株譜
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TE コネクティビティ TEL

自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)153.37 ドル459 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)208.4 ドル623 億ドル差 −26.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 153.37 ドル459 億ドル · 差 −26.4% · 期待の年率 +3.8%
期待の年率リターン(10 年)+3.8%資本コスト比 −4.7 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

TE コネクティビティ(TE Connectivity)は、自動車・商用車・産業機器・データセンター・送電網・航空宇宙・医療に使われるコネクタ、センサー、ケーブル、リレーを作る世界最大級の接続部品の会社である。2025 年 9 月期の売上は 172.6 億ドル、GAAP の営業利益 32.1 億ドル(18.6%)、GAAP の純利益は 18.4 億ドルだが、このうち 6.2 億ドルはスイス子会社の税額控除に係る繰延税金資産の評価引当金という税の一時的な費用なので、除いた約 24.6 億ドルを実力の利益として扱った(株式報酬は費用に入れた GAAP)。2026 年 9 月期は売上が約 +15%(約 199 億ドル)、第 3 四半期の受注は過去最高の 57 億ドルで、産業のデータ通信とエネルギーが全体を引っぱっている。

堀は、自動車や産業機器の設計に入り込んだ部品の切り替えの費用と、世界の工場網・材料の技術にある。ただし売上の 4 割強は自動車の生産に結びつき、2009 年に売上が 31% 減り営業利益率が 7.5% まで落ちた、景気循環を受ける事業でもある。そのため確率の上でも悲観の深さでも自動車の循環を明示的に置いた。

数量 × 価格で 5 つの事業を積み上げ、中立の 10 年後は売上 358 億ドル(今の 2.1 倍)、営業利益率 20.0%、純利益 52 億ドル、利益ベースの PER 13.6 倍(正当化 PER の上限 16.0 倍の 8.5 割)で時価総額 約 708 億ドル。資本コスト 8.5%(基本 8.0% に自動車の循環 +0.5%)で割り引いた確率加重の本質価値は今の時価総額(636 億ドル)を 28% ほど下回り、総合は「やや割高」。事業は 10 年後も存在して強いが、AI の追い風と好調な利益率が続く前提がすでに値段に入っている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、TE は「10 年後も存在し、今より強いか同じ」可能性が高い会社である。自動車や産業機器の設計に入り込んだ部品は、切り替えの費用が高く、顧客も多いので、1 社の失敗で事業が傾くことはない。ただし堀の深さは、規制や標準に守られた事業より浅く、OEM の値下げ要求と競合(アンフェノール・ヤザキ・アプティブ)に常に晒されるので、価格を決める力は強くない。

オーナー利益(利益から再投資と株式報酬を引いたもの)は、FCF 32.1 億ドルから株式報酬 1.5 億ドルを引いた約 30.6 億ドルで、時価総額 636 億ドルへの利回りは約 4.8%、10 年国債 5% と同じ水準。純利益(税の一時費用を戻した GAAP)は 24.6 億ドルなので、FCF との差(約 6 億ドル)は主に買収の無形資産の償却で、現金は出ていない。利益が毎年 6% 台で伸びて初めて、長期の利回りが国債を上回る。

資本配分は、配当と自社株買いを続ける一方、買収が多く、2009 年に大きなのれんを減損した過去がある。予測のしやすさは中程度で、自動車は生産の循環、データ通信は AI の設備投資の循環に依存する。安全域は、中立の 10 年後(時価総額 708 億ドル、配当と自社株買いの合計 274 億ドル)で今の約 1.1 倍・年約 1.1% の価値増加に還元を足して年約 5%、資本コスト 8.5% に届かず、割り引くと今の値段の 7 割強になる。悲観の筋書きでは今の 2〜3 割まで下がりうるので、割安な買い場とは言えない。

何で稼ぐ会社か

売上の柱は 2 つの区分である。輸送(2025 年 9 月期の売上 93.9 億ドル)は、自動車(約 70 億ドル)・商用車(約 14.5)・センサー(約 9)で、乗用車の車内配線のコネクタ・端子・リレー・高電圧部品、トラックやバスの配線、圧力・温度・位置のセンサーを作る。世界のほとんどの自動車メーカー(OEM)が顧客で、車の設計の段階から入り、車種の寿命の間は替わりにくい。産業(78.7 億ドル)は、データ通信(約 22。AI サーバーのラック内の高速コネクタ・銅配線・電源)、オートメーション・コネクテッドリビング(約 21。工場の自動化機器・家電・ビル)、航空宇宙・防衛・海洋(約 15)、エネルギー(約 13.5。電力会社向けの送電・配電の接続部品、2025 年 4 月に約 23 億ドルで買った Richards Manufacturing の地中配電設備を含む)、医療(約 7)からなる。

2025 年は産業が +24% で全体を伸ばし、輸送は −1%(センサー −7.6%・商用車 −2.1%、自動車はほぼ横ばい)だった。2026 年 9 月期は売上が約 +15% の見通しで、9 か月の実績ではデータ通信 +49%、エネルギー +56%(買収分を含む)、輸送は自動車 +5.5%・商用車 +20%・センサー +0.7%。第 3 四半期の調整後の営業利益率は輸送 21.0%・産業 22.8% である。

開示は事業ごとの増減額と増減率なので、本稿の 5 つの事業(自動車・商用車とセンサー・データ通信・エネルギー・産業その他)の金額は 2024 年からの逆算の推定である。事業ごとの利益率は、輸送 19.4%・産業 17.7%(GAAP。買収の償却を含む)の開示から、成長の速い事業ほど高いと置いて配分した推定で、全社の合計は開示と一致させた(本社費の調整はなし)。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は設計に入り込んだ部品の切り替えの費用で、自動車は車種ごとの配線設計に入り、航空宇宙・医療・産業機器は認証と試験に時間がかかるので、一度採用されれば数年から車種の寿命の間は替わりにくい。第 2 は幅広い品揃えと世界の工場網・金属加工と材料(銅・金のめっき)の技術で、顧客は 1 社でまとめて調達でき、金属相場の変動も契約で価格に転嫁する仕組みを持つ。第 3 は規模で、世界のコネクタの上位は TE・アンフェノール・ヤザキ・住友電装・アプティブで、自動車コネクタの上位 5 社で 55〜65%(調査会社の推計)を占める。

資本効率は、税の一時費用を戻した帳簿の ROE が約 19.5%、税引き後営業利益 ÷(自己資本+純負債)の ROIC が約 14% で、優良だが突出ではない(のれんを含む資本で測るので、買収が多い分だけ低く出る)。営業利益率は 2010〜2012 年の 13% 前後から 2025 年の 19.3%(kabufu 台帳)まで、生産の自動化と産業・データ通信のミックスの改善で上がってきた。

弱点は、自動車の生産に連動する景気循環(2009 年は売上 −31%・営業利益率 7.5%、2013 年は売上 −14%、2020 年は売上 −9%)、OEM の毎年の値下げ要求、銅・金の価格の変動と転嫁の時差、成長を買収に頼る面(2025 年は約 26 億ドル、2026 年のアストロダインで約 14 億ドル)、2024〜25 年のようにスイスの税額控除をめぐる評価引当金で純利益が大きく振れる点。経営は資本配分(配当と自社株買いと買収の併用)が一貫している。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

自動車向けは、世界の生産が横ばいから微減(会社の見方。北米は弱く、中国は輸出で下支え)の中で、電動化・運転支援(ADAS)・ゾーン型の配線によって 1 台あたりのコネクタ・電装部品の金額(コンテンツ)が生産より 4〜6 ポイント速く伸びる、というのが会社の説明である。競合はアプティブ(Aptiv)・ヤザキ(Yazaki)・住友電装(Sumitomo)・アンフェノール(Amphenol)・モレックス(Molex)に加えて中国の現地メーカーで、OEM は毎年のように値下げを求める。一方で、ゾーン型の配線は端子の数を減らす方向にも働く。自動車は景気循環の事業で、リーマン期は TE の売上が 31% 減った。

データ通信は AI サーバーのラック内の高速配線で、2025 年に +73%、2026 年 9 月期の 9 か月でも +49%(第 3 四半期 +34%)、受注は年初来 +70% 超。AI の売上は電力系が約 3 分の 1、データ接続が約 3 分の 2 で、会社は 2027 年度に 30 億ドルとしていた目標を前倒しで超える見込み。競合は同じ市場で約 3 割のシェアを持つアンフェノール、モレックス、ルクスシェア(Luxshare)、アクティブ銅ケーブルのクレド(Credo)など。ラック内は当面銅だが、2028 年以降に光(CPO)の採用が進むとの見方があり、銅配線の量は増えても 1 社あたりの取り分は設計次第で動く。

エネルギーは電力会社の送電網の更新(需要の約 3 分の 2)とデータセンターの電源・建物(約 2 割)が柱で、2026・2027 年度とも 10% 台半ばの成長が会社の見方。産業その他は航空宇宙・防衛が +10% 台で強く、医療は在庫調整中。全体として、2026 年の第 3 四半期は受注が前年比 +27%(book-to-bill 1.1)で、需要の山の高さが利益率の高さにもなっている。銅は米国で半製品に 50% の関税がかかり、価格は金属の転嫁条項で追いかけるが時差が出る。

資本政策と M&A

資本政策は、配当(2025 年 9 月期 8.0 億ドル、毎年増額。FCF の約 3 分の 1 を配当に回す方針)、自社株買い(2025 年 13.5 億ドル、2026 年は 9 か月で同額。2026 年 3 月に 830 万株を消却)、買収の 3 本立てである。FCF(2025 年 32.1 億ドル)は税の一時費用を戻した純利益(約 24.6 億ドル)を大きく上回る(買収の無形資産の償却の分だけ)。純負債は 49 億ドル(時価総額の 8%)で、財務に無理はない。株式報酬は 2025 年 1.5 億ドル。

買収は、2025 年 4 月に送電網向けの Richards Manufacturing(約 23 億ドル・年間売上 約 4 億ドル)を現金で買い、RAM Photonics で光ファイバーの接続技術を取り込み(売上は 2028 年以降)、2026 年内の完了を見込むアストロダイン TDI(電源・フィルター、年間売上 2.5 億ドル超)を約 14 億ドルで買う合意をした。アストロダインは未成立なので筋書きには入れていない。買収の価格は売上の約 5〜6 倍と高く、のれんの減損リスクと、株式報酬による株の増加(自社株買いで相殺)を見ておく必要がある。

2009 年は買収で膨らんだのれんの減損などで 33 億ドルの純損失を出した経験がある。本稿の payout_oku は配当+自社株買い−株式報酬で、資本(自己資本)は売上に比例して増えるとして、その増加分を純利益から引いた。将来の買収は価値中立として売上・利益には足していない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

受注は過去最高の 57 億ドル(前年比 +27%、両区分で 10 億ドル超の増加)、book-to-bill は 1.1 で、2026 年 9 月期の売上は +15%(約 199 億ドル)と会社が上げ続けている。データ通信は AI の売上が前倒しで 30 億ドルを超え、受注は年初来 +70% 超。ラックの中の電源・銅配線・光の接続は、AI のモデルが大きくなるほど 1 台あたりの金額が増える。エネルギーは送電網の更新とデータセンターの電源で 10% 台半ばの成長が 2027 年度まで続く。

自動車でも、世界の生産が横ばいでも電動化・運転支援・ゾーン型の配線でコンテンツが生産より 4〜6 ポイント伸びる。TE は上位 5 社の筆頭で、設計に入り込んだ部品は切り替えが難しい。増分の営業利益率は会社の目標で 30%、2026 年 9 月期の GAAP の営業利益率は約 19.9% と過去最高で、AI・エネルギーのミックスが上がるほど利益率はさらに上がる。

競合との比較でも位置は強い。アンフェノールが AI で売上を 5 割以上伸ばすほど市場が大きく、TE は同じ市場の約 1 割のシェアから 12% 超を取りにいける。Richards とアストロダインで電力側の取り分も広げる。FCF は 2025 年に 32 億ドルあり、純負債 49 億ドルは軽く、配当と自社株買いを毎年続けながら成長に投資できる。

慎重な見方

売上の 4 割強は自動車で、2009 年には売上が 31% 減って営業利益率は 7.5% まで落ち、2013 年も −14% だった。今の GAAP の営業利益率 19% 台は 20 年で最高で、これが続くと置くのは危うい。2026 年の +15% には Richards の買収(約 3 億ドル)と、AI の発注の前倒し、金属価格の上昇の転嫁が入っており、自動車の本体は +5%・センサーは横ばいにとどまる。北米の自動車は弱く、中国は輸出頼みで生産が減っている。

データ通信は AI の設備投資に集中していて、ハイパースケーラー数社の発注が止まれば 1 年で半分になる(2001 年の通信機器の例)。ラック内の配線は当面銅だが、光(CPO)に移れば銅コネクタの量は減り、アンフェノールが約 3 割のシェアでより先を行く。自動車ではゾーン型の配線が端子の数を減らし、中国の現地メーカーが OEM の値下げを背景にシェアを取る。

値段は GAAP の純利益(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドル)の約 26 倍、2026 年 9 月期でも 20 倍で、10 年国債 5% に対し FCF の利回りは約 4.8%。調整後 EPS は 2026 年から買収の償却を除いた値に変わり、GAAP との差が広がっている(第 3 四半期の GAAP の営業利益率 19.0% に対し調整後 21.9%)。アストロダインのように売上の約 5〜6 倍の買収を続けることも価値を削る。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の中心は、受注と見通しの上方修正、AI とエネルギーの成長、自動車のコンテンツ増である。慎重な見方の中心は、自動車の景気循環、AI の発注の集中と光への置き換え、利益率が過去最高の水準にあることである。10 年は、構造的に席を失う筋書き(やや悲観・悲観)を合わせて 35% に置いた。事業の質は高く、2009 年以降に構造的に落ちたことはないが、利益率が高い今の水準が続く前提と AI の追い風がすでに値段に入っており、確率で加重した本質価値は今の時価総額の約 28% 下になる。総合は「やや割高」で、安全域はない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 211.41 ドル632 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 90.02 ドル269 億ドル)。 今の値に割り戻すと 153.37 ドル459 億ドル、今との差 −26.4%、 期待の年率 +3.8%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 9% 362.34 ドル1,083 億ドル 99.00 ドル296 億ドル +121.4% +8.3% 41.52 ドル124 億ドル
やや楽観 22% 280.33 ドル838 億ドル 93.98 ドル281 億ドル +79.6% +6.0% 82.35 ドル246 億ドル
中立 34% 236.79 ドル708 億ドル 91.64 ドル274 億ドル +57.6% +4.7% 111.67 ドル334 億ドル
やや悲観 22% 132.37 ドル396 億ドル 86.62 ドル259 億ドル +5.1% +0.5% 48.18 ドル144 億ドル
悲観 13% 57.63 ドル172 億ドル 78.60 ドル235 億ドル −34.6% −4.2% 17.71 ドル53 億ドル
加重平均100% 211.41 ドル632 億ドル90.02 ドル269 億ドル +44.6% +3.8% 301.42 ドル901 億ドル

今の株価時価総額 208.42 ドル623 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 9% AI とエネルギーが 10 年続き、堀も広がって売上 448 億ドル 利益 73 億ドル · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 362.34 ドル1,083 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)の売上は 447.5 億ドル(今の 2.59 倍・年平均 +10.0%)、営業利益は 100.0 億ドル(利益率 22.3%)、GAAP の純利益は 72.9 億ドル(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドルの 2.96 倍)。

内訳(億ドル):自動車 130.1・商用車・センサー 47.3・データ通信 113.6・エネルギー 57.1・産業その他 99.4。

AI のラックが 1 台あたりの銅配線・電源・光の接続部品の金額を増やし続け、データ通信の市場は実質 3.1 倍、TE のシェアは 13.0% に上がる(光ファイバーの接続(RAM Photonics の技術)が 2028 年以降に売上を足す)。エネルギーは送電網の更新とデータセンターの電力で実質 2.0 倍、自動車は電動化の高電圧部品とゾーン型の配線でコンテンツが市場より速く伸びてシェアも上がり、堀(設計に入り込んだ切り替えの費用)が広がる。増分の営業利益率は約 25%(会社の目標 30% には届かない)、利益率は 22.3% まで上がる。会社の長期目標(成長 6〜8%)を上回る強気の端。 成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 16.5 倍の 9 割(14.9 倍)を事業の純利益に掛けて時価総額 1,083 億ドル。

  • 自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品):数量 10.2(自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い))→ 売上 130 億ドル・営業利益 29 億ドル。市場 462 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 22.0%、価格指数 1.28(2025 年 = 1.00)
  • 商用車・センサー:数量 3.4(商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 47 億ドル・営業利益 11 億ドル。市場 243 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.8%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データ通信(AI サーバー・データセンター):数量 8.1(AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い))→ 売上 114 億ドル・営業利益 27 億ドル。市場 620 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • エネルギー(送電網・配電・電源):数量 4.1(電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 57 億ドル・営業利益 13 億ドル。市場 300 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • 産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療):数量 7.1(産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 99 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場 1,500 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 4.7%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:買収でも伸びるので、のれんは除かない)。上限から少し下げて置いた。 正当化 PER の上限は 16.5 倍(g 4.0%、RONIC 15.6%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 22.6% − k)。堀は普通)。その 9 割の 14.9 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 72.9 × 14.9 = 1083 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI の設備投資が長く続き、送電網の更新も続き、自動車でも市場より 4〜6 ポイント上の伸びが 10 年保たれる姿。会社の長期目標(6〜8% の成長)を超えるので 9%。

やや楽観 22% データ通信とエネルギーが想定を上回り、売上 401 億ドル 利益 61 億ドル · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 280.33 ドル838 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)の売上は 400.7 億ドル(今の 2.32 倍・年平均 +8.8%)、営業利益は 83.7 億ドル(利益率 20.9%)、GAAP の純利益は 60.8 億ドル(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドルの 2.47 倍)。

内訳(億ドル):自動車 122.3・商用車・センサー 43.5・データ通信 92.9・エネルギー 50.9・産業その他 91.1。

データ通信が実質 2.7 倍、エネルギーが 1.85 倍で想定を上回り、自動車は市場より 4〜6 ポイント上の伸びを保って実質 1.34 倍、シェアは 21.6% に微増。産業その他(航空宇宙・防衛・オートメーション)も年 +4% 台。売上の成長は年 +8.8% と会社の目標(6〜8%)の上、利益率は 20.9%。TE は 2025 年末の Investor Day で示した 6〜8% の成長を上回って続けたことになる。 成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 16.2 倍の 8.5 割(13.8 倍)を事業の純利益に掛けて時価総額 838 億ドル。

  • 自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品):数量 9.6(自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い))→ 売上 122 億ドル・営業利益 25 億ドル。市場 442 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 21.6%、価格指数 1.28(2025 年 = 1.00)
  • 商用車・センサー:数量 3.1(商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 44 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 230 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.4%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データ通信(AI サーバー・データセンター):数量 6.6(AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い))→ 売上 93 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場 540 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 12.2%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • エネルギー(送電網・配電・電源):数量 3.6(電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 51 億ドル・営業利益 10 億ドル。市場 278 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.0%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • 産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療):数量 6.5(産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 91 億ドル・営業利益 18 億ドル。市場 1,420 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 4.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:買収でも伸びるので、のれんは除かない)。会社の長期目標を上回る伸びだが、設計に入り込んだ部品の堀は普通の強さ。上限から一段下げて置いた。 正当化 PER の上限は 16.2 倍(g 4.0%、RONIC 14.8%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 21.1% − k)。堀は普通)。その 8.5 割の 13.8 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 60.8 × 13.8 = 838 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:会社の長期目標(6〜8%)の上のほうで、AI とエネルギーが想定を上回り、利益率が 20% を超えて保たれる姿。22%。

中立 34% 中立:自動車は物価並み、AI とエネルギーが支えて売上 358 億ドル 利益 52 億ドル · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 236.79 ドル708 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)の売上は 358.5 億ドル(今の 2.08 倍・年平均 +7.6%)、営業利益は 71.6 億ドル(利益率 20.0%)、GAAP の純利益は 52.0 億ドル(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドルの 2.11 倍)。

内訳(億ドル):自動車 115.2・商用車・センサー 40.6・データ通信 74.6・エネルギー 45.0・産業その他 83.1。

データ通信は 2028 年から市場の実質の伸びが年 +4〜5% に落ち、10 年の累計で実質 2.3 倍・シェア 11.5%(アンフェノール・モレックスと 3 社で分け合う)、エネルギーは実質 1.7 倍(送電網の更新が長く続く)、自動車は生産が横ばいでコンテンツだけ実質 年 +2.5%、シェア 21.3% を維持し、価格は OEM の値下げ要求で物価より低い年 +2.5%(10 年 1.28 倍)。産業その他は実質 1.34 倍。年平均成長は +7.6%、利益率は 20.0%(2025 年 9 月期の 18.6%・2026 年 9 月期の約 19.9% に、AI・エネルギーの混合比の上昇による上積みと原価・金属の転嫁の差し引きを足す)。会社の成長目標 6〜8% の中に収まる、競合に負けない筋書き。 成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 16.0 倍の 8.5 割(13.6 倍)を事業の純利益に掛けて時価総額 708 億ドル。

  • 自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品):数量 9.0(自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い))→ 売上 115 億ドル・営業利益 23 億ドル。市場 422 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 21.3%、価格指数 1.28(2025 年 = 1.00)
  • 商用車・センサー:数量 2.9(商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 41 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 220 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 13.1%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • データ通信(AI サーバー・データセンター):数量 5.3(AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い))→ 売上 75 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 460 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 11.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • エネルギー(送電網・配電・電源):数量 3.2(電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 45 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 255 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 12.5%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)
  • 産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療):数量 5.9(産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 14(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 83 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 1,340 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 4.4%、価格指数 1.41(2025 年 = 1.00)

倍率:買収でも伸びるので、のれんは除かない)。自動車と産業の設計に入り込んだ部品で堀はあるが、競合(アンフェノール・ルクスシェア)との価格競争と景気循環が残る。上限から一段下げて置いた。 正当化 PER の上限は 16.0 倍(g 4.0%、RONIC 14.3%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 20.2% − k)。堀は普通)。その 8.5 割の 13.6 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 52.0 × 13.6 = 708 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:売上 年 +7.6%(成長の目標 6〜8% の中)、営業利益率 20%(今年の 19.9% 並み)。最も確からしい。34%。

やや悲観 22% 光への置き換えと自動車の値下げで、売上 265 億ドル・利益率は 17.8% 利益 34 億ドル · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 132.37 ドル396 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)の売上は 264.6 億ドル(今の 1.53 倍・年平均 +4.4%)、営業利益は 47.1 億ドル(利益率 17.8%)、GAAP の純利益は 34.1 億ドル(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドルの 1.39 倍)。

内訳(億ドル):自動車 90.0・商用車・センサー 32.1・データ通信 46.8・エネルギー 31.9・産業その他 63.8。

ラックの中の配線が銅から光へ移り(エヌビディア(NVIDIA)のラックの設計変更や CPO の採用)、データ通信の市場は実質 1.8 倍にとどまり、TE のシェアは 10.0% へ下がり、価格競争で価格は物価より低い 1.30 倍。自動車は中国の現地メーカーが広がり、OEM の値下げ要求で価格も物価に負け(10 年 1.20 倍)、シェアは 20.3% に下がる。景気後退が 1 度入り、利益率は 17.8% で今より 2 ポイント低い。売上は年 +4.4%。事業は存続するが成長は物価並みで、倍率も縮む。 成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 15.5 倍の 7.5 割(11.6 倍)を事業の純利益に掛けて時価総額 396 億ドル。

  • 自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品):数量 7.5(自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 12(価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い))→ 売上 90 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 370 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 20.3%、価格指数 1.20(2025 年 = 1.00)
  • 商用車・センサー:数量 2.4(商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 32 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 194 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 12.5%、価格指数 1.32(2025 年 = 1.00)
  • データ通信(AI サーバー・データセンター):数量 3.6(AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い))→ 売上 47 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 360 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 10.0%、価格指数 1.30(2025 年 = 1.00)
  • エネルギー(送電網・配電・電源):数量 2.4(電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 32 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 210 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 11.5%、価格指数 1.32(2025 年 = 1.00)
  • 産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療):数量 4.8(産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 13(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 64 億ドル・営業利益 11 億ドル。市場 1,150 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 4.2%、価格指数 1.32(2025 年 = 1.00)

倍率:買収でも伸びるので、のれんは除かない)。価格競争と景気後退で利益の質が落ちる筋書き。堀が壊れる側なので最も低く置いた。 正当化 PER の上限は 15.5 倍(g 4.0%、RONIC 13.2%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 17.9% − k)。堀は普通)。その 7.5 割の 11.6 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 34.1 × 11.6 = 396 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:ラック内の銅配線が光(CPO・光ファイバー)に置き換わってデータ通信が想定の半分の伸びにとどまり、自動車では中国の現地メーカーと OEM の値下げ要求で価格が物価に負ける。10 年のうち 1 度は景気後退も来る。22%。

悲観 13% 構造的に負ける:自動車と AI の両方で席を失い、売上は 10 年横ばいの 170 億ドル 利益 17 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 57.63 ドル172 億ドル

10 年後(2035 年 9 月期)の売上は 170.1 億ドル(今の 0.99 倍・年平均 -0.1%)、営業利益は 23.9 億ドル(利益率 14.1%)、GAAP の純利益は 17.3 億ドル(税の一時費用を戻した 2025 年の 24.6 億ドルの 0.70 倍)。

内訳(億ドル):自動車 60.3・商用車・センサー 22.4・データ通信 22.1・エネルギー 20.8・産業その他 44.5。

ラックの銅配線を光(CPO・光ファイバー)と競合(アンフェノール・ルクスシェア・クレド(Credo))に奪われ、データ通信のシェアは 8.0% に下がり(市場は実質 1.2 倍)、自動車はゾーン型の配線でコネクタの数が減ったうえ、中国の現地メーカーと OEM の値下げ要求でシェア 17.5%・価格 1.10 倍(10 年)にとどまる。利益率は 14.0%(2009 年の 7.5% までは落ちない)。売上は 10 年ほぼ横ばいで、もう優良ではなく、景気循環の部品会社として扱われる。2009 年の売上 31% 減・営業利益率 7.5% の再来ではなく、構造的に席を失う筋書き。 成熟後の倍率は、g 4.0% の正当化 PER の上限 14.2 倍の 7 割(10.0 倍)を事業の純利益に掛けて時価総額 172 億ドル。

  • 自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品):数量 5.5(自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 11(価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い))→ 売上 60 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 314 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 17.5%、価格指数 1.10(2025 年 = 1.00)
  • 商用車・センサー:数量 1.9(商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 12(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 22 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 162 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 11.5%、価格指数 1.20(2025 年 = 1.00)
  • データ通信(AI サーバー・データセンター):数量 1.9(AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 12(価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い))→ 売上 22 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 240 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 8.0%、価格指数 1.15(2025 年 = 1.00)
  • エネルギー(送電網・配電・電源):数量 1.7(電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 12(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 21 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 165 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 10.5%、価格指数 1.20(2025 年 = 1.00)
  • 産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療):数量 3.7(産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア)× 価格 12(価格指数(2025 年 = 10。物価並み))→ 売上 45 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 950 億ドル相当(実質・2025 年価格)× シェア 3.9%、価格指数 1.20(2025 年 = 1.00)

倍率:買収でも伸びるので、のれんは除かない)。構造的に席を失い、景気循環の部品会社として扱われる筋書き。堀が壊れる側なので最も低く置いた。 正当化 PER の上限は 14.2 倍(g 4.0%、RONIC 11.1%。RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(事業の ROE 13.7% − k)。堀は普通)。その 7 割の 10.0 倍に置いた。時価総額 = 事業の純利益 17.3 × 10.0 = 172 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:自動車(コンテンツが簡素化されるゾーン型の配線・中国の現地メーカーの台頭)とデータ通信(光への置き換え・競合への切り替え)の両方で構造的に席を失い、10 年後には優良ではなくなっている。TE は 2009 年以降いちども構造的に落ちていない(営業利益率は 7.5%→19.3%)ので 13% にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

自動車(コネクタ・端子・リレー・高電圧部品)

乗用車の車内配線と電装品を結ぶコネクタ・端子・リレー・高電圧部品(電動車の充電・電池まわり)・アンテナ。輸送区分の約 75%。

数量自動車向け接続・電装部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア価格価格指数(2025 年 = 10。OEM の値下げと金属の転嫁の差し引きで物価より低い)売上営業利益
今 2025/12 7.0 10 70 13
10 年後 中立 9.0 13 115 23

取り方:2025 年 9 月期の輸送 93.9 億ドルから、商用車(約 14.5)とセンサー(約 9.1)の増減額・率から逆算した約 70.3 億ドルを自動車と置いた。市場は狭い定義のコネクタだけで約 80 億ドル(調査会社)だが、TE の自動車の売上には端子・リレー・高電圧部品・アンテナが入るので、広い定義で約 330 億ドル(実質・2025 年価格)と推定し、シェア 21.3%(コネクタの調査会社の推計 22.4% と整合)。営業利益率は輸送の GAAP 19.4% から、商用車・センサー側を 20.5% と置いた残りで 19.0%(約 13.3 億ドル)。価格は OEM の年次の値下げ要求と銅・金の転嫁の差し引きで年 +2.5%(10 年 1.28 倍。物価並みの 1.41 倍より低い理由)。

商用車・センサー

トラック・バス・建機向けの配線部品と、圧力・温度・位置などのセンサー。輸送区分の約 25%。

数量商用車・センサー向け部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア価格価格指数(2025 年 = 10。物価並み)売上営業利益
今 2025/12 2.4 10 24 5
10 年後 中立 2.9 14 41 8

取り方:商用車は 2025 年 9 月期に約 14.5 億ドル(−2.1%)、センサーは約 9.1 億ドル(−7.6%)と、増減額と率からの逆算。市場は約 180 億ドルと推定しシェア 13.1%。2026 年は商用車が +20%(北米のトラックの回復)、センサーは横ばい。営業利益率は 20.5%(輸送の GAAP 19.4% から自動車を 19.0% と置いた残り)。価格は物価並み。

データ通信(AI サーバー・データセンター)

AI サーバーのラック内の高速コネクタ・銅配線・電源・光の接続部品。産業区分に入る。2025 年に +73%、2026 年 9 月期の 9 か月も +49%。

数量AI・データセンター向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア価格価格指数(2025 年 = 10。競合との調達分散で、下振れ側では物価より低い)売上営業利益
今 2025/12 2.2 10 22 4
10 年後 中立 5.3 14 75 16

取り方:2025 年 9 月期は +934 百万ドル・+73.3% から逆算して約 22.1 億ドル(産業の 28%)。市場は約 200 億ドル(実質。同領域のアンフェノールは IT データコム 約 83 億ドルでシェア約 30% と推定され、TE は同じ市場の約 1 割)と置きシェア 11.05%。営業利益率は産業の GAAP 17.7% より高い 19.5%(約 4.3 億ドル)と推定。価格は中立で物価並み、下振れ側では競合との価格競争で低くする。

エネルギー(送電網・配電・電源)

電力会社向けの送電・配電の接続部品、地中配電設備(Richards)、データセンターの電源、再生可能エネルギーの接続。産業区分に入る。

数量電力網・エネルギー向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア価格価格指数(2025 年 = 10。物価並み)売上営業利益
今 2025/12 1.3 10 14 2
10 年後 中立 3.2 14 45 9

取り方:2025 年 9 月期は +425 百万ドル・+46.2% から逆算して約 13.5 億ドル(2025 年 4 月に約 23 億ドルで買った Richards の半年分を含む)。市場は約 150 億ドル(実質)、シェア 9.0%。2026 年 9 月期は Richards の通年化で大きく増え約 19 億ドル、2027 年も 10% 台半ばの成長が会社の見方。営業利益率は 17.0%(約 2.3 億ドル。買収の償却が重い)と推定。価格は物価並み。

産業その他(オートメーション・航空宇宙防衛・医療)

工場の自動化機器・家電・ビル向け(オートメーション・コネクテッドリビング)、航空宇宙・防衛・海洋、医療機器向けの接続部品。産業区分に入る。

数量産業・防衛・医療向け接続部品の実質市場(2025 年価格の 10 億ドル)× TE のシェア価格価格指数(2025 年 = 10。物価並み)売上営業利益
今 2025/12 4.3 10 43 7
10 年後 中立 5.9 14 83 16

取り方:2025 年 9 月期はオートメーション・コネクテッドリビング 約 21.4(+7.7%)、航空宇宙・防衛・海洋 約 14.9(+10.3%)、医療 約 6.9(−16.9%)の合計 43.1 億ドル(いずれも増減額と率からの逆算)。市場は約 1,000 億ドル(実質。TE の接する産業・防衛・医療の部品を合わせた広い推定)、シェア 4.3%。営業利益率は産業の GAAP 17.7% から DDN・エネルギーを置いた残りで 17.0%(約 7.3 億ドル)。航空宇宙・防衛は +10% で伸び、医療は在庫調整で弱い。価格は物価並み。

リスクと懸念

自動車の景気循環(確率と悲観の深さに織り込んだ)

売上の 4 割強が自動車の生産に連動する。2009 年は売上 −31%・営業利益率 7.5%、2013 年は −14%、2020 年は −9%。北米の自動車は今も弱く、関税とメモリ・金属のコスト増も重なりうる。

AI の設備投資の集中と光への置き換え

データ通信の売上は 2025 年に 73%、2026 年に 4 割台伸びた分がハイパースケーラー数社の設備投資に集まる。発注が止まれば 1 年で半分になりうる。ラック内の銅配線が光(CPO・光ファイバー)に移れば銅コネクタの量が減り、アンフェノールやルクスシェアにシェアを奪われる。構造的な悲観はこの置き換えを主に想定した。

銅・金の価格と関税

2026 年度は銅 約 1.95 億ポンド・金 10.5 万トロイオンスを買う。価格は契約で転嫁できるが時差が出て、急騰期は利益率が先に削られる。米国は銅の半製品に 50% の関税をかけ、精錬銅の関税は決定待ち。値上げ(2026 年 1 月に 5〜12% の連絡)が競合に負けて取り消されれば、利益率が下がる。

買収の価格とのれん

2025 年の買収に約 26 億ドル、2026 年内に完了見込みのアストロダイン TDI に約 14 億ドル。売上の 5〜6 倍の価格は高く、期待した成長が出なければのれんの減損になる(2009 年は減損で 33 億ドルの純損失)。アストロダインは未成立なので筋書きには入れていない。

税の振れ(スイスの税額控除)

2024 年 9 月期はスイス子会社の繰延税金資産の計上益で純利益が 31.9 億ドルに膨らみ、2025 年 9 月期は評価引当金の積み増し 6.2 億ドルで 18.4 億ドルに落ちた。本稿は税の一時的な分を除いた約 24.6 億ドルを基準にしたが、スイスの税制の変更で実効税率が上がれば、除いた分が恒常的な費用になりうる。

中国の現地メーカーと OEM の値下げ

自動車の部品は OEM の毎年の値下げ要求があり、中国の現地メーカーが電動車の世界展開とともにコネクタ・ワイヤーハーネスでシェアを取る。ゾーン型の配線は端子の数を減らす。中立でも自動車の価格を物価(3.5%)より低い 2.5% と置き、構造的な悲観ではシェア 17.5% まで下げた。

今後の分かれ目

2027 年 9 月期の第 1・第 2 四半期も受注が前年比 +20% 以上で、データ通信の売上が 2026 年の約 31 億ドルから 40 億ドルに近づいたら
楽観・やや楽観の確率を 5 ポイント上げ、データ通信の市場の実質の伸びを 2028 年に 1.85 倍以上へ。ただし倍率は成熟後の 13〜15 倍で、時価総額の上振れは利益の伸びの分に限られる。
主要なハイパースケーラーの設備投資が前年から減る見通しを出し、データ通信の受注の前年比が 1 けたに落ちたら
データ通信を中立の 42 億ドルから 30 億ドル台前半へ(やや悲観)、確率を悲観側へ 5〜8 ポイント移す。自動車と産業が支えるので全社の利益は 1 割程度の下振れ。
世界の自動車生産が前年比 −10% 以上になる(2009・2020 年型の不況)
時価総額は今の 3 分の 1 から 4 割台になりうるが、受注残とエネルギーで 2009 年ほどは落ちない。
エヌビディアなどの次世代ラックが銅配線を光へ置き換える設計(CPO)を 2028 年より早く採用し、TE の受注が競合に流れたら
データ通信のシェアを 11.5% から 10% 以下へ、10 年の売上を中立の 358 億ドルから 300 億ドル台前半へ下げる(やや悲観の筋書きに近づく)。
銅の半製品や精錬銅への関税が引き上げられ、金属価格が急騰する
転嫁の時差で 2〜3 四半期は利益率が 0.5〜1 ポイント下がるが、契約で転嫁されるので 10 年の利益率の見通しは変えない。値上げが競合に負けて取り消されたら利益率を下げる。
アストロダイン以外にも 20 億ドル超の買収を発表し、買収の価格が売上の 6 倍を超えたら
資本配分を中立から割り引く(payout を減らし、買収が価値を削る分を確率に反映)。のれんの減損が起きれば GAAP の純利益が振れるので、基準の利益(24.6 億ドル)を見直す。

見ておくもの

  • 2026 年 11 月 4 日の第 4 四半期決算:2026 年 9 月期の最終の売上(約 199 億ドル)と、2027 年 9 月期の見通し(データ通信・エネルギー・自動車の成長率)、GAAP の営業利益率(今は約 19.9%)
  • データ通信の受注と売上(2026 年 9 月期 約 31 億ドル、AI の売上目標 30 億ドルの前倒しの進み方)と、ハイパースケーラーの設備投資の見通し
  • 世界の自動車生産(北米・中国)と TE の自動車のコンテンツの伸び(生産比 +4〜6 ポイントの達成)、商用車の北米のトラック需要
  • 銅・金の価格と関税(Section 232)、TE の値上げの定着と調整後・GAAP の利益率の差
  • アストロダイン TDI の完了時期と価格、自社株買いの規模(2026 年は 9 か月で 13.5 億ドル)とスイスの税の動き(実効税率)

倍率と資本コストの決め方

今の PER・PBR や過去の倍率には寄せていない。10 年後の倍率は、利益ベースの正当化 PER = (1−g/RONIC)/(k−g)(k 8.50%、g 4.0%、RONIC = k + 残る割合 ×(事業の ROE − k)、堀は普通)の上限に対し、楽観 9 割・やや楽観 8.5 割・中立 8.5 割・やや悲観 7.5 割・悲観 7 割 で置いた。中立は上限 16.0 倍の 8.5 割で、事業の純利益に 13.6 倍。総合は今の時価総額に対し -27.9% で、やや割高。結論は計算の結果で、先に決めたものではない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β 1.10 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.5% = 8.5%。β は使わない。自動車の景気循環(+0.5)だけを quality で見た。値決め・借金・寿命は普通で足さない。AI の発注の集中・光への置き換え・利益率が過去最高の水準にあることは筋書きと確率(10 年のやや悲観・悲観 35%)で表し、k には二重に足していない。extra は置かない。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. TE Connectivity 2026 年 9 月期 第 3 四半期決算(8-K・セグメント・見通し・自社株買い・アストロダイン)
  2. TE Connectivity 2025 年 9 月期通期決算(8-K・セグメント・税の特記事項・FCF)
  3. TE Connectivity 2025 年 9 月期の 10-K(株式報酬・自社株買い)
  4. TE Connectivity 第 3 四半期の決算コール要約(自動車の生産・コンテンツ・AI・エネルギー)
  5. TE Connectivity Investor Day 2025(成長目標・増分利益率)
  6. Morningstar:TE Investor Day の評価
  7. TE Connectivity が Richards Manufacturing の買収を完了(2025-04-01)
  8. 自動車コネクタ市場の規模(IMARC)
  9. 自動車コネクタメーカーのシェア推計(Verified Market Research)
  10. MarketBeat:TE Connectivity の時価総額(2026-10-17)

分析日 2026-10-16