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アカマイ・テクノロジーズ AKAM

配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)52.62 ドル77 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)91.1 ドル134 億ドル差 −42.3%
10 年後から見ると 割高 価値 52.62 ドル77 億ドル · 差 −42.3% · 期待の年率 +3.1%
期待の年率リターン(10 年)+3.1%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アカマイ(Akamai)は、世界中の拠点にまたがる分散した配信網(CDN)を土台に、ウェブサイトやアプリの防御(WAF・DDoS 対策・ボット対策・API の保護・ゼロトラスト)と、配信そのものと、2022 年に買ったリノード(Linode)由来のクラウド基盤(CIS)を売る会社である。2025 年の売上は 42.1 億ドルで、セキュリティが 22.4 億ドル(+10%)、配信とその他のクラウドアプリが約 16.5 億ドル(配信は −5%)、CIS が 3.1 億ドル(+36%)。2026 年の第 2 四半期は売上 11.0 億ドル(+5%)で、セキュリティ +10%、配信その他 −6%、CIS +39%。

事業は二層になっている。配信は競合の値下げと大口顧客の自前化で縮む市場に居り、年 5〜6% ずつ減る。それを、年 10% 前後で伸びるセキュリティと、2026 年は 5 割以上伸びる見込みの CIS が埋める。2026 年 9 月にはアンソロピックと 7 年・116 億ドル(追加で最大 90 億ドル)の契約を結び、2026 年の年初来の CIS 契約は合計 28 億ドルを超える。ただし CIS は設備投資が売上の約 4 割と重く、GAAP の営業利益率は前年の 15% から 7% へ下がった。

事業ごとに市場 × シェア × 価格で積み上げると、10 年後(2035 年)の中立は売上 107 億ドル(年 +9.8%)・GAAP 純利益 18 億ドルで、純負債 30 億ドルを織り込んだ実効の PER は、利益ベースの正当化 PER(堀は普通・k 9.25%)の 8.5 割の 10.4 倍で、時価総額は約 185 億ドル(今の約 1.4 倍)。確率で加重した本質価値は今の時価総額を 4 割近く下回り、評価は「割高」。ただし中身の質は一様でなく、株式報酬は売上の 1 割、設備投資は売上の 3〜4 割で、株主が自由にできる利益は薄い。CIS の収益率と、一社への依存がすべてを決める。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「10 年後もこの事業は存在し、今より強いか」を問う。答えは事業ごとに違う。セキュリティはウェブの出入り口という立地に堀があり、10 年後も存在して今と同程度に強い。配信は残るが縮み、堀は狭まる。クラウド基盤は、アンソロピックなど少数の大口顧客の契約が続くかに左右され、10 年後の姿を言い切れない。

次にオーナー利益を見る。2025 年は FCF 7.0 億ドルから株式報酬 4.6 億ドルを引いて 2.4 億ドル。2026 年は設備投資が売上の約 4 割で、FCF は赤字になる。これは単なる成長投資ではなく、一社の契約を前提に先に資本を積む形である。立ち上がりきった契約の収益率(営業利益率 20〜30%)が実現すれば資本は報われるが、この分析の中立でも、10 年後の税引き後の投下資本利益率は約 10% で、資本コスト 9.25% を少し上回る程度にとどまる。

経営の資本配分は、これまで自社株買いで株式報酬を打ち消す守りだったが、今は大型の設備投資に切り替えた。転換社債を安く調達して 0% の借金を積む点は賢いが、同じ資金の使い道が一社に偏るのは、バリュー投資が嫌う集中でもある。

安全域は薄い。確率で加重した本質価値は今の時価総額を 4 割近く下回る。10 年後の中立は還元を足すと今の 1.6 倍になるが、それは楽観・やや楽観・中立の厚みに支えられており、10 年分を割り引き、悲観の厚みを加えると今の値段には届かない。事業の見通しの確信度は、セキュリティには高く、配信には高い(縮む方向で)、CIS には低い。確信度の低い部分に株価の評価の多くが乗っている以上、「分かりやすい事業」とは言えない。

何で稼ぐ会社か

アカマイは 3 つの事業を持つ。第 1 はセキュリティ(2025 年の売上 22.4 億ドル・全体の 53%)。ウェブアプリと API を守る WAF(App & API Protector)、DDoS 対策(Prolexic)、ボット対策、API の保護(2024 年にノーネームを買収)、社内ネットワークの横移動を止めるマイクロセグメンテーション(2021 年にガーディコアを買収)、社員の接続を守るゼロトラストの契約型サービスで、年間契約の更新で積み上がる。ガーディコアと API セキュリティだけで 2025 年に 2.9 億ドル(+43%)。

第 2 は配信とその他のクラウドアプリ(推定 16.5 億ドル・39%)。動画やソフトの配信、ウェブの高速化、ライブ中継を、世界の約 700 都市・130 か国に置いたサーバーから届ける。数量(配信量)は毎年増えるが 1 ギガバイトあたりの値段が下がり続け、クラウドフレア(Cloudflare)、ファストリー(Fastly)、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドフロント(CloudFront)、動画大手の自前網と争って売上は縮んでいる。2026 年の会社見通しは為替一定で 1 桁台半ばの減少。

第 3 はクラウド基盤(CIS・2025 年 3.1 億ドル・7%)。リノード由来の計算・保存と、エヌビディアの GPU を使った AI 推論クラウド、分散した小さな拠点に置く計算。2026 年は 5 割以上の成長を見込み、2026 年 9 月のアンソロピック契約(CPU を中心とした分散 AI 基盤)と、4 年 6 億ドルのロボット開発向けなど年初来 28 億ドルを超える複数年契約で、売上の重心がここへ動く。会社の目標は、立ち上がりきった契約の営業利益率 20〜30%・現金の粗利益率 65〜75%。

開示は 1 つの事業(セグメント 1 つ)なので、この分析は 3 つの売上区分ごとに、市場 × シェア × 価格を推定で置き、利益は非 GAAP に近い事業の営業利益率を置いたうえで、株式報酬と買収の償却を本社の調整として引いた。顧客は大企業・金融・メディア・政府で、地域は米国と海外が半々。

優良さと弱いところ

堀は事業ごとに濃さが違う。セキュリティは、配信網の上でウェブの出入り口に置くため、攻撃の通信を実際に受け止めた記録がそのまま検知の学習になる(データの堀)。WAF や DDoS 対策は契約の更新が多く、切り替えには設定の作り直しが要る。ただしクラウドフレアは同じ領域を安く・早く組み込み、売上が年 36% 伸びている(2026 年第 2 四半期 6.96 億ドル)。アカマイのセキュリティは年 10% と堅実だが、新興にシェアを取られる側にもなる。

配信の堀は狭まっている。かつては世界に網を張る規模が堀だったが、クラウド大手と動画大手が自前で網を持ち、残るのは安定した品質を求める大型の契約だけ。値下げが毎年続く。

資本効率は薄い。2025 年の自己資本利益率(ROE)は 9.1% で、2026 年は GAAP の営業利益率が 7% に落ち、設備投資が売上の約 4 割へ膨らむので、当面の資本の効率はさらに低い。株式報酬は売上の約 1 割(2025 年は約 4.6 億ドル)で、FCF(2025 年 7.0 億ドル)から株式報酬を引くと残りは 2.4 億ドルほど。

経営は買収で事業を足してきた(リノード 約 9 億ドル、ガーディコア 約 6 億ドル、ノーネーム 約 4.5 億ドル、2026 年の LayerX 約 2.05 億ドル)。資本配分では、これまで年 6〜8 億ドルの自社株買いで株式報酬による増加を打ち消してきたが、2026 年の第 2 四半期から CIS の設備投資のため停止した。割安に買う資本配分というより、成長投資へ舵を切った形である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

アカマイは 3 つの市場で戦っており、それぞれ事情が違う。セキュリティはガートナーの予測で 2026 年に世界 2,475 億ドル(+13.6%)、2030 年に 3,728 億ドル(年 +10.8%)と、景気より粘る分野。アカマイが戦う領域(ウェブ・API の防御、DDoS、ボット、マイクロセグメンテーション、ゼロトラスト)は、この分析では 2025 年に約 450 億ドルと推定し、そこでのシェアは約 5%。競合はクラウドフレア、ゼットスケーラー(Zscaler)、パロアルトネットワークス、F5、クラウドストライクなどで、AI 同士の攻撃と防御が増える追い風と、統合型へまとまる圧力が同時にある。

配信は構造的に縮む。配信量は年 15〜20% 増えるが、1 ギガバイトあたりの値段は、クラウドフロント・ファストリー・クラウドフレアの定額制との値下げ競争で毎年 1 割台半ば下がる(この下がり方は業界の見方による推定)。市場規模の信頼できる数字は乏しく、この分析は有料の企業向け配信とメディア配信の市場を約 180 億ドルと推定した(調査会社により 300 億ドル近い数字もあり、範囲の取り方で変わる)。アカマイのシェアは約 9%。

クラウド基盤は、AI の設備投資の山がそのまま需要になる。大手 5 社の 2026 年の設備投資は 7,000 億ドルを超え、GPU やメモリの不足が価格を押し上げている(アカマイは 2026 年の設備投資を、メモリ価格の上昇だけで約 2 億ドル引き上げた)。この分析は、分散・AI 推論向けのクラウド基盤の対象市場を約 1,000 億ドルと置き、アカマイのシェアは約 0.3%。契約の大型化で立場が変わりつつある。

循環のどこにいるか。セキュリティは追い風、配信は逆風、CIS は AI 設備投資の山の途中。分かれ目は、AI 需要が続くか(CIS の稼働と更新)、ハイパースケーラーとネオクラウドが値下げで仕掛けるか(粗利益率の低下)、セキュリティの統合競争でどこまで守れるかである。

資本政策と M&A

配当はなく、2025 年までは年 6〜8 億ドルの自社株買いで株式報酬の薄まりを打ち消してきた(2025 年は約 8 億ドル、2026 年は上半期に約 6.2 億ドル)。2026 年の第 2 四半期から CIS の設備投資のため自社株買いを一時停止し、授権の残りは約 5.65 億ドル。

資金は転換社債が中心で、2026 年 6 月末の元本は 76.4 億ドル(2027 年 11.5・2029 年 12.65・2030 年 17.5・2032 年 17.5・2033 年 17.25)。2026 年 5 月に 0% の 35 億ドルを発行し、約 3.5 億ドルの自社株買いとヘッジの費用に充て、残りを CIS の設備投資に回した。現金と有価証券は 46.2 億ドルで、純負債は約 30 億ドル(LayerX の買収後で約 32 億ドル)。クーポンはほぼ 0% だが、借り換えのたびに利払いは増える(2027 年の償還分から約 5.75%)。この増加は 10 年の純利益に織り込んだ。転換社債の希薄化は株数に入れず、純負債は額面どおりに数えた。

M&A は、リノード(クラウド)、ガーディコア(ゼロトラスト)、ノーネーム(API)、LayerX(2026 年 7 月・約 2.05 億ドル)と、事業の弱い所を買い足す型。アンソロピックには 5% 相当の新株予約権(転換型の優先株・約 770 万株・行使価格は発表日の終値より約 2% 低い)が付き、2% は即時、追加の 30 億ドルの利用ごとに 1% ずつ確定する。時価総額 126 億ドルの会社が買われる側になる可能性は、クラウド大手・投資ファンドが入るとありうるが、資料に具体的な話は無く、筋書きには入れない。 なお、決算期末後に実行済みの自社株買い 6.2 億ドル(10-Q・2026 年 1〜6 月)は、今の株数(時価総額)に反映済みなので、10 年の還元(payout_oku)からは除いてある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アカマイの売上の重心は、縮む配信から、伸びる 2 つの事業へ動き始めた。セキュリティは 2025 年に +10%、2026 年第 2 四半期も +10% で、API セキュリティとマイクロセグメンテーションは 4 割増。クラウドストライクが自社のウェブ防御と配信をアカマイに切り替えたことも、大手が選ぶ品質の証拠になる。CIS は 2026 年に 5 割以上の成長で、年初来の複数年契約は 28 億ドル、さらに 2026 年 9 月のアンソロピック契約 116 億ドルが加わった。合計 140 億ドル超は、2025 年の売上 42 億ドルの 3 倍以上で、2027 年の成長は 10% 台前半へ加速し、2028 年末にはアンソロピックだけで年 17 億ドルの売上になる。GPU の能力は売り切れで、契約は立ち上がりきれば現金の粗利益率 65〜75%・営業利益率 20〜30%(会社の目標)。

資本はすでに用意された。転換社債 35 億ドルをクーポン 0% で調達し、設備投資の山は 2027 年に終わる。2028 年以降は設備投資が減って FCF が急に増え、配信の縮みもセキュリティの伸びで十分に吸収できる。今の時価総額 126 億ドルは、2028 年の純利益 7 億ドル前後に対して 18 倍にすぎず、AI 基盤という新しい顔が価格に織り込まれていない。

慎重な見方

利益は伸びる前に落ちている。GAAP の営業利益率は前年の 15% から 7% へ、非 GAAP も 29.6% から 24.6% へ下がり、設備投資は売上の約 4 割、メモリ価格の高騰でさらに 2 億ドル増えた。2026 年の FCF は赤字で、2027 年もほぼゼロにとどまる。しかも成長を担う CIS の大型契約は、アンソロピックの 116 億ドルに象徴されるとおり少数の顧客に集中し、支払いは「提供と稼働の要件」に左右され、解約条項もある。契約の収益率は開示されず、設備投資 55 億ドルに対し年 17 億ドルの売上は、売上の 3 倍強の設備が要る重い事業で、回収は契約の期間(7 年)の大半を使う。サーバーと GPU の寿命は 5〜6 年で、契約満了の 2033〜34 年には次の世代への入れ替えが要り、更新されなければ設備が余る。

本業も安泰ではない。配信は毎年 5〜6% 縮み、クラウドフレアの売上は年 36% 増でセキュリティの領域に食い込み、アカマイのセキュリティの 10% 成長は市場(年 +13%)を下回る。AI が防御を標準機能に取り込めば単価も下がる。株価が 52 週の高値から 4 割以上下がったのは、その警戒を表している。

どちらに重みを置いたか

事業の質と契約残の厚みは強気の見方が強い。セキュリティと CIS の売上は、署名済みの契約で 2028 年まで見えている。一方、資本の効率と一社集中の議論は慎重な見方が強く、10 年後でも中立の税引き後の投下資本利益率は約 10% にとどまる。確率は楽観・やや楽観を合わせて 26% に置いた。やや悲観と悲観は 42% と厚めに置き、特に 10 年は契約の満了後(2033〜34 年)に設備が余る展開を悲観に入れた。結論は、事業の質は中程度で、値段は確率で加重した本質価値より高い(割高)。確信度は低い。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 116.66 ドル172 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 6.94 ドル10 億ドル)。 今の値に割り戻すと 52.62 ドル77 億ドル、今との差 −42.3%、 期待の年率 +3.1%(資本コスト 9.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 276.22 ドル406 億ドル 12.79 ドル19 億ドル +217.1% +12.2% 23.12 ドル34 億ドル
やや楽観 18% 191.06 ドル281 億ドル 10.75 ドル16 億ドル +121.4% +8.3% 36.32 ドル53 億ドル
中立 32% 126.10 ドル185 億ドル 9.39 ドル14 億ドル +48.7% +4.0% 43.36 ドル64 億ドル
やや悲観 27% 63.05 ドル93 億ドル 3.26 ドル5 億ドル −27.2% −3.1% 17.91 ドル26 億ドル
悲観 15% 18.64 ドル27 億ドル 0.68 ドル1 億ドル −78.8% −14.4% 2.90 ドル4 億ドル
加重平均100% 116.66 ドル172 億ドル6.94 ドル10 億ドル +35.6% +3.1% 123.60 ドル182 億ドル

今の株価時価総額 91.13 ドル134 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:分散 AI 基盤の一角を握り、契約も更新・拡大される 利益 33 億ドル · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 276.22 ドル406 億ドル

10 年後(2035 年 12 月期)、売上は 168 億ドル(年 +14.9%)。アンソロピックの契約は追加の 90 億ドルまで拡大し、満了後も更新され、そのほかの AI 推論・ロボット開発・メディアの大口を足して CIS は 74.9 億ドル(市場 7.3 倍・シェア 1.14%)。セキュリティは市場が年 8.5% 伸びてシェア 5.3%、価格 1.38 倍で 74.4 億ドル。配信は 18.8 億ドルまで縮みを抑える(シェア 8.3%)。非 GAAP の営業利益率は 31%、GAAP の営業利益は 40.9 億ドル、純利益は 32.7 億ドル。10 年目の倍率は、利益ベースの正当化 PER の 9.5 割で置く。

  • セキュリティ:数量 5.4(対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 14(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 74 億ドル・営業利益 32 億ドル。市場 8.5%・価格 1.38 倍
  • 配信・その他クラウドアプリ:数量 8.5(配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア)× 価格 2.21(配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる))→ 売上 19 億ドル・営業利益 6 億ドル。縮みを抑える
  • クラウド基盤(CIS・AI 推論):数量 8.3(分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 9.00(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 75 億ドル・営業利益 20 億ドル。契約拡大・更新、シェア 1.14%

倍率:正当化 PER は 13.1 倍(g 4.0%、RONIC 12.8%。RONIC は k 9.25% に、事業の ROE 16.3% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 12.4 倍(9.5 割)に置いた。推論基盤の需要が長く続く筋書きだが、配信の縮みと設備投資の重さが残るので 9.5 割に留めた。純負債は実効の PER に織り込み済み。 g の内訳:セキュリティ(市場の実質 +6% 前後でシェアを少し失う)と縮む配信(実質 −5%)を平均すると、長期の数量は実質 +1% 前後 × シェアの増減 ほぼ 0 × 価格は配信の値下がりを含め物価に届かず +3% 台、で名目の長期 g は 4.0%(structural は使わない。k − g ≧ 3.5%)。 純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI 推論と分散クラウドの需要が続き、アンソロピックの契約が拡大して更新され、他の大口も増える展開。10 年間続くのは難しく 1 割弱。

やや楽観 18% やや楽観:CIS が拡大し、セキュリティも市場並みに伸びる 利益 25 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 191.06 ドル281 億ドル

10 年後、売上は 135 億ドル(年 +12.3%)。CIS は市場が年 20% で伸びてシェア 1.06%、価格 0.88 倍で 57.8 億ドル。セキュリティは年 7.5% の市場でシェア 5.05%、価格 1.34 倍で 62.8 億ドル、配信はシェア 7.6% で 14.1 億ドル。GAAP の営業利益は 30.5 億ドル、純利益は 24.6 億ドル。アンソロピックの契約は追加分の一部(約 50 億ドル)が確定して満了後も更新され、そのほか AI 推論・ロボット開発の顧客が増える。契約は更新され、設備の収益率も会社の目標(営業利益率 20〜30%)の中ほどに届く。非 GAAP の営業利益率は 29% に戻り、純負債は約 34 億ドルまで減る。

  • セキュリティ:数量 4.7(対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 13(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 63 億ドル・営業利益 26 億ドル。市場 7.5%・価格 1.34 倍
  • 配信・その他クラウドアプリ:数量 7.2(配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア)× 価格 1.97(配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる))→ 売上 14 億ドル・営業利益 4 億ドル。年 −1.6%
  • クラウド基盤(CIS・AI 推論):数量 6.6(分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 8.80(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 58 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 20%・シェア 1.06%

倍率:正当化 PER は 12.7 倍(g 4.0%、RONIC 12.0%。RONIC は k 9.25% に、事業の ROE 14.7% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 11.4 倍(9 割)に置いた。推論基盤が伸びても、アンソロピック 1 社への依存が残る筋書きで 9 割。純負債は実効の PER に織り込み済み。 g の内訳:セキュリティ(市場の実質 +6% 前後でシェアを少し失う)と縮む配信(実質 −5%)を平均すると、長期の数量は実質 +1% 前後 × シェアの増減 ほぼ 0 × 価格は配信の値下がりを含め物価に届かず +3% 台、で名目の長期 g は 4.0%(structural は使わない。k − g ≧ 3.5%)。 純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:CIS が中立より速く伸び、セキュリティも市場並みを保つ展開。約 2 割。

中立 32% 中立:セキュリティと CIS の 2 本柱に落ち着き、配信は縮む 利益 18 億ドル · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 126.10 ドル185 億ドル

10 年後、売上は 107 億ドル(年 +9.8%)。セキュリティは市場が年 6.5% 伸び(実質)、シェアは 4.98% から 4.8%、価格 1.30 倍で 52.7 億ドル。配信は配信量が年 17% 増えるが値段が毎年 16% 下がり、シェアも 9.2% から 7.0% に落ちて 10.6 億ドル(年 −4.4%)。CIS は市場が年 18% 伸びてシェア 0.99%、価格 0.85 倍で 44.0 億ドル(アンソロピックの契約は 2033〜34 年の満了後に更新・縮小されて約 12 億ドル、その他の顧客で約 32 億ドル)。非 GAAP の営業利益率は 31%、GAAP の営業利益は 22.0 億ドル(20.5%)、純利益は 17.9 億ドル。設備投資は更新分を含め売上の 2 割台に落ち着き、純負債は約 30 億ドル。

  • セキュリティ:数量 4.1(対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 13(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 53 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場 6.5%・シェア 4.8%・価格 1.30 倍
  • 配信・その他クラウドアプリ:数量 6.1(配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア)× 価格 1.75(配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる))→ 売上 11 億ドル・営業利益 3 億ドル。シェア 7.0%・値段 −16%/年
  • クラウド基盤(CIS・AI 推論):数量 5.2(分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 8.50(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 44 億ドル・営業利益 10 億ドル。市場 18%・シェア 0.99%・価格 0.85 倍

倍率:正当化 PER は 12.2 倍(g 4.0%、RONIC 11.1%。RONIC は k 9.25% に、事業の ROE 13.0% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 10.4 倍(8.5 割)に置いた。セキュリティの堅調と配信の縮みが相殺し、設備投資も重く純負債もあるので、中立は 8.5 割に置いた。純負債は実効の PER に織り込み済み。 g の内訳:セキュリティ(市場の実質 +6% 前後でシェアを少し失う)と縮む配信(実質 −5%)を平均すると、長期の数量は実質 +1% 前後 × シェアの増減 ほぼ 0 × 価格は配信の値下がりを含め物価に届かず +3% 台、で名目の長期 g は 4.0%(structural は使わない。k − g ≧ 3.5%)。 純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:セキュリティは年 9% 前後、CIS は契約の更新・縮小を挟みつつ伸び、配信は縮む。議論の落としどころで最大の 3 割強。

やや悲観 27% やや悲観:契約が値下げ付きで更新され、設備の収益が薄くなる 利益 10 億ドル · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 63.05 ドル93 億ドル

10 年後、売上は 76.4 億ドル(年 +6.1%)。アンソロピックの契約が値下げ付きで更新され、CIS は市場が年 15% 伸びてシェア 0.87%、価格 0.80 倍で 28.0 億ドル。セキュリティはクラウドフレア等にシェアを削られて 4.3%、価格 1.24 倍で 41.0 億ドル、配信は年 7% 減って 7.4 億ドル。設備の収益率は低く(CIS の営業利益率 15%)、2031 年に 8 億ドルの減損を出す。GAAP の営業利益は 12.2 億ドル、純利益は 10.3 億ドル。正味の還元は期間の合計で 4.8 億ドルにとどまる。

  • セキュリティ:数量 3.3(対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 12(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 41 億ドル・営業利益 14 億ドル。シェア 4.3%・価格 1.24 倍
  • 配信・その他クラウドアプリ:数量 4.8(配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア)× 価格 1.55(配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる))→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。年 −7%
  • クラウド基盤(CIS・AI 推論):数量 3.5(分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 8.00(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 28 億ドル・営業利益 4 億ドル。値下げ付きの更新、シェア 0.87%

倍率:正当化 PER は 11.3 倍(g 4.0%、RONIC 9.8%。RONIC は k 9.25% に、事業の ROE 10.3% が k を超える分の 0.5 を足した値。moat は normal)。これに対し 9.0 倍(8 割)に置いた。配信が縮み、推論基盤も値下がりする筋書きで 8 割。純負債は実効の PER に織り込み済み。 g の内訳:セキュリティ(市場の実質 +6% 前後でシェアを少し失う)と縮む配信(実質 −5%)を平均すると、長期の数量は実質 +1% 前後 × シェアの増減 ほぼ 0 × 価格は配信の値下がりを含め物価に届かず +3% 台、で名目の長期 g は 4.0%(structural は使わない。k − g ≧ 3.5%)。 純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:契約が値下げ付きで更新され、設備の収益が薄い一方、セキュリティの伸びは市場を下回る展開。慎重な見方の中心で 3 割弱。

悲観 15% 悲観:契約の満了で設備が余り、配信も縮み、構造的に弱い会社になる 利益 4 億ドル · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 18.64 ドル27 億ドル

10 年後、売上は 42.4 億ドルと今とほぼ同じ名目に戻る(年 +0.1%)。アンソロピックの契約が満了して更新されず、積み上げた設備(約 55 億ドル分)が余って 2031 年に約 25 億ドルの減損を出す。CIS は 12.0 億ドル(営業利益率 5%)、配信は 4.4 億ドル、セキュリティはクラウドフレア等にシェアを奪われ 3.4%・価格 1.15 倍で 26.0 億ドル。GAAP の営業利益は 3.9 億ドル、純利益は 3.8 億ドル。自己資本は減損後で 59 億ドル。もう優良な会社ではなく、自己資本の 0.87 倍で評価される。10 年の純利益の累計は約 10 億ドル(減損を除いた道筋は 2026〜28 年に 4.5 億ドルから 3.2 億ドルへ下がり、その後は 3.3 億ドルから 3.8 億ドルへ戻って約 35 億ドル。そこから 2031 年の減損 25 億ドルを引き、2031 年は約 −21 億ドルの赤字)。減損の額 25 億ドルは設備 55 億ドルの 5 割弱を切るとして仮に置いた額で、税の効果は見ず純利益の減少として入れた。

  • セキュリティ:数量 2.3(対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 12(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 26 億ドル・営業利益 7 億ドル。シェア 3.4%・価格 1.15 倍
  • 配信・その他クラウドアプリ:数量 3.2(配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア)× 価格 137.0%(配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。年 −8%・シェア 4.8%
  • クラウド基盤(CIS・AI 推論):数量 1.6(分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア)× 価格 7.50(1 単位の値段(2025 年=10))→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。契約満了で余る、利益率 5%

倍率:税引き後の営業利益 3.0 億ドルが小さく、投下資本利益率(3.6%)が g(3.0%)に近くて PER の式が成り立たないので、自己資本 × PBR で測る。PBR = (ROE − g)/(k − g) = (6.4% − 3.0%)/(9.25% − 3.0%) = 0.55 倍(ROE は自己資本 59 億ドルに対する純利益 3.8 億ドル。自己資本は 2031 年の減損 25 億ドルを引いた値)を、今の自己資本 50 億ドルに掛ける。純有利子負債 45 億ドルを足した EV ÷ 営業利益は 25 倍と高く、利益で見ても割安とは言えない。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:契約の満了(2033〜34 年)で設備が余り減損が出る、クラウドフレア等にシェアを奪われる、AI が防御を標準機能に取り込む、のどれか。この会社は配信の縮みを抱えるので 15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

セキュリティ

ウェブ・API の防御(WAF・DDoS・ボット・API 保護)、マイクロセグメンテーション、ゼロトラスト。契約型で更新が多い。

数量対象市場の実質規模(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア価格1 単位の値段(2025 年=10)売上営業利益
今 2025/12 2.2 10 22 8
10 年後 中立 4.1 13 53 21

取り方:市場はウェブ・API の防御、DDoS、ボット、マイクロセグメンテーション、ゼロトラストを合わせた約 450 億ドルの推定(ガートナーの世界のセキュリティ 2,475 億ドルの約 18%)。売上 22.4 億ドルはシェア約 5.0%。競合はクラウドフレア、ゼットスケーラー、パロアルトネットワークス、F5、クラウドストライクなど。開示は 1 つの事業なので営業利益率 37% は推定(非 GAAP に近い値で、株式報酬・買収の償却は本社の調整で引く)。市場の実質の伸びは中立で年 6.5%(業界ノートのセキュリティ年 +11% から物価 3.5% を引いた約 7% より、アカマイの領域の成熟度を見て少し下げた)。価格は 10 年 1.30 倍で、物価(10 年 1.41 倍)より低いのは、クラウドフレアの同梱・統合型への値引きが上限を作るため。

配信・その他クラウドアプリ

動画・ソフト・ウェブの配信、ライブ中継、ウェブの高速化。配信量は増えるが 1 単位あたりの値段が毎年下がる。

数量配信量(2025 年の価格で測った市場 10 億ドル相当)× シェア価格配信 1 単位あたりの値段の指数(2025 年=10。毎年約 16% 下がる)売上営業利益
今 2025/12 1.7 10 17 5
10 年後 中立 6.1 1.75 11 3

取り方:売上 16.5 億ドルは、2025 年の売上 42.1 億ドルからセキュリティ 22.4 億ドルと CIS 3.1 億ドルを引いた推定(配信 12.6 億ドルとその他のクラウドアプリ)。市場は有料の企業向け配信とメディア配信で約 180 億ドルの推定で、シェア約 9.2%。配信量(トラフィック)は年 17% 増え、1 単位あたりの値段は年 16% 下がるので、市場の金額はほぼ横ばいか縮み、アカマイはシェアを失って年 5% 前後減る(2026 年の会社見通しは 1 桁台半ばの減少)。競合はクラウドフレア・ファストリー・アマゾンのクラウドフロント・動画大手の自前網。営業利益率 27% は推定。価格が物価を大きく下回るのは、帯域の原価の低下とクラウド大手の値下げが原因。

クラウド基盤(CIS・AI 推論)

リノード由来の計算・保存と、AI 推論向けの GPU・CPU の分散クラウド。大型の複数年契約で伸びる。

数量分散・AI 推論向けクラウド基盤の対象市場(10 億ドル、2025 年の価格)× シェア価格1 単位の値段(2025 年=10)売上営業利益
今 2025/12 0.3 10 3 0
10 年後 中立 5.2 8.50 44 10

取り方:市場は分散・AI 推論向けのクラウド基盤(計算・保存・ネットワーク)で約 1,000 億ドルの推定(クラウド全体より狭く、分散拠点・推論・オブジェクト保存に近い部分)。売上 3.1 億ドルはシェア 0.31%。競合はアマゾン・マイクロソフト・グーグルのクラウド、コアウィーブなどのネオクラウド、デジタルオーシャン。営業利益率は立ち上げ期で約 −5%(推定)。数量(実質)は中立で年 18〜20% 増える。価格は 10 年 0.85 倍で、物価と逆に下がるのは、計算の 1 単位あたりの値段が技術の進歩で下がるため(GPU やメモリの不足で一時的に上がる局面はある)。アンソロピックの契約(年 17 億ドル)は 2028 年末に全量となり、シェアを 0.31% から約 1.3% へ押し上げる。

リスクと懸念

アンソロピック一社への集中

2026 年 9 月の契約は 7 年・116 億ドル(追加で最大 90 億ドル)で、CIS の売上の大半と、2027〜28 年の設備投資 55 億ドルの回収をこの一社に頼る。支払いは「提供と稼働の要件」に左右され、解約条項もある。AI 企業の資金繰りや自前の計算基盤の方針が変われば、設備が余る。

設備投資の重さと FCF の赤字

2026 年の設備投資は売上の約 4 割(アンソロピック分の追加を含めて約 20 億ドル)、2027 年も 15〜19 億ドル規模。メモリの価格高騰でさらに膨らむ。2026 年の FCF は赤字、2027 年もほぼゼロで、転換社債(0%・合計 76 億ドル)に頼る。償還と借り換えは 2027 年から始まる。

配信の縮みが速まる

配信は年 5〜6% 減っている。クラウドフレア・ファストリー・アマゾンの値下げと大口の自前化で、1 単位あたりの値段が毎年 1 割台半ば下がる。縮みが年 10% に速まれば、利益率の高い事業が早く細り、セキュリティの伸びで吸収しきれない。

セキュリティの統合競争

クラウドフレアは売上が年 36% 増えてセキュリティに食い込み、ゼットスケーラー・パロアルト・F5 は統合型で攻める。アカマイのセキュリティの年 10% 成長は市場の年 13% を下回り、シェアを失う側にいる。AI が防御を標準機能に取り込むと単価が下がる。

利益率の低下と株式報酬

GAAP の営業利益率は前年の 15% から 7% へ、非 GAAP は 29.6% から 24.6% へ下がった。CIS の減価償却・データセンターの賃料・人件費が先に増え、収益が後から付く。株式報酬は売上の約 1 割(2025 年は 4.6 億ドル)で、自社株買いを止めたため薄まりが残る。

契約満了後の設備更新

7 年の契約は 2033〜34 年に満了する。サーバー・GPU の寿命は 5〜6 年で、更新されなければ余り、更新されても次の世代への入れ替え投資が要る。10 年後の価値は、契約が更新されるか・値下げされるかに左右される。

今後の分かれ目

アンソロピックの契約が 2028 年末までに予定どおり全量に立ち上がり、追加の 30 億ドルの利用が確定し始めたら
楽観・やや楽観の確率を上げる。CIS の売上が年 25〜30 億ドルを超え、10 年後の筋書きを上方に直す。新株予約権の追加の確定は薄まりにもなるが、全体の価値は大きく増える。
CIS の大型契約の立ち上がりが遅れる、またはアンソロピックが縮小・解約を通告したら
悲観・やや悲観の確率を大きく上げる。先に積んだ設備(約 55 億ドル)が余り、減損と FCF の赤字の長期化で、10 年後の中立が今の時価総額を下回る方向。
配信の売上の減りが年 10% に速まる、または大口の動画顧客が自前網へ移ったら
配信の利益(今は事業利益の約 3 分の 1)が早く細り、全社の利益率を 2〜3 ポイント下げて見る。セキュリティの伸びでは吸収しきれない。
セキュリティの成長が 2 年続けて年 7% を割り、クラウドフレアとの差が開いたら
セキュリティのシェアを 4% 台へ下げ、やや悲観の確率を上げる。堀の評価も一段下げる。
2027 年に FCF が黒字へ戻り、自社株買いが再開されたら
株式報酬による薄まりが止まり、正味の還元(payout)を引き上げる。資本配分の質の改善とみて、確率を中立側へ寄せる。
2027 年の転換社債の償還・借り換えで金利が高い(約 5.75% 超)条件になったら
利払いが純利益を年 1 億ドル前後押し下げ、純負債の価値が増す。10 年の筋書きに織り込んだ範囲を超えれば、やや悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • CIS の売上と、年初来の複数年契約(28 億ドル超)・アンソロピック契約の立ち上がり(2027 年第 2 四半期に開始、2028 年末に年 17 億ドル規模)
  • セキュリティの前年比(今は +10%)と、API セキュリティ・ガーディコアの伸び(2025 年は +43%)
  • 配信とその他クラウドアプリの前年比(今は −6%)と大口顧客の動き
  • 設備投資の売上比(2026 年は約 4 割)、FCF、現金の粗利益率・営業利益率(立ち上がり後の目標 65〜75% と 20〜30%)
  • 非 GAAP と GAAP の営業利益率(今は 25% と 7%)、株式報酬の売上比、自社株買いの再開
  • 転換社債の償還・借り換え条件(2027 年)と、アンソロピックの新株予約権の確定

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額(約 126 億ドル)を見る前に、セキュリティ・配信・CIS の 3 区分を市場 × シェア × 価格で積み上げ、税引き後の営業利益と純利益を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)、RONIC = k + 残る割合 ×(事業の ROE − k)の 7〜10 割で置いた。k = 9.25%(基本 8% + 値決め 0.25% + 借金 0.5% + 寿命 0.5%)、ROE は検査と同じ帳簿の自己資本に対する純利益(10 年中立で約 13%)、残る割合は普通の 1/2、g は 4%。10 年中立の正当化 PER は 12.2 倍で、純負債(転換社債)と設備投資の重さを見てその 8.5 割の 10.4 倍に置いた(純負債は実効の PER に織り込み済み)。確率は悲観側(やや悲観と悲観が 42%)を厚くしたまま、筋書きを今の値段に合わせる調整はしていない。ROIC が 10% 程度と資本の効率は薄く、結論の確信度は低い。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 5% + β 0.79 × 5%。k = 基本 8.0% + quality +1.25% = 9.25%。値決め +0.25%・借金 +0.5%・寿命 +0.5% で quality は +1.25%。アンソロピック一社への依存・設備投資の重さ・配信の縮みの一部は寿命に入れたが、契約の満了後に設備が余る展開は確率(やや悲観・悲観を厚く)と悲観の利益率で表した。存続が危ない会社ではないので上乗せ 0。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 アドビADBE 制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%) 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. Akamai 2026 年第 2 四半期決算(2026-08-06)
  2. Akamai 2025 年通期決算(2026-02-19)
  3. Akamai 第 2 四半期 2026 決算説明会の書き起こし
  4. Akamai Form 10-Q(2026-06-30)
  5. The Stack:Akamai とアンソロピックの契約(2026-09-25)
  6. TECHi:Akamai・アンソロピックの契約と設備投資・新株予約権
  7. Yahoo Finance:Akamai の 116 億ドルの契約
  8. Cloudflare 2026 年第 2 四半期決算
  9. Fastly 2026 年第 2 四半期決算
  10. StockAnalysis:AKAM の時価総額(2026-10-16)

分析日 2026-10-16