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竹田iPホールディングス 7875

印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)679 円111 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)862 円141 億円差 −21.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 679 円111 億円 · 差 −21.3% · 期待の年率 +4.8%
期待の年率リターン(10 年)+4.8%資本コスト比 −3.7 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

竹田iPホールディングスは、名古屋の老舗印刷会社が前身だ。今は印刷、印刷資材の販売、半導体関連のマスク、不動産の賃貸の4つを持つ。筆者の結論は「割高」で、いちばんの理由は稼ぐ力の弱さだ。純資産の安さは、割安の根拠にならない。

売上の4分の3は、紙の需要が縮む印刷と、その資材や機械の販売が占める。営業利益率は2期で4%前後と、長く2%台だった水準から上がった。それでも、資本に対する稼ぎ(ROE)は5〜7%で、資本コストに届かない。

利益を牽引するのは半導体関連マスクだ。売上は2割に満たないが、営業利益は全体の3割を超える。AIサーバーや通信向けが好調で、20億円の設備投資を進めている。

純現金は39億円と、時価総額の3割近い。ただ、2026年6月の買収で約23億円を使い、本社屋や賃貸物件、マスク設備の投資も控える。使い道が先に決まっていて、そのまま余っているわけではない。

筆者は、印刷の縮みを半導体が埋め切れるかを最も気にしている。埋まれば第2次中計の水準、埋まらなければ利益は薄くなる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、竹田iPは「安く見えるが、安さを生かし切れない会社」だ。時価総額は自己資本の7割で、純現金も厚い。ただ、稼ぐ力が資本コストに届かない会社では、純資産の安さは割安の根拠にならない。

株主が受け取れる利益は、純利益のほぼ全部と見る。工場は中堅の規模で、更新の投資が要るが、買収と建て替えの支払いは、利益より先に出ていく。

経営の資本配分は、前向きだが重い。半導体関連マスクの強化と、タイの包装は筋が通る。一方、23億円の買収、29億円の本社屋、13億円の賃貸物件を続けて払う形は、稼ぐ力が弱い会社には大きな賭けになる。

安全域は、資産の面ではある。悲観の筋書きでも、現金、政策保有株、賃貸の収益で、時価総額の3分の1ほどは残る。ただ、利益の面では薄い。筆者は、印刷が売上の半分を切り、ROEが資本コストを超えるまで、割安とは見ない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は4つある。情報コミュニケーションが売上の4割強で、商業印刷、パッケージ、BPO(業務の代行)を担う。ソリューションセールスが3割強で、印刷会社や企業に資材や機械を売る。半導体関連マスクが2割弱、不動産の賃貸が2%だ。

情報コミュニケーションの中身は、紙の印刷からの転換だ。タイに新工場を立ち上げ、海外向けの包装を伸ばしている。物流を請け負うBPOも育てる。ただし印刷の需要減には勝てておらず、利益率は2%台にとどまる。

半導体関連マスクは、1987年に始めた事業だ。フォトマスクは半導体の回路を焼き付ける原版で、スクリーンマスクやメタルマスクは電子部品の印刷に使う。国内2社と、中国・東南アジアの3社で作る。AIサーバー、スマートフォン、通信向けが好調で、営業利益率は9%ほどだ。

不動産の賃貸は、本社周辺の物件を貸す。売上は8億円で、営業利益は4億円を超える。利益率が高く、会社の安定した稼ぎだ。

2026年3月期の売上は345億円、営業利益は13億円。従業員は約930人で、半導体関連マスクが約300人、情報コミュニケーションが約470人になる。

優良さと弱いところ

優良さを一言で言えば「祖業が縮み、新しい芯を育てている途中の会社」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは、半導体関連マスクにだけある。

強みは三つある。一つ目は、半導体関連マスクの技術だ。特許46件と、年2億円ほどの研究開発で、微細な金型やマスクの精度を磨く。二つ目は、賃貸の安定した収益だ。三つ目は、実質無借金で自己資本比率が5割を超えることだ。

弱みも三つある。一つ目は、売上の4分の3が印刷系で、需要が構造的に縮むことだ。二つ目は、資本の効率だ。ROEは過去10年の中央値で4%台と低い。自己資本が厚く、それを生かし切れていない。三つ目は、下期に利益が偏り、四半期ごとの振れが大きいことだ。

赤字の年も2009年、2010年、2019年、2021年と4回ある。ただ、近年は拠点の統廃合と半導体の比率上昇で、営業利益率は2期連続で4%前後と最高圏にある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の印刷市場は、30年かけて半分近くまで縮んだ。1991年に9兆円ほどあった市場は、今は6兆円台と見られる。紙の広告、カタログ、書籍が減り、デジタルに置き換わった。AIによる制作の自動化も、この流れを速める。

一方、半導体関連のマスクは、今は追い風にある。AIサーバーと通信デバイスの需要が強く、スマートフォンも堅い。ただし自動車向けはEVの需要減で弱い。フォトマスクでは大日本印刷やTOPPANフォトマスクが大きく、竹田iPが手がけるのは国内外の中堅の品種だ。中国勢の追い上げもある。

タイの包装は、日系の食品や日用品メーカーの海外生産に乗る。ここは数量が増える。BPOは、人手不足の物流の現場で需要がある。ただし、AIによる事務の自動化が進めば、単純な代行は価格が下がる。

10年先は、印刷が実質で2〜3割縮み、半導体関連マスクが5割ほど増えると筆者は見る。全体の数量は横ばいで、物価の分だけ売上が増える形だ。追い風はAIと通信の需要、向かい風は紙の縮みと中国勢の安値になる。再編も進み、中堅の印刷会社は買い手にも売り手にもなりうる。

資本政策と M&A

還元の方針は、連結配当性向30%以上と、配当の下限を段階的に上げることだ。今期の配当は、2026年4月の株式分割後の基準で、中間と期末を合わせて前期の実質水準を保ち、下限も設ける。十分な内部留保が確保できれば、自己株式の取得も検討する。自己株式はすでに発行済みの7%ほどを持つ。

投資は積極的だ。2026年6月、大英エレクトロニクスを約23億円で子会社化した。本社屋の建て替え(約29億円、2026年7月完了予定)、名古屋の賃貸物件(約13億円)、半導体関連マスクの設備(約20億円)が続く。純現金は買収後の約16億円まで減る。

政策保有株は、連結純資産比で17%台。2026年度までに15%以下に縮める方針で、売却益が今期の純利益に乗る。2026年度の純利益の予想は、この売却益と、拠点集約の損失を含む。

中計は2026年度が最終年度で、次の第2次中計では営業利益20億円以上、ROE10%以上を掲げる。ROEの目標は高いが、自己資本を厚くしたまま達成するのは難しい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

会社は変わり始めた。営業利益率は2期連続で4%前後と、長く2%台だった水準から上がった。2025年度は、中計の2026年度の目標を1年前倒しで達成した。今期は営業利益を16億円と見込み、約25%の増益になる。

半導体関連マスクは、AIサーバーと通信の需要で伸びている。売上は64億円、営業利益は5.7億円で、全体の営業利益の3割を稼ぐ。20億円の設備投資が稼働すれば、さらに伸びる。2026年6月に買収した大英エレクトロニクスも、売上を押し上げる。

財務は強い。自己資本比率は5割を超え、純現金は39億円ある。時価総額は自己資本の7割で、PBRが1倍を下回る。会社は第2次中計で、PBR1倍超とROE10%を掲げ、配当の下限も引き上げている。

10年で見ても、半導体の需要は物価の分以上に伸び、マスクの利益は倍になりうる。印刷の縮みを拠点の統廃合で補えば、営業利益は20億円に届く。PBRの1倍割れは、会社自身が課題と認め、改善を約束している。

慎重な見方

稼ぐ力が弱い。ROEは過去10年の中央値で4%台、直近でも5〜7%で、資本コストの9%に届かない。時価総額が自己資本の7割なのは、安いのでなく、稼げないことへの正当な値付けだ。

売上の4分の3は印刷系だ。紙の市場は30年縮み続け、AIによる制作の自動化がさらに速める。ソリューションセールスも印刷会社が顧客で、縮みに連れて小さくなる。情報コミュニケーションの営業利益率は2%台で、拠点を統廃合しても追いつかない。

半導体関連マスクは循環が速い。自動車向けはEVの減速ですでに弱く、中国勢の追い上げもある。大手のフォトマスク会社と比べれば、規模も小さい。

純現金は使い道が先に決まっている。23億円の買収、29億円の本社屋、13億円の賃貸物件、20億円のマスク設備で、39億円は足りない。今期の純利益の予想は、政策保有株の売却益に支えられ、本業の稼ぎではない。第2次中計のROE10%は、自己資本を減らさない限り届かない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。半導体関連マスクと実質無借金は確かな強みだが、売上の4分の3が縮む印刷系で、稼ぐ力が資本コストに届かない。確率は、中立に4割弱を置き、やや悲観を2割台後半まで厚くした。悲観を1割強に置いたのは、過去に赤字の年が4回あり、印刷の縮みが速まる道を無視できないからだ。強気の見方が挙げる増益は近い年の話で、半導体の伸びが印刷の縮みを埋め切る証拠はまだない。中立の営業利益率は、過去の最高を少し超える4%台前半に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,065 円174 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 312 円51 億円)。 今の値に割り戻すと 679 円111 億円、今との差 −21.3%、 期待の年率 +4.8%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 2,105 円345 億円 550 円90 億円 +208.0% +11.9% 159 円26 億円
やや楽観 17% 1,600 円262 億円 440 円72 億円 +136.6% +9.0% 347 円57 億円
中立 38% 1,274 円209 億円 336 円55 億円 +86.8% +6.4% 612 円100 億円
やや悲観 27% 540 円88 億円 244 円40 億円 −9.0% −0.9% 212 円35 億円
悲観 12% 305 円50 億円 92 円15 億円 −53.9% −7.5% 48 円8 億円
加重平均100% 1,065 円174 億円312 円51 億円 +59.8% +4.8% 1,377 円225 億円

今の株価時価総額 862 円141 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 6% AI向けのマスクが倍以上に伸び、印刷も海外包装で下げ止まる 利益 28 億円 · PER 12.3 倍 · 株価時価総額 2,105 円345 億円

半導体関連マスクの出荷は実質で2倍強になる。AIサーバーと通信デバイス向けの先端品が伸び、20億円の設備投資が稼働に変わる。利益率は10%台を保つ。印刷は縮みが1割にとどまり、タイの新工場での包装とBPOが穴を埋める。

不動産の賃貸は、名古屋の新しい物件が加わって1.5倍に増える。営業利益は34億円ほど、純利益は28億円になる。第2次中計の営業利益20億円を大きく超え、ROEは9%台に乗る。配当性向は4割へ上がり、自己株式の取得も加わる。印刷会社だった会社が、半導体の部材会社として評価される姿だ。

  • 情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO):数量 90.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア))× 価格 2.10(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 189 億円・営業利益 8 億円。90 × 2.103、利益率 4.0%
  • ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売):数量 95.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア))× 価格 1.85(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 176 億円・営業利益 6 億円。95 × 1.853、利益率 3.5%
  • 半導体関連マスク:数量 210(出荷規模の指数(今を100とした実質))× 価格 0.86(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 180 億円・営業利益 19 億円。210 × 0.856、利益率 10.5%
  • 不動産賃貸:数量 3.3(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.76(1㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 16 億円・営業利益 8 億円。3.3 × 4.757、利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.4% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.3 倍。全体の PER 12.31 倍、時価総額 345 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体の需要が10年続いて伸び、タイの包装とBPOが印刷の縮みを埋める筋書き。両方が当たる必要があり、1割未満に置く。

やや楽観 17% マスクは伸び、印刷は縮みながら採算を守る 利益 21 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,600 円262 億円

半導体関連マスクの出荷は実質で75%増える。スマートフォンと通信向けの堅い需要に、AIサーバー向けが乗る。印刷は実質で2割近く減るが、拠点の統廃合とタイの包装で利益率は3%台を保つ。ソリューションセールスは、印刷資材の市場とともに縮む。賃貸は新しい物件が加わり、安定した稼ぎとして残る。

営業利益は25億円、純利益は20億円ほどになる。会社の第2次中計(営業利益20億円以上)を少し上回る水準だ。配当性向は3割台半ばを保ち、自己資本は270億円台になる。ROEは7%台で、資本コストにはまだ届かない。印刷の重みが、半導体の伸びを薄める。

  • 情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO):数量 83.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア))× 価格 2.07(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 172 億円・営業利益 6 億円。83 × 2.071、利益率 3.3%
  • ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売):数量 88.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア))× 価格 1.83(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 161 億円・営業利益 5 億円。88 × 1.826、利益率 3.0%
  • 半導体関連マスク:数量 175(出荷規模の指数(今を100とした実質))× 価格 0.81(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 142 億円・営業利益 13 億円。175 × 0.812、利益率 9.2%
  • 不動産賃貸:数量 3.1(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.76(1㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 15 億円・営業利益 8 億円。3.08 × 4.757、利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.9% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 247 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体関連マスクが実質で7割増え、拠点の統廃合で印刷の利益率が少し上がる姿。会社の第2次中計に近く、やや厚めに置く。

中立 38% マスクは伸びるが、印刷の縮みが利益を薄める 利益 15 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,274 円209 億円

半導体関連マスクの出荷は実質で45%増える。物価の分より値上げは弱く、汎用品は中国勢との競争に押される。印刷は実質で2割以上減り、値上げも物価に届かない。タイの包装が穴を埋めるが、全体の売上は伸びても名目で年1%台にとどまる。

営業利益は18億円、純利益は15億円ほど。利益率は4%台前半で、過去12年の最高を少し超える。拠点の統廃合と半導体の比率上昇が効く。賃貸の安定した稼ぎも、全体を下から支える。配当性向は35%で、自己資本は270億円台に積み上がり、ROEは5%台にとどまる。堅実だが、資本の稼ぎは資本コストに届かない。

  • 情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO):数量 78.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア))× 価格 2.02(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 158 億円・営業利益 4 億円。78 × 2.022、利益率 2.8%
  • ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売):数量 80.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア))× 価格 1.80(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 144 億円・営業利益 4 億円。80 × 1.798、利益率 2.6%
  • 半導体関連マスク:数量 145(出荷規模の指数(今を100とした実質))× 価格 0.77(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 111 億円・営業利益 9 億円。145 × 0.767、利益率 8.0%
  • 不動産賃貸:数量 3.0(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.76(1㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 14 億円・営業利益 7 億円。2.97 × 4.757、利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.3% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 176 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体関連マスクは堅く伸びる一方、売上の4分の3を占める印刷と印刷資材の販売が、人口減とデジタル化で縮む姿。利益率は会社の計画の水準に近づく。

やや悲観 27% 印刷の縮みが速く、マスクも中国勢に押される 利益 8 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 540 円88 億円

印刷の取扱いが実質で3分の1減り、印刷資材の販売も同じ速さで縮む。広告主は紙からデジタルへの移行を急ぎ、大口の顧客も内製化に動く。値上げは通らず、価格は物価の半分ほどしか上がらない。半導体関連マスクは量こそ増えるが、成熟した品種は中国勢の安値に押され、利益率が6%台に下がる。

営業利益は10億円、純利益は7億円台。拠点の統廃合でも固定費が追いつかない。配当は下限を守るが、性向は5割に近づく。自己資本は240億円台で、ROEは3%を割る。2021年3月期に赤字になった頃の水準に近い。賃貸だけが安定した稼ぎとして残る。拠点の統廃合には、さらに損失が出る。

  • 情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO):数量 65.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア))× 価格 1.91(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 124 億円・営業利益 2 億円。65 × 1.909、利益率 1.5%
  • ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売):数量 68.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア))× 価格 1.69(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 115 億円・営業利益 2 億円。68 × 1.687、利益率 1.8%
  • 半導体関連マスク:数量 110(出荷規模の指数(今を100とした実質))× 価格 0.70(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 77 億円・営業利益 5 億円。110 × 0.703、利益率 6.5%
  • 不動産賃貸:数量 2.9(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.76(1㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 14 億円・営業利益 7 億円。2.86 × 4.757、利益率 48.0%

倍率:ROE 約 3%。ROE が k 8.5% 以下なので、正当化 PER の上限は 1÷k = 11.1 倍。需要と価格が弱い局面で、上限の 6 割 3 分の 7.0 倍に置いた。

確率:紙の需要が想定より早く縮み、半導体マスクでも中国勢との価格競争が強まる姿。印刷が売上の大半を占める会社なので、中立に近い厚みで置く。

悲観 12% 構造的に負け、印刷は赤字、マスクも採算を失う 利益 −3 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 305 円50 億円

印刷の取扱いは半分まで減り、値上げもできない。印刷資材の販売も同じ速さで縮み、拠点の統廃合に伴う損失が続く。半導体関連マスクは、顧客が内製化し、中国勢の安値で採算を失う。買収した子会社ののれんも減損する。

営業利益はほぼゼロ、純利益は赤字になる。タイの新工場も稼働率が上がらず、立ち上げの費用だけが残る。配当は下限だけになり、自己資本は減損で目減りする。稼ぐ力は戻らず、残るのは現金と政策保有株、賃貸不動産の収益だ。借入が少ないことが、会社を支える。ただし、株主に戻る額は、配当の下限程度にとどまる。

  • 情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO):数量 50.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア))× 価格 1.70(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 85 億円・営業利益 −2 億円。50 × 1.699、利益率 -2.0%
  • ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売):数量 55.0(出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア))× 価格 1.52(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 84 億円・営業利益 0 億円。55 × 1.521、利益率 0.5%
  • 半導体関連マスク:数量 90.0(出荷規模の指数(今を100とした実質))× 価格 0.64(指数1あたりの売上(億円・名目))→ 売上 58 億円・営業利益 2 億円。90 × 0.639、利益率 3.0%
  • 不動産賃貸:数量 2.6(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.76(1㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 6 億円。2.64 × 4.757、利益率 45.0%

倍率:稼ぐ力は赤字で、床は売れる資産で測る。今の自己資本 199 億円に PBR 0.25 倍を掛けた約 50 億円。floor_assets_why の内訳と同じ額。

確率:紙の需要がデジタルとAIで急に縮み、半導体マスクも中国勢の安値と顧客の内製化で採算を失う筋書き。過去に赤字の年が4回ある会社で、印刷が大半を占めるため1割強を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

情報コミュニケーション(印刷・包装・BPO)

商業印刷、海外向けパッケージ、物流などのBPO。売上の約4割強。

数量出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷・包装・BPO市場 × 当社シェア)価格指数1あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 100 1.62 162 4
10 年後 中立 78.0 2.02 158 4

取り方:セグメント間の取引を消す前の数字で、売上は161.8億円、営業利益は3.48億円(決算説明会)。開示に印刷の取扱量が無いため、国内の印刷市場(約6.3兆円、業界の推計)に対する当社のシェア約0.26%を数量の側に置いた推定で、数量は今を100とした指数、価格は指数1あたりの売上(名目)にした。連結の売上345億円は、セグメント間取引約27億円を消した後。10年の価格は、印刷の価格競争とデジタル化で物価の1.34倍には届かず、中立で1.25倍と置く。

ソリューションセールス(印刷資材・機械の販売)

国内25拠点で、印刷会社などに資材と機械設備を売る。売上の約3割強。

数量出荷規模の指数(今を100とした実質。国内の印刷資材・機械の市場 × 当社シェア)価格指数1あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 100 1.38 138 4
10 年後 中立 80.0 1.80 144 4

取り方:売上は138.3億円、営業利益は3.92億円(セグメント間取引を消す前。決算説明会)。顧客が印刷会社で、市場の縮みに連れて小さくなる事業。数量は印刷関連資材の市場に当社シェアを乗せた推定で、今を100とした指数。

半導体関連マスク

フォトマスク、スクリーンマスク、メタルマスクを国内2社と海外3社で作る。売上の約2割弱で、営業利益の3割強。

数量出荷規模の指数(今を100とした実質)価格指数1あたりの売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 100 0.64 64 6
10 年後 中立 145 0.77 111 9

取り方:売上は63.9億円、営業利益は5.66億円(決算説明会)。AIサーバー・スマホ・通信向けが好調で、自動車向けはEVの減速で弱い。出荷枚数などの開示が無いため、数量は今を100とした出荷規模の指数、価格は指数1あたりの売上(名目)にした推定。10年の価格は、汎用品が中国勢と競うため、物価の1.34倍より低く置く。

不動産賃貸

名古屋周辺の賃貸物件。売上は小さいが利益率が高い。

数量賃貸面積(万㎡、推定)価格1㎡あたり年間賃料(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 2.2 3.55 8 4
10 年後 中立 3.0 4.76 14 7

取り方:売上は7.8億円、営業利益は4.24億円(決算説明会)。賃貸面積は開示が無く、売上から逆算した推定(誤差が大きい)。名古屋の新しい賃貸物件(約13億円、2027年3月完了予定)で面積が増える。

リスクと懸念

印刷の需要が想定より早く縮む

売上の4分の3は印刷と印刷資材の販売で、紙の市場は30年縮み続けている。AIによる制作の自動化とデジタル広告の拡大が、この流れを速める。拠点の統廃合でも、売上の減りに利益率の改善が追いつかない恐れがある。

半導体の循環と中国勢の安値

半導体関連マスクは、AIとスマートフォンで好調だが、半導体は2〜3年ごとに谷が来る。自動車向けはEVの減速ですでに弱い。成熟した品種では、中国勢が安値で攻めてくる。

買収と大型投資で純現金が尽きる

2026年6月に約23億円で大英エレクトロニクスを子会社化し、本社屋の建て替えに約29億円、賃貸物件に約13億円、マスク設備に約20億円を投じる。純現金39億円は大半が先に決まっていて、減損や投資の遅れは自己資本を削る。

資本の効率が改善しない

ROEは過去10年の中央値で4%台、直近でも5〜7%。自己資本比率が5割を超える厚い資本が、稼ぎを薄めている。第2次中計のROE10%は、政策保有株の売却や自己株式の取得が進まなければ届きにくい。

四半期ごとの利益の振れ

事業の繁閑で、売上と利益が下期に偏る。印刷の納期や半導体の受注の山谷で、四半期の数字は大きく振れる。会社予想も修正が多く、経常利益は予想を6%下回った期がある。

AIによる事務の自動化でBPOの単価が下がる

BPOは人手不足の物流の現場で伸びているが、AIエージェントの普及で、単純な事務の代行は人月の単価が下がりうる。物流の現場の体を使う部分と、事務の部分で影響は分かれる。

今後の分かれ目

半導体関連マスクの営業利益率が10%を2期続けて超えたら
設備投資が稼ぎに変わったと見て、やや楽観の確率を少し増やす。
印刷系の売上が前年比5%超の減少を2期続けたら
縮みが速いと見て、やや悲観・悲観の確率を上げる。
自社株買いと政策保有株の売却で、ROEが7%を超えて定着したら
資本効率が改善したと見て、中立の倍率を少し上へ直す。
大英エレクトロニクスの黒字化が確認できたら
買収が筋の通った投資だったと見て、半導体関連の数量を上へ直す。
第2次中計の営業利益20億円以上が、2年続けて未達になったら
計画が高すぎると見て、中立の利益率を下げる。
純現金が10億円を割ったら
次の投資が借入に頼る局面と見て、悲観の確率を少し上げる。

見ておくもの

  • 半導体関連マスクの売上と営業利益率
  • 情報コミュニケーションの営業利益率
  • 印刷系の売上の前年比
  • 純現金と投資の進み具合
  • 政策保有株の売却と自己株式の取得
  • 大英エレクトロニクスの業績

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 8.5%(基本 7.5% + quality 1.5%)に届かない前提で、正当化 PER の上限(1÷k = 約11.1 倍)の 6〜9 割に置いた。悲観は谷の利益でなく、純現金・政策保有株・賃貸の収益から売れる資産(約50億円)で測り、谷の PBR は使っていない。今の株価や PER を見てから決めたわけではない。中立の営業利益率は4%台前半で、過去12年の最高(4.0%)を少し超えるが、今期の会社予想(4.4〜4.5%)より低く、開示の実績(中計の目標の前倒し達成)がある。純現金は先に決まった投資で使うため、余った現金としては分けていない。賃貸等不動産の稼ぎは営業利益に入っているため、含み益は別に足していない。リースは軽く、新リース会計の影響は小さい。10年後の数字は今と同じ形でそろえた。セグメント別の数量と価格は推定で、誤差が大きい。減価償却は物価で一律には増やしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→12.31 倍・やや楽観 PER 9→11.76 倍・中立 PER 7.8→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.5% = 9.0%。個別のリスク(買収の実行・設備投資の稼働)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.50%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. 2026年3月期 決算説明会の書き起こし(logmi Finance)
  2. 竹田iPホールディングス 中期経営計画(EDINET DB)
  3. 竹田iPホールディングス 有価証券報告書(EDINET DB)

分析日 2026-10-20