株譜
AI 銘柄分析 · その他製品 · 試作

ヨネックス 7906

バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,638 円2,257 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,389 円2,044 億円差 +10.4%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,638 円2,257 億円 · 差 +10.4% · 期待の年率 +7.8%
期待の年率リターン(10 年)+7.8%資本コスト比 +0.6 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ヨネックスは、バドミントン用品で世界首位のスポーツ用品メーカーである。売上の約6割をバドミントンが占め、テニスが続く。2026年3月期は売上1,636億円、営業利益166億円と、ともに過去最高を更新した。

筆者の結論は、事業の質は高いが、10年後を見ると今の値段にはやや安全域がない、というものだ。直近の追い風は中国とインドの普及だ。一方、これが10年続くと見るには、地場メーカーの追い上げと中国の景気という重しが大きい。

稼ぎの源は単純だ。選手が使う道具を市民が買う。ヨネックスは世界の有力選手を契約で囲い、その信頼を売値に乗せてきた。強みの核は、炭素繊維の成形という長年の技術と、新潟の自社工場を使った品質管理にある。

利益率は10%前後で、コロナ前の4〜7%からは大きく上がった。この水準が定着するかが最大の争点だ。中立の筋書きでは今の水準を守るが、還元が薄いため自己資本が膨らみ、ROEは15%から11%へ下がっていく。

財務は堅い。純現金は174億円で、借金の心配はない。経営は創業家の影響下にあり、還元に熱心とはいえない点が、安全域を測るうえでの引っかかりだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ヨネックスは「事業は良いが、値段と還元に引っかかる」会社だ。世界首位の専門ブランド、純現金、借金のなさという土台は評価できる。10年先もバドミントンをする人は多く、ラケットは買い替えられる。

オーナー利益は、純利益に近い。工場は自前だが、設備投資は売上の伸びに見合った範囲にとどまる。ただ、広告費と研究開発費は毎年重く、利益のうち自由に使える分は見た目より小さい。

資本の使い方は評価が割れる。買収で価値を壊さない点は良い。しかし、利益の8割を会社に残し、その自己資本から稼ぐ力が15%から11%に下がっていく。資本が積み上がるほど、資本あたりの稼ぎは薄まる。

値段については、直近の利益率10%と売上の高い伸びが続く前提を、かなり含んでいる。コロナ前は利益率が4〜7%だった。この水準に戻る筋書きを、無視できない確率で見る必要がある。安全域は薄いと筆者は考える。

何で稼ぐ会社か

ヨネックスの商売は、競技用具を設計し、自社工場で作り、世界の販売店と直営・ネットで売ることだ。主力はバドミントンで、ラケット・シャトル・シューズ・ウェアを一式そろえる。売上の約6割を占め、その大半が海外で売れる。

テニスは売上の約14%の2本目の柱だ。ラケット・ストリング・シューズが中心で、北米と欧州が成長の舞台になる。長岡の新工場(2025年6月竣工予定と公表)は、このテニス需要に応える拠点と位置づけられている。ほかにゴルフクラブ、スノーボード、ソフトテニス、ウェアなどがあり、合わせて売上の4分の1ほどだ。

地域別では、アジアが売上の約6割(994億円)、日本が約4分の1(419億円)で、欧州121億円・北米74億円が続く。日本は成熟市場で、成長を引っ張るのは中国とインドだ。

稼ぐ仕組みの要は、契約選手だ。世界の上位選手が使うことで、一般の愛好家が同じ道具を求める。広告費は重いが、それが値段に乗る強みになる。

生産は新潟を中心とした国内工場とインドの現地生産会社で行う。炭素繊維の成形(カーボン技術)をラケットやシャフトに使う点が、他社との差になっている。

優良さと弱いところ

ヨネックスの堀は、選手に選ばれるブランドと、炭素繊維の成形技術の二つにある。バドミントンでは世界トップクラスの選手が使うことで、愛好家の信頼が生まれ、売値を守る力になる。

ただし、堀は絶対ではない。中国には李寧、台湾にはVictorという有力な競合がいて、近い品質を安く出せる。品質の差が縮めば、ヨネックスの値決め力は削られる。

資本の効率は上がってきた。ROEは2021年3月期の3%から、2026年3月期には15%まで上がった。ただ、この水準は直近の売上の急伸(5年で3倍)の結果であり、長く続いた実績ではない。過去10年のROEの中央値は11%だ。

弱みは二つある。第一にアジア、とりわけ中国への依存が高い。第二に、広告・研究開発・販売網といった固定的な費用が重く、売上が落ちると利益が急に細る。2021年3月期の営業利益率は2.0%まで落ちた。

筆者は、この会社を「世界首位の専門ブランドだが、堀は強くも弱くもない」と見る。強い堀と呼ぶには、地場勢が近すぎる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界のバドミントン用品は、調査会社の数字が数十億ドルのあいだで大きくぶれる。筆者は、ラケット・シャトル・シューズ・ウェアを含む今の市場を、約4,000億円前後と見ている。これはヨネックスの売上と、競合の売上から逆算した推定だ。

需要を押し上げているのは中国とインドだ。バドミントンは両国で競技人口が多く、道具の買い替え需要がある。五輪やスーパーシリーズの年には話題が増えるが、需要の本体は愛好家のラケット買い替えにある。

競合は、中国の李寧、台湾のVictor、Apacs・RSLなど東南アジア勢、日本のGosen・Mizunoなどだ。中国勢は国内で強く、品質も上がっている。量販品や無名ブランドの低価格品も多い。

テニスはWilson・Head・Babolatが世界の大手で、ヨネックスは追う側だ。用品全体で約6,000億円前後と見て、ヨネックスの売上は3〜4%にあたる。北米で伸ばす余地はあるが、大手の販売網の壁は厚い。

日本は少子化で国内の用品需要が縮む。物価の上昇で価格を転嫁する余地はあるが、数量は減る。成長は海外の中間層の拡大に頼ることになる。

為替はドル円150円が続く前提で、輸出の採算は今の水準で見る。

資本政策と M&A

中長期ビジョン(2023年)は数値目標を置かず、成長投資と長期的で安定した株主還元に現金を配分する方針だけを示している。北米のテニスとインドのバドミントンを重点地域とし、新潟・長岡の工場と研究開発施設、基幹システムの世界展開に資金を回す。

還元は薄い。2026年3月期の配当は前期から増配したが、配当性向は約18%にとどまる。自社株買いは2025年3月期に24億円行ったが、2026年3月期は行っていない。純現金は174億円で、売上の急伸に合わせた在庫・設備に現金が回っている面もある。

創業家と財団が大株主に並び、安定した株主構成だ。社長は創業家3代目の米山有沙氏(2022年4月就任)で、社外取締役は半数を占める。TOBの可能性は、kabufuの推定で10年以内16%。創業家が厚いため、友好的でない買収は起きにくい。

大型のM&Aは目立たない。自前の工場と販売子会社で成長してきた会社であり、買収で価値を壊す心配は小さい。一方、還元を引き上げる動きが出れば、評価は上向く余地がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

バドミントンの普及は、一時のブームではなく、人口の厚みが生んだ構造的な需要だ。中国とインドの愛好家が道具を買い替え続け、ヨネックスは世界の有力選手の信頼でその需要を受け止める。2026年3月期に売上が18%伸びたのは、その表れだ。

会社の予想は、今期も売上が約9%伸び、営業利益が過去最高を更新する見通しだ。2027年3月期の第1四半期は売上が14%伸び、純利益は3割増えた。足元の勢いは衰えていない。

テニスは北米の新工場と現地販売の強化で、シェアが3〜4%から伸びる余地が大きい。バドミントンで築いた選手契約のやり方を、テニスで再現できる。

財務は純現金で借金がなく、不況でも投資を続けられる。創業家が長期の視点で動くため、短期の利益を追って品質を落とす心配がない。還元は薄いが、これは余力であり、引き上げれば評価は一段上がる。

世界首位のブランドが、数量と価格の両方を伸ばして10年を進むなら、今の値段は割安にもなりうる。

慎重な見方

売上が5年で3倍になったのは、中国とインドのブームと、五輪の追い風が重なった結果だ。ブームは数年で冷める。コロナ前の営業利益率は4〜7%で、今の10%はその倍にあたる。この利益率が10年続くと見るのは強気にすぎる。

中国には李寧、台湾にはVictorがあり、品質を上げて価格で攻めてくる。バドミントンは道具の差が見えにくい愛好家の層が厚く、安い道具に流れやすい。ヨネックスの値決め力は、地場勢の成長とともに削られる。

売上の6割近くをアジアが占める。中国の景気が弱まり、若者の趣味が動けば、数量が落ちる。北米・欧州のテニスはまだ小さく、赤字の期間が長引く恐れがある。

広告・研究開発・販売網という固定費は重く、売上が落ちると利益は急に細る。2021年3月期は営業利益率が2%まで落ちた。

還元も薄い。利益の約8割を社内に残すので、自己資本が膨らみ、ROEは下がっていく。株主にとって、資本が積み上がること自体が価値を薄める。

どちらに重みを置いたか

事業の質では強気の見方が優勢だ。世界首位のブランド、純現金、勢いのある決算は本物で、悲観の確率は大きくは寄せない。

ただ、利益率の水準と値段の議論では、慎重な見方が強い。コロナ前の4〜7%に戻る筋書きが、無視できない重みで残る。確率は、強気と中立に計66%、やや悲観と悲観に計34%を置き、尾を悲観側へ少しだけ厚くした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,499 円3,850 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 573 円490 億円)。 今の値に割り戻すと 2,638 円2,257 億円、今との差 +10.4%、 期待の年率 +7.8%(資本コスト 7.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 9,087 円7,776 億円 935 円800 億円 +319.5% +15.4% 1,002 円858 億円
やや楽観 22% 6,793 円5,813 億円 701 円600 億円 +213.7% +12.1% 1,649 円1,411 億円
中立 34% 5,146 円4,404 億円 578 円495 億円 +139.6% +9.1% 1,946 円1,666 億円
やや悲観 23% 1,356 円1,160 億円 467 円400 億円 −23.7% −2.7% 419 円359 億円
悲観 11% 311 円266 億円 187 円160 億円 −79.2% −14.5% 55 円47 億円
加重平均100% 4,499 円3,850 億円573 円490 億円 +112.3% +7.8% 5,071 円4,340 億円

今の株価時価総額 2,389 円2,044 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 10% 中国・インドの普及と北米テニスがそろって当たる 利益 361 億円 · PER 20.7 倍 · 株価時価総額 9,087 円7,776 億円

中国とインドでバドミントン人口が伸び続け、ヨネックスは世界の用品市場で27%までシェアを上げる。道具の違いが勝敗に響く競技で、選手が使うブランドが市民の買い替えを引っ張る構図が10年続く。

テニスは北米の新工場と現地販売が効き、ラケットとストリングだけでなくシューズ・ウェアまで揃う総合ブランドになる。世界ツアーでの存在感が、売上を今の2倍近くに押し上げる。

広告費は売上の伸びに吸収され、営業利益率は13%台に乗る。会社は利益の35%ほどを還元しつつ、自己資本比率の高さも保つ。10年の中で最も理想的な筋書きだ。

  • バドミントン:数量 67.0(販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 3,350(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 2,243 億円・営業利益 493 億円。販売点数 1.68 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 22.0%
  • テニス:数量 9.0(販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 6,700(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 603 億円・営業利益 96 億円。販売点数 2.00 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 16.0%
  • ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他:数量 13.5(販売点数(百万点・推定))× 価格 5,360(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 724 億円・営業利益 65 億円。販売点数 1.30 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 9.0%

倍率:事業の純利益 361 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 20.0% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.7 倍。全体の PER 20.7 倍、時価総額 7,473 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:バドミントンの普及、テニスの北米定着、広告費を回収できる値決めの3つが10年そろって当たる必要があり、実現すれば大きいが確度は高くない。

やや楽観 22% アジアの需要に乗り、堅実に高収益を保つ 利益 277 億円 · PER 19.9 倍 · 株価時価総額 6,793 円5,813 億円

バドミントンは市場が今の1.4倍まで広がり、シェアはわずかに上がる。中国とインドの市民需要が積み上がる一方、五輪の年の熱は薄れ、伸びは年5%台に落ち着く。

テニスは北米で着実にシェアを拡大するが、Wilson・Head・Babolatの牙城は崩れない。ゴルフやスノーボードは伸びが鈍く、利益率は低いままだ。

営業利益率は12%近くまで上がる。会社は利益の3割強を還元する。

筆者は、この筋書きを「世界首位の専門ブランドが、派手さはなくても堅実に稼ぎ続ける10年」と見る。値上げは物価並みにとどまり、利益の伸びは数量の増加と固定費の吸収で生まれる。地場勢との競争は続くが、ブランドの差で致命傷は避けられる。

  • バドミントン:数量 57.7(販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 3,350(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 1,934 億円・営業利益 396 億円。販売点数 1.45 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 20.5%
  • テニス:数量 7.9(販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 6,700(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 528 億円・営業利益 77 億円。販売点数 1.75 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 14.5%
  • ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他:数量 12.5(販売点数(百万点・推定))× 価格 5,360(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 667 億円・営業利益 53 億円。販売点数 1.20 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 8.0%

倍率:事業の純利益 277 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.4% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.9 倍。全体の PER 19.87 倍、時価総額 5,504 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近5年の実績(売上3倍・利益率10%台)は強気の見立てに近い。ただしブーム後の反動と地場メーカーの追い上げを織り込み、楽観ほどは重く置かない。

中立 34% 中立:ブームが落ち着き、専門ブランドとして巡航する 利益 217 億円 · PER 18.9 倍 · 株価時価総額 5,146 円4,404 億円

バドミントンの市場は実質で3割ほど広がり、ヨネックスはシェア25%を守る。中国の人口構成は変わり、インドは伸びるが、全体の伸びは年2〜3%(数量)にとどまる。物価の分を価格に乗せ、売上は10年で1.7倍になる。

テニスは北米の拡大で数量が5割増える。主力2種目の利益率は今の水準を保つが、世界ツアーの契約選手への投資が重く、広告・研究開発費は売上並みに増え続ける。

営業利益率は10%強。今の水準をほぼ維持する。会社は還元を3割ほどに引き上げるが、自己資本は利益を追って厚くなり、ROEは今の15%から11%へ下がる。

  • バドミントン:数量 51.8(販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 3,350(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 1,735 億円・営業利益 330 億円。販売点数 1.30 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 19.0%
  • テニス:数量 6.8(販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 6,700(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 453 億円・営業利益 59 億円。販売点数 1.50 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 13.0%
  • ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他:数量 11.9(販売点数(百万点・推定))× 価格 5,360(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 639 億円・営業利益 45 億円。販売点数 1.15 倍・単価 1.34 倍、営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 217 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.0% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.9 倍。全体の PER 18.94 倍、時価総額 4,110 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:世界の用品市場は年3%前後の実質成長、ヨネックスはシェアを守る。直近のブームの上振れを半分ほど剥がした姿を、中立の落としどころに置く。

やや悲観 23% 中国の地場勢に値段を取られ、稼ぎが元の水準へ戻る 利益 96 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 1,356 円1,160 億円

中国で李寧やVictorなどの地場メーカーが品質を上げ、バドミントン用品の値段が下がる。ヨネックスは数量を守るが、値上げができなくなる。

テニスは北米で苦戦し、販売網への投資が回収できない。広告費と工場の固定費は売上が落ちても減らないため、利益率はコロナ前の水準に近い6%へ戻る。

会社は還元を保つが、自己資本ばかりが積み上がり、ROEは資本コストを下回る。ブランドは残るが、もう資本を効率よく使う優良株とは呼べない。

2000年代から2010年代のように、バドミントンが一部の競技者のものにとどまり、中国の景気が足を引く時期が長引けば、この筋書きに近づく。値上げができない中で、人件費と原材料だけが物価で上がる。

  • バドミントン:数量 41.8(販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 3,125(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 1,308 億円・営業利益 196 億円。販売点数 1.05 倍・単価 1.25 倍、営業利益率 15.0%
  • テニス:数量 5.4(販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 6,250(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 338 億円・営業利益 30 億円。販売点数 1.20 倍・単価 1.25 倍、営業利益率 9.0%
  • ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他:数量 9.9(販売点数(百万点・推定))× 価格 5,000(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 492 億円・営業利益 17 億円。販売点数 0.95 倍・単価 1.25 倍、営業利益率 3.5%

倍率:筋書きの ROE 6.5% は k 7.25% を下回り、PER の上限は 1÷k=13.3 倍。稼ぐ力(事業の純利益 95 億円前後÷k)の 8 割弱に置いた。同じ筋書きの PBR は約 0.65 倍で、中立の約 1.4 倍より低い。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 10 倍・時価総額 960 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:コロナ前の営業利益率は4〜7%だった。ブームの利益率が10年続く保証はなく、地場メーカーの追い上げと関税・中国の需要減を見て、やや厚めに置く。

悲観 11% 地場勢と値崩れで、ブランドが構造的に傷む 利益 21 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 311 円266 億円

中国の景気と地場メーカーの台頭で、主力のバドミントンが価格と数量の両面から崩れる。シェアは25%から21%へ下がり、値段は物価に追いつかない。

テニスの北米投資は回収できず、長岡の新工場や研究施設の稼働率が落ちる。工場の減損が出て、自己資本も目減りする。

営業利益は2%を割る。会社は配当を細々と続けるが、成長投資の余力はない。稼ぐ力は純現金と工場用地の価値で測るしかなくなる。

世界首位だったという事実だけが残り、新規のラケットや素材の開発も遅れる。選手が他社の道具に移れば、愛好家の買い替えも止まり、ブランドの循環そのものが弱くなる。

  • バドミントン:数量 33.9(販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 2,875(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 974 億円・営業利益 97 億円。販売点数 0.85 倍・単価 1.15 倍、営業利益率 10.0%
  • テニス:数量 4.1(販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定))× 価格 5,750(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 233 億円・営業利益 9 億円。販売点数 0.90 倍・単価 1.15 倍、営業利益率 4.0%
  • ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他:数量 8.3(販売点数(百万点・推定))× 価格 4,600(1点あたりの平均単価(円))→ 売上 382 億円・営業利益 4 億円。販売点数 0.80 倍・単価 1.15 倍、営業利益率 1.0%

倍率:優良さを失い利益が細る筋書きなので PBR。稼ぐ力(事業の純利益 22 億円前後÷k)は約 300 億円、床の資産は純現金 174 億円+工場用地の税後 85 億円=259 億円。今の自己資本 805 億円の 0.33 倍(約 266 億円)に置いた=床の資産の水準。減損で自己資本は筋書き上 1,008 億円に減る。

確率:バドミントン人口の頭打ちと地場の低価格化、テニス投資の失敗が重なる複合の筋書き。専門ブランドの優位は一度崩れると戻りにくいので、低い確率でも一定の重みを置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

バドミントン

ラケット・シャトル・シューズ・ウェアなど、世界のバドミントン用品のトップブランド。売上の約6割を占める稼ぎ頭。

数量販売点数(百万点・ラケット、シャトル、シューズ、ウェアなどの推定)価格1点あたりの平均単価(円)売上営業利益
今 2026/03 39.8 2,500 996 195
10 年後 中立 51.8 3,350 1,735 330

取り方:2025/03期の構成比61.5%に2026/03期の伸び(+17.1%)を当てて約996億円と推定した。世界市場は用品全体で約4,000億円前後(李寧・Victor・Apacs・RSL・Gosen・Mizuno・量販品を含む筆者の推定。調査会社の数字は定義が揺れて使えない)、ヨネックスのシェアは約25%。セグメント利益は非開示で、全社の営業利益166億円から本社・広告費を引き戻した推定。 販売点数と単価は開示がなく、売上を平均単価(推定 2500)で割った点数。点数の伸びが実質の数量、単価の伸びが物価と値付けにあたる。

テニス

ラケット・ストリング・バッグ・シューズ。世界ツアーの契約選手を使った2本目の柱。北米・欧州が成長の舞台。

数量販売点数(百万点・ラケット、ストリング、シューズ、ウェアなどの推定)価格1点あたりの平均単価(円)売上営業利益
今 2026/03 4.5 5,000 225 30
10 年後 中立 6.8 6,700 453 59

取り方:2025/03期の構成比13.6%に2026/03期の伸び(+19.6%)を当てて約225億円と推定。世界のテニス用品(ラケット・ストリング・シューズ・ウェア・バッグ)は約6,000億円前後、ヨネックスのシェアは3〜4%台と推定(Wilson・Head・Babolatが大手)。利益は非開示で推定。 販売点数と単価は開示がなく、売上を平均単価(推定 5000)で割った点数。点数の伸びが実質の数量、単価の伸びが物価と値付けにあたる。 数量は実物(北米の販売網と新工場で増える点数)で、名目の市場の伸びではない。

ゴルフ・スノーボード・ウェア・その他

ゴルフクラブ、スノーボード、ソフトテニス、ランニング・ウェアなど。主力2種目より利益率が低い。

数量販売点数(百万点・推定)価格1点あたりの平均単価(円)売上営業利益
今 2026/03 10.4 4,000 415 25
10 年後 中立 11.9 5,360 639 45

取り方:全社売上1,636億円から、バドミントン(約996億円)とテニス(約225億円)の推定を引いた残り。ゴルフは上期に苦戦した(確認不十分のため額は使わない)。開示がなく、残りとしての推定。 販売点数と単価は開示がなく、売上を平均単価(推定 4000)で割った点数。点数の伸びが実質の数量、単価の伸びが物価と値付けにあたる。

リスクと懸念

中国の景気と需要の変調

売上の約6割はアジアで、中国が大きい。景気の弱まりや若者の趣味の変化で数量が落ちれば、固定費の重さで利益が急に細る。2021年3月期の営業利益率は2.0%まで落ちた。

地場メーカー(李寧・Victor)の追い上げ

中国の李寧、台湾のVictorなどが品質を上げ、近い性能を安く出す。値決め力が削られれば、今の10%台の営業利益率は守れない。バドミントンは愛好家の層が厚く、価格に敏感な層も多い。

五輪・大会の反動

2024年パリ五輪の追い風は、一時的に株価と需要を押し上げた面がある。大会のない年は話題が薄れ、広告費に見合う売上の伸びが続かない恐れがある。

テニス投資の回収

北米・欧州でテニスを伸ばす投資(長岡の新工場、販売網)は重い。Wilson・Head・Babolatの牙城を崩せなければ、稼働率が落ち、減損や利益率の低下につながる。

関税と為替

米国の関税は北米の採算を圧迫する。ドル円が150円から円高に振れれば、輸出の採算が落ち、海外の値決めにも逆風になる。第3四半期の売上総利益率は44.2%と前年から1.5ポイント下がった。

還元の薄さ

配当性向は約18%で、2026年3月期の自社株買いはなかった。利益が自己資本として積み上がり、ROEが下がる。還元方針が変わらなければ、株主の取り分が薄まる。

創業家の経営と社長交代

社長は創業家3代目で、2022年に就任した。創業家の影響が強い会社は、長期の視点で動く利点がある半面、資本政策が株主の要望に動きにくい。

今後の分かれ目

バドミントンの数量が中国・インドで2桁の伸びを保ったら
中立の数量(10年で1.3倍)を上方修正し、やや楽観・楽観の確率を上げてよい。
営業利益率が2期続けて8%を割ったら
ブームが引いたと見て、やや悲観の重みを上げる。固定費の重さで、利益はさらに細る。
配当性向を40%以上へ引き上げる方針が出たら
自己資本の膨らみが止まり、ROEの下がり方が緩む。中立の倍率の根拠が良くなる。
李寧やVictorが中国で価格を下げて攻めたら
バドミントンの価格の前提(物価並みの上昇)を下方修正する。
北米でテニスの売上が現地で2桁の伸びを続けたら
テニスの数量を上方修正し、2本目の柱の利益率の前提を見直す。
ドル円が2割ほど円高に振れたら
輸出の採算を下方修正する。海外の値決めの余地も狭まる。

見ておくもの

  • 中国・インドのバドミントン用品の売上の伸びと、売上総利益率(今は44%台)
  • 営業利益率が10%台を保てるか(過去の底は2%)
  • 配当性向と自社株買いの方針(今は約18%)
  • 北米・欧州のテニスの売上と、長岡の新工場の稼働
  • 李寧・Victorの中国での価格と、世界ツアーでの契約選手の動き

倍率と資本コストの決め方

セグメントは、世界市場 × シェアで置いた実質の売上規模に、物価並みの値段(10年で1.34倍)を掛けて積んだ。市場の大きさは調査会社の数字が定義で大きくぶれるため、ヨネックスと競合の売上から逆算した筆者の推定を使った。倍率は式(正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g))と筋書きごとの ROE だけで置き、今の PER や同業の倍率は使っていない。悲観側は稼ぐ力と純現金で床を置き、今の自己資本に PBR を掛けた。新リース会計基準で営業利益や純負債の形が2028年3月期から変わるが、10年後の数字は家賃を営業費用に含む今と同じ形でそろえている。 中立は上限の 90% に置いた。ROE の低下は上限の式で、循環の振れは k の上乗せで見ており、倍率で重ねて引いていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 16.6→20.7 倍・やや楽観 PER 15.5→19.87 倍・中立 PER 14.5→18.94 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. ヨネックス 中長期ビジョン グローバル成長戦略(2023年5月)
  2. 2026年3月期 決算短信(TDnet)
  3. ヨネックスの事業構成(Business Insider Japan)

分析日 2026-10-19