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アドビ ADBE

制作ソフトの席は生成 AI で技能の壁が下がり、置き換えの側に回る。PER 13.6 倍でも成長を前提にした値段は割高(-39%)

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)149.37 ドル590 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)270.5 ドル1,069 億ドル差 −44.8%
10 年後から見ると 割高 価値 149.37 ドル590 億ドル · 差 −44.8% · 期待の年率 +0.3%
期待の年率リターン(10 年)+0.3%資本コスト比 −8.4 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アドビは、フォトショップなどの制作ソフト(Creative Cloud)、PDF と電子署名(ドキュメント)、企業のマーケティングを回すエクスペリエンス・クラウドを持つ世界最大の制作ソフト会社で、2025 年 11 月期の売上は 238 億ドル(+11%)、会計上の営業利益率は 36.7%。筆者の結論は割高で、売上の 6 割を占める制作ソフトを席課金型として、生成 AI による技能の壁の低下とキャンバ・フィグマ・画像動画 AI への分散を数量と価格に直接入れた。

クリエイティブは、プロの制作現場に染みついた操作と素材の互換性が堀だが、画像・動画・デザインを AI で作れば、席(利用者)単位の購読が揺らぐ。AI 機能(Firefly)の売上の金額開示は確かめられなかったので、楽観でも数量は今を超えない。そこで数量を今の0.78倍、価格を物価に届かない1.10倍とした。ドキュメントは PDF という文書の標準で記録の正本寄りだが、電子署名の競合が多く、堀の証拠が開示で 2 つ揃わないので g は 0%、数量0.92倍・価格1.18倍。マーケティング・顧客体験は席型で0.78倍・1.08倍。

中立の売上は今の0.89倍の212億ドル、GAAP の純利益は57.9億ドル。k は基本 8.0% に景気 −0.25%・寿命 +1.0%を足した8.75%、g は 0% で倍率は11.4倍。やや悲観と悲観の確率は合わせて35%。本質価値は 590億ドル、今の時価総額 969億ドル に対して-39%で、評価は割高。今の PER の低さは、市場がすでに一部を織り込んだ結果とも読めるが、利益そのものが縮むなら割安の証拠にならない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、プロの制作現場に染みついた操作と素材の互換性、PDF という文書の標準は、10 年後も存在する確信は高い。しかし制作ソフトの購読は席で売る型で、画像・動画・デザインを AI で作れる世界では、技能の壁が下がり、キャンバ・フィグマ・画像動画 AI に利用者が分散しうる。堀の証拠(解約率の数字や年単位の移行)は開示で揃わなかった。

オーナー利益は、株式報酬を費用にした GAAP の純利益 71.3 億ドル。資本は軽く、利益のほぼ全部を自社株買いで返してきたが、2025 年 12 月から 2026 年 8 月にすでに実行した 68.2 億ドルは自己資本の起点から引いた。

本質価値は 590億ドル で、今の時価総額 969億ドル に対して-39%。成長を前提にした値段には払わない。10 年後の利益への確信は中程度で、安全域は薄い。

何で稼ぐ会社か

売上は大きく 3 つに分けて見る。第一はクリエイティブで売上の約 6 割(2025 年 11 月期に約 138 億ドルと推定)。フォトショップ・イラストレーター・プレミア・アフターエフェクツなどをまとめた購読(Creative Cloud)に、生成 AI のファイアフライ(Firefly)、簡易デザインのエクスプレス(Express)、動画の共同編集のフレーム・アイオー(Frame.io)が加わる。プロ・学生・個人事業主・企業が顧客で、月額または年額の購読が中心、AI は生成のクレジット(回数)で課金する形を広げている。

第二はドキュメント(約 38 億ドル)で、アクロバット(Acrobat)による PDF の作成・編集・署名と、文書に質問できる AI アシスタント、電子署名のアドビ・サイン(Adobe Sign)。PDF は世界の文書の標準で、個人から大企業まで買う。2026 年 6〜8 月期の「ビジネス専門家・一般」向け購読は +16% と全社より速い。

第三はマーケティング・顧客体験(出版・広告を含め約 62 億ドル)で、企業のウェブ分析・顧客データ・コンテンツ管理・広告配信を担うエクスペリエンス・クラウドと、コンテンツ制作を自動化するジェンスタジオ(GenStudio)。2026 年 4 月に SEO・生成 AI の検索対策のセムラッシュを約 19 億ドルで買収した。購読は売上の 9 割を超え、利益は株式報酬を費用に入れた会計上で 36〜37%、非 GAAP で 45% 前後。2026 年 6〜8 月期の総 ARR は 275 億ドル(+11%)、月間利用者は 10 億人を超える。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第一は切り替えの費用で、プロの制作現場では素材・テンプレート・拡張機能・ショートカットの操作と、取引先との受け渡しの形式がアドビの形式で固まっており、別のツールへ乗り換えると 1 案件ごとの手戻りが出る。第二は PDF という文書の標準で、署名・保存・規制対応の流れに入り込んでいる。第三は権利処理済みの学習データでファイアフライを作り、商用で安心して使える AI として企業に売れる点である。

資本効率は際立っている。のれんを除くと有形の資本はほとんど要らず、営業利益のほぼ全部を株主に返せる。ROE 61% は自社株買いで自己資本が 116 億ドルまで縮んだ見かけの面もあるが、ROIC でも約 58% と高い。営業利益率は 2020 年の 33% から 36〜37% で安定し、フリーキャッシュフローは 2021 年の 69 億ドルから 98 億ドルまで増えた。

弱点は 4 つ。生成 AI が技能の壁を下げ、アドビを使わない制作が増えること(キャンバの売上規模は約 40 億ドル、フィグマは UI の設計で 8〜9 割のシェア)。2022 年の大型買収(フィグマ)の頓挫のように、成長を買う道が閉ざされたこと。AI の推論費用で粗利が薄くなること。2022 年の利上げ局面で株価が 59% 下がったように、倍率の振れが大きいことである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

制作・デザイン・動画の市場は、業界ノートの業務ソフトの考え方では数量が年 +2%・価格が年 +2.5% だが、アドビの領域は生成 AI で作る人と作る物が増えるので、数量は実質で年 3.5〜4% 伸びると置いた(本分析ではツールの市場を約 800 億ドルと推定)。ただし、伸びの果実をアドビが取れるかが分かれ目である。

競争は 3 方向から来る。第一にキャンバ(個人・中小の簡易デザイン)とフィグマ(UI・協業設計)が価格と使いやすさで利用者を取る。第二にグーグル・オープン AI・ミッドジャーニーなどの画像動画の生成 AI が、制作の入口をアプリから文章の指示へ移す。第三にマイクロソフトが Copilot を Office に標準で付け、文書と簡易デザインの領域で価格を押し下げる。William Blair は 2026 年 3 月、AI でクリエイティブの技能が民主化し、プロの顧客基盤が危ういとして格下げした。モルガン・スタンレーも AI の収益化の遅れを指摘している。

循環でいえば、制作ソフトは景気に強い方だが、広告・マーケティング予算は景気の谷で絞られる(エクスペリエンス・クラウド)。AI の構造変化と景気後退が同時に来ると、2 つの経路で売上が減る。今は、倍率がすでに大きく縮み(2021 年の 56 倍 → 13.6 倍)、成長の質(有機で 1 割が保てるか)が問われる段階にいる。

【AIエージェント代替】制作ソフトの席課金は、生成 AI で技能の壁が下がるほど分散しやすい。10 年の中立は売上が今の0.89倍になると置き、市場全体の成長は個別評価では採らない。

資本政策と M&A

還元は自社株買いが中心で、配当はない。2025 年 11 月期は自社株買い 113 億ドル(フリーキャッシュフローの 1 割超)、株数は 2022 年から年 1〜5% ずつ減り、直近は 3.95 億株。2026 年 4 月には 250 億ドル(時価総額の約 26%)の新しい自社株買い枠を 2030 年 4 月までで設け、2026 年 6〜8 月期だけで 22 億ドルを買った。株式報酬は年約 20 億ドルで、正味の還元は自社株買いからこの分を引いた額で見る。

M&A は、2022 年に 200 億ドルで買うはずだったフィグマが独禁当局の審査で頓挫し、解約金 10 億ドルを払って撤退した。2026 年 4 月にはセムラッシュを約 19 億ドルで買い、SEO・生成 AI 検索対策を埋めた。大型買収が難しい中で、自社株買いと小型の買収を使い分ける形になっている。売られる側になる可能性は、時価総額が大きく経営の抵抗もあるので小さい。

今後の鍵は、250 億ドルの枠を、株価が下がった時に使うか(割安なら株主に報いる)、AI が成長を押し下げる中で割高に使わないか、の 2 つである。経営は 2026 年 9 月、社内昇進のアニル・チャクラヴァルティ氏を 12 月 1 日付で社長兼 CEO にすると発表した(ナラヤン氏は執行会長)。後任は元インフォマティカの CEO でマーケティング側の出身のため、資本配分と AI の収益化をどう変えるかが焦点になる。

2026 年に決算期末後すでに実行した自社株買い 68.2 億ドル(10-Q・2025 年 12 月〜2026 年 8 月)は、今の株数(時価総額)に反映済みなので、10 年の還元には数えず、自己資本の起点(48.0 億ドル)からも外した。

【還元の置き方】10 年の還元は純利益の累計の約 95% と置いた(自社株買いが純利益を超える方針。残り5%は小型買収)。残らない分は、伸びが止まる中立の筋書きでは成長に回す元手が要らないため返す。株式報酬は GAAP の純利益ですでに費用として引いている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アドビは、生成 AI の時代に最も安全に使える制作ソフトである。ファイアフライは権利を処理した画像・動画で学習しており、企業が商用でそのまま使える。フォトショップやプレミアの中にファイアフライが入り、生成と精密な編集を 1 つの画面で行えるため、画像を生成するだけのツールよりも制作の最後の仕上げを握る。月間利用者は 10 億人を超え、AI 先行の ARR は 150% 超で伸びている。

ドキュメントの AI アシスタントは契約書や論文に質問する用途で、PDF の標準という足場がそのまま入口になる。マーケティング側はジェンスタジオとセムラッシュで、広告・SEO・コンテンツを AI で回す企業の道具になる。2026 年の目標(売上 +12%・期末 ARR +10.2%・会計上の営業利益率 35%)は 6〜8 月期でも上方修正され、勢いは落ちていない。

財務は軽く、有形の資本はほとんど要らず、営業利益のほぼ全部を自社株買いに回せる。250 億ドルの新しい枠は時価総額の 26% で、数年で株数を大きく減らす。今の PER 13.6 倍は、リーマン期の底(13 倍台)に近い水準で、これ以上は縮みにくい。

慎重な見方

制作ソフトの強みは「操作を覚える苦労」が作る囲い込みだったが、生成 AI は文章で指示すれば作れるので、その苦労を無価値にする。キャンバは簡易デザインで中小の購読を、フィグマは UI の設計を取り、グーグルやオープン AI は画像・動画を入口で生成して、アドビの出番を最後の微調整だけに狭める。William Blair とモルガン・スタンレーが格下げ・目標引き下げをしたのも、プロの顧客基盤の流出と AI の収益化の遅れを数字の外で見ているからだ。

AI 先行 ARR の「+150%」は金額が非開示で、全体の 275 億ドルに占める割合は小さい。ファイアフライは生成のたびに推論費用がかかり、クレジット課金の粗利は購読より薄い。マイクロソフトは Copilot を標準で付け、文書と簡易デザインの価格を押し下げる。大型買収の道はフィグマで閉ざされ、成長を買えない。

経営も変わる。18 年率いたナラヤン氏から社内昇進のチャクラヴァルティ氏へ替わる時期に、250 億ドルの自社株買いを株価が下がった時にだけ使えるのか、疑いが残る。今の PER 13.6 倍は、成長が 1 桁台前半に落ちる前提のそれで、悲観の裾が実現すれば PER がもう一段縮み、利益そのものも減るので、時価総額は半分以下にもなりうる。 生成 AI が制作の技能の壁を崩せば、購読の席と単価が同時に下がり、開発費の負担は変わらず利益率が崩れる。

どちらに重みを置いたか

強気は PDF と制作の標準、売上 +13% の加速、PER 13.6 倍の低さを言い、慎重は生成 AI による技能の壁の低下、画像動画 AI への分散、AI 機能の売上の金額開示がない点、CEO の交代を言う。堀の証拠が揃わないので g は 0% とし、制作は席型の数量と価格で引いた。やや悲観と悲観を合わせて35%。AI 代替は数量・価格に主に入れ、k では寿命の上乗せ(1.0%)にとどめた。結論は割高。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 154.51 ドル610 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 125.63 ドル496 億ドル)。 今の値に割り戻すと 149.37 ドル590 億ドル、今との差 −44.8%、 期待の年率 +0.3%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 208.89 ドル825 億ドル 155.19 ドル613 億ドル +34.6% +3.0% 25.49 ドル101 億ドル
やや楽観 20% 187.70 ドル741 億ドル 145.57 ドル575 億ドル +23.2% +2.1% 66.65 ドル263 億ドル
中立 38% 167.39 ドル661 億ドル 135.95 ドル537 億ドル +12.1% +1.2% 115.27 ドル455 億ドル
やや悲観 23% 134.46 ドル531 億ドル 119.24 ドル471 億ドル −6.2% −0.6% 58.35 ドル230 億ドル
悲観 12% 65.09 ドル257 億ドル 54.68 ドル216 億ドル −55.7% −7.8% 14.37 ドル57 億ドル
加重平均100% 154.51 ドル610 億ドル125.63 ドル496 億ドル +3.5% +0.3% 280.13 ドル1,107 億ドル

今の株価時価総額 270.55 ドル1,069 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 7% AI 機能が席を保ち、制作の標準の地位が続く 利益 72 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 208.89 ドル825 億ドル

AI 機能の追加課金が席の減りを埋め、制作の標準の地位が続く最良の筋書き。AI 機能の売上の金額開示は確かめられないので、制作の数量は今の0.90倍が上限。売上は252億ドル、純利益は72.2億ドル。 内訳はクリエイティブ=数量0.90倍・価格1.15倍・利益率39.9%、ドキュメント=数量1.00倍・価格1.25倍・利益率46.3%、マーケティング・顧客体験=数量0.90倍・価格1.12倍・利益率22.9%。 この筋書きの確率は7%。結果は、売上が今の1.06倍の252億ドル、営業利益93.1億ドル、純利益72.2億ドル、自己資本152億ドル、10年の正味の還元613億ドル、時価総額825億ドル(PER11.4倍)。

  • クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io):数量 718(制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 19.8%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ))→ 売上 142 億ドル・営業利益 57 億ドル。数量0.90倍・価格1.15倍・営業利益率39.9%(席課金型)
  • ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント):数量 400(文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 11.9%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 48 億ドル・営業利益 22 億ドル。数量1.00倍・価格1.25倍・営業利益率46.3%(人月と記録の正本の混合)
  • マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告):数量 1,076(マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 5.8%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 62 億ドル・営業利益 14 億ドル。数量0.90倍・価格1.12倍・営業利益率22.9%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE47.4%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:AI 機能の売上の金額開示がなく、楽観でも数量は上限を抑えた。7%。

やや楽観 20% PDF と制作の標準が効き、席の減りが緩やか 利益 65 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 187.70 ドル741 億ドル

制作 0.84倍・1.13倍、ドキュメント0.96倍、マーケティング0.84倍。売上は233億ドル、純利益は64.9億ドル。 内訳はクリエイティブ=数量0.84倍・価格1.13倍・利益率38.8%、ドキュメント=数量0.96倍・価格1.22倍・利益率45.0%、マーケティング・顧客体験=数量0.84倍・価格1.11倍・利益率22.3%。 この筋書きの確率は20%。結果は、売上が今の0.98倍の233億ドル、営業利益83.6億ドル、純利益64.9億ドル、自己資本150億ドル、10年の正味の還元575億ドル、時価総額741億ドル(PER11.4倍)。 10年の純利益の累計は677億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io):数量 671(制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 19.5%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ))→ 売上 131 億ドル・営業利益 51 億ドル。数量0.84倍・価格1.13倍・営業利益率38.8%(席課金型)
  • ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント):数量 384(文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 11.5%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 44 億ドル・営業利益 20 億ドル。数量0.96倍・価格1.22倍・営業利益率45.0%(人月と記録の正本の混合)
  • マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告):数量 1,006(マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 5.7%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 58 億ドル・営業利益 13 億ドル。数量0.84倍・価格1.11倍・営業利益率22.2%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE43.2%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:制作の標準が効く筋書き。2026 年も売上 +13% と加速している点を見て 20%。

中立 38% 制作の席が AI で圧縮され、価格も物価に届かない 利益 58 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 167.39 ドル661 億ドル

生成 AI で技能の壁が下がり、制作は数量0.78倍・価格1.10倍、ドキュメントは0.92倍・1.18倍、マーケティングは0.78倍・1.08倍。売上は212億ドル、営業利益は74.6億ドル、純利益は57.9億ドル。 内訳はクリエイティブ=数量0.78倍・価格1.10倍・利益率38.0%、ドキュメント=数量0.92倍・価格1.18倍・利益率44.1%、マーケティング・顧客体験=数量0.78倍・価格1.08倍・利益率21.8%。 この筋書きの確率は38%。結果は、売上が今の0.89倍の212億ドル、営業利益74.6億ドル、純利益57.9億ドル、自己資本148億ドル、10年の正味の還元537億ドル、時価総額661億ドル(PER11.4倍)。 10年の純利益の累計は637億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io):数量 624(制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 19.0%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ))→ 売上 118 億ドル・営業利益 45 億ドル。数量0.78倍・価格1.10倍・営業利益率38.0%(席課金型)
  • ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント):数量 368(文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 11.2%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 41 億ドル・営業利益 18 億ドル。数量0.92倍・価格1.18倍・営業利益率44.1%(人月と記録の正本の混合)
  • マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告):数量 936(マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 5.6%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 52 億ドル・営業利益 11 億ドル。数量0.78倍・価格1.08倍・営業利益率21.8%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE39.2%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:制作の席が AI で圧縮される中心の筋書き。38%。

やや悲観 23% キャンバ・フィグマ・画像動画 AI に利用者が分散する 利益 47 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 134.46 ドル531 億ドル

キャンバ・フィグマ・画像動画 AI に利用者が分散し、制作は0.72倍・1.07倍、マーケティングは0.72倍。開発費の負担は減らず利益率が下がる。売上は189億ドル、純利益は46.5億ドル。 内訳はクリエイティブ=数量0.72倍・価格1.07倍・利益率34.2%、ドキュメント=数量0.85倍・価格1.14倍・利益率39.7%、マーケティング・顧客体験=数量0.72倍・価格1.05倍・利益率19.6%。 この筋書きの確率は23%。結果は、売上が今の0.79倍の189億ドル、営業利益59.9億ドル、純利益46.5億ドル、自己資本145億ドル、10年の正味の還元471億ドル、時価総額531億ドル(PER11.4倍)。 10年の純利益の累計は568億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io):数量 574(制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 18.4%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ))→ 売上 106 億ドル・営業利益 36 億ドル。数量0.72倍・価格1.07倍・営業利益率34.2%(席課金型)
  • ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント):数量 339(文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 10.9%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 37 億ドル・営業利益 15 億ドル。数量0.85倍・価格1.14倍・営業利益率39.7%(人月と記録の正本の混合)
  • マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告):数量 861(マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 5.4%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 47 億ドル・営業利益 9 億ドル。数量0.72倍・価格1.05倍・営業利益率19.6%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE32.1%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:画像動画 AI に利用者が分散する筋書き。23%。

悲観 12% 生成 AI で技能の壁が崩れ、購読の席と単価が下がる 利益 23 億ドル · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 65.09 ドル257 億ドル

生成 AI が制作の技能の壁を崩し、購読の席と単価が下がる。制作0.56倍・0.99倍、利益率は22.8%(制作)まで落ちる。売上は137億ドル、純利益は22.5億ドル。 内訳はクリエイティブ=数量0.56倍・価格0.99倍・利益率22.8%、ドキュメント=数量0.66倍・価格1.06倍・利益率26.4%、マーケティング・顧客体験=数量0.56倍・価格0.97倍・利益率13.1%。 この筋書きの確率は12%。結果は、売上が今の0.58倍の137億ドル、営業利益29.0億ドル、純利益22.5億ドル、自己資本231億ドル、10年の正味の還元216億ドル、時価総額257億ドル(PER11.4倍)。 10年の純利益の累計は399億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io):数量 449(制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 17.1%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ))→ 売上 77 億ドル・営業利益 17 億ドル。数量0.56倍・価格0.99倍・営業利益率22.8%(席課金型)
  • ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント):数量 265(文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 10.1%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 27 億ドル・営業利益 7 億ドル。数量0.66倍・価格1.06倍・営業利益率26.5%(人月と記録の正本の混合)
  • マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告):数量 674(マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格))× 価格 5.0%(1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率)→ 売上 34 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量0.56倍・価格0.97倍・営業利益率13.1%(席課金型)

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.00%(人月・席の型は0%以下。実質の縮みは10年の数量に入れ済み)で、利益を全部株主に分ける形の正当化PER=1÷(k−g)=1÷(8.8%+-0.00%)=11.4倍(事業のROE9.7%)。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:技能の壁が崩れて購読が崩れる筋書き。CEO の交代も重なり 12%、やや悲観と合わせて35%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

クリエイティブ(Photoshop・Illustrator・Premiere・Firefly・Express・Frame.io)

プロとクリエイターの制作ソフト(写真・デザイン・動画)と、生成 AI のファイアフライ、簡易デザインのエクスプレス。月額・年額の購読が中心。

数量制作・デザイン・動画・画像生成ツールの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格)価格1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率(物価・値上げ)売上営業利益
今 2025/12 800 17.3% 138 55
10 年後 中立 624 19.0% 118 45

取り方:2025 年 11 月期の売上 238 億ドルのうちクリエイティブ(Creative Cloud の全プラン)を約 138 億ドルと推定(部門別は検索の要約からの推定)。制作・デザイン・動画・画像生成ツールの世界市場を約 800 億ドルと置き、シェアは約 17%(キャンバ約 40 億・フィグマ約 12 億の売上規模と、マイクロソフトやグーグルの動画・画像 AI を合わせて市場とした)。数量=市場の実質規模、価格=シェア × 単価(物価は 10 年 1.41 倍が中立)。会計上の営業利益率は 40% 前後と推定。競合はキャンバ・フィグマ・ブラックマジック(DaVinci)・生成 AI 各社。 【AIエージェント代替の見直し】クリエイティブは制作者の席に課金する席課金型。プロの現場の操作と素材の互換性は堀だが、生成 AI で技能の壁が下がり、キャンバ・フィグマ・画像動画 AI に分散する。AI 機能の売上の金額開示は確かめられなかった。数量0.78倍、価格1.10倍(席型の 1.00〜1.15 倍の上寄り)。

ドキュメント(Acrobat・Sign・AI アシスタント)

PDF の作成・編集・署名と、文書に質問できる AI アシスタント。個人から大企業まで。

数量文書作成・PDF・電子署名・文書 AI の市場の実質規模(億ドル・2025 年価格)価格1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率売上営業利益
今 2025/12 400 9.5% 38 17
10 年後 中立 368 11.2% 41 18

取り方:ドキュメント部門を約 38 億ドルと推定。文書・PDF・電子署名・文書 AI の世界市場を約 400 億ドルと置き、シェアは約 9.5%(ドキュサインは約 30 億ドル、マイクロソフトの Office と Copilot、Foxit などが競合)。2026 年 6〜8 月期の「ビジネス専門家・一般」向け購読は +16% と速い。営業利益率は 45% 前後と推定。 【AIエージェント代替の見直し】ドキュメントは PDF という文書の標準と電子署名で、記録の正本寄りの混合。ただし解約率の数字や年単位の移行といった堀の証拠が開示で 2 つ揃わないので g は認めない。数量0.92倍、価格1.18倍。

マーケティング・顧客体験(Experience Cloud・GenStudio・Semrush・出版広告)

企業のマーケティング・分析・コンテンツ制作を回す製品群。2026 年 4 月にセムラッシュ(Semrush)を約 19 億ドルで買収。

数量マーケティング・顧客体験ソフトの市場の実質規模(億ドル・2025 年価格)価格1 億ドルの市場あたりのアドビ売上(億ドル)= シェア × 単価の倍率売上営業利益
今 2025/12 1,200 5.2% 62 15
10 年後 中立 936 5.6% 52 11

取り方:デジタル・エクスペリエンス(出版・広告を含む)を約 62 億ドルと推定。マーケティング・分析・コンテンツ管理・SEO の世界市場を約 1,200 億ドルと置き、シェアは約 5.2%。セールスフォースのマーケティング、オラクル、ハブスポット、セムラッシュを買う前の SEO 各社が競合。営業利益率は 24% 前後と推定(償却と開発費が重い)。 【AIエージェント代替の見直し】マーケティング・顧客体験は担当者の席とデータ量で課金する席型。セールスフォース・オラクル・ハブスポットが競合で、AI エージェントが運用を肩代わりする。数量0.78倍、価格1.08倍。

リスクと懸念

AI エージェント代替(制作ソフトの席の置き換え)

アドビの売上の 6 割は制作者の席への購読。生成 AI が画像・動画・デザインを作れば、技能の壁が下がり、キャンバ・フィグマ・画像動画 AI に利用者が分散する。AI 機能の売上の金額開示は確かめられず、CEO は 2026 年 12 月に交代する。中立の売上は今の0.89倍、悲観では0.58倍と置いた。

生成 AI による制作の入口の置き換え

画像・動画・デザインを文章で作れるグーグル・オープン AI・ミッドジャーニーなどが、アプリを開く前の入口を握る。アドビは最後の微調整に押し込まれ、購読の数量と単価が同時に下がりうる。10 年の悲観・やや悲観の中心。

キャンバ・フィグマへの分散

キャンバは簡易デザインで中小・個人の購読を伸ばし、フィグマは UI の設計でほぼ標準になった。アドビは両方の領域にエクスプレスなどの製品を出したが、使いやすさと価格で先行されており、プロより下の層から顧客を失う。入口の層を失うと、将来のプロの育成も細る。クリエイティブのシェアが 1 割動くだけで売上は大きく変わる。

AI の収益化の遅れと粗利の低下

ファイアフライは生成のたびに推論費用がかかり、クレジット課金の粗利は購読より薄い。AI 先行 ARR の金額が非開示で、収益化の進み具合を外から確かめにくい。利益率の想定(35% 前後)を下げる方向の要因。

大型買収の道が閉ざされたこと

2022 年のフィグマ買収は規制審査で頓挫し解約金 10 億ドルを払った。成長を買う道は狭く、有機の成長が鈍ると補う手段が小さい買収と自社株買いに限られる。セムラッシュ(約 19 億ドル)の統合が試金石になる。

CEO の交代と経営の方向

18 年率いたナラヤン氏が 2026 年 12 月 1 日に執行会長へ退き、社内昇進のチャクラヴァルティ氏が CEO になる。AI の方針と資本配分(250 億ドルの自社株買い枠の使い方)が変わる可能性があり、移行期は読みにくい。

広告・マーケティング予算と倍率の振れ

エクスペリエンス・クラウドは企業の広告・マーケティング予算に連動し、景気後退で絞られる。2022 年の利上げ局面では株価が 59% 下がり、倍率の振れが大きい。

今後の分かれ目

有機成長(買収を除く)が 2 年続けて 10% を上回り、期末 ARR の伸びも 10% を超えたら
AI がプランの単価を支え、数量の減少を補っている合図。楽観・やや楽観の確率を上げ、クリエイティブのシェアを微増に置き直してよい。
AI 先行 ARR が金額で開示され、全体の ARR の 1 割を超えたら
AI の収益化が進んでいる合図。粗利の低下を打ち消す方向なので、10 年の利益率の置き方を 1〜2 ポイント上げて見る。
クリエイティブの購読者数・ARR の伸びが 2 四半期続けて 1 桁前半に落ちたら
キャンバ・フィグマ・生成 AI への分散が表に出ている。やや悲観・悲観の確率を上げ、クリエイティブのシェアを 1 割下げて見直す。
マイクロソフトが Copilot の文書・簡易デザイン機能を標準で付け、アクロバットの価格が下がり始めたら
ドキュメントの単価が物価に追いつかなくなる合図。ドキュメントの価格の置き方を 1 割下げて見る。
100 億ドル級の現金買収、またはのれんの大きな減損が出たら
新 CEO の資本配分に疑いが出る。10 年の悲観の確率を上げ、倍率を 1〜2 倍下げて見る。
株価が上がった局面で、250 億ドルの枠を速いペースで使い続けたら
割高での買い戻しは株主価値を壊すので、正味の還元の置き方を引き下げて見る。
Firefly など AI 機能の売上が金額で開示され、全社売上の 1 割を超えたら
席の減りを AI 課金が埋める証拠。制作の数量の上限を今の 1.0 倍より上で見直す。
期末 ARR の伸びが 2 年続けて 8% を割ったら
席の分散が始まった合図。制作の数量を中立の{cre_base_vm:.2f}倍より下げ、悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • クリエイティブ・ドキュメントの ARR の伸びと、購読者数・解約率
  • AI 先行 ARR の金額と、全体に占める割合(開示されれば)
  • キャンバ・フィグマの売上の伸びと、プロ向け機能の拡大
  • 会計上と非 GAAP の営業利益率の差(株式報酬・償却)と粗利率
  • 自社株買いの額と平均単価、株数の増減
  • 新 CEO の 2026 年 12 月以降の資本配分と AI の価格方針
  • AI 機能の売上開示と、期末 ARR の伸び・購読者数

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 969億ドル や PER 13.6 倍は見ずに、3 部門を型で分けて数量(0.78〜0.92 倍)と価格(物価に届かない 1.08〜1.18 倍)を置いた。倍率は g=0% の 1÷(k−g)、k は基本 8.0% + 景気 −0.25 + 寿命 1.0 = 8.75%。AI 代替は数量・価格に主に入れ、k の寿命・確率(悲観側35%)・g に重ねていない。純利益は GAAP。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β 1.25 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.75% = 8.75%(β は使わない)。購読で景気に比較的強い(cycle −0.25)。値決めは AI の影響を価格の置き方で表したので 0、借金 0。寿命 +1.0%(席型の下限)。個別のリスクは k に足さず筋書きと確率で表した。

同じ業種(情報技術)の AI 分析

やや割安 ゴーダディGDDY FCF の約 13% が株主に戻る定期課金の事業。AI で入口を奪われる恐れを 4 割超の確率で織り込んでも、資本コストを超える稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、確率で加重した価値は今より約 3 割高く「やや割安」 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジェン・デジタルGEN 消費者向けの防御と身元保護で解約の少ない定額収入を持つが、借金が重い。利益ベースの上限で倍率を置いてもやや割安で、悲観では借金が株主価値を削る 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) 適正 アップラビンAPP 配信 AI の稼ぐ力は突出するが、プラットフォーム依存と規制の影が重い。利益ベースの正当化 PER で測ると、悲観を厚く置いて「適正」まで下がる 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 エヌビディアNVDA AI 計算の事実上の標準を握る稼ぐ力は桁違いで、今の時価総額は確率で加重した価値を 4% ほど上回るだけの適正水準で、安全域は薄い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 マイクロソフトMSFT AI 時代でも堀は広がる世界最強級の事業。ただし利益ベースの正当化 PER(中立で事業 約 18 倍)で測ると、今の時価総額は事業の質を先に払いすぎている 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ベリサインVRSN ドメイン名 .com と .net の登録簿を握る契約型の独占。事業の質は最高水準で、今の値段は契約どおりの値上げが続く前提を先に織り込んでいる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CDWCDW 再販の薄利でも資本は軽く還元が厚い。利益ベースで見ると今の値段はほぼ妥当だが、クラウド直販・AI 調達の直買いで取り分が削られる危うさは残る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ブロードコムAVGO AI の特注チップと VMware で稼ぐ力は急拡大しているが、今の時価総額は確率で加重した価値より 2 割強高く、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スカイワークス・ソリューションズSWKS クォルボとの合併で RF 部品の最大手級になったが、売上の 5 割強がアップル。利益率が戻っても、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 NXP セミコンダクターズNXPI GAAP の PER 29 倍は谷の利益。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 クアルコムQCOM スマホが縮む間に車載・IoT と AI データセンターが穴を埋められるかが全て。埋まる前提でも、利益ベースの正当化 PER で割ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 スーパー・マイクロ・コンピューターSMCI 売上は急増しても粗利益率 10% 前後の薄利で、AI 投資の谷と統制の問題を悲観に厚く織り込んでも、今の値段は本質価値を 2 割ほど上回る(強制転換優先株を含む時価総額 251 億ドルで比べた場合) 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 TE コネクティビティTEL 自動車の景気循環と AI・送電網の追い風を併せ持つ接続部品の首位。GAAP の利益の 20 倍という値段は、成長が続いても本質価値を 4 割ほど上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 KLAコーポレーションKLAC 検査・計測で約 6 割を握る、堀の深い優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益と高い倍率を先取りしている 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 モトローラ・ソリューションズMSI 公共安全の無線という替えの利かない土台は強いが、GAAP の利益の 36 倍という値段は、10 年後に成熟後の 20 倍へ縮む分を利益の伸びで取り返せない水準にある 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) 割高 ジェイビルJBL AI データセンター向けの急成長で利益は伸びるが、大口顧客に価格を握られる薄利の受託製造。成長を先取りした、割高な値段 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 アナログ・デバイセズADI データセンターと試験装置の需要で利益は急回復したが、利益ベースの正当化 PER(中立 17〜18 倍)で測ると、今の時価総額は山の利益の継続を大きく先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 アンフェノールAPH AI 設備投資の山に乗った接続部品の王者。堀は厚いが、利益が山の高さで評価されており、中立でも今の値段に安全域が無い 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 HPインクHPQ 利益の 6 割を生む印刷の消耗品が年 3% ずつ縮み、パソコンは高騰したメモリの転嫁で稼ぐ。現金を生む力は本物だが、利益ベースの倍率では今の値段に安全域は無い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 オン・セミコンダクターON 電力半導体の谷から利益は戻りつつあるが、SiC は価格と競合で筋書きが割れる。利益ベースの正当化 PER で割ると、確率で加重した本質価値は今を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 フレックスFLEX AI データセンター向けの伸びは本物だが、受託製造は薄利で、確率で加重した価値は今の時価総額を 5 割近く下回る 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヒューレット・パッカード・エンタープライズHPE AI サーバーとジュニパーで利益が急に膨らんだが、薄利のサーバーと循環が重く、今の値段は成長の持続をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 マーベル・テクノロジーMRVL 接続部品の堀は深く AI 投資の恩恵は大きい。グーグル依存と競合を織り込んでも、倍率を利益ベースの正当化 PER で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割ほど下回る 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 キューニティー・エレクトロニクスQ 半導体の研磨・洗浄・露光の消耗材と AI 向けの先端パッケージ・基板材料を持つ優良な材料会社。ただし分離後の借金と今の倍率で、本質価値は今の時価総額を 4 割強下回る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 テキサス・インスツルメンツTXN 工場投資の山を越えて稼ぐ力は戻ったが、今の時価総額は循環の回復と高い成長をすでに先取りしている 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 アップルAAPL 世界最強クラスの堀と資本効率は本物だが、今の値段は 10 年後の利益を最良に近い形で先取りしており、安全域が無い 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 テレダイン・テクノロジーズTDY 赤外線・計測・防衛電子を買収で束ねた堅い優良企業。ただし GAAP で測る資本効率は低く、今の値段は 10 年の成長を先取りしている 本質価値との差 −41.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アカマイ・テクノロジーズAKAM 配信の縮みをセキュリティとクラウド基盤が埋める途中の会社。アンソロピック契約で売上の見通しは上がったが、設備投資で資本の効率は薄く、利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 オラクルORCL データベースの堀は本物だが、AI 基盤への巨額の借金投資とオープンエーアイ 1 社への依存が、事業の質に見合わない大きな悲観の裾を作っている 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ラムリサーチLRCX エッチングと成膜で先端メモリとロジックの増設を支える優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 コグニザント・テクノロジー・ソリューションズCTSH 開発・保守の人月は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見ると今の時価総額は割高(-37%) 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シノプシスSNPS 設計ソフトの 2 強にアンシスを加えて事業の幅は最大だが、稼ぎが先で薄れる倍率で測ると、今の約 65 倍は先の成長を織り込みすぎ 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ネットアップNTAP 全フラッシュとクラウドで利益は伸びたが、NAND 高騰の値上がりの山にいて、今の値段はその高さの持続を前提にしている 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ゼブラ・テクノロジーズZBRA 業務用端末とラベル印刷の堀は厚く還元力も高いが、2026 年の好調を織り込んだ今の値段は、本質価値の 2 倍近い 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 シスコシステムズCSCO ネットワークの老舗が AI で息を吹き返したが、利益の質は並みで、今の値段は成長を大きく先取りしている 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 アプライド・マテリアルズAMAT 成膜を軸に装置の最も広い品ぞろえを持つ優良な装置会社。ただし今の時価総額は山の利益を先取りしている 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 マイクロチップ・テクノロジーMCHP データセンター・防衛・産業の回復で利益は急回復中だが、利益ベースの正当化 PER で測ると、今の時価総額は中立の筋書きの先まで織り込んでいる 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ローパー・テクノロジーズROP 買収で伸びる GAAP の ROE 7〜8% の会社を稼ぎが先で薄れる倍率で測り、AI で縦型ソフトの堀が狭まる筋書きを厚く置くと、今の値段より割高 本質価値との差 −48.5% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 デル・テクノロジーズDELL AI サーバーで売上が急膨張しても、中身は薄利の組み立てと再販。利益の質と循環の山を考えると、今の値段は先を多めに織り込んでいる 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ウエスタンデジタルWDC HDD の 2 社寡占で利益率が 4 割に乗った山の頂。契約が切れた後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 5 割ほど下回る 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ケイデンス・デザイン・システムズCDNS EDA の 2 強の一角で事業の質は高いが、株式報酬を費用に入れた利益で測ると今の値段は成長の先まで織り込みすぎ 本質価値との差 −52.6% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 インテュイットINTU 確定申告と中小会計の入口を AI の汎用アシスタントが奪いうる。帳簿の記録は強いが、席と入口の売上を抑えて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 テラダインTER AI 向け半導体テストで急成長する複占の一角。利益は 1 年で 2.5 倍になったが、今の時価総額はその先まで織り込んでいる 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.5%) 割高 アクセンチュアACN AI を使う側でも人月で売る限り売上は縮む。規模と提携の強さを認めても、今の時価総額は割高(-54%) 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)AMD AI チップと EPYC で成長は急だが、10 年の楽観の筋書きでも年率が資本コストに届かない水準まで、値段が先に払っている 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モノリシック・パワー・システムズMPWR AI サーバー向け電源で利益は急増中だが、GAAP の PER 94 倍は山の利益を先に払っている。利益ベースの正当化 PER で割ると、本質価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −60.7% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 キーサイト・テクノロジーKEYS AI の計測需要で受注が 5 割超伸びた計測器の首位。GAAP の利益の約 40 倍という値段は、需要の山を恒常と置いている 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 マイクロン・テクノロジーMU AI 需要で DRAM・NAND の利益が山の頂に立ったが、山の後の利益で測る本質価値は今の時価総額を 6 割下回る 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 ファーストソーラーFSLR 営業利益のほぼ全てが 2029 年末から薄れる製造税額控除。控除後の事業は資本コストに届かず、10 年後の中立でも今の時価総額の 6 割弱にとどまる 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 シーゲイト・テクノロジーSTX HDD は AI のデータ保存で利益が山の頂に。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割ほど下回る 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 フォーティネットFTNT ネットワークとセキュリティを一体で売る優良企業で、2026 年は更新の山で急成長。ただ山の後を見ると今の値段は先走りすぎ 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 F5FFIV アプリの入口を握る堅実なインフラ・ソフト会社だが、純現金を足しても今の値段は 10 年後の姿を先取りしている 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 サンディスクSNDK NAND の価格高騰で利益が 22 倍になった山の頂。山の後の利益で測ると、本質価値は今の時価総額を 6 割以上下回る 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 コヒレントCOHR AI の光接続の中心で垂直統合の堀を持つが、足元の急成長が続く前提の今の値段は、式で測ると本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 ガートナーIT 調査の席課金は AI の回答に置き換えられる側。維持率 85% では堀の証拠にならず、今の時価総額は割高(-63%) 本質価値との差 −65.3% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 IBMIBM メインフレームの堀とソフトは残るが、コンサルの人月は AI エージェントに削られ、利益の倍率を抑えると割高(-63%) 本質価値との差 −65.9% · 10 年 割高(年 −3.9%) 割高 アリスタ・ネットワークスANET データセンターのイーサネット首位で利益率は最高水準だが、顧客 2 社への集中と競争を考えると、今の値段は成長を先取りしすぎている 本質価値との差 −66.2% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 コーニングGLW 光ファイバで AI の配線を押さえ業績は急伸しているが、GAAP の利益の 60 倍という今の値段は、計画どおりに進んでも届かない水準にある 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 PTCPTC 設計・製品データの堀は認めるが、席課金の面は AI に削られ、買収提示額が織り込まれた今の時価総額は割高(-67%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 シエナCIEN AI データセンター間の光伝送で首位級だが、利益の急伸は供給不足の局面の面が強く、今の値段は 10 年先の成長まで先取りしている 本質価値との差 −71.5% · 10 年 割高(年 −4.2%) 割高 トリンブルTRMB 建設ソフトと物流ソフトの席は AI に削られ、測量機器の現場は残る。成長期待を剥がすと今の時価総額は割高(-72%) 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 パロアルトネットワークスPANW ファイアウォールからセキュリティ全体の「束ね役」へ。事業の質は高いが、株式報酬を引いた利益に対して値段が先を行き過ぎている 本質価値との差 −74.2% · 10 年 割高(年 −5.9%) 割高 パランティア・テクノロジーズPLTR 政府と企業の AI 基盤として強い堀を築きつつあるが、楽観の筋書きでも 10 年の年率が資本コストに届かない極端な高値 本質価値との差 −75.2% · 10 年 割高(年 −5.5%) 割高 セールスフォースCRM 営業・サービスの席は AI エージェントが肩代わりする本丸。自社の AI は売上の 4% 弱で、席の減りを埋めるには足りず、今の時価総額は割高(-74%) 本質価値との差 −75.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 タイラー・テクノロジーズTYL 自治体の基幹ソフトという記録の正本の堀は本物。それでも成長の期待が剥がれると割高(-76%) 本質価値との差 −78.3% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 オートデスクADSK 設計ソフトの席は生成 AI で減る側。ファイル形式の標準という堀は認めるが、GAAP で PER 約 46 倍の値段は割高(-77%) 本質価値との差 −78.5% · 10 年 割高(年 −8.5%) 割高 フェア・アイザックFICO 信用スコアの標準という記録の堀は本物。ただし価格の根拠が規制当局の裁量に移り、AI は主因でなくても今の値段は割高(-79%) 本質価値との差 −80.1% · 10 年 割高(年 −8.2%) 割高 インテルINTC 需要の逼迫で本業は立ち直ったが、ファウンドリの赤字と薄い稼ぐ力に対し、今の時価総額は工場の成功まで先に払っている 本質価値との差 −80.2% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 ルメンタム・ホールディングスLITE 光レーザーと OCS で AI の通信を支える優良な部品会社だが、売上の山を前提にした今の値段は、景気の中間の利益で測ると大きく割高 本質価値との差 −82.9% · 10 年 割高(年 −7.8%) 割高 ワークデイWDAY 人事・財務の記録を握る堀はあるが、課金単位の従業員数が AI で縮む。GAAP の利益が小さい今の値段は割高(-83%) 本質価値との差 −84.1% · 10 年 割高(年 −10.5%) 割高 データドッグDDOG 可観測性の首位で質は高く成長も 3 割台。ただ時価総額は売上予想の約 20 倍で、株式報酬を費用に入れると 10 年後の価値を割り引いても今の値段に届かない 本質価値との差 −86.7% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラウドストライクCRWD セキュリティ基盤として質は高く成長も加速中。ただ時価総額は売上予想の約 38 倍で、10 年後の価値を割り引いても今の値段には遠く届かない 本質価値との差 −87.6% · 10 年 割高(年 −12.7%) 割高 サービスナウNOW 業務の台帳としての堀は認めるが、席課金は AI エージェントに揺さぶられ、成長の期待が剥がれると割高(-91%) 本質価値との差 −91.5% · 10 年 割高(年 −16.6%)

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読んだ資料

  1. Adobe 2026 年 6〜8 月期(第 3 四半期)決算 8-K(売上・ARR・自社株買い・目標)
  2. Adobe の 250 億ドルの自社株買い枠(2026-04-21)
  3. Adobe がアニル・チャクラヴァルティ氏を CEO に指名(2026-09)
  4. Adobe の CEO 交代の日付(12 月 1 日)と執行会長への移行
  5. William Blair の格下げ(キャンバ・フィグマとの競争)
  6. クリエイティブ領域のフィグマのシェア(AlphaSense)
  7. Reuters:Adobe の 2026 年見通しと競争の強まり(2025-12)

分析日 2026-10-16