株譜
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オエノンホールディングス 2533

値上げで持ち直した焼酎と育ち始めた酵素事業。大きな不動産含み益もあるが、酒類の薄い利益率を見誤らない

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)698 円386 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)473 円262 億円差 +47.7%
10 年後から見ると 割安 価値 698 円386 億円 · 差 +47.7% · 期待の年率 +12.9%
期待の年率リターン(10 年)+12.9%資本コスト比 +4.9 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約9.5%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

オエノンホールディングスは焼酎、チューハイ、工業用アルコールをつくり、乳糖分解酵素なども輸出するメーカーである。長く保有する株主の目では、現状の価値は時価総額をやや上回り、やや割安と判断する。ただし理由は酒類の成長力だけではない。2022年の原料高による赤字から値上げで回復した営業力、収益性を高める酵素医薬品、そして賃貸不動産に眠る含み価値の三つを分けて考える必要がある。

2025年の売上高は876億円、営業利益は41億円だった。2026年上期も連結増益が続くが、主力酒類の営業利益は前年を下回り、増益の中心は酵素医薬品である。焼酎には「鍛高譚」など固有の銘柄があるものの、量販店向けプライベートブランドや受託充填も大きい。消費者に価格を選んでもらえる強いブランド会社と同じ利益率が、恒久的に得られるわけではない。

日本の酒類消費は人口減少と健康志向に逆らいにくい。中立では焼酎の生産数量が10年で2割弱減り、チューハイと産業用アルコールが数量を支えるが、値上げの多くは原料費・容器費・人件費の上昇に吸収されると見る。一方、海外向けのラクターゼと発酵受託は小さくても利益率改善に効く。仮にこれらが期待外れなら、中立の価値は明確に下がる。

さらに賃貸不動産の2025年末開示時価は約232億円で、帳簿価額との差は約174億円に達する。ただし不動産利益を企業価値に算入したうえで含み益も足すのは二重計上だ。税、金利上昇時の利回り、売却の実現可能性を織り込む必要がある。株主還元が続き、酵素部門が現実の利益を育てる限り、安全域はある。ただし景気後退と値下げ競争が重なる場合の損失は小さくない。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主にとって最初の問いは、焼酎を10年後も同じように売れるかではなく、その売上から余った現金をどれだけ取り戻せるかである。焼酎の文化は消えないが、国内で飲む人数と量は減る。製造量が少しずつ細っても、値上げと製品構成の改善で利益を守れる工場なら価値はある。ただし、量販店のプライベートブランドに頼るほど、値上げで取り戻した利益が再び価格交渉で失われる危険は高まる。

この会社が面白いのは、酒類の横に全く違う品質の利益があることだ。乳製品に使われるラクターゼは海外の食品工場の製造工程に組み込まれ、培養・精製技術の蓄積が単純な缶充填よりも価値を持つ。しかも賃貸不動産には相当の含み価値がある。酵素事業の増益が実際に継続し、不動産価値を実現させる経営ができるなら、薄利の酒造会社より高い所有価値を持ちうる。逆に酵素を高く買いすぎた企業買収や、遊休不動産の非効率な保有が続けば、その期待は利益として株主へ戻らない。

利益だけではなく更新投資も見る。2025年の会計上の純利益は31億円だったが、営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを引いた額は約16億円にとどまった。資金が売掛金と在庫に寝ると、配当の余地は会計利益ほど大きくない。2026年上期の在庫増と短期借入増も注意信号である。したがって現金余剰を想像して価格を上積みしない。

最後は払う値段との距離だ。直近の高い酒類利益率を永続させず、酵素の数量成長を限定し、賃料と不動産の含み益を二重計上せずに評価しても、現在の時価総額には相応の安全域が残ると見る。ただしそれは強い独占企業への確信ではない。毎年の値上げの実績、酵素の粗利、更新投資と自己株式取得の規律を確かめ続けることが必要だ。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は焼酎とRTD(缶入りのチューハイなど)で、2025年の酒類売上は816億円に達した。甲類焼酎の「ビッグマン」「グランブルー」、しそ焼酎「鍛高譚」、酒類メーカーや小売店のプライベートブランドを造る。焼酎の製造量は約8.6万キロリットル、チューハイは約9.1万キロリットルである。収益は原料アルコールや容器を仕入れ、蒸留・調合・瓶詰め・缶充填を行い、卸や量販店を通じて売ることで生まれる。原料と商品が同じ価格で動かなければ、差益はすぐ縮む。

酒類のもう一つの柱は販売用アルコールで、2025年の外部売上は136億円だった。酒類原料に加え、工業用途にも供給する。アルコールの生産量約11.2万キロリットルには自社の酒類づくりに使う原料も含まれ、すべてを外販数量と見なせない。清酒、合成清酒、みりん、ワイン、洋酒や「チューハイの素」は、主力を補うが同じ量販店や卸を経由するものが多い。最大顧客のイオントップバリュ向けは連結売上の約13%で、受託側が一方的に値上げできる取引関係ではない。

酵素医薬品事業の2025年売上は46億円、営業利益は8億円である。合同酒精の発酵技術を活用する乳糖分解酵素ラクターゼは乳製品の製造工程に使われ、乳糖不耐症への対応という世界的な需要がある。微生物の培養・精製を請け負う発酵受託、体外診断薬なども扱う。2026年上期には酵素医薬品の営業利益が9億円を超え、酒類より高い収益性を示した。世界の酵素大手と競うが、顧客工程への適合には検証が必要で、単純な汎用品より乗り換えの手間がある。

不動産事業は都心の旧事業用地などをホテルや事務所に貸し、2025年売上13億円から営業利益8億円弱を得た。売上構成では小さいが資産価値は大きい。これらは製造現場、物理的な商品、賃貸契約が稼ぎの源であり、AIエージェント代替の指定型である人月業務や席課金ソフトには当たらない。

優良さと弱いところ

この会社の強みは、焼酎の知名度だけでなく、醸造から工業用アルコール、酵素までを一体で扱ってきた製造技術と販路である。焼酎の「鍛高譚」には指名買いがあり、2023年以降は価格改定を通して収益を回復させた。原料高でも値上げを実行したことは評価できる。ただし量販店のプライベートブランドや委託充填には価格交渉力が乏しい。顧客にとって切り替えにくい工場と、消費者が代替できない銘柄は別物である。

数字を見ると優良さはまだ条件付きだ。2015〜2022年の営業利益率はおおむね2%前後にとどまり、2022年には赤字へ落ちた。その後は営業利益率が2025年に4.7%まで回復したが、10年続く通常の収益力と断定するには3年の実績は短い。2017〜2025年の自己資本増加と負債削減は確かで、2025年末の純有利子負債は約35億円、自己資本は262億円となった。しかし、現金が余っている会社ではなく、原料と酒税に関わる運転資金の必要は重い。

酵素は全体の5%強の売上ながら、2025年には全社営業利益の2割近くを稼いだ。乳製品メーカーは製造条件の変更に検証が要るため、製品採用後の粘着性は高くなりうる。それでも解約率や超過収益の長期実績は公表されず、世界大手のノボネシスやケリーに対して高い価格支配力を認定する材料は足りない。産業財の良さはあるが、全社の堀を強いとまで評価しない。

資本効率を左右する隠れた資産は賃貸不動産である。開示時価約232億円に対し簿価は58億円と低く、株主の下方余地を考える重要な材料だ。一方、売却すれば賃料収入を失うため、帳簿上の含み益をそのまま二重に資産価値へ加えない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の酒類市場は、大型ビール企業の海外買収で成長を求める世界とは異なり、実際の飲酒数量が減り続ける市場である。カナダ農業・農産食品省の業界資料によると、2024年の国内アルコール飲料の販売数量は約80億リットルで、2019年から減った。蒸留酒は約8.54億リットル、うち焼酎・ソジュの市場は約6億リットル規模である。オエノンの焼酎生産は約0.86億リットルだが、外部ブランドの受託分や生産と小売販売の定義差があるため、これを直ちに国内シェアと呼ぶことはできない。

チューハイを含むRTDは数少ない数量成長分野だ。同じ資料では2024年の国内市場は約18.5億リットルで、サントリーが42.3%、キリンが24.5%、宝酒造系が9.9%、オエノンの自社ブランドは2.5%を占める。オエノンの生産量は2025年に約0.91億リットルと自社ブランドの小売販売量より大きく、差にはプライベートブランドや充填受託が含まれる。自社銘柄のシェアを数倍に伸ばす前提は慎重に扱う。市場が伸びても、量販店による価格交渉力も同時に強まるからだ。

酒税は2026年10月にビール類の税率一本化へ向かい、価格体系が改めて変わる。蒸留酒やRTDとの相対価格、若年層の飲酒離れ、健康配慮ガイドラインが数量に影響する。強い値上げ力を持つ焼酎銘柄は残るが、一般的な甲類焼酎や大容量酒は競争が激しく、長期数量は縮小すると見る。一方、食材・容器と物流費も年3%の物価上昇に近い速度で上がるため、名目売上の増加がそのまま利益増加にはならない。

成長の舞台は海外の乳製品向けラクターゼである。民間調査では2025年の世界のラクターゼ市場が約2.7億ドルと推定され、今後も乳糖低減品需要で拡大する。ただし市場調査の対象はメーカーによって異なり、オエノンの酵素全体の売上を市場に割った値は正式なシェアではない。世界大手ノボネシス、ケリー、IFFとの競争と、微生物由来の改良酵素の価格低下が利益率を決める。

資本政策と M&A

経営は2024〜2028年の「中期経営計画2028」で、最終年度の連結売上930億円、経常利益45億円、ROE10%を約束している。酒類876億円、酵素医薬品41億円、不動産13億円という内訳で、酵素事業はすでに2025年実績が当初計画を上回った。長期的な数量見通しの起点にはなるが、計画が保証するのは2028年までであり、その先の利益率改善まで保証されたわけではない。

株主還元では株主資本配当率の目安を2.5%へ引き上げ、2028年の年間配当は1株12円、計画期間5年間の総還元性向30%以上を掲げている。2025年の配当は増加し、2026年には自己株式の追加取得も実施した。自己株式控除後の株数は2026年7月末に約5532万株へ減っている。留保利益がすべて株主へ戻るとまでは言えないが、過去5年の増配と買い戻しを根拠に、余剰資金の将来の戻り方は高く評価する。

資本配分の分かれ目は工場更新だ。2025年の設備取得支出は約17億円で、減価償却は約20億円だった。既存資産の償却額は過去の取得原価のままだが、蒸留設備や発酵槽を買い直す金額はインフレで上がる。将来の更新投資を減らして配当を守れば設備競争力を損なう。2023年には加工用澱粉事業を持分法化して事業構成を整理しており、むやみな大型買収より、採算の低い資産を軽くする姿勢が見える。

株主優待は一定期間保有する株主向けの自社製品または寄付である。費用総額は非開示なので年0.05億円程度を感応度用に推定し、10年間の還元額には概算分を含めた。持ち合い株や賃貸不動産を売る場合も、配当・賃料と売却価値の二重取りはしない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2022年の赤字は酒類事業の構造的な衰退ではなく、原料高を価格へ転嫁する時間差が招いた失敗だった。その後3期の営業利益率の改善は、価格を改め、製品構成を見直せば利益を取り戻せることを示した。焼酎の「鍛高譚」、大容量商品の「ビッグマン」、安定した量販店取引を土台にしつつ、利益率の高い商品を増やせば、人口が減っても利益を増やせる。2025年にRTDの生産数量が二桁増えた点も無視できない。消費者が日常の飲み方を変えても、その需要を同じ工場で受け止められる。

特に有望なのは乳糖分解酵素だ。2026年上期の酵素医薬品の営業利益は9億円を超え、2025年通期の利益を半年で上回った。海外の乳製品メーカーは乳糖低減という製品価値を売っており、特定の酵素を採用した工程を変更するのは簡単ではない。ここで増分投下資本に高い利益率を維持できれば、焼酎より少ない売上でも企業全体の価値を大きく押し上げる。発酵受託も、生産ライン増設の需要を取り込めれば利益の柱になる。

さらに賃貸等不動産は時価約232億円で、会計上の帳簿価額を174億円ほど上回る。これは今の時価総額と比較して大きい。土地の取得原価が古く、ホテル等の賃借人が継続して使うなら、利払いの上昇を加味しても相応の所有価値が残る。経営が不要資産を売るか、賃料改定で収益を実現し、買い戻しや増配に資金を回せば、長期株主は営業利益以外からも報われる。計画に定めたDOEと買い戻しの実績は、その可能性を支える。

慎重な見方

焼酎とチューハイは製造能力があっても、それだけでは高く売れない。国内の飲酒数量は人口減と健康意識で縮み、缶入りRTDは成長してもサントリーとキリンが量販店の売場を強く支配している。オエノンの自社ブランドシェアは約2.5%にすぎない。生産量の増加分がプライベートブランドや充填受託なら、顧客が競合工場へ切り替えるだけで利益を失う。イオントップバリュだけで売上の13%を占める顧客集中は、ブランド企業にはない危うさだ。

2025年の営業利益率4.7%は長期の実力ではなく、2022年の異常な原料高から価格が追いついた回復局面の一時的な頂点かもしれない。事実、2026年上期の酒類部門利益は減少している。酒税の改正、容器と物流費の上昇、低価格PBの値下げ競争が重なれば、改定済みの価格だけでは採算を守れない。売上はインフレで増えても、製品数量が先に減るため、蒸留設備の維持費と従業員費用が重くなる。

酵素も独占ではない。ノボネシス、ケリー、IFFなどの競合が改良品を低価格で販売すれば、食品会社は製造工程の切り替えコストを払っても採用先を替える。受託発酵に新しい槽を増やせば、工場更新と環境投資の負担も発生する。現金が豊富に余る会社ではなく、2026年上期は在庫増を短期借入で補った。配当と買い戻しを続けられるかも疑わしくなる。

不動産の含み価値も小口株主にとって現金と同義ではない。評価時価は査定に左右され、金利3%の世界では収益還元価格が下がり得る。保有を続ければ賃料は得られるが、売却利益を同時に得るわけではない。資産価値に頼りすぎず、酒類の低収益と酵素の競争激化が重なる下方経路を正面から考えるべきだ。

どちらに重みを置いたか

酒類の製造量減少と薄い価格支配力については慎重な見方が強い。ただし、2023年以降の値上げ定着、酵素事業の実現利益、賃貸不動産の簿価と時価の差は、この会社に固有の下支えである。上側の2筋書きを36%、下側を28%として少し上方に寄せた。単純な国内酒造会社と違い、改善した利益と資産の複数の源泉があるためだ。それでも中立の酒類利益率は直近より抑え、不動産含み益は賃料と二重に足さない。期待価値は市場時価をやや上回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 1,171 円648 億円(+ 還元の換算額還元の合計 229 円127 億円)。 今の値に割り戻すと 698 円386 億円、今との差 +47.7%、 期待の年率 +12.9%(資本コスト 8.0%)→ 割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 12% 2,039 円1,128 億円 380 円210 億円 +411.4% +20.3% 290 円161 億円
やや楽観 24% 1,510 円835 億円 289 円160 億円 +280.3% +16.2% 432 円239 億円
中立 36% 1,207 円668 億円 235 円130 億円 +204.9% +13.3% 519 円287 億円
やや悲観 19% 543 円300 億円 127 円70 億円 +41.5% +3.9% 127 円70 億円
悲観 9% 289 円160 億円 63 円35 億円 −25.6% −3.2% 32 円18 億円
加重平均100% 1,171 円648 億円229 円127 億円 +196.0% +12.9% 1,400 円775 億円

今の株価時価総額 473 円262 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 12% 酵素輸出とRTD製造がともに伸びる 利益 69 億円 · PER 13.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,039 円1,128 億円

焼酎の消費量は人口減で減るが、「鍛高譚」などの指名買いが維持され、低採算PBの取引条件も改善する。焼酎の数量は現状の94%を守り、製品価格はインフレを上回る水準まで上昇する。チューハイの国内市場拡大に合わせ、オエノンが量販店向けの充填受託と自社ブランドの両方でシェアを獲得し、生産量は約1.35億リットルとなる。RTDの自社ブランド小売シェアは2.5%から約4%へ高まるが、受託分の増加と混同しない。酒類の値上げは工場の稼働率改善につながり、原料高を吸収しながら利益が拡大する。

海外の乳製品メーカーとの長期供給契約が積み上がり、ラクターゼの有効な実質市場取り分は40百万ドルへ広がる。これは世界の実質市場約4.3億ドルに対する約9%に相当する代理指標で、製品範囲の差を含む。発酵受託も新しい大型設備を効率的に稼働させ、医薬品・食品素材の案件を増やす。酵素と受託の合計売上は132億円へ育つ。賃貸不動産ではテナントとの契約を維持して賃料改定を重ねる。

大型M&Aを行わず、工場更新と販売投資を優先し、利益の4割程度を配当と機動的な自社株買いに回す。事業利益が高くても借入による無理な拡大は避け、10年後も自己資本は厚くなる。これは2026年上期の酵素好調が一過性ではなく、複数年の海外成長へつながる最も強い経路である。

  • 焼酎:数量 80,461(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.01(酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル))→ 売上 530 億円・営業利益 28 億円。約8.0万kL。国内市場が縮んでも指名買いと商品改良で維持、値上げ率55%。
  • チューハイ・RTD:数量 134,701(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル))→ 売上 446 億円・営業利益 25 億円。生産約13.5万kL。PB受託の増加と自社ブランドの販路拡大。
  • 販売用アルコール:数量 125,196(年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む))× 価格 0.00(販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル))→ 売上 219 億円・営業利益 6 億円。工業用の安定供給と設備稼働改善。
  • 清酒・みりん・洋酒等:数量 34,463(清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル))× 価格 0.01(当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル))→ 売上 174 億円・営業利益 9 億円。洋酒、缶割り用商品で収益構成を改善。
  • 産業用酵素・ラクターゼ:数量 40.0(世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分))× 価格 2.10(名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円))→ 売上 84 億円・営業利益 21 億円。世界乳糖分解酵素市場の実質規模430百万ドル×仮定獲得率9.3%。
  • 発酵受託:数量 65.0(60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定))× 価格 0.74(委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット))→ 売上 48 億円・営業利益 11 億円。年間受託65ロット換算。新ラインの稼働率が高い。
  • 体外診断用製品:数量 26,000(診断試薬・検査キット相当販売個数(推定))× 価格 0.00(診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。診断薬26000キット換算、公開数量ではない。
  • 賃貸不動産:数量 10,500(賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定))× 価格 0.00(年間賃料収入(億円/平方メートル))→ 売上 19 億円・営業利益 11 億円。賃料改定と高稼働を維持、物価以上の単価上昇。

倍率:資本コストk=8.0%、長期名目成長g=2.5%。全社の10年後ROEは約12.5%。超過利益は10年後以降に半分薄れる通常の堀とみて、RONIC=k+0.5×(ROE−k)を使う。ROEがkを上回るため(1−g÷RONIC)÷(k−g)を採用。当ケースの正当化PERは13.75倍。現在の株価や同業PERを参照しない。賃貸等不動産は資産評価にて賃貸の税後利益をPER側から外して資産価値に振り替え、両方は足さない。

確率:2026年上期の酵素の営業増益と2025年のRTD生産増を起点にした上方経路だが、海外の世界大手との競争を勝ち抜き続ける条件が多いため12%とする。

やや楽観 24% 酒類の採算改善と酵素の着実な拡大 利益 48 億円 · PER 13.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,510 円835 億円

国内の焼酎数量は10年で約1割減る。それでも「鍛高譚」の知名度と大容量商品の販路を維持し、価格改定で原材料と包装費を吸収する。チューハイは国内の小幅な市場拡大を上回る生産数量を確保する。自社ブランドの構成比が少し上がるため、受託充填だけを増やす場合より収益率も改善する。量販店による価格交渉は続くが、商品構成と生産ラインの合理化がそれを補う。

酵素医薬品では海外ラクターゼが堅調に伸び、発酵受託では中型案件の継続発注が増える。酵素と受託の合計売上は約94億円となり、現在より大きいが、世界大手から独占的な価格支配力を奪うほどの伸びではない。賃貸事業は再賃貸時の賃料改定に成功するが、利回りの低下をそのまま企業価値へ足しはしない。

経営は2028年までの総還元性向30%以上を踏まえ、株主への還元を続ける。設備更新は現金を使うため、配当と買い戻しを同時に大幅に伸ばすわけではない。買収があるとしても技術補完や販路拡大に限られ、のれんの大規模な減損を避ける。酒類が十分に現金を稼ぎ、酵素がじわじわ利益構成を変える十年になる。

  • 焼酎:数量 77,037(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.01(酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル))→ 売上 474 億円・営業利益 19 億円。生産約7.7万kL、値上げ率45%。
  • チューハイ・RTD:数量 115,588(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル))→ 売上 360 億円・営業利益 17 億円。生産約11.6万kL、ブランド構成比の改善。
  • 販売用アルコール:数量 120,725(年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む))× 価格 0.00(販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル))→ 売上 202 億円・営業利益 5 億円。需要を少し増やし販売単価を原料高以上にする。
  • 清酒・みりん・洋酒等:数量 32,704(清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル))× 価格 0.00(当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル))→ 売上 156 億円・営業利益 8 億円。洋酒が国内需要減を一部補う。
  • 産業用酵素・ラクターゼ:数量 32.0(世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分))× 価格 2.04(名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円))→ 売上 65 億円・営業利益 14 億円。実質市場400百万ドル×仮定獲得率8.0%。
  • 発酵受託:数量 41.0(60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定))× 価格 0.69(委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット))→ 売上 28 億円・営業利益 5 億円。年間受託41ロット換算。
  • 体外診断用製品:数量 24,000(診断試薬・検査キット相当販売個数(推定))× 価格 0.00(診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。診断薬24000キット換算。
  • 賃貸不動産:数量 10,500(賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定))× 価格 0.00(年間賃料収入(億円/平方メートル))→ 売上 19 億円・営業利益 11 億円。賃料改定が続き空室は少ない。

倍率:資本コストk=8.0%、長期名目成長g=2.5%。全社の10年後ROEは約9.7%。超過利益は10年後以降に半分薄れる通常の堀とみて、RONIC=k+0.5×(ROE−k)を使う。(1−g÷RONIC)÷(k−g)による正当化PERは13.05倍。現在の株価や同業PERを参照しない。賃貸等不動産は資産評価にて賃貸の税後利益をPER側から外して資産価値に振り替え、両方は足さない。

確率:既存工場の運転改善と海外ラクターゼの需要増は実績で支持される。だがPB受託の交渉力に制約があり、酵素の超高収益持続を無条件に見込まず24%とする。

中立 36% 数量の緩やかな減少と価格改定が均衡 利益 34 億円 · PER 12.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,207 円668 億円

国内焼酎の数量は人口減少と若年層の飲酒離れにより約18%減る。価格改定は十年間の物価上昇に近い幅まで進み、焼酎の名目売上は約402億円となる。チューハイの生産量は国内市場の成長とPB受託で約8%増えるが、サントリーやキリンの強いブランドと棚割りを切り崩すほどのシェア拡大はない。受託案件の値上げには抵抗があり、量が伸びる割に単価上昇は物価をわずかに下回る。

酵素は乳糖低減需要で海外販売が増えるものの、ノボネシスなど世界大手との競争を織り込む。有効な実質市場取り分は約24.5百万ドルにとどまり、価格も物価並みの伸びとなる。発酵受託は大口顧客を少し増やす一方で、設備投資を自前で賄う必要がある。不動産賃料は契約更新を通じて上がるが、2025年に比べて極端に高い利益率にはしない。

酒類の営業利益率は製品によって異なるが、全社では2035年に5%台前半となる。これは2025年の回復局面から小幅に改善した水準にすぎず、量販店PBの値決め力の弱さをなお残す。借入の借り換え金利は上がり、純利益を約1億円押し下げる。経営は大きなM&Aを避け、総利益の4割程度を配当と買い戻しで還元する。

  • 焼酎:数量 70,190(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.01(酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル))→ 売上 402 億円・営業利益 15 億円。生産約7.0万kL、値上げ率35%。国内数量減を保守的に織り込む。
  • チューハイ・RTD:数量 98,295(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル))→ 売上 281 億円・営業利益 10 億円。生産約9.8万kL。市場数量増と大型競合の支配を併置。
  • 販売用アルコール:数量 111,782(年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む))× 価格 0.00(販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル))→ 売上 176 億円・営業利益 3 億円。生産量横ばいだが外販量は未開示。単価は物価を下回る。
  • 清酒・みりん・洋酒等:数量 29,539(清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル))× 価格 0.00(当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル))→ 売上 133 億円・営業利益 6 億円。清酒の数量減を洋酒で一部相殺。
  • 産業用酵素・ラクターゼ:数量 24.5(世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分))× 価格 2.02(名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円))→ 売上 49 億円・営業利益 10 億円。実質市場340百万ドル×仮定獲得率7.2%。
  • 発酵受託:数量 32.0(60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定))× 価格 0.66(委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット))→ 売上 21 億円・営業利益 4 億円。年間受託32ロット換算。
  • 体外診断用製品:数量 20,000(診断試薬・検査キット相当販売個数(推定))× 価格 0.00(診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。診断薬20000キット換算。
  • 賃貸不動産:数量 10,500(賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定))× 価格 0.00(年間賃料収入(億円/平方メートル))→ 売上 18 億円・営業利益 10 億円。賃料は10年間の物価上昇分。

倍率:資本コストk=8.0%、長期名目成長g=2.5%。10年後ROEは約7.5%となりkを下回るため、将来の超過利益を認めない。稼ぐ力の上限1÷kによる正当化PERは12.50倍。現在の株価や同業PERを参照しない。賃貸等不動産は資産評価にて賃貸の税後利益をPER側から外して資産価値に振り替え、両方は足さない。

確率:焼酎の国内数量減、RTDの微増、酵素の部分的成功を組み合わせた中心経路。2025年の酒類利益率をそのまま成長させず、既存の競争構造が概ね続くと判断する。

やや悲観 19% PB価格競争が工場採算を侵食 利益 8 億円 · PBR 0.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 543 円300 億円

人口減少に加え、酒類への健康配慮が強まり、焼酎数量は約3分の2となる。チューハイも競合大手と小売PBの価格競争で生産量を失い、2025年の8割程度まで減少する。価格改定は一部実施できるものの、実質では大きな値下げである。イオントップバリュ向け受託案件の縮小と、卸の価格交渉が主力工場の稼働率を低下させる。国内酒類の名目売上は大きく縮み、物流や人件費の固定部分が利益を圧迫する。

酵素は世界需要自体が続くものの、ノボネシスやケリーの改良酵素との競争でシェアと価格を失う。受託発酵では既存顧客の内製化により受注が減り、新設槽の償却と維持費が残る。診断薬の収益も縮む。賃貸不動産は稼働しているが、物価ほど賃料を上げられず、更新費用が増える。

2022年ほどの全面赤字にはならないが、会計上のROEは資本コストを大きく下回る。利益の大きさに合わせ配当と自社株買いを減額し、それでも更新投資を削りすぎない。大型M&Aによる一発逆転は求めず、業績の修復に資本を使う。株主は賃貸資産の価値があるだけでは十分に報われず、稼ぐ力が改善しない長い時期を経験する。

  • 焼酎:数量 57,350(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.01(酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル))→ 売上 297 億円・営業利益 4 億円。生産約5.7万kL、実質値下げにより粗利縮小。
  • チューハイ・RTD:数量 74,631(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル))→ 売上 194 億円・営業利益 2 億円。生産約7.5万kL。量販店の受託選別が厳しくなる。
  • 販売用アルコール:数量 100,604(年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む))× 価格 0.00(販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル))→ 売上 141 億円・営業利益 1 億円。工業・原料用の低採算が強まる。
  • 清酒・みりん・洋酒等:数量 24,968(清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル))× 価格 0.00(当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル))→ 売上 100 億円・営業利益 2 億円。清酒・洋酒の値上げが需要減に追いつかない。
  • 産業用酵素・ラクターゼ:数量 17.1(世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分))× 価格 1.85(名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円))→ 売上 32 億円・営業利益 4 億円。実質市場310百万ドル×獲得率5.5%相当。
  • 発酵受託:数量 18.0(60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定))× 価格 0.55(委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット))→ 売上 10 億円・営業利益 0 億円。年間受託18ロット換算。
  • 体外診断用製品:数量 14,000(診断試薬・検査キット相当販売個数(推定))× 価格 0.00(診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。診断薬14000キット換算。
  • 賃貸不動産:数量 10,500(賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定))× 価格 0.00(年間賃料収入(億円/平方メートル))→ 売上 14 億円・営業利益 7 億円。金利負担と更新費用が増え、名目賃料は6%しか増えない。

倍率:酒類と酵素の稼ぐ力が資本コスト未満に低下し、利益へ永続価値を認めない。2025年末の自己資本261.8億円を価値の分母とし、PBR0.79倍を適用して時価総額を算定する。10年後に留保で積み上がった自己資本へPBRを掛け直さない。賃貸不動産の税後処分価値と損なわれた利益力を比較し、過去の相場のPBRは参照していない。

確率:2022年の営業赤字と2026年上期の酒類減益は値決め力の弱さを示す。発酵受託の稼働低下も起こり得るため19%を割り当てる。

悲観 9% 酒類の構造的な敗退と酵素の失速 利益 −9 億円 · PBR 0.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 289 円160 億円

酒類の市場構造がさらに悪化し、消費者は安価な非アルコール飲料へ移る。焼酎生産量は2025年の半分へ、チューハイは約53%へ縮む。量販店は受託工場を再選定し、オエノンはイオントップバリュや大手卸との契約を失う。自社ブランドのRTD小売シェアも1%台に落ち、競合のサントリー、キリン、宝酒造の棚割りに押し戻される。名目単価はわずかに上がるが、物価3%が続く世界では実質価格を大きく失う。工場の減価償却と安全・環境対応費用が残り、酒類部門は赤字になる。

酵素では顧客が安価な発酵技術や他社酵素へ切り替え、海外ラクターゼの実質有効市場取り分が現在の6割程度へ縮む。発酵受託にも新規案件が入らず、稼働率低下で利益を失う。不動産はホテル市況の悪化やテナントの退去で15%の床面積が収益を生まなくなる。事業全体は営業赤字となり、税務上の損失の利用も十分ではない。

経営は赤字補填と工場統廃合を優先し、還元は前半の利益から出した分だけ残る。資本効率の低い生産設備や評価が過大だった資産には減損の危険もある。賃貸等不動産は、現時点の開示時価を税と金利で大幅に切り下げ、負債を控除した処分価値を下方の手がかりに使う。この経路は株主資本の帳簿額ではなく、換金できる資産と失われた稼ぐ力で評価する。

  • 焼酎:数量 42,799(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル))→ 売上 196 億円・営業利益 −2 億円。生産約4.3万kL、工場の固定費を吸収できない。
  • チューハイ・RTD:数量 48,237(年間生産量(キロリットル))× 価格 0.00(チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル))→ 売上 113 億円・営業利益 −1 億円。生産約4.8万kL。主力取引先の喪失。
  • 販売用アルコール:数量 72,658(年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む))× 価格 0.00(販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル))→ 売上 95 億円・営業利益 −2 億円。契約減少と蒸留設備の固定費で赤字。
  • 清酒・みりん・洋酒等:数量 19,341(清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル))× 価格 0.00(当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル))→ 売上 71 億円・営業利益 1 億円。酒類の棚割り喪失と在庫調整。
  • 産業用酵素・ラクターゼ:数量 11.6(世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分))× 価格 1.55(名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。実質市場290百万ドル×獲得率4.0%相当。
  • 発酵受託:数量 13.0(60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定))× 価格 0.43(委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。年間受託13ロット換算、設備固定費が重い。
  • 体外診断用製品:数量 10,000(診断試薬・検査キット相当販売個数(推定))× 価格 0.00(診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。診断薬10000キット換算。
  • 賃貸不動産:数量 8,925(賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定))× 価格 0.00(年間賃料収入(億円/平方メートル))→ 売上 12 億円・営業利益 3 億円。ホテルの稼働・再契約条件が悪化し、15%の面積が不稼働。

倍率:酒類と酵素の稼ぐ力が資本コスト未満に低下し、利益へ永続価値を認めない。2025年末の自己資本261.8億円を価値の分母とし、PBR0.61倍を適用して時価総額を算定する。10年後に留保で積み上がった自己資本へPBRを掛け直さない。賃貸不動産の税後処分価値と損なわれた利益力を比較し、過去の相場のPBRは参照していない。

確率:国内飲酒習慣が急変し、大口PBを失うだけでなく酵素の採用先まで失う複合経路。賃貸資産は残るが会社が自発的に換金する保証はなく、9%を割り当てる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

焼酎

甲類焼酎・乙類焼酎・混和焼酎を自社ブランドと小売PBで販売する。

数量年間生産量(キロリットル)価格酒類外部売上÷焼酎生産量で得た概算出荷単価(億円/キロリットル)売上営業利益
今 2025/12 85,597 0.00 364 12
10 年後 中立 70,190 0.01 402 15

取り方:2025年有報「生産実績」焼酎85,597キロリットルと「販売実績」焼酎363.52億円を接続し単価を算出。生産数量と社外への販売数量は一致しないため厳密な実現単価ではない。2024年国内焼酎・ソジュ市場約6.02億リットルとの比較も、PB/OEMを含むため正式シェアではない。

チューハイ・RTD

缶チューハイと委託充填・小売PBの販売を含む。

数量年間生産量(キロリットル)価格チューハイ外部売上÷生産量(億円/キロリットル)売上営業利益
今 2025/12 91,014 0.00 197 5
10 年後 中立 98,295 0.00 281 10

取り方:有報で2025年のチューハイ生産91,014キロリットル、外部売上196.77億円。カナダ政府資料では2024年国内RTD市場18.475億リットル、同社自社ブランド販売0.463億リットルでシェア2.5%。生産にはPB・受託充填を含むためブランド販売シェアと混同しない。

販売用アルコール

酒類原料・工業用途へ蒸留アルコールを供給する。

数量年間アルコール生産量(キロリットル、内部使用を含む)価格販売用アルコール外部売上÷全アルコール生産量の近似値(億円/キロリットル)売上営業利益
今 2025/12 111,782 0.00 136 3
10 年後 中立 111,782 0.00 176 3

取り方:有報で2025年販売用アルコール売上135.53億円、生産111,782キロリットル。生産数量には他製品の原料用の内部消費が混ざると会社が注記。算出単価は外販売上を総生産量で割った混合用途の換算値であり、外部実際単価を過小推定しうる。国内産業用アルコール市場の直接的シェアは非開示。

清酒・みりん・洋酒等

清酒、合成清酒、みりん、輸入ワイン、チューハイの素など。

数量清酒・合成清酒・みりん・洋酒・その他の生産合計(キロリットル)価格当該酒類外部売上÷生産合計の概算単価(億円/キロリットル)売上営業利益
今 2025/12 35,166 0.00 120 6
10 年後 中立 29,539 0.00 133 6

取り方:有報で清酒10,990、合成清酒8,229、みりん1,407、洋酒9,447、その他5,093キロリットル、合計35,166。販売高は清酒35.84+合成清酒18.44+みりん3.79+洋酒53.92+その他7.86=119.85億円に近似し、その他酒類119.88億円に対応させた。輸入品等で生産と販売の母集団が一致しない。

産業用酵素・ラクターゼ

乳製品の乳糖分解に用いるラクターゼなどを海外・国内へ供給する。

数量世界ラクターゼ市場の実質百万ドル×獲得率(推定、有効市場取り分)価格名目為替150円と物価を反映した、獲得実質市場百万ドル当たり売上(億円)売上営業利益
今 2025/12 20.7 1.50 31 6
10 年後 中立 24.5 2.02 49 10

取り方:会社は酵素単独の数量・売上・世界シェアを開示しない。2028計画に示された酵素・受託発酵・診断の部門構成と2025年酵素医薬品46.44億円を使い、酵素の売上を31億円と暫定配賦。民間調査の2025世界ラクターゼ市場2.6687億ドル×150円=約400億円に対する獲得市場7.75%相当だが、同社はラクターゼ以外も含むため正式なシェアではない。 https://www.fortunebusinessinsights.com/lactase-market-111102

発酵受託

微生物培養と精製の設備を用いる発酵工程の受託製造。

数量60キロリットル槽換算の年間委託ロット数(仮定)価格委託ロット当たりの受託売上(億円/ロット)売上営業利益
今 2025/12 24.0 0.52 12 2
10 年後 中立 32.0 0.66 21 4

取り方:会社の2028計画における発酵受託の事業区分と設備紹介(培養槽30L~60kL級)を基に、2025売上を12.40億円と推定し、60kL槽換算の年24ロット、1ロット約0.517億円でモデル化。実際の案件数とロット単価は未公表で、大きな推定誤差がある。 https://www.oenon.jp/enzymes/

体外診断用製品

酵素応用の診断検査薬などを供給する。

数量診断試薬・検査キット相当販売個数(推定)価格診断試薬一単位当たりの販売単価(億円/個)売上営業利益
今 2025/12 20,000 0.00 3 0
10 年後 中立 20,000 0.00 4 0

取り方:2028計画の診断薬区分と2025年酵素医薬品46.44億円から、酵素31.00・発酵受託12.40を引いた3.04億円を暫定配賦。2025数量20,000キット相当、単価約1.52万円は機械計算用の仮定であり開示値ではない。将来の成長寄与は小さく抑えた。

賃貸不動産

遊休転用地のホテル・事務所等を貸し賃料を得る。

数量賃貸可能面積(平方メートル、未開示部分は推定)価格年間賃料収入(億円/平方メートル)売上営業利益
今 2025/12 10,500 0.00 13 8
10 年後 中立 10,500 0.00 18 10

取り方:有報の2025不動産売上13.22億円、営業利益7.63億円。東京都内ホテルに貸した旧社有地建物の面積約7,403平方メートルのほか、その他賃貸を約3,100平方メートルと推定し、賃貸面積10,500平方メートルを代理変数とした。全物件の貸床合計は非開示。賃貸等不動産の帳簿57.93億円・時価232.08億円・賃貸損益8.07億円は資産注記で別評価し、利益と含み益を二重に足さない。

リスクと懸念

国内焼酎数量の構造的減少と健康志向

国内の焼酎・ソジュ市場は2024年に約6億リットルで、2019年から縮小した。人口減だけでなく飲酒頻度の低下が加わると、生産設備の固定費を吸収できなくなる。2035年中立では焼酎数量を2025年の82%とし、それより速い縮小は悲観側へ反映する。価格改定が継続していても、数量が落ちれば利益が守られる保証はない。

量販店PBと大口卸の価格交渉

2025年のイオントップバリュ向け売上は全社の13.0%、伊藤忠食品向けも10.5%だった。PB製造や受託充填は工場稼働率を支えるが、消費者が銘柄を選ぶ力とは違う。競合工場へ案件が移ると売上と数量が同時に減り、値上げも通しにくくなる。酒類の堀を強いと評価しない最大の根拠である。

酵素医薬品の競争と増設投資

ラクターゼには食品工場の製造工程に合わせる技術の蓄積があるが、ノボネシス、ケリー、IFFなど強い競合が存在する。酵素単体の売上や数量、採用継続率は非公開で、市場シェアの代理推定には大きな誤差が残る。増設した発酵槽の稼働率が低下すれば、好採算の成長事業が重い固定費を抱える事業へ変わる。

金利上昇と製造設備の更新費

純有利子負債は2025年末に約35億円だが、2026年上期には在庫増を短期借入の増加で補った。長期金利3%、借り換え金利3.5%の世界では利払いが税前で年1億円ほど増える可能性がある。古い蒸留装置の減価償却は簿価のままでも、更新時の設備代金は物価で上がり、会計利益が増えても手元の現金は増えない場合がある。

賃貸不動産の含み益を現金と見なす危険

2025年末の開示時価232億円と簿価58億円の差は大きい。しかし査定時価は物件の実際の売却額ではなく、金利上昇時の要求利回りとホテル・事務所の空室率に左右される。少数株主には保有か売却かを決める権限がない。賃料から得る利益に、不動産の含み益を税引き前で丸ごと足す評価も避けなければならない。

酒税改正と原料・容器費の再高騰

酒税の区分が変わると消費者の相対価格の選択が変わる。トウモロコシなどの原料、缶と段ボール、エネルギー、運送費が急に上がっても、小売店との価格改定には時間差がある。2022年にはこの弱点が営業赤字として表れた。中立の営業利益率を直近期並みまで無制限に引き上げず、再び数年間の低採算が生じる場合を別の筋書きにした。

AIエージェント代替は直接的な主要リスクではない

酒類の蒸留・充填、乳糖分解酵素の生産、受託発酵、賃貸契約という事業は、利用者がAIエージェントに業務画面の操作を任せても商品そのものが代替されない。したがって人月受託、席課金SaaS、広告制作等を対象とする指定型の数量縮小は適用しない。AIによる販売管理の省人化は機会だが、それを根拠に上方の数量や利益を増やしていない。

今後の分かれ目

2027〜2028年の焼酎製造量が年間8万キロリットルを大きく割り込み、同時に販売単価の改定が止まったら
中立の焼酎数量0.82倍の見通しを下げる。PBの受注喪失か国内需要の加速的縮小かを見分け、営業利益率とやや悲観の確率を再評価する。
酵素医薬品の営業利益が複数年にわたって15億円以上を維持し、輸出の利益構成が開示で確認できたら
ラクターゼの顧客定着と発酵受託の稼働を裏付ける材料となる。実質数量と利益率を上向きに更新し、楽観・やや楽観の確率を増やす。
2026年上期に弱かった酒類部門の営業利益率が4%台へ回復せず、値上げ後も低下が続いたら
2023〜2025年の改善を一時的と見直す。現在の全社高収益を起点に延長せず、中立の酒類採算をやや悲観側に近づける。
賃貸物件の実際の売却または証券化が開示され、税後手取金と資金用途が分かったら
不動産の査定価値を実現可能額に更新する。同じ賃貸収入を利益倍率から除き、資産の手取金だけを一度計上し、売却益と自社株買いの二重計上を防ぐ。
中期計画のDOE約2.5%と総還元性向30%以上が維持され、発行済株式の純減がさらに続いたら
余剰資金が株主へ戻る見通しの信頼度を上げる。買い戻しに投じた現金は還元額として扱い、減少した株数を使って株主価値を重ね増ししない。
酒類の製造設備更新費が減価償却を恒常的に大幅超過し、営業キャッシュフローが利益を下回り続けたら
自社株買いや配当の持続性を厳しく見る。営業利益率が高くても所有者に残る現金は少ないため、10年の還元額と積み上がる現金を減らす。
海外大手の低価格ラクターゼが普及し、酵素の採用単価と発酵受託の稼働率が同時に下落したら
酵素に一部認めていた切り替えコストの効果を弱め、長期の実質市場取り分を引き下げる。酒類の低採算と重なれば悲観側の確率を高める。

見ておくもの

  • 焼酎・チューハイ・アルコールの年間生産キロリットル数と商品別外部売上の比率
  • 2026年上期以降の酒類と酵素医薬品の営業利益率、酵素の海外売上額
  • イオントップバリュ向けと伊藤忠食品向けの売上構成比、PB受託充填の売上
  • 中期経営計画2028の売上930億円・経常利益45億円・ROE10%に対する進捗
  • 設備取得支出と減価償却の乖離、営業キャッシュフローからの配当・買い戻し余力
  • DOE約2.5%、5年間総還元性向30%以上、自己株式控除後の発行済株式数
  • 賃貸等不動産の帳簿額・開示時価・賃貸損益、売却予定・再開発・借入金の有無

倍率と資本コストの決め方

事業価値は2025年の実績製造キロリットルと2024年の市場数量・シェアを起点に、10年の数量を物価と切り離して考えた。販売単価に物価3%の10年分を含め、ROEは利益と累積還元から計算した結果であり、成長の前提ではない。通常の堀、資本コスト8%、長期成長2.5%から中立PERは12.5倍となる。過去の株価・業界PER・PBRを倍率の根拠には使っていない。賃貸等不動産は利益価値から賃貸所得を差し引き、税引き後の資産価値に差し替える対象で、含み益を単純加算しない。株主価値は資本コストで10年末価値と期間還元を割り戻す。2027年開始の新リース会計適用後も、賃料費用と金利負担が二重にならない比較を行う。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。業界の寡占と違い、PB受託依存による値付けの弱さを0.5ポイント加えた。個別の売価改定、工場更新、不動産売却の成否は利益と確率に含める。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 シマダヤ250A 流水麺のブランドと業務用冷凍麺の供給網には持続力があり、設備投資の負担を織り込んでも現在の時価総額には大きな安全域がある 本質価値との差 +137.4% · 10 年 割安(年 +17.8%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +57.3% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +53.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 健康食品OEMの国内上位シェアは強み。買収と負債に注意しても、既存株主希薄化後の10年価値には安全域がある 本質価値との差 +44.0% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +36.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 マルサンアイ2551 豆乳2位のブランドと値上げ余地に価値はあるが、借入負担と薄い利益率を割り引くと、現値はやや割安にとどまる 本質価値との差 +33.4% · 10 年 割安(年 +11.3%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 STIフードホールディングス2932 水産加工の製造技術と供給網には堀がある。大口顧客への依存を割り引いても、中長期の価値は株価をやや上回る 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オリオンビール409A 沖縄で築いた強固な販路は十年後も価値を生むが、酒税変更とホテル投資の重さを織り込むと現在の評価はほぼ適正圏 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −1.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 梅乃宿酒造559A 果実リキュールのブランド力と海外販路は魅力だが、第二蔵の投資負担を考えると現値に十分な安全域はない 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 サンクゼール2937 「久世福商店」のブランドには価値があるが、国内集客の停滞と海外買収の採算を考えると、現状はやや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ベースフード2936 健康と時短を売るブランドは育ったが、薄い利益と高い顧客獲得費が重く、十年先の価値に照らすと割高 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −39.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 フルッタフルッタ2586 アサイーの先駆者としての強みはあるが、特需の反動、低い資本効率、株式の希薄化を考えると10年価値は割高側にある 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −42.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −46.1% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −46.5% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −46.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −48.4% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −48.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.1% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −57.1% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −58.7% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 宝ホールディングス2531 ブラントンの値決め力は本物だが、海外卸とバイオの低採算を抱えた現状では、10年先の価値にも安全域が乏しい 本質価値との差 −58.9% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.0% · 10 年 割高(年 −4.9%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.3% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −69.6% · 10 年 割高(年 −6.9%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −72.2% · 10 年 割高(年 −5.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −7.0%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.9% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −7.5%) 割高 ジェイフロンティア2934 医療と通販に事業の芯はあるが、薄い自己資本と広告業務のAI代替を考えると、現時点の株価に長期の安全域はない 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.8%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −11.3%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −16.5%)

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読んだ資料

  1. オエノンホールディングス 2025年12月期有価証券報告書、品目別生産・売上・セグメント業績
  2. オエノングループ 中期経営計画2028(2026年見込・2028年目標、DOE・総還元性向)
  3. カナダ農業・農産食品省、日本の酒類市場の数量・RTD市場と企業別シェア
  4. オエノンHD 賃貸等不動産開示集計(簿価・時価・賃貸損益、2025年)
  5. オエノングループ 株主還元・配当金・株主優待の原方針
  6. 2026年6月中間期の業績、事業別損益と資金繰りの開示要約

分析日 2026-10-23