株譜
AI 銘柄分析 · 金融 · 試作

モルガン・スタンレー MS

ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)140.66 ドル2,239 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)184.0 ドル2,929 億ドル差 −23.5%
10 年後から見ると やや割高 価値 140.66 ドル2,239 億ドル · 差 −23.5% · 期待の年率 +4.2%
期待の年率リターン(10 年)+4.2%資本コスト比 −4.3 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

モルガン・スタンレーは、顧客資産 10.5 兆ドル(2026 年 7〜9 月期末)を持つ米国最大級のウェルス・マネジメントと、世界有数の投資銀行・市場業務(ISG)、運用部門(IM)の 3 本柱の金融である。2008 年の危機以降、ジェームズ・ゴーマン氏とテッド・ピック氏の下で、ボラティリティの高い市場業務からウェルスへ軸足を移し、E*トレード(2020 年)とイートン・バンス(2021 年)の買収で顧客資産を積み上げた。2025 年の純利益は約 169 億ドル(ROE 15.1%)。2026 年 7〜9 月期は純収益 203 億ドル、税引前利益 65 億ドル、ROTCE 22.6% と 5 四半期続けて 20% を超え、ウェルスは過去最高の 91 億ドル(税引前利益率 30.4%)、純流入は 2,324 億ドルに達した。

バリュー投資の観点では、ウェルスの手数料型収益(手数料型資産 3.2 兆ドル)は予測しやすく、堀は広がっている。一方で全体の約半分を占める ISG は景気と市場の山谷で振れ、今の ROE は山に近い。資本コスト 8.5%(基本 8.0% + quality +0.5%。ISG の山谷 +0.5)・成長 4% のもとで、中立の ROE 14.7%(のれんと無形資産約 230 億ドルを除くと 16〜17%)から利益ベースの正当化 PER は約 14.6 倍。振れの大きさからその 8 割の約 11.7 倍が 10 年後の中立で、時価総額は約 3,195 億ドル。10 年の還元約 1,360 億ドルを足して割り戻した総合の価値は 2,239 億ドルで、今の時価総額 2,875 億ドルを 2 割ほど下回り、やや割高。上振れはウェルスの規模、下振れは ISG の循環が決める。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず 10 年後を問う。ウェルス・投資銀行・運用が組み合わさった事業は、金融危機でもむしろ地位を上げ、10 年後も存在し、おそらく今より強い。堀は顧客資産の規模と、顧客が口座を動かしにくいことにある。ただし堀の幅は JPモルガンの預金基盤ほど深くはなく、ISG は景気の山谷と規制に左右される。

次にオーナー利益。証券・ウェルスは、貸出が少ない分、自己資本の積み増しが小さく、利益の 7 割を株主に返せる。ただし株式報酬の増発が大きく、2025 年は還元(純利益の約 74%)のうち相当分が株数の維持に使われた。

安全域では、10 年後の中立の PER は ROE 14.7%・資本コスト 8.5%・成長 4% の式の上限 14.6 倍の 8 割で約 11.7 倍。確率で重みづけた 10 年後の価値は今の時価総額を約 2 割下回り、期待の年率 +4.4% は資本コスト 8.5% に届かず、安全域は無い。2026 年の ROTCE は 22.6% と山に近く、これが続くという前提は入れていない。優良な事業をやや高い価格で買う形。事業の確信度は高いが、値段はやや割高と見る。

何で稼ぐ会社か

モルガン・スタンレーは 3 つの部門から成る。ウェルス・マネジメントは約 1.6 万人の金融アドバイザー(FA)が富裕層を担当する助言付きの口座に加え、E*トレードのセルフ型の口座、企業の従業員向けの株式報酬の管理(ワークプレイス)を持つ。収益は、資産残高に連動する運用助言料(手数料型資産 3.2 兆ドル)、預かり現金の運用による純金利収益(四半期 23 億ドル前後)、取引手数料からなり、2026 年 7〜9 月期の純収益は 91 億ドル、税引前利益率は 30.4% である。ワークプレイスは顧客の企業の IPO で社員が持つ株を、助言付きの顧客へ取り込む入口になる。

機関投資家向け証券(ISG)は、投資銀行(M&A の助言・株式・債券の引受)と、株式・債券・為替・商品の市場業務に分かれる。株式部門は世界首位級で、プライム・ブローカリング(ヘッジファンド向けの融資・決済)が中核。2026 年 7〜9 月期は株式が前年比 41% 増の 58 億ドル、債券(固定収益)は 7.3% 減の 20 億ドル、投資銀行は 2% 増の 22 億ドル。運用部門(IM)はモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントとイートン・バンスで、運用資産は約 1.8 兆ドル。

収益の構成は、ウェルスが約 45%、ISG が約 45%、運用が約 9%。前者は景気にかかわらず積み上がる収益で、後者が上下のぶれを作る。

優良さと弱いところ

優良さは 4 つの柱で見る。第 1 は顧客資産の規模で、10.5 兆ドルの資産は FA、商品、技術、ブランドに配分でき、小さな競合には真似できない。ウェルスの顧客は一度入ると乗り換えにくい(口座の移管・助言の関係・税金)。第 2 は ISG の位置で、株式の引受・トレーディング・プライム・ブローカリングで世界首位級、顧客の資金調達の主幹事に入ると、ウェルスの顧客を紹介され、ウェルスの顧客から次の発行体が生まれる循環になる。第 3 は資本の厚さで、CET1 は 14.9%(規制の最低 11.8%)、ストレステストで決まる上乗せ(SCB)は 4.3% へ下がった。第 4 は経営で、2008 年に潰れかけた経験から、リスク管理を引き締め、ウェルスの比率を高める方針を 15 年貫いている。

資本効率は、ROTCE が 2026 年に 22% 前後、ROE は 15〜17%。会社の中期目標は ROTCE 20% 超で、規制資本が厚いほど ROE は抑えられる。弱い所は 3 つ。ISG の収益は市場の山谷で上下に振れること、ウェルスの手数料率は競合(バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、シュワブ)と技術で長期に下がりやすいこと、ウェルスの純流入が企業の IPO(2026 年 4〜6 月期の流入の半分)に偏っていること。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のウェルス・マネジメントは、モルガン・スタンレー(顧客資産 約 10.5 兆ドル、運用部門含む)、バンク・オブ・アメリカ(約 5.1 兆ドル)、JPモルガン、ゴールドマン・サックス(約 2.1 兆ドル)、UBS、ウェルズ・ファーゴ、シュワブ(13 兆ドル超)が競う。助言付きの口座は手数料型への移行が続き、モルガン・スタンレーの手数料型資産は 1 年で 2.65 兆ドルから 3.16 兆ドルへ増えた。金利が 3.5〜4% の世界では、顧客が預かり現金を高利の MMF へ移す動きが続き(キャッシュ・ソーティング)、純金利収益は伸びにくいが、2026 年は貸出の伸びと預かり現金の増加で成長した。

投資銀行・市場業務は、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーの 3 社に集約している。2026 年は AI・データセンター向けの起債と M&A の回復が追い風で、規制緩和(バーゼル III 最終案の再提案・SLR の見直し)が大手の自社株買いの余力を広げる。ただし株式トレーディングの 41% 増は市場の混乱による売買の増加が一因で、持続性には疑問が残る。

業界のノートは、投資銀行・ウェルスの塊で ROE 13〜16% を見る(倍率の目安は古い資本コストのものなので使わない)。景気循環が最も大きい塊で、悲観は M&A・引受が半減、トレーディングに評価損が出る展開を下敷きにする。

資本政策と M&A

還元は配当と自社株買いである。2026 年 6 月に四半期配当を 15% 増やし、200 億ドルの複数年の自社株買い枠を再承認した。2025 年の配当は 67 億ドル・自社株買いは 58 億ドルで、合計は純利益の約 74%。ただし株式報酬の増発があり、株数は 1.1% しか減っていない。正味の還元は配当と、株数の減少分の合計で置く。CET1 は 14.9%、SCB は 4.3%(2027 年 10 月まで)で、規制の最低 11.8% に対し約 3 ポイントの余剰がある。

M&A は、2020 年の E*トレード(130 億ドル)、イートン・バンス(70 億ドル)、2021 年のモントリオールのフィンテック等と、ウェルス・運用の買収が中心。今後も運用・ワークプレイス領域の中規模の買収があり得る。大型の銀行買収は、規制と文化の違いから起こりにくい。買われる側になる可能性はほぼない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ウェルス・マネジメントは、資産管理の規模が堀になる事業で、モルガン・スタンレーは 10.5 兆ドルの顧客資産を持ち、毎四半期、数千億ドルの純流入を取り込んでいる(2026 年 7〜9 月期は 2,324 億ドル)。企業の IPO で生まれる資産家を、ワークプレイスの口座から助言付きの口座へ移せるのは、E*トレードと FA の両方を持つ同社だけの強みである。手数料型資産は 1 年で 19% 増え、税引前利益率は 30% を超えた。

ISG は、AI・データセンター向けの資金調達、M&A の回復、規制緩和による ROE の上昇で、2026 年の高水準が山ではなく新しい水準になりうる。株式部門は 58 億ドルと過去最高圏で、プライム・ブローカリングの顧客基盤はゴールドマン・サックスと並んで世界の 2 強。ROTCE は 5 四半期連続で 20% を超え、CET1 14.9% の余剰が資本規制の緩和で自社株買いに回れば、ROE は 17% を超える。10 年で顧客資産が 2 倍になれば、純利益は 2.4 倍になる。

2024 年から 2026 年にかけての利益の伸び(純利益 134 億ドルから年換算で約 190 億ドルへ)は、ウェルスの規模の利益と ISG の市場業務の強さの両方による。SCB が 5.1% から 4.3% へ下がったことも、資本を自社株買いに回す余力を広げた。

慎重な見方

2026 年の利益は山である。ROTCE 22.6%、株式部門の 41% 増は市場の混乱による売買の急増で、元に戻る性質のもの。2008 年の株価は 78% 下がり、2022 年は利上げで 25% 下がった。ISG の利益は景気で半分になりうる。

ウェルスの純流入の約半分は企業の IPO 関連の資産(2026 年 4〜6 月期)で、IPO が止まれば止まる。手数料率はパッシブ運用、シュワブ・バンガードの低価格、AI の助言ツールで長期に下がり、預かり現金は金利が高いほど MMF へ流れる。バンク・オブ・アメリカ・JPモルガン・ゴールドマン・サックスも同じ客を狙っている。

そして値段。PBR 2.6 倍・PER 17 倍は、資本コスト 8.5% の下でも ROE 15% 台が 10 年続くことを前提にしている。ISG の山の利益が平常に戻れば ROE は 13% 前後で、その前提に安全域はない。株式報酬の増発も、自社株買いの効果の半分を打ち消している。

買収で積み上げた規模は、同時に統合の複雑さと、2008 年のような危機での傷つきやすさも持つ。E*トレードの顧客は低コストのセルフ型で、助言付きの顧客へ移る割合は限られる。

どちらに重みを置いたか

事業の質はウェルスについて強気の見方が強く、確率は楽観・やや楽観の合計 36%、やや悲観・悲観の合計 32%、中立 32% と釣り合わせた。値段は両方の見方が拮抗する。ISG の山谷は quality の cycle で資本コストに織り込んだので、確率で重ねて悲観に寄せていない。資本コスト 8.5% では中立の ROE 14.7%(のれんを除くと 16% 台)に利益ベースの式で PER 11.7 倍が付き、価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る。悲観は構造的な負け(12%)で、ROE が資本コストを下回るので PER 10.4 倍(PBR 約 0.66 倍)で測った。結論は「優良だが、値段はやや割高」である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 198.39 ドル3,158 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 79.57 ドル1,267 億ドル)。 今の値に割り戻すと 140.66 ドル2,239 億ドル、今との差 −23.5%、 期待の年率 +4.2%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 335.70 ドル5,344 億ドル 94.85 ドル1,510 億ドル +134.0% +8.9% 51.67 ドル823 億ドル
やや楽観 24% 255.44 ドル4,067 億ドル 90.45 ドル1,440 億ドル +88.0% +6.5% 83.01 ドル1,322 億ドル
中立 32% 200.68 ドル3,195 億ドル 85.43 ドル1,360 億ドル +55.5% +4.5% 91.55 ドル1,458 億ドル
やや悲観 20% 126.83 ドル2,019 億ドル 67.84 ドル1,080 億ドル +5.8% +0.6% 38.93 ドル620 億ドル
悲観 12% 60.11 ドル957 億ドル 46.48 ドル740 億ドル −42.1% −5.3% 12.79 ドル204 億ドル
加重平均100% 198.39 ドル3,158 億ドル79.57 ドル1,267 億ドル +51.1% +4.2% 277.96 ドル4,425 億ドル

今の株価時価総額 183.97 ドル2,929 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 12% 楽観:ウェルスの規模が堀を広げ、ROE が 17% を保つ 利益 395 億ドル · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 335.70 ドル5,344 億ドル

2035 年末、ウェルスの顧客資産は 20 兆ドル(年 9.4%)。企業の株式報酬の口座から富裕層・助言付きの口座へ顧客を移す流れが続き、手数料型の比率が上がる。収益は 740 億ドル、税引前利益率は 33%。ISG は世界のプール 6,000 億ドルの 11.5%(690 億ドル)。運用部門は 4.2 兆ドルで 139 億ドル。純利益は約 400 億ドル、ROE は 17%、10 年の正味の還元は 1,510 億ドル。成長は名目 4% に落ち着いた後でも、式の上限 15.4 倍の 8.8 割で PER 13.5 倍が付く。 同時に、手数料型の比率が上がるほど収益は景気に左右されにくくなり、ISG の山谷を吸収する。AI で助言業務の費用が下がり、FA 1 人あたりの顧客資産が増えて利益率が改善する。競合の追随は技術投資と規制のコストで難しく、堀はむしろ広がる。

  • ウェルス・マネジメント:数量 200,000(顧客資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料))→ 売上 740 億ドル・営業利益 244 億ドル。顧客資産 年 9.4%・規模の利益
  • 機関投資家向け証券(ISG):数量 6,000(世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル))× 価格 11.5%(モルガン・スタンレーのシェア)→ 売上 690 億ドル・営業利益 235 億ドル。シェアを維持・拡大
  • 運用部門(IM):数量 42,000(運用資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの報酬率)→ 売上 139 億ドル・営業利益 39 億ドル。運用資産が 2.5 倍

倍率:式 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)。k 8.50%(基本 8.0% + quality +0.50%)。事業の ROE 17.5%(この筋書きの純利益 ÷ 自己資本 2260 億ドル)、残る割合 1/2(普通 1/2)で RONIC 13.0%、g 4.0%(ウェルスの預かり資産と手数料の伸びで長期の名目は 4% 前後。式は g 4% で計算する)。式の値は 15.4 倍で、これが検査の上限になる。ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。 上限の 8.8 割の 13.5 倍に置いた。

確率:ウェルスの顧客獲得(企業の株式報酬・E*トレード)と規制緩和が実現し、市場業務のシェアも守る。10 年を通じた実現は 1 割強。

やや楽観 24% やや楽観:ウェルスは名目並みに伸び、利益率は 31% を保つ 利益 323 億ドル · PER 12.6 倍 · 株価時価総額 255.44 ドル4,067 億ドル

2035 年末、ウェルスの顧客資産は 18 兆ドル(年 8.2%)、手数料率は年 0.8% ずつ下がって収益は 648 億ドル、税引前利益率は 31%。ISG は世界のプール 5,400 億ドルの 11%(594 億ドル)。景気後退を 1〜2 回挟んでも、資本の厚みと手数料型収益の安定で ROE は 15〜16% を保つ。AI の導入で助言業務の費用は下がるが、競合も同じ投資をするため利益率の改善は限られる。純利益は約 330 億ドル、10 年の正味の還元は 1,440 億ドル。PER は式の上限 15.0 倍の 8.4 割で 12.6 倍。

  • ウェルス・マネジメント:数量 180,000(顧客資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料))→ 売上 648 億ドル・営業利益 201 億ドル。資産 年 8.2%
  • 機関投資家向け証券(ISG):数量 5,400(世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル))× 価格 11.0%(モルガン・スタンレーのシェア)→ 売上 594 億ドル・営業利益 193 億ドル。プール 年 6%
  • 運用部門(IM):数量 37,000(運用資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの報酬率)→ 売上 118 億ドル・営業利益 31 億ドル。運用資産 年 8%

倍率:式 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)。k 8.50%(基本 8.0% + quality +0.50%)。事業の ROE 16.1%(この筋書きの純利益 ÷ 自己資本 2010 億ドル)、残る割合 1/2(普通 1/2)で RONIC 12.3%、g 4.0%(ウェルスの預かり資産と手数料の伸びで長期の名目は 4% 前後。式は g 4% で計算する)。式の値は 15.0 倍で、これが検査の上限になる。ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。 上限の 8.4 割の 12.6 倍に置いた。

確率:ウェルスの地位が保たれ、規制も大きく変わらない。起こりやすい。

中立 32% 中立:ウェルスは年 7%、市場業務はシェア横ばい、ROE は 15% 前後 利益 274 億ドル · PER 11.7 倍 · 株価時価総額 200.68 ドル3,195 億ドル

2035 年末、ウェルスの顧客資産は 16.5 兆ドル(年 7.2%)、手数料率は年 0.8% ずつ下がり、収益は 586 億ドル、税引前利益率は 30%。ISG は世界のプール 4,900 億ドルの 10.5%(515 億ドル)で、投資銀行・株式・債券の 3 本柱を保つが、シェアは広がらない。運用部門は 3.4 兆ドルで 105 億ドル。景気後退を 2 回挟み、そのたびに利益は 3〜4 割落ちるが、ならすと年 5.5%増。10 年後の純利益は約 280 億ドル、ROE は 14.4%(平均自己資本で 15%)、10 年の正味の還元は 1,360 億ドル。PER は成熟した優良金融として、式の上限 14.6 倍の 8 割の 11.7 倍。

  • ウェルス・マネジメント:数量 165,000(顧客資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料))→ 売上 586 億ドル・営業利益 176 億ドル。資産 年 7.2%・手数料率 年 0.8% 低下
  • 機関投資家向け証券(ISG):数量 4,900(世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル))× 価格 10.5%(モルガン・スタンレーのシェア)→ 売上 514 億ドル・営業利益 159 億ドル。シェア横ばい
  • 運用部門(IM):数量 34,000(運用資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの報酬率)→ 売上 105 億ドル・営業利益 26 億ドル。運用資産 年 7%

倍率:式 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)。k 8.50%(基本 8.0% + quality +0.50%)。事業の ROE 14.7%(この筋書きの純利益 ÷ 自己資本 1860 億ドル)、残る割合 1/2(普通 1/2)で RONIC 11.6%、g 4.0%(ウェルスの預かり資産と手数料の伸びで長期の名目は 4% 前後。式は g 4% で計算する)。式の値は 14.6 倍で、これが検査の上限になる。ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。 上限の 8.0 割の 11.7 倍に置いた。

確率:議論の落としどころ。ウェルスは堅調に伸びるが、手数料率の低下と競合(バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス)で利益率は 30% 前後。

やや悲観 20% やや悲観:手数料率の低下と競合で利益率が縮み、ROE は 11% 台 利益 188 億ドル · PER 10.7 倍 · 株価時価総額 126.83 ドル2,019 億ドル

2035 年末、ウェルスの顧客資産は 14 兆ドル(年 5.5%)にとどまり、手数料率が年 1.5% ずつ下がって収益は 476 億ドル、利益率は 26%。AI の助言ツールとパッシブ運用の拡大で、顧客が高い手数料を払わなくなる。ISG は世界のプール 4,200 億ドルの 9.5%(399 億ドル)で、ゴールドマン・サックスと JPモルガンに押される。純利益は約 195 億ドル、ROE は 10.7%、10 年の正味の還元は 1,080 億ドル。優良金融から普通の金融に近づき、PER は式の上限 13.1 倍の 8.2 割で 10.7 倍。

  • ウェルス・マネジメント:数量 140,000(顧客資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料))→ 売上 476 億ドル・営業利益 124 億ドル。資産 年 5.5%・手数料率が低下
  • 機関投資家向け証券(ISG):数量 4,200(世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル))× 価格 9.5%(モルガン・スタンレーのシェア)→ 売上 399 億ドル・営業利益 108 億ドル。シェアを落とす
  • 運用部門(IM):数量 28,000(運用資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの報酬率)→ 売上 81 億ドル・営業利益 18 億ドル。パッシブ化で報酬率が低下

倍率:式 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)。k 8.50%(基本 8.0% + quality +0.50%)。事業の ROE 11.0%(この筋書きの純利益 ÷ 自己資本 1710 億ドル)、残る割合 1/2(普通 1/2)で RONIC 9.7%、g 4.0%(ウェルスの預かり資産と手数料の伸びで長期の名目は 4% 前後。式は g 4% で計算する)。式の値は 13.1 倍で、これが検査の上限になる。ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。 上限の 8.2 割の 10.7 倍に置いた。

確率:ウェルスの手数料競争(バンガード・シュワブ・低価格の助言)とデジタル化が進む展開。起きても不思議はない。

悲観 12% 悲観:構造的に負ける(手数料の崩壊・市場業務の失速・大きな不祥事) 利益 92 億ドル · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 60.11 ドル957 億ドル

2035 年末、ウェルスの顧客資産は 10.5 兆ドルにとどまり、手数料率が 0.31% まで下がる(今の 0.39% から 2 割減)。顧客が低価格のロボアドバイザーとパッシブ運用に移り、助言の価値が薄まる。ISG は技術投資で他行に及ばず、シェアは 8% に落ちる。加えて大きな不祥事か市場業務の損失で、顧客の信頼を失う。純利益は約 100 億ドル、ROE は 6.4%。もう優良な金融ではなく、普通の証券会社として PER 10.4 倍で測る。10 年の正味の還元は 740 億ドル。 一度失った信頼とシェアは戻らず、優秀な FA は競合へ移る。規制当局が資本の上乗せを課し、還元も絞られる。ウェルスの顧客資産の伸びが市場並みを下回るため、利益は 10 年で伸びない。

  • ウェルス・マネジメント:数量 105,000(顧客資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料))→ 売上 326 億ドル・営業利益 65 億ドル。手数料の崩壊
  • 機関投資家向け証券(ISG):数量 3,400(世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル))× 価格 8.0%(モルガン・スタンレーのシェア)→ 売上 272 億ドル・営業利益 54 億ドル。シェアを大きく落とす
  • 運用部門(IM):数量 21,000(運用資産残高(億ドル))× 価格 0.00(残高あたりの報酬率)→ 売上 55 億ドル・営業利益 8 億ドル。報酬率が低下

倍率:事業の ROE 6.3%(この筋書きの純利益 ÷ 自己資本 1460 億ドル)が k 8.50%(基本 8.0% + quality +0.50%)以下なので、PER は 1÷k = 11.8 倍まで(ためた利益は額面未満の価値。SCHEMA §1-1)。ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。 上限の 8.8 割の 10.4 倍に置いた。

確率:手数料の崩壊、市場業務のシェア喪失、リスク管理の失敗がそろう確率を 1 割強と置く。2008 年の再現ではなく、構造的な負け。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

ウェルス・マネジメント

富裕層・個人・企業従業員向けの助言と取引、預かり現金、貸出。顧客資産の残高と手数料率で稼ぐ。

数量顧客資産残高(億ドル)価格残高あたりの純収益の率(運用助言料・純金利収益・取引手数料)売上営業利益
今 2025/12 82,000 0.00 320 91
10 年後 中立 165,000 0.00 586 176

取り方:2025 年末の顧客資産を約 8.2 兆ドルと概算し、純収益約 320 億ドル(推定)を割った率 0.39%。営業利益は税引前利益の推定(利益率 28%)。米国のウェルスでは、シュワブ(Charles Schwab、顧客資産約 10 兆ドル)・フィデリティ(Fidelity)・メリルリンチ(Merrill、バンク・オブ・アメリカ)と並ぶ最大手の一角。率は名目の顧客資産に対する割合なので、物価の分は残高(中立で 3 年 1.24 倍・10 年 2.0 倍)の側に入り、率まで物価で上げると二重になる。率が少しずつ下がるのは、率の低い E*トレードの自己運用口座と職域(株式報酬の口座)の比重が増えることと、シュワブ・バンガード(Vanguard)の低価格・AI の助言との競争による。

機関投資家向け証券(ISG)

投資銀行(M&A・引受)と市場業務(株式・債券・為替)、プライム・ブローカリング。

数量世界の投資銀行・市場業務の収益プール(億ドル)価格モルガン・スタンレーのシェア売上営業利益
今 2025/12 3,000 10.7% 320 112
10 年後 中立 4,900 10.5% 514 159

取り方:世界の投資銀行手数料(約 1,300 億ドル)と大手の市場業務の収益(約 1,700 億ドル)を合わせて約 3,000 億ドル(推定)と置き、ISG の純収益約 320 億ドルのシェア 10.7%。営業利益は税引前利益の推定。競合はゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)・JPモルガン・バンク・オブ・アメリカで、株式の売買・引受では上位、債券では中位。収益プールは名目の取引額とともに物価以上に伸びる(中立で 10 年 1.63 倍)ので、シェアは物価で上げない。

運用部門(IM)

モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントとイートン・バンス。投信・ファンド・オルタナティブ。

数量運用資産残高(億ドル)価格残高あたりの報酬率売上営業利益
今 2025/12 17,000 0.00 60 15
10 年後 中立 34,000 0.00 105 26

取り方:運用資産を約 1.7 兆ドルと概算し、純収益約 60 億ドル(推定)を割った率 0.35%。営業利益は税引前利益の推定。ブラックロック(BlackRock)・バンガードなどの大手と比べ規模は中位。運用資産は名目の資産価格で膨らむので物価の分はそこに入り、報酬率はパッシブ化で少しずつ下がると置いた。

リスクと懸念

市場業務の山と景気後退

ISG の利益は株式・債券の売買と M&A・引受の山谷で上下する。2026 年の株式部門の 41% 増は市場の混乱による売買の増加が一因で、元に戻る性質のもの。景気後退で投資銀行は半減し、トレーディングに評価損が出れば、純利益は 3〜5 割減る。リーマンで株価は 78% 下がった。 3 年に 1 度は利益が大きく落ちる前提で、ならした利益で値段を見る必要がある。

ウェルスの手数料率の低下

パッシブ運用の拡大、シュワブ・バンガードの低価格、AI の助言ツールで、助言付きの手数料率は長期に下がる。ウェルスの収益は残高 × 率で、率が年 1% 下がれば 10 年で 1 割減る。顧客資産が増えても利益は伸びにくい。 率が下がっても資産が増え続ける限り収益は増えるが、利益率の改善余地は小さくなる。

預かり現金と純金利収益

短期金利 3.5〜4% では、顧客の現金が高利の MMF やステーブルコインへ流れ、預かり現金の収益が減る。ウェルスの純金利収益は四半期 23 億ドル前後で、預かり現金が 2 割減れば利益率が 1〜2 ポイント下がる。 預かり現金は貸出に回せば利ざやを稼げるが、貸出の信用リスクを取ることにもなる。

純流入の偏り(IPO 依存)

2026 年 4〜6 月期の純流入 1,480 億ドルの半分は、顧客企業の IPO に伴う資産だった。IPO 市場が止まれば流入も減る。ワークプレイスの資産を助言付きの顧客へ移せるかが、持続性の分かれ目。 流入が減ると手数料型資産の伸びも鈍り、ウェルスの収益成長が市場並みに戻る。

株式報酬と自社株買いの効率

株式報酬の増発が大きく、2025 年は自社株買いに 58 億ドルを使いながら株数は 1.1% しか減らなかった。見かけの還元(純利益の約 74%)の価値は、正味では 5〜6 割にとどまる。 株式報酬は人材の確保に必要な費用であり、実質の利益は会計上の純利益より小さい。

規制・リスク管理・経営の継承

資本規制(SCB・バーゼル III)の変更で還元が増減する。2008 年のような市場業務の損失、プライム・ブローカリングの顧客破綻(2021 年のアルケゴスで同業は多額の損失)のような事故が起こりうる。ピック氏の後の経営の継承も長期の不確実性。 同業のゴールドマン・サックスは 2020 年代に消費者向け事業から撤退した経験があり、事業の拡大には規律が要る。

今後の分かれ目

ウェルスの純流入が IPO を除いても年 3% を超え、手数料型資産が増え続けたら
ウェルスの規模の堀が確認でき、楽観・やや楽観の確率を上げ、PER を 1 倍ほど上げて見る。
株式部門の収益が 2026 年の水準(58 億ドル)から 2 割以上下がり、ROTCE が 18% を割ったら
山が終わった合図。中立の利益水準を下げ、やや悲観の確率を上げる。
資本規制の緩和(SLR・バーゼル III)が確定して、CET1 の余剰が自社株買いに回ったら
ROE が 1〜2 ポイント上がり、楽観・やや楽観の確率を上げる。PER を 1 倍ほど上げて見る。
短期金利が下がらずに預かり現金の比率が 2 割下がったら
ウェルスの純金利収益が縮み、税引前利益率が 28% 台へ下がる。やや悲観の確率を上げる。
景気後退が来て投資銀行が半減し、ウェルスの顧客資産が 3 割下がったら
悲観の筋書きに入る。ただし CET1 14.9% と手数料型収益で配当は維持でき、悲観の筋書き(時価総額 957 億ドル)が下の目安。
ピック氏が退任し、後継の経営方針が不透明になったら
資本配分の規律が保たれるかを確信度に反映する。方針の継続が確認できれば確率は動かさず、大型買収へ転換するなら、ROE と g を下げて式で倍率を引き直す。

見ておくもの

  • ウェルスの純流入(IPO 関連を除く)と手数料型資産の増加
  • ウェルスの税引前利益率(30% 超を保てるか)と預かり現金の比率
  • 株式部門・債券部門の収益(2026 年の山からの戻り)
  • CET1 比率と SCB(2027 年 10 月の更新)、自社株買いの規模
  • IPO・M&A の件数と投資銀行の手数料プール
  • ROTCE(20% 超を保てるか)

倍率と資本コストの決め方

今の PER 17.1 倍・PBR 2.58 倍を見る前に、3 部門ごとの顧客資産・収益プール × シェアから利益を積み上げ、ROE・g・k から利益ベースの正当化 PER を出し、その 7〜9 割に倍率を置いた。k は基本 8.0% + quality +0.5% の 8.5%、g は 4%(k − g = 4.5%)。中立の 10 年後 PER 11.7 倍は、式の上限 14.6 倍(ROE 14.7%、RONIC 11.6%)の 8 割。2026 年の利益は山に近いと見て、将来の利益は年 5.5% 増にならした。ウェルスの手数料率は競争で物価並みには上げず、ISG は収益プールが名目で伸びる前提でシェアを置いた。過去の中央値や今の PER には寄せていない。金融の借金(顧客預金・短期調達)の金利は事業の費用に入るため、利払いは別に足していない。表の純利益・自己資本は優先株を除く普通株の値。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k = 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。内訳は cycle +0.50・pricing +0.00・debt +0.00・life +0.00(%)で、理由は quality_why。β は使わない。個別の懸念(市場の山谷・ウェルスの手数料率・規制資本)は k に足さず、筋書きの数量・利益率と確率で表した。

同じ業種(金融)の AI 分析

割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +64.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +43.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +42.0% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +39.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +34.5% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +29.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +27.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +26.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +21.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +16.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +14.3% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −1.0%)

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読んだ資料

  1. Morgan Stanley 2026 年 7〜9 月期 決算発表(8-K)
  2. Morgan Stanley 2026 年 7〜9 月期 決算補足資料
  3. Morgan Stanley 2026 年 4〜6 月期 Form 10-Q
  4. Morgan Stanley 配当引き上げと 200 億ドルの自社株買い再承認(8-K、2026 年 6 月)
  5. Morgan Stanley 2026 年 4〜6 月期 決算説明会(Motley Fool)
  6. Morgan Stanley 2026 年 7〜9 月期 決算(BNN Bloomberg)

分析日 2026-10-16