株譜
AI 銘柄分析 · 情報技術 · 試作

アトラシアン クラスA TEAM

仕事の履歴を握るJiraの堀は厚いが、AIによる席課金の縮小と株式報酬を考えると、現在の値付けには大きな安全域不足がある

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)22.95 ドル60 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)191.7 ドル499 億ドル差 −88.0%
10 年後から見ると 割高 価値 22.95 ドル60 億ドル · 差 −88.0% · 期待の年率 −13.1%
期待の年率リターン(10 年)−13.1%資本コスト比 −21.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約15.0%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

アトラシアンはJira、Confluence、Jira Service Managementを通じ、企業の仕事と意思決定の記録を束ねるソフト会社だ。筆者の結論は割高である。10年先も仕事の履歴や承認の仕組みは必要だが、それを使う人間の席数が今と同じとは限らず、現在の時価総額は将来の利益を大きく先取りしている。

2026年6月期の売上は約66億ドルに伸びた。4〜6月期にはクラウド売上が31%増え、GAAP営業利益率も12%に達した。一方、通期のGAAP純損益はなお赤字で、株式報酬は約16億ドルに上る。2027年6月期の会社見通しは売上13%増だが、従来のData Center製品は2029年に原則サポートを終える。クラウドへの移行が順調でも、古い契約の売上を新しい契約に移す部分は二重に成長とは数えられない。

最大の争点はAIエージェント代替である。チケットと文書の履歴は残りやすいが、作業を行う人数や画面を開く回数は減りうる。RovoとTeamwork Graphの利用は急増しているものの、AI利用料の独立した売上実績はまだ示されていない。将来の数量にはこの差を厳しく織り込んだ。

5つの筋書きを資本コスト8%で評価した現在価値は約51億ドルで、添付の基準時価総額592億ドルより約91%低い。楽観でも現在の価値を支えない。これは会社の消滅予想ではない。優れた業務基盤を持つことと、その株式にどんな値段でも払えることは別だという判断である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社が10年後も必要とされるかと、必要とされるとして誰が利益を受け取るかを分けて考える。企業は仕事の履歴、権限、監査の記録を捨てられない。JiraとConfluenceの連携網は本物の資産であり、AIが仕事を代行する時代にも記録を保つ役割は残るだろう。しかし記録を置く器が必要なことと、現在の席課金の収入が維持されることは別である。

オーナー利益には厳しくありたい。2026年6月期のフリーキャッシュフローは約13億ドルだったが、株式報酬を約16億ドル費用として差し引けば、単純計算では株主に残る現金はマイナスになる。買収で支払った約12億ドルもこの計算の外である。GAAP利益が持続的に増え、株式報酬が相対的に減るまで、調整後の高い利益率を持ち主の利益とは呼べない。

会社は自社株買いと買収の双方に資本を向けるが、創業者が議決権の大半を持つ。余った現金を少数株主のために返す保証はない。現時点では現金と有利子負債がほぼ釣り合い、余剰現金に大きな追加価値を付ける余地もない。

企業の強みへの評価は高いが、現在の値段を正当化するには強みだけでは足りない。楽観でも将来の利益を現在価値に直すと市場の要求を満たさない。よい事業を持ち続けることと、安全域のない値段で買うことは同義ではない。

何で稼ぐ会社か

収益の中心は企業向けの継続課金である。開発チームはJiraに不具合や開発計画を記録し、Confluenceに仕様と決定理由を残す。IT部門はJira Service Managementで問い合わせや障害対応を管理する。Loom、Bitbucket、Trelloも加わり、Teamwork CollectionやService Collectionとして複数の製品を横断して売る。企業は利用者数や契約プランに応じて支払い、上位プランや追加機能で契約額が増える。

2026年6月期の会社開示は製品別ではなく、提供方式別である。クラウドは44.1億ドル、顧客が自社設備で運用するData Centerは18.3億ドル、外部アプリの販売手数料などは3.3億ドルだった。クラウドの売上は同四半期に31%伸びたが、Data Centerの売上には販売終了前の契約前倒しも含まれる。提供方式ごとの営業利益は非開示なので、費用の割り振りは分析上の推定であり会社のセグメント利益ではない。

クラウドで年1万ドル超を支払う顧客は5万7,334社で、その集団がクラウドの年間経常収益の85%超を占める。全社の有料顧客は35万組織を超え、2026年の売上の90%超は前年までに取引のあった顧客から生まれた。既存企業が席を増やし、製品を横に広げ、契約単価も上げるという構造である。

RovoはAIによる検索や業務実行を製品に組み込み、Teamwork Graphは各システムの仕事の文脈を結び付ける。会社はAI操作回数などによる従量課金を2026年12月から広げる予定だが、将来の利益を裏付ける独立したAI売上額はまだ開示していない。創業時からの製品主導の販売は効率的だが、大企業向け営業とAIの計算費用は軽くない。

優良さと弱いところ

最大の堀は、仕事の記録と周辺の仕組みが結び付いていることだ。Jiraの課題には担当者、承認、変更履歴、権限が付く。Confluenceの資料や外部の開発ツールまで連動しているため、乗り換えは単なる画面の交換では済まない。2029年まで数年をかけてData Center顧客をクラウドに移す会社の計画も、移行の負担の大きさを示す。外部アプリと連携の網は6,000件超で、共同利用の基盤としての強さがある。

価格決定力にも実績がある。2025年10月のクラウド料金改定では主要製品の上位プランを中心に値上げし、2026年にも改定を続けた。Data Centerには2026年2月に原則15%の値上げがあった。ただし、価格表を上げられることと、全顧客が更新時に同じ価格を受け入れることは違う。大企業の契約割引やクラウドへの移行条件は外部から読み切れない。

AIの下でも堀が残る根拠は二つある。長期の移行を要する運用記録と、企業が共同利用する外部アプリの広い連携網だ。これは記録の正本として評価できる。しかし、低解約率を示す厳密な数字は開示されておらず、席課金の部分まで強いとは見ない。Rovo利用者の拡大は好材料だが、利用増と有料収益を混同しない。

資本効率の弱点は株式報酬である。2026年6月期のGAAP営業利益はほぼ損益分岐で、調整後営業利益との開きが大きい。株式報酬を費用として残すと、既存事業の高い粗利益率がそのまま株主の取り分になるわけではない。新しい開発投資の増分利回りは高くなりうるが、競争が強まれば資本コストを下回る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

会社の2026年2月の説明では、対象市場は開発関連170億ドル、仕事管理350億ドル、サービス管理150億ドルの計670億ドルだった。8月の決算資料ではプラットフォームや複数の製品群を含めて1,400億ドルへ対象を拡張した。これは市場範囲の定義変更を含み、既存市場が半年で倍増したわけではない。旧定義670億ドルに対する全社売上66億ドルの単純比は約1割だが、事業範囲が重なるため正確なシェアではない。Jiraなど製品別の売上がない以上、各市場での厳密な持ち分も特定できない。

開発ではマイクロソフトのGitHub、ギットラボ、各種AI開発環境が競う。業務管理ではアサナとマンデー・ドットコムが直接の相手である。マンデーの2025年売上は約12億ドルで、350億ドルの仕事管理市場に対する単純な比率は約3.5%。アサナは約8億ドルで約2.3%となるが、これも市場の範囲を揃えない粗い参考値だ。ITサービス管理ではサービスナウ、BMC、フレッシュワークスと競合する。サービスナウの2025年売上は約133億ドルだが、他事業も含むので150億ドルのサービス管理市場でのシェアと取り違えてはならない。

需要の総量は増えても、課金の単位は変わる。AIが開発の修正や問い合わせの解決を自動化すれば、人間の席は減る。同時に、AIが行った仕事を記録し監査する台帳には価値が残る。会社はRovoの利用拡大や開発者向け接続機能を示す一方、2026年9月にはAI操作回数と解決件数による従量課金への移行を発表した。そこから独立した有料売上の金額はまだ確かめられない。

10年後に市場全体の利用が伸びても、従来の席単価と人員数を掛けた売上が同じ速度で伸びるとは見ない。競争相手の課金が成果報酬へ移り、顧客がAIの処理系を自社で構築すれば、アトラシアンの金額ベースのシェアは低下しうる。逆に仕事の記録の標準であり続ければ、利用者が減っても契約基盤は守れる。

資本政策と M&A

資本配分は株主にとって手放しで褒められない。2024年から自社株買いが増え、2026年6月期には18.0億ドルを投じた。ただし同年度の株式報酬費用は約16.1億ドルで、差し引いた正味の還元はわずかである。2025年は自社株買い7.8億ドルに対し株式報酬が13.6億ドルだった。配当は予定しておらず、2025年に承認された25億ドルの買い戻し枠のうち2026年6月末に約19億ドルが残る。年間の正味還元額に関する数字の約束はない。

買収ではトレロ、オプスジーニー、ルームなどで製品の幅を広げた。2025年10月にAIブラウザー企業The Browser Companyを約4.9億ドルで、同年11月に開発者分析のDXを約7.2億ドルで取得した。合計約12億ドルの投資が新しい販売機会につながるかはまだ測り切れない。2026年のリストラは人員のおよそ1割に及んだ。短期の収益改善だけでなく、開発力を保てるかを見たい。

少数株主の弱点は議決権である。B株は1株10議決権で、2026年6月末にはB株側が約86%の議決権を握っていた。A株とB株の配当・残余財産請求権は同じでも、資本配分への発言力は同じではない。上場廃止や買収の合意、継続企業に重大な疑義があるとの開示は確認されず、独立した上場企業として評価する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

JiraはAIが代行した仕事を残す台帳になれる。開発者が人手で課題を更新しなくなっても、AIの実行結果、権限、承認、顧客への影響は記録される。2026年にはMCPとTeamwork Graphの接続機能の月間利用者が100万人を超え、仕事の履歴をAIが読み書きする動きが見え始めた。従来の操作画面が使われなくなることは、かえって企業内の共通基盤としての価値を強める可能性がある。

顧客基盤も強い。35万を超える有料顧客のうち、大口クラウド顧客は5万7,334社に増えた。全売上の9割超は既存顧客から生まれ、複数製品を組み合わせた契約が広がる。Rovoを使う顧客の年間契約額は非利用顧客より速く伸びるという会社の開示もある。こうした深い利用が続けば、席数が減っても企業ごとの支払額は維持できる。

2029年までのData Centerからの移行は、一時的に増収を遅らせても、製品を統一して維持費を減らす機会になる。クラウドの高い粗利益率と開発効率がGAAP利益に表れれば、成長投資から得られる増分利益は大きい。外部アプリの広い網、長い移行期間、企業内の承認履歴という三つの理由で、マイクロソフトやサービスナウが簡単に顧客を奪うとは限らない。

慎重な見方

最も危ういのは、かつて料金を払っていた人間の数である。AIがソフトの変更、障害対応、文書の更新を行えば、従来必要だった開発者、支援担当、管理者の席は減る。アトラシアンがAIに接続できることは確かでも、それを既存ライセンスの減少以上の有料収入にできた証拠はまだない。無料枠や低価格でRovoを配れば利用量は増えるが、計算費用も増える。

次に移行である。Data Centerの新規販売は終了し、2029年には原則サポートも終わる。規制業種や自社運用を続けたい大企業が、クラウドへ移る代わりに他社や自社の仕組みを選べば、既存の高額契約を失う。欧州のデータ主権規制は、この選択を後押ししかねない。加えて、サービスナウがITサービス管理を、マイクロソフトとGitHubが開発の流れを、アサナやマンデーが一般業務を奪い合う。

利益の質にはさらに注意が要る。2026年6月期の調整後営業利益は約20億ドルだが、GAAPでは約0.1億ドルしかない。差の中心は株式報酬とリストラ費用であり、いずれも株主に無関係な数字ではない。2026年には約12億ドルを買収へ振り向け、創業者側は議決権の86%を持つ。成長が止まっても支出が残り、買い戻しが株式報酬を相殺するだけなら、外部株主の長期の取り分は小さい。

どちらに重みを置いたか

仕事の記録という堀は強く、全面的な消滅を想定する必要はない。しかし、料金体系が席からAIの処理量へ移る速度と、Data Center顧客を取りこぼす危険は大きい。中立には既に有料席の減少を入れたため、その同じ理由で資本コストを上げない。やや悲観と悲観の合計39%は、クラウド移行に失敗する、競合へ記録ごと移されるという追加の経営上の失敗に与えた確率である。楽観側は26%にとどめた。どの筋書きも現在の時価総額を支えず、判断は割高で変わらない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 45.59 ドル119 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 2.69 ドル7 億ドル)。 今の値に割り戻すと 22.95 ドル60 億ドル、今との差 −88.0%、 期待の年率 −13.1%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 109.85 ドル286 億ドル 9.22 ドル24 億ドル −37.9% −4.8% 9.53 ドル25 億ドル
やや楽観 18% 82.30 ドル214 億ドル 5.77 ドル15 億ドル −54.1% −7.7% 15.85 ドル41 億ドル
中立 35% 55.81 ドル145 億ドル 3.07 ドル8 億ドル −69.3% −11.3% 20.61 ドル54 億ドル
やや悲観 25% 7.55 ドル20 億ドル 0.00 ドル0 億ドル −96.1% −27.6% 1.89 ドル5 億ドル
悲観 14% 4.07 ドル11 億ドル −1.15 ドル−3 億ドル −98.5% −32.2% 0.41 ドル1 億ドル
加重平均100% 45.59 ドル119 億ドル2.69 ドル7 億ドル −74.8% −13.1% 48.28 ドル126 億ドル

今の株価時価総額 191.72 ドル499 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:記録の共通基盤として残り、クラウド移行をほぼ完遂 利益 17 億ドル · PER 14.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 109.85 ドル286 億ドル

開発の自動化は進むが、企業はAIエージェントが何を変更し、誰が許可したかをJiraへ残し続ける。外部アプリの連携網とTeamwork Graphは、他社製品を使う組織にも横断的な記録の場所を提供する。大企業がData Centerからの移行を完了し、サービス管理でもサービスナウに対抗できる。

既存クラウドの席相当数は2026年の水準を維持するだけで、単価は10年で約1.34倍になる。旧Data Centerの席相当もほぼ全数をクラウドへ移し、元の契約に対する年間単価が上がる。売上は約88億ドルに達する。AI課金の独立した販売額は開示されていないので、そこから別の増収は加えない。

固定費の吸収と開発組織の効率化でGAAP営業利益率は約25%に上がる。株式報酬を費用として引いた後の純利益は16.9億ドルとなる。10年の純利益累計81億ドルから買い戻しと株式報酬の差引正味還元24億ドルを払い、自己資本を約68億ドルに増やす。買収は小型の技術補完にとどめ、余剰資金は移行・AI基盤への投資に回る。

  • 既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理):数量 2,200(有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位))× 価格 269(有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価))→ 売上 59 億ドル・営業利益 17 億ドル。記録基盤が定着し、既存席相当は横ばい。AI売上の未開示分を上乗せしない。
  • Data Center既存顧客の移行後契約基盤:数量 600(旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う))× 価格 409(元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル)→ 売上 25 億ドル・営業利益 6 億ドル。旧Data Center顧客を全数クラウドへ移行した契約収益。
  • Marketplace・その他の契約:数量 500(外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定))× 価格 85(契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年)→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。Forge基盤と外部アプリの契約が守られる。

倍率:k=8%、10年後の帳簿ROE=16.9÷67.6=25.0%、強い堀の残存比2/3でRONIC=19.33%。AIエージェント代替を考慮したg_long=1.5%は記録基盤の名目成長で、上限PER=(1−0.015÷0.1933)÷(0.08−0.015)×1.015=14.40倍。利益の質が最良なので上限をほぼそのまま採用。純利益はGAAP基準で株式報酬を費用に含み、余剰現金を二重に上乗せしない。

確率:AIが仕事を実行しても監査の台帳にJiraが残り、移行顧客をほぼ全数守り、GAAPの利益率が大きく改善する三つの条件が必要だ。単なるRovo利用増を売上増とはみなさず、確率は1割未満にした。

やや楽観 18% やや楽観:移行は順調だが一部の席が自動化される 利益 13 億ドル · PER 14.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 82.30 ドル214 億ドル

企業は仕事の履歴やアクセス権限を保つ必要があるため、JiraとConfluenceを簡単には外せない。Teamwork Collectionは部門間の契約を広げるが、単純な開発や問い合わせをAIに任せる企業が増え、既存クラウドの席相当数は7%減る。AI処理自体の追加売上は確証がなく、価格の上昇は契約の統合と物価の範囲に収まる。

Data Centerの旧顧客群では大半がクラウドへ移り、EUの規制産業や自前運用を重視する顧客の一部を失う。仕事の管理でアサナやマンデー、サービス管理でサービスナウとの競争は続くが、大企業の既存システムの移行負担が離反を抑える。売上は約79億ドルになる。

研究開発と営業費を抑えながらクラウドの価値を高め、GAAP営業利益率は約21%に改善する。純利益12.6億ドルのうち相応の額を再投資し、10年間の純利益累計62億ドル、株式報酬控除後の正味還元15億ドル、期末自己資本58億ドルとなる。新規買収は中核製品の補完に限り、成長を買収だけに頼らない。

  • 既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理):数量 2,046(有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位))× 価格 258(有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価))→ 売上 53 億ドル・営業利益 13 億ドル。既存有料席相当は7%減、契約単価は企業向けの統合で上昇。
  • Data Center既存顧客の移行後契約基盤:数量 576(旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う))× 価格 390(元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル)→ 売上 22 億ドル・営業利益 5 億ドル。96%の元顧客席相当がクラウドへ転換。
  • Marketplace・その他の契約:数量 470(外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定))× 価格 80(契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年)→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。外部アプリ課金は減るが高付加価値品が残る。

倍率:k=8%、ROE=12.6÷57.6=21.88%、強い堀のRONIC=17.25%、g_long=1.5%。翌期利益基準の式に1.015を掛けた正当化PERは14.26倍。移行がほぼ成功するので式の上限に近い14.25倍を使い、現在や競合の株式倍率には依存しない。GAAP純利益から株式報酬を再加算しない。

確率:既存顧客の更新力と値上げ実績に支えられる一方、AIが約7%の席相当を代替する。大口顧客の多くは移行するが、競争を受けるため楽観よりは起こりやすい。

中立 35% 中立:記録は残るが有料席が減り、売上は伸び悩む 利益 9 億ドル · PER 14.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 55.81 ドル145 億ドル

2027年6月期は会社の売上13%増の見通しに近い伸びで始まる。しかし、その後はAIによるコード修正、問い合わせ処理、文書作成が普及し、人間の席に付く課金は細る。既存クラウドの有料席相当数は10年で15%減る。残る顧客の契約価格は物価より上がりにくいが、監査履歴と権限管理が必要なので名目約22%は増える。

Data Centerの販売終了では元顧客の約9割をクラウド契約へ移す。残りは自社運用やサービスナウ、GitHubを含む競合へ移る。Marketplaceも小口のアプリがAIの標準機能に置き換わり、契約換算件数が2割減る。全社売上は約69億ドルにとどまり、FY27の一時的な成長を10年間延長しない。

クラウドのホスティング費とAIの計算費用が残るため、GAAP営業利益率は約17%に落ち着く。株式報酬を戻さず、10年目の純利益は8.5億ドル。純利益累計41億ドル、買い戻しから株式報酬と増資を引いた正味還元8億ドル、期末自己資本43.6億ドルという道筋だ。利益の過半は開発費の効率化から生まれ、増益がすべて売上拡大によるわけではない。

  • 既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理):数量 1,870(有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位))× 価格 245(有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価))→ 売上 46 億ドル・営業利益 9 億ドル。記録の正本型。席相当0.85倍、単価1.22倍でAI代替を反映。
  • Data Center既存顧客の移行後契約基盤:数量 540(旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う))× 価格 382(元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル)→ 売上 21 億ドル・営業利益 4 億ドル。旧Data Center席相当の90%がクラウド移行。重複計上なし。
  • Marketplace・その他の契約:数量 400(外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定))× 価格 73(契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年)→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。操作画面型の周辺アプリはAIに代替され、数量0.8倍。

倍率:k=8%。自己資本に対するROEは8.5÷43.6=19.50%。Jiraの記録と6,000超の連携先を根拠にmoat=strong、残存比2/3でRONIC=15.66%。AIエージェント代替後の全社g_long=1.5%(仕事の正本部分はプラス、席課金部分はゼロ以下)。PER上限=(1−0.015÷0.1566)÷(0.08−0.015)×1.015=14.12倍。AI見直し規則により中立は上限そのものを使う。GAAP利益のままでSBCも償却も二重に戻さず、純現金がないため足し算はしない。

確率:現在の強いクラウド成長と長期のAIエージェント代替は両立しうる。移行顧客を相当数守りながら人間の有料席が減り、記録基盤への支払いは残る筋書きを最頻値にした。

やや悲観 25% やや悲観:クラウド移行の取りこぼしとAI値下げが重なる 利益 2 億ドル · PER 10.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 7.55 ドル20 億ドル

大企業の一部は自社に蓄積した開発履歴をGitHubなどへ移し、ITサービス管理ではサービスナウを選ぶ。EUのデータ主権や自社運用を重視する金融機関は、Data Centerの廃止期限までにアトラシアンのクラウドへ移れない。旧Data Centerの有料席相当の45%を失い、既存クラウドでもAIにより27%の有料席相当が消える。

残った顧客でも、AIが文書とチケットの更新を自動化するため、プランの引き下げを求められる。クラウドの契約単価は10年で6%しか上がらず、物価に大きく負ける。外部アプリも標準AI機能に置き換わる。売上は約47億ドルに下がり、長年積んだ製品の連携が一部でほどける。

クラウドの計算費用と中核開発費を急には下げられないため、営業利益は約3.4億ドルまで減る。金利負担や税費用を考えた純利益は1.55億ドル。移行が進んだ初期の黒字を後半の不振が削り、10年累計の純利益は9億ドルにとどまる。買い戻しは株式報酬の希薄化を埋めるだけで正味還元はゼロ、自己資本は19.6億ドルとなる。

  • 既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理):数量 1,606(有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位))× 価格 213(有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価))→ 売上 34 億ドル・営業利益 4 億ドル。有料席相当0.73倍、単価1.06倍。更新交渉力が落ちる。
  • Data Center既存顧客の移行後契約基盤:数量 330(旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う))× 価格 336(元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル)→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。元契約の55%だけがクラウドで残り、顧客離反が大きい。
  • Marketplace・その他の契約:数量 325(外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定))× 価格 63(契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年)→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。周辺の小口アプリがAI機能に置換される。

倍率:k=8%、ROE=1.55÷19.6=7.91%で資本コストに届かず、利益基準のPER上限は1÷k=12.5倍。AIエージェント代替に加えて元Data Center契約の45%を失う構造的な負けであるため、上限より低い10.5倍とする。中立14.12倍より低く、現在の株式の倍率や谷の値付けは根拠にしない。GAAPの純利益1.55億ドルを使う。

確率:通常の席減少とは別に、Data Center顧客が他社へ移る、規制対応でクラウド導入が遅れる、価格交渉で従来の値上げ力が失われる場合である。これらの追加失敗を4分の1とした。

悲観 14% 悲観:仕事の記録の正本を奪われ、売上が半分以下になる 利益 −1 億ドル · PBR 1.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 4.07 ドル11 億ドル

開発AIはGitHubなどに作業結果と承認を直接記録し、企業はJiraの人間向け画面と二重の台帳を保つ意味を失う。Confluenceの知識は検索エージェントに吸収され、ITサービス管理の大口顧客はサービスナウへ移る。Data Centerの販売終了も企業の乗り換えを早め、古い契約の大半を取り戻せない。

既存クラウドの有料席相当は46%減り、単価も名目で12%下がる。Data Center旧顧客は4割しか残らず、外部アプリの契約換算件数は半分以下になる。売上は約29億ドルへ落ちる。これはAIによる普通の席減少ではなく、仕事の履歴を握る堀そのものを失う筋書きだ。

研究開発費とクラウド基盤の固定費が残り、営業損失は約1.0億ドル、GAAP純損失は1.4億ドルとなる。初期の黒字の後に損失が続き、10年の純損益累計はマイナス3億ドル。買い戻し縮小で株式報酬を控除した正味還元はマイナス3億ドルとなり、期末自己資本は10.6億ドルである。倒産を前提にせず、今の自己資本を売却可能資産の保守的な代用として床に用いる。

  • 既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理):数量 1,188(有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位))× 価格 176(有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価))→ 売上 21 億ドル・営業利益 1 億ドル。有料席相当0.54倍、単価0.88倍。仕事の正本を競合へ失う。
  • Data Center既存顧客の移行後契約基盤:数量 240(旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う))× 価格 275(元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル)→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。元顧客の6割が移行せず離脱する。
  • Marketplace・その他の契約:数量 225(外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定))× 価格 57(契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。周辺エコシステムの取引が崩れる。

倍率:構造的な敗北でGAAP純利益が赤字のためPERは使わず、2026年6月期の手元の自己資本10.6億ドルを床にする。2026年の今の自己資本×PBR1.0倍=10.6億ドル。将来の追加利益を積み上げた自己資本に高いPBRを掛けず、残存純現金と譲渡可能な顧客契約・技術の価値の保守的な目安にとどめる。中立の倍率より低く、値付けの過去の底から逆算していない。

確率:AIエージェントが外部システムに直接記録し、GitHubやサービスナウへ履歴ごと移される事態は基本ではない。ただしData Center廃止とガバナンスの硬直が重なる場合の構造損失として14%を与えた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

既存クラウド契約(Jira・Confluence・サービス管理)

2026年時点のクラウド契約に対応する利用者基盤。2036年は既存契約の有料席がAIで減っても、仕事の記録と連携基盤として契約が残るかを測る。Data Centerからの移行分はここへ二重に足さない。

数量有料利用席相当・万席(製品の重複を合成した推定単位)価格有料席相当当たり年間売上・ドル(複数製品の合成単価)売上営業利益
今 2026/12 2,200 200 44 2
10 年後 中立 1,870 245 46 9

取り方:2026年6月期10-KのCloud売上44.106億ドルが原数値。製品別の席数は非開示なので、Jira・Confluenceの月額十数ドル規模とService Managementの高単価を合成した年間約200ドルを仮の席単価とし、約2,200万有料席相当と逆算した。実在する席数の開示ではない。2026年6月末のクラウド年間収益1万ドル超の顧客は57,334社で、売上の85%超に対応する。開発170億、業務管理350億、サービス管理150億ドルという会社の対象市場合計670億ドルに対してCloud売上は単純比6.6%だが、製品別売上がないので市場シェアそのものではない。会社は営業利益を提供方式別に開示しないため、1.6億ドルは全社の下調べ営業利益2.8億ドルから推定配賦。10-Kの通期GAAP営業利益0.1億ドルとの差約2.8億ドルはリストラ費用であり、将来の純利益では株式報酬を戻さない。出典は2026年10-Kと2026年8月の株主書簡。

Data Center既存顧客の移行後契約基盤

2026年には自社運用のData Center契約収入。2029年に製品サポートが原則終了するため、2036年の数量は維持・移行できた元顧客の席相当、価格はクラウド移行後の年間契約額とする。Data Centerの継続販売とは見なさない。

数量旧Data Center契約の有料席相当・万席(移行後も同じ顧客群を追う)価格元Data Center席相当当たり年間契約売上・ドル売上営業利益
今 2026/12 600 305 18 1
10 年後 中立 540 382 21 4

取り方:10-Kの2026年6月期Data Center売上18.309億ドルが出発点。契約数・有料席数は非開示で、大企業中心の年額約305ドルの席相当と仮定し約600万席相当とした。これは販売実数ではない。2025年9月に発表した終了計画では、2026年3月に新規販売を止め、2028年3月に既存顧客への拡張販売、2029年3月に原則サポートを終える。2036年は残存Data Centerの売上でなくクラウドに転換したこの顧客群の売上として計上し、cloudセグメントに重複させない。AIエージェント代替でも承認・履歴の記録は残るが、客がサービスナウやGitHubに移る可能性がある。全社の開示上は提供方式別利益がないため営業利益1.0億ドルは分析上の配賦。

Marketplace・その他の契約

外部アプリの販売手数料、導入支援や特別サポート。Jiraの周辺製品を売る生態系だが、Data Centerの終了で外部アプリの構成も変わる。

数量外部アプリ年間有料取引の契約換算・万件(推定)価格契約換算1件当たりアトラシアン受取額・ドル/年売上営業利益
今 2026/12 500 66 3 0
10 年後 中立 400 73 3 1

取り方:10-KのMarketplace and otherは2026年6月期3.307億ドル。会社は取引件数も実効手数料率も非開示。公式の2026年10月26日発表ではMarketplaceの累計取引額は70億ドル超で、直近10億ドルは9か月で通過した。年換算の総取引額約13億ドルと仮の取り分25%から受取約3.3億ドルを照合し、仮の平均取引額約260ドルから年間約500万取引換算、受取単価66ドルを得た。プレミアサポート等を含むため実際の手数料率ではない。開発者向け連携6,000件超が競争力だが、クラウドアプリの取り分はData Centerより低い。営業利益0.2億ドルは推定。

リスクと懸念

AIエージェント代替

最大の事業リスクである。従来は開発者や支援担当者の有料席を増やすことが成長を支えた。AIが画面を介さず仕事を処理すると席数が減り、年額単価にも値下げ圧力がかかる。Jiraの監査履歴と権限は残る余地があるが、Rovoの利用者数は独立した有料売上ではない。中立の席数と長期成長率に影響を反映し、同じ理由を資本コストには重ねていない。

Data Centerの終了と顧客流出

2026年には既に新規販売が終わり、2028年に既存顧客への追加販売、2029年に原則サポートも終了する。旧契約の売上約18億ドルはクラウドへ移行して初めて残る。規制産業や自社運用を続けたい大企業が他社を選べば、値上げしても補えない。移行した売上を既存クラウドの自然増に二重計上しないことが肝要だ。

株式報酬とGAAP利益

2026年6月期の株式報酬は約16億ドルで、営業キャッシュフローの見かけの厚さを相殺する。買い戻し18億ドルはその多くが既存株主の希薄化防止であり、新たな還元ではない。調整後営業利益は約20億ドルだが、通期GAAP営業利益は約0.1億ドルである。将来も人材獲得に大量の株式を使えば、粗利益が増えてもオーナー利益は残らない。

記録基盤をめぐる巨大企業との競争

マイクロソフトとGitHubは開発の作業履歴、サービスナウはITサービス管理、アサナとマンデーは一般業務の管理を握ろうとする。AIが外部システムに直接記録するようになると、Jiraが必須の台帳である理由が薄れる。顧客が履歴や権限を移す費用は高いが、10年という期間なら徐々に置き換わる可能性を無視できない。

買収・リストラの資本配分

2025年のThe Browser CompanyとDXの買収には合わせて約12億ドルを投じた。双方の製品が既存契約の単価を上げるかはまだ確かでない。2026年の人員削減は約1割に及び、開発費を抑えすぎると競争力を失いかねない。M&Aでのれんを積み上げ、需要後退時に減損する失敗は、報告されたフリーキャッシュフローだけでは見えない。

創業者支配・情報保護・固定費

議決権の約86%はB株側にあり、A株主が買収や還元方針を変える力は乏しい。クラウド統合は企業の重要な履歴を預かるため、障害や情報漏えいが長期契約を傷つける。欧州のデータ主権規制やAIの越境処理制限も顧客移行を妨げる。事業所のリースやクラウド利用の固定契約は、売上が減ってもすぐには消えない。

今後の分かれ目

2027年以降も大口クラウド顧客数と契約単価が増え、従量AI課金の実売上が別途開示されたら
Rovoが席減少を補える具体的証拠になる。既存クラウドの数量と価格の見通しを再評価し、楽観側の確率を引き上げる。
2028年までにData Center旧顧客の移行割合が8割を下回ると分かったら
移行群の残存数量を下げ、やや悲観の確率を引き上げる。将来のクラウド売上に同じ顧客を重複加算しない。
GAAP営業利益率が通年で15%を超え、株式報酬の売上比も継続して下がったら
2026年の構造的な費用の重さが改善した証拠になる。純利益率と10年間の正味還元の見積もりを上げる。
サービスナウやGitHubとの統合でJiraの顧客が記録ごと外へ移る事例が増えたら
乗り換えの難しさという堀の評価を弱める。記録の正本型から席課金型へ寄せ、10年後のg_longを0%以下へ下げる。
Rovoの利用が伸びてもAIの計算費だけ増え、クラウド粗利益率が80%を割ったら
無料提供が競争力を高めても株主利益を削る可能性がある。営業利益率を引き下げ、クラウド契約価格を見直す。
自社株買いが年々の株式報酬を十分に上回り、買収費用を抑えて純現金が積み上がったら
正味還元と余剰現金の実現価値を上方修正する。逆に大型買収が続くなら同額を現金として二重に数えない。

見ておくもの

  • 会社開示の大口クラウド顧客数(ARR年1万ドル超)と顧客当たり契約額、既存顧客の更新状況
  • 2026年11月5日公表予定の2027年6月期第1四半期決算と、その後のクラウド成長率
  • Data Center契約の移行率と、2028〜2029年の販売・サポート終了に伴う解約
  • Rovo従量課金の独立売上額、AI解決件数とクラウドのホスティング費
  • GAAP営業利益率、株式報酬の売上比、株数の増減、自社株買いの正味額
  • GitHub・サービスナウとの競合、EUデータ主権対応、顧客が記録を移す実例

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額を基準に倍率を逆算していない。2026年6月期のCloud、Data Center、Marketplaceの開示売上を、推定有料席・契約件数と実効単価に分けた。Data Centerの2036年売上は移行した元顧客群として扱い、クラウドに二重計上しない。GAAPの株式報酬と買収償却を費用として残した10年目純利益に、k=8%、ROE、堀の残存比、AI代替後のg=1.5%から求めた正当化PERを適用した。純現金は現在ほぼゼロで、将来の余剰現金を利益に重ねて足さない。株式報酬を控除した正味還元だけを別に割り引いた。5筋書きの現在価値は約51億ドル、基準時価総額592億ドルとの差は約マイナス91%となるが、現在の値付けに合わせて利益や倍率を引き上げなかった。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に品質調整0%を加えた。βや市場のPERは使わない。2026年のGAAP利益の薄さは存続危機ではないのでdistress上乗せは行わず、利益率と悲観確率で扱う。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) 適正 INGMINGM 世界2位級の流通網と自動化は効くが、薄利・資本拘束・支配株主を考えると今は小幅な割安にとどまる 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +10.7%) 適正 ユニバーサル・ディスプレイOLED 有機ELの発光材料と特許収入に強い堀を持つ優良企業。価格はおおむね適正だが、青色材料の成功と特許更新が10年後の価値を大きく左右する 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 キンドリル・ホールディングスKD 重要システムの運用には根強い需要があるが、AIによる工数減少と高金利の借金、会計統制の弱さを考えると、現在の評価には十分な安全域がない 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ヴォンティエ・コーポレーションVNT 給油設備の首位基盤と厚い現金創出力は評価できるが、電動化と業務ソフトの代替を織り込むと、現状は適正圏で安全域が薄い 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +8.1%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シーラス・ロジックCRUS 音響半導体の設計力と厚い現金は魅力だが、売上の9割をアップルに頼るため、10年の価値には今の値段ほどの安全域がない 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 アロー・エレクトロニクスARW 電子部品の調達網は10年先も要るが、値決め力の弱さと運転資金の重さに照らすと、回復を織り込んだ現在の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −19.1% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 アムドックスDOX 通信会社の課金基盤には深い乗り換え障壁があるが、AIで人月収入が削られるため、還元を含めても現在の値段はやや割高 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アムコー・テクノロジーAMKR 半導体の後工程を担う世界大手。AI向け先端実装の商機は大きいが、巨額の新工場投資と顧客の交渉力を考えると今の価格には安全域が乏しい 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −24.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ジェンパクトG 業務の奥まで入り込んだ強みはあるが、AIが人の作業量そのものを減らすため、10年の株主価値には安全域が乏しく割高だ。 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 TDシネックスSNX 世界首位のIT流通網とAIサーバー受託の伸びは魅力だが、薄い利益率と運転資金の重さに照らせば現状は割高である 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −28.0% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) 割高 アヴネットAVT 電子部品流通の規模と顧客基盤は長く残るが、薄い利益率と重い運転資金が株主価値を制約し、現在の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 IRENIREN 電力接続とAIクラウド契約に大きな成長余地がある。しかしGPU更新、借金、増資の負担が重く、10年後の利益を慎重に評価すると現状は割高である。 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +7.1%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 台湾積体電路製造(TSMC)TSM 先端半導体の製造で世界最大の堀を持ち、AI時代にも不可欠な企業。ただし巨額の海外投資と台湾リスクを考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 クレド・テクノロジー・グループ・ホールディングCRDO AECの先行優位は本物だが、大口顧客と光・銅の世代交代に左右される。将来の成功を相当織り込む現在の評価は割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 TTMテクノロジーズTTMI 防衛向けの認証とAI用高密度基板は強みだが、設備増強と高値買収の回収は未確定で、現在の時価総額には長期株主の安全域が乏しい 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 アステラ・ラブスALAB AIサーバーの接続を支える設計力は魅力だが、顧客集中と株式報酬を織り込むと、10年先を見ても約37%割高である 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ドルビー・ラボラトリーズDLB 映像と音響の世界標準を支える強い事業だが、特許の更新に要る投資と限られた増分利益を考えると、10年先の価値に対して現在の株価は割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ERICERIC 世界の通信網に深く根を張るエリクソンだが、無線設備の低成長と買収の失敗が重い。10年先も事業は残るが、現在の株価には十分な安全域がない 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 センサータ・テクノロジーズST 自動車の安全を支える設計採用の強みは残るが、買収減損と借金を考えると、10年先の利益に照らして株価に十分な安全域がない 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 MKSMKSI 半導体の真空制御から先端基板の化学処理まで深い技術の堀を持つ。ただし買収負債と設備投資の循環を考えると、現在の株価は割高である 本質価値との差 −40.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 ニュータニックスNTNX 仮想化基盤の乗り換え需要をつかむ有望企業だが、税効果を除いた利益と株式報酬を重視すると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −40.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 サンミナSANM ZT買収でAIラック製造へ踏み込んだが、値決めの弱さと顧客集中が残る。10年の稼ぐ力から見れば今は割高で、安全域が薄い 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ユビキティUI Wi-Fi 7でシェアを伸ばす優良企業だが、創業者支配と先取りされた価格に安全域は乏しい 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ズームインフォ・テクノロジーズGTM 独自の企業データは残るが、AIが営業の席課金を崩し始めた。厚い負債と旧株主への税利益配分を踏まえると、現値には安全域が乏しい 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ペガシステムズPEGA 使命中枢の業務基盤には強い堀があるが、AI代替と訴訟を背負う現値は10年価値を先取りし、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ウィプロWIT 世界的大手のIT受託企業だが、AIが工数課金を侵食する。現金と還元は支えでも、10年価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −44.9% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 セムテックSMTC 光通信とLoRaには大きな成長余地があるが、2030年の高い目標を実現しても現在の株価には安全域が乏しく、割高とみる 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 インフォシスINFY AI関連収入は増えても人月課金の縮小が重い。還元力と財務は優秀だが、10年価値にはまだ大きな安全域が足りない 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 グローバルファウンドリーズGFS 特殊半導体の製造技術と日米の新工場計画には価値があるが、巨額の再投資と価格競争を考えると現状の時価総額には安全域が乏しい 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 モビリティ・グローバルMBGL 車両履歴データの堀は強いが、AIによる販売支援の中抜きと独立後の負債を考えると、現値には十分な安全域がない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −47.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ファブリネットFN 光学の難工程で優れた利益率を稼ぐが、巨大顧客への依存と設備投資の重さを織り込むと、現値に長期の安全域はない 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 ラリアント・コーポレーションRAL 送電網監視と防衛向けの堀は厚いが、計測事業の大型買収失敗と収益回復の不確実性に対して、現状の時価総額には安全域が乏しく割高と見る 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 アイ・ピー・ジーフォトニクスIPGP 新用途の回復は本物でも、価格競争で崩れた利益率の再建を先取りしており、今の時価総額は割高である 本質価値との差 −51.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SS&Cテクノロジーズ・ホールディングスSSNC 金融の記録基盤には強い堀が残るが、AIによる業務量とソフト単価の縮小を考えると、長期株主にとってなお割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −52.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 EPAMシステムズEPAM AI導入の実績と顧客基盤はあるが、人月課金の縮小が利益の寿命を削る。還元を含む10年価値からは割高 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 テラウルフWULF 839MWの長期契約は本物だが、電力開発の堀より負債と希薄化が重い。10年価値では割高 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 NOKNOK AI向け光通信と通信特許には強みがあるが、無線設備の薄利と資本効率が重い。成長期待を織り込んだ現在の株価は割高と見る 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.6% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 エバーピュアP AI向けストレージと大口クラウド顧客の伸びは本物だが、株式報酬を含む利益で測る10年価値には約6割の割高感が残る 本質価値との差 −56.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ラムバスRMBS サーバー用メモリの要所を握る優良企業だが、特許の更新と競争の不確実性を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を約58%下回る割高水準にある 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 ビル・ホールディングスBILL 決済網と法人カードには残存価値があるが、AIによる業務ソフトの代替と収益性の弱さを考えると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.5% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 ズーム・コミュニケーションズZM 会議と電話の顧客基盤、豊富な純現金は強みだが、AIの席課金代替と一過性の投資益を除くと現在の評価に安全域は乏しい 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −60.1% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 アドバンストエナジーインダストリーズAEIS 半導体プラズマ電源の首位とAI向け高効率電源は魅力だが、顧客集中と買収・希薄化を織り込むと現在の時価総額に安全域はない 本質価値との差 −60.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 エラスティックESTC 検索と監視の基盤はAI時代にも残るが、税効果で膨らんだ純利益と重い株式報酬を除いて測ると、現値に安全域はなく「割高」。 本質価値との差 −60.6% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 ドロップボックスDBX ファイル保管は残るが、法人席課金のAI代替と借入依存の買い戻しが重い。10年の株主価値から見れば割高 本質価値との差 −61.1% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −61.1% · 10 年 割高(年 −5.2%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −62.1% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 クラビヨKVYO 使用量課金とデータ基盤は強いが、AIとShopify依存を織り込むと現在の時価総額には安全域がない 本質価値との差 −62.4% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.4% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 センチネルワンS 自律型防御は10年後も必要だが、成長企業から利益企業への転換はまだ未証明。株式報酬と巨大競合の圧力を織り込むと、現在の評価に十分な安全域はない 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 UMCUMC 成熟工程の受託製造は10年後も必要だが、値下げと巨額の増設負担を織り込むと、現在の時価総額には安全域が乏しい 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 フォームファクターFORM 高密度プローブカードはAI半導体の検査に欠かせないが、顧客集中と設備負担を考えると現在の時価総額には大きな安全域の不足がある。 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −63.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 モンゴDBMDB データベースの置き換えにくさは本物だが、株式報酬を差し引くと利益の厚みが不足する。10年先を見ても現状の値段に安全域はない。 本質価値との差 −63.8% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −64.2% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 ルーブリックRBRK 復旧の不可欠さと顧客拡大は本物だが、株式報酬込みの利益と競争を考えると、今の時価総額には10年先の成功が織り込まれすぎている。 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 ダイナトレースDT 可観測性の基盤と顧客の粘着性は魅力だが、株式報酬と大型買収後の利益を吟味すると、10年先の価値に対して現値は割高である 本質価値との差 −64.5% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 EXLサービス・ホールディングスEXLS 保険・医療のデータ基盤と成果報酬には競争力があるが、AIによる人月需要の縮小を織り込むと、現在の時価総額は割高 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 コグネックスCGNX 工場と物流の目を担う技術と顧客基盤は強いが、過去の再投資効率には疑問が残り、今の時価総額には長期株主が求める安全域がない 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 アレグロ・マイクロシステムズALGM 磁気センサーの首位と電源ICの伸びしろは魅力だが、株主の手に残るGAAP利益に比べて現在の時価総額は高すぎる 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 アントゥー・イノベーションONTO HBMの積層と先端実装の検査には確かな需要がある。しかし競争と買収負担を踏まえると、今の値段には十分な安全域がない 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ユーアイパスPATH AI関連の契約は伸び始めたが、既存RPAの代替と株主還元の実効性を考えると、10年の本質価値に比べて割高 本質価値との差 −66.4% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 リテルヒューズLFUS 電気の安全を守る部品には長持ちする強みがあるが、半導体の減損と買収依存を踏まえると、今の値段には安全域が乏しく割高である 本質価値との差 −66.5% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −66.7% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 ペイコム・ソフトウエアPAYC 給与・税務の基盤は残るが、AIによる業務画面の代替と借入を伴う巨額還元を織り込むと、現在の評価には十分な安全域がない 本質価値との差 −67.3% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 サイタイムSITM 発振器とクロックの技術力は確かだが、巨額買収と株式希薄化を吸収する利益に対し、現時点の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −67.5% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 ASXASX 半導体後工程の世界首位でAI需要の追い風は強いが、巨額増設の回収が読みにくく、現在の評価には長期株主の安全域が乏しい 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 SAPSAP 会計・調達の記録基盤は十年後も残るが、AIが利用席と導入工数を削るため、現在の時価総額は長期の稼ぐ力に比べ割高 本質価値との差 −67.8% · 10 年 割高(年 −5.8%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −67.9% · 10 年 割高(年 −4.7%) 割高 SKHYSKHY HBM首位の技術力と巨額還元は魅力だが、メモリの山の利益を永続とみなせず、10年の本質価値は基準時価総額を約66%下回る 本質価値との差 −68.6% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 デジタルオーシャンDOCN AI推論向けクラウドの成長は本物だが、設備負担と希薄化に比べ株価の期待が大きい。10年の本質価値では割高と判断する 本質価値との差 −68.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 ペイロシティ・ホールディングPCTY 給与・税務の記録基盤には堀があるが、人事SaaSのAI代替と高い取得価格を考えると長期の安全域に乏しく、割高である 本質価値との差 −69.3% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 バイコアVICR AI電源の独自技術と特許使用料には大きな価値があるが、製造拡張と特許収益の成功を先取りした時価総額には安全域が乏しい 本質価値との差 −70.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ラティス・セミコンダクターLSCC 低消費電力FPGAの設計採用には粘りがあるが、AMI買収後のGAAP利益と希薄化に比べ現時点の値付けは高く、10年の確率加重価値では割高と判断する 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.4% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 サムサラIOT 車載センサーと独自の現場データには堀があるが、株式報酬を差し引いた10年の利益に対して今の時価総額は大幅に割高 本質価値との差 −71.4% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 インテグリスENTG 半導体の歩留まりを守る材料と高純度部材には深い堀があるが、買収負債と薄い株主還元を踏まえると現在の評価は割高である 本質価値との差 −71.8% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −7.2%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −73.6% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 リングセントラルRNG 電話回線の運用基盤は残るが、席課金がAIに削られる。利益回復と減債を認めても10年の価値は大幅な割高を示す 本質価値との差 −73.8% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −74.3% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −75.0% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 トーストTOST 飲食店の決済と業務記録を握る堀は本物だが、AIによる周辺ソフトの代替と利益率の限界を考えると、長期の本質価値に比べて割高 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 ビアビ・ソリューションズVIAV 高速通信の品質を測る技術と紙幣の偽造防止に堀はあるが、買収後の利益回復を考えても今の時価総額には大きな安全域がない 本質価値との差 −75.4% · 10 年 割高(年 −5.7%) 割高 ドキュサインDOCU 電子署名の規模と契約データには堀があるが、AIによる既存課金の侵食は重い。10年先の利益と還元を考えても割高 本質価値との差 −75.7% · 10 年 割高(年 −8.7%) 割高 ゼットスケーラーZS ゼロトラストの通信基盤には強い堀がある。しかしAIによる席課金の縮小と巨額の株式報酬を考えると、10年先の利益でも今の時価総額を支えきれず、評価は割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −76.9% · 10 年 割高(年 −9.1%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −76.9% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 アプライド・オプトエレクトロニクスAAOI AI向け光通信の急成長は本物だが、顧客集中と巨額の設備投資が重く、10年の本質価値には大きな安全域がない 本質価値との差 −77.0% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 アップフォリオAPPF 不動産会計と決済を握る強みは本物だが、AIによる業務の再編と成熟後の利益を考えると、長期の安全域に乏しい割高な株価 本質価値との差 −77.1% · 10 年 割高(年 −8.3%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −77.9% · 10 年 割高(年 −9.3%) 割高 デュオリンゴDUOL 習慣化と無料学習のブランドは強いが、AI家庭教師の代替と一時的な税益を除く利益を考えると、10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −8.1%) 割高 ベントレー・システムズBSY インフラ設計の深い堀と高い顧客定着率は魅力だが、AIによる利用席数の減少と現在の利益水準を考えると、長期の安全域が乏しく割高 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 ガイドワイア・ソフトウェアGWRE 損保の契約と保険金支払を支える基幹ソフトには強い堀があるが、AI代替と大型買収の負担を考えると、現値に長期投資の安全域は乏しい。 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −9.1%) 割高 トゥイリオTWLO 世界最大級の通信API基盤は10年後も必要だが、通信会社への依存と株式報酬が利益を薄くする。現在の評価は将来の成功を大きく先取りしており、割高と判断する。 本質価値との差 −80.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 ハブスポットHUBS 顧客データ基盤には本物の堀があるが、AIによる席課金の代替と株式報酬を考えると、10年価値は現時価を大幅に下回る 本質価値との差 −80.3% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −80.6% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 クオンティニュアムQNT 技術の先行は本物だが、商用の堀と黒字化は未証明で、約99億ドルの評価には十年の最良に近い成功が要る 本質価値との差 −82.3% · 10 年 割高(年 −7.3%) 割高 コアウィーブCRWV AI計算基盤の需要は本物だが、借入とGPU更新費を引いた株主利益はまだ証明されていない。長期の本質価値は市場評価を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 プロコア・テクノロジーズPCOR 現場の共同記録には堀があるが、買収後の資金負担とAIによる事務ソフトの縮小を考えると、長期のオーナー利益に対して割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −8.9%) 割高 ギットラブGTLB ソフト開発の記録と統制を握る有望な基盤企業だが、AIによる席課金の縮小と株式報酬を考えると、今の時価総額には長期の安全域がなく、割高と判断する。 本質価値との差 −83.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 メイコム・テクノロジー・ソリューションズ・ホールディングスMTSI 光通信と高周波の独自技術は生き残るが、巨額の期待に対して株主へ帰るGAAP利益がまだ足りず、割高と判断する 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 アプライド・デジタルAPLD 1,410MWの長期契約は魅力だが、建設債務と優先出資者への分配が重い。普通株主に残る利益を測ると、現在の評価には十分な安全域がない 本質価値との差 −83.5% · 10 年 割高(年 −5.0%) 割高 スノーフレークSNOW 企業データを束ねる基盤には堀があるが、株式報酬を差し引いた利益が株価に追いつかない。10年先の本質価値からは割高である。 本質価値との差 −83.6% · 10 年 割高(年 −9.7%) 割高 マンハッタン・アソシエイツMANH 倉庫と受注の実行基盤には深い乗り換え費用がある。しかし導入工数のAI代替と高い株価を考えると、10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −83.6% · 10 年 割高(年 −13.1%) 割高 クラウドフレアNET 世界の通信を守る堀は強い。しかしGAAP利益と株主の取り分から10年後を測ると、現在の時価総額は本質価値を大幅に超える。 本質価値との差 −84.0% · 10 年 割高(年 −9.5%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −84.8% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −86.2% · 10 年 割高(年 −14.2%) 割高 オクタOKTA 企業の認証基盤は10年後も必要だが、席課金の縮小と巨大競合を織り込むと、株価はGAAP利益の裏付けを大きく先取りしており割高だ。 本質価値との差 −87.0% · 10 年 割高(年 −13.0%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.9% · 10 年 割高(年 −13.6%) 割高 IonQ INCIONQ 量子計算の有望な技術と米国内の製造基盤を得たが、収益化・競争・希薄化の不確実性に対し、現在の時価総額には安全域がない 本質価値との差 −88.0% · 10 年 割高(年 −7.1%) 割高 ユニティー・ソフトウェアU ゲーム開発基盤の強みとAI広告の急成長は魅力だが、株式報酬を差し引いた稼ぐ力では現在の時価総額を支えきれず、大幅な割高 本質価値との差 −89.0% · 10 年 割高(年 −10.2%) 割高 ビアサットVSAT 衛星通信網と周波数免許には長く残る価値があるが、巨額の負債と低軌道衛星との競争を考えると、現在の時価総額には大きな安全域がない 本質価値との差 −91.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 フィグマFIG 共同設計の強固な基盤は残るが、AIによる席課金の代替と株式報酬がオーナー利益を圧迫し、10年先の価値に対して割高 本質価値との差 −95.2% · 10 年 割高(年 −15.6%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. Atlassian 2026年6月期Form 10-K(2026年8月、事業・資本政策・GAAP・製品終了・株式報酬)
  2. Atlassian 2026年6月期第4四半期株主書簡(2026年8月6日、Rovo・顧客・FY2027ガイダンス)
  3. Atlassian 2026年6月期第2四半期株主書簡(開発・仕事管理・サービス管理の対象市場)

分析日 2026-10-23