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アリスタ・ネットワークス ANET

データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)57.77 ドル737 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)171.1 ドル2,182 億ドル差 −66.2%
10 年後から見ると 割高 価値 57.77 ドル737 億ドル · 差 −66.2% · 期待の年率 −2.9%
期待の年率リターン(10 年)−2.9%資本コスト比 −11.9 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アリスタ・ネットワークス(Arista)は、クラウド事業者と AI 事業者のデータセンター向けイーサネットスイッチと、それを動かす共通ソフト(EOS)を売る会社である。2025 年 12 月期の売上は 90 億ドル、営業利益率は 43%、純利益は 35 億ドルで、現金 107 億ドルを持ち借金は無い。2026 年は AI 向けが立ち上がり、会社は通期の売上を約 126 億ドル(前年比約 +40%)へ 3 度引き上げた。第 2 四半期の売上は 30.4 億ドルで初めて 30 億ドルを超えた。

事業の質は、シスコシステムズ(Cisco)と並べると利益率が桁違いに高い(シスコの営業利益率は約 25%)。ただし売上の 4 割強をマイクロソフトとメタの 2 社に頼り、エヌビディア(NVIDIA)の自社ネットワークとホワイトボックス(仕様に沿った汎用スイッチ)が価格を取りに来る。資本コストは基本 8.0% に quality +1.0%(AI 設備投資の循環と顧客集中)を足した 9% に置いた。

数量 × 価格で 10 年を積み上げた。AI 向け・データセンター全般・キャンパス・ソフト保守の 4 つに分け、中立の 10 年後は売上が約 290 億ドル(今の 3.2 倍)、営業利益率 40%、純利益約 109 億ドル(今の 3.1 倍)、利益ベースの正当化 PER の上限は 14.6 倍(g 4.0%・RONIC 14.7%)で、その 8.5 割の 12.4 倍を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)98 億ドルを足して時価総額は約 1,439 億ドル。今(2,258 億ドル)を下回り、資本コスト 9% で割り引けばさらに遠のく。今の PER 64 倍は成熟後に持ち込めない。確率で加重した本質価値は今の時価総額を約 7 割下回り(10 年 −67%)、バリュー投資の観点では安全域が無い。事業は 10 年後も存在して強いが、値段が先に走りすぎている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、アリスタは「10 年後も存在し、今より強い」可能性が高い数少ない会社である。データセンターの網はクラウドと AI の基盤で、EOS という単一ソフトと顧客との共同設計が切り替えを重くしており、堀は広がる方向にある。営業利益率 43%、ROE 28%、借金なしという点は、品質としては最上位の水準である。

オーナー利益(純利益から株式報酬と再投資を引いた株主の取り分)は、純利益 35 億ドルに対し、株式報酬を引くと 30 億ドル前後で、時価総額 2,258 億ドルの約 1.3% しかない。10 年国債 5% を大きく下回り、10 年後に利益が 3 倍になっても、倍率が成熟して正当化 PER の 8 割(中立で約 12 倍)に戻れば、貯まる現金を足しても今の値段で買った 10 年の年率利回りは中立の筋書きで年 −3.0% で、資本コスト 9% に遠く届かない。つまり、事業の質ではなく値段が問題である。

資本配分は、買収に頼らず自社株買いと現金の蓄積が中心で、評価は良い。ただし割高な局面で買い戻している点は減点になる。安全域は、最も楽観の筋書き(10 年後の純利益 185 億ドル、正当化 PER 16.2 倍の 9 割に純現金を足す)で時価総額は約 3,140 億ドル。今の 2,258 億ドルの約 1.4 倍だが、9% で 10 年割り引くと今の値段を下回り、安全域は無い。予測のしやすさは中程度で、顧客 2 社の設備投資の方針が読みにくい。

何で稼ぐ会社か

売上の約 8 割は、データセンター用のスイッチ(100〜800 ギガビット級)とルーターなどのハードで、約 2 割が EOS・CloudVision(運用ソフト)の購読と保守サービスである。EOS は全製品で同じソフトが動き、顧客は自動化の仕組みを一度作れば使い回せる。この単一ソフトの設計が、他社が複数の OS を抱えるのに対する Arista の差になる。

最大の顧客はマイクロソフトとメタで、2025 年売上の 42%(クラウド・AI 事業者全体で 48%)。AI のバックエンド網(GPU をつなぐ網)は、InfiniBand から Etherlink(Arista のイーサネット)へ移りつつあり、会社は AI 向けを 2025 年に約 15 億ドルから、2026 年に 35 億ドル以上へ引き上げた。これに従来のクラウド・企業のデータセンター網、そして AI クラスターを長距離でつなぐ「スケールアクロス」が加わる。

キャンパス・ブランチ(企業の拠点網)は 2026 年に 12.5 億ドル以上を目指す新しい分野で、シスコの本丸に攻め込む形になる。ソフトと保守は営業利益率が高く、設置基盤が増えるほど積み上がる。事業ごとの売上は開示が粗いので、データセンター向けスイッチ市場(Arista の見方で 2025 年約 300 億ドル)を AI とそれ以外に分け、市場の大きさ × シェアで推定した。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は EOS の単一ソフトで、顧客が数千台のスイッチを同じ自動化で動かせる点が乗り換えを重くする。第 2 はハイパースケーラーとの共同設計の関係で、メタ・マイクロソフトは自社の要件を Arista と詰めて製品化し、販売後も改良を重ねる。第 3 は価格を決める力で、営業利益率は 2019 年の 33% から 2025 年の 43% まで上がり、ブロードコム(Broadcom)のチップを使う同じ土俵のシスコ(約 25%)を大きく上回る。ROE は 28% 前後と高く、現金が 107 億ドル積み上がっても自己資本比率は 64% である。

弱点は、顧客集中(マイクロソフトとメタで 4 割強)、自社でチップを作らず、ブロードコムのスイッチチップとメモリに依存する点である。2026 年は購入契約が 97 億ドル(前年 36 億ドル)まで膨らみ、メモリ・ウェハー・CPU の価格が粗利益率を約 2 ポイント押し下げる見方がある。エヌビディアのネットワーク売上は直近の四半期で前年の 2.6 倍に達し、スケールアップ(ラック内の接続)を NVLink で囲い込んでいる。

経営はジェイシュリー・ウラル(Jayshree Ullal)氏が CEO として率い、資本配分は自社株買いが中心で、大型買収には慎重(VeloCloud・Pluribus など小規模のみ)。この点は、買収で成長を買うシスコと対照的である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

AI のデータセンターは、GPU をつなぐ網(バックエンド)の速度が学習・推論の効率を決めるので、スイッチへの設備投資が急増している。大手 5 社の 2026 年の設備投資は 7,300〜8,050 億ドル、2027 年は 1 兆ドル前後の見方で、その一部がネットワークに回る。Arista はデータセンター向けイーサネットスイッチの首位で、2025 年に InfiniBand を上回ったと見られる。会社はこの市場が 2030 年に 1,100 億ドルになると見るが、これは供給側の強気の数字であり、そのまま置かない。

競争の形は 3 つ。第 1 にエヌビディアで、GPU と NVLink・InfiniBand・Spectrum-X(イーサネット)を一緒に売る。スケールアップ網はほぼエヌビディアの土俵で、Arista は 2027 年から ESUN(イーサネット規格)で参入するが、エヌビディア以外の AI チップ(グーグルの TPU など)が相手になる。第 2 はホワイトボックスで、アクトン(Accton)やセレスティカ(Celestica)が汎用のスイッチを作り、メタ・マイクロソフトは自社 OS(SONiC など)で運用するため、価格が下がる圧力が常にある。第 3 はシスコやジュニパー(HPE が買収)で、キャンパスとルーターで競る。

価格の面では、1 ギガビットあたりの単価が世代ごとに大きく下がる(年 −20% 前後)一方、帯域が年 +30% 増えるので、金額では年 +4% 前後の成長にとどまる。AI 設備投資が続く間は倍速で伸びるが、止まれば在庫調整が来る。2001 年の光通信や 2023 年のシスコの在庫調整が前例である。業界ノートは光モジュールなどを含めて AI 向けを 2026 年に約 600 億ドルと見るが、ここでは Arista が売るスイッチ・ルーターの部分だけを置いた。

資本政策と M&A

資本政策は、配当が無く、自社株買いが中心である。2025 年の自社株買いは約 16 億ドルで、純利益の 4 割強に当たる。ただし株式報酬による株数の増加がほぼ同額なので、株数は 0.1% しか減っていない(ここでの正味の還元は、買い戻しから株式報酬の分を引いて置く)。現金は 107 億ドルで、借金は無い。

M&A は小さい。VeloCloud(SD-WAN。2025 年に取得)、Pluribus(ネットワーク仮想化)、Awake(セキュリティ)など数億ドル規模で、キャンパスとソフトの拡充に使う。時価総額が 2,000 億ドル超の会社が買われる側になる可能性は現実的でなく、大型買収もしない会社である。

懸念は 2 つ。メモリと半導体の購入契約が 97 億ドルまで膨らみ、需要が止まった時の在庫と契約の重さになりうること。もう 1 つは、PER 60 倍台の局面で自社株買いを続けると、利益の 60 倍の値段で株を買うことになり、価値を壊すことである。現金が積み上がるため、受取利息(現金 107 億ドルで年約 4 億ドル)が純利益の一部になっているが、金利の変化はほぼ影響しない。借金が無いので利払いの変化も無い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AI の通信は一時的な設備投資の波ではなく、データセンターの網を丸ごと作り替える 10 年の流れである。GPU 1 万個以上のクラスターは 1 つの巨大なコンピューターとして動くので、網の速度と信頼性が計算の稼働率に直結し、顧客は安さより「止まらないこと」に払う。Arista の AI 向け売上は 2025 年の約 17 億ドルから 2026 年の 35 億ドル以上へ倍増し、会社の通期見通しは年初の 105 億ドルから 126 億ドルまで 3 度上がった。営業利益率は 48〜49% の見通しで、規模が増えても利益率が崩れていない。

競争でも優位にある。イーサネットが InfiniBand を上回り、スケールアクロスという新しい用途(AI クラスターを長距離でつなぐ)でも Arista の高速ルーティングが効く。2027 年には ESUN でスケールアップ網にも入り、エヌビディア以外の AI チップ(グーグル TPU など)と組む。キャンパスは 12.5 億ドルの目標で、シスコの本丸のシェアを 3〜4% から取り始めた。

AI 設備投資が 2027 年に 1 兆ドル前後へ向かうなら、2028 年の売上は 2 倍超の約 240 億ドル、純利益 94 億ドルが見える。成熟した姿でも PER 20 倍が付く事業である。

慎重な見方

今の値段(PER 64 倍・PBR 18 倍)は、AI の設備投資が続くことと、顧客 2 社が Arista に頼り続けることの両方を織り込んでいる。実際には、売上の 4 割強をマイクロソフトとメタが占め、どちらかが調達を絞れば売上が数割動く。両社は自社 OS(SONiC など)で動くホワイトボックスを持っており、価格交渉の力は顧客側にある。エヌビディアはネットワーク売上が直近の四半期で前年の 2.6 倍になり、GPU と NVLink・Spectrum-X を抱き合わせて売る。スケールアップは Arista が 2027 年にやっと入る分野で、ここは NVLink が先行している。

利益率も今が山である。粗利益率は 2026 年に 63% 前後へ下がる見通しで、メモリ・ウェハー・CPU の高騰が 2027 年まで続くと見る向きもある。購入契約 97 億ドルは、需要が止まれば重い在庫と契約になる。2001 年の光通信(JDSU・ルーセント)や 2023 年のシスコの在庫調整は、受注が急減した前例である。

10 年後に純利益が 111 億ドルへ 3 倍になっても、倍率が成熟後の 12 倍台へ戻れば時価総額は約 1,440 億ドルで、今の 6 割強にとどまる。10 年の中立でも今を下回る。事業が優良でも、値段に安全域が無い。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の中心は AI 設備投資の継続と Arista のイーサネットの首位で、10 年の楽観・やや楽観の利益の伸びに入れた。慎重な見方の中心は、顧客集中・エヌビディア・ホワイトボックスと、PER 64 倍が成熟後に正当化 PER の 8 割の約 12 倍(中立)へ縮むことである。資本コスト 9% で測ると、利益が 3 倍になり 10 年で貯まる現金を 1 ドルで足しても、倍率が戻れば今の値段に届かない。会社の見通し(2026 年 126 億ドル)は足元の裏付けになるが、10 年は顧客集中とエヌビディアで構造的に負ける筋書きを悲観 14%・やや悲観 22% に置いた。確率は中立 32%・悲観側 36%・楽観側 32% である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 110.81 ドル1,414 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 16.87 ドル215 億ドル)。 今の値に割り戻すと 57.77 ドル737 億ドル、今との差 −66.2%、 期待の年率 −2.9%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 213.08 ドル2,718 億ドル 29.94 ドル382 億ドル +42.1% +3.6% 24.30 ドル310 億ドル
やや楽観 22% 154.50 ドル1,971 億ドル 22.73 ドル290 億ドル +3.6% +0.4% 38.99 ドル497 億ドル
中立 32% 112.78 ドル1,439 億ドル 17.64 ドル225 億ドル −23.8% −2.7% 41.73 ドル532 億ドル
やや悲観 22% 71.43 ドル911 億ドル 12.07 ドル154 億ドル −51.2% −6.9% 18.37 ドル234 億ドル
悲観 14% 26.50 ドル338 億ドル 4.08 ドル52 億ドル −82.1% −15.8% 4.28 ドル55 億ドル
加重平均100% 110.81 ドル1,414 億ドル16.87 ドル215 億ドル −25.4% −2.9% 127.68 ドル1,629 億ドル

今の株価時価総額 171.07 ドル2,182 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:AI 網の中心的なイーサネット基盤になり、売上 470 億ドル 利益 185 億ドル · PER 14.7 倍 · 株価時価総額 213.08 ドル2,718 億ドル

10 年後(2035 年 12 月期)、AI 向けの網は共同パッケージ光学(CPO)・スケールアップ網の拡大で市場が実質 750 億ドル相当(名目で約 1,060 億ドル)、Arista は ESUN でエヌビディア以外の AI チップの網に広く入ってシェア 18%、AI 向けの売上は約 190 億ドル。データセンター全般は 148 億ドル、キャンパスは 42 億ドル(シェア 9%)、ソフトと保守は 90 億ドル。売上は 470 億ドルで、10 年の年平均は +18%。営業利益率は 43% を保ち、純利益は 181 億ドル(今の 5.2 倍)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 15.1 倍の 9.5 割(14.4 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)98 億ドルを足して時価総額 2718 億ドル。

  • AI データセンター向けスイッチ・ルーター:数量 13.5(AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる))→ 売上 190 億ドル・営業利益 76 億ドル。市場 750 億ドル相当(実質)× シェア 18.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データセンター全般(クラウド・企業):数量 10.5(データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 148 億ドル・営業利益 67 億ドル。市場 420 億ドル相当(実質)× シェア 25.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • キャンパス・ブランチ:数量 3.0(キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 42 億ドル・営業利益 13 億ドル。市場 330 億ドル相当(実質)× シェア 9.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト・保守サービス:数量 6.4(設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 90 億ドル・営業利益 52 億ドル。市場 800 億ドル相当(実質)× シェア 8.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:AI の網がイーサネットへ寄り、エヌビディア以外のチップの網にも広く入る筋書き。EOS と共同設計の堀は効くが、顧客 2 社への集中は残るので、上限に近く置く。 正当化 PER の上限は 15.1 倍(g 4.0%、RONIC 16.5%。RONIC = k 9.0% + 1/2 ×(事業の ROE 24.0% − k)。堀は普通)。その 9.5 割の 14.4 倍に置いた。g の内訳(この筋書き 4.0%):AI 向けの網が広がる 10 年の数量と価格から 5% 近い伸びだが、倍率に使う g は 4.0% で打ち切る。時価総額 = 事業の純利益 182.1 × 14.4 + 余った現金(戻り方込み)98 = 2718 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 14.7 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI の網の需要が 10 年続き、Arista が顧客 2 社以外にも広がり、スケールアップにも入る。強気でもここまで伸びる確率は 1 割。

やや楽観 22% やや楽観:AI が成長を支えるが、シェアは微減で売上 366 億ドル 利益 142 億ドル · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 154.50 ドル1,971 億ドル

10 年後、AI 向けの市場は実質 600 億ドル相当(名目 850 億ドル)、Arista のシェアは 16.5% で売上は 140 億ドル。データセンター全般は 123 億ドル、キャンパスは 32 億ドル(シェア 7.5%)、ソフトと保守は 71 億ドル。売上は 366 億ドル(10 年の年平均 +15%)、営業利益率は 42%、純利益は 140 億ドル(今の 4 倍)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 14.9 倍の 9 割(13.4 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)98 億ドルを足して時価総額 1971 億ドル。ブロードコムのチップとメモリの費用が利益率を削り、顧客 2 社の比率は 4 割台が続くが、AI の網がイーサネットへ寄る流れは保たれ、堀は広がらないが狭まりもしない。時価総額は約 2,340 億ドルで今とほぼ同じ。

  • AI データセンター向けスイッチ・ルーター:数量 9.9(AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる))→ 売上 140 億ドル・営業利益 55 億ドル。市場 600 億ドル相当(実質)× シェア 16.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データセンター全般(クラウド・企業):数量 8.7(データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 123 億ドル・営業利益 54 億ドル。市場 370 億ドル相当(実質)× シェア 23.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • キャンパス・ブランチ:数量 2.3(キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 32 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 300 億ドル相当(実質)× シェア 7.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト・保守サービス:数量 5.1(設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 71 億ドル・営業利益 40 億ドル。市場 650 億ドル相当(実質)× シェア 7.8%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:AI の網がイーサネットへ寄る流れは保たれ、堀は広がらないが狭まりもしない筋書き。上限から少し下げて置く。 正当化 PER の上限は 14.9 倍(g 4.0%、RONIC 15.7%。RONIC = k 9.0% + 1/2 ×(事業の ROE 22.4% − k)。堀は普通)。その 9 割の 13.4 倍に置いた。g の内訳(この筋書き 4.0%):市場の実質と価格から 4.5% 近い伸びだが、倍率に使う g は 4.0% で打ち切る。時価総額 = 事業の純利益 139.7 × 13.4 + 余った現金(戻り方込み)98 = 1971 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 13.8 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI の需要は強いが、エヌビディア・ホワイトボックスに押されてシェアを少し失い、価格も下がる。成長は続くが利益率が下がる。

中立 32% 中立:優良な通信機器会社として残るが、AI の山を越えた後は成長が鈍る 利益 111 億ドル · PER 13.0 倍 · 株価時価総額 112.78 ドル1,439 億ドル

10 年後、AI 向けスイッチ・ルーターの市場は実質 496 億ドル相当(名目約 700 億ドル。業界ノートの AI 向け 1,400 億ドルから光モジュール等を除いた半分)、Arista のシェアは 14.5% に低下して売上は 101 億ドル。データセンター全般は 105 億ドル、キャンパスは 25 億ドル、ソフトと保守は 59 億ドルで、売上は 290 億ドル、10 年の年平均は +12%(物価 3.5% の上)。営業利益率は 40%(ホワイトボックスの値引き・ブロードコムとメモリの費用で今の 43% から低下)、純利益は 109 億ドル(今の 3.1 倍)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 14.6 倍の 8.5 割(12.4 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)98 億ドルを足して時価総額 1439 億ドル。

  • AI データセンター向けスイッチ・ルーター:数量 7.2(AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる))→ 売上 101 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場 496 億ドル相当(実質)× シェア 14.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データセンター全般(クラウド・企業):数量 7.5(データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 105 億ドル・営業利益 44 億ドル。市場 340 億ドル相当(実質)× シェア 22.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • キャンパス・ブランチ:数量 1.8(キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 25 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 270 億ドル相当(実質)× シェア 6.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト・保守サービス:数量 4.2(設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 59 億ドル・営業利益 33 億ドル。市場 560 億ドル相当(実質)× シェア 7.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:EOS と共同設計の切り替えの重さは強みだが、顧客 2 社への集中、エヌビディアの自社ネットワーク、ホワイトボックスが価格を取りに来る。堀は普通と見て、上限から一段下げて置く。 正当化 PER の上限は 14.6 倍(g 4.0%、RONIC 14.7%。RONIC = k 9.0% + 1/2 ×(事業の ROE 20.5% − k)。堀は普通)。その 8.5 割の 12.4 倍に置いた。g の内訳(この筋書き 4.0%):市場の実質 1.0%・価格 +3.5%(物価並み)で 4.5% 近いが、倍率に使う g は 4.0% で打ち切る。時価総額 = 事業の純利益 108.3 × 12.4 + 余った現金(戻り方込み)98 = 1439 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 13.0 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI の波が長期の成長に変わる途中で、競争がシェアと利益率を削る。ネットワーク機器の過去の姿に近い。議論の落としどころ。

やや悲観 22% やや悲観:ホワイトボックスと Nvidia に押されてシェアを失い、売上 218 億ドル 利益 78 億ドル · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 71.43 ドル911 億ドル

10 年後、AI 向けの市場は実質 400 億ドル相当(名目 560 億ドル)でも、Arista のシェアは 12% に低下して売上は 68 億ドル。メタ・マイクロソフトは自社 OS のホワイトボックスを広げ、ESUN でも出遅れて、データセンター全般は 85 億ドル、キャンパスは 18 億ドル、ソフトと保守は 47 億ドルにとどまる。売上は 218 億ドル、営業利益率は 36%、純利益は 77 億ドル(今の 2.2 倍)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 13.9 倍の 8 割(11.1 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)74 億ドルを足して時価総額 911 億ドル。シェアの低下は AI の網がエヌビディアの囲い込みと顧客の自社設計に分かれる結果で、Arista は優良な機器会社だが、価格を決める力は今ほど強くなく、時価総額は純現金 約 520 億ドルを含めて約 1,230 億ドルで今の約 5 割強。

  • AI データセンター向けスイッチ・ルーター:数量 4.8(AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる))→ 売上 68 億ドル・営業利益 22 億ドル。市場 400 億ドル相当(実質)× シェア 12.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データセンター全般(クラウド・企業):数量 6.0(データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 85 億ドル・営業利益 31 億ドル。市場 300 億ドル相当(実質)× シェア 20.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • キャンパス・ブランチ:数量 1.3(キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 18 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場 250 億ドル相当(実質)× シェア 5.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト・保守サービス:数量 3.4(設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 47 億ドル・営業利益 25 億ドル。市場 480 億ドル相当(実質)× シェア 7.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:顧客が自社 OS のホワイトボックスを広げ、シェアが落ちる筋書き。価格を決める力が今ほど強くなくなるので低めに置く。 正当化 PER の上限は 13.9 倍(g 4.0%、RONIC 13.1%。RONIC = k 9.0% + 1/2 ×(事業の ROE 17.1% − k)。堀は普通)。その 8 割の 11.1 倍に置いた。g の内訳(この筋書き 4.0%):市場の実質 +1.0%・シェアの低下・価格の伸び悩みで 4.0%。時価総額 = 事業の純利益 75.4 × 11.1 + 余った現金(戻り方込み)74 = 911 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 11.8 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI が構造的に自社設計・ホワイトボックスへ寄り、顧客 2 社の価格交渉力が強まる。10 年の構造変化としては十分ありうる。

悲観 14% 悲観:構造的に負け、もう優良ではなくなっている 利益 36 億ドル · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 26.50 ドル338 億ドル

10 年後、AI の網はエヌビディアの NVLink と Spectrum-X、顧客 2 社の自社設計とホワイトボックス(アクトン・セレスティカ)が主流になり、Arista のシェアは AI 向けで 7%、データセンター全般で 13% に落ちる。ソフトと保守は他社 OS への切り替えで縮み、キャンパスは 3% でシスコに押し戻される。売上は 123 億ドル(今の 1.4 倍、物価分を引くと実質は縮小)、営業利益率は 24% で、純利益は現金の受取利息を含めて 36 億ドル。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 12.0 倍の 7 割(8.4 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)49 億ドルを足して時価総額 338 億ドル。事業は残るが、堀は狭まっている。

  • AI データセンター向けスイッチ・ルーター:数量 2.3(AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる))→ 売上 33 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 330 億ドル相当(実質)× シェア 7.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データセンター全般(クラウド・企業):数量 3.4(データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 48 億ドル・営業利益 12 億ドル。市場 260 億ドル相当(実質)× シェア 13.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • キャンパス・ブランチ:数量 0.7(キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当))× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場 230 億ドル相当(実質)× シェア 3.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト・保守サービス:数量 2.3(設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10 とした指数))→ 売上 32 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 380 億ドル相当(実質)× シェア 6.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:エヌビディアの網と顧客の自社設計が主流になり、堀が狭まる筋書き。最も低く置く。 正当化 PER の上限は 12.0 倍(g 4.0%、RONIC 10.0%。RONIC = k 9.0% + 1/2 ×(事業の ROE 11.1% − k)。堀は普通)。その 7 割の 8.4 倍に置いた。g の内訳(この筋書き 3.5%):市場の実質が伸びず、シェアも価格も落ちる世界で 3.5%(上限の式は 4.0% で置くので、その分だけ上限は緩い)。時価総額 = 事業の純利益 34.3 × 8.4 + 余った現金(戻り方込み)49 = 338 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 9.5 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:顧客 2 社の内製化・ホワイトボックスの広がり・エヌビディアの囲い込みが重なり、Arista は一般的なネットワーク機器会社になる。10 年では 7 社に 1 社程度ありうると見て、中立より少し薄い 1 割強にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

AI データセンター向けスイッチ・ルーター

AI のバックエンド網(GPU をつなぐ)・スケールアクロス向けのイーサネットスイッチとルーター(光モジュールを除く)。

数量AI 向けスイッチ・ルーターの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当)価格物価指数(2025 年 = 10 とした指数。Gbps あたり単価の下落は実質の市場額の伸びに入れる)売上営業利益
今 2025/12 1.7 10 17 7
10 年後 中立 7.2 14 101 37

取り方:2025 年の AI 向けの実質市場を 100 億ドル、シェアを 17% と置いて約 17 億ドル(会社は 2025 年の AI 向けを約 15 億ドルと説明し、2026 年に 35 億ドル以上)。利益率は規模が大きい分野で 40% 前後と推定(全社 43%)。数量はドル建ての実質額で表し、価格は物価並みの上昇が基本(10 年 1.41 倍)。AI 向けは世代ごとに Gbps あたり単価が下がるが、帯域の増加と合わせた市場額の伸びで見るので、価格は中立に置く。

データセンター全般(クラウド・企業)

AI 以外のクラウド・企業のデータセンター網(スパイン・リーフ)、データセンター間接続、ルーティング。

数量データセンター全般の実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当)価格物価指数(2025 年 = 10 とした指数)売上営業利益
今 2025/12 4.9 10 49 20
10 年後 中立 7.5 14 105 44

取り方:Arista の見方で 2025 年のデータセンターのイーサネットスイッチ市場は約 300 億ドル。AI 向け 100 億ドルを除く 200 億ドルにシェア 24.5% で約 49 億ドル。AI のフロントエンド網もここに入る。利益率は 41% と推定。価格は物価並み。

キャンパス・ブランチ

企業の拠点網(キャンパススイッチ・無線 LAN・SD-WAN〔VeloCloud〕)。シスコ・HPE(アルバ・ジュニパー)が相手。

数量キャンパス・ブランチの実質市場(2025 年価格の億ドル)× シェア(単位は 10 億ドル相当)価格物価指数(2025 年 = 10 とした指数)売上営業利益
今 2025/12 0.8 10 8 2
10 年後 中立 1.8 14 25 6

取り方:キャンパス・ブランチの対象市場を 250 億ドル、シェア 3.2% として約 8 億ドル(会社は 2026 年に 12.5 億ドル以上、市場シェア 3〜4% を目標)。利益率は新しい分野なので 25% と推定。価格は物価並み。

ソフト・保守サービス

EOS・CloudVision の購読と保守契約。設置基盤が増えるほど積み上がる。

数量設置基盤の実質規模(直近 5 年のハード売上の累計の目安、2025 年価格の億ドル)× 年間のソフト・保守の料率価格物価指数(2025 年 = 10 とした指数)売上営業利益
今 2025/12 1.6 10 16 10
10 年後 中立 4.2 14 59 33

取り方:設置基盤を 200 億ドル、料率 8% として約 16 億ドル(全社売上の約 18%、推定)。利益率は 62% と推定。価格は物価並み(保守料は人件費とともに上がる)。

リスクと懸念

顧客 2 社への集中(マイクロソフトとメタ)

売上の 42%(クラウド・AI 事業者全体で 48%)を 2 社に頼る。どちらかが調達を絞る・ホワイトボックスへ寄せると、数割単位で売上が動く。顧客の設備投資の計画は Arista が決められず、2023 年のように調整が来る年がありうる。

エヌビディアのネットワーク囲い込み

エヌビディアはネットワーク売上が直近の四半期で前年の 2.6 倍になった。GPU と NVLink・InfiniBand・Spectrum-X をセットで売り、スケールアップ網はほぼ NVLink が押さえる。Arista は ESUN で 2027 年から参入するが、相手は非エヌビディアの AI チップに限られる。

ホワイトボックスによる価格の下落

アクトンやセレスティカが作る汎用スイッチを、メタ・マイクロソフトが自社 OS で運用する選択肢が常にある。これが価格交渉の上限になり、営業利益率 43% の維持を難しくする。利益率が 5 ポイント下がると純利益は約 1 割減る。

供給と粗利益率(メモリ・チップ・購入契約)

購入契約は 97 億ドル(前年 36 億ドル)まで膨らんだ。メモリ・ウェハー・CPU の高騰で粗利益率は 63% 前後へ下がる見通しで、需要が止まると在庫の評価損と契約の重さが出る。ブロードコムのチップへの依存も続く。

AI 設備投資の循環の山と谷

大手 5 社の設備投資が 2026〜2027 年に 1 兆ドル前後へ向かうが、投資効率が疑われると同時に止まる。2001 年の光通信(JDSU・ルーセント)や 2023 年のシスコの在庫調整のように、受注が急減する前例がある。

値段が高すぎること(倍率の縮み)

今の PER 64 倍は、成熟したネットワーク機器の幅(12〜25 倍)や、過去 12 期の Arista の中央値 47 倍も大きく超える。利益が 3 倍になっても、倍率が成熟後に戻れば、資本コストで割り引いた価値は今を下回る。

今後の分かれ目

メタかマイクロソフトが AI 向けの調達を減らす、または自社設計・ホワイトボックスへの切り替えを公表したら
10 年の悲観・やや悲観の確率を 5〜10 ポイント上げる。顧客集中がそのまま売上の減少に出る。
ESUN によるスケールアップ網で、エヌビディア以外のチップの大型案件(グーグル TPU など)を 2027 年に獲得したら
AI 向けの市場を広げる材料。楽観・やや楽観の確率を上げ、AI 向けのシェアを 1〜2 ポイント上方へ。ただし倍率は成熟後の 12〜15 倍に戻る。
粗利益率が 60% を下回り、営業利益率が 45% 台へ下がったら
メモリ・ホワイトボックスの圧力が利益率を削っている。やや悲観の確率を上げ、倍率を 1〜2 倍下げる。
2027 年の売上の伸びが 20% を下回り、受注残が減り始めたら
AI 設備投資の山を越えた合図。中立から悲観側へ確率を寄せる。10 年の悲観の確率を 5 ポイント上げる。
キャンパス・ブランチの売上が 2027 年に 20 億ドルを超えたら
シスコの本丸で首位級に近づく。キャンパスのシェアを上方へ置き、営業利益率を 1 ポイント上げる。

見ておくもの

  • AI 向け売上の目標(2026 年 35 億ドル以上)と 2027 年の見通し、受注残
  • 粗利益率・営業利益率(メモリと購入契約 97 億ドルの影響)
  • マイクロソフト・メタの売上比率(現在 42%)
  • エヌビディアのネットワーク売上と ESUN の採用状況
  • 大手 5 社の 2027 年の設備投資の計画

倍率と資本コストの決め方

今の PER・PBR や過去の倍率には寄せていない。10 年後の倍率は、利益ベースの正当化 PER = (1−g/RONIC)/(k−g)(k 9.00%、g 4.0%、RONIC = k + 残る割合 ×(事業の ROE − k)、堀は普通)の上限に対し、楽観 9.5 割・やや楽観 9 割・中立 8.5 割・やや悲観 8 割・悲観 7 割 で置いた。中立は上限 14.6 倍の 8.5 割で、事業の純利益に 12.4 倍(余った現金を足した見かけは 13.0 倍)。余った現金は戻り方 0.5 を掛けて足す。総合は今の時価総額に対し -67.4% で、割高。結論は計算の結果で、先に決めたものではない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β 1.39 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 1.0% = 9.0%。β は使わない。AI の設備投資の循環(+0.5)と、顧客 2 社への集中・エヌビディアの網の囲い込みで 10 年先の立ち位置が読みにくいこと(寿命 +0.5)を quality で見た。借金は無く、事業は傾いていないので上乗せは置かない。顧客集中の懸念は悲観側の確率(10 年 36%)でも表し、k には二重に足していない。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. Arista Networks Reports Second Quarter 2026 Financial Results
  2. Arista Networks Q2 earnings call highlights(MarketBeat)
  3. Arista Networks Q2 2026 earnings summary(Quartr)
  4. Arista Networks Form 10-Q(2026 年 3 月期)
  5. Arista rides AI past Cisco, now Nvidia looms(Fierce Network)
  6. Arista guidance after first $3 billion quarter(stock3)

分析日 2026-10-16