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ビーアンドピー 7804

大判の販促物を当日に刷って届ける町の工場の大型版。高い利益率と厚い現金で、適正(わずかに割安寄り)

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,934 円92 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,572 円60 億円差 +53.0%
10 年後から見ると 割安 価値 3,934 円92 億円 · 差 +53.0% · 期待の年率 +11.6%
期待の年率リターン(10 年)+11.6%資本コスト比 +4.1 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ビーアンドピーは、店頭のポスターや垂れ幕、展示会の大きな看板を、大判のインクジェットで刷って届ける会社だ。大阪と東京、横浜の都心に工場を持ち、朝の注文を夕方に渡す速さで客をつかむ。筆者の結論は適正で、わずかに割安寄りである。今期も3四半期で売上が7%、営業利益が3%増え、計画どおりに進んでいる。

印刷の会社としては珍しく、よく稼ぐ。営業利益率は15%前後、ROE、つまり自己資本でどれだけ稼いだかは13%ある。紙の商業印刷の多くが資本コストに届かない中で、ここは届いている。理由は、プリンターを100台以上そろえ、夜も工場を動かし、急ぎの仕事を断らないことだ。定価が無く、速さと確実さに値段が付く。

借金は無く、現金は33億円ある。時価総額の半分を超える額だ。役員の一族の資産管理会社が過半の株を持ち、配当は利益の4割まで上げてきた。

筆者が値段を慎重に見るのは、需要の先行きだ。紙やフィルムの販促物は、デジタルの看板やネットの広告に少しずつ置き換わる。会社は買収で企画や什器の量産に手を広げ、その流れを受け止めようとしている。それが実れば、今の値段には上乗せが残る。

逆に、デジタル化の速さが客の数を増やす速さを上回れば、今の高い利益率は続かない。分かれ目は、本体の売上が買収に頼らずに伸び続けるかどうかだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ビーアンドピーは「地味だが筋の良い小さな事業」だ。大判の販促物を刷るという仕事は、誰にでもできそうに見える。だが、100台以上の機械を都心に並べ、夜も止めずに動かし、急ぎの注文を確実にこなす会社は少ない。客はその速さと安心に、定価の無い値段を払う。

数字もそれを裏づける。営業利益率は15%前後、ROEは13%で、借金は無い。印刷の業界で、資本コストを上回って稼げる会社は多くない。

オーナーとして持ち続けたいかと問えば、条件付きで是と答える。条件は2つある。1つは、販促物がデジタルに置き換わる速さが、客の数を増やす速さを上回らないこと。もう1つは、積み上がる現金が、値段の高い買収に使われないことだ。

安全域は、事業より現金の側にある。時価総額の半分を超える現金があり、事業の部分は利益の8倍ほどで買える計算になる。過半を持つ一族が現金をどう使うかで、少数株主の取り分は変わる。筆者は、事業の質に対して今の値段は高くないと見る。ただ、需要の先細りを考えれば、大きな安全域とも言えない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの大半は、大判のインクジェットの出力だ。広告代理店や制作会社、印刷会社から注文を受け、ポスター、店頭の幕、展示会の看板、床や壁に貼るシート、店の内装の印刷物を刷る。刷ったあとは、切る、貼る、梱包する、届けるまでを自社でこなす。

強みは設備と速さだ。水性、溶剤、ラテックス、UVの各種のプリンターを100台以上持ち、幅5mまで刷れる機械もある。2交代で夜も動かし、都心の工場なので当日に出荷できる。競合の多くは人手不足で夜の稼働をやめた。急ぎの案件ほど、この会社に集まる。

営業は大阪、東京、横浜、名古屋、京都、福岡に置く。2〜3人のチームで100社ほどを受け持ち、担当が休んでも注文が止まらない。客の数を増やし、同じ客から何度も注文をもらう。それが売上の伸びの元だ。

周辺にも手を広げている。デジタルの看板の販売とARの販促、イベントのノベルティの制作、ネットの販売サイト「インクイット」がある。2024年には大阪の広告代理・企画制作会社のイデイを、2026年には埼玉の什器と販促ツールの量産会社の新和を買った。企画から試作、量産、組み立てまでをグループで受ける形を作っている。

注文は1件十数万円の小口が多く、特定の客に頼らない。客の層は広告代理店と制作会社、印刷会社が中心で、イデイの買収でメーカーなどの広告主にも直接つながった。従業員は本体で200人弱で、その半分以上が工場で働く。

優良さと弱いところ

優良さは、印刷の会社としては高い。営業利益率は15%前後で、過去9年の最低でも8%台だった。ROEは13%で、資本コストを上回る。設備を厚く持ち、夜も動かし、急ぎの仕事を確実にこなすことで、値段の比べ合いから一歩離れている。

堀、つまり他社がまねできない強みは、規模と速さの組み合わせだ。100台以上のプリンターを複数の都市に持つ競合は無いという。小さな出力の会社は、人手が足りず夜の稼働を続けられない。客の側も、締め切りの前夜に頼める先を簡単には変えない。

ただし、堀は深くはない。設備は買えば手に入り、大手の印刷会社が本気で出力に寄れば、値段の勝負になる。需要そのものも、紙と幕の販促物から、デジタルの看板やネットの広告に少しずつ移っている。

資本の使い方は堅実だ。借金は無く、配当性向を4割まで上げ、買収は2億円規模の小さなものに限っている。一方で、現金は時価総額の半分を超えるほど積み上がり、自社株買いは無い。過半を持つ役員一族の資産管理会社が、現金の使い道を決める。

総じて、小さいが質の高い事業に、使い道の決まらない現金が付いた形である。

過去9年に赤字の年は無く、最も悪いコロナの年でも営業利益率は8%台を保った。景気の谷でも稼げる形は、この規模の会社としては珍しい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

日本の印刷の市場は、30年で大きく縮んだ。チラシやカタログ、雑誌の印刷は、ネットの広告と電子の媒体に置き換わった。紙の商業印刷を主とするKYORITSUやサンメッセは、資本コストに届かない利益にとどまる。

ビーアンドピーのいる大判の出力は、その中では様子が違う。店頭や展示会、イベント、店の内装は、人が実際に見て触る場所の広告だ。ネットでは代わりにくい。コロナの時期には展示会とイベントが止まり、2020/10期の利益は半分になったが、その後は回復して最高益を更新した。

構造の変化は2つある。1つはデジタルの看板だ。駅や店の画面は、刷った幕を少しずつ置き換える。会社自身がデジタルの看板を売り、両方を提案できる形を作っているのは、この流れへの備えである。もう1つは人手だ。出力と加工の職人は集めにくく、小さな工場は夜の稼働をやめている。人が足りない業界では、設備を厚くし、人を育てられる会社に仕事が集まる。

素材のフィルムやインク、電気代は物価並みに上がる。定価の無い仕事なので、値上げは案件ごとに通しやすい。

筆者は、大判の販促物の市場は10年で量にして横ばいからやや縮むと見る。その中で、この会社は客の数を増やし、シェアを取って量を伸ばす。買収で企画と什器の量産を足せば、1つの客から受ける仕事の幅も広がる。

大判の出力の同業は、地方の小さな会社が多く、数で数えれば数百社ある。設備を更新できず、人を集められない会社から順に退いていく。数量の伸びの多くは、市場の拡大ではなく、こうした同業からのシェアの移動である。

資本政策と M&A

配当は2025/10期に年80、今期は87の予定で、毎年増やしている。中計では配当性向4割を掲げ、ほぼ届いた。自社株買いは無い。株主優待は1年以上の株主にQUOカードを贈る。個人の株主は少なく、費用は年に数百万円とみて、還元の数字には入れていない。

借金は無く、現金は33億円ある。売上の1年分の7割を超える額だ。事業に要る運転の資金と、2026年8月の新和の取得の2億円を除いても、25億円ほどが余る。

上場で集めた資金を、買収に使う方針だ。イデイと新和はどちらも2億円規模で、値段は手堅い。企画から量産までをグループで受ける形は筋が通っている。

大株主は、役員と親族の資産管理会社の英知興産で、54%を持つ。親会社に近い存在で、TOBで株を手放す相手が出る見込みは小さい。少数株主にとっては、配当の性向を上げるか、自社株買いを始めるかで、余った現金の価値が変わる。筆者はこの現金の戻り方を7割5分と見る。配当を毎年増やしてきた実績は評価できるが、現金の山を減らすほどではない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

印刷の会社で営業利益率15%、ROE13%、借金ゼロという組み合わせは珍しい。紙の商業印刷の会社が資本コストに届かない中で、ここは届いている。理由ははっきりしている。100台以上のプリンターを都心の工場に並べ、夜も動かし、朝の注文を夕方に渡す。競合の多くは人手不足で夜の稼働をやめた。急ぎの仕事ほど、この会社に集まる。

人手の不足は、この会社には追い風だ。職人が集まらない小さな出力の会社は、仕事を断るか、廃業する。設備と人を育てる仕組みを持つ会社が、そのシェアを取る。客の数は中計の目標の3割増をほぼ達成した。

買収も筋が良い。イデイで企画とデザイン、新和で什器の量産と組み立てを足した。1つの客から、企画、試作、量産までまとめて受けられる。どちらも2億円規模で、高値づかみはしていない。

今の時価総額は60億円で、そのうち現金が33億円ある。事業の部分は、利益の8倍ほどで買える。資本コストを上回って稼ぐ事業に、この倍率は低すぎる。配当は毎年増え、性向は4割に届いた。現金の一部が株主に戻るだけでも、値段は上に動く。

筆頭株主の一族にとっても、配当は大きな収入だ。配当性向を上げる動機は、少数株主と同じ向きにある。

慎重な見方

販促物の需要は、長い目で見て細る。駅や店の看板は画面に替わり、展示会の広告もネットに移る。刷った幕とポスターは、紙のチラシと同じ道をゆっくり歩む。10年の量の伸びを当てにするのは危うい。

堀も浅い。プリンターは買えば手に入り、大手の印刷会社が本気で大判の出力に寄れば、値段の勝負になる。定価が無いことは、裏を返せば、値段が案件ごとに比べられるということだ。今の利益率15%は、この10年の最高に近い水準で、平均ではない。

成長の中身も見る必要がある。2025/10期の売上の3割近い伸びは、イデイの買収が大半だ。自力の伸びは1桁にとどまる。買収した会社は外注が多く、利益率は本体より低い。買収を重ねるほど、全社の利益率は下がる。

現金も株主のものとは限らない。役員一族の資産管理会社が54%を持ち、自社株買いは一度も無い。33億円の現金は、上場で集めた資金の残りで、使い道は買収とされる。小さな会社が現金を買収に使い続ければ、いつか高い買い物をする。少数株主に、それを止める力は無い。

今の利益率の高さは、コロナ明けの展示会とイベントの戻りに助けられた面もある。それが平らになれば、伸びは鈍る。

どちらに重みを置いたか

強気の見方がやや強い。速さと設備の厚みで稼ぐ事業の質は数字で確かめられ、借金の無い財務と増え続ける配当がそれを支える。一方で、販促物の需要の先細りと、過半を握る一族の現金の使い方は本物の懸念だ。中立に4割弱、やや楽観と楽観に合わせて3割強、やや悲観と悲観に合わせて3割を置いた。自社株買いか配当性向の引き上げが出れば、楽観側に寄せる。本体の売上が買収を除いて伸びなくなれば、慎重側に寄せる。差が小さくプラスに出るのは、事業の稼ぐ力と10年で溜まる現金の分である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/10 期)

確率で加重した株価時価総額 6,735 円157 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 957 円22 億円)。 今の値に割り戻すと 3,934 円92 億円、今との差 +53.0%、 期待の年率 +11.6%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 11,526 円269 億円 1,322 円31 億円 +399.5% +17.5% 1,285 円30 億円
やや楽観 22% 9,425 円220 億円 1,150 円27 億円 +311.2% +15.2% 2,326 円54 億円
中立 38% 7,823 円182 億円 1,021 円24 億円 +243.9% +13.1% 3,361 円78 億円
やや悲観 19% 2,202 円51 億円 704 円16 億円 +13.0% +1.2% 552 円13 億円
悲観 11% 1,073 円25 億円 455 円11 億円 −40.6% −5.1% 168 円4 億円
加重平均100% 6,735 円157 億円957 円22 億円 +199.1% +11.6% 7,692 円179 億円

今の株価時価総額 2,572 円60 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 10% シェアと買収で倍の規模に、利益率は18% 利益 11 億円 · PER 23.3 倍 · 株価時価総額 11,526 円269 億円

人手の足りない小さな出力の会社が次々に退き、急ぎの仕事がこの会社に集まる筋書きだ。本体の受注の件数は10年で4割増え、単価は物価並みに上がる。夜の稼働と自動化の投資で、1人あたりの仕事は増え、利益率は18%に上がる。イデイと新和に続く小さな買収で、企画、試作、量産、組み立てを1つの客から丸ごと受ける形が整う。子会社の売上は今の3倍を超え、利益率も本体に近づく。デジタルの看板の販売も、刷った幕の置き換わりを自社の中で受け止める。配当は利益の4割を出し続け、現金は買収と配当でほどよく使われる。ROEは資本コストを大きく上回り、事業の質が値段に表れる。過半を持つ一族も、配当の増加で同じ向きの利益を得る。

  • インクジェット出力・加工:数量 42,000(年間の受注件数(件・推定))× 価格 0.00(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 73 億円・営業利益 13 億円。推定 4.2 万件(1.4 倍)× 0.0017 億円(1.34 倍)、利益率 18%
  • 企画・制作・什器(子会社):数量 500(取引先の数(社・推定))× 価格 0.04(1 社あたり年間売上(億円・名目))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。推定 500 社(2.5 倍)× 0.040 億円(1.34 倍)、利益率 7%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 35.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 21.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 23.28 倍、時価総額 255 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手不足で小さな出力の会社が退き、シェアを取りながら買収で企画と量産を足す筋書き。2018/10期に営業利益率23%の実績があり、18%は届く範囲として1割を置いた。

やや楽観 22% 客の数が増え、利益率17%を保つ 利益 9 億円 · PER 23.0 倍 · 株価時価総額 9,425 円220 億円

チーム営業で客の数が増え続け、本体の件数は10年で2割5分増える筋書きだ。単価は物価の9割ほど上がり、定価の無い仕事で値上げは案件ごとに通る。夜の稼働と設備の更新で、利益率は17%と今より少し上がる。イデイは本体に制作の一部を移して黒字になり、新和は首都圏の什器の量産を担う。子会社の売上は今の2倍になるが、外注が残るので利益率は6%にとどまる。デジタルの看板は小さな柱として育つ。配当は利益の4割で毎年増え、余った現金は小さな買収に少しずつ使われる。ROEは資本コストを上回り続け、事業の値段は利益の13倍ほどになる。現金は年に数億円ずつ積み上がり、その使い道が次の論点になる。

  • インクジェット出力・加工:数量 37,500(年間の受注件数(件・推定))× 価格 0.00(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 63 億円・営業利益 11 億円。推定 3.75 万件(1.25 倍)× 0.0017 億円(1.30 倍)、利益率 17%
  • 企画・制作・什器(子会社):数量 400(取引先の数(社・推定))× 価格 0.04(1 社あたり年間売上(億円・名目))→ 売上 16 億円・営業利益 1 億円。推定 400 社(2 倍)× 0.040 億円、利益率 6%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 33.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 20.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 23 倍、時価総額 207 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の客数の目標をほぼ達成した勢いが続き、買収の会社が黒字化する筋書き。過去5年の営業利益率は12〜16%で、17%は少し上なので2割強。

中立 38% 需要は横ばい、シェアで量を1割5分伸ばす 利益 7 億円 · PER 22.7 倍 · 株価時価総額 7,823 円182 億円

大判の販促物の市場は、デジタルの看板に少しずつ置き換わり、量にして10年で横ばいからやや縮む。その中で、この会社は人手の足りない同業から急ぎの仕事を取り、本体の件数を1割5分伸ばす。単価は物価の8割ほど上がる。素材と人件費の上昇は値上げでほぼ取り返し、利益率は16%前後を保つ。子会社は売上が倍になるが、外注が多く利益率は5%だ。償却は年1億円弱から設備の更新で少し増えるが、利益に比べて小さい。配当は利益の4割で増え、現金は小さな買収に使われつつ少しずつ積み上がる。ROEは資本コストを上回るが、需要の先細りが倍率を抑える。それでも、紙の商業印刷の会社とは稼ぐ力の桁が違う。

  • インクジェット出力・加工:数量 34,500(年間の受注件数(件・推定))× 価格 0.00(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 56 億円・営業利益 9 億円。推定 3.45 万件(1.15 倍)× 0.0016 億円(1.25 倍)、利益率 16%
  • 企画・制作・什器(子会社):数量 300(取引先の数(社・推定))× 価格 0.04(1 社あたり年間売上(億円・名目))→ 売上 12 億円・営業利益 1 億円。推定 300 社(1.5 倍)× 0.040 億円、利益率 5%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 31.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 19.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 22.71 倍、時価総額 170 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:販促物の市場は量で横ばいからやや縮むが、人手不足で退く同業のシェアを取る筋書き。客数の伸びと利益率の実績をならした中立で、もっとも起こりやすいとみた。

やや悲観 19% デジタル化が進み、利益率は11% 利益 3 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 2,202 円51 億円

駅や店の看板の画面への置き換えが速まり、刷った幕とポスターの注文が細る筋書きだ。本体の件数は10年で1割減り、大手の印刷会社も出力に寄って値段の比べ合いが強まる。単価は物価に大きく遅れ、利益率は11%に下がる。子会社は伸びず、収支とんとんにとどまる。それでも借金は無く、赤字にはならない。配当は利益の4割を保つが、額は伸びない。現金は谷の年の設備の更新と小さな買収で少し減る。事業はまだ資本コスト近くで稼ぐが、市場の縮みが見えるので、値段は利益の8倍台まで下がる。人件費の上昇を値上げで取り返せない年が増え、夜の稼働の強みも薄れる。買収した会社の、のれんの減損も出る。

  • インクジェット出力・加工:数量 27,000(年間の受注件数(件・推定))× 価格 0.00(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 40 億円・営業利益 4 億円。推定 2.7 万件(0.9 倍)× 0.0015 億円(1.15 倍)、利益率 11%
  • 企画・制作・什器(子会社):数量 200(取引先の数(社・推定))× 価格 0.03(1 社あたり年間売上(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。推定 200 社(横ばい)× 0.035 億円、収支とんとん

倍率:事業の ROE は約 7%で k を下回るので PER の上限は 1÷k=12.1 倍。市場の縮みが見える筋書きなので上限の 7 割の 8.5 倍。余った現金は今の 0.75 倍(約 19 億)を戻り方 0.75 で足す。

確率:店頭と展示会の販促物のデジタル化が速まり、件数が減る筋書き。2020/10期に利益率8%台まで落ちた実績から2割弱を置いた。

悲観 11% 販促物が画面に替わり、利益が消える 利益 0 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 1,073 円25 億円

店頭も展示会も駅も、広告の多くが画面とネットに移る筋書きだ。刷る販促物の件数は10年で4割減り、残った仕事は大手と値段で奪い合う。単価は今のまま上がらず、夜の稼働の人件費と設備の固定費が重くのしかかる。営業利益はほぼ消え、子会社は赤字になる。会社は工場を絞り、人を減らす。配当は細る。借金が無いので会社は残るが、事業の価値はほとんど無い。値段は手元の現金と売掛金から負債を引いた残りに近づく。過半を持つ一族が現金を握り、少数株主に清算を決める力は無いので、その現金も全額は数えられない。紙の商業印刷が30年でたどった道を、10年で駆け足でたどる姿だ。値段は帳簿の7割弱で止まる。

  • インクジェット出力・加工:数量 18,000(年間の受注件数(件・推定))× 価格 0.00(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 0 億円。推定 1.8 万件(0.6 倍)× 0.0013 億円(据え置き)、利益率 2%
  • 企画・制作・什器(子会社):数量 120(取引先の数(社・推定))× 価格 0.03(1 社あたり年間売上(億円・名目))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。推定 120 社(0.6 倍)× 0.030 億円、利益率 −5%

倍率:利益がほぼ消えるので PBR で置く。価値は床の資産(約 25 億、floor_assets_why)。今の自己資本 38 億に対し 0.66 倍。

確率:刷る販促物の需要が大きく減り、値段の勝負に巻き込まれる構造的な負け。紙の商業印刷が30年でたどった道で、10年で起こりうる速さとして1割強を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

インクジェット出力・加工

大判インクジェットでポスター・幕・看板・内装の印刷物を刷り、加工・梱包・配送まで行う本体の主力。

数量年間の受注件数(件・推定)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/10 30,000 0.00 39 7
10 年後 中立 34,500 0.00 56 9

取り方:件数の開示は無い。2025/10 期の連結売上 45 億円からイデイ(約 6 億)を除いた本体の約 39 億円を、1 件あたり約 13 万円(0.0013 億円)と見て年 3 万件と推定。利益は全社の営業利益 7.0 億からイデイの小さな利益を除いた推定。

企画・制作・什器(子会社)

イデイの広告の企画・デザイン・制作と、2026 年に加わった新和の什器・販促ツールの量産と組立。

数量取引先の数(社・推定)価格1 社あたり年間売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/10 200 0.03 6 0
10 年後 中立 300 0.04 12 1

取り方:イデイの売上約 6 億円を、取引先約 200 社 × 1 社 0.03 億円と推定。外注が多く利益率は低い(2024/09 期は営業赤字、黒字化に取り組み中)。新和の売上は開示が無く、10 年の筋書きの取引先の増加に含めた。

リスクと懸念

販促物のデジタル化

駅や店の看板は画面に替わり、展示会の広告もネットに移る。刷った幕やポスターの需要は、紙のチラシと同じくゆっくり細る。客の数を増やす速さがそれに負ければ、量は減り始める。

大手の参入と値段の比べ合い

大判のプリンターは買えば手に入る。大手の印刷会社が出力に本腰を入れれば、定価の無い仕事は案件ごとに値段で比べられる。利益率15%は、この10年の高い方の水準だ。

買収の質

上場の資金を買収に使う方針だ。これまでの2社は2億円規模で手堅いが、外注型で利益率は低い。大きな買収を高値でつかめば、厚い現金の価値が損なわれる。

支配株主と現金の使い道

役員一族の資産管理会社が54%を持つ。自社株買いは無く、現金の使い道は会社が決める。少数株主は、配当の性向に頼るしかない。

人手と夜の稼働

強みの夜の稼働と当日の出荷は、職人とオペレーターの確保が前提だ。人件費は物価以上に上がりうる。人が集まらなければ、強みがそのまま弱みに変わる。

景気とイベント

展示会やイベント、店の改装は景気で削られやすい。コロナの時期には利益が半分になった。大きな不況が来れば、短い間に利益が大きく落ちる。

今後の分かれ目

自社株買いを始めるか、配当性向を5割以上に上げたら
余った現金が株主に戻る道が開く。戻り方の割引を小さくし、楽観側に寄せる。
本体の売上が買収を除いて年5%以上伸び続けたら
シェアを取る力が数字で見える。中立の量を上に見直す。
営業利益率が2年続けて12%を下回ったら
値段の比べ合いか買収による薄まりが進んだ印。やや悲観の確率を上げる。
10億円を超える大きな買収を発表したら
値段と買う会社の利益率を見る。高値なら現金の価値を割り引く。
デジタルの看板の売上が大きく伸びたら
置き換わりの波を自ら取りにいけている印。悲観の確率を下げる。
大株主の資産管理会社が持株を手放す動きが出たら
TOBや再編の道が開く。帳簿と現金を目安に楽観側に寄せる。

見ておくもの

  • 本体の売上の伸び(買収を除く)
  • 営業利益率
  • 客の数とリピートの頻度
  • 買収の件数と値段
  • 配当性向と自社株買い
  • デジタルの看板の売上

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価から置いていない。中立は10年後の事業のROE(余った現金を除く)が約14%でk 7.5%を上回り、RONIC=k+1/2×(ROE−k)≒11%、g 4%で正当化PER約15倍、需要の先細りと浅い堀で8割の12倍とした。余った現金25億は戻り方0.75で別に足し、PERに混ぜていない。KYORITSUやサンメッセより倍率が高いのは、ROEが資本コストを上回る事業の違いで説明できる。今のPER約12倍(現金込み)は根拠にしていない。2027/11期からの新しいリースの会計で工場の賃借が負債に載るが、10年後は今と同じ家賃を費用にする形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.5→23.28 倍・やや楽観 PER 13.2→23 倍・中立 PER 12→22.71 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(その他製品)の AI 分析

割安 幸和製作所7807 シルバーカーの定番を握る小さな福祉用具メーカー。高齢者の増加で稼ぐ力は伸び、値段は割安 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 オカムラ7994 改装需要で稼ぎは上向き。山の利益を割り引いても、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 南海プライウッド7887 収納と天井材で新築住宅に強い香川の内装建材メーカー。国内は高い利益率を保つが、仏の合板事業が重荷。値段は自己資本の 3 割弱で、10 年の価値はやや上 本質価値との差 +55.9% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 日本アイ・エス・ケイ7986 金庫・歯科・ロッカーの地味な三本柱で、無借金で現金が積み上がる。稼ぐ力に比べて今の値段は安い 本質価値との差 +48.4% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 アイフィスジャパン7833 投信の開示と金融データで堅く稼ぐが、翻訳と文書作成は AI に削られる。時価総額の 7 割は現金で、創業家がそれを返すかが鍵 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 グローブライド7990 釣具の世界的ブランドを持つが、稼ぐ力は資本コストすれすれ。10年で見れば値段は妥当圏か、やや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 タカラスタンダード7981 新築は縮むが、純現金と還元の厚さで、中立の見通しでもやや割安 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +9.4%) やや割安 興研7963 国家検定の産業用マスクで首位級。値上げが通る強い製品に半導体向けのクリーン装置が加わるが、厚い土地と低い資本回転で ROE は資本コストに届かない 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ドリームベッド7791 サータとリーン・ロゼを 40 年以上作り続ける広島のベッド屋。ホテル向けが伸び、今の値段は稼ぐ力をやや下回る 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 シー・エス・ランバー7808 千葉の木材プレカット。住宅着工の減少で本業は細り、借入で買った保育所などの賃貸が利益を支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 三井松島ホールディングス1518 ニッチ製造業を買い集める元炭鉱会社。買い方は巧いが、借金で自社株を買った後の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 イトーキ7972 利益率が底から急回復した国内2番手。山の利益を割り引けば、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ヤマハ7951 利益率は戻る余地があるが、10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 重松製作所7980 興研と並ぶ国産マスクの 2 強。法令で使う義務のある検定品で稼ぎは底堅く、新工場の借金を返し終えれば価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社TAKARA & COMPANY7921 開示支援の寡占と厚い純現金が支え、AI の逆風と釣り合って本質価値は今の時価総額並み 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 アミファ7800 百円ショップ向け雑貨の小さな卸。急回復した利益は一時の山と見るが、純現金が厚く、10 年の価値は今とほぼ同じ水準 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 フランスベッドホールディングス7840 介護レンタルは堅い。だが貸与価格を制度に押さえられ、稼ぎの伸びは物価に届かない 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 菊水化学工業7953 外壁の仕上げの塗材で老舗だが、値段は大手が決める。縮む市場で利幅は薄く、厚い現金と株が下値を支える 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 バンダイナムコホールディングス7832 ガンダム・ワンピース・ドラゴンボールの IP 軸戦略は強いが、今の値段は 10 年の価値をやや上回る 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +7.0%) やや割安 クレステック7812 取説の制作は AI に削られる側にある。アジアの印刷が支えても、今の安い値段でほぼ適正だ 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ソノコム7902 時価総額を超える現金を持つ電子部品の版の会社。だが現金は支配株主の手の内にあり、値段はやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 平賀7863 チラシの縮小に押される小さな販促会社。時価総額の6割が現金で、本業の稼ぎは薄い 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 クリナップ7955 キッチン大手。稼ぐ力は戻るが ROE は低く、純現金が下値を支え、値付けはほぼ適正と見る 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヨネックス7906 バドミントン世界首位の稼ぐ力は本物。ただ直近のブームを10年先まで引き延ばした値段には安全域が薄い 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社トランザクション7818 ファブレスで稼ぐ力は本物だが、EC とエンタメ IP の成長は今の値段にほぼ織り込み済み 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 前田工繊7821 ジオグリッドでほぼ独占の堅い会社だが、成長を買収に頼る分、今の値段はやや高い 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 遠藤製作所7841 時価総額とほぼ同じ純現金を抱える鍛造屋。事業はほぼ只で付いてくるが、稼ぐ力は低く、現金は創業家の財団次第 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 SHOEI7839 世界のバイク用高級ヘルメットで 6 割を握る高収益企業。稼ぐ力は本物だが、単一製品の振れ幅を考えるとやや割高圏 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 中本パックス7811 食品を主力とする包装フィルムの中堅メーカー。薄利の食品包装と高収益の電子材料・生活資材の組み合わせで、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社フジシールインターナショナル7864 需要の安定したラベル専業。ROEは資本コストを上回るが、10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +4.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 研創7939 サイン一筋の小さな職人企業。堀は薄く、今の値段には届かない 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 コクヨ7984 国内の紙文具は細るが、オフィス家具とアジアが稼ぎを支える。10年の見込みは資本コストに届かない 本質価値との差 +2.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 永大産業株式会社7822 住宅内装建材の老舗。本業は黒字に戻ったが、合弁の木質ボードの赤字と保証が重く、中立では今の値段をやや下回る 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ナカバヤシ7987 アルバムと製本の老舗。紙の国内需要が縮み、BPOはAIに置き換えられる薄利の会社。自己資本の半値だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ツツミ7937 稼ぎの山は金相場のおかげ。現金の厚みが支えだが、山を割り引くと今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ニホンフラッシュ7820 日本の内装ドアは安定して稼ぐが、中国の売掛金と不動産不況が足を引く。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 リンテック7966 電子・光学が利益の 9 割を稼ぐ一本足。10 年の価値は今の時価総額を 1 割台半ば下回る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 アシックス7936 スポーツスタイル・オニツカタイガーの急成長は本物。今の利益はそのまま評価しても、10年中立でやや割高圏 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 福島印刷7870 請求書や DM を印字して発送する金沢の印刷会社。紙の縮小に押されるが、純現金が時価総額の半分に迫る 本質価値との差 −6.1% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 光陽社7946 製版から印刷までを一貫で請ける小さな商業印刷会社。本業は薄利で縮むが、時価総額の 7 割近い純現金が値打ちを支える 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 NISSHA7915 医療と加飾に実力はあるが、利益の薄さと買収の失敗が重く、10 年の価値は今の値段を1 割強下回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大日本印刷7912 エリオット圧力後の還元と半導体材料・電池部材がROE目標10%への道筋を作るが、商業印刷の縮小がまだ重い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 美津濃8022 ゴルフと海外で稼ぐ力は本物に育った。ただ10年先を見ても、今の値段にはほとんど余裕がない 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 TOPPANホールディングス7911 ROE は資本コスト 8.5% に届かず、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 パイロットコーポレーション7846 世界で売れる筆記具の優良企業。ただし利益率の戻りは遅く、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 株式会社壽屋7809 美少女プラモとフィギュアを作るホビーの会社。自社 IP が強みだが、ヒット頼みで利益が振れ、中立では今の値段を少し下回る 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ノダ7879 床材・ドアと合板の中堅。新築の細りと円安の仕入れ高で稼ぐ力が落ち、中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) やや割高 河合楽器製作所7952 国内ピアノで首位級だが、営業利益率は 0.2% まで落ち、楽器教育は赤字。回復の確かさが焦点 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ピジョン株式会社7956 哺乳器への信頼は本物だが、中国の出生数の減りを考えると、今の値段には安全域がない 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 小松ウオール工業7949 首位のシェアと無借金の財務は強い。ただし利益率は過去最高圏で、ROE は資本コスト近辺。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 プリントネット7805 ネット印刷の地方の工場は堅実だが、値段の争いと大口の離反で稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 浅香工業5962 国産ショベルの老舗。財務は堅いが利益率が低く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ミロク7983 ブローニングの上下二連銃を一手に作る職人の会社。だが稼ぐ力は細く、帳簿の 3 割の値段でも安くない 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 任天堂7974 Switch2 の山を越えても世代の後半はソフトで稼ぐが、10 年の価値は今の値段を約 3 割下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 グラファイトデザイン7847 「Tour AD」で知られる高級ゴルフシャフトの専門会社。看板は強いが、利益は流行と1社の米国代理店に振られる。今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 アートネイチャー7823 国内最大手のかつら・育毛の会社。市場は縮み、利益率は薄い。現金は厚いが、株主に戻る部分は半分ほどと見る 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 タカノ7885 堅い財務と低収益が同居する会社。純現金は厚いが、稼ぐ力が資産に見合わず、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ニッピ7932 コラーゲンのニッチ首位。ゼラチンの利益は山に近く、土地は活かされず、やや割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 タカラトミー7867 トミカやトレカで稼ぐ国内は強いが、海外の利益は薄く、10 年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 広済堂ホールディングス7868 利益の 8 割は都内の火葬場。守りは固いが、10 年の価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 KYORITSU7795 カタログと DM の大量印刷を軸に、M&A で広告と環境の事業を積み上げる。紙の販促は縮み、資本の稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 竹田iPホールディングス7875 印刷が縮む中で半導体マスクが利益を支える。純現金は厚いが、使い道が先に決まっている 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 粧美堂7819 化粧雑貨の企画卸。粗利率の改善で利益が急に伸びたが、大口顧客と流行に頼る。値段は適正から割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 萩原工業7856 ブルーシートで国内首位の堅実な会社だが、資本効率が低く、今の値段は回復を織り込みすぎている 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 光村印刷7916 資産は時価総額を上回るが、本業の印刷は赤字が続き、現金も株も取引先との持ち合いの中で眠る。今の値段は高い 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 セブン工業7896 資産は厚いが稼ぎが薄い。10 年後の価値は、今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 総合商研7850 札幌の商業印刷・年賀状の会社。年賀状と折込の縮小が重く、本質価値は今の時価総額を下回る。 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 プロネクサス7893 招集通知や有価証券報告書をつくる開示支援の大手。純現金は時価総額の 3 割だが、書類づくりは生成 AI が最も近づく仕事で、利益率は 1 割に届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +2.2%) 割高 アールシーコア7837 BESSのブランドは本物だが、6期の赤字が続く。手元の現金の大半は客の前受金だ 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ピープル7865 売上が縮み赤字が続くが、時価総額の大半は手元の現金。事業の価値は小さく、現金の行方がすべてを決める 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 プラッツ7813 介護ベッドの老舗だが、薄利で計画の達成に不安があり、今の値段は需要の増加をもう織り込んでいる 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 共同印刷7914 漫画の印刷で知られるが、稼ぎは小さい。10 年の価値は、持ち合い株と配当に支えられた今の時価総額を 3 割強下回る 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エステールホールディングス7872 ショッピングセンターの宝飾店チェーン。店は減り続け、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウッドワン7898 ニュージーランドの森から床と階段を作る広島の建材会社。資産は厚いが、借金と赤字の工場が稼ぎを食い、今の値段でも高い 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 リーガルコーポレーション7938 紳士靴の老舗ブランドは残るが、本業はほぼ稼げていない。持ち合い株と資産の売却が値段を支え、10年で測ると高い 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フルヤ金属7826 貴金属の加工で世界の隙間を押さえる優良ニッチ企業だが、利益は金属価格の高騰に押し上げられており、今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 光・彩7878 イヤリング金具で国内の 7 割を握る小さな工場。足元の増益は金の評価益で一過性、本来の稼ぎで測れば割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 野崎印刷紙業7919 京都の包装とラベルの印刷会社。伝票の縮みを紙箱とラベルで埋めるが、価格競争で利益率は 3% 台 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 株式会社MTG7806 稼ぐ力は本物だが、今の株価は ReFa の勢いが 10 年続く前提まで織り込んでいる 本質価値との差 −37.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 フジコピアン7957 熱転写リボンの小さな専業。自己資本は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社ブシロード7803 カードは強いが利益はヒット次第で、還元も薄い。10 年の価値は今の値段を大きく下回る(約 4 割半ば) 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アビックス7836 売上は 4 年で 4 倍に育ったが利益率は 4% 台で、価格競争と仕入れ先への依存が重い。10 年先の価値は今を下回る 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 三菱鉛筆7976 筆記具の世界ブランドを持つ堅実な会社。海外の成長と利益率の回復は、10年で見込める範囲を超えて織り込まれている 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 オービス7827 広島の梱包用の製材とプレハブの会社。太陽光の買取が切れ、借入の金利も上がる。稼ぐ力に比べて割高 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 日本創発グループ7814 印刷会社を買い集めて育つ持株会社。借金の重さと縮む本業が、今の値段の上限を決める 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ホクシン7897 国内に数少ないMDFの専業メーカー。住宅の着工が細る中で利幅は薄く、借金も重い。今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 セキ7857 松山の印刷会社。本業の印刷は赤字に転じ、価値の大半は現金と有価証券に眠るが、創業家の会社で戻りにくい 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 サンメッセ7883 岐阜の中堅の商業印刷。包装とセキュア印刷で紙の縮みを埋めるが、ROE 3% では持ち合い株の重さを価値に変えられない 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 カワセコンピュータサプライ7851 帳票印刷の小さな会社。時価総額の 9 割が純現金に見えるが、本業は縮み、現金も株主に戻る見込みが薄い。10 年で測れば割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 キングジム7962 ファイルは細り、テプラが頼りの薄利の会社。稼ぎは資本コストに届かず、10年の見込みは今の値段を下回る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 リヒトラブ7975 大阪のファイルと収納用品の老舗。賃貸不動産と持ち合い株で帳簿は厚いが、本業の利益率は2%台で、稼ぐ力から見た値段は高い 本質価値との差 −57.0% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 アルメディオ7859 中国の太陽光の山が去り、本業は赤字に戻った。厚い現金を抱えても、事業の稼ぎが資本コストに遠い 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 くろがね工作所7997 オフィス家具と病院向け設備の老舗メーカー。8 期連続の営業赤字で、前期の黒字は保有株の売却益だけ 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セーラー万年筆7992 万年筆の老舗で、プラスの子会社。文具は黒字に戻したがロボット機器の赤字が重く、稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −5.3%) 割高 ウイルコホールディングス7831 紙の印刷が縮み赤字が続く。純資産は自己株買いで細り、上場維持の不安も残る。稼ぐ力は小さい 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 クロスフォー7810 揺れる石の特許で名を上げたジュエリー会社。売上は金の高騰でふくらんだが利益は薄く、借金と特許の期限が重い 本質価値との差 −86.1% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. ビーアンドピー 企業調査レポート(フィスコ、2025年1月)
  2. ビーアンドピー 2026年10月期 第3四半期決算短信
  3. 新和の子会社化(日本M&Aセンター M&Aニュース)

分析日 2026-10-20