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オートデスク ADSK

設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%)

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)54.70 ドル118 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)254.9 ドル548 億ドル差 −78.5%
10 年後から見ると 割高 価値 54.70 ドル118 億ドル · 差 −78.5% · 期待の年率 −8.5%
期待の年率リターン(10 年)−8.5%資本コスト比 −17.2 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

オートデスクは建築・土木・製造・メディアの設計ソフトの最大手で、FY26(2026 年 1 月期)の売上は 72.1 億ドル(+18%)、GAAP の営業利益率は 21.9%、純利益は 11.2 億ドル。売上の 97% は繰り返し入る契約。筆者の結論は割高で、設計ソフトを席課金型として、生成 AI が設計を自動化して席が減る影響を数量と価格に直接入れた。

AutoCAD の図面形式と、建設の BIM データ(AECO)は、業界の共同利用の標準であり、純売上維持率 109% の実績もあるが、解約率を直接示す数字は確かめられない。そこで AECO を記録の正本寄りの混合として数量0.92倍・価格1.18倍(取引モデルの上乗せ 1.03 を含む)とし、g を堀の部分の利益比で0.6%だけ認めた。AutoCAD は成熟した席課金で、席の減少が最も効き、数量0.78倍・価格1.10倍。製造は0.85倍・1.10倍、メディアと運用ソフト(マックスメイン含む)は1.00倍。AI 製品の売上の金額開示は確かめられなかった。

中立の売上は今の1.00倍の72.2億ドル、GAAP の純利益は12.5億ドル(株式報酬は売上の約 11%)。k は基本 8.0% に寿命の上乗せ+0.75%で8.75%、倍率は11.9倍。やや悲観と悲観の確率は合わせて35%。本質価値は 118億ドル、今の時価総額 516億ドル に対して-77%で、評価は割高。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、AutoCAD の図面形式と建設の BIM データは、業界の共同利用の標準で、10 年後も存在する確信は高い。純売上維持率 109% も堀を支える。しかし課金は席が中心で、生成 AI が設計や図面作成を自動化すれば席が減る。解約率を直接示す数字は確かめられず、g は堀の部分にだけ0.6%で認めた。

オーナー利益は、株式報酬(売上の約 11%)を費用にした GAAP の純利益 11.2 億ドル。非 GAAP の利益率 41% は使わない。2026 年 2〜7 月の自社株買い約 9.0 億ドルのうち、正味約 5 億ドルは自己資本の起点から引いた。マックスメインの買収(約 36 億ドル)は過去最大で、統合の実行を見る必要がある。

本質価値は 118億ドル で、今の時価総額 516億ドル に対して-77%。GAAP の PER 約 46 倍には払わない。安全域は見込めない。

何で稼ぐ会社か

売上は 4 つの製品群で成り立つ。AECO(FY26 に 35.8 億ドル、+22%)は建物の設計(Revit)、土木・インフラ、建設現場の管理(Construction Cloud。旧プランググリッド(PlanGrid)や旧ビルディングコネクテッド(BuildingConnected))、そして完成後の施設運用(Tandem)までを一続きで売る。AutoCAD と AutoCAD LT(17.9 億ドル、+14%)は 2 次元・3 次元の汎用 CAD で、世界中の設計事務所が使う基本ツール。製造(13.8 億ドル、+16%)は Fusion と Inventor で、機械・製品の設計から加工(CAM)・解析までを扱う。メディア・エンタメ(3.3 億ドル、+5%)は映像・ゲームの制作ツール。

稼ぎ方は、設計者 1 人ごとの年間契約(席)が基本で、毎年の更新で売上が積み上がる。FY26 の売上のうち設計ソフト(Design)が 59.8 億ドル、クラウドで共同作業・製造・施設運用をつなぐ Make が 8.0 億ドル(+22%)。AI は、自動で拘束条件を付ける Fusion の AutoConstrain(利用者の受け入れ率 約 6 割)などの機能として入り、会社は設計・建設・製造・運用のデータをつなぐ「プロジェクト・インテリジェンス」を掲げる。

取引の形が変わっている点が数字を読みにくくしている。以前は再販業者が顧客に売り、オートデスクは再販業者への卸値を売上にしていた。新しい取引モデル(直接請求)では、顧客への価格を売上にし、再販業者への手数料を費用に回す。このため売上は増えるが利益率は見かけ上下がる。FY27 の売上の伸び(報告ベース +12〜13%)のうち約 3 ポイントがこの機械的な上乗せで、移行は FY27 でほぼ終わる。2026 年 8 月にマックスメイン(ARR 1.35 億ドル超・成長 5 割超・赤字)が加わった。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第一は成果物の互換性で、建築・土木・製造の世界では図面とモデルのファイル形式(DWG・RVT)が業界の共通語になっており、設計事務所・施工会社・発注者がオートデスクの形式で受け渡すため、1 社だけ別の製品へ移ると相手とやり取りできない。第二は学習の費用で、設計者は何年も使った操作を覚えており、移行の期間は生産性が落ちる。第三は広さで、建物の設計から現場管理・運用までを同じデータでつなげる会社は少ない。

競合と並べると位置がはっきりする。ダッソー(Dassault Systèmes)は 2026 年第 2 四半期にソフトの売上が +4%、非 IFRS の営業利益率 30%(IFRS 23%)。ベントレー(Bentley Systems)は売上 +12.8%、ARR +12%、GAAP の営業利益率 21.6%、純収益維持率 109%。PTC は CAD の ARR が +6%、PLM が +8%。ネメチェック(Nemetschek)は 2026 年に +14〜15%(買収を含む)、EBITDA 率 32〜33%。オートデスクの FY26 は +18%(取引モデルの上乗せ込みで、その分を除くと 1 割台前半)、GAAP の営業利益率は 21.9% で、FY27 には 25〜27% を見込む。成長は同業の上位、利益率は同業と並ぶ水準まで来た。

弱い点は 3 つ。株式報酬が売上の約 11%(7.9 億ドル)と大きく、非 GAAP の利益率 38% と GAAP の 22% の差の大半がこれで、オーナー利益は GAAP の純利益で見る。製造では PTC・シーメンス・ダッソーが強く、シェアを守る戦いが続く。AutoCAD は成熟し、AI が 2 次元の製図を自動化すれば席が減る。資本効率は高く、有形の資産がほとんど要らないが、自社株買いで自己資本が小さく、帳簿の ROE(36.9%)は見かけが膨らんでいる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

設計ソフトの市場は、建設・製造の電子化と、AI で設計の生産性が上がることを追い風に、世界で実質年 3〜4% 程度で伸びると置いた。業界ノートによれば、業務ソフト全体は約 8,000 億ドルで、座席の課金から使用量・成果の課金へ移る途中にあり、2026 年 2 月にはソフト株から 1 兆ドル超の時価が消えたとの報道があった。AI がソフトを置き換えるという懸念が、評価の幅を広げている。

建築・土木(AECO)は、各国の老朽インフラの更新、データセンターと工場の建設、建築情報モデル(BIM)の義務化が需要を支える。競合はベントレー(土木・インフラに強い)、ネメチェック(建築設計の Archicad・Allplan。2026 年に HCSS を買収して施工へ広げた)、トリンブルやプロコア(施工管理)。製造は、ダッソー(SOLIDWORKS・CATIA)、PTC(Creo・Onshape)、シーメンスが相手で、クラウドの Fusion と Onshape が中小企業向けで競り合う。汎用 CAD の AutoCAD は成熟し、価格改定と席の減少がせめぎ合う。

構造の変化は 3 つ。第一は AI による設計の自動化で、仕様を入力すると図面やモデルが出てくる世界になれば、同じ成果物に必要な設計者の席が減る。第二は課金の形の変化で、席数から使用量・成果の課金へ移ると、売上の予測しやすさが変わる。第三は取引モデルの変更で、オートデスクは再販業者を外して直接請求に移り、売上の見かけと利益率が動いている。循環の面では、2008〜09 年にオートデスクの売上は約 26% 減り、設計者の人員が景気で減ると席が減る。今は受注残が積み上がる(RPO +20%)好況の側にいる。分かれ目は、AI が席を減らす速さと、AI が設計の需要そのものを増やす速さの差である。

【AIエージェント代替】設計ソフトの席課金は、生成 AI が設計を自動化するほど減る。10 年の中立は売上が今の1.00倍になると置き、建設と製造の電子化による市場の成長は個別評価では採らない。

資本政策と M&A

株主還元は自社株買いが中心で配当はない。FY26 は 14.0 億ドルを買い戻し、これは純利益(11.2 億ドル)を上回る。ただし株式報酬が 7.9 億ドルあり、株数の増加を打ち消す分があるので、正味の還元は自社株買いから株式報酬を引いた約 6 億ドル(純利益の約 55%)と見る。フリーキャッシュフロー 24.1 億ドルは株式報酬と前受け収益の増加を含み、純利益の 2 倍強になる。

M&A は 2026 年 8 月に完了したマックスメイン(約 36 億ドルの現金。手元の約 16 億ドルと借入で賄い、最大 20 億ドルのコマーシャルペーパーを用意)が過去最大で、純負債は FY26 末の約 1 億ドルから 30 億ドル前後になる。過去にはプランググリッド(2018 年)・イノビーズ(Innovyze、2021 年)などを買い、現場管理や水の解析に広げてきた。マックスメインは設備保全で、設計データと運用データをつなぐ構想だが、赤字で、のれんの減損の危険を抱える。ほかの買収は、10 年では中立で年 2 億ドル台の小型を足す。

借金は借り換えで約 5.75% として純利益に入れた。オートデスク自身が買われる可能性は、時価総額約 500 億ドルと設計ソフトの寡占のため小さい。 FY27 上期(2〜7 月)の自社株買いは約 9.0 億ドル(第 2 四半期 約 4.5 億ドル)で、株式報酬の相殺分(約 4 億ドル)を引いた正味約 5 億ドルは今の株数に反映済みなので、起点の自己資本と 10 年の還元の合計から外した。

【還元の置き方】10 年の還元は純利益の累計の約 85% と置いた(無配で自社株買いが中心。成長に回す元手が要らないため、残り15%は小型買収)。残らない分は、伸びが止まる中立の筋書きでは成長に回す元手が要らないため返す。株式報酬は GAAP の純利益ですでに費用として引いている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

設計の仕事はなくならず、むしろ増える。AI は設計者を置き換えるのでなく、1 人が扱える案件を増やし、設計の費用が下がることで、これまで図面を引けなかった小さな案件・新興国・施設運用まで需要が広がる。Fusion の自動拘束は受け入れ率が約 6 割に達し、AI の機能は使われている。RPO は 83 億ドル(+20%)で、先の売上が見えている。

ファイル形式の囲い込みは AI 時代にも効く。モデル開発会社が図面を出せても、受け取る施工会社・発注者が使う形式は DWG・RVT で、オートデスクの形式で出す必要がある。AI は同社の製品の中に入り、使用量の課金が席の課金に上乗せされる。建設・製造・運用のデータをつなぐ「プロジェクト・インテリジェンス」で、使われる量が増える。

利益率は取り戻せる。非 GAAP の目標は FY29 に 41%(取引モデルの影響を除くと約 45%)で、GAAP でも FY26 の 22% から FY27 に 25〜27% へ上がる見通し。株式報酬の比率は第 2 四半期に下がった。マックスメインが加わっても、規模が大きくなれば売上の伸びは 10% 前後を保てる。

慎重な見方

今の値段が高すぎる。GAAP の PER は 46 倍、非 GAAP の予想 PER でも 20 倍近くで、株式報酬(売上の約 11%)を費用に入れると倍近い。中立の 10 年後の PER は約 16 倍と、今の 3 分の 1 ほどで、利益が 3 倍になっても今の時価総額に届かない。

AI は席の課金の根幹を突く。2 次元の製図、図面の確認、数量の拾い出し、建物の基本設計は、仕様から自動で出せるようになる部分が大きい。同じ成果物に必要な設計者が減れば席が減り、会社が使用量課金へ移れば、売上の安定という席課金の強みを手放す。2026 年 2 月に起きたソフト株の急落は、この懸念の表れで、AutoCAD(売上の 25%)は特に弱い。

競合は手強い。ベントレーは土木で成長が 12%、ネメチェックは買収で 14〜15%、製造ではダッソー・PTC・シーメンスが固い顧客を持つ。取引モデルの変更で売上の伸びの約 3 ポイントは見かけで、実質は 9〜10%。マックスメインは赤字で、36 億ドルは ARR の約 27 倍、成長が鈍れば減損になる。リーマン期にオートデスクの株価は約 75% 下がり、売上は約 26% 減った。 設計の自動化で席課金が崩れ、競合の値引きが重なれば、GAAP の利益は株式報酬と償却を引くとほとんど残らない。

どちらに重みを置いたか

強気は図面と BIM の標準、純売上維持率 109%、契約残 +20%、マックスメインの成長を言い、慎重は生成 AI による席の減少と、GAAP の PER 約 46 倍という値段を言う。堀の部分にだけ g を認め、席型の数量と価格で引いた。やや悲観と悲観を合わせて35%。AI 代替は数量・価格に主に入れ、k では寿命の上乗せ(0.75%)にとどめた。結論は割高。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 63.67 ドル137 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 41.34 ドル89 億ドル)。 今の値に割り戻すと 54.70 ドル118 億ドル、今との差 −78.5%、 期待の年率 −8.5%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 84.65 ドル182 億ドル 49.77 ドル107 億ドル −47.3% −6.2% 9.41 ドル20 億ドル
やや楽観 20% 76.70 ドル165 億ドル 46.98 ドル101 億ドル −51.5% −7.0% 24.73 ドル53 億ドル
中立 38% 68.98 ドル148 億ドル 44.65 ドル96 億ドル −55.4% −7.8% 43.18 ドル93 億ドル
やや悲観 23% 55.91 ドル120 億ドル 39.53 ドル85 億ドル −62.6% −9.4% 21.95 ドル47 億ドル
悲観 12% 27.77 ドル60 億ドル 20.00 ドル43 億ドル −81.3% −15.4% 5.73 ドル12 億ドル
加重平均100% 63.67 ドル137 億ドル41.34 ドル89 億ドル −58.8% −8.5% 105.01 ドル226 億ドル

今の株価時価総額 254.95 ドル548 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 7% BIM と図面の標準が効き、席の減りが小さい 利益 15 億ドル · PER 12.0 倍 · 株価時価総額 84.65 ドル182 億ドル

BIM と図面の標準が効き、AI 製品が席の減りを埋める最良の筋書き。AI 製品の売上の金額開示は確かめられないので、AECO の数量は今の1.00倍、AutoCAD は0.90倍が上限。売上は84.0億ドル、純利益は15.2億ドル。 内訳は建築・土木・建設・運用=数量1.00倍・価格1.25倍・利益率20.0%、AutoCAD・AutoCAD LT=数量0.90倍・価格1.15倍・利益率34.3%、製造=数量0.98倍・価格1.15倍・利益率18.4%、メディア・エンタメ+運用ソフト=数量1.00倍・価格1.15倍・利益率5.3%。 この筋書きの確率は7%。結果は、売上が今の1.17倍の84.0億ドル、営業利益20.7億ドル、純利益15.2億ドル、自己資本51.0億ドル、10年の正味の還元107億ドル、時価総額182億ドル(PER11.9倍)。

  • 建築・土木・建設・運用(AECO):数量 700(AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 6.4%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 45 億ドル・営業利益 9 億ドル。数量1.00倍・価格1.25倍・営業利益率20.0%(人月と記録の正本の混合)
  • AutoCAD・AutoCAD LT:数量 135(汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 13.7%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 18 億ドル・営業利益 6 億ドル。数量0.90倍・価格1.15倍・営業利益率34.3%(席課金型)
  • 製造(Fusion・Inventor ほか):数量 293(製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 5.3%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 16 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量0.98倍・価格1.15倍・営業利益率18.4%(席課金型)
  • メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む):数量 400(メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 1.3%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量1.00倍・価格1.15倍・営業利益率5.3%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.60%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE30.1%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=23.0%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.9倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:AI 製品の売上の金額開示がなく、楽観でも数量は上限を抑えた。7%。

やや楽観 20% AECO が伸び、AutoCAD の席は緩やかに減る 利益 14 億ドル · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 76.70 ドル165 億ドル

AECO 0.96倍・1.22倍、AutoCAD 0.84倍、製造0.91倍。売上は78.2億ドル、純利益は13.8億ドル。 内訳は建築・土木・建設・運用=数量0.96倍・価格1.22倍・利益率19.4%、AutoCAD・AutoCAD LT=数量0.84倍・価格1.13倍・利益率33.3%、製造=数量0.91倍・価格1.13倍・利益率17.9%、メディア・エンタメ+運用ソフト=数量1.00倍・価格1.13倍・利益率5.2%。 この筋書きの確率は20%。結果は、売上が今の1.09倍の78.2億ドル、営業利益18.8億ドル、純利益13.8億ドル、自己資本50.0億ドル、10年の正味の還元101億ドル、時価総額165億ドル(PER11.9倍)。

  • 建築・土木・建設・運用(AECO):数量 672(AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 6.2%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 42 億ドル・営業利益 8 億ドル。数量0.96倍・価格1.22倍・営業利益率19.4%(人月と記録の正本の混合)
  • AutoCAD・AutoCAD LT:数量 126(汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 13.5%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 17 億ドル・営業利益 6 億ドル。数量0.84倍・価格1.13倍・営業利益率33.3%(席課金型)
  • 製造(Fusion・Inventor ほか):数量 274(製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 5.2%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 14 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量0.91倍・価格1.13倍・営業利益率17.8%(席課金型)
  • メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む):数量 400(メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 1.3%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量1.00倍・価格1.13倍・営業利益率5.1%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.60%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE27.9%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=21.5%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.9倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:AECO の標準が効き、売上の 97% が繰り返し入る契約である点を見て 20%。

中立 38% 席が AI で圧縮され、価格が物価に届かない 利益 13 億ドル · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 68.98 ドル148 億ドル

AECO は数量0.92倍・価格1.18倍、AutoCAD は席の減少で0.78倍・1.10倍、製造は0.85倍、メディア・運用は1.00倍。売上は72.2億ドル、営業利益は16.9億ドル、純利益は12.5億ドル。 内訳は建築・土木・建設・運用=数量0.92倍・価格1.18倍・利益率19.0%、AutoCAD・AutoCAD LT=数量0.78倍・価格1.10倍・利益率32.7%、製造=数量0.85倍・価格1.10倍・利益率17.5%、メディア・エンタメ+運用ソフト=数量1.00倍・価格1.10倍・利益率5.0%。 この筋書きの確率は38%。結果は、売上が今の1.00倍の72.2億ドル、営業利益16.9億ドル、純利益12.5億ドル、自己資本48.0億ドル、10年の正味の還元96.0億ドル、時価総額148億ドル(PER11.9倍)。

  • 建築・土木・建設・運用(AECO):数量 644(AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 6.0%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 39 億ドル・営業利益 7 億ドル。数量0.92倍・価格1.18倍・営業利益率19.0%(人月と記録の正本の混合)
  • AutoCAD・AutoCAD LT:数量 117(汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 13.1%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 15 億ドル・営業利益 5 億ドル。数量0.78倍・価格1.10倍・営業利益率32.7%(席課金型)
  • 製造(Fusion・Inventor ほか):数量 255(製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 5.1%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 13 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.85倍・価格1.10倍・営業利益率17.5%(席課金型)
  • メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む):数量 400(メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 1.3%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量1.00倍・価格1.10倍・営業利益率5.0%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.60%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE26.1%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=20.3%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.9倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:席が圧縮される中心の筋書き。38%。

やや悲観 23% 生成 AI が設計を自動化し、席が減る 利益 10 億ドル · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 55.91 ドル120 億ドル

生成 AI が設計そのものを自動化し、席が減る。AECO 0.85倍・1.14倍、AutoCAD 0.72倍。売上は64.4億ドル、純利益は10.1億ドル。 内訳は建築・土木・建設・運用=数量0.85倍・価格1.14倍・利益率17.1%、AutoCAD・AutoCAD LT=数量0.72倍・価格1.07倍・利益率29.4%、製造=数量0.78倍・価格1.07倍・利益率15.7%、メディア・エンタメ+運用ソフト=数量0.92倍・価格1.07倍・利益率4.5%。 この筋書きの確率は23%。結果は、売上が今の0.89倍の64.4億ドル、営業利益13.8億ドル、純利益10.1億ドル、自己資本46.0億ドル、10年の正味の還元85.0億ドル、時価総額120億ドル(PER11.8倍)。 10年の純利益の累計は106億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • 建築・土木・建設・運用(AECO):数量 592(AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 5.9%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 35 億ドル・営業利益 6 億ドル。数量0.85倍・価格1.14倍・営業利益率17.1%(人月と記録の正本の混合)
  • AutoCAD・AutoCAD LT:数量 108(汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 12.7%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 14 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量0.72倍・価格1.07倍・営業利益率29.4%(席課金型)
  • 製造(Fusion・Inventor ほか):数量 235(製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 4.9%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 12 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.78倍・価格1.07倍・営業利益率15.7%(席課金型)
  • メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む):数量 368(メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 1.2%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.92倍・価格1.07倍・営業利益率4.5%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.60%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE21.8%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=17.5%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.8倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:生成 AI が設計を自動化する筋書き。23%。

悲観 12% 設計の自動化で席課金が崩れ、競合の値引きも重なる 利益 5 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 27.77 ドル60 億ドル

設計の自動化で席課金が崩れ、競合の値引きも重なる。AECO 0.66倍・1.06倍、AutoCAD 0.56倍、利益率は AECO 11.4%まで落ちる。売上は46.8億ドル、純利益は5.2億ドル。 内訳は建築・土木・建設・運用=数量0.66倍・価格1.06倍・利益率11.4%、AutoCAD・AutoCAD LT=数量0.56倍・価格0.99倍・利益率19.6%、製造=数量0.61倍・価格0.99倍・利益率10.5%、メディア・エンタメ+運用ソフト=数量0.72倍・価格0.99倍・利益率3.1%。 この筋書きの確率は12%。結果は、売上が今の0.65倍の46.8億ドル、営業利益7.1億ドル、純利益5.2億ドル、自己資本58.0億ドル、10年の正味の還元43.0億ドル、時価総額59.7億ドル(PER11.4倍)。 10年の純利益の累計は75.4億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • 建築・土木・建設・運用(AECO):数量 464(AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 5.4%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 25 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量0.66倍・価格1.06倍・営業利益率11.4%(人月と記録の正本の混合)
  • AutoCAD・AutoCAD LT:数量 84.2(汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 11.8%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 10 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.56倍・価格0.99倍・営業利益率19.6%(席課金型)
  • 製造(Fusion・Inventor ほか):数量 184(製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 4.6%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量0.61倍・価格0.99倍・営業利益率10.5%(席課金型)
  • メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む):数量 288(メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格))× 価格 1.1%(1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率)→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.72倍・価格0.99倍・営業利益率3.0%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE9.0%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:席課金が崩れる筋書き。堀を見て 12% にとどめ、やや悲観と合わせて35%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

建築・土木・建設・運用(AECO)

建物の設計(Revit)・土木・施工管理(Construction Cloud)・施設運用(Tandem)を、設計者・現場の席と使用量で課金する。

数量AECO 向けソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格)価格1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率売上営業利益
今 2025/12 700 5.1% 36 7
10 年後 中立 644 6.0% 39 7

取り方:FY26 の AECO 売上 35.8 億ドル(+22%、取引モデルの上乗せを含む)。対象市場は建築設計・土木・施工管理・施設運用のソフトで約 700 億ドルと推定(ベントレーの ARR 15 億ドル、ネメチェック約 15 億ユーロ、トリンブル、プロコア、ブルービームなどの合計に周辺を足して推定)。シェアは約 5%。数量 = 市場の実質規模、価格 = シェア × 価格の倍率(価格は物価 3.5% で 3 年 1.11 倍・10 年 1.41 倍、取引モデルの上乗せ 1.03 を別に掛ける)。製品群ごとの営業利益は開示されないので、全社の GAAP 営業利益 15.8 億ドルに合わせ、AECO 20%・AutoCAD 34%・製造 19%・その他 5%、本社と買収償却の調整 −0.3 億ドルと推定した。競合はベントレー・ネメチェック・トリンブル・プロコア。 【AIエージェント代替の見直し】AECO は建築・土木・施工の設計と BIM データ。業界の共同利用の標準である面と、純売上維持率 109% の実績で記録の正本寄り、課金は席が中心の混合。数量0.92倍、価格1.18倍。g はこの部分の利益比で+0.6%の一部。

AutoCAD・AutoCAD LT

2 次元・3 次元の汎用 CAD。世界中の設計事務所・施工会社が使う基本の製図ツール。

数量汎用 CAD 市場の実質規模(億ドル・FY26 価格)価格1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率売上営業利益
今 2025/12 150 11.9% 18 6
10 年後 中立 117 13.1% 15 5

取り方:FY26 の AutoCAD・AutoCAD LT 売上 17.9 億ドル(+14%)。対象市場は汎用の 2 次元・3 次元 CAD で約 150 億ドルと推定(CAD 市場全体のうち AutoCAD と競合する汎用製品)。シェアは約 12%。数量 = 市場の実質規模(成熟していて成長は 0〜1% 程度)、価格 = シェア × 価格の倍率。営業利益率は成熟した製品で最も高い 34% と推定。競合はベントレー(MicroStation)・ダッソー(DraftSight)・ZWSOFT(ZWCAD)・グラフィソフトなど。 【AIエージェント代替の見直し】AutoCAD・AutoCAD LT は成熟した席課金で、AI が図面作成を自動化すると席が最も減る領域。図面形式の標準という堀はあるが、数量は席の減少で縮む。数量0.78倍、価格1.10倍。

製造(Fusion・Inventor ほか)

機械・製品の設計から加工(CAM)・解析までを扱う Fusion・Inventor。

数量製造向け設計・加工・解析ソフト市場の実質規模(億ドル・FY26 価格)価格1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率売上営業利益
今 2025/12 300 4.6% 14 3
10 年後 中立 255 5.1% 13 2

取り方:FY26 の製造売上 13.8 億ドル(+16%)。対象市場は製造向けの CAD・CAM・CAE(PLM は除く)で約 300 億ドルと推定。シェアは約 4.6%。数量 = 市場の実質規模、価格 = シェア × 価格の倍率。営業利益率は 19% と推定(クラウドの Fusion の投資が重い)。競合はダッソー(SOLIDWORKS・CATIA)・PTC(Creo・Onshape)・シーメンス(NX・Solid Edge)。PTC の CAD の ARR は +6%、ダッソーのソフトは +4% で、オートデスクの製造(+16%)は取引モデルの上乗せ込みで同業より速い。 【AIエージェント代替の見直し】製造(Fusion・Inventor ほか)は席課金型で、PTC・ダッソー・シーメンスと競合。AI が設計補助を担い席が圧縮される。数量0.85倍、価格1.10倍、利益率は低い。

メディア・エンタメ+運用ソフト(MaintainX 含む)

映像・ゲーム制作のツール(メディア・エンタメ)と、2026 年 8 月に加わったメンテナンス管理のマックスメインなど運用ソフト。

数量メディア制作ツールと設備保全・運用ソフトの対象市場の実質規模(億ドル・FY26 価格)価格1 億ドルの市場あたりのオートデスク売上(億ドル)= シェア × 価格の倍率売上営業利益
今 2025/12 400 1.1% 5 0
10 年後 中立 400 1.3% 5 0

取り方:FY26 のメディア・エンタメ売上 3.3 億ドル(+5%)とその他 1.3 億ドルの合計 4.6 億ドル(マックスメインは FY26 に含まれない。ARR 1.35 億ドル超で成長 5 割超、赤字、FY27 以降に加わる)。対象市場はメディア制作ツール(約 100 億ドル)と設備保全・運用ソフト(約 300 億ドル)で約 400 億ドルと推定、シェアは約 1.1%。数量 = 市場の実質規模、価格 = シェア × 価格の倍率で、マックスメインの成長はシェアの上昇として置く。営業利益率は 5% と推定。競合は保全では IBM(Maximo)・SAP・アップキープ、メディアではアドビ・ブラックマジックなど。 【AIエージェント代替の見直し】メディア・エンタメとマックスメインなど運用ソフトは、成長するマックスメイン(ARR 1.35 億ドル超)が席の減りを補う。数量1.00倍、価格1.10倍、利益はほぼゼロ。

リスクと懸念

AI エージェント代替(設計ソフトの席の圧縮)

オートデスクの売上は設計者の席への購読が中心で、生成 AI が設計や図面作成を自動化すれば席が減る。AutoCAD は最も影響を受ける。AI 製品の売上の金額開示は確かめられない。中立の売上は今の1.00倍、悲観では0.65倍と置いた。

値段の高さ(GAAP の PER 約 46 倍)

株式報酬(売上の約 11%)を費用に入れた GAAP の PER は 46 倍で、中立の 10 年後の PER(約 16 倍)の 3 倍近い。利益の伸びが倍率の縮みを埋めきれない場合は、事業が順調でも持っているだけで価値が下がる。アドビやセールスフォースなど席課金のソフトの評価が下がった 2026 年の流れは、この会社にも及びうる。

取引モデルの移行と利益率の見かけ

再販業者を外す直接請求では、売上が増えて利益率が見かけ上下がる。FY27 の伸びの約 3 ポイントは機械的な上乗せで、実質は 9〜10%。移行が終われば上乗せはなくなり、報告ベースの成長が 1 桁台に落ちて見える。利益率も移行の途中は押し下げられる。

マックスメインの実行とのれん

約 36 億ドルは ARR の約 27 倍で、赤字の事業。成長が鈍る・統合が進まないと、数億〜数十億ドルののれんの減損になる。純負債は 1 億ドルから 30 億ドル前後に増え、借り換えは約 5.75% で利払いが増える。

競合との取り合い

ベントレーは土木で ARR +12%、ネメチェックは買収込みで +14〜15%、製造ではダッソー・PTC・シーメンスが固い顧客を持つ。価格で攻められるとシェアと利益率の両方が下がる。特に製造は、PTC の Onshape とオートデスクの Fusion がクラウドで中小企業を取り合っており、値引きの応酬になりやすい。

株式報酬と株数

株式報酬は年 7.9 億ドルで、自社株買いの半分以上はこれを打ち消すだけになる。AI 人材の獲得で報酬が増えれば、純利益も正味の還元も減る。株式報酬の比率は第 2 四半期に下がったが、この傾向が続くかが利益率の見通しを左右する。

今後の分かれ目

AutoCAD の席数(またはその売上)が 2 四半期続けて前年を下回ったら
AI による席の減少が始まった合図。AutoCAD の市場とシェアを引き下げ、10 年のやや悲観・悲観の確率を上げる。
使用量・成果課金の売上比率が上がり、席数と売上が切り離されて伸びたら
AI が席を減らしても売上を守れる合図。10 年のやや楽観の確率を上げる。
取引モデルを除いた実質の売上の伸びが 2 四半期続けて 8% を下回ったら
成長が鈍る合図。中立の AECO・製造のシェアの上積みを減らし、10 年の中立を見直す。
マックスメインの ARR の伸びが 30% を下回る、または減損が出たら
資本配分に疑い。メディア・運用のシェアを下げ、買収の効率を見直す。
GAAP の営業利益率が FY27 の見通し(25〜27%)を 2 年続けて下回ったら
取引モデルの影響や AI の費用が重い合図。中立の利益率を 1〜2 ポイント下げる。
景気が後退し、設計者の人員が減って更新率が下がったら
10 年の悲観に近づく。悲観の確率を引き上げ、ならした利益を見直す。
AI 製品の売上が金額で開示され、全社売上の 1 割を超えたら
席の減りを AI 課金が埋める証拠。AECO・製造の数量の上限を見直す。
純売上維持率が 100% を割るか、AutoCAD の席数が 2 年続けて減ったら
席の圧縮が始まった合図。数量を中立の{acad_base_vm:.2f}倍より下げる。

見ておくもの

  • 純収益維持率(NRR)・更新率・席数(特に AutoCAD)
  • 使用量・成果課金の売上比率と AI 製品の売上の開示
  • 取引モデルを除いた実質の伸びと GAAP の営業利益率(FY27 の見通し 25〜27%)
  • AECO・製造の競合(ベントレー・ネメチェック・ダッソー・PTC)の ARR の伸びと利益率
  • マックスメインの ARR・のれん・純負債
  • 株式報酬の売上比と株数、自社株買いの額
  • AI 製品の売上開示と、純売上維持率・AutoCAD の席数

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 516億ドル や GAAP の PER 約 46 倍は見ずに、4 つの製品群を型で分けて数量(0.78〜1.0 倍)と価格(物価に届かない 1.10〜1.18 倍)を置いた。倍率は正当化 PER で、k は基本 8.0% + 寿命 0.75 = 8.75%、g は堀の部分の利益比で0.6%、ROE は 35% を使った。AI 代替は数量・価格に主に入れ、k・確率(悲観側35%)・g に重ねていない。純利益は GAAP。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β 1.20 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.75% = 8.75%(β は使わない)。景気・借金は 0。寡占による値決め力の下げ枠(前は −0.25)は、AI による席の減少を価格の置き方に入れたため使わない。寿命は、記録の標準(+0.5)と席型(+1.0〜1.5)の間の +0.75%。個別のリスクは k に足さず筋書きと確率で表した。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. オートデスク FY2026 第 4 四半期・通期決算(SEC 8-K)
  2. オートデスク FY2026 10-K
  3. オートデスク FY2027 第 2 四半期決算(会社発表)
  4. オートデスクがマックスメインを 36 億ドルで買収(Yahoo Finance)
  5. オートデスクがマックスメインの買収を完了(ARC Advisory)
  6. オートデスクの見通し引き上げと取引モデル(Nasdaq)
  7. ベントレー・システムズ 2026 年第 2 四半期決算
  8. ダッソー・システムズ 2026 年第 2 四半期決算
  9. PTC 2026 年度第 3 四半期決算(SEC 8-K)
  10. ネメチェック 2026 年第 2 四半期
  11. ソフト株の AI 懸念(kavout)

分析日 2026-10-16