堅実だ。設備投資は年 0.7 億円と小さく、配当は 2 割前後。ただ、借入が多いまま金利が上がる。借りて在庫を持つ商売は、金利が上がると利益を削る。

堀はある。国内でパーツの半分を握る事業は、簡単には崩れない。ただ、堀の内側の利益率が薄い。持ち続けたい会社かと問われれば、事業は守られているが、株主に残る額が少ない。ROE は資本コストに届かず、倍率は上限の手前に置いた。

安全域は、足元の利益ではなく、10 年の稼ぎと流動資産で測る。その物差しで、今の値段は割高だ。

何で稼ぐ会社か

売上の約 7 割はジュエリーパーツだ。イヤリング金具、ピアスパーツ、クラスプなど、ファッションジュエリーの部品を作り、アクセサリー各社に卸す。見込み生産で、国内シェアは約 5 割、イヤリング金具は約 7 割と会社は開示している。残りの約 3 割はジュエリー製品で、鍛造の技術を生かしたブライダルリングが中心だ。大手宝飾ブランドの TASAKI など、全方位の得意先に供給する。

原材料は金・プラチナ・宝石で、売上には金属の値段が入る。そのため、金が上がると売上が膨らみ、利益率は薄まる。製品在庫は金の評価額まで切り下げる会計方針で、金の上昇は在庫の評価益につながる。

開示は単一セグメントで、品目別の売上のみが分かる。2025 年 1 月期の売上はパーツが 28 億円、ジュエリーが 11 億円。点数や単価は開示が無く、ここでは売上からの推定だ。従業員は正社員 89 名と臨時 54 名の小さな工場で、山梨県甲斐市に本社と製造拠点を置き、国内の宝飾産地である山梨の職人の技術を土台にしている。親会社のエスティオは健康食品の販売会社で、事業のつながりは薄い。

優良さと弱いところ

筆者は、この会社の優良さを「小さな寡占の工場。ただ、稼ぎの質は低い」と見る。

強みは、パーツの国内シェアと特許だ。ピアスパーツには特許商品があり、全てのファッションジュエリーの標準部品を目指している。伸線・圧延まで内製化し、鍛造の技術も持つ。工場の職人技と機械加工の組み合わせは、すぐにはまねできない。

弱みは三つある。第一に、利益率が低い。営業利益率は過去 12 年の最高でも 4% 台で、2022 年 1 月期までは 0% 前後の年が続いた。第二に、金の値段に左右される。上がれば評価益、下がれば評価損が出る。第三に、特定の取引先への依存だ。TASAKI だけで 3.6 億円の売上がある。

財務は借入に頼る。短期借入が 10 億円を超え、財務制限条項もつく。自己資本比率は 45% で、無借金ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の宝飾品の小売市場は 2025 年で約 1.17 兆円、前年比 3.8% 増と矢野経済研究所はみる。伸びの中身は数量でなく単価だ。金とプラチナの高騰で値上げが続き、ブライダルリングも本数はほぼ横ばいのまま金額が伸びた。市場のピークだった 1991 年の 3 割台にとどまる。

数量を決めるのは、婚姻数と若い世代の装飾品の消費だ。婚姻数は人口とともに細る。リングの本数は減る方向にある。一方で、イヤリングからピアスへの移行、ファッションジュエリーのアクセサリー各社の外注化は、部品メーカーに追い風になりうる。

競合は、貴金属加工の中小メーカーが国内に多い。石福金属興業のような上場の同業は地金の加工が中心で、ファッション向けの小さな金具は中小が分け合う。海外はタイ・中国の量産品が安く、国内メーカーは品質と納期で戦う。

金の値段は、この会社の売上と利益の両方を動かす。2026 年は 1 グラム 2 万円台で、1 年で大きく上がった。上がれば売上と評価益が増えるが、需要の冷え込みと、反落時の評価損のリスクも抱える。

資本政策と M&A

東京証券取引所スタンダード市場は、10 月 30 日に上場廃止を申請し、12 月 1 日に廃止される見込みだ。名古屋証券取引所メイン市場の単独上場になる。コスト削減が理由とみられ、売買は薄くなる。公開買付けや非公開化の発表は確かめられなかった。

親会社のエスティオ(健康食品の販売)が議決権の 54.45% を持つ。次は個人株主で、深沢栄二氏が約 7%。親会社が支配するため、少数株主の発言力は弱い。

配当は 2027 年 1 月期の期末予想で、配当性向は 2 割前後。株数は約 150 万株で、自社株買いの方針は確かめられなかった。

設備投資は年 0.7 億円ほど、減価償却は 0.5 億円ほど。2025 年 1 月期は、運転資金のため短期借入が 1.9 億円増えた。借入の増加は金利の上昇で重くなる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

パーツの国内シェアは約 5 割、イヤリング金具は約 7 割。ほぼ寡占で、特許のピアスパーツは標準部品になりうる。売上は 2024 年 1 月期から 3 期続けて増え、2027 年 1 月期の予想は 55 億円と、2 年前の 1.6 倍になる。

金の高値は、悪いことばかりではない。評価益が出ただけでなく、価格改定が通った証拠でもある。取引先は、安定して品質を出せる国内の工場を手放しにくい。上期の営業利益が 4.4 億円と 4 倍になったのは、その地力を映す。

時価総額は純資産とほぼ同じで、予想の純利益 3 億円の 5 倍の値段にすぎない。親会社が 5 割超を持ち、非公開化の話が出れば買付価格に上乗せが付く可能性もある。上場は名古屋に絞られるが、会社が固定費を減らし、配当を増やす余地は大きい。国内の寡占的な地位を守り、パーツの受託を広げられるなら、利益率は 5% 近くまで上がる。小さな会社が寡占の地位を守って稼ぐなら、10 年後の価値は今の値段を上回る。

慎重な見方

利益のほとんどは、金の値上がりが作った評価益だ。上期の営業利益 4.4 億円に対し、通期の予想は 5.0 億円で、下期は 0.6 億円しかない。中身は一過性だ。2022 年 1 月期まで営業利益率は 0% 前後で、利益が出ない年が長く続いた。

金が反落すれば、評価損が先に出る。製品在庫は金の評価額まで切り下げる会計方針で、値下がりの局面では利益が吹き飛ぶ。需要も、高値で買い控えが起きれば冷える。

財務は借入が頼りだ。短期借入が 10 億円を超え、純資産と利益に関する財務制限条項がつく。金利が 2% から 3.5% 前後へ上がれば、利払いは重くなる。最大の取引先の TASAKI は 3.6 億円の売上を持つ大口で、内製化や取引先の移行は、小さな会社に致命傷になる。

上場は名古屋に絞られ、売買は薄くなる。親会社が 5 割超を持つため、少数株主の利益は後回しにされやすい。寡占のパーツも市場は小さく、稼ぎの上限は低い。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。パーツの寡占は本物で、強気の言い分にも理があるが、足元の増益の大半が金の評価益である点は動かせない。本来の稼ぎは営業利益で年 2 億円前後で、ROE は資本コストに届かない。確率は、楽観側に 3 割強、悲観側に 3 割強を置いた。悲観を 12% にとどめたのは、流動資産が厚く、極端な赤字が続きにくいためだ。非公開化の可能性は、噂の段階で数字に入れていない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/01 期)

確率で加重した株価時価総額 1,174 円18 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 200 円3 億円)。 今の値に割り戻すと 652 円10 億円、今との差 −36.2%、 期待の年率 +3.0%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 2,312 円35 億円 368 円6 億円 +162.5% +10.1% 268 円4 億円
やや楽観 22% 1,651 円25 億円 281 円4 億円 +89.2% +6.6% 425 円6 億円
中立 36% 1,143 円17 億円 200 円3 億円 +31.6% +2.8% 484 円7 億円
やや悲観 20% 604 円9 億円 120 円2 億円 −29.1% −3.4% 145 円2 億円
悲観 12% 394 円6 億円 40 円1 億円 −57.5% −8.2% 52 円1 億円
加重平均100% 1,174 円18 億円200 円3 億円 +34.5% +3.0% 1,373 円21 億円

今の株価時価総額 1,021 円15 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:国内のパーツを握ったまま、ブランド向けの受託が広がる 利益 3 億円 · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 2,312 円35 億円

国内で押さえたパーツの地位が、受託の拡大につながる筋書きだ。ピアスパーツの特許商品は、アクセサリー各社の標準部品になる。パーツの数量は 4 割強増え、金の値段の水準は物価と一緒に上がる。

工場の稼働が上がり、固定費が薄まって営業利益率は 5% に届く。ブライダルは数が細るが、鍛造の品質で単価の高い注文を拾い、数量は横ばいを保つ。パーツの寡占は国内の同業の廃業が進むほど固まり、仕入れ先としての信頼も厚くなる。

配当も厚くなる。それでも自己資本が積み上がるため、ROE は資本コストに届かない。事業は伸びても、株主に残る利益の倍率は上限の手前にとどまる。

  • ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ):数量 1,450(出荷点数(万点・推定))× 価格 491(1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定))→ 売上 71 億円・営業利益 4 億円。出荷点数 1.45 倍・単価 1.62 倍(物価+金の値上がり)・営業利益率 5.0%
  • ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど):数量 4.1(販売点数(万点・推定))× 価格 48,050(1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。点数 1.05 倍・単価 1.55 倍・営業利益率 4.5%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.8% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.9 倍。全体の PER 11.94 倍、時価総額 35 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:パーツの国内シェアは 5 割、イヤリング金具は 7 割と開示にある。この寡占が海外ブランドの受託にも広がる筋書きだが、売上 40 億円規模の会社が 10 年で倍近くになる話で、確率は低く置く。

やや楽観 22% やや楽観:パーツが伸び、利益率が 4% 台前半に定着する 利益 2 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,651 円25 億円

パーツの数量は 25% 増え、受託の新規顧客が少しずつ加わる。単価は物価と金の値段の水準に沿って上がる。営業利益率は 4.4% で、直近の最高水準を保つ。

ブライダルは婚姻数の減少で点数がわずかに減る。ただ、金とプラチナの高値で 1 点の値段は物価を上回る。

短期借入は設備投資と在庫の増加で膨らみ、利払いが今より増える。2027 年 1 月期の利益は、金の値上がりで在庫の評価益が出て一時的に膨らむが、その後は 2 億円前後の本来の水準に戻る。純利益は 2 億円強で、これが会社の力と見るのが妥当だ。

  • ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ):数量 1,250(出荷点数(万点・推定))× 価格 485(1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定))→ 売上 61 億円・営業利益 3 億円。出荷点数 1.25 倍・単価 1.60 倍・営業利益率 4.4%
  • ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど):数量 3.8(販売点数(万点・推定))× 価格 47,120(1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。点数 0.98 倍・単価 1.52 倍・営業利益率 3.8%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 25 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:パーツの数量が国内の消費の回復と受託の拡大で 2 割台の伸びになる筋書き。2026 年 1 月期まで 3 期連続で売上が増えた実績があり、無理のない伸びだ。

中立 36% 中立:パーツは国内で守り、ブライダルが細って利益は 2 億円台 利益 1 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,143 円17 億円

パーツは国内の需要を守り、数量は 12% 増える。イヤリングからピアスへの移行で金具の形は変わるが、特許商品を持つため点数は保てる。価格は物価に、足元の金の値上がり(会社予想の売上 55 億円に表れる分)が重なって 1.58 倍になる。

ブライダルは婚姻数の減少で点数が 1 割減る。単価は金とプラチナの高値で物価以上に上がる。

人件費と本社費も物価で増える。減価償却は今の約 0.5 億円が設備更新で 0.7 億円ほどに増え、更新の投資は機械の値上がりで償却を上回る。短期借入の金利は 1% 台から 3.5% 前後に上がり、利払いは年 0.3 億円強。営業利益は 2.6 億円、純利益は 1.5 億円弱になる。

  • ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ):数量 1,120(出荷点数(万点・推定))× 価格 479(1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定))→ 売上 54 億円・営業利益 2 億円。出荷点数 1.12 倍・単価 1.58 倍・営業利益率 3.9%
  • ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど):数量 3.5(販売点数(万点・推定))× 価格 46,500(1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定))→ 売上 16 億円・営業利益 1 億円。点数 0.90 倍・単価 1.50 倍・営業利益率 3.2%

倍率:事業の純利益 1 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 17 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:売上は 3 期連続で増えたが、足元の営業利益の急増は金の評価益で一過性だ。本来の稼ぎは売上の 4% 前後で、その水準が名目で緩やかに伸びる筋書きを最も確からしいと見る。

やや悲観 20% やや悲観:金の高値で需要が冷え、金価格の反落で在庫が傷む 利益 1 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 604 円9 億円

金の値上がりが一服し、反落する。製品在庫は金の評価額まで切り下げる会計方針なので、反落の局面では評価損が先に出る。ファッションジュエリーの需要は、高値で買い控えが起き、パーツの数量は 5% 減る。会社が値上げで利益を守ろうとしても、取引先は在庫を絞って応じない。

ブライダルも点数が 2 割強減り、単価も金の値段が下がって伸びない。工場は固定費が重く、営業利益率は 2% 台まで下がる。

短期借入は在庫の分だけ膨らんだまま、金利が上がって負担が増す。純利益は 0.5 億円ほどで、この水準では稼ぐ力で測る価値が小さい。価値は流動資産の厚みが下支えになる。

  • ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ):数量 950(出荷点数(万点・推定))× 価格 424(1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定))→ 売上 40 億円・営業利益 1 億円。出荷点数 0.95 倍・単価 1.40 倍・営業利益率 2.8%
  • ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど):数量 3.0(販売点数(万点・推定))× 価格 40,300(1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定))→ 売上 12 億円・営業利益 0 億円。点数 0.78 倍・単価 1.30 倍・営業利益率 1.5%

倍率:利益が薄く ROE が k に届かないため PBR で置く。今の自己資本 15.5 億円の 0.512 倍。稼ぐ力(純利益 0.55 億円÷k)は小さく、流動資産から全負債を引いた分の約 8 割の床の下に置いた。帳簿の自己資本は床にしない。

確率:金の値段は 1 年で大きく上がった。反落すれば在庫の評価損が出て、取引先の発注も冷える。足元の増益が一過性なだけに、起こりうる筋書きだ。

悲観 12% 悲観:金の急落と大口取引先の内製化で、パーツが縮む 利益 −1 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 394 円6 億円

金の値段が急落し、製品在庫の評価損と、値下がりによる売上の減少が同時に来る。大口の取引先がパーツを内製化または海外に移し、数量は 3 割減る。

ブライダルも婚姻数の減少と値崩れで 4 割減る。営業利益は赤字になり、評価損と本社費で年間 0.7 億円ほどの損失を出す。

借入には純資産と利益に関する財務制限条項がついている。条項に抵触すれば、借り換えで金利が上がり、資産の売却を迫られる。少数株主に決められるのは売る時期だけだ。価値は流動資産の整理価値に近づき、親会社の判断次第では純資産を下回ることもありうる。

  • ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ):数量 700(出荷点数(万点・推定))× 価格 339(1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定))→ 売上 24 億円・営業利益 0 億円。出荷点数 0.70 倍・単価 1.12 倍・営業利益率 −1.0%
  • ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど):数量 2.3(販売点数(万点・推定))× 価格 34,100(1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。点数 0.60 倍・単価 1.10 倍・営業利益率 −3.0%

倍率:赤字の筋書きなので PBR で置く。今の自己資本 15.5 億円の 0.38 倍。流動資産を整理して借入と買掛金を返した後に残る額に、整理の費用と親会社支配による戻り方 0.5 から 0.75 を掛けた水準。純資産を下回ってよい。

確率:売上の主力が金の値段の高い品で、最大顧客の存在感も大きい。金の急落と取引の縮小が重なる筋書きは、小さい会社では起こりうる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ジュエリーパーツ(イヤリング金具・ピアスパーツ)

イヤリング金具・ピアスパーツ・クラスプなど、ファッションジュエリーの部品。見込み生産で、アクセサリー各社に卸す。売上の約 7 割。

数量出荷点数(万点・推定)価格1 点あたり販売単価(円・金の値段込み・推定)売上営業利益
今 2026/01 1,000 303 30 1
10 年後 中立 1,120 479 54 2

取り方:有報(2025 年 1 月期)の品目別売上でパーツ 71%・ジュエリー 27%・商品 1% の比を、2026 年 1 月期の売上 42.4 億円に当てはめて 30.3 億円とした。点数と単価は開示が無く、1 点あたりごく小さな金具で数百円の推定。営業利益 1.38 億円は、単一セグメントの全社営業利益 1.78 億円を売上比とパーツの利益率が少し高いとみて配分した推定。

ジュエリー製品・商品(ブライダルリングなど)

鍛造(金属を叩いて締める)の技術に特化したブライダルリング・ペンダントの受注生産と、少額の仕入商品。売上の約 3 割。

数量販売点数(万点・推定)価格1 点あたり販売単価(円・金・プラチナ込み・推定)売上営業利益
今 2026/01 3.9 31,000 12 0
10 年後 中立 3.5 46,500 16 1

取り方:同じ比で 12.1 億円(ジュエリー 11.6 億円+商品 0.5 億円)。点数と単価は推定で、1 点 3 万円前後(結婚指輪は 1 組 2 本で 5〜10 万円の価格帯)。営業利益 0.40 億円は全社営業利益の残りの推定。

リスクと懸念

金の値段の反落

売上と利益が金の値段に連動する。製品在庫は金の評価額まで切り下げるため、反落の局面では評価損が先に出る。足元の増益が評価益である以上、反落で利益は一気に消える。

大口の取引先への依存

TASAKI だけで 3.6 億円の売上がある(2024 年 1 月期)。上位の取引先がパーツを内製化する、または海外に移すと、小さな工場の稼働が大きく落ちる。

借入と金利の上昇

短期借入が 10 億円を超え、財務制限条項もつく。借り換えで金利が 1% 台から 3.5% 前後へ上がれば、利払いが年 0.3 億円ほど増え、純利益を削る。

需要の冷え込みと婚姻数の減少

金の高値で装身具の買い控えが起きれば、パーツの数量が落ちる。ブライダルは婚姻数の減少で、リングの本数が細る。市場の回復は数量でなく単価によるものだ。

親会社の支配と上場の縮小

親会社が議決権の 54% を持ち、少数株主の発言力は弱い。東京証券取引所の上場廃止で、名古屋の単独上場になり、売買は薄くなる。買い手が限られる。

規模の小ささ

従業員は 89 名で、株数は約 150 万株。主力の職人が離れる、設備が壊れるなど、小さな会社は一つの出来事で業績が大きく動く。

今後の分かれ目

金の値段が現水準から 3 割以上下がったら
在庫の評価損が出る。やや悲観・悲観の確率を上げ、純利益を赤字寄りに見直す。
2027 年 1 月期の通期決算で、営業利益の内訳(評価益)が明らかになったら
評価益を除く本来の利益が 3 億円を超えるなら、中立の営業利益率を上げて見直す。
親会社や第三者による非公開化・公開買付けの発表があったら
価格が本質価値を上回るなら応じる価値がある。発表の後は、この分析は意味を失う。
大口取引先との取引が縮小、または内製化が報じられたら
パーツの数量を引き下げ、悲観の確率を上げる。
配当方針が総還元性向などの数値で示されたら
還元の見込みを増やし、楽観側の筋書きを見直す。

見ておくもの

  • 金の国内小売価格と、決算の売上・在庫評価益
  • パーツ・ジュエリー別の売上と大口取引先の動き
  • 短期借入の残高・利払い・財務制限条項
  • 婚姻数とブライダルリングの本数
  • 名古屋証券取引所単独上場後の売買と配当方針

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から出した。ROE が資本コスト 8.5% に届かないため、上限を 1÷k(11.1 倍)にし、利益の質に応じて 85〜95% に置いた。今の PER の低さ(予想利益の約 5 倍)や PBR 1 倍から価値を引き上げていない。足元の利益は金の評価益を含み、10 年の中立の利益は営業利益 2.6 億円、純利益 1.5 億円弱に置いた。悲観の床は流動資産から全負債を引いた分で、過去の PBR の底は使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→11.94 倍・やや楽観 PER 10→11.76 倍・中立 PER 9.4→11.76 倍・やや悲観 PBR 0.484→0.512 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.5%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.50%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. 光・彩 業績予想の修正(2026/09/11)
  2. 光・彩 有価証券報告書(2025 年 1 月期)
  3. 矢野経済研究所 国内宝飾品市場に関する調査

分析日 2026-10-22