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アビックス 7836

売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)41 円14 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)72 円25 億円差 −43.7%
10 年後から見ると 割高 価値 41 円14 億円 · 差 −43.7% · 期待の年率 +2.3%
期待の年率リターン(10 年)+2.3%資本コスト比 −6.4 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アビックスは、スポーツ施設や商業施設の壁面に付く大型の LED ビジョンを売り、貸し、運営する会社だ。自前の工場は持たず、中国のメーカーに作らせる。筆者は、売上の急成長に目を奪われず、稼ぐ力の薄さを見るべきだと考える。10 年先の価値は、今の値段を大きく下回ると見ている。

売上は 2022 年 3 月期の 18 億円から 2026 年 3 月期の 54 億円へ、4 年で 3 倍になった。主力は長くパチンコホールだったが、いまは大型の商業施設やスポーツ施設へ軸足を移し、2021 年に事業を引き継いだ会社の顧客に直接売る力も付いた。

一方で、営業利益率は 4% ほどにとどまる。売上が増えても人員の増強で利益は前の期より減った。市場が広がるにつれ競合が参入し、価格競争が始まったと会社自身が書いている。

財務は悪くない。借入を引いても 6 億円の純現金があり、2026 年 3 月期に初めて利益剰余金がプラスになった。ただし無配で、親会社格のテラスホールディングスが 35% を持つ。10 年後の営業利益は 4 億円弱で、資本コスト 8.75% を稼ぐには足りない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「成長の途中にある小さな機器会社」で、持ち続けたい事業とは言いにくい。理由は、本体が他社も買える部品で、利益率が低いからだ。

オーナー利益で見ると、売上が増えるほど仕入れと運転資金が先に出ていく。営業利益は 2 億円台だが、これが現金として手元に残るかは、在庫と売掛金の動き次第だ。利益の質は高いと言いにくい。

資本配分は、いまのところ配当も自社株買いもなく、成長の投資に回している。合弁や持分法の会社への出資は、実績が見えるまで評価を保留する。のれんの減損も気になる。

安全域は、純現金が 6 億円あるため、悲観でも半値より下には落ちにくい。ただし、楽観の筋書きでも利益率は 7% 近くまでしか上がらず、勝ちの幅は限られる。見合いとしては、守りは堅めだが値段が高い。経営が運営の継続収入を厚くし、利益率が 6% を超えて定着したときだけ、見方を改めたい。

何で稼ぐ会社か

アビックスは LED 表示機を開発して売る、工場を持たないメーカーだ。製造は外部に任せ、設置・映像の配信・保守まで一貫して引き受ける。事業は 3 つの形で稼ぐ。ひとつは機器の販売とリース(貸し出し)で、ひとつは映像の配信と保守の運営、もうひとつは他社向けの情報機器の販売だ。

売上の 95% はデジタルサイネージ関連で、残りの 5% は地域のイベントや販促を手がける Value creating 事業だ。2026 年 3 月期の売上は前の期より 24% 増えたが、営業利益は 15% 減った。売上が増える局面で、人員を増やして先行投資したためだ。

顧客の中心は、長くパチンコホールだった。ここへ、スポーツ施設や大型商業施設が加わる。2021 年にデジタルサイネージ事業を引き継いだプロテラスの顧客が大きい。大口を直接口説ける力が付き、案件の規模が大きくなった。

もうひとつ、2026 年 4 月に LED メーカーの州明(香港)と合弁会社を作り、アビックスが 7 割を持つ。調達と品質管理を一元化し、中国製 LED の仕入れの弱点を補う狙いがある。従業員は 65 人の小さな会社である。

優良さと弱いところ

優良さは「成長はあるが、堀は浅い」と見る。LED ビジョンの本体は中国製で、他社も同じ部品を買える。差がつくのは、設置の工事、映像の配信の運営、顧客との関係だけだ。

強みは 2 つある。第 1 に、大口顧客への直販ができる点だ。第 2 に、運営と保守が付くので、一度入れた顧客から繰り返し収入が入る。ただし運営の売上の内訳は開示されておらず、どれほど積み上がっているかは見えない。

弱みは多い。仕入れは中国のメーカーに集中し、為替と調達の影響を受ける。のれんが 2.8 億円あり、総資産の 7% を占める。競合の参入で価格競争が起きていると会社が認めている。利益率は 2017 年 3 月期の 8% が最高で、その後は 2〜6% を行き来している。

資本効率は、2026 年 3 月期の ROE が 12% だが、税金の調整益で膨らんだ数字だ。税の効果を除くと 8% 前後になる。経営は小さな会社なりに機敏で、合弁や持分法の会社を使って事業を広げている。ただし、利益で示した実績はまだ短い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のデジタルサイネージ(電子看板)の市場は、広告の面では 2025 年に 1,100 億円ほどで、2030 年に 1,650 億円まで伸びるという推計がある。機器も含む市場は 2,000 億円前後で、年 5〜7% の伸びと言われる。名目の伸びだが、その中の数量は年 2〜4% ほどの実質の成長と見てよい。

成長の主役は屋外と大型の LED ビジョンだ。スタジアム、駅前、商業施設、イベント会場で設置が増える。パチンコホールは店舗が減り続けており、これまでの主力顧客の市場は縮んでいる。

価格は、機器の部分と運営の部分で動きが違う。LED の本体は中国メーカーの供給過剰で下がり続ける。一方、設置工事の人件費と映像運営の費用は物価で上がる。会社が機器の売り切りから運営の継続収入に移れるかどうかが、利益率の分かれ目になる。

競合は、大手の電機メーカーから、中国の LED メーカーの日本法人、設置を請け負う中堅まで幅広い。会社自身が、競合の参入で価格競争が起きていると書いている。技術では、薄型・高精細・省エネの競争が続き、機器の更新が速くなる。

資本政策と M&A

資本政策は、いまは成長の資金づくりが優先で、株主還元はない。2026 年 3 月期は無配で、会社は自己資本の充実を優先するとしている。長く欠損があった会社で、利益剰余金がプラスに転じたのは今期が初めてだ。

テラスホールディングスが議決権の 35% を持つその他の関係会社で、事業の支援があるとみられるが、取引の内容は開示されていない。2023 年 11 月にはスポーツ関連のエクスポルトの株式 35% を取得して持分法の会社にし、2026 年 4 月には LED メーカーの州明と合弁を作った。小さな M&A で事業を広げる姿勢だ。

筆者は、この会社が現金を株主に返す日は当分遠いと見る。仕入れの先払いと在庫が増える成長の会社だからだ。大株主が 3 分の 1 を持つ点も、少数株主にとって配当が出にくい要因である。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

LED ビジョンの市場は、スポーツ施設や商業施設の大型化で、これから 10 年も伸び続ける。会社は 4 年で売上を 3 倍にし、大口顧客への直販という武器を手に入れた。2026 年 4 月には州明との合弁で、調達の弱点を補う手も打った。

運営と保守の継続収入が積み上がれば、機器の売り切りより利益率が上がる。人員の増強は先行投資で、売上の成長に利益が追いつけば、営業利益率は 6〜7% まで戻る。2026 年 3 月期に利益剰余金がプラスに転じ、配当を始める条件も整いつつある。

純現金が 6 億円あり、大きく崩れない。大株主のテラスホールディングスとの関係も、成長の後押しになる。スポーツ施設への展開を狙うエクスポルトとの連携で、案件の取りこぼしも減る。屋内外の大型案件が増えるほど、運営と保守で稼ぐ会社の比重が増す。屋外広告の規制が整い、屋外の大型案件も取りやすくなる。市場の成長に乗って顧客数が増え、営業の効率が上がる。

慎重な見方

売上は伸びたが、営業利益は前の期より 15% 減り、営業利益率は 4% 台に沈んだ。市場の拡大とともに競合が参入し、価格競争が始まったと会社自身が認めている。LED の本体は中国メーカーの供給過剰で値下がりが続く。

仕入れは中国に集中し、為替と調達の影響をもろに受ける。2027 年 3 月期の第 1 四半期は売上が 18% 減り、営業赤字になった。売上が下期に偏る季節性が大きく、期の途中で読みにくい。

2026 年 3 月期の純利益は税金の調整益で膨らんだもので、実力の利益は 1.5 億円前後だ。のれんが 2.8 億円あり、減損の種になる。大株主が 3 分の 1 を持ち、無配が続く可能性も高い。成長の資金を借入で賄う限り、金利が上がる 10 年で利払いの負担も増える。仕入れが中国に偏る点も、為替と関税で一度に利益を削りかねない。人員を増やした先行投資が回収できるかも、まだ見えていない。営業利益が前の期に減ったことは、この先行投資の重さを物語っている。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が優勢だ。利益率の低さと価格競争は、事業の構造の問題で、売上の伸びでは解消しない。ただし市場の成長と大口顧客への直販は本物で、悲観でも純現金が床になる。そのため、中立を 38%、やや悲観を 25% に置き、悲観は構造的な価格崩壊の筋書きで 11% とした。楽観は、運営の継続収入で利益率が上がる筋書きで 6% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 84 円29 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 7 円2 億円)。 今の値に割り戻すと 41 円14 億円、今との差 −43.7%、 期待の年率 +2.3%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 194 円68 億円 19 円7 億円 +195.7% +11.5% 13 円4 億円
やや楽観 20% 129 円45 億円 11 円4 億円 +94.6% +6.9% 28 円10 億円
中立 38% 99 円35 億円 7 円3 億円 +46.9% +3.9% 40 円14 億円
やや悲観 25% 33 円12 億円 2 円1 億円 −52.0% −7.1% 9 円3 億円
悲観 11% 8 円3 億円 0 円0 億円 −89.3% −20.0% 1 円0 億円
加重平均100% 84 円29 億円7 円2 億円 +25.6% +2.3% 90 円32 億円

今の株価時価総額 72 円25 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 6% 楽観:運営の継続収入で利益率が 7% に迫る 利益 5 億円 · PER 13.0 倍 · 株価時価総額 194 円68 億円

スポーツ施設や商業施設の大型 LED の需要が実質で年 4% 伸び、アビックスは大口直販でシェアを守る。映像の運営と保守の継続収入が売上の 4 割を超え、機器の値下がりを運営の値上げで打ち消す。州明との合弁で調達費が下がり、営業利益率は 6〜7% まで上がる。配当を始め、利益の 3 割を株主に戻す。売上は 100 億円を超え、地域販促も大きく育つ。大手の電機メーカーが手を出しにくい中堅規模の案件で、アビックスは「設置から運営まで任せられる会社」という地位を固める。会社はのれんの減損もなく、財務は純現金を保つ。

  • デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営):数量 772(年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定))× 価格 0.13(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 103 億円・営業利益 7 億円。案件 772 件・1 件 1.34 倍
  • Value creating(地域イベント・販促):数量 90.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。案件 90 件

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.3% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.0 倍。全体の PER 13.04 倍、時価総額 65 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:運営の継続収入が厚くなり、市場の成長を取り込む筋書きは現状の利益率から遠く、6% にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:市場の成長を取り込み利益率 5.5% 利益 3 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 129 円45 億円

国内の大型 LED 需要が実質で年 3% ほど伸び、アビックスは今のシェアを少し上げる。機器の値下がりと運営費の上昇が相殺し、料金は物価に少し届かない程度で上がる。運営と保守の収入が少しずつ積み上がり、営業利益率は 5% 台半ばで定着する。配当は小さく始まり、利益の 20% 程度が株主に戻る。パチンコホール向けは縮み続けるが、スポーツ施設と大型商業施設の案件が穴を埋める。中国メーカーとの合弁は、調達の安定には効くが、利益率を押し上げるほどの効果は限られる。大口顧客の更新需要が積み上がり、売上は 85 億円ほどまで伸びる。

  • デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営):数量 695(年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定))× 価格 0.12(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 85 億円・営業利益 5 億円。案件 695 件
  • Value creating(地域イベント・販促):数量 70.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。案件 70 件

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.0% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.08 倍、時価総額 41 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:市場の成長と大口直販の効果で利益率が少し上がる筋書きで、実績の短さを考えて 2 割とした。

中立 38% 中立:案件は市場並みに増え、利益率は 5% 弱で止まる 利益 3 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 99 円35 億円

国内の大型 LED の市場は実質で年 2.5% 伸び、アビックスは今のシェアを保つ。案件数は今の 1.25 倍になる。LED 本体の値下がりと運営費・工事費の上昇が混ざり、1 案件あたりの売上は今の 1.15 倍にとどまる。競合の参入で、利益率は 5% 弱で頭打ちとなり、2017 年 3 月期の 8% には戻らない。配当は 3 年目から始まり、利益の 2 割が戻る。売上は 74 億円ほどになる。パチンコホール向けは縮み続けるが、スポーツ施設や商業施設の案件が穴を埋める。州明との合弁は調達の安定には効くものの、価格競争を押し返す力にはならず、のれんも今の水準のまま残る。

  • デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営):数量 644(年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定))× 価格 0.12(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 74 億円・営業利益 4 億円。案件 644 件(1.25 倍)・1 件 1.15 倍
  • Value creating(地域イベント・販促):数量 70.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。案件 70 件

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 29 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:足元の売上の勢いと利益率の低さがともに実績で、両方を織り込んだ中心の筋書きを 4 割弱に置いた。

やや悲観 25% やや悲観:価格競争で案件の単価が伸びない 利益 1 億円 · PER 7.8 倍 · 株価時価総額 33 円12 億円

競合が増え、LED ビジョンの値下げ競争が激しくなる。案件数は今の 95% で、1 案件あたりの売上は今と同じ水準にとどまる。工事費と人件費は物価で上がるため、営業利益率は 2〜3% に沈む。のれんの減損も一部に出る。配当は出ても小さい。大口直販の顧客が競合に流れるケースも目立つ。パチンコホール向けの縮小を、スポーツ施設や商業施設の案件で埋めきれず、人員の増強が重荷になる。売上は 50 億円前後で足踏みし、金利の上昇で借入の負担も少し増える。売上の季節性は残り、四半期ごとの業績は読みにくいままだ。粗利は仕入れ値の下落に連れて細る。州明との合弁も、利益を押し上げる前に費用が先行する。

  • デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営):数量 489(年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定))× 価格 0.10(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 49 億円・営業利益 1 億円。案件 489 件・1 件は今と同じ
  • Value creating(地域イベント・販促):数量 40.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.06(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。案件 40 件

倍率:事業の ROE 2.6%(事業の純利益÷事業の自己資本)、k 8.75%。ROE が k 以下なので PER の上限は 1÷k=11.1 倍。上限の 7.0 割に置いて 7.8 倍。利益の質が落ちる筋書きで、上限の 7 割に置いた。

確率:競合の参入と価格競争を会社が認めていること、売上が期の途中で振れることから、25% と重めに置いた。

悲観 11% 悲観:LED ビジョンが汎用品になり価格が崩れる 利益 0 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 8 円3 億円

中国のメーカーが日本に直接売り込み、アビックスのような仲介の会社の価値が下がる。LED の価格が崩れて 1 案件の売上が 1 割減り、案件数も今の 7 割に縮む。営業利益は赤字になり、のれんも減損される。会社は固定の人件費を抱えたまま縮み、時価総額は事業の稼ぐ力でなく、純現金のうち運転資金を除いた分で値が付く。顧客は大手の直接調達に流れ、アビックスには小口の保守と運営の契約だけが残る。大株主が現金の使い道を決め、少数株主には戻らない。10 年のあいだに事業の中身が入れ替わり、今の強みは残らない。

  • デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営):数量 360(年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定))× 価格 0.09(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 32 億円・営業利益 0 億円。案件 360 件(7 割)・1 件 0.9 倍
  • Value creating(地域イベント・販促):数量 20.0(年間の案件数(推定))× 価格 0.05(1 案件あたりの売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。案件 20 件

倍率:床の資産(純現金から運転資金を引いた分)で値が付く筋書き。今の自己資本に床の PBR を掛けた。

確率:中国メーカーの直販が日本に広がり、仲介の価値が消える構造的な負けを 1 割強に置いた。仕入れ先への集中と競合の参入が、この方向を指している。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

デジタルサイネージ関連(機器・リース・運営)

LED ビジョンの販売・リース、映像の配信と保守、他社向けの情報機器の販売。

数量年間の案件数(納入・リース・運営契約の合計、推定)価格1 案件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 515 0.10 52 2
10 年後 中立 644 0.12 74 4

取り方:有報の売上 51.48 億円・セグメント利益 2.10 億円。案件数と 1 件の売上は開示がなく、国内のサイネージ市場(機器含め約 2,000 億円超)に対する約 2.5% の取り分とみて、1 件 1,000 万円の推定で案件数を置いた。

Value creating(地域イベント・販促)

デジタルプロモーションによる地域密着型のエリアファンマーケティング。

数量年間の案件数(推定)価格1 案件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 52.0 0.05 3 0
10 年後 中立 70.0 0.07 5 0

取り方:有報の売上 2.58 億円・セグメント利益 0.18 億円。案件数は開示がなく、1 件 500 万円の推定。

リスクと懸念

価格競争

市場の拡大に伴って競合が増え、会社自身が価格競争の影響を認めている。LED 本体の値下がりが続けば、機器の売上単価も利益率も上がらない。

中国の仕入れ先への集中

LED 表示機の製造は中国のメーカーに依存する。為替・関税・供給の停止が起きれば、納期と利益に直撃する。合弁の州明が弱点を補うかは、これからだ。

売上の季節性と案件の波

売上は下期に偏り、期の途中では利益が読みにくい。大口の案件が 1 件ずれるだけで、四半期の損益が赤字に振れる。

のれんの減損

のれんは総資産の 7% にあたる。買収した事業が計画に届かなければ、減損で一度に利益が消える。

大株主と配当

テラスホールディングスが 3 分の 1 強を持つ。経営の安定には効くが、少数株主の取り分である配当や自社株買いが出にくい。

今後の分かれ目

運営・保守の継続収入が売上の 3 割を超え、営業利益率が 6% に乗ったら
やや楽観・楽観の確率を上げる。
LED 本体の値下がりに合わせて機器の売上単価が下がり、営業利益率が 3% を割ったら
やや悲観・悲観の確率を上げる。
州明との合弁で調達費が下がり、粗利率が改善したら
中立の営業利益率を 5% 台に上げる。
配当が始まり、配当性向の方針が示されたら
中立の還元を上げる。
のれんの減損が出たら
買収の実行力を割り引き、やや悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 営業利益率と粗利率(四半期)
  • 運営・保守の継続収入の売上比
  • 州明との合弁 aua の損益
  • のれんと仕入れ先の集中度

倍率と資本コストの決め方

倍率は ROE と k から式で出した。事業の ROE が資本コストに届かない会社なので PER の上限は 1÷k で、中立は上限の 8 割に置いた。今の株価や同業の倍率は使っていない。数量は案件数(推定)で、市場の実質成長を年 2.5% と置いた。価格は LED 本体の値下がりと運営費の上昇を混ぜて物価より低く置いた。純利益の起点は税の調整益を除いた。新リース会計基準は家賃を営業費用に入れた今の形でそろえて置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.3→13.04 倍・やや楽観 PER 10→12.08 倍・中立 PER 8.9→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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分析日 2026-10-19