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F5 FFIV

アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)162.33 ドル92 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)450.1 ドル255 億ドル差 −63.9%
10 年後から見ると 割高 価値 162.33 ドル92 億ドル · 差 −63.9% · 期待の年率 −3.0%
期待の年率リターン(10 年)−3.0%資本コスト比 −11.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

F5 は、企業のアプリの前に置いて通信をさばき、守る装置とソフト(BIG-IP・NGINX・分散クラウド)の会社である。FY2025(2025 年 9 月期)の売上は 30.9 億ドルで、機器 7.1 億ドル・ソフト 8.0 億ドル・サービス(保守)15.8 億ドル。GAAP の営業利益率は 24.8%、純利益は 6.9 億ドル、純現金は約 11 億ドルで借金はほとんど無い。FY2026 は機器の更新(iSeries)が 3 割台で伸び、通期の売上見通しは +9〜10% へ上方修正された。

事業の質は高い。サービスと購読が売上の約 8 割を占め、設置済みの装置が保守料を生み続ける。ただし機器の更新は循環し、ソフトの伸びは 7〜9% にとどまり、アプリがクラウドへ移ると入口の機能は AWS・Azure の内蔵機能やクラウドフレア(Cloudflare)・アカマイ(Akamai)に取られる。一方で AI の推論の通信、ハイブリッドクラウド、API の保護は新しい需要になる。この 2 つの力を、数量(市場 × シェア)と価格で筋書きに分けた。

資本コストは基本 8.0% に quality +0.5% を足した 8.5%。中立の 10 年後は売上約 51 億ドル(年 +5.2%)、営業利益率 25%、GAAP 純利益 11.7 億ドルで、事業の ROE は 15% まで薄まる。利益ベースの正当化 PER の上限は 14.8 倍(g 4.0%・RONIC 11.9%)で、その 8.5 割の 12.6 倍を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)11 億ドルを足して時価総額は約 156 億ドル。今(251 億ドル、PER 36 倍)の 6 割ほどである。事業は 10 年後も存在し続けるが、今の値段には安全域が無い。確率で加重した本質価値は今の時価総額を約 6 割下回り、総合は「割高」になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、F5 は「10 年後も存在し、ほぼ今と同じ強さである」会社に見える。アプリの入口という役割はクラウド化・AI 化の後も必要で、設置基盤の切り替えの重さが堀になっている。純現金で借金が無く、GAAP の営業利益率は 25%、事業の ROE は 25% 前後と質は高い。ただし堀が広がるとは言い切れない。クラウド事業者の内蔵機能とクラウドフレアは、新規のアプリでは F5 の機器を買わずに済ませる選択肢を提供しており、堀は守られるが広がりにくい。

オーナー利益(GAAP 純利益 6.9 億ドル。株式報酬は費用に入っているのでそのまま使う)は、時価総額 251 億ドルの 2.8% で、10 年国債の 5% に届かない。10 年後に純利益が 1.7 倍になっても、新しく投じるお金の稼ぎは資本コストに近づき、事業の ROE は 15% まで薄まる。その前提の正当化 PER の上限は約 15 倍で、中立はその 8.5 割の約 13 倍。純現金を足して 8.5% で割り引けば、今の値段を大きく下回る。問題は事業の質でなく値段である。

資本配分は、小さな買収と自社株買いで堅実だが、PER 36 倍での買い戻しは減点。安全域は、楽観の筋書き(10 年後に純利益 16 億ドル、正当化 PER の上限 16.0 倍の 9.5 割で時価総額 255 億ドル)でも、8.5% で 10 年割り引くと今の値段に届かず、ほとんど無い。予測のしやすさは中程度で、機器の更新の山と谷、ソフトの伸びが読みにくい。

何で稼ぐ会社か

売上の約 5 割はサービス(保守と技術支援)で、機器とソフトが各 2 割台。機器は BIG-IP の専用機器と、シャーシ型の VELOS、小型の rSeries で、大手企業・金融・通信事業者のデータセンターに置かれ、アプリの通信を振り分け、暗号化を解き、WAF(アプリの防御)をかける。ソフトは同じ機能を仮想マシン・コンテナ・クラウドで使う BIG-IP VE・NGINX と、クラウドで提供する分散クラウドサービス(WAF・API 保護・ボット対策・DDoS)。2025 年 9 月に AI セキュリティの CalypsoAI を現金 1.8 億ドルで買収し、AI の推論の通信を守る機能を足した。

顧客は一度入れた装置の設定(アプリごとのルール、証明書、自動化)を積み上げるので、乗り換えには作り直しが要る。この重さが保守契約と更新を支える。売上は米州が中心で、直近は AI 用途の顧客が前年比 50% 増、AI セキュリティの顧客は 1 四半期で倍になったと会社は説明する。

事業ごとの売上の開示は機器・ソフト・サービスの 3 つだけで、市場規模とシェアの公開の数字は確認できていない。そこで開示の売上を、アプリ配信・保護の市場(機器型・ソフト型・設置基盤)× 推定シェアに逆算し、ここでは機器 28 億ドル・25%、ソフト 150 億ドル・5.35%、設置基盤 79 億ドル・保守料率 20% と置いた(いずれも推定)。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は設置基盤と切り替えの重さで、BIG-IP の設定は顧客のアプリごとに作り込まれており、置き換えには再設計と検証が要る。サービスの売上が 15.8 億ドルと安定し、GAAP の営業利益率が 2022 年の 15.5% から 2025 年の 24.8% まで戻ったのは、この基盤の上にソフトの利益が乗ったことによる。第 2 は大企業の信頼で、金融・通信・官公庁の基幹アプリの入口を担う。第 3 は NGINX など開発者に近い入口を持つことで、ハイブリッドの顧客に同じ操作で機器とソフトを使わせる。

資本効率は良い。自己資本 36 億ドルから純現金 11 億ドルを除いた事業の資本は 25 億ドル前後(のれんは買収で伸びる会社なので除かない)で、GAAP の税引き後営業利益 6.2 億ドルに対する事業の ROE は約 25%(帳簿の自己資本 ROE は 19%)。

弱点は、機器の更新が循環すること(2023 年は更新分が弱く、2026 年は更新の山で伸びが大きい)、ソフトの伸びが 7〜9% にとどまること、機器の粗利益率が部品(メモリ・ストレージ)の価格で動くこと(FY2027 の見通しは 80〜82%)、アジア太平洋の減少、そしてクラウド事業者の内蔵機能やクラウドフレアという競合が新規のアプリで標準になりやすい点。同じ領域のシスコ(営業利益率 25% 前後)と並ぶ利益率だが、アリスタ(43%)のような突き抜けた力はない。経営はフランソワ・ロコー=ドヌー(François Locoh-Donou)CEO が率いる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

対象市場は、アプリが顧客に届くまでの入口(負荷分散・TLS・WAF・API・ボット・DDoS・認証)。かつては機器が主役だったが、アプリがクラウドとオンプレミスに分かれ、コンテナと API が増え、入口の機能がソフトとクラウドサービスに移ってきた。F5 の機器は FY2025 に +31% 伸びたが、これは数年に 1 度の iSeries の更新の山で、10 年の成長の姿ではない。

競合は 4 つの形で現れる。第 1 にクラウド事業者の内蔵機能(AWS・Azure・Google のロードバランサーと WAF)で、新しいクラウドのアプリでは追加料金なしで済ませる顧客が多い。第 2 にクラウドフレアとアカマイで、CDN の上に WAF・DDoS・ボット・API 保護をまとめて売る。第 3 にシトリックス(NetScaler、Cloud Software Group)・ラドウェア・A10 ネットワークスなど同じ機器・ソフトを売る会社。第 4 にシスコ・パロアルトなどのセキュリティ大手の取り込み。

追い風は、データセンターとクラウドにまたがるハイブリッドの運用(機器とソフトを同じルールで動かす)、AI の推論の通信(トークン単位の管理・AI 向けの保護)、API の増加に伴う攻撃の増加。ここでの市場の置き方は、機器型は更新の山を過ぎて実質で横ばいから微減、ソフト型は実質で年 +6%(物価の分は価格に別に入れる)、設置基盤は実質で横ばい。業界ノートの領域(ネットワーク・光通信機器)は AI のデータセンターの帯域が主役なので、F5 のようなアプリ層には直接は当てはまらず、物差しは合わせつつ市場は別に置いた。

資本政策と M&A

資本政策は自社株買いが中心で、配当は出していない。FY2025 の自社株買いは約 5 億ドル、直近の四半期(2026 年 6 月期)は 1 億ドル。株式報酬で株が増えるぶんを引くと、正味の還元は純利益の 4〜5 割で、残りは純現金として積み上がる(今 11 億ドル、10 年の中立で約 44 億ドル)。ここでは今の純現金 11 億ドルだけを余った現金として 1 ドルで足し、先で貯まる分は数えない。

M&A は小さな買収を重ねる形で、近年は Volterra(分散クラウド、2021 年)、Shape Security(ボット対策、2020 年)、NGINX(2019 年)、そして CalypsoAI(2025 年 9 月、現金 1.8 億ドル)。大型の買収はなく、買収で価値を壊すリスクは低いが、ソフトの伸びを買収で補う傾向はある。ここでは成立済みの CalypsoAI だけを織り込み、新たな買収は置かない。

F5 自身が買われる可能性は、時価総額 250 億ドル超という大きさと、技術の重なる相手が限られる点から低い。懸念は、PER 36 倍の局面で自社株買いを続けると、利益の 36 倍の値段で買うことになり、内在価値より高く払う点。直近の買い戻しは平均で今の株価より大きく安い水準だったので、結果としては悪くないが、今の水準での買い増しは慎重に見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

F5 は AI とハイブリッドクラウドの両方の入口にいる。アプリはクラウドへ一方向に移るのではなく、データ主権・遅延・費用のために複数のクラウドとオンプレミスにまたがる形で落ち着きつつあり、そこで機器とソフトとクラウドサービスを同じ操作で使える会社は少ない。AI の推論はトークン単位の課金と攻撃への防御を必要とし、F5 の AI 用途の顧客は前年比 50% 増、AI セキュリティの顧客は 1 四半期で倍になった。FY2026 の通期見通しは +7〜8% から +9〜10% へ上がり、機器は 32% 伸び、会社は FY2027 にソフトが 2 桁成長へ戻ると言う。

サービスと購読が売上の 8 割近くを占め、設置基盤が保守料を積み上げる。GAAP の営業利益率は 2022 年の 15.5% から 25% 近くまで戻り、ソフトの比率が高まれば更に上がる。株式報酬を費用として見ても、事業の ROE は 25%、借金はなく、自社株買いと小さな買収で堅実に積み上がる。

ソフトが 10 年で 4 倍(楽観)なら、売上は 70 億ドル、純利益は 16 億ドルで、時価総額は約 255 億ドル(正当化 PER の上限の 9.5 割)。それでも今の値段を 1 割ほど上回るにとどまる。

慎重な見方

今の PER 36 倍と PBR 7 倍は、FY2026 の機器の更新の山をそのまま続く成長として織り込んでいる。実際には、機器の +31%(FY2025)・+32%(直近四半期)は数年に 1 度の更新の循環で、会社自身が「一部は循環」と認めており、ソフトは +7%、サービスは +3% にとどまる。2023 年の更新分は弱く、アジア太平洋は減少している。FY2027 の粗利益率はメモリ・ストレージの価格の不確実性で 80〜82% と下がる見通しである。

構造では、新しいアプリはクラウドで作られ、入口は AWS・Azure の内蔵機能やクラウドフレアで済む顧客が増える。F5 の機器の売上の多くは、既存の大企業の基幹アプリの更新に依存しており、これは時間とともに縮む。シトリックスやラドウェアも値引きで守りに来る。

中立の 10 年後は売上 51 億ドル、純利益 11.7 億ドルで、事業の ROE は 15% まで薄まる。正当化 PER の上限 14.8 倍の 8.5 割に純現金を足しても時価総額は約 156 億ドルで、今の 6 割ほど。8.5% で 10 年割り引けば今の値段に届かない。利益が 1.7 倍になっても、倍率が 36 倍から 13 倍ほどへ縮むからである。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の中心は AI 推論とハイブリッドの入口にいること、慎重な見方の中心は機器の更新の循環とクラウド内蔵機能・クラウドフレアへの流出、そして今の PER 36 倍が利益ベースの 13 倍ほどへ縮むこと。10 年は構造変化(クラウド内蔵・クラウドフレア)が静かに効くと見て、楽観・やや楽観を 28%、中立 34%、悲観側を 38% に置いた。結論は計算が決めており、事業の質は評価するが、値段に安全域は無い。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 260.58 ドル148 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 70.80 ドル40 億ドル)。 今の値に割り戻すと 162.33 ドル92 億ドル、今との差 −63.9%、 期待の年率 −3.0%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 449.35 ドル255 億ドル 97.66 ドル55 億ドル +21.5% +2.0% 43.76 ドル25 億ドル
やや楽観 20% 356.27 ドル202 億ドル 88.50 ドル50 億ドル −1.2% −0.1% 88.95 ドル50 億ドル
中立 34% 275.18 ドル156 億ドル 71.92 ドル41 億ドル −22.9% −2.6% 118.02 ドル67 億ドル
やや悲観 25% 192.50 ドル109 億ドル 61.88 ドル35 億ドル −43.5% −5.5% 63.60 ドル36 億ドル
悲観 13% 89.91 ドル51 億ドル 41.25 ドル23 億ドル −70.9% −11.6% 17.05 ドル10 億ドル
加重平均100% 260.58 ドル148 億ドル70.80 ドル40 億ドル −26.4% −3.0% 331.38 ドル188 億ドル

今の株価時価総額 450.08 ドル255 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:ハイブリッドクラウドと AI の入口を押さえ、売上 70 億ドル 利益 16 億ドル · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 449.35 ドル255 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)、アプリは複数のクラウドとオンプレミスにまたがり、AI 推論の通信が増え、入口でトラフィック管理・WAF・API 保護・AI ゲートウェイを担う F5 の位置づけが強まる。機器は市場 340 億ドル相当・シェア 27% で 12.9 億ドル、ソフトは市場 380 億ドル相当・シェア 6.2% で 33.2 億ドル(今の 4 倍)、サービスは 24.2 億ドル。売上は 70 億ドル(年 +8.6%)、営業利益率 26.6%、GAAP 純利益は 16 億ドル。成長は g 5%(物価 3.5%+市場の実質成長 1.2%+シェア 0.3%)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 16.0 倍の 9.5 割(15.2 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)11 億ドルを足して時価総額 255 億ドル。

  • 機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries):数量 0.9(機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場(保守は設置基盤)34 億ドル相当(実質)× シェア(料率)27.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ):数量 2.4(ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 33 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場(保守は設置基盤)380 億ドル相当(実質)× シェア(料率)6.2%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • サービス(保守・サポート・コンサル):数量 1.7(保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 24 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場(保守は設置基盤)88 億ドル相当(実質)× シェア(料率)19.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:上限に近く置いた。 正当化 PER の上限は 16.0 倍(g 4.0%、RONIC 14.3%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 20.1% − k)。堀は普通)。その 9.5 割の 15.2 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 16.0 × 15.2 + 余った現金(戻り方込み)11 = 255 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 15.7 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI 推論・API・マルチクラウドの通信が増え、F5 が分散クラウドと AI ゲートウェイで入口の位置を取る。ソフトが 4 倍になる強い筋書きなので 1 割弱。

やや楽観 20% やや楽観:ソフトの比率が高まり、売上 61 億ドル 利益 14 億ドル · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 356.27 ドル202 億ドル

10 年後、ソフトが年 +12% 前後で伸び、市場 330 億ドル相当・シェア 5.7% で 26.5 億ドル、機器は 11.1 億ドル、サービスは 23.1 億ドル。売上は 61 億ドル(年 +7%)、営業利益率 25.9%、GAAP 純利益は 13.8 億ドル。クラウド内蔵機能とクラウドフレアが入り込むが、F5 はハイブリッド環境の運用の一貫性で守る。成長は g 4.5%(物価 3.5%+市場の実質成長 0.8%+シェア 0.2%)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 15.6 倍の 9 割(14.0 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)11 億ドルを足して時価総額 202 億ドル。

  • 機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries):数量 0.8(機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 11 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場(保守は設置基盤)31 億ドル相当(実質)× シェア(料率)25.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ):数量 1.9(ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 27 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場(保守は設置基盤)330 億ドル相当(実質)× シェア(料率)5.7%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • サービス(保守・サポート・コンサル):数量 1.6(保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 23 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場(保守は設置基盤)85 億ドル相当(実質)× シェア(料率)19.3%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:上限から少し下げて置いた。 正当化 PER の上限は 15.6 倍(g 4.0%、RONIC 13.3%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 18.2% − k)。堀は普通)。その 9 割の 14.0 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 13.6 × 14.0 + 余った現金(戻り方込み)11 = 202 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 14.6 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:ソフトが年 12% 前後で伸び、機器の縮みを補う。ここまでが強気側の現実的な上限と見て 2 割。

中立 34% 中立:優良なインフラ・ソフト会社として残り、成長は物価をやや上回る程度 利益 12 億ドル · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 275.18 ドル156 億ドル

10 年後、機器は VELOS・rSeries への移行を挟みながらも市場 270 億ドル相当・シェア 24% で 9.1 億ドル(今より +30%、うち物価 41%)、ソフトは市場 280 億ドル相当・シェア 5.3%(今より 0.05 ポイント低下)で 20.9 億ドル、サービスは設置基盤が横ばいで 21.2 億ドル。売上は 51 億ドル(年 +5.2%)、営業利益率 25.1%、GAAP 純利益は 11.7 億ドル。AI 推論とマルチクラウドの追い風を、AWS・Azure の内蔵機能・クラウドフレアへのシェア流出が打ち消す。成長は g 4.0%(物価 3.5%+市場の実質成長 0.7%+シェアの低下 −0.2%、価格は物価並み)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 14.8 倍の 8.5 割(12.6 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)11 億ドルを足して時価総額 156 億ドル。

  • 機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries):数量 0.6(機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場(保守は設置基盤)27 億ドル相当(実質)× シェア(料率)24.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ):数量 1.5(ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 21 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場(保守は設置基盤)280 億ドル相当(実質)× シェア(料率)5.3%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • サービス(保守・サポート・コンサル):数量 1.5(保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 21 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場(保守は設置基盤)79 億ドル相当(実質)× シェア(料率)19.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:更新の山が過ぎた後の姿。上限から一段下げて置いた。 正当化 PER の上限は 14.8 倍(g 4.0%、RONIC 11.9%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 15.4% − k)。堀は普通)。その 8.5 割の 12.6 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 11.5 × 12.6 + 余った現金(戻り方込み)11 = 156 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 13.3 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI とマルチクラウドの追い風と、クラウド内蔵機能への置き換えがほぼ釣り合う。F5 の過去 10 年の売上の伸び(年 +5〜6%)に近い。

やや悲観 25% やや悲観:クラウド内蔵とクラウドフレアにシェアを取られ、売上 41 億ドル 利益 9 億ドル · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 192.50 ドル109 億ドル

10 年後、機器の市場は 220 億ドル相当へ縮み、シェアも 22% に下がって 6.8 億ドル。ソフトはクラウドフレア・アカマイ・クラウド事業者の標準機能に押され、市場 240 億ドル相当・シェア 4.8% で 16.2 億ドル。サービスは設置基盤の縮みで 18.3 億ドル。売上は 41 億ドル(年 +2.9%、物価分を引くと実質は縮小)、営業利益率 23.1%、GAAP 純利益は 9.2 億ドル。成長は g 3.5%(物価 3.5% に、市場の実質の縮みとシェアの低下が相殺)。成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 13.9 倍の 8 割(11.1 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)8 億ドルを足して時価総額 109 億ドル。

  • 機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries):数量 0.5(機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場(保守は設置基盤)22 億ドル相当(実質)× シェア(料率)22.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ):数量 1.2(ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 16 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場(保守は設置基盤)240 億ドル相当(実質)× シェア(料率)4.8%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • サービス(保守・サポート・コンサル):数量 1.3(保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 18 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場(保守は設置基盤)70 億ドル相当(実質)× シェア(料率)18.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:上限から下げて低めに置いた。 正当化 PER の上限は 13.9 倍(g 4.0%、RONIC 10.7%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 12.8% − k)。堀は普通)。その 8 割の 11.1 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 9.1 × 11.1 + 余った現金(戻り方込み)8 = 109 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 11.9 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:オンプレミスの機器が縮み、クラウドで動くアプリの入口は AWS・Azure の内蔵機能とクラウドフレアに取られ、シェアが下がる。構造変化として十分ありうるので、中立に次いで厚い 25%。

悲観 13% 悲観:オンプレミスが縮み、優良ではなくなる 利益 6 億ドル · PER 9.1 倍 · 株価時価総額 89.91 ドル51 億ドル

10 年後、アプリの大半がクラウドに移り、入口の機能は AWS・Azure・クラウドフレアの標準機能で足りる世界になる。機器は市場 160 億ドル相当・シェア 19% で 4.3 億ドル(利益率 11%)、ソフトは市場 190 億ドル相当・シェア 4.0% で 10.7 億ドル、サービスは設置基盤が消えて 13.4 億ドル。売上は 28 億ドル(今の 0.9 倍で、物価分を引くと実質は 3 分の 2)、営業利益率 18.5%、GAAP 純利益は受取利息を含めて 5.6 億ドル。成熟後の倍率は、g 0.0% の正当化 PER の上限 11.8 倍の 7 割(8.2 倍)を事業の純利益に掛け、余った現金(戻り方込み)6 億ドルを足して時価総額 51 億ドル。事業は残るが、堀は狭まっている。

  • 機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries):数量 0.3(機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場(保守は設置基盤)16 億ドル相当(実質)× シェア(料率)19.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ):数量 0.8(ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場(保守は設置基盤)190 億ドル相当(実質)× シェア(料率)4.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • サービス(保守・サポート・コンサル):数量 1.0(保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率)× 価格 14(物価指数(2025 年 = 10))→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場(保守は設置基盤)56 億ドル相当(実質)× シェア(料率)17.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:堀が壊れる側なので最も低く置いた。 事業の ROE 8.4% が k 8.5% 以下なので PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。その 7 割の 8.2 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 5.5 × 8.2 + 余った現金(戻り方込み)6 = 51 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 9.1 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:機器が大きく縮み、ソフトもクラウド事業者の標準機能に置き換わる。F5 は小さな保守会社になる。10 年の構造的な負けとして 13%(CSCO の 11%、ANET の 14% の間)。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

機器(BIG-IP iSeries・VELOS・rSeries)

オンプレミス・データセンターに置く負荷分散・アプリ保護の専用機器(BIG-IP の機器、VELOS シャーシ、rSeries)。FY2025 は iSeries の更新で +31%。

数量機器型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア価格物価指数(2025 年 = 10)売上営業利益
今 2025/12 0.7 10 7 1
10 年後 中立 0.6 14 9 2

取り方:FY2025(2025 年 9 月期)の機器売上 7.06 億ドル(開示)。機器型の市場を約 28 億ドル(推定)、F5 のシェアを 25.2% と置いて逆算した推定。利益率は粗利益率が低い機器なので約 20%(GAAP、株式報酬を費用に含む)。公開の市場規模・シェアの数字は確認できていないので、市場とシェアの内訳は推定。価格は物価並み。

ソフト(BIG-IP VE・NGINX・分散クラウド・WAF/API/ボット対策・AI ゲートウェイ)

ソフトの負荷分散・アプリ保護(WAF・API・ボット・DDoS)と、クラウドで提供する分散クラウドサービス、NGINX、AI セキュリティ(CalypsoAI)。サブスクリプションが中心。

数量ソフト型のアプリ配信・保護市場の実質額(2025 年価格、10 億ドル)× F5 のシェア価格物価指数(2025 年 = 10)売上営業利益
今 2025/12 0.8 10 8 1
10 年後 中立 1.5 14 21 4

取り方:FY2025 のソフト売上 8.03 億ドル(開示、+9%)。市場を約 150 億ドル(推定。ソフト ADC・WAF/WAAP・API・ボット・DDoS・AI 保護を含む)、シェアを 5.35% と置いて逆算した推定。利益率は成長投資と買収した技術の償却で約 16%(GAAP)。価格は物価並み。

サービス(保守・サポート・コンサル)

設置済みの機器・ソフトに付く保守契約と技術支援。設置基盤が積み上がる限り安定して入る。FY2025 は +2%。

数量保守対象の設置基盤(実質億ドル相当)× 保守料率価格物価指数(2025 年 = 10)売上営業利益
今 2025/12 1.6 10 16 5
10 年後 中立 1.5 14 21 7

取り方:FY2025 のサービス売上 15.8 億ドル(開示)。保守対象の設置基盤を 79 億ドル相当(過去の機器・永久ライセンスの累計の推定)、料率 20% で逆算。利益率は約 32%(GAAP、推定)。価格は保守料なので人件費とともに物価並みに上がる。

リスクと懸念

機器の更新の循環(FY2026 の山の反動)

機器の売上は FY2025 に +31%、直近の四半期に +32% と、数年に 1 度の iSeries の更新で膨らんでいる。会社も一部は循環と認める。山が過ぎれば機器は減り、2023 年のように更新分が弱い年が来る。FY2026 の増収を恒常の成長として見ると過大になる。

クラウド事業者の内蔵機能とクラウドフレアへの置き換え

新しいアプリはクラウドで作られ、入口の負荷分散・WAF・DDoS は AWS・Azure・Google の標準機能やクラウドフレア・アカマイで済む顧客が増える。F5 のシェアが年 0.1〜0.2 ポイントずつ下がるだけでも、10 年で売上が 1〜2 割動く。

ソフトの伸びが 7% 前後にとどまる

ソフトの伸びは直近 7〜9% で、2023 年の更新分が弱かったことが響いている。会社は FY2027 に 2 桁へ戻ると言うが、確かではない。ソフトの比率が上がらないと利益率の改善(機器の粗利益率の低下の相殺)が進まない。

部品価格と機器の粗利益率

メモリ・ストレージの価格の不確実性で、FY2027 の粗利益率の見通しは 80〜82%(FY2026 の 82% 台から下限が下がる)。機器の利益率が 10% 台へ落ちると、全社の営業利益率が 1〜2 ポイント下がる。

AI での置き換えと競合の取り込み

AI の推論の通信管理・AI セキュリティは F5 の成長の説明の柱だが、同じ領域にクラウド事業者・クラウドフレア・セキュリティ大手が入っている。F5 の AI 向け売上は開示が少なく、規模は確認できていない。期待が先行するリスクがある。

値段が高いこと(倍率の縮み)

今の GAAP の PER 36 倍・PBR 7 倍は、過去の PER の中央値 27 倍、利益ベースの正当化 PER(14〜16 倍)を大きく上回る。利益が 1.7 倍になっても倍率が戻れば、割り引いた価値は今を下回る。調整後の EPS に基づく『予想 PER』は株式報酬と償却を足し戻した値で安く見えるので使わない。

今後の分かれ目

FY2027 のソフトの売上が 2 桁成長(+10% 以上)に戻り、更新の弱かった 2023 年の分を越えたら
ソフトのシェアが守られている合図。10 年のやや楽観の確率を上げ、ソフトの利益率の改善を厚く置く。
機器の売上が FY2027 に 2 桁で減り、iSeries の更新の山が過ぎたと確認されたら
中立の機器の置き方(実質で微減)を確かめる材料。
FY2027 の粗利益率が 80% を下回ったら
部品価格が機器の利益率を削っている。機器の利益率を 2 ポイント下げ、倍率を 1 倍下げる。
AI 用途の売上(AI セキュリティ・推論の通信管理)の規模が開示され、年 1 億ドルを超えたら
AI の筋書きに数字の裏付けが付く。楽観・やや楽観の確率を上げ、ソフトのシェアを 0.1〜0.2 ポイント上方へ。
大手企業の基幹アプリがクラウドへ移り、BIG-IP の更新をやめる動きが広がったら
10 年の悲観・やや悲観の確率を 5〜10 ポイント上げる。機器と保守の縮みがそのまま売上に出る。

見ておくもの

  • 機器・ソフト・サービスの四半期の伸び(特にソフトの 2 桁への回復)
  • 粗利益率(GAAP 80〜82% の見通しと機器の利益率)
  • AI 用途・AI セキュリティの顧客数と売上の開示
  • アジア太平洋の売上と、新規の大型顧客の獲得
  • 自社株買いの額・価格と純現金の推移

倍率と資本コストの決め方

今の PER・PBR や過去の倍率には寄せていない。10 年後の倍率は、利益ベースの正当化 PER = (1−g/RONIC)/(k−g)(k 8.50%、g 4.0%、RONIC = k + 残る割合 ×(事業の ROE − k)、堀は普通)の上限に対し、楽観 9.5 割・やや楽観 9 割・中立 8.5 割・やや悲観 8 割・悲観 7 割 で置いた。中立は上限 14.8 倍の 8.5 割で、事業の純利益に 12.6 倍(余った現金を足した見かけは 13.3 倍)。余った現金は戻り方 1.0 を掛けて足す。純利益は GAAP(株式報酬は費用)で、調整後 EPS の『予想 PER』は使っていない。総合は今の時価総額に対し -63.3% で、割高。結論は計算の結果で、先に決めたものではない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β 1.02 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.5% = 8.5%。β は使わない。機器の需要がクラウド内蔵機能とクラウドフレアに削られる流れ(寿命 +0.5)を quality で見た。純現金で借金は無く、事業は傾いていないので extra は置かない。更新の循環やシェア流出は筋書きと悲観側の確率(10 年 38%)で表し、k には二重に足していない。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. F5 FY2025 第 4 四半期の決算発表(8-K)
  2. F5 FY2025 Form 10-K
  3. F5 FY2026 第 3 四半期の決算発表(8-K)
  4. F5 Q3 2026 決算説明会のまとめ(GuruFocus)
  5. F5 の時価総額(Robinhood)
  6. F5 の Volterra 買収(GeekWire・2021 年 1 月、最大 5 億ドル)
  7. F5 が 3 社(NGINX・Shape・Volterra)に約 22 億ドル(TechCrunch)
  8. F5 の CalypsoAI 買収 1.8 億ドル(SiliconANGLE・2025-09-11)

分析日 2026-10-16