株譜
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クリナップ 7955

キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)982 円346 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)885 円312 億円差 +11.0%
10 年後から見ると やや割安 価値 982 円346 億円 · 差 +11.0% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 −0.2 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

クリナップは、システムキッチンの国内大手だ。日本で初めてシステムキッチンを売り出した会社で、売上の約 8 割をキッチンが占める。筆者の結論は、今の株価はおおむね適正というものだ。稼ぐ力は戻りつつあるが、新築住宅の縮小が重く、安全域は厚くない。

2026 年 3 月期の営業利益は 39 億円で、前の期の 2 倍近くに増えた。値上げと、高価格帯のキッチンの販売がきいた。2027 年 3 月期の予想は 49 億円で、第 1 四半期は 85% 増と好調だ。ただし営業利益率は 3% 前後にとどまる。会社が掲げる 5% は、まだ遠い。

強みは財務だ。純現金は 119 億円あり、時価総額の 4 割近くに当たる。自己資本比率は 65% で、赤字の年にも耐えられる。一方、ROE は過去 10 年の中央値で 3% にとどまる。資本コストには遠く、現金の使い道は課題だ。

10 年の中心は、新築の 2 割減をリフォームと値上げで埋め、営業利益が 60 億円になる道だ。その場合も ROE は 5% 台で、値付けは今の株価と大差ない。高価格帯と海外が伸びる道が開ければ、評価は 2 倍近くになる。大手との価格競争に敗れる道も 1 割強あり、上下に幅の大きい銘柄である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「悪くない事業と厚い現金を、まだ生かしきれていない会社」である。

事業は 50 年以上続く台所設備で、住宅がある限り需要はなくならない。ただし新築は減り、利益は価格競争に左右される。営業利益率が 3% 台では、持ち主に残る利益は小さい。純利益が 35 億円でも、ROE は 6% に届かない。

一方、現金は本物だ。純現金は 119 億円と、時価総額の 4 割近くある。借金は小さく、赤字になっても倒れない。これは、ほかの住宅設備会社にない安全域になる。

筆者が見たいのは、その現金が株主に戻るかだ。配当は利益の 3 割台で、自社株買いは少ない。2030 年の目標 ROE 8.5% を達成できれば、現金は生きる。今は約束の段階にとどまる。

値付けは、10 年の価値に対してほぼ適正と見る。割安とは言わないが、財務の堅さが下値を支える。

何で稼ぐ会社か

クリナップは、台所と水まわりの設備をつくり、リフォーム会社や工務店、住宅メーカーを通して売る。2026 年 3 月期の売上は 1,345 億円。内訳は、キッチンが 81%、浴室・洗面が 11%、その他が 8% だ。

キッチンは、ステンレスを使った耐久性が特徴で、最高級の CENTRO、中高級の STEDIA、手ごろな品までそろえる。会社の推計では、国内のシェアは約 21.5% だ。システムキッチンの年間出荷は約 114 万台で、同社は約 25 万台を売る計算になる。

売り先は、新築が約 44%、リフォームが約 51% だ。リフォームの窓口は、工務店の網である「水まわり工房」と、東京・横浜・名古屋・大阪の旗艦ショールームだ。新築は、ハウスメーカーやビルダーとの取引が中心になる。

浴室・洗面は、シェアが浴室 3% 台、洗面 4% 台と小さい。販路に苦戦しており、マンション市場への参入が課題とされる。その他には、部材の販売、保守サービス、海外、子会社の外販が入る。

工場は国内に複数あり、神奈川の相模原には 2024 年 4 月に物流拠点を稼働させた。ショールームの家賃と工場の償却は、売上が落ちても減らない固定費だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、中程度だと見る。

強みは、ブランドとステンレスの加工力だ。システムキッチンを日本で最初に売り出した会社で、リフォームの人気ランキングで STEDIA が連続で 1 位を取った。工務店の網とショールームという接点を持つのも、競合に勝つ材料になる。

弱みは、価格を自分で決めにくいことだ。住宅設備は LIXIL、パナソニック、タカラスタンダード、クリナップの寡占だが、新築向けの大口取引では価格競争が厳しい。2021 年の中計は、営業利益で目標の 7 割しか届かなかった。原材料の高騰を値上げで転嫁するのに時間がかかったのだ。

資本効率は低い。営業利益率は 2%〜3% 台、ROE は過去 10 年の中央値で 3% 弱にとどまる。純現金は厚いが、稼ぎに変わっていない。

経営は、筆頭株主の株式会社井上(約 24%)と、取引先の持株会が株式の約 4 割を握る。安定している半面、株主の声が届きにくい面もある。配当は利益の 3 割台と控えめだ。ただ、収益の改善は本物で、値上げ後の利益率が続くかが焦点になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

住宅設備は、数量が減る成熟市場だ。システムキッチンの出荷は、2013 年度の 130 万台から 2024 年度の 114 万台へ減り、2 年連続で前年を割った。

新築住宅の着工は、人口減と空き家の増加で長期に減り続ける。2025 年の法改正の影響で、一時的な落ち込みもあった。クリナップの新築向けは売上の 44% を占め、この縮小の影響を最も受ける。

一方、リフォームは底堅い。台所は 20 年前後で入れ替える需要があり、住宅の築年数が上がるほど母数が増える。共働き世帯の増加で、時短や収納を求めて入れ替える家庭も多い。ただし、人口減と中古住宅の流通で、リフォームの数量が大きく伸びるとは見ない。

競争は、LIXIL とパナソニックが最大手で、ホーロー製品のタカラスタンダードが追う。クリナップは高価格帯で差をつけようとしている。ステンレス、アルミ、木材などの原材料や、物流・人件費の上昇を、値上げで転嫁できるかが利益を決める。2026 年 7 月に発表した価格改定(10 月受注分から適用)の浸透が、当面の焦点になる。

海外は小さいが、タイで現地生産モデルを売り出し、輸出の新しい販売店を増やしている。

資本政策と M&A

資本政策は、守りが中心だ。配当は前の期から増配し、利益の約 33% に当たる。今期も同水準を予定する。自社株買いは「適宜」とされ、近年は大きな実施がない。

純現金は 119 億円あり、時価総額の 4 割近くに及ぶ。2024-2026 年度の中計は、成長投資として工場の再編、IT、新製品、環境対策、M&A を挙げるが、金額は示していない。ROE の目標は 7.0%(当初)で、2030 年に 8.5% を掲げる。

株主は、株式会社井上が約 24%、真栄会・共進会(取引先の持株会)が各 6% 台、社員持株会が 5% ほどだ。上位 10 者で 6 割を超える。この厚さは、TOB を難しくする一方、少数株主への還元を急がせる力を弱める。確率モデルは、10 年以内に TOB で買われる確率を 3 割ほどと見ている。

財務は堅く、借金は短期の 37 億円と長期の 8 億円ほどだ。M&A は行っていないが、中計では「新たな事業領域」として挙げている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

値上げが通り、高価格帯が定着した。2026 年 3 月期は営業利益が 91% 増え、第 1 四半期も 85% 増えた。中高級の STEDIA と最高級の CENTRO が伸び、営業利益率は 3% を超えた。価格改定は 10 月に再び入る。会社の 2030 年の目標は、売上 1,500 億円・営業利益 95 億円だ。

リフォームの追い風が強い。築 20 年を超える住宅は増え続ける。共働きの世帯は、時短や収納で台所の価値を高く評価する。ステンレスという素材の強みが、高価格帯の購入を後押しする。

現金の使い道が変わる芽もある。純現金は 119 億円で、時価総額の 4 割近くを占め、PBR は 0.5 倍と低い。会社も ROE の改善を重要課題としている。配当性向 33% は低く、増配の余地が大きい。

海外は小さいが、タイの現地生産が軌道に乗れば、成長の第 2 の柱になる。浴室もマンション市場に入れば赤字を抜け出せる。住宅設備の再編で買われる道もある。TOB の確率が 3 割というモデルの見方もこれを裏づける。

慎重な見方

今の利益は、値上げの一時的な効果が大きい。2026 年 3 月期の営業利益 39 億円は、前の期の低さの反動でもある。営業利益率は 3% 前後で、中計が「安定的な水準」とする 5% には届かない。前の中計も、営業利益の目標の 7 割しか達成できなかった。

新築は縮小が続く。システムキッチンの出荷は、2013 年度の 130 万台から 114 万台へ減った。2025 年の法改正と空き家の増加で、新築向けの売上 44% が今後も細る。リフォームは底堅いが、数量が大きく増えるとは言えない。

大手との競争が厳しい。LIXIL とパナソニックは販売網が広く、タカラスタンダードはホーロー製品で差別化している。新築の大口取引では、値引き圧力が強い。原材料と人件費の上昇を値上げで転嫁できなければ、利益率は一気に下がる。

浴室は赤字に近く、立て直しの手がかりがない。株主の構成も重い。筆頭株主と取引先・従業員の持株会が株式の約 5 割を持ち、現金の使い道に少数株主の声は届きにくい。純現金は厚いが、10 年たっても戻らないまま積み上がる恐れがある。

どちらに重みを置いたか

強気と慎重の見方が拮抗し、確率は中立に寄せた。値上げの効果は事実だが、新築の縮小と大手との競争も事実である。

どちらかに寄せる決め手は、純現金の厚さにあった。悲観でも倒産は遠く、下は浅い。一方、上振れも ROE が 9% 止まりで、倍率に天井がある。そこで楽観を 8%、やや楽観を 2 割、悲観を 12% に置いた。期待値は、今の時価総額に近い。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,474 円520 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 496 円175 億円)。 今の値に割り戻すと 982 円346 億円、今との差 +11.0%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,691 円949 億円 930 円328 億円 +309.2% +15.1% 290 円102 億円
やや楽観 20% 2,017 円711 億円 647 円228 億円 +200.9% +11.6% 533 円188 億円
中立 38% 1,700 円599 億円 508 円179 億円 +149.4% +9.6% 839 円296 億円
やや悲観 22% 800 円282 億円 337 円119 億円 +28.5% +2.5% 250 円88 億円
悲観 12% 283 円100 億円 210 円74 億円 −44.3% −5.7% 59 円21 億円
加重平均100% 1,474 円520 億円496 円175 億円 +122.6% +8.3% 1,970 円695 億円

今の株価時価総額 885 円312 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 高価格帯と海外が伸び、営業利益率が 5% を超える 利益 74 億円 · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 2,691 円949 億円

高価格帯のキッチンが定着し、営業利益は 100 億円を超える。売上は 2,000 億円近く、営業利益率は 5% 台に乗る。

キッチンの販売台数は 3% 増え、1 台あたりの値段は 4 割上がる。物価の 3 割強に、高価格帯への切り替えが加わる形だ。リフォーム大賞を連続で取った中高級品の STEDIA と、最高級の CENTRO が売上の柱になる。

浴室は、マンション市場への参入が実り、赤字を脱して小さな黒字になる。海外はタイの現地生産モデルが広がり、子会社の外販も伸びて、その他の売上は 35% 増える。

工場の再編が終わり、固定費が下がる。高い利益率は、ステンレスを使う加工力と販売網が値上げを支えた結果だ。ROE は 9% 前後に上がり、資本コストを超える。住宅設備の再編で買われる道もこの筋書きに入れる。

  • キッチン(厨房部門):数量 25.4(販売台数(万台)= 市場 × シェア)× 価格 62(1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 1,571 億円・営業利益 82 億円。市場 123 万台 × シェア 20.7%、営業利益率 5.2%
  • 浴室・洗面:数量 8.4(販売セット数(万セット相当))× 価格 24(1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 198 億円・営業利益 6 億円。数量の指数 1.00、価格の指数 1.34、営業利益率 3.0%
  • その他(部材・保守・海外・子会社外販):数量 48.6(取扱件数(万件相当))× 価格 4.02(1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 195 億円・営業利益 17 億円。数量の指数 1.35、価格の指数 1.34、営業利益率 8.5%

倍率:事業の純利益 73 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.6% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 12.39 倍、時価総額 949 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:高価格帯の定着、浴室の立て直し、海外の拡大がそろう強気の道。会社の 2030 年目標(営業利益 95 億円)に近い。前の中計は営業利益で 7 割の達成にとどまったので、確率は 1 割弱。

やや楽観 20% 価格改定と高価格帯が定着し、利益率が 4% 台に乗る 利益 56 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,017 円711 億円

値上げと高価格帯の販売が定着し、営業利益率が 4% 台に乗る。営業利益は 77 億円になる。

新築の台数は減るが、リフォームがそれを埋める。20 年たった台所の入れ替えは、住宅の築年数が上がるほど増える。キッチンの台数は 2% 減にとどまり、値段は 37% 上がる。

浴室は赤字を脱し、小さな黒字に戻る。その他は海外と外販で 15% 増える。原価低減とスマート工場化が進み、営業利益率は前期の 2.9% から 4% 台へ上がる。

還元は純利益の約半分になる。ROE は 6〜7% で、資本コストにはなお届かない。

  • キッチン(厨房部門):数量 24.2(販売台数(万台)= 市場 × シェア)× 価格 60(1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 1,463 億円・営業利益 63 億円。市場 114 万台 × シェア 21.2%、営業利益率 4.3%
  • 浴室・洗面:数量 8.0(販売セット数(万セット相当))× 価格 24(1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 188 億円・営業利益 3 億円。数量の指数 0.95、価格の指数 1.34、営業利益率 1.5%
  • その他(部材・保守・海外・子会社外販):数量 41.4(取扱件数(万件相当))× 価格 4.02(1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 166 億円・営業利益 12 億円。数量の指数 1.15、価格の指数 1.34、営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 55 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 691 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げと高価格帯の販売が定着し、営業利益率が 4% 台まで戻る。第 1 四半期の営業利益が 85% 増えた実績はあるが、新築の縮小がある。2 割を置く。

中立 38% 新築の縮小をリフォームと値上げで埋め、利益率 3% 台後半 利益 44 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,700 円599 億円

新築の縮小をリフォームと値上げで埋め、営業利益は 60 億円になる。会社の今期予想の 49 億円からは、物価の分だけ伸びる。

新築の住宅は 10 年で 2 割減る。リフォームは 5% 増える。キッチンの台数は全体で 6% 減り、値段は物価並みの 34% 上がる。営業利益率は 3.6% で、今期の予想とほぼ同じだ。

浴室・洗面は 12% 減って、利益はほぼゼロのままだ。その他は物価の分だけ伸び、安定して稼ぐ。

純現金が厚いので、受取利息が営業外で 5 億円台入る。還元は純利益の 45% ほどで、配当を中心に自社株買いを少し足す。ROE は 5% 台にとどまり、資本コストの 8.5% には遠い。

  • キッチン(厨房部門):数量 23.2(販売台数(万台)= 市場 × シェア)× 価格 59(1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 1,372 億円・営業利益 49 億円。市場 105 万台 × シェア 22.1%、営業利益率 3.6%
  • 浴室・洗面:数量 7.4(販売セット数(万セット相当))× 価格 24(1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 174 億円・営業利益 2 億円。数量の指数 0.88、価格の指数 1.34、営業利益率 1.0%
  • その他(部材・保守・海外・子会社外販):数量 36.0(取扱件数(万件相当))× 価格 4.02(1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 145 億円・営業利益 9 億円。数量の指数 1.00、価格の指数 1.34、営業利益率 6.5%

倍率:事業の純利益 43 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 555 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:最も起こりやすい道。新築の縮小をリフォームと値上げが埋める。営業利益率は会社の今期予想 3.5% の近くに落ち着く。

やや悲観 22% 新築が崩れ、値上げも通らず利益率が 2% に戻る 利益 24 億円 · PER 8.2 倍 · 株価時価総額 800 円282 億円

新築が崩れ、値上げも通らず、営業利益率が 2% に戻る。営業利益は 32 億円まで下がる。

新築の着工が加速して減り、ビルダー向けの値引き競争が強まる。キッチンの台数は 14% 減り、値段は物価に届かない 30% 増にとどまる。リフォームは伸びても、新築の穴を埋めきれない。

浴室は台数が 2 割以上減り、赤字になる。ショールームの家賃と工場の減価償却は、台数が減っても減らない。固定費が重く、利益率が下がる。

還元は純利益の 4 割に落ちる。営業外の受取利息は残るが、事業の稼ぐ力は弱い。倍率は上限の 7 割に置いた。

  • キッチン(厨房部門):数量 21.2(販売台数(万台)= 市場 × シェア)× 価格 57(1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 1,218 億円・営業利益 27 億円。市場 93 万台 × シェア 22.8%、営業利益率 2.2%
  • 浴室・洗面:数量 6.6(販売セット数(万セット相当))× 価格 23(1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 150 億円・営業利益 −2 億円。数量の指数 0.78、価格の指数 1.30、営業利益率 -1.0%
  • その他(部材・保守・海外・子会社外販):数量 32.4(取扱件数(万件相当))× 価格 3.90(1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 126 億円・営業利益 6 億円。数量の指数 0.90、価格の指数 1.30、営業利益率 5.0%

倍率:事業の純利益24億円・ROE 3.1% は k 8.5% 以下なので、上限は 1÷k=11.8倍。新築の縮小と固定費の重さで利益の質が落ちるため、上限の約7割の8.2倍に置いた。PBR は 0.3 倍と低いが、純現金と設備は取り出せないため床にはしない。

確率:新築着工の減少が加速し、ビルダー向けの値引き競争が強まる。値上げが通らず利益率が 2% 台に戻る。2020 年代前半の苦戦の再来でもある。

悲観 12% 価格競争に敗れ、営業利益が 1 桁億円に沈む 利益 7 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 283 円100 億円

価格競争に敗れ、営業利益が 7 億円に沈む。キッチンは台数が 28% 減る。

大手の LIXIL とパナソニック、ホーロー製品を伸ばすタカラスタンダードに、新築の大口取引を奪われる。値段は物価の 2 割増にとどまり、値下げで台数を守ろうとして利益が消える。浴室は 4 割減って赤字が膨らむ。

工場の稼働が落ちて固定費が重くなり、営業利益率は 1% を割る。一方、純現金は残るので、倒産は遠い。それでも少数株主は、その現金の使い道を決められない。

価値は、売れる資産の税引後の額に置いた。構造的に優良とは言えなくなった姿だ。

  • キッチン(厨房部門):数量 17.8(販売台数(万台)= 市場 × シェア)× 価格 53(1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 941 億円・営業利益 8 億円。市場 78 万台 × シェア 22.8%、営業利益率 0.8%
  • 浴室・洗面:数量 5.0(販売セット数(万セット相当))× 価格 21(1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 107 億円・営業利益 −3 億円。数量の指数 0.60、価格の指数 1.20、営業利益率 -3.0%
  • その他(部材・保守・海外・子会社外販):数量 27.0(取扱件数(万件相当))× 価格 3.60(1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 97 億円・営業利益 3 億円。数量の指数 0.75、価格の指数 1.20、営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益7億円では稼ぐ力は小さい(7億円÷k 8.5%=約80億円)。売れる資産の税引後は約100億円。清算されない限り少数株主は取り出せないので、今の自己資本604億円に0.165倍を掛け約100億円に置いた。

確率:大手 2 社との価格競争に敗れ、新築の取引先を失う。構造的な負けの筋書き。純現金が厚く倒産には遠いので、1 割強にとどめる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

キッチン(厨房部門)

システムキッチンの製造・販売。最高級の CENTRO、中高級の STEDIA、手ごろな品まで。新築・リフォームの両方。

数量販売台数(万台)= 市場 × シェア価格1 台あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 24.7 44 1,089 30
10 年後 中立 23.2 59 1,372 49

取り方:推定。売上 1,089 億円を、国内のシステムキッチン出荷 約 114 万台(2024 年度)× 会社推計のシェア 21.5% の約 24.7 万台と、1 台あたり 44 万円に分けて置いた。営業利益はセグメント別の開示が無く、全社 39 億円から浴室とその他を引いた推定。

浴室・洗面

システムバスと洗面化粧台の製造・販売。シェアは浴室 3% 台、洗面 4% 台。

数量販売セット数(万セット相当)価格1 セットあたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 8.4 18 148 1
10 年後 中立 7.4 24 174 2

取り方:推定。売上 148 億円を、浴室と洗面を合わせたセット換算で約 8.4 万セット、1 セット 17.6 万円に分けて置いた。販路に苦戦しており、中計も低収益と明記しているため、営業利益はほぼゼロと推定した。

その他(部材・保守・海外・子会社外販)

補修部材、保守サービス、タイなど海外、グループ子会社の外販。

数量取扱件数(万件相当)価格1 件あたり売上(万円。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 36.0 3.00 108 9
10 年後 中立 36.0 4.02 145 9

取り方:推定。売上 108 億円を、1 件 3 万円で約 36 万件に分けて置いた。保守や外販は競争が緩く、営業利益率は 8% 前後と推定した。

リスクと懸念

新築住宅の着工減

新築向けは売上の約 44% を占める。人口減と空き家の増加で、着工は長期に減り続ける。2025 年の法改正の反動もあり、数量の落ち込みが想定より速い恐れがある。

値上げの定着

2026 年 3 月期の利益増は、価格改定の効果が大きい。ビルダー向けの値引き競争が強まれば、値上げが戻され、利益率は 2% 台に落ちる。2026 年 10 月受注分からの価格改定が通るかが試金石になる。

原材料・物流・人件費の上昇

ステンレス、アルミ、木材、樹脂は外部の相場で動く。円安や運賃の上昇、人手不足の賃上げも重なる。2021 年の中計が目標に届かなかった主因でもあり、転嫁の遅れは利益を直接削る。

浴室・洗面の低収益

売上の 11% を占めるが、販路に苦戦しており、利益はほぼゼロだ。マンション市場への参入は課題のままで、立て直しがうまくいかなければ、固定費だけが残る。

現金が戻らない恐れ

純現金は 119 億円あるが、配当性向は 33% で、自社株買いも少ない。筆頭株主と取引先・従業員の持株会で株式の約 5 割を持つため、少数株主の声は届きにくい。現金が低い利回りのまま積み上がると、ROE は上がらない。

工場・ショールームの固定費

ショールームの家賃と工場の減価償却は、売上が落ちても減らない。2028 年 3 月期から始まる新リース会計基準で、賃借が貸借対照表に載り、数字の見た目も変わる。不況時に利益を急に削る。

今後の分かれ目

営業利益率が 4% を超えて 2 期以上続いたら
値上げと高価格帯が定着した証拠になる。楽観・やや楽観の確率を上げてよい。会社が掲げる 5% が現実味を帯びる。
新築着工が 70 万戸を割り込み、ビルダー向けの値引きが広がったら
キッチンの数量と値段が同時に落ち、やや悲観に近づく。ビルダー向けの売上比率の低下を見る。
純現金を使った自社株買いが 30 億円を超えて実施されたら
ROE の改善が見えてくる。現金の戻り方を 1.0 に上げ、価値を上方に直す。
浴室・洗面がマンション市場で受注を取り、黒字化したら
利益率の底上げ要因になる。全社の営業利益が 5 億円ほど増えうる。
住宅設備の再編や TOB が公表されたら
買収価格は現金を含む資産価値が前提になる可能性が高い。ただし、安定株主が厚く、話は進みにくい。
円安や相場でステンレスの価格が 2 割上がり、価格転嫁が遅れたら
原価の上昇が半年ほど利益を削る。2021 年の中計の未達と同じ展開になる。

見ておくもの

  • 営業利益率(四半期)と価格改定の浸透度
  • 新設住宅着工戸数と、キッチン・バス工業会の出荷台数
  • 浴室・洗面の売上と利益、マンション向けの受注
  • 純現金の水準と、自社株買い・増配の発表
  • 2027 年度以降の新しい中期経営計画の数値目標
  • ショールーム・工場の再編の進み具合

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の ROE が資本コスト 8.5% を下回る筋書きでは、上限の 1÷k=11.8 倍に対する割合で置いた。今の PER 9 倍・PBR 0.5 倍には寄せていない。純現金は 60 億円を事業に要らない分として足したが、戻り方を 0.5 とした。新リース会計基準では、ショールームの賃借が貸借対照表に載り、純負債と営業利益の見かけが変わる。10 年後の数字は、家賃を営業費用に入れた今と同じ形にそろえた。楽観の倍率は ROE が資本コストを超えるので、式の値に近づけた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12→12.39 倍・やや楽観 PER 11.2→11.76 倍・中立 PER 10.6→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality を足した(決まり v2)。個別の事業リスクは筋書きと確率で表す。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. クリナップ 2024-2026年度 中期経営計画
  2. クリナップ 2026年3月期 第2四半期 決算短信
  3. クリナップ 27年3月期は営業・経常大幅増益へ(財経ニュース)

分析日 2026-10-16