株譜
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キングジム 7962

ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)383 円108 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)775 円218 億円差 −50.6%
10 年後から見ると 割高 価値 383 円108 億円 · 差 −50.6% · 期待の年率 +0.1%
期待の年率リターン(10 年)+0.1%資本コスト比 −8.7 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

キングジムは、ファイルとラベルライター「テプラ」の会社だ。筆者の結論は「割高」である。財務は堅いが、稼ぐ力が弱い。10年で見込める利益は、今の時価総額に見合う水準に届かない。

稼ぎ頭はテプラだ。本体を売り、専用のテープを買い続けてもらう商売である。一方、主力だった厚型ファイルは、ペーパーレスで縮んでいる。2024年6月期には営業赤字に落ちた。直近は営業利益11億円まで戻したが、売上高に対する率は3%を切る。

会社は海外、ネット販売、新しいサービスで売上を積み上げる計画だ。ただし売上520億円という中期目標は、今の水準から3割以上遠い。筆者は、この計画が達成される確率は低いと見る。

純現金は薄く、持ち合い株を含めても時価総額の3割に満たない。配当は利益の4割を目安にしているが、利益が小さいので額は増えにくい。

強気の筋書きでも、事業の収益性は資本コストを下回る。確率をかけて均し、資本コストで割り引いた価値は、今の時価総額を大きく下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、キングジムは「安全だが、儲からない」会社だ。事業は10年後も存在するが、堀はテプラの専用テープに限られる。ほかは、競争の中で薄い利益を取り合っている。

株主のものになる利益は、見た目より小さい。社内システムの刷新に3年で12億円の投資を計画しており、在庫も110億円と重い。利益が少ない会社が在庫を抱えるのは、資本の効率を下げる。

資本の使い方は、保守的だが成果に乏しい。ためた現金を成長に使えず、買収も成果が出ていない。ROEを資本コストの水準へ引き上げると会社は言うが、中期計画の売上520億円は遠い。

安全域は、財務の堅さにある。純現金と投資有価証券を足せば、悲観でも大きく崩れない。しかしその分を除いた事業は、資本コストを上回れていない。

結論として、価値は今の時価総額を大きく下回る。払う値段は、将来の利益ではなく、ためた資産への期待で支えられている。

何で稼ぐ会社か

キングジムの稼ぎは、二つの事業に分かれる。大きいのは文具事務用品事業で、売上の6割強を占める。ファイル、ノート、事務用品のほか、テプラ、電子メモのポメラ、防災用品を扱う。

中でも要はテプラだ。1988年に発売された日本語ラベルライターで、本体より専用テープで稼ぐ。売上は非開示だが、筆者は文具事務用品の4割程度、100億円前後と推定する。法人の現場に定着した、ほぼ唯一の本物の堀である。

もう一つはライフスタイル用品事業で、売上の4割弱を占める。ぼん家具、ラドンナ(家電雑貨のToffy)、アスカ商会、ライフオンプロダクツ、ウインセスといったグループ会社の寄せ集めだ。利益は薄く、ぼん家具の苦戦が足を引っ張ってきた。

売上の約96%は国内である。会社は海外を10%へ引き上げる計画で、中国の上海とベトナムを重点にする。米国向けのポメラも始めた。

稼ぎ方の本質は、紙の文具の縮小を、消耗品で稼ぐテプラと、買収で増やすグループ会社で埋めることだ。ただし後者は、利益の質がまだ低い。

連結の従業員は約1,700人。商品の多くは海外の工場で作るため、為替と原材料の値段が採算に直接響く。

優良さと弱いところ

堀は、テプラの専用テープにある。本体を買えば、同じ会社のテープを使い続けるしかない。法人は配線やラベルの表示を長く使い、切り替える手間が大きい。ブラザーの「ピータッチ」という強い競合はいるが、日本の法人現場ではテプラが標準語に近い。ただし文具全体の堀は深くなく、筆者は「強い堀」とは見ない。

資本の効率は低い。過去10年の自己資本利益率(ROE)の中央値は4%台で、資本コストの半分ほどだ。2023年6月期から2025年6月期は、営業利益率が1%前後で推移した。今期にようやく3%に戻った。

財務の保守性は強みだ。自己資本比率は7割で、借入は小さい。しかし利益が薄いため、この安定は稼ぐ力につながっていない。

弱みは、新しい物をたくさん作るのに、一つひとつが小さいことだ。ポメラも、ネット印刷のテプラボも、5年で15億円の売上を目指す程度の規模である。本体の厚型ファイルの減りを埋めるには足りない。

オーナー支配でも親子上場でもない。大株主は東京中小企業投資育成が約7.5%、三井住友銀行が約4.6%で、株主の顔ぶれは穏やかだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の文具・事務用品の市場は、約3,900億円で縮小が続く。2024年度は前年比で1%弱の減少だった。デジタル化、少子化、オフィスの働き方の変化が重なり、紙のファイルやノートの需要は戻らない。

首位のコクヨでも市場シェアは7%台、パイロットが5%台、キングジムは3〜4%台とみる。上位を寡占するというより、小さな会社が多い市場である。ナカバヤシ、リヒトラブなど同業との値下げ競争も続く。

テプラのラベルライター市場は、ブラザーとの二強に近い。法人は工場、倉庫、病院、官公庁で長く使うが、家庭や事務所の個人用途はスマホやシール印刷に置き換わる。印刷通販の市場は約1,900億円で伸びており、会社はここにテプラボで入る。

ライフスタイルの対象は、家具、小型家電、雑貨だ。市場は大きいが、通販と海外メーカーの値付けで競争が激しい。ぼん家具は、配送料の上昇で採算が悪化した。

海外は、中国とASEANの文具市場が伸びる。ただし地場の安い品との競争があり、日本ブランドの強みは限られる。国内の縮みを海外で埋める道は、細く長い。

資本政策と M&A

資本政策は、守りの色が濃い。配当性向は40%を目安にした安定配当で、2026年6月期は利益の4割弱を配当した。自社株買いは中期計画の資料では確認できなかった。

政策保有株、つまり持ち合い株は売却する方針だ。投資有価証券は約41億円で、時価総額の2割弱にあたる。直近2年とも売却益を出したが、売却額の目標は開示されていない。配当収入は純利益に入っているので、価値には足さない。

M&Aの枠は3年で35億円。海外販路の強化、事業拡大、新ジャンルの3軸で探す。具体案件は公表されていない。ライフスタイルの買収は、これまで利益をほとんど生んでいない。2025年6月期には、ラチュナ事業ののれんを減損している。

株主優待はある。6月に300株以上でオンラインストアのクーポン、12月は50%割引クーポンだ。年間の費用は非開示で、筆者は1億円前後と推定する。10年の還元に、続く見込みを掛けて足した(中立1.0、やや悲観0.75、悲観0.5)。

財務は軽く、買収に使える現金は小さい。TOBで買われる側になる可能性は、時価総額の小ささから否定できない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

テプラは、法人の現場で外せない道具だ。工場の配線、物流の棚、病院の薬品、防災の備蓄品。表示の需要は減らず、専用テープは毎年買われる。この稼ぎは景気に左右されにくい。

新しいサービスで、ここを広げられる。ネット印刷のテプラボは、デザインに困る小さな店を狙う。3,000種のテンプレートとAIで、誰でも5分で注文できる。印刷通販は約1,900億円の市場で、伸びている。

海外も動き出した。米国でポメラの現地向けを始め、中国とベトナムで開発と販売を強める。国内の縮小を、海外で埋める。

利益率は戻る途中だ。2024年6月期の赤字から、2026年6月期は営業利益11億円まで回復した。物流の新システムが動けば、固定費も軽くなる。

財務は堅い。自己資本比率は7割で、持ち合い株の売却が進めば、還元や投資に回せる資金が増える。営業利益率が6%台に乗れば、価値は今の時価総額に近づく。

株主の顔ぶれも安定している。投資育成会社が筆頭株主で、急な方針転換や乱暴な買収を受けにくい。経営は長い目で事業を磨ける。

慎重な見方

ファイルとノートの縮小は止まらない。学校も職場もデジタルに移る。厚型ファイルの減りを、新商品やECで埋めることは難しい。

テプラの強みも、いつまでも続くとは限らない。スマホと小型プリンターの普及で、家庭と事務所の用途は減る。ブラザーなど競合の価格攻勢もある。専用テープの売上が減り始めれば、全体の利益の柱が崩れる。

新規事業は小さすぎる。ポメラは趣味の道具、テプラボは5年で15億円、サービス事業の見込みも15億円。これでは文具の穴を埋められない。

ライフスタイルは足を引っ張る。ぼん家具は配送費で苦戦し、買収したラチュナはのれんを減損した。M&Aの実績が悪い会社が、さらに35億円の枠を使う。

資本の効率は、10年以上資本コストを下回っている。ためた現金は戻されず、買収に消えるリスクがある。この水準の利益に、高い倍率はつかない。

配当も心もとない。性向は4割でも、利益が薄ければ額は小さい。株主優待は、現金でなく自社通販のクーポンで、実際の価値は額面より低い。

どちらに重みを置いたか

テプラの堅さでは、強気の見方が正しい。ただしその稼ぎは、全体の営業利益率を3%台から先へ引き上げるには小さい。新規事業の規模と、買収の実績を考えると、慎重な見方の指摘が重い。

中立は、テプラが堅く、文具が細り、ライフスタイルが小さな黒字を保つ姿に置いた。確率は中立に4割弱、強気側に3割弱、慎重な側に3割強とした。2024年6月期に赤字を出した事実があるため、やや悲観を厚くした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 583 円164 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 199 円56 億円)。 今の値に割り戻すと 383 円108 億円、今との差 −50.6%、 期待の年率 +0.1%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,116 円314 億円 305 円86 億円 +83.4% +6.3% 100 円28 億円
やや楽観 20% 860 円242 億円 256 円72 億円 +44.0% +3.7% 223 円63 億円
中立 38% 664 円187 億円 223 円63 億円 +14.4% +1.4% 337 円95 億円
やや悲観 24% 261 円74 億円 140 円40 億円 −48.2% −6.4% 96 円27 億円
悲観 11% 160 円45 億円 71 円20 億円 −70.2% −11.4% 25 円7 億円
加重平均100% 583 円164 億円199 円56 億円 +0.8% +0.1% 781 円220 億円

今の株価時価総額 775 円218 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 7% テプラが現場と小規模事業者に広がり、ライフスタイルも立ち直る 利益 28 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 1,116 円314 億円

テプラが事務所の外へ広がる。工場、倉庫、病院、防災の備蓄ラベルで需要が積み上がり、専用テープの売上が本体の減りを上回る。ネット印刷のテプラボなどのサービスも、小さな店の定番になる。ポメラは米国で固定ファンをつかみ、海外売上は全体の1割に届く。ファイルは細るが、防災用品と高単価の文具が穴を埋める。ライフスタイルではラドンナのToffyが伸び、ぼん家具は配送費の上昇を値付けで吸収して黒字を保つ。営業利益率は6%台後半に乗り、過去12年の山に並ぶ。新しい物流システムの効果が出て、固定費の重さが外れた姿だ。国内の人口減は続くが、その分を値上げと用途の広がりが上回る。それでも事業の資本効率は資本コストに届かず、倍率は上限の9割にとどまる。

  • テプラ(ラベルライターと専用テープ):数量 525(対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定))× 価格 26.8%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍))→ 売上 141 億円・営業利益 20 億円。市場 今の 1.05 倍、シェアは今のまま、値段 1.34 倍、利益率 14.5%
  • 文具・デジタル文具・防災・海外・EC:数量 3,768(国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質))× 価格 5.1%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 194 億円・営業利益 6 億円。市場 今の 0.97 倍、シェアは今のまま、値段 1.34 倍、利益率 3.0%
  • ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか):数量 9,200(対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定))× 価格 2.4%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 219 億円・営業利益 11 億円。市場 今の 1.15 倍、シェアは今のまま、値段 1.34 倍、利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 314 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:テプラの用途拡大、新サービスの定着、ぼん家具の再建が同時に要る。過去12年で営業利益率が6%台に乗ったのは1度だけなので、7%にとどめる。

やや楽観 20% テプラの法人需要が堅く、海外とECが育つ 利益 21 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 860 円242 億円

テプラの大型販促が効き、法人向けの専用テープが安定して売れる。本体は伸びなくても、使い続ける人が消耗品を買う構造が利益を支える。文具は国内で縮むが、EC、防災、海外の上積みで下げ幅を小さくする。ポメラの米国向けは小さいながら黒字に乗る。ライフスタイルではグループ会社の新商品が当たり、ぼん家具の赤字は消える。人件費や物流費の上昇は値上げでおおむね転嫁できる。営業利益率は5%台前半まで上がるが、会社の計画ほどは伸びない。新しい事業は、売上の小さな足しにとどまる。財務は引き続き堅く、配当は利益の4割を保つ。

  • テプラ(ラベルライターと専用テープ):数量 500(対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定))× 価格 26.4%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍))→ 売上 132 億円・営業利益 17 億円。市場 今の 1.00 倍、シェアは今のまま、値段 1.32 倍、利益率 13.0%
  • 文具・デジタル文具・防災・海外・EC:数量 3,691(国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質))× 価格 5.1%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 187 億円・営業利益 3 億円。市場 今の 0.95 倍、シェアは今のまま、値段 1.32 倍、利益率 1.5%
  • ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか):数量 8,640(対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定))× 価格 2.3%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 202 億円・営業利益 8 億円。市場 今の 1.08 倍、シェアは今のまま、値段 1.32 倍、利益率 4.0%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.0% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 242 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の中期計画(2027年6月期に売上520億円)には遠いが、テプラの販促と海外の積み上げで営業利益率が5%台に乗る姿は十分ありうる。2割に置く。

中立 38% テプラは堅いが、文具が細り、収益は薄いまま 利益 16 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 664 円187 億円

テプラは法人の現場で使われ続け、専用テープの売上が本体の減りを埋める。ただし家庭や事務所での利用は、スマホの普及で少しずつ減る。ファイルや事務用品は年1〜2%ずつ縮み、価格競争で値上げは物価に届かない。物流の新システムと商品の絞り込みで赤字は消えるが、利益はほぼゼロ止まりだ。ライフスタイルは小さな黒字を保つ。営業利益率は4%台前半で、会社の計画(5%台)には届かない。売上は名目で2割ほど増えるが、ほぼ物価の分だ。配当は利益の4割で、政策保有株の売却代金は配当の余力になる。堅実だが、資本を増やしても稼ぎが増えない会社であり続ける。

  • テプラ(ラベルライターと専用テープ):数量 475(対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定))× 価格 26.0%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍))→ 売上 124 億円・営業利益 15 億円。市場 今の 0.95 倍、シェアは今のまま、値段 1.30 倍、利益率 12.0%
  • 文具・デジタル文具・防災・海外・EC:数量 3,574(国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質))× 価格 5.0%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 178 億円・営業利益 0 億円。市場 今の 0.92 倍、シェアは今のまま、値段 1.30 倍、利益率 0.0%
  • ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか):数量 8,160(対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定))× 価格 2.3%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 188 億円・営業利益 6 億円。市場 今の 1.02 倍、シェアは今のまま、値段 1.30 倍、利益率 3.3%

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.8% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 185 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業績が3%台の営業利益率に戻りつつあるが、過去12年の中央値は3〜4%台。国内の縮小と新規事業の小ささが拮抗するので、中立に4割近く置く。

やや悲観 24% 文具の縮小が加速し、ライフスタイルも伸びない 利益 8 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 261 円74 億円

学校と職場のデジタル化が想定より早く進む。ファイル、ノート、事務用品は年3%ずつ縮み、値上げも通らない。テプラ本体はスマホとの競争で売れず、専用テープの売上も減り始める。ブラザーなど競合との値引きも増える。ぼん家具は配送費の上昇と競争で赤字が続き、ライフスタイル全体の利益はほとんど消える。固定費を絞っても、営業利益率は2%台にとどまる。配当は性向4割を守るが、利益が小さいので額は増えない。財務は堅く、赤字に落ちることはない。ただ、資本を遊ばせたまま、稼ぎが縮む会社になる。政策保有株は売って現金に変わるが、使い道が見つからなければ、利息が増えるだけで稼ぎは増えない。成長への投資は、小さな新規事業に分散したままになる。

  • テプラ(ラベルライターと専用テープ):数量 425(対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定))× 価格 25.0%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍))→ 売上 106 億円・営業利益 11 億円。市場 今の 0.85 倍、シェアは今のまま、値段 1.25 倍、利益率 10.0%
  • 文具・デジタル文具・防災・海外・EC:数量 3,186(国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質))× 価格 4.7%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 149 億円・営業利益 −5 億円。市場 今の 0.82 倍、シェアは今のまま、値段 1.22 倍、利益率 -3.0%
  • ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか):数量 7,600(対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定))× 価格 2.2%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 169 億円・営業利益 3 億円。市場 今の 0.95 倍、シェアは今のまま、値段 1.25 倍、利益率 2.0%

倍率:事業の ROE 2.6% が k 8.75% を大きく下回り、ためた利益は額面未満。上限 12.1 倍の約 6 割の 7.0 倍に置く(稼ぐ力に見合う倍率)。

確率:ファイルの需要減が加速し、テプラ本体が減り続ける姿。2024年6月期に赤字を出した実績があり、起こりうる。慎重な見方の指摘が重いので、やや厚く置く。

悲観 11% 文具が構造的に負け、減損と縮小に追い込まれる 利益 −2 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 160 円45 億円

ファイルと事務用品の市場が3〜4割縮み、価格競争に巻き込まれる。ライフスタイルのぼん家具は価格競争に敗れ、減損で事業を畳む。ポメラやテプラボなど新規事業は大きな売上にならず、投資が回収できない。テプラは専用テープも減り、法人の現場でもラベル印刷サービスに取られる。営業利益はマイナス圏に沈み、減損で自己資本も細る。配当は大きく減らさざるを得ない。ただし借金は小さく、純現金と投資有価証券があるため、すぐに資金繰りが詰まることはない。少数株主に残るのは、手元の現金と売れる資産の範囲に絞られる。政策保有株の売却代金も、買収の失敗や配当で薄れる。会社は縮小均衡に入り、ブランドを残して生き延びる道を探すことになる。

  • テプラ(ラベルライターと専用テープ):数量 325(対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定))× 価格 22.0%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍))→ 売上 72 億円・営業利益 4 億円。市場 今の 0.65 倍、シェアは今のまま、値段 1.10 倍、利益率 6.0%
  • 文具・デジタル文具・防災・海外・EC:数量 2,331(国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質))× 価格 4.2%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 98 億円・営業利益 −6 億円。市場 今の 0.60 倍、シェアは今のまま、値段 1.10 倍、利益率 -6.0%
  • ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか):数量 6,400(対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定))× 価格 2.0%(市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数)→ 売上 131 億円・営業利益 −1 億円。市場 今の 0.80 倍、シェアは今のまま、値段 1.15 倍、利益率 -1.0%

倍率:稼ぐ力は赤字で、価値は純現金と売れる資産で決まる。今の自己資本 261 億円に PBR 0.172 倍を掛けた 45 億円は、下の床の内訳(現金から借入を引いた分と、投資有価証券の税引き後)に合わせたもの。ためた利益や在庫の帳簿には掛けない。

確率:2024年6月期の赤字(営業利益率マイナス0.6%)がさらに深く長く続く姿。純現金が薄く、強い堀もないため、1割強に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

テプラ(ラベルライターと専用テープ)

名前シールや配線表示などを作るラベルライター「テプラ」の本体と専用テープ。使い続ける人が消耗品を買う構造。

数量対象市場(法人・業務用ラベル表示、億円・今の値段の実質、推定)価格市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数(物価並みで10年1.34倍)売上営業利益
今 2026/06 500 20.0% 100 12
10 年後 中立 475 26.0% 124 15

取り方:テプラの売上は非開示。文具事務用品の売上249億円のうち約100億円とみた(推定)。利益も非開示で、事業全体の利益6.6億円から、ファイル・文具の赤字を差し引いて12億円とした(推定)。対象市場を約500億円(実質、推定)とし、シェア約20%(推定)。ブラザーのピータッチが主な競合。

文具・デジタル文具・防災・海外・EC

ファイルなどの文具、ポメラ、防災用品、マスキングテープ、ネット販売、海外の売上。紙の文具は国内で縮む。

数量国内文具・事務用品市場(億円・今の値段の実質)価格市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数売上営業利益
今 2026/06 3,885 3.8% 149 −5
10 年後 中立 3,574 5.0% 178 0

取り方:文具事務用品の売上249億円からテプラの約100億円を引いた149億円。国内市場は3,885億円(矢野経済研究所、2024年度)で毎年1%弱縮んでおり、シェアは約3.8%。海外・EC・防災の売上も同じ市場に対するシェアの形で置いた。利益は事業全体の6.6億円からテプラの推定12億円を引いたマイナス5.4億円(推定)。

ライフスタイル用品(ぼん家具・ラドンナ・アスカ商会ほか)

家具の通販(ぼん家具)、家電雑貨ブランドのToffy(ラドンナ)、アスカ商会、ライフオンプロダクツ、ウインセスなどグループ各社の商品。

数量対象の家具・家電・雑貨市場(億円・今の値段の実質、推定)価格市場 1 億円あたりの売上(億円)=シェア × 値段の指数売上営業利益
今 2026/06 8,000 1.8% 142 5
10 年後 中立 8,160 2.3% 188 6

取り方:セグメント売上142億円、セグメント利益4.5億円(2026/06 期の決算の集計値。第3四半期の説明資料から)。対象市場を約8,000億円(推定)とし、シェアは約1.8%。ぼん家具の売上と利益は分かれていない。

リスクと懸念

厚型ファイルなど紙文具の構造的な縮小

ペーパーレスと少子化で、ファイルやノートの国内需要は毎年縮む。値上げは通りにくく、売上の穴を埋めるには新製品が要る。2024年6月期に営業赤字へ落ちた主因でもある。

テプラの本体と用途の置き換え

テプラは法人の現場に定着しているが、家庭や事務所ではスマホやシール印刷に置き換わりつつある。ブラザーとの競争も続く。専用テープが減り始めれば、利益の柱が崩れる。

ライフスタイル事業の採算とM&Aの規律

ぼん家具は配送費の上昇と競争で採算が悪い。ラチュナ事業ののれんは2025年6月期に減損した。3年で35億円のM&A枠をまた使えば、同じ失敗が繰り返される恐れがある。

中期計画の未達

2027年6月期に売上520億円、経常利益28億円、ROE8%を掲げるが、2026年6月期の売上は391億円で乖離が大きい。計画を前提にした見方は危うく、未達なら資本効率の改善は先延ばしになる。

原材料と為替

樹脂、紙、鋼板の価格と円安は、海外で作る商品の原価に響く。2025年6月期にも、ライフスタイルで円安と原材料高が利益率を下げた。値上げで転嫁できなければ、利益が薄い分だけ赤字に近づく。

利益の質(有価証券の売却益)

2026年6月期の純利益10億円には、投資有価証券の売却益が含まれるとみられる。売却は一度きりなので、本業の利益はこれより小さい。持ち合い株の配当収入も、売却すれば減る。

AIエージェントによる代替は限られる

キングジムは、人月や席で売る事業ではなく、モノとテープを売る会社だ。AIエージェントに代替される部分は小さい。テプラボなどAIを使う新サービスは、まだ売上が小さく、成長は見込んでいない。

今後の分かれ目

テプラの専用テープの売上が、本体の減りを上回って伸び続けたら
強気の筋書きの確率を上げる。収益の柱が太くなり、営業利益率が5%台に近づく。
ぼん家具の赤字が続き、減損が出たら
ライフスタイルの利益前提を下げ、やや悲観の確率を上げる。
政策保有株の売却額が目標として開示され、自社株買いや増配に回されたら
資本効率の改善が確かになる。余った資産の価値を別に足す余地が出る。
テプラボやポメラの海外が、売上数十億円の規模に育ったら
新規事業が文具の穴を埋め始めたと判断し、中立の売上を上げる。
営業利益率が2期続けて4%を超えたら
中立の利益率前提を上げる。ROEが資本コストへ近づく。
第三者から買収や資本提携の提案が出たら
時価総額が小さく、資産が厚いため、価格次第で株主価値が上がる。ただし確度は低い。

見ておくもの

  • テプラの専用テープと本体の売上の動き
  • 文具事務用品の営業利益率(今期は2%台)
  • ぼん家具を含むライフスタイルの利益
  • 政策保有株の売却額と使い道
  • 海外売上比率(4%から10%への目標)

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業のROEと資本コスト8.75%から、利益ベースの上限(ROEがk以下なので1÷k=12.1倍)を求め、その6〜9割に置いた。今の株価や同業の倍率は使っていない。悲観は純現金と投資有価証券の税引き後から出した。家賃を営業費用に入れた今の形でそろえて置いた。新リース会計基準(2027年6月期以後に開始する年度から強制)で営業利益と純有利子負債の形が変わるが、価値は変わらないので今の形のままにした。テプラの売上と利益、ライフスタイルの市場規模は開示がなく推定で、精度は低い。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→11.43 倍・やや楽観 PER 10.3→11.43 倍・中立 PER 9.7→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 ビーアンドピー7804 大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り) 本質価値との差 +53.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. キングジム 第11次中期経営計画(EDINETまとめ)
  2. キングジム 決算説明資料(EDINETまとめ)
  3. テプラボの開始(Impress Watch)

分析日 2026-10-16