株譜
AI 銘柄分析 · その他製品 · 試作

フランスベッドホールディングス 7840

介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,433 円478 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,251 円418 億円差 +14.6%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,433 円478 億円 · 差 +14.6% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コストと同じ
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

フランスベッドは、介護ベッドのレンタルを軸に、病院・施設向けの販売と、家庭用のベッド・寝具を手がける会社だ。筆者の結論は、今の値段は中立の見通しにほぼ見合う、というものだ。大きく割安でも割高でもない。

稼ぎの中心は福祉用具のレンタルだ。介護を受ける人は2030年代まで増えるので、需要は堅い。ただ、貸与の値段は介護保険の上限で決まり、物価の3%には届かない。人件費と配送費は物価並みに上がるため、売上が増えても利益は伸びにくい。

2026年3月期は、売上が2%増えたのに営業利益は8%減った。2月には、2027年3月期を最終年度とする中期計画の数値目標も取り下げた。会社自身が、収益構造の見直しを認めた形だ。

救いは財務と還元にある。実質的に無借金に近く、利益のほぼ全部を配当と自社株買いで株主に返している。一方で、インテリア事業は新築住宅の減少で細っている。

時価総額は約430億円。10年後の中立の利益に妥当な倍率を掛け、還元を足すと、今の値段とほぼ釣り合う。割安の決め手はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、フランスベッドは「悪くないが、安くもない」会社だ。

まず事業の寿命は長い。介護は景気に左右されにくく、10年後もレンタルは続く。ここは筆者が評価する点だ。

次に堀は薄い。値段を自分で決められず、設備投資が重く、利益の多くが設備に再び吸われる。資本コストをわずかに下回る利益率は、事業のうま味が薄いことの表れだ。オーナーとして持ち続けたい会社の条件である、少ない資本で多く稼ぐ力を、まだ示していない。

資本の使い方は、株主に向いている。利益のほぼ全部を返し、無理な買収もしていない。ここは安心できる。ただ、返した分だけ成長のための再投資が減るので、利益は物価並みにしか伸びない。

安全域は、今の値段にはほとんどない。10年後の中立の利益に、妥当な倍率を掛けて還元を足すと、価値は今の時価総額とほぼ並ぶ。安全域を取るなら、利益率が上がる確かな兆しを待つのが筋だ。分からない部分は、2027年度の貸与価格の見直しの中身だ。確信度は、そこで下がる。

何で稼ぐ会社か

フランスベッドは、「眠り」と「介護」で稼ぐ会社だ。連結売上は約620億円。事業は大きく2つに分かれる。

1つ目はメディカルサービス事業で、売上の約7割を占める。柱は福祉用具のレンタルだ。介護保険を使い、要介護の人にベッドや車いすを月額で貸す。ケアマネジャー(介護の計画を立てる人)に選ばれるのが入口になる。貸したベッドは戻ってきたら整備し、別の人に貸す。使い回すほど儲かる商売だ。ほかに、病院・施設向けのベッド販売、病院や施設のシーツなどを洗って届けるリネンサプライ、補聴器や家具家電のレンタルがある。

2つ目はインテリア健康事業で、売上は約194億円。家庭用のベッドやマットレス、ふとん、家具を作って売る。ホテル向けも手がける。新築住宅の減少で家庭向けは細り、ホテルとネット販売が補っている。

会社の方針は、レンタルの比率を上げることだ。連結売上に占めるレンタルは45.8%で、2029年3月期に50%を目指す。売り切りより、毎月の収入が積み上がる形に寄せる狙いだ。

2021年にはホームケアサービス山口を買い、2025年6月には約4,300人の顧客を引き継いだ。関西には拠点を増やす。成長の手段は、地道な拠点づくりと顧客の引き継ぎだ。大型買収は、いまのところ見えない。

優良さと弱いところ

筆者は、フランスベッドの堀(他社がまねしにくい強み)は「普通」の厚さと見る。

強みは、レンタルの密度にある。全国に拠点を持ち、利用者の自宅へ配送し、戻り品を整備して回す。この仕組みは、拠点が近くにあるほど1件あたりの費用が下がる。ケアマネジャーとの付き合いも、簡単には真似できない。ベッドの製造を自社で持つ点も、戻り品の再生に生きる。

弱みは、値段を自分で決められないことだ。貸与の価格には国の上限がある。全国の平均に1標準偏差を足した額で、3年ごとに見直される。この制度は事業者の値上げを押さえつける。パラマウントベッドなど競合も多く、地域の事業者との競り合いも続く。

資本効率は並だ。自己資本利益率は10年の中央値が6.8%で、直近は6.7%。資本コストをわずかに下回る。会社が掲げた8.5%の目標にも届かなかった。レンタルは設備投資が重く、利益の多くが設備に再び吸われるためだ。

経営は株主に向いている。配当性向は50%を目安に、自社株買いも続ける。ただ、中期計画の目標を取り下げたことは、計画の精度に課題があったことを示す。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

福祉用具の貸与は、介護保険の中でも安定した分野だ。厚生労働省の調査では、利用者は全国で約234万人、1人あたりの貸与額は月約1.3万円(2020年前後)。ここから、市場は年約3,600億円、足元では4,000億円ほどと推定できる。

需要は人口で決まる。75歳以上の人は2030年代まで増える。要介護の人も増え、利用者は10年で1割ほど増えると筆者は見る。ただし、その先は人口減で頭打ちになる。

値段は制度が決める。上限価格は2018年から導入され、3年ごとに見直される。次の見直しは2027年度とみられる(筆者の推測)。物価が上がる中で、特例で上限を緩めるかが焦点だ。緩めなければ、事業者は人件費の上昇を価格に移せない。軽い用具は、貸与でなく販売を選べる制度も広がっている。

競合は、パラマウントベッドを筆頭に、地域の事業者が多い。事業者の数は長く減り続け、小さな会社が大手に顧客を譲る動きが続く。フランスベッドの顧客承継も、その流れにある。

インテリア側は、新築住宅の着工が減っている。家庭用ベッドは、ニトリなどの低価格との競り合いもある。業界は縮む中で、ホテル向けとネット販売が伸びの芽になる。

資本政策と M&A

還元は厚い。配当性向は連結で50%を目安にし、自社株買いも続ける方針だ。2026年3月期は、配当13.6億円と自社株買い15億円を合わせ、純利益とほぼ同額を株主に返した。配当は前期から増やす予定だ。

資金の使い道は、レンタル資産の購入が中心だ。年間の設備投資は約48.5億円で、うち38億円がレンタル資産。会社は新規投下を抑え、戻り品の再整備で費用を下げる考えだ。

M&Aは、2021年にホームケアサービス山口を子会社にした。福祉用具貸与の拠点とシェアを買う動きで、小さな買収を積む形だ。大型の買収は見えない。2024年には転換社債型の新株予約権付社債を50億円発行している(行使期限は2029年2月)。転換価額は確認できなかったが、転換が進めば株数は増える。

政策保有株は少額で、縮減の方針だ。大株主の上位には個人と不動産会社が並ぶ。参考として、kabufuの推計では10年以内の買収の確率は24%とされるが、筆者は買収を前提にした確率は置いていない。

株主優待もある。200株以上の株主に、自社の寝具や買物割引券(1万〜1.5万円相当)を贈る。年間の費用は開示で確かめられなかったが、対象の株主を約6,000人、原価を額面の約5割と置くと、年約3億円になる(推定)。これは費用として利益に入っており、株主の側から見れば現物の配当だ。10年で約30億円を還元に足した。2027年3月分からは、1年以上の継続保有が条件になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

フランスベッドは、日本でいちばん確かな需要の上に座っている。介護を受ける人は2030年代まで増える。レンタルの売上は市場の伸び(3%台)を上回る6%台で伸びており、顧客の承継で一気に4,300人が増えた。市場にはまだ、小さな事業者が多い。大手に顧客を譲る流れは続く。

レンタルは使い回すほど儲かる。戻り品の再整備と再投入に力を入れ、設備投資を抑えられれば、利益率は上がる。会社は新規投入を絞る方針を、すでに打ち出した。関西には拠点を増やす。配送の密度が上がれば、1件あたりの費用が下がる。

インテリアも底に近い。ショールームの閉鎖と工場の集約が進み、ホテル向けは25%伸びた。ネット販売は倍になった。構造改革の特別損失は小さい。

株主への姿勢も良い。配当性向50%に加え、自社株買いを続ける。利益をほぼ全部返しても、財務は無借金に近い。中期計画の取り下げは、悪い計画を捨てて収益性を最優先にした、前向きな判断とも読める。

慎重な見方

売上が伸びても、利益は伸びていない。2026年3月期は増収なのに営業利益は8%減った。人件費、配送費、整備費が、貸与の値段の上昇を食っている。運転手の残業上限の規制で、配送の効率も落ちた。

値段は国が決める。貸与価格の上限は3年ごとに見直され、物価が上がっても、事業者は価格に転嫁しにくい。次の見直しで特例が出なければ、利益率はさらに下がる。軽い用具が販売に回る流れも、貸与の売上を削る。

インテリアは構造的に縮んでいる。新築住宅が減り、家庭向けのベッドは売れない。ニトリなどの低価格に価格で勝てない。ショールームを閉じても、売上の縮みは止まらない。

中期計画の取り下げは、計画の見通しが甘かったことを認めたに等しい。自己資本利益率は6.7%で資本コストに届かず、会社の言う8.5%はまだ遠い。レンタルは設備投資が重く、利益を稼ぐほど設備に吸われる。買収の転換社債も、株数を増やす重しだ。

時価総額が小さく、買い手の少ない銘柄だという点も軽く見られない。業績が崩れた時に、株主を守る安全域は厚くない。高齢者の数が頭打ちになる2030年代の後半には、需要の伸びも止まる。レンタルの利用者が減り始めれば、使い回しの仕組みは固定費の重荷に変わる。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分で強いのは、需要の確かさと、利益をほぼ全部返す姿勢だ。慎重な見方で強いのは、値段を国に決められることと、利益率が上がっていない事実だ。筆者は、利益率の改善は会社の言葉でなく実績を見るべきだと考え、確率をやや悲観側に寄せた。中立を38%、やや悲観を24%、悲観を10%とした。結果として、価値は今の時価総額をわずかに下回る程度で、適正の範囲に収まる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,561 円521 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 898 円300 億円)。 今の値に割り戻すと 1,433 円478 億円、今との差 +14.6%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,005 円1,003 億円 1,198 円400 億円 +236.0% +12.9% 336 円112 億円
やや楽観 20% 2,261 円755 億円 1,073 円358 億円 +166.5% +10.3% 667 円223 億円
中立 38% 1,732 円578 億円 974 円325 億円 +116.3% +8.0% 1,028 円343 億円
やや悲観 24% 749 円250 億円 755 円252 億円 +20.2% +1.9% 361 円120 億円
悲観 10% 301 円101 億円 360 円120 億円 −47.2% −6.2% 66 円22 億円
加重平均100% 1,561 円521 億円898 円300 億円 +96.5% +7.0% 2,458 円820 億円

今の株価時価総額 1,251 円418 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 介護の需要を取り込み、レンタルの利益率が上がり続ける 利益 55 億円 · PER 18.3 倍 · 株価時価総額 3,005 円1,003 億円

高齢者の数は2030年代に頭打ちになるが、それまで要介護の人は増え続ける。フランスベッドは大手の顧客承継と関西の拠点づくりでレンタルの利用者を増やし、1人あたりの売上も、見守り機能つきのベッドや家具家電のレンタルを足して引き上げる。

貸与価格は、物価上昇を受けた特例で上限が緩み、10年で物価並みに近づく。配送の密度が上がり、戻り品を再整備して使い回す仕組みが回って、レンタルの利益率は11%台に乗る。

病院・施設向けは見守りつきのベッドが定着し、リネンは受け入れ先の詰まりが解けて黒字が戻る。インテリアはホテル向けの電動ベッドのレンタルとネット販売が育ち、ショールームと工場の整理も終わって、利益率が6%台になる。

全社の営業利益率は8%台後半まで上がり、過去の山(7.8%)を上回る。条件が多く重なる、強気の筋書きだ。

  • 福祉用具レンタル:数量 20.5(レンタル利用者数(万人))× 価格 1.34(1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円))→ 売上 429 億円・営業利益 49 億円。レンタル利用者 20.5 万人、1人あたり年間売上は今の 1.34 倍、営業利益率 11.5%
  • 病院・施設向け販売とリネン:数量 5,000(病院・施設の取引先数(件))× 価格 1.40(1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円))→ 売上 280 億円・営業利益 17 億円。病院・施設の取引先 5,000 件、1件あたり売上は今の 1.40 倍、営業利益率 6.0%
  • インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル):数量 24.2(ベッド・寝具の販売点数(万点/年))× 価格 1.40(1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円))→ 売上 271 億円・営業利益 18 億円。ベッド・寝具の販売 24.2 万点/年、1点あたり売上は今の 1.40 倍、営業利益率 6.5%

倍率:事業の純利益 55 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.4% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.3 倍。全体の PER 18.27 倍、時価総額 1,003 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利用者の増加・貸与価格の物価特例・インテリアの再建が全部そろう必要がある。条件が重なるので8%にとどめた。

やや楽観 20% レンタルが育ち、インテリアも下げ止まる 利益 45 億円 · PER 16.9 倍 · 株価時価総額 2,261 円755 億円

レンタルは市場を上回る伸びを保ち、シェアが約6.4%から7%強へゆっくり上がる。価格は物価に届かないが、補聴器や家具家電のレンタルなど品揃えを足して、1人あたりの売上を押し上げる。

病院・施設向けは堅調に増え、リネンの採算も戻る。インテリアは、ホテル向けとネットが家庭向けの落ち込みを補い、構造改革の効果で赤字の芽が消える。

全社の営業利益率は7.9%ほどと過去の山とほぼ並ぶ。会社が取り下げた中計の目標(営業利益54億円)は10年かけて超える。

筆者は、この筋書きを「経営の計画がおおむね当たった姿」とみる。配当と自社株買いで利益のおよそ9割が株主に戻る点も、この筋書きでは続く。

  • 福祉用具レンタル:数量 18.9(レンタル利用者数(万人))× 価格 1.26(1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円))→ 売上 372 億円・営業利益 40 億円。レンタル利用者 18.9 万人、1人あたり年間売上は今の 1.26 倍、営業利益率 10.8%
  • 病院・施設向け販売とリネン:数量 4,800(病院・施設の取引先数(件))× 価格 1.33(1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円))→ 売上 255 億円・営業利益 14 億円。病院・施設の取引先 4,800 件、1件あたり売上は今の 1.33 倍、営業利益率 5.5%
  • インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル):数量 23.0(ベッド・寝具の販売点数(万点/年))× 価格 1.34(1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円))→ 売上 247 億円・営業利益 14 億円。ベッド・寝具の販売 23.0 万点/年、1点あたり売上は今の 1.34 倍、営業利益率 5.6%

倍率:事業の純利益 45 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.9 倍。全体の PER 16.92 倍、時価総額 755 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:顧客承継と関西の拠点づくりでシェアが伸び、インテリアの構造改革が効く姿は十分ありうる。ただ中計の目標を取り下げた直後で、強気には寄せない。20%。

中立 38% 利用者は緩やかに増え、値上げは物価に届かない 利益 37 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 1,732 円578 億円

介護を受ける人は増えるが、増え方は緩やかだ。レンタルの利用者は10年で1割ほど増え、シェアは小さく上がる。貸与価格は制度で抑えられ、物価の3%には届かない。年2%ほどの値上がりにとどまる。

一方で、人件費と物流費は物価並みに上がる。配送の密度を高め、戻り品を再投入して設備投資を抑えることで、レンタルの利益率は今の10%台を、ほぼ保つ。病院・施設向けは、取引先がわずかに増える。

インテリアは、新築住宅の減少で家庭向けのベッドが細る。ホテルとネットで一部を補い、ショールームの閉鎖と工場の集約で利益率は5%に戻る。

全社の営業利益率は7.1%と、過去の山(7.8%)より低い。派手さはないが、止まらない稼ぎだ。

  • 福祉用具レンタル:数量 17.9(レンタル利用者数(万人))× 価格 1.22(1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円))→ 売上 341 億円・営業利益 33 億円。レンタル利用者 17.9 万人、1人あたり年間売上は今の 1.22 倍、営業利益率 9.8%
  • 病院・施設向け販売とリネン:数量 4,570(病院・施設の取引先数(件))× 価格 1.30(1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円))→ 売上 238 億円・営業利益 12 億円。病院・施設の取引先 4,570 件、1件あたり売上は今の 1.30 倍、営業利益率 5.0%
  • インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル):数量 21.8(ベッド・寝具の販売点数(万点/年))× 価格 1.30(1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円))→ 売上 227 億円・営業利益 11 億円。ベッド・寝具の販売 21.8 万点/年、1点あたり売上は今の 1.30 倍、営業利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 37 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.4% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍。全体の PER 15.58 倍、時価総額 578 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利用者は高齢化で緩やかに増え、価格は制度に抑えられ、人件費は物価並みに増える。いちばん実態に近い置き方で最大の確率を置く。

やや悲観 24% 貸与価格の抑制とベッド離れで、稼ぎが痩せる 利益 25 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 749 円250 億円

貸与価格の上限が見直され、物価に追いつかない年が続く。人件費・物流費の上昇を価格に移せず、レンタルの利益率は8%台に下がる。大手の薬局チェーンやネット事業者が、軽い用具の販売で顧客を取り始め、シェアもわずかに失う。

病院・施設向けは人手不足で施設の新設が遅れ、取引先数が減る。リネンは受け入れ先の詰まりが長引く。

インテリアは新築住宅の減少が続き、家庭向けベッドが細る。ホテルは訪日客の波が落ち着き、伸びが止まる。利益率は3%まで下がる。

全社の営業利益率は5.6%に落ちる。事業は壊れないが、配当を保つために自社株買いを絞る。筆者は、これを制度に頭を押さえられた谷の姿とみる。

  • 福祉用具レンタル:数量 16.3(レンタル利用者数(万人))× 価格 1.15(1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円))→ 売上 293 億円・営業利益 25 億円。レンタル利用者 16.3 万人、1人あたり年間売上は今の 1.15 倍、営業利益率 8.5%
  • 病院・施設向け販売とリネン:数量 4,200(病院・施設の取引先数(件))× 価格 1.25(1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円))→ 売上 210 億円・営業利益 7 億円。病院・施設の取引先 4,200 件、1件あたり売上は今の 1.25 倍、営業利益率 3.5%
  • インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル):数量 19.0(ベッド・寝具の販売点数(万点/年))× 価格 1.22(1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円))→ 売上 185 億円・営業利益 6 億円。ベッド・寝具の販売 19.0 万点/年、1点あたり売上は今の 1.22 倍、営業利益率 3.0%

倍率:事業の自己資本利益率は5.7%で資本コスト7%に届かない。ためた利益は額面未満の価値なので、上限 1÷k=13.3倍より低く、ROE÷k の比(約10倍)で10倍に置いた。今の利益は残るが、新しく投じるお金の稼ぎは資本コストを下回る。

確率:2027年度に見込まれる貸与価格の見直しで値上がりが抑えられ、インテリアも新築住宅の減少で縮む。人件費・物流費の上昇を価格に転嫁できないまま利益が痩せる姿は、強気側より少し重く24%。

悲観 10% 制度の転換で貸与が崩れ、優良さを失う 利益 5 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 301 円101 億円

介護保険の財源が苦しくなり、貸与から販売へ切り替える用具が広がる。貸与の上限価格も大きく下げられ、レンタルの利益率が5%に落ちる。人手不足で配送コストは上がり続ける。

病院・施設向けでは、安い輸入ベッドとの競り合いで利益が出なくなる。リネンは受け入れ先の詰まりが解けず、撤退に近い縮小になる。インテリアは家庭向けの需要が細り、赤字が続いて、のれんと設備の減損が出る。

全社の営業利益率は2%に満たず、自己資本利益率は資本コストを大きく下回る。もはや優良な会社ではなく、配当も大きく減る。この場合の価値は稼ぐ力でなく、売れる資産(土地・在庫)で測る。

  • 福祉用具レンタル:数量 13.5(レンタル利用者数(万人))× 価格 1.05(1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円))→ 売上 221 億円・営業利益 11 億円。レンタル利用者 13.5 万人、1人あたり年間売上は今の 1.05 倍、営業利益率 5.0%
  • 病院・施設向け販売とリネン:数量 3,300(病院・施設の取引先数(件))× 価格 1.15(1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円))→ 売上 152 億円・営業利益 2 億円。病院・施設の取引先 3,300 件、1件あたり売上は今の 1.15 倍、営業利益率 1.0%
  • インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル):数量 14.5(ベッド・寝具の販売点数(万点/年))× 価格 1.10(1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円))→ 売上 128 億円・営業利益 −3 億円。ベッド・寝具の販売 14.5 万点/年、1点あたり売上は今の 1.10 倍、営業利益率 -2.0%

倍率:事業の純利益5億円は自己資本のわずか1%台で、資本コストを大きく下回る。稼ぐ力(純利益÷k)は約70億円にとどまる。売れる資産の税引き後(土地・在庫)を床にし、時価総額はそれに合わせた。

確率:貸与から販売への移行の拡大や上限価格の大幅な引き下げ、大手の参入が重なると、レンタルの利益率が崩れる。介護保険の骨格は残るので起こりにくいが、5%を上回る1割は置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

福祉用具レンタル

介護保険の福祉用具貸与(介護ベッド・車いすなど)と、家具家電・補聴器・ホテル向けのレンタル。

数量レンタル利用者数(万人)価格1人あたり年間レンタル売上の指数(今=1.00=約15.6万円)売上営業利益
今 2026/03 16.0 1.00 250 26
10 年後 中立 17.9 1.22 341 33

取り方:数量はレンタル利用者の人数。福祉用具のレンタル売上を約250億円と推定(連結売上のレンタル比率45.8%から、家具家電や補聴器、ホテル向けの電動ベッドのレンタルを除いた分)。全国の1人あたり貸与額が月約1.3万円(国の調査、2020年前後)なので、年約15.6万円で割って約16万人、全国の貸与約4,000億円に対するシェアは約6%。開示はなく推定。営業利益は、メディカルの経常利益約34億円のうち約26億円と推定。

病院・施設向け販売とリネン

病院・介護施設向けの医療介護ベッドの販売、リネンサプライ、介護用品の販売。

数量病院・施設の取引先数(件)価格1件あたり年間売上の指数(今=1.00=約400万円)売上営業利益
今 2026/03 4,350 1.00 174 8
10 年後 中立 4,570 1.30 238 12

取り方:数量は病院・介護施設などの取引先の数。病院・施設向けの医療介護ベッドとマットレスの販売、リネンサプライ、介護用品の販売で、メディカル全体の売上約424億円からレンタル約250億円を引いた約174億円と推定。1件あたり年約400万円と置いて約4,350件。開示はなく推定。営業利益はメディカルの残り約7.5億円と推定。

インテリア健康(ベッド・寝具・ホテル)

家庭用ベッド・マットレス・寝装品・家具の製造販売と、ホテル向けのベッド。

数量ベッド・寝具の販売点数(万点/年)価格1点あたり売上の指数(今=1.00=約8万円)売上営業利益
今 2026/03 24.2 1.00 194 10
10 年後 中立 21.8 1.30 227 11

取り方:数量はベッド・マットレス・寝装品の販売点数。インテリア健康の売上193.8億円(開示)を、1点あたり約8万円(ベッド・マットレス・ふとんの混合の推定)で割って約24万点。営業利益はセグメントの経常利益9.5億円(開示)をそのまま営業利益とみた。

リスクと懸念

貸与価格の上限の見直し

貸与の価格には国の上限があり、3年ごとに見直される。次は2027年度とみられる(筆者の推測)。物価特例が出なければ、人件費・配送費の上昇を価格に移せず、利益率が下がる。事業の根幹を制度が握っている。

貸与から販売への切り替え

軽い用具は、貸与でなく販売を選べる制度が広がっている。選択制の対象が増えれば、毎月の収入が積み上がるレンタルの前提が崩れる。会社が目指すレンタル比率50%にも逆風になる。

人手と配送費の上昇

配送と整備は人の手がかかる。運転手の残業上限の規制で、配送の時間が短くなり、効率が落ちた例がすでにある。賃上げが物価を超えて続けば、利益率はさらに削られる。

インテリア事業の縮み

新築住宅の減少で、家庭向けのベッドは売れない。ニトリなど低価格との競り合いもある。ショールームの閉鎖と工場の集約を進めているが、売上の縮みが止まらなければ、減損が出る。

リネンの受け入れ先の詰まり

リネンは、施設側の受け入れが詰まり、臨時の費用が出て利益が急減した。増える売上が利益に変わらない典型で、解消に時間がかかれば、メディカルの利益率を下げる。

新株予約権付社債と株数

50億円の転換社債型の新株予約権付社債がある(行使期限は2029年2月)。転換価額は確認できなかったが、株価が上がって転換が進めば株数が増え、既存の株主の取り分が薄まる。

計画の精度と経営の信頼

2027年3月期を最終年度とする中期計画の数値目標を、取り下げた。事業環境の変化と収益構造の見直しが理由だ。計画が当たらないことが繰り返されると、会社の見通しは信じにくくなる。

今後の分かれ目

2027年度の貸与価格の見直しで、物価上昇に対応する特例が出たら
レンタルの価格が物価並みに近づくので、やや楽観・楽観の確率を上げてよい。
貸与価格の上限が大きく下がり、販売への切り替え対象も広がったら
利益率が崩れる筋書き(やや悲観・悲観)に確率を寄せる。
レンタルの利用者が市場を上回って伸び続け、営業利益率が8%を超えたら
配送の密度の効果が出たと判断し、中立の利益率を引き上げる。
インテリアの構造改革が終わり、利益率が5%を超えて定着したら
インテリアの下振れが消えるので、やや楽観に確率を寄せる。
転換社債の転換が進み、株数が大きく増えたら
既存の株主の取り分が薄まるので、価値を割り引いて見直す。
他社が買収を持ちかけたら(時価総額が手頃で、財務が堅い)
買収の価格で価値が確定する筋書きが加わる。ただし筆者は、買収を前提にした確率は置いていない。

見ておくもの

  • 福祉用具貸与の上限価格の見直し(2027年度)と物価特例の有無
  • 貸与から販売への選択制の対象の広がり
  • レンタルの売上の伸びと、市場の伸びとの差
  • メディカルとインテリアの経常利益率
  • 自社株買いの有無と総還元性向
  • 新株予約権付社債の転換の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の自己資本利益率と資本コスト7%から、正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)の式で出し、市場の倍率は使っていない。中立のROEは約8.4%でkを上回るので、下限は1÷k=13.3倍とし、13.5倍に置いた。今の株価は筋書きを作ったあとで比べただけで、今の値段が倍でも半分でも、価値の計算は変わらない。セグメントの売上と利益は、開示の総額とレンタル比率からの推定で、推定と明記した。貸与の価格は物価3%に届かないとみて10年1.22倍としたが、その理由は国の上限価格の仕組みにあり、今の株価とは関係がない。新リース会計基準は2028年3月期から効くが、10年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。同業の領域(オフィス家具・住宅設備機器)の会社とは事業が違うため、倍率の物差しは式から直接出した。株主優待は年約3億円(推定、対象の株主数が開示で確かめられないため)を10年の還元に足し、悲観側は縮める前提で減らした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15.4→18.27 倍・やや楽観 PER 14.1→16.92 倍・中立 PER 13.5→15.58 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に品質0%を足した7.5%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 7.00%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. フランスベッドHD 決算説明(2026年3月期)
  2. フランスベッドHD 決算説明(2026年3月期中間期)
  3. フランスベッドHD 中期経営計画

分析日 2026-10-16