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NXP セミコンダクターズ NXPI

GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)188.71 ドル480 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)237.8 ドル605 億ドル差 −20.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 188.71 ドル480 億ドル · 差 −20.6% · 期待の年率 +4.8%
期待の年率リターン(10 年)+4.8%資本コスト比 −3.7 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

NXP セミコンダクターズ(NXP Semiconductors N.V.・本社オランダ)は、車載向けのマイコン・プロセッサ・通信・安全チップに強い、車載半導体で世界の上位(TechInsights の 2024 年の推計で約 10%、インフィニオンに次ぐ)の会社である。2025 年は売上 122.7 億ドル(車載 71.2・産業と IoT 22.7・モバイル 15.8・通信インフラ他 13.0)、GAAP の営業利益率 24.8%、純利益 20.2 億ドル。2026 年は車載・産業の在庫調整が終わり、4-6 月期の売上は前年比 +19%(産業と IoT +38%・通信インフラ他 +41%)、GAAP の営業利益率は 30.6% まで戻った。2026 年は売上 約 143 億ドル、GAAP の営業利益 約 44 億ドル(MEMS センサー事業の売却益 6.3 億ドルを除く)、純利益 約 31 億ドルの見込みである。

売上は「市場(実質)× シェア × 価格(物価並みで 10 年 1.41 倍)」で 4 つの市場(車載・産業と IoT・モバイル・通信インフラ他)に分けて積んだ。10 年後(2035 年)の中立は売上 255 億ドル・営業利益率 30%・純利益 58 億ドルとみる。自動車向け半導体の在庫調整が繰り返す循環は、山や谷の年の利益に倍率を掛けず、悲観の確率(10 年 14%)とひどさで表した。

バリュー投資の観点では、車載の設計の継続性と安全・セキュリティの技術で堀は広く、資本の回りも悪くないが、純負債が 78 億ドル(2026 年 6 月末)あり、車載は景気と在庫で利益が大きく動く。資本コストは 8.5%(基本 8.0% + quality 0.5%)。利益ベースの正当化 PER は、のれん込みの帳簿の ROE 21%・RONIC 15%・g 4.5% で 17 倍ほどになる。10 年後の中立にはその 8 割の 13.9 倍を置いた。確率で加重した本質価値は今の時価総額の 82%(差 18%、やや割高)。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「10 年後もこの事業は存在し、今より強いか」を問う。車は電動化しても、ソフトウェア定義でも、マイコン・電源・通信・セキュリティの半導体は要り、NXP の車載の設計の継続性と安全・セキュリティの実績は 10 年後も残る可能性が高い。堀は保たれ、ゾーン制御・UWB・エッジ AI の追加で少し広がる余地がある一方、中国の車載マイコンの台頭とインフィニオン・ルネサスの規模は、広がるとは言い切れない理由である。

オーナー利益(株主のものになる利益)は、株式報酬と買収の償却を費用にした GAAP の純利益から、伸びに要る再投資(工場・研究開発・買収)を引いたもの。2026 年の GAAP の純利益 約 31 億ドルは 2022 年のピーク(28 億ドル)を超えるが、これは回復途上の高さで、恒常の利益とは見ない。2025 年の 20 億ドルと 2026 年の 31 億ドルの間のどこかが、ならした利益である。

経営は、配当を安定して払い、総負債 ÷ EBITDA を 2.6 倍から 2.1 倍へ減らし、MEMS のような非中核を売る動きに規律がある。ただし買収で積んだのれんが厚く、資本の回りはファブレスの同業より劣る。安全域は、今の時価総額が 2026 年の GAAP の純利益の約 19 倍と、利益ベースの正当化 PER(17 倍ほど)を上回り、厚くない。楽観でも悲観でも今から大きく外れない値付けで、確信を持てるほど安くも、見送るほど高くもない。山や谷の利益には倍率を掛けず、10 年の筋書きと悲観の確率で循環を織り込んだ。

何で稼ぐ会社か

売上の 58% を占める車載は、車を動かす・守る・つなぐ半導体の集まりである。エンジン・車体・ADAS・ゾーン制御のマイコンとプロセッサ(S32 シリーズ)、バッテリー管理、レーダー、車内の通信(イーサネット・車載 SerDes)、キーレスの UWB・セキュアな車載認証などを自動車メーカーと部品大手(ボッシュ・コンチネンタル・デンソーなど)に売る。電動化とソフトウェア定義車(SDV)で、1 台あたりの半導体の金額(コンテンツ)が増えるのが成長の核である。

産業と IoT(19%)は、産業機器・スマート家電・ロボット向けのマイコン(i.MX・MCX)と無線(Wi-Fi・Bluetooth・Thread)、エッジ AI(2025 年に買収したキナラ(Kinara)のニューラル処理)である。モバイル(13%)は、スマートフォンの NFC(近距離無線)・セキュアエレメント・UWB・電源管理で、決済や車の鍵の機能を支える。通信インフラ他(11%)は、通信基地局の RF(高周波)パワー、電子パスポートなどのセキュア ID、データセンター向けの新しい需要で、2026 年 4-6 月期は前年比 +41%。

製造は自社工場(オランダ・米国など)と外部ファウンドリ、共同の工場(シンガポールの SSMC・2027 年に量産開始予定の VSMC)を組み合わせた、資産を軽くした形(ファブライト)。2026 年 2 月に MEMS センサー事業(売上 約 3 億ドル/年)を ST マイクロエレクトロニクスに売却し、受取額は 8.8 億ドル。最高経営責任者はラファエル・ソトマヨール(Rafael Sotomayor)。

優良さと弱いところ

堀は 4 つある。1 つ目は設計の継続性で、車載のマイコン・プロセッサは車種の開発に 3〜4 年かけて組み込まれ、車の寿命(10 年超)の間、そのまま供給される。切り替えの費用が高く、価格を決める力が働く。2 つ目は製品の幅で、マイコン・プロセッサ・アナログ・通信・安全・セキュリティを 1 社で組み合わせて売れる。3 つ目はセキュリティと機能安全の実績(NFC・セキュアエレメント・車載の安全規格)。4 つ目は自動車・産業の顧客の数と地域の広さで、売上の約 17%(出荷元ベース)が中国と、特定の国に偏らない。

資本効率は、GAAP の営業利益の税引き後を(自己資本+純負債)で割った値で 2026 年の見込みが約 18%、2022 年のピークで 20% 前後と、ファブレスの同業より低い(買収で積み上げたのれんと工場を持つため)。弱い所もある。第一に、車載の利益は自動車の生産と在庫で動き、営業利益率は 2023 年の 28.4% から 2025 年に 26.9%(GAAP 24.8%)へ下がった。第二に、GAAP の営業利益は株式報酬(2025 年 4.6 億ドル)と買収の償却を費用にしており、会社が出す非 GAAP の営業利益率(2025 年 33.1%)より約 8 ポイント低い。第三に、借金が多い(2025 年末の純負債 90 億ドル)。最後に、車載の中央計算(SDV の頭脳)では NVIDIA・クアルコム・モービルアイが先行している領域がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

自動車向け半導体の市場は、2025 年で約 690 億ドル(推定)。電動化・ADAS・ゾーン制御で 1 台あたりの金額が増え、長期の需要は実質で年 4〜5% 伸びる見方が多い。ただし 2023〜25 年は車載・産業の在庫調整で、NXP の売上は 133 億ドルから 123 億ドルへ 8% 減った(販売店の在庫は 2025 年末に約 10 週、目標は 11 週)。2026 年は在庫調整が終わり、産業向け(+38%)の積み増しも加わって売上が戻っている。

競合の形は、インフィニオン(車載で首位。パワー半導体とマイコン AURIX)、ルネサス(車載マイコンで首位)、ST マイクロエレクトロニクス(SiC・マイコン。2026 年に NXP から MEMS を取得)、テキサス・インスツルメンツ(アナログ)、マイクロチップ。NXP は車載マイコンで約 3 割(二次情報)、レーダー・車内通信・セキュアな認証で強い。SDV では、車の機能をゾーンごとに 1 つの高性能チップにまとめる流れが進み、NXP の S32 はゾーン制御の側を押さえるが、ADAS と車載の中央計算は NVIDIA・クアルコム・モービルアイが競う。中国の車載マイコン各社は、成熟した製品で価格を下げながら、国内の自動車メーカーの採用を広げている。

循環のどこにいるか:2026 年は車載・産業の回復の途中で、会社は 2026・2027 年に 2 桁成長の約束(2024 年 11 月のアナリストデーで売上 約 160 億ドル・粗利益率 57〜63% を 2027 年の目標に置いたと二次情報にある)を再確認している。モバイルはスマートフォンの出荷が 2026 年にメモリ高騰で減る見込み(IDC は −12.9%)で、横ばい。規制は輸出管理と関税で、NXP は中国向けの販売と米国向けの供給の両方に影響を受ける。

資本政策と M&A

還元は配当が中心で、2025 年は配当 10.3 億ドル・自社株買い 9.0 億ドル(株式報酬の源泉徴収を含む)、合計 19.2 億ドルで、非 GAAP のフリーキャッシュフローの 79%。2026 年は MEMS 売却の 8.8 億ドルを借金の返済(5.35% の社債 5.0 億ドル、3.875% の社債 7.5 億ドルの償還)に回し、4-6 月期の還元は 3.6 億ドル(フリーキャッシュフローの 46%)に抑えて財務を整えている。純負債は 2025 年末の 89.6 億ドルから 2026 年 6 月末の 77.5 億ドルへ減った(純負債 ÷ EBITDA は 1.5 倍)。

買収は小さな技術の取り込みが中心で、2025 年にエッジ AI のキナラ(3.1 億ドル)と車載 SerDes のアビバ・リンクス(2.4 億ドル)を取得した。大型の M&A は、クアルコムによる買収(2018 年に中国の規制で成立せず)の記憶と独占禁止の制約から可能性が低い。VSMC(シンガポールの 300mm 工場・NXP の持ち分 40%・出資 約 16 億ドル(二次情報))は 2027 年の量産開始を目指し、自社の供給を長く確保する投資。

株式報酬は 2025 年 4.6 億ドル(売上の 3.8%)で、費用として純利益から引き、正味の還元(payout)は配当 + 自社株買い − 株式報酬で増えた株の分で見た。MEMS の売却益 6.3 億ドルは一時の益で、将来の利益に入れていない(売却の受取は純負債の減りに入れた)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

車載の 1 台あたりの半導体は、電動化・ADAS・ゾーン制御で今も増え続けている。NXP は車載マイコンで約 3 割を持ち、ゾーン制御用の S32 は SDV の標準になりうる。2026 年 4-6 月期は売上が前年比 +19%、GAAP の営業利益率は 30.6%、会社は 2026・2027 年の 2 桁成長の約束を再確認し、7-9 月期の売上は 37.5 億ドル(前年比 +15〜21%)と見ている。産業と IoT(+38%)では、エッジ AI のキナラ・フィジカル AI(ロボット・産業)の新しい需要が伸び、通信インフラ他(+41%)ではデータセンターが加わった。MEMS の売却で非中核を整理し、純負債 ÷ EBITDA は 1.9 倍から 1.5 倍へ下がった。2027 年に量産が始まる VSMC で 300mm の供給を確保し、粗利益率は 57〜63% の目標に向かう。1 台あたりの金額と顧客の幅で、車載の循環の谷は浅くなり、10 年後の GAAP の純利益は大きく伸びうる。

慎重な見方

今の利益は在庫調整の後の戻りで、2026 年の GAAP の営業利益率 31% は 2022 年のピーク(28.7%)を超える高さである。産業向けの +38% は、2023〜25 年に絞った在庫の積み増しを含み、反動が来る。車載の利益は自動車の生産に左右され、2023 年から 2025 年に営業利益率が 1.5 ポイント下がった。競合は強く、インフィニオン(車載首位)・ルネサス(車載マイコン首位)・ST・テキサス・インスツルメンツが同じ顧客を狙い、中国の車載マイコン各社は成熟した製品の価格を押し下げている。SDV の中央計算は NVIDIA・クアルコム・モービルアイに取られ、NXP は周辺のチップの供給者にとどまるかもしれない。GAAP の営業利益は非 GAAP より 8 ポイント低く、純負債は 78 億ドルが残り、利払いは借り換えで増える。モバイル(13%)はスマートフォンが 2026 年に縮み、通信基地局の RF は構造的に細る。2009 年の不況ではマイコン・パワーの需要が 3 割落ちた(業界ノート)。

どちらに重みを置いたか

利益ベースの正当化 PER(10 年後の中立で上限 17.4 倍の 8 割=13.9 倍、k = 8.5%)は、2026 年の PER(約 19 倍)を下回る。本質価値は今の 82%、結論はやや割高。車載・産業の数量と価格の見通しは変えていない。堀は普通(設計採用は長いが、中国勢と在庫調整の振れがある)として上限の 8 割に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 284.39 ドル723 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 94.62 ドル241 億ドル)。 今の値に割り戻すと 188.71 ドル480 億ドル、今との差 −20.6%、 期待の年率 +4.8%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 585.46 ドル1,489 億ドル 141.15 ドル359 億ドル +205.6% +11.8% 58.13 ドル148 億ドル
やや楽観 20% 450.59 ドル1,146 億ドル 123.07 ドル313 億ドル +141.2% +9.2% 114.73 ドル292 億ドル
中立 34% 316.44 ドル805 億ドル 107.73 ドル274 億ドル +78.4% +6.0% 144.22 ドル367 億ドル
やや悲観 24% 130.42 ドル332 億ドル 69.99 ドル178 億ドル −15.7% −1.7% 48.10 ドル122 億ドル
悲観 14% 61.02 ドル155 億ドル 37.75 ドル96 億ドル −58.5% −8.4% 13.83 ドル35 億ドル
加重平均100% 284.39 ドル723 億ドル94.62 ドル241 億ドル +59.4% +4.8% 379.01 ドル964 億ドル

今の株価時価総額 237.79 ドル605 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 1 台あたりの半導体が膨らみ続け、ゾーン制御と UWB・エッジ AI で車載の主役にとどまる 利益 90 億ドル · PER 16.6 倍 · 株価時価総額 585.46 ドル1,489 億ドル

車載の対象市場は実質 1,180 億ドル(2025 年の 1.7 倍)に伸び、NXP はゾーン制御・レーダー・UWB でシェア 10.8%、産業と IoT はフィジカル AI・エッジ AI で市場 実質 1,250 億ドル・シェア 5.0%、通信インフラ他はデータセンターで市場 実質 420 億ドル・シェア 8.5%。価格は物価並みの 141。一度採用された車載のチップは車の寿命の間使われ、価格を決める力が保たれる。競合が負けるわけではなく、1 台あたりの金額が増える市場で NXP が上回る筋。10 年目の成長が年 9% 台なので、倍率は利益ベースの正当化 PER の 9 割で置く。 2035 年の売上は約 344 億ドル(車載 180・産業と IoT 88・モバイル 26・通信インフラ他 50)、営業利益率 34.3%、営業利益 118 億ドル、純利益 約 90 億ドル。

  • 車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全):数量 127(車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 180 億ドル・営業利益 65 億ドル。市場 実質 1180 億ドル × シェア 10.8%・価格 141・営業利益率 36%
  • 産業と IoT:数量 62.5(産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 88 億ドル・営業利益 29 億ドル。市場 実質 1250 億ドル × シェア 5.0%・価格 141・営業利益率 33%
  • モバイル:数量 18.6(モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 26 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 実質 175 億ドル × シェア 10.6%・価格 141・営業利益率 28%
  • 通信インフラ他:数量 35.7(通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 50 億ドル・営業利益 17 億ドル。市場 実質 420 億ドル × シェア 8.5%・価格 141・営業利益率 34%

倍率:正当化 PER:事業の ROE 26.0%(帳簿の自己資本に対する純利益)、RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(ROE 26.0% − k 8.5%)= 17.2%(moat=普通)、g = 4.5%(structural)で (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 18.5 倍。上限の 9 割の 16.6 倍に置いた:車載のゾーン制御・UWB・エッジ AI が伸びる上振れでも、堀は普通で在庫調整の振れも残るので控える。 時価総額 = 純利益 89.7 × 16.6 倍 = 1489 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:車載の 1 台あたりの金額が実質で年 5% 台伸び続け、SDV のゾーン制御・レーダー・UWB・エッジ AI で NXP が主役にとどまる筋。価格を決める力も保たれる必要があり、8% に留める。

やや楽観 20% 車載と産業が高い水準を保ち、中国勢と欧州勢の追い上げをしのぐ 利益 75 億ドル · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 450.59 ドル1,146 億ドル

車載の対象市場は実質 1,100 億ドル・シェア 10.5%、産業と IoT は市場 実質 1,100 億ドル・シェア 4.7%、通信インフラ他は市場 実質 380 億ドル・シェア 8.0%、モバイルは市場 実質 168 億ドル。価格は 141。中国の車載マイコンが国内に閉じ、インフィニオン・ルネサスと NXP の 3 社が欧米・日本を分ける形が保たれ、利益率は 2022 年のピークの 28.7% を上回る。 2035 年の売上は約 303 億ドル(車載 163・産業と IoT 73・モバイル 24・通信インフラ他 43)、営業利益率 32.8%、営業利益 99 億ドル、純利益 約 75 億ドル。

  • 車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全):数量 116(車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 163 億ドル・営業利益 56 億ドル。市場 実質 1100 億ドル × シェア 10.5%・価格 141・営業利益率 34%
  • 産業と IoT:数量 51.7(産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 73 億ドル・営業利益 23 億ドル。市場 実質 1100 億ドル × シェア 4.7%・価格 141・営業利益率 32%
  • モバイル:数量 17.3(モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 24 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 実質 168 億ドル × シェア 10.3%・価格 141・営業利益率 27%
  • 通信インフラ他:数量 30.4(通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 43 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 実質 380 億ドル × シェア 8.0%・価格 141・営業利益率 32%

倍率:正当化 PER:事業の ROE 23.8%(帳簿の自己資本に対する純利益)、RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(ROE 23.8% − k 8.5%)= 16.2%(moat=普通)、g = 4.5%(structural)で (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 18.0 倍。上限の 8.5 割の 15.3 倍に置いた:強気寄りだが、中国の車載マイコンとインフィニオン・ルネサスの追い上げを見て控える。 時価総額 = 純利益 74.9 × 15.3 倍 = 1146 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:車載・産業が中立より 1 割高い水準で長く続く筋。業界ノートの楽観(10 年で約 2 倍)の入り口。20% を置く。

中立 34% 市場は伸びるが競合が価格を削り、利益率は 2022 年のピーク並みで落ち着く 利益 58 億ドル · PER 13.9 倍 · 株価時価総額 316.44 ドル805 億ドル

車載の対象市場は実質 1,000 億ドル(2025 年の 1.45 倍。年 +3.8%)でシェア 10.0%(MEMS の売却分を除き、競合の追い上げで少し下がる)、産業と IoT は実質 960 億ドルでシェア 4.3%、通信インフラ他は市場 実質 330 億ドルでシェア 7.2%、モバイルは市場 実質 160 億ドルでシェア 10.0%。価格は物価並みの 141。インフィニオン・ルネサス・ST・中国勢が追いつき、粗利益率が競争で縮み、営業利益率は 2026 年の 31% から 30% へ少し下がる。堀は保たれるが広がらない筋。 2035 年の売上は約 255 億ドル(車載 141・産業と IoT 58・モバイル 23・通信インフラ他 34)、営業利益率 30.4%、営業利益 78 億ドル、純利益 約 58 億ドル。

  • 車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全):数量 100(車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 141 億ドル・営業利益 45 億ドル。市場 実質 1000 億ドル × シェア 10.0%・価格 141・営業利益率 32%
  • 産業と IoT:数量 41.3(産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 58 億ドル・営業利益 17 億ドル。市場 実質 960 億ドル × シェア 4.3%・価格 141・営業利益率 29%
  • モバイル:数量 16.0(モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 23 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 実質 160 億ドル × シェア 10.0%・価格 141・営業利益率 25%
  • 通信インフラ他:数量 23.8(通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 141(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 34 億ドル・営業利益 10 億ドル。市場 実質 330 億ドル × シェア 7.2%・価格 141・営業利益率 30%

倍率:正当化 PER:事業の ROE 21.1%(帳簿の自己資本に対する純利益)、RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(ROE 21.1% − k 8.5%)= 14.8%(moat=普通)、g = 4.5%(structural)で (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 17.4 倍。上限の 8 割の 13.9 倍に置いた:設計採用は長いが、中国勢と在庫調整の振れがあり、堀は普通として控える。 時価総額 = 純利益 57.9 × 13.9 倍 = 805 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:車載の市場は実質で年 4% 台、産業は年 4〜5% 伸び、シェアは 10% 前後を保つが、競合が追いつき利益率は今より少し下で落ち着く筋。業界ノートの中立(1.6 倍)より車載のコンテンツ増の分だけ大きい。34% を置く。

やや悲観 24% 中国勢とインフィニオン・ルネサスに押されシェアが 9% を割り、利益率が下がる 利益 29 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 130.42 ドル332 億ドル

車載の対象市場は実質 900 億ドルに伸びるが、NXP のシェアは 8.8% まで下がり(中国の車載マイコン・インフィニオン・ルネサスに取られる)、価格の水準は 135(競合に 4% 譲る)。産業と IoT は市場 実質 850 億ドルでシェア 3.6%、通信インフラ他は市場 実質 270 億ドルでシェア 6.2%。営業利益率は競合の値下げと研究開発費の増加で 21.5% まで下がる。NXP は「車載の幅広い供給者」から「中位の半導体会社」に変わる。 2035 年の売上は約 189 億ドル(車載 107・産業と IoT 41・モバイル 18・通信インフラ他 23)、営業利益率 21.5%、営業利益 41 億ドル、純利益 約 29 億ドル。

  • 車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全):数量 79.2(車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 135(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 107 億ドル・営業利益 25 億ドル。市場 実質 900 億ドル × シェア 8.8%・価格 135・営業利益率 23%
  • 産業と IoT:数量 30.6(産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 135(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 41 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 実質 850 億ドル × シェア 3.6%・価格 135・営業利益率 20%
  • モバイル:数量 13.3(モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 135(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 18 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 実質 148 億ドル × シェア 9.0%・価格 135・営業利益率 17%
  • 通信インフラ他:数量 16.7(通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 135(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 23 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 実質 270 億ドル × シェア 6.2%・価格 135・営業利益率 21%

倍率:正当化 PER:事業の ROE 14.4%(帳簿の自己資本に対する純利益)、RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(ROE 14.4% − k 8.5%)= 11.5%(moat=普通)、g = 4.5%(structural)で (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 15.2 倍。上限の 7.5 割の 11.4 倍に置いた:中国勢と在庫調整で利益の質が落ちる。 時価総額 = 純利益 29.1 × 11.4 倍 = 332 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:中国の車載マイコン各社とインフィニオン・ルネサスが NXP の顧客を取り、シェアが 10.3% から 8.8% に下がり、価格も物価並みより 4% 低い筋。業界ノートの悲観(構造)の入り口。24% を置く。

悲観 14% 構造的に負け、車載の中位の部品会社になる 利益 16 億ドル · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 61.02 ドル155 億ドル

車載の対象市場は実質 850 億ドルに伸びるが、NXP のシェアは 8.2%(中国勢が欧米の自動車メーカーに広がり、SDV の中央計算は NVIDIA・クアルコムが取る)、価格の水準は 125(競合に 11% 譲る)。産業と IoT は市場 実質 780 億ドルでシェア 3.2%、通信インフラ他は基地局の細りで市場 実質 250 億ドルでシェア 5.5%。営業利益率は 17.6% まで下がり、NXP は車載の中位の部品会社になる。倍率は ROE が k を少し上回る水準の上限の 7 割だが、1÷k の 11.1 倍を床にする。 2035 年の売上は約 150 億ドル(車載 87・産業と IoT 31・モバイル 14・通信インフラ他 17)、営業利益率 17.6%、営業利益 26 億ドル、純利益 約 16 億ドル。

  • 車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全):数量 69.7(車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 125(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 87 億ドル・営業利益 17 億ドル。市場 実質 850 億ドル × シェア 8.2%・価格 125・営業利益率 20%
  • 産業と IoT:数量 25.0(産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 125(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 31 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 実質 780 億ドル × シェア 3.2%・価格 125・営業利益率 15%
  • モバイル:数量 11.5(モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 125(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 実質 135 億ドル × シェア 8.5%・価格 125・営業利益率 12%
  • 通信インフラ他:数量 13.8(通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア)× 価格 125(製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141))→ 売上 17 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 実質 250 億ドル × シェア 5.5%・価格 125・営業利益率 15%

倍率:正当化 PER:事業の ROE 11.6%(帳簿の自己資本に対する純利益)、RONIC = k 8.5% + 1/2 ×(ROE 11.6% − k 8.5%)= 10.0%(moat=普通)、g = 4.5%(structural)で (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 13.8 倍。上限の 7 割の 9.7 倍に置いた:ROE が k を少し上回るだけの、構造的に負ける筋書きなので上限の下側に置く。 時価総額 = 純利益 16 × 9.7 倍 = 155 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:中国勢が成熟した製品を中心に欧米の自動車メーカーにも広がり、SDV の中央計算は NVIDIA・クアルコムが取り、NXP は周辺のチップの供給者になる筋。優良ではなくなる条件が重なるので 14% を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

車載(マイコン・プロセッサ・通信・安全)

エンジン・車体・ADAS・ゾーン制御のマイコンとプロセッサ(S32)、バッテリー管理、レーダー、車内通信、車載のセキュアな認証。電動化とソフトウェア定義車(SDV)で 1 台あたりの金額が増える。2026 年 4-6 月期は前年比 +12%。

数量車載向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア価格製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141)売上営業利益
今 2025/12 71.2 100 71 20
10 年後 中立 100 141 141 45

取り方:2025 年の売上は 71.16 億ドル(決算の市場別の開示)。対象市場を 690 億ドルと推定し、当社シェアは約 10.3%(推定。MEMS 事業の売上 約 3 億ドルを含む)。営業利益は市場別の開示が無く、全社の GAAP 営業利益率 24.8%(株式報酬と買収の償却を費用にした値)を、車載 27.5%・産業と IoT 22%・モバイル 20%・通信インフラ他 21% と推定して割り振り、合計は全社の営業利益 30.5 億ドルと一致させた。価格は製品の水準(2025 年=100)で、中立は物価並み(10 年 141)。

産業と IoT

産業機器・スマート家電・ロボット向けのマイコン(i.MX・MCX)、無線、エッジ AI(キナラ)。2026 年 4-6 月期は前年比 +38%(在庫の積み増しを含む)。

数量産業と IoT向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア価格製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141)売上営業利益
今 2025/12 22.7 100 23 5
10 年後 中立 41.3 141 58 17

取り方:2025 年の売上は 22.73 億ドル(決算の市場別の開示)。対象市場を 600 億ドルと推定し、当社シェアは約 3.8%(推定。MEMS 事業の売上 約 3 億ドルを含む)。営業利益は市場別の開示が無く、全社の GAAP 営業利益率 24.8%(株式報酬と買収の償却を費用にした値)を、車載 27.5%・産業と IoT 22%・モバイル 20%・通信インフラ他 21% と推定して割り振り、合計は全社の営業利益 30.5 億ドルと一致させた。価格は製品の水準(2025 年=100)で、中立は物価並み(10 年 141)。

モバイル

スマートフォンの NFC・セキュアエレメント・UWB・電源管理。2026 年 4-6 月期は前年比 +6% だが、スマートフォンの出荷は 2026 年に減る見込み。

数量モバイル向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア価格製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141)売上営業利益
今 2025/12 15.8 100 16 3
10 年後 中立 16.0 141 23 6

取り方:2025 年の売上は 15.84 億ドル(決算の市場別の開示)。対象市場を 150 億ドルと推定し、当社シェアは約 10.6%(推定。MEMS 事業の売上 約 3 億ドルを含む)。営業利益は市場別の開示が無く、全社の GAAP 営業利益率 24.8%(株式報酬と買収の償却を費用にした値)を、車載 27.5%・産業と IoT 22%・モバイル 20%・通信インフラ他 21% と推定して割り振り、合計は全社の営業利益 30.5 億ドルと一致させた。価格は製品の水準(2025 年=100)で、中立は物価並み(10 年 141)。

通信インフラ他

通信基地局の RF パワー、電子パスポートなどのセキュア ID、データセンター向けの新しい需要。2026 年 4-6 月期は前年比 +41%。

数量通信インフラ他向け半導体の対象市場(2025 年の値段で測った実質の億ドル)× 当社シェア価格製品の価格の水準(2025 年=100。中立は物価並みで 10 年 141)売上営業利益
今 2025/12 13.0 100 13 3
10 年後 中立 23.8 141 34 10

取り方:2025 年の売上は 12.96 億ドル(決算の市場別の開示)。対象市場を 180 億ドルと推定し、当社シェアは約 7.2%(推定。MEMS 事業の売上 約 3 億ドルを含む)。営業利益は市場別の開示が無く、全社の GAAP 営業利益率 24.8%(株式報酬と買収の償却を費用にした値)を、車載 27.5%・産業と IoT 22%・モバイル 20%・通信インフラ他 21% と推定して割り振り、合計は全社の営業利益 30.5 億ドルと一致させた。価格は製品の水準(2025 年=100)で、中立は物価並み(10 年 141)。

リスクと懸念

車載・産業の在庫調整の循環

車載と産業は売上の 77% を占め、自動車の生産と部品の在庫で利益が大きく動く。2023 年 133 億ドルの売上は 2025 年に 123 億ドルへ下がり、2026 年の産業向けの +38% には積み増しの反動の可能性がある。悲観の筋書きは 2028 年の売上が 2026 年の約 26% 減(106 億ドル・営業利益率 12.6%)、2009 年(マイコン・パワー −30%)を下敷きにした。

車載の競合と中国勢

インフィニオン(車載首位)・ルネサス(車載マイコン首位)・ST・テキサス・インスツルメンツが同じ車載の顧客を狙い、中国の車載マイコンは成熟した製品の価格を押し下げる。NXP のシェアが 10.3% から 8% 台へ下がり、価格が物価並みより 1〜4% 低い筋は、やや悲観・悲観で表した。売上の約 17% が中国。

SDV の頭脳(中央計算)を取れない

車の機能が 1 つの高性能チップに集まる流れで、NVIDIA・クアルコム・モービルアイが先行する。NXP のゾーン制御・レーダー・通信が中央計算の周辺にとどまると、1 台あたりの金額の伸びが想定より小さく、車載のシェアを 10% 前後に保てない。やや悲観・悲観の筋書きは、この場合のシェアと価格の低下を表している。

借金と利払い

純負債 77.5 億ドル(2026 年 6 月末)。低い金利の社債が 2026 年から借り換えで 5% 台に上がり、利払いは増える。景気が悪化すると EBITDA が減り、純負債 ÷ EBITDA が上がる。MEMS 売却の 8.8 億ドルは借金の返済に回した。

株式報酬と非 GAAP の見かけ

株式報酬は 2025 年 4.6 億ドル(売上の 3.8%)、買収の償却も大きい。会社が出す非 GAAP の営業利益率(2025 年 33.1%)は GAAP(24.8%)より約 8 ポイント高く、非 GAAP の 1 株利益は GAAP より 49% 高く見える。本質価値の評価は GAAP で行った。

モバイル・通信基地局の弱さ

モバイル(売上の 13%)はスマートフォン出荷が 2026 年に減る見込みで、基地局向けの RF パワーは構造的に細る。通信インフラ他の +41% は、データセンターなどの新しい需要が基地局の減少を上回っている状態だが、詳細な売上は開示されていない。この 2 市場は合わせて売上の 24%。

関税・輸出管理・VSMC の立ち上げ

米国の関税と輸出管理は、中国向けの販売と部材の調達の両方に効く。VSMC(持ち分 40%・出資 約 16 億ドル(二次情報))は 2027 年の量産開始を目指し、立ち上げが遅れると費用が先に出る。関税が自動車部品や半導体に広がれば、顧客の自動車メーカーの生産計画と NXP の価格の両方に響く。

今後の分かれ目

車載の売上が 2026 年 10-12 月期に前期比で減り、販売店の在庫が 12 週を超える
2026 年が山だった可能性が高まる。10 年の中立の置き方を下げ、悲観を厚くする。
産業と IoT の +38% が 2027 年 1-3 月期に +10% 以下へ急に落ちる
積み増しの反動と見て、産業のシェアの置き方(4.6%)を下げ、やや悲観へ確率を寄せる。
S32 のゾーン制御が複数の大手自動車メーカーの次期車種に採用される
車載のシェアを 10.4% から 10.8% へ上げ、楽観へ確率を寄せる(採用は売上になるまで 2〜3 年かかる)。
中国の車載マイコン各社が欧米の自動車メーカーにも採用される
車載のシェアを 8% 台、価格を物価並みの −4% へ下げ、やや悲観・悲観へ確率を移す。
GAAP の営業利益率が 33% を超えて 2 四半期定着する(非 GAAP で 38% 超)
楽観の筋書き(営業利益率 34%)が近づく。倍率は変えず、利益の置き方を上げる。
自社株買いが急に増える(年 20 億ドル規模)か、大型の M&A が出る
還元の質(割高で買う)と買収で積むのれんを確かめ、正味の還元から株式報酬の分を引いた額で見直す。

見ておくもの

  • 車載・産業と IoT の四半期の売上と前期比、販売店の在庫(週)
  • GAAP の粗利益率(2026 年 4-6 月期 57.3%)と営業利益率(30.6%)、株式報酬(売上の 3.8%)
  • S32・i.MX の新しい世代の採用(ゾーン制御・ADAS・レーダー)の公表
  • インフィニオン・ルネサス・ST・TI の車載の売上と中国の車載マイコン各社の動き
  • 純負債 ÷ EBITDA(2026 年 6 月末 1.5 倍)と社債の借り換え
  • VSMC(シンガポール)の量産開始(2027 年)と NXP の出資額
  • 中国向けの売上比率(約 17%)と関税・輸出管理の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価ではなく、利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) で出した。k 8.5%(基本 8.0% + quality 0.5%)、ROE は帳簿(のれん込み。中立 21%)、堀は普通、g は半導体の数量が実質で伸び続けるとして 4.5%(k − g = 4.0%)。2026 年の回復途上の利益や 2022 年のピークには高い倍率を掛けず、中立は上限 17.4 倍の 8 割。3 年の値付けは使わず、10 年だけで測った。今の値段には寄せていない。総合は -18%(やや割高)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β 1.57 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.5% = 8.5%(β は使わない)。車載・産業の在庫調整の循環の分だけ +0.5。純負債は 2026 年 6 月末 77.5 億ドルで時価総額の 15.8%、EBITDA の 2 倍前後なので借金の上乗せは 0。存続の不安もなく上乗せは 0。中国・競合の圧力と循環の山谷は、k でなく確率(悲観 10 年 14%)と悲観の深さで表した。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. NXP 2025 年通期・10-12 月期 決算(8-K)
  2. NXP 2026 年 1-3 月期 決算(8-K)
  3. NXP 2026 年 4-6 月期 決算(8-K)
  4. NXP 2026 年 4-6 月期 決算の発表文
  5. ST による NXP の MEMS 事業の取得
  6. 車載半導体のシェア(TechInsights 2024)
  7. NXP のアビバ・リンクス・キナラの取得完了
  8. VSMC(シンガポール 300mm 工場)
  9. NXP 2027 年の目標(二次情報・Wells Fargo の開始メモ)

分析日 2026-10-16