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マーベル・テクノロジー MRVL

接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)139.16 ドル1,249 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)223.5 ドル2,005 億ドル差 −37.7%
10 年後から見ると 割高 価値 139.16 ドル1,249 億ドル · 差 −37.7% · 期待の年率 +3.9%
期待の年率リターン(10 年)+3.9%資本コスト比 −5.6 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

マーベル・テクノロジーは、データセンターの中をつなぐ高速の信号処理部品(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品)、顧客の AI チップを一緒に作るカスタム事業、イーサネットスイッチとストレージコントローラを持つ、工場を持たない半導体会社である。2026 年 8 月の 2027 会計年度第 2 四半期は売上 27.4 億ドル(前年比 +37%)で、データセンターが 79% を占める。2027 会計年度は約 120 億ドル、2028 会計年度は約 200 億ドルへ引き上げられ、10 月の投資家説明会では 2031 会計年度に 700〜900 億ドルという目標が示された。

売上はセグメントごとに「市場(実質)× シェア × 物価並みの価格」で積んだ。中立の筋書きは、10 年後(2036 会計年度)に売上約 840 億ドル・営業利益率 32%(株式報酬を引く)・純利益約 240 億ドル。会社の目標より 5 年ほど遅いペースで、カスタムはグーグル 1 社への依存とブロードコム・アルチップ・メディアテックの追い上げでシェアを一部失い、相互接続も競合が増えてシェアが 6 割から 5 割弱へ下がると置いた。

バリュー投資の観点では、光 DSP の堀と顧客の設計に入り込む位置は 10 年後も残る可能性が高い。資本コスト 9.5%(基本 8% + 循環 0.75%・値決め 0.25%・寿命 0.5%)で割り、倍率を利益ベースの正当化 PER(余った現金を除いた事業の ROE 約 22%・堀は普通・g は通信量の伸びを見て 4.5%)の 7.5 割に置くと、10 年後の中立は純現金込みで PER 11.2 倍になる。2026 会計年度の純利益 27 億ドルは車載事業の売却益 18 億ドルを含み、継続事業は約 9 億ドルなので、今の PER 77 倍は見かけより高い。確率で加重した本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、割高となる。10 年で利益が継続事業の 26 倍になる中立の筋書きを置いても、倍率が上限に縛られて届かず、悲観の下げも深い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「10 年後もこの事業は存在し、今より強いか」を問う。光 DSP・AEC・スイッチといった接続部品は、AI のモデルが大きくなるほど要る量が増え、設計に入った後は切り替えにくいので、10 年後も存在する可能性は高い。堀は光 DSP で深く、カスタムでは顧客が価格を決めるため浅い。

次にオーナー利益。2026 会計年度の純利益 27 億ドルは売却益 18 億ドルを含み、継続事業は約 9 億ドルにとどまる。非 GAAP で見ても株式報酬が売上の約 9% あり、これを費用として見ると営業利益率は 36.6% でなく 28% 前後になる。今の時価総額 2,044 億ドルに対し、継続事業のオーナー利益の利回りは 1% に届かない。10 年で利益が約 26 倍になる世界を前提にした水準である。

資本配分は評価が分かれる。買収は多く、償却が売上の 9% 残り、自社株買いは株式報酬の希薄化を打ち消す程度である。グーグルへのワラントは、売上を買うために株を安く渡す動きで、確定が進めば既存株主の持ち分は約 7% 薄まる。

安全域は無く、筋書きの強さに頼る。事業の質は高いが、グーグル 1 社・AI 設備投資の循環・ブロードコムとの競争という 3 つの予測しにくい要素が重なり、確信度は下げる。資本コスト 9.5% で、成熟後の倍率を利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(純現金込みで PER 11.2 倍)に置くと、中立では 10 年後の時価総額が今の約 1.3 倍にとどまり、9.5% で割り引くと今の 5 割強にしかならない。楽観でも 10 年後は PER 12.8 倍(時価総額は今の約 3.1 倍)。筋書きどおりに進んでも割安とは言えず、悲観(10 年で 15%)では今の 1 割台まで下がる。

何で稼ぐ会社か

売上は 4 つに分かれる。1 つ目は相互接続(2026 会計年度で約 33 億ドルと推定)で、サーバーとスイッチ・チップ同士をつなぐ信号処理部品である。光モジュールの中で信号を整える DSP は 800G から 1.6T へ移行中で世界のシェアが高い。銅線で短距離をつなぐ AEC、光の駆動に使う広帯域アナログ、2026 年 2 月に買ったセレスチャル AI のパッケージ内光接続(CPO)が加わる。顧客はアマゾン・マイクロソフト・グーグル・メタなどの大手クラウドと、光モジュールを作る会社である。

2 つ目はカスタム(2026 会計年度で約 15 億ドル)。顧客が欲しい AI チップ(XPU)の設計を受託する形と、顧客のチップの周辺機能(メモリのインターフェース・ストレージ・ネットワーク・ニアメモリ演算、いわゆる XPU アタッチ)を半カスタムで納める形がある。アマゾンのトレニアム周辺で実績があり、2026 年 8 月にグーグルと最大 1,200 億ドル規模の拡大契約を結んだ。製造は台湾の TSMC で、設計と販売が仕事である。

3 つ目がスイッチ・ストレージ(約 13 億ドル)で、51.2T のイーサネットスイッチ(テラリンクス)、スケールアップ用のスイッチ、ストレージコントローラ。4 つ目は通信・企業ネットワーク・その他(約 21 億ドル)で、景気で波が大きい。車載イーサネットは 2025 年 8 月にインフィニオンへ 25 億ドルで売った。売上の式は、接続部品なら AI サーバーの出荷台数と 1 台あたりの接続数、カスタムなら顧客のチップの出荷個数と受託単価である。

優良さと弱いところ

強みは 3 つ。1 つ目は光 DSP で、信号処理の設計力と TSMC の先端工程の使いこなしにより、800G・1.6T の世代で顧客の標準品に入っている。光モジュールの設計に組み込まれると 1 世代(2〜3 年)は切り替えにくく、切り替えの費用が堀になる。2 つ目はカスタムで、アマゾンなどの設計を一緒に作ってきた経験と、2026 年 3 月にエヌビディアから受けた 20 億ドルの出資と NVLink Fusion への対応で、エヌビディアの GPU と組む案件にも入れる。3 つ目は 10 年で約 400 億ドル(買収 200 億・自社開発 200 億)を投じて積んだ幅広い製品群である。

資本効率はまだ低い。2026 会計年度の営業利益率は GAAP で 16%(買収の償却 9% ポイント・株式報酬 9% ポイントを含む)、ROE は売却益を除くと 6% 前後で、過去 10 年は赤字の年が多かった。2026 年 8 月のように非 GAAP の営業利益率が 36.6% まで来ても、株式報酬を引くと 28% 前後である。

弱い所は 3 つ。1 つ目はグーグル依存で、2029 会計年度以降のカスタムの増加の大半がグーグル案件になる。2 つ目はブロードコム(設計受託の 7 割超)、アルチップ(トレニアム周辺)、メディアテック(グーグルの低価格版)に挟まれ、顧客自身が価格を決める点。3 つ目は買収の消化で、セレスチャル AI は条件付きで最大 55 億ドルまで膨らむ。経営は 2016 年からのマット・マーフィー CEO で、買収で製品幅を広げる路線を続けている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

AI 向けデータセンターの設備投資は、大手 5 社で 2026 年に約 7,300〜8,050 億ドル、2027 年は 1 兆ドル前後の見方が出ている。マーベルは 2030 年のデータセンター設備投資が約 3 兆ドルになり、うち自社が狙える市場が約 3,850 億ドル(インターコネクト 650・スイッチ・ストレージ 850・カスタム 2,350)になると言う。2025 年の同じ市場は約 1 割の規模だったので、会社の言う成長率は年 45% になる。業界ノートの置き方(AI アクセラレータ市場が 2029 年に約 6,000 億ドル、2036 年に約 8,000 億ドル。ASIC の比率が 2 割弱から 3〜4 割へ)と照らすと、マーベルの TAM のうちカスタムはほぼ整合するが、インターコネクトの年率 65% 成長は強気に見える。

構造の変化は 3 つある。1 つ目は、モデルの大型化でチップ同士をつなぐ帯域が足りなくなり、接続部品の金額が GPU や XPU の金額より速く伸びる点。銅から光への切り替え(1.6T・3.2T・CPO)が 2027 年から本格化する。2 つ目は、顧客が自前チップ(グーグルの TPU・アマゾンのトレニアム・メタの MTIA・マイクロソフトのマイア)を増やし、設計の受託がブロードコム・マーベル・アルチップ・メディアテックの間で取り合いになる点。3 つ目は、エヌビディアが NVLink Fusion で他社チップも自社の接続規格に取り込み、規格の主導権を握る点。

競合は、DSP でクレド(Credo)・アステラ・ラボ(Astera Labs)・ブロードコム、スイッチでブロードコム・エヌビディア、カスタムでブロードコム・アルチップ・メディアテックである。循環の位置は「山へ向かう途中」で、2027 年までは顧客の発注計画が数字を支えるが、2028〜29 年は電力とデータセンター建設の遅れ・AI の収益化の遅れで設備投資が踊り場に入る恐れがある。

資本政策と M&A

還元は小さい。配当は年約 2 億ドル(四半期 0.54 億ドル)、自社株買いは 2026 会計年度に約 20 億ドル、2027 会計年度第 2 四半期は 2 億ドル。会社は長期に FCF の 5 割超を還元すると言うが、株式報酬で増える株が多く、正味の還元は小さい。純負債は 24 億ドルで、純負債/EBITDA は 0.27 倍と軽く、金利の変化の影響はほぼない。

買収で大きくなった会社である。2021 年にインノビウム(スイッチ)、2025 年にセレスチャル AI(前払い約 32.5 億ドル・条件達成で最大 55 億ドル)を買い、車載イーサネットはインフィニオンへ売って 18 億ドルの益を出した。資本の使い方は、買って育てる路線で、償却が売上の約 9% 残る。買収価格が高いほど ROE が薄まる点に注意が要る。

最大の資本の動きはグーグルへのワラント(最大約 7%・累計売上 1,200 億ドルに応じて確定)とエヌビディアの 20 億ドル出資である。ワラントは売上が 5 億ドル積み上がるごとに 1 区分(0.5 億ドルの払い込み)が確定する。筋書きは会社全体の時価総額で書き、確定した区分の払い込みを還元から引いた。TOB で買われる可能性は、時価総額が 2,000 億ドル台で小さい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

まず需要が確かである。2027 会計年度第 2 四半期のデータセンターは 21.7 億ドル(+46%)で、会社は 2027 会計年度のデータセンター +60%、2028 会計年度 +80% を示し、2028 会計年度の全社売上を 6 週間で 180 億から 200 億ドルへ引き上げた。グーグルとの契約は累計 1,200 億ドル・6.5 年の枠で、ワラントが売上に連動しているため、グーグルは買うほど株主として得をする。売る側と買う側の利害が一致した契約は、受注が途切れにくい。

接続部品は設備投資より速く伸びる。2030 年のデータセンター設備投資は約 3 兆ドルで、うち加速計算が 1.6 兆ドル。1 つの AI クラスターの中で GPU・XPU を何万個もつなぐため、光 DSP・AEC・スイッチの金額が計算チップの金額に対して増え続ける。スケールアップ光(CPO・NPO)は今は売上がほぼゼロだが、顧客が 2027 年から導入を計画し、2028 会計年度の見通しをさらに引き上げた。セレスチャル AI の条件達成(累計売上 20 億ドル)は 2029 会計年度までに現実味がある。

マーベルは米国の大手 4 社すべてにカスタムを納め、エヌビディアの NVLink Fusion に入り、アマゾンの 5 年契約もある。特定の大型案件に頼らず「数百製品」の積み上げで 2031 会計年度 700〜900 億ドルと言っている。営業利益率は非 GAAP で 38〜40% に入りつつあり、2031 会計年度は 44〜46%。この通りなら 2031 会計年度の純利益は 280 億ドル前後で、今の時価総額の約 1.4 倍の純利益である。

慎重な見方

今の値段は 2036 会計年度の売上 840 億ドルの世界を先に払っている。2027 会計年度第 2 四半期の売上は市場予想を小幅に上回った程度で、株価の反応は割れた。2026 会計年度の純利益 27 億ドルのうち 18 億ドルは車載事業の売却益で、継続事業の純利益は約 9 億ドル。非 GAAP の営業利益率 36.6% から株式報酬(売上の約 9%)を引くと 28% 前後になる。

カスタムの増加の大半はグーグル 1 社で、グーグルはブロードコムとメディアテックにも分けている。グーグルへのワラントは累計売上 1,200 億ドルの達成を要するが、これは設計の取り合いで他社へ流れるリスクを受け入れた契約でもある。アマゾンのトレニアム周辺ではアルチップが入り、カウンターポイントはマーベルのシェアが 2027 年に約 8% まで下がると予測する。ブロードコムは設計受託の 7 割超を持つ。カスタムは顧客が価格を決めるので、粗利益率は 5 割台後半から下がる方向になる。

接続部品の TAM を年率 65% 成長とする置き方は、2025 年に約 53 億ドルの市場が 2030 年に 650 億ドルになるという意味で、現時点でほぼ売上のないスケールアップ光に大きく頼る。クレド・アステラ・ラボ・ブロードコムが追い、DSP の単価は世代ごとに下がる。2022 年の利上げ局面で株価は −57% 下げ、AI 設備投資が 1 年止まれば 2022〜23 年のような在庫調整が来る。資本コスト 9% では、成熟後の倍率は利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(PER 14 倍台)にとどまり、10 年で売上が 10 倍になる筋書きでも、9% で割り引くと今の値段を 3 割ほど下回る。

どちらに重みを置いたか

強気の見方の「需要は確かで接続部品は設備投資より速く伸びる」は認め、10 年の楽観とやや楽観を 30% にとどめた。慎重な見方の「グーグル依存・競合・値段が先行」は 10 年で効くので、やや悲観と悲観を 37% とした。10 年後の成熟した倍率(利益ベースの正当化 PER の 7〜8.5 割に置いて、純現金込みで PER 10〜13 倍)を当てると、中立で今の値段の約 1.3 倍、悲観では 1 割台まで下がる。9.5% で割り引いた確率加重の価値は今の時価総額を 4 割ほど下回り、結論は「割高」。事業の質は高いが、売上が 10 倍になる筋書きを置いても、倍率が上限に縛られる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 297.93 ドル2,674 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 29.81 ドル268 億ドル)。 今の値に割り戻すと 139.16 ドル1,249 億ドル、今との差 −37.7%、 期待の年率 +3.9%(資本コスト 9.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 699.14 ドル6,274 億ドル 91.38 ドル820 億ドル +253.7% +13.5% 79.05 ドル709 億ドル
やや楽観 20% 499.54 ドル4,483 億ドル 54.60 ドル490 億ドル +148.0% +9.5% 110.83 ドル995 億ドル
中立 33% 297.19 ドル2,667 億ドル 30.09 ドル270 億ドル +46.5% +3.9% 108.00 ドル969 億ドル
やや悲観 22% 115.11 ドル1,033 億ドル 2.23 ドル20 億ドル −47.5% −6.2% 25.81 ドル232 億ドル
悲観 15% 31.42 ドル282 億ドル −4.46 ドル−40 億ドル −87.9% −19.1% 4.05 ドル36 億ドル
加重平均100% 297.93 ドル2,674 億ドル29.81 ドル268 億ドル +46.7% +3.9% 327.74 ドル2,941 億ドル

今の株価時価総額 223.47 ドル2,005 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 会社の目標を超えて伸び、接続部品の堀も保たれる 利益 489 億ドル · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 699.14 ドル6,274 億ドル

2036 会計年度(2036 年 1 月期)の売上は約 1,410 億ドル。2031 会計年度に会社の目標の上限(900 億ドル)に近づき、その後も年 10% 台で伸びる。相互接続は約 680 億ドル(シェア 52%)、カスタムは約 510 億ドルで、グーグルに加えてマイクロソフト・メタ向けも量産に入る。営業利益率は株式報酬を引いて 38%、純利益は約 490 億ドル。10 年の還元は、グーグルのワラント(満額に近づく・払い込み約 80 億ドル)や株式報酬の希薄化を引いても約 820 億ドル。接続部品の堀が保たれる前提で、ブロードコムとの競争は価格でなく製品の幅で勝つ。スケールアップ光(CPO)は 2030 年代前半に数十億ドル規模の事業になり、エヌビディアの NVLink Fusion に入ったカスタムも量産に入る。AI 設備投資は 2030 年に約 3 兆ドルに達し、その後も年 1 割前後で伸びて、10 年後の時点でもまだ成長が止まっていない。

  • 相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光):数量 484(相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 682 億ドル・営業利益 314 億ドル。市場 930 億ドル(実質)× シェア 52.0%・営業利益率 46%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • カスタム(XPU と XPU アタッチ):数量 363(カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 512 億ドル・営業利益 169 億ドル。市場 3300 億ドル(実質)× シェア 11.0%・営業利益率 33%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • スイッチ・ストレージ:数量 127(スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 179 億ドル・営業利益 75 億ドル。市場 1060 億ドル(実質)× シェア 12.0%・営業利益率 42%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • 通信・企業ネットワーク・その他:数量 26.4(通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 37 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 220 億ドル(実質)× シェア 12.0%・営業利益率 25%(株式報酬を引き、償却を除く)

倍率:正当化 PER は 14.7 倍(g 4.5%、RONIC 17.0%。RONIC は k 9.50% に、事業の ROE 24.6% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 12.5 倍(8.5 割)に置いた。カスタムチップと光通信部品が伸びる筋書きだが、大口顧客に偏るので 8.5 割に留めた。 g の内訳:データ通信量は 10 年より先も実質で伸びるので、長期の g は structural の 4.5%(k − g ≥ 3.5% も守る)。 純現金 1164 億ドルは戻り方 0.5 を掛けて数え、時価総額 =(純利益 489 − 受取利息の税引き後 34)× 12.5 + 1164 × 0.5 = 6274 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 12.8 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:会社の 2031 会計年度の目標を超えて伸びる筋書き。設計の取り合いで勝ち、顧客がマーベルの接続規格を使い続けることが条件で、10 年は 10% にとどめる。

やや楽観 20% 目標の達成が少し遅れ、その後は市場並みに伸びる 利益 369 億ドル · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 499.54 ドル4,483 億ドル

2036 会計年度の売上は約 1,150 億ドル。2031 会計年度に目標の中央(800 億ドル)にやや遅れて達し、その後は年 5〜6%。相互接続約 560 億ドル(シェア 50%)、カスタム約 420 億ドル。営業利益率は 36%(株式報酬を引く)、純利益は約 370 億ドル。グーグルのワラントは累計売上の約 6 割で確定し、払い込みは約 60 億ドル。カスタムはグーグルに加えてアマゾン・マイクロソフトの次世代案件を取り、相互接続ではスケールアップ光の寄与が数十億ドル規模になる。AI 設備投資は 2030 年に約 3 兆ドルの手前で止まり、その後は年 5〜8% に落ち着く。競合(ブロードコム・クレド)は残るが、DSP の単価の下がり方は世代ごとに 1 割ほどで収まる。

  • 相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光):数量 400(相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 564 億ドル・営業利益 248 億ドル。市場 800 億ドル(実質)× シェア 50.0%・営業利益率 44%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • カスタム(XPU と XPU アタッチ):数量 300(カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 423 億ドル・営業利益 127 億ドル。市場 3000 億ドル(実質)× シェア 10.0%・営業利益率 30%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • スイッチ・ストレージ:数量 92.4(スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 130 億ドル・営業利益 52 億ドル。市場 880 億ドル(実質)× シェア 10.5%・営業利益率 40%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • 通信・企業ネットワーク・その他:数量 25.2(通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 36 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 210 億ドル(実質)× シェア 12.0%・営業利益率 24%(株式報酬を引き、償却を除く)

倍率:正当化 PER は 14.7 倍(g 4.5%、RONIC 17.1%。RONIC は k 9.50% に、事業の ROE 24.8% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 11.8 倍(8 割)に置いた。主要顧客の需要が続く筋書きで 8 割。 g の内訳:データ通信量は 10 年より先も実質で伸びるので、長期の g は structural の 4.5%(k − g ≥ 3.5% も守る)。 純現金 871 億ドルは戻り方 0.5 を掛けて数え、時価総額 =(純利益 369 − 受取利息の税引き後 26)× 11.8 + 871 × 0.5 = 4483 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 12.1 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:2031 会計年度の目標(800 億ドル)を少し遅れて達成し、その後は市場並み。20% を置く。

中立 33% 目標より 5 年遅れで同じ規模に届き、シェアは落ちる 利益 239 億ドル · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 297.19 ドル2,667 億ドル

2036 会計年度の売上は約 840 億ドル。会社が 2031 会計年度に示した中央(800 億ドル)と同じ規模に、5 年遅れで届く姿である。カスタムは約 370 億ドル(市場の約 9%。グーグルが約半分を占め続けるが、ブロードコム・メディアテック・アルチップにシェアを一部取られる)、相互接続は約 350 億ドル(市場の約 48%。クレドやブロードコムに押され 6 割から下がる)、スイッチ・ストレージ約 87 億ドル。営業利益率は 32%(株式報酬を引く)。純利益は約 240 億ドル。グーグルのワラントは累計売上 445 億ドル分が確定(約 4 割)し、払い込みは約 45 億ドル。10 年の還元は、株式報酬の希薄化とこの払い込みを引いて約 270 億ドル。

  • 相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光):数量 247(相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 348 億ドル・営業利益 146 億ドル。市場 514 億ドル(実質)× シェア 48.0%・営業利益率 42%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • カスタム(XPU と XPU アタッチ):数量 264(カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 372 億ドル・営業利益 104 億ドル。市場 2935 億ドル(実質)× シェア 9.0%・営業利益率 28%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • スイッチ・ストレージ:数量 61.6(スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 87 億ドル・営業利益 33 億ドル。市場 685 億ドル(実質)× シェア 9.0%・営業利益率 38%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • 通信・企業ネットワーク・その他:数量 22.0(通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 31 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 200 億ドル(実質)× シェア 11.0%・営業利益率 22%(株式報酬を引き、償却を除く)

倍率:正当化 PER は 14.3 倍(g 4.5%、RONIC 15.7%。RONIC は k 9.50% に、事業の ROE 21.9% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 10.7 倍(7.5 割)に置いた。設計の入れ替えは数年に一度で堀はあるが、利益が少数の顧客に偏るので、中立は 7.5 割に置いた。 g の内訳:データ通信量は 10 年より先も実質で伸びるので、長期の g は structural の 4.5%(k − g ≥ 3.5% も守る)。 純現金 626 億ドルは戻り方 0.5 を掛けて数え、時価総額 =(純利益 239 − 受取利息の税引き後 19)× 10.7 + 626 × 0.5 = 2667 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 11.2 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:業界ノート(AI アクセラレータ 2036 年に約 8,000 億ドル、ASIC 比率 3〜4 割)に近い市場で、シェアが一部落ちる筋書き。最も多い 33%。

やや悲観 22% 競合に押され、カスタムの利益率が下がる 利益 106 億ドル · PER 9.8 倍 · 株価時価総額 115.11 ドル1,033 億ドル

2036 会計年度の売上は約 500 億ドル。カスタムはブロードコムとメディアテックに分散され、シェアが約 6.5% に落ちて約 200 億ドル。相互接続は約 225 億ドル(シェア 40%)で、クレド・アステラ・ラボ・ブロードコムに加え、顧客の自社内製(光の一体化)が進む。営業利益率は 24%(株式報酬を引く)、純利益は約 106 億ドル。グーグルのワラントの確定は累計売上の約 2 割にとどまる。還元は希薄化を引くとほぼゼロ。AI 設備投資は 2030 年前後に頭打ちになり、その後は年 3〜4% の伸び(物価並み)にとどまる。セレスチャル AI の条件付き対価は一部しか払わず、買収の償却と無形資産の減損が利益率を押し下げ続ける。価格を決めるのは顧客で、カスタムの営業利益率は 20% 前後に落ち着く。

  • 相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光):数量 160(相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 226 億ドル・営業利益 77 億ドル。市場 400 億ドル(実質)× シェア 40.0%・営業利益率 34%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • カスタム(XPU と XPU アタッチ):数量 143(カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 202 億ドル・営業利益 40 億ドル。市場 2200 億ドル(実質)× シェア 6.5%・営業利益率 20%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • スイッチ・ストレージ:数量 35.0(スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 49 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 500 億ドル(実質)× シェア 7.0%・営業利益率 28%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • 通信・企業ネットワーク・その他:数量 19.0(通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 27 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 190 億ドル(実質)× シェア 10.0%・営業利益率 18%(株式報酬を引き、償却を除く)

倍率:正当化 PER は 12.7 倍(g 4.5%、RONIC 12.4%。RONIC は k 9.50% に、事業の ROE 15.3% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 8.9 倍(7 割)に置いた。顧客が設計を他社に移す筋書きで 7 割。 g の内訳:データ通信量は 10 年より先も実質で伸びるので、長期の g は structural の 4.5%(k − g ≥ 3.5% も守る)。 純現金 389 億ドルは戻り方 0.5 を掛けて数え、時価総額 =(純利益 106 − 受取利息の税引き後 12)× 8.9 + 389 × 0.5 = 1033 億ドル(純利益に対する見かけの PER は 9.7 倍)。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:ブロードコム・アルチップ・メディアテックにカスタムのシェアを奪われ、DSP の単価と競争も厳しくなる。10 年は 22% と厚めに置く。

悲観 15% 構造的に負け、優良ではなくなる 利益 15 億ドル · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 31.42 ドル282 億ドル

2036 会計年度の売上は約 225 億ドル。設備投資が構造的に半減し、カスタムはグーグルの案件をメディアテックとブロードコムに奪われ約 70 億ドル、相互接続は NVLink と顧客内製で約 117 億ドルにとどまる。セレスチャル AI などの買収無形資産に減損が出る。営業利益率は 10%、純利益は約 15 億ドル、自己資本は約 450 億ドル。株式報酬の希薄化が自社株買いを上回り、正味の還元は負になる(10 年の自社株買いと配当は約 25 億ドルだが、株式報酬で増えた株の分が約 65 億ドルで、差し引き −40 億ドル。ワラントの払い込みは約 20 億ドル分が確定し、これも正味から引いた。新規の増資はなし)。減損後の、現金を除いた事業の資本(約 160 億ドル・ROE 約 5%)は式では 0.4 倍の床まで下がり、期末の純現金 約 220 億ドルを 1 ドルで足して測る(自己資本の 0.63 倍)。

  • 相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光):数量 83.2(相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 117 億ドル・営業利益 23 億ドル。市場 260 億ドル(実質)× シェア 32.0%・営業利益率 20%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • カスタム(XPU と XPU アタッチ):数量 49.5(カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 70 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 1100 億ドル(実質)× シェア 4.5%・営業利益率 8%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • スイッチ・ストレージ:数量 12.5(スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 18 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 250 億ドル(実質)× シェア 5.0%・営業利益率 12%(株式報酬を引き、償却を除く)
  • 通信・企業ネットワーク・その他:数量 13.5(通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア)× 価格 141(物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた))→ 売上 19 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 150 億ドル(実質)× シェア 9.0%・営業利益率 10%(株式報酬を引き、償却を除く)

倍率:谷の純利益は約 15 億ドルと小さく(ROE 約 3%、k 9.5% 以下)、稼ぐ力(純利益 ÷ k)では約 160 億ドルにしかならない。悲観の床は純現金と売れる資産の税後で測る:期末の純現金 約 216 億ドル + 減損後の事業の資本 164 億ドルの 5 割 = 約 298 億ドルのうち、約 282 億ドル(自己資本 450 億ドルの 0.63 倍)で置いた。純利益に対する見かけの PER は 18.8 倍。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:顧客の自前化とエヌビディアの規格支配で接続部品も押され、買収の減損が出る構造的な負け。15% を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

相互接続(光 DSP・電気ケーブル用 AEC・電気光学部品・スケールアップ光)

データセンターの中でサーバーとスイッチ、チップとチップをつなぐ高速の信号処理部品。800G から 1.6T の光 DSP、銅線用の AEC、広帯域アナログ(TIA・ドライバ)、これから立ち上がるスケールアップ光(NPO・CPO)。

数量相互接続の市場(実質・億ドル)× シェア価格物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた)売上営業利益
今 2025/12 33.0 100 33 11
10 年後 中立 247 141 348 146

取り方:2026 会計年度の相互接続は開示がなく推定。データセンター 61 億ドルからカスタム約 15 億とスイッチ・ストレージ約 13 億を引いた約 33 億ドルと置いた。市場は 2025 年に約 53 億ドル(マーベルの TAM 2030 年 650 億ドルから年率 65% で逆算)、シェア約 62%(光 DSP の高いシェアに合う)。営業利益率は株式報酬を引き買収無形資産の償却を除いて約 33%。

カスタム(XPU と XPU アタッチ)

顧客が持つ AI チップの設計と周辺機能(メモリインターフェース・ストレージ・ネットワーク・ニアメモリ演算)の受託。アマゾン・グーグル・マイクロソフト・メタ向け。

数量カスタムの市場(実質・億ドル)× シェア価格物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた)売上営業利益
今 2025/12 15.0 100 15 3
10 年後 中立 264 141 372 104

取り方:2026 会計年度のカスタム売上は会社の開示で約 15 億ドル。市場は 2025 年に約 260 億ドル(TAM 2030 年 2,350 億ドルから年率 55% で逆算。ブロードコムが受託する分を含む)、シェア約 5.8%。営業利益率は立ち上げ途中で約 17%(株式報酬を引き、償却を除く)。

スイッチ・ストレージ

データセンター用のイーサネットスイッチ(テラリンクス・51.2T)、スケールアップ用スイッチ、ストレージコントローラ。

数量スイッチ・ストレージの市場(実質・億ドル)× シェア価格物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた)売上営業利益
今 2025/12 13.0 100 13 3
10 年後 中立 61.6 141 87 33

取り方:スイッチ・ストレージは推定で約 13 億ドル。市場は 2025 年に約 158 億ドル(TAM 2030 年 850 億ドルから年率 40% で逆算)、シェア約 8%。営業利益率は約 23%。

通信・企業ネットワーク・その他

通信事業者向け(5G 基地局用チップなど)、企業ネットワーク、民生。車載イーサネットは 2025 年 8 月にインフィニオンへ売却済み。

数量通信ほかの市場(実質・億ドル)× シェア価格物価指数(2026 会計年度 = 100。3 年後 111・10 年後 141。ビット単価の値下がりは市場の金額に含めた)売上営業利益
今 2025/12 21.0 100 21 4
10 年後 中立 22.0 141 31 7

取り方:通信・企業ネットワーク・その他は、売上 82 億ドルからデータセンター 61 億を引いた約 21 億ドル。市場は約 150 億ドル(TAM 2030 年と同水準と置く)、シェア約 14%。営業利益率は約 19%。2027 会計年度は約 10% 成長の見通し。

リスクと懸念

グーグル 1 社への依存

2029 会計年度以降のカスタムの増加の大半がグーグル案件で、契約は累計売上 1,200 億ドルの「最大」であり、確定は買った分だけである。グーグルはブロードコム・メディアテックにも設計を分けており、TPU の次の世代で割合が変われば、カスタムの売上は半減しうる。ワラントは売上を買う代償として約 7% の希薄化も呼ぶ。

AI 設備投資の山と谷

大手の設備投資は 2027 年に約 1 兆ドルと言われるが、AI アプリの課金が設備投資に追いつかなければ、2022〜23 年の GPU 在庫調整のような調整が来る。マーベルの株価は 2022 年に −57%、リーマンで −68% 下げた。接続部品もカスタムも、同じ設備投資から売上が出るので、同時に下がる。

ブロードコム・アルチップ・メディアテックとの設計の取り合い

ブロードコムはカスタム設計受託の 7 割超を持つ。アルチップはアマゾンのトレニアムの供給網に入り、カウンターポイントはマーベルのシェアが 2027 年に約 8% まで下がると予測する。顧客が価格を決めるので、受託の粗利益率は下がりやすい。

接続部品の TAM が先に行きすぎている

インターコネクトの TAM を 2025 年の約 53 億ドルから 2030 年の 650 億ドル(年率 65%)とする置き方は、現時点でほぼ売上のないスケールアップ光の立ち上がりに大きく頼る。光 DSP の単価は世代ごとに下がり、クレド・アステラ・ラボが追う。市場が 4 割小さければ、中立の相互接続の売上は 3 割下がる。

買収の消化とのれん・償却

セレスチャル AI は前払い約 32.5 億ドルで、2029 会計年度末までに累計売上 20 億ドル超を達成すると最大 55 億ドルになる。達成できなければ減損が出る。償却は売上の約 9% で、GAAP の利益を押し下げ続ける。2027 会計年度第 1 四半期には条件付対価の再評価で 2.03 億ドルの損失が出た。

利益の質(売却益・株式報酬)

2026 会計年度の純利益 27 億ドルのうち約 18 億ドルは車載事業の売却益。非 GAAP の営業利益率 36.6% は株式報酬(売上の約 9%)を除いた値で、費用として見れば 28% 前後。PER の見かけの低さ(直近 12 か月)に惑わされると割高さを見誤る。

台湾・輸出規制・サプライチェーン

製造は TSMC に全面依存し、台湾リスクがある。2027 会計年度の供給確保で約 10 億ドルの前払いをした。先端パッケージ・HBM の供給が制約になれば、出荷が遅れる。AI チップや光部品の輸出規制の変更は、売上の上振れにも下振れにも効く。

今後の分かれ目

大手 5 社のうち 2 社以上が来年の AI 設備投資を減らす
3 年・10 年とも慎重な筋書き(やや悲観・悲観)の確率を上げる。グーグル案件の立ち上げの遅れが先に出るので、カスタムの売上が下振れる。
グーグルが次世代 TPU の割合をブロードコム・メディアテックに寄せる(または確定する区分の増加が止まる)
カスタムの 10 年の売上を半分近くに引き下げる。ワラントの払い込みが減る分は小さく、持ち分の希薄化も減るが、売上の減少のほうが大きい。
スケールアップ光(CPO・NPO)の売上が 2028 会計年度に計画どおり立ち上がる
相互接続の 10 年のシェアを 5 割超に保てるので、やや楽観・楽観へ寄せる。セレスチャル AI の条件付き対価の満額も現実味を帯びる。
ブロードコムまたはアルチップがアマゾンの次世代トレニアムの設計を取る
カスタムの 3 年の売上がやや悲観の水準に近づく。マーベルのカスタムはグーグル 1 社への依存がさらに強まる。
非 GAAP の営業利益率が 40% を超え、株式報酬が売上の 7% 未満に下がる
営業利益率の置き方(株式報酬を引いて 31〜32%)を上げられる。純利益の 10 年の置き方が 1 割強上振れる。
エヌビディアの NVLink Fusion が主流規格になり、マーベルが標準の供給元になる
スケールアップ接続の売上が数十億ドル規模で上乗せされ、楽観へ寄せる。一方で規格の主導権をエヌビディアが握り、利益率は下がる可能性もある。

見ておくもの

  • 大手 5 社(アマゾン・グーグル・マイクロソフト・メタほか)の設備投資の改定と、AI アプリの課金の伸び
  • マーベルの四半期売上(2027 会計年度第 3 四半期は約 31.5 億ドルの見通し)とデータセンターの伸び、2028 会計年度 200 億ドルの達成
  • 2029 会計年度のカスタム売上(120 億ドル超)の積み上がり方と、グーグルのワラント確定区分の数
  • 非 GAAP 営業利益率(Q4 に 38〜40% 入りの予定)と、株式報酬・償却の割合(GAAP との差)
  • スケールアップ光(CPO・NPO)の初出荷の時期と、セレスチャル AI の累計売上(2029 会計年度末までに 5 億ドル・20 億ドル)
  • アルチップ・ブロードコムによるトレニアム・マイアなどの設計受注、カウンターポイントのシェア推計

倍率と資本コストの決め方

売上は今の株価と無関係に、市場(会社の TAM を物価で割った実質の金額)× シェアで積んだ。会社の 2031 会計年度の目標(800 億ドル)を、中立では 5 年遅れで置いて割り引いた。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)、RONIC = k + 1/2 ×(事業の ROE − k)、k 9.5%、g は通信量の伸びを見て structural の 4.5% から出し、上限の 7〜8.5 割(中立は 7.5 割)で置いた。今の PER 77 倍(売却益を除くと 200 倍超)には寄せていない。ROE は検査と同じく、帳簿の自己資本から余った現金(10 億ドル)を除いて取り(10 年の中立で約 22%)、期末の純現金は戻り方 0.5 を掛けて足した。10 年後の中立は見かけ 11.2 倍。10 年の悲観は、純現金と売れる資産の税後(約 298 億ドル)で測った。株価が年初来で約 3 倍になった勢いは、確率の理由には使っていない。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 5% + β 1.80 × 5%。k = 基本 8.0% + quality +1.50% = 9.50%。循環 +0.75%・値決め +0.25%・寿命 +0.5% で quality は +1.5%(k 9.5%。前は β 1.80 を枠の上限 9% に収めた値)。グーグル依存・AI 設備投資の山と谷は k だけでなく、やや悲観・悲観の確率(10 年で 37%)と悲観の深さでも表した。存続は危うくないので上乗せ 0。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

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  2. マーベル 2027 会計年度第 2 四半期 決算(Yahoo Finance)
  3. マーベル 投資家説明会(2026-10-06)の目標(Yahoo Finance)
  4. マーベル 投資家説明会 2026 の書き起こし(StockAnalysis)
  5. グーグルのワラントの条件(Motley Fool)
  6. グーグルのワラント(Forklog)
  7. エヌビディアのマーベルへの 20 億ドル出資(igor'sLAB)
  8. セレスチャル AI 買収の完了(Benzinga)
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  10. グーグルとマーベルの推論チップ協議(The Next Web)

分析日 2026-10-16