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AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

第一屋製パン 2215

パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)554 円38 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)618 円43 億円差 −10.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 554 円38 億円 · 差 −10.4% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コスト比 −1.3 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

第一屋製パンは東京の小平に本社を置く製パンの老舗だ。「大きなデニッシュ」や「ひとくちつつみ」、キャラクターのパン、ハンバーガーチェーン向けのバンズを作る。豊田通商が株の3分の1を持つ。筆者の結論はやや割高だ。純現金が厚く安く見えるが、パンの稼ぎは売上の1%ほどしかなく、配当も出していないからである。

いまの利益の柱は、パンではなく地代だ。閉じた横浜工場の跡地を31年の定期借地で貸し、2025年6月から年4億円台の賃料が入る。営業利益の大半をこの地代が生む。パンは山崎製パンが圧倒的な力を持つ市場で、原料と人件費と物流費の上昇に、値上げが追いつきにくい。2017年から6年続いた赤字が、それを物語る。

地代は固い。だが、それはパン屋の稼ぐ力ではない。株主に配当を払わない会社では、現金と地代の価値の半分ほどしか株主の取り分と見られない。帳簿より安い値段は、それだけでは安全域にならない。筆者は、地代の固さは認めるが、それを株主の安全域とは数えない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、地代は良い稼ぎだが、パン屋の価値とは分けて見たい。第一屋製パンの利益の大半は、閉じた工場の跡地を貸して得る地代だ。31年の契約で固く、物価とともに少しずつ上がる見込みもある。

一方、パンの事業のオーナー利益、つまり設備を保つ投資を済ませたあとに残る利益は、ならせばほとんどない。工場の機械と配送のトラックの更新に、利益のほとんどが消える。6年続いた赤字は、規模で劣る製パン会社の厳しさを示す。

資本の使い方も物足りない。配当を払わず、現金と地代を積むだけでは、株主の取り分は増えない。豊田通商が3分の1を持つ会社では、少数株主が現金の使い道を決めることはできない。

払う値段は帳簿の半分ほどだ。それでも、筆者は地代と現金の半分ほどしか株主のものと見ない。安く見える理由は、ちゃんとある。地代が配当として戻る日が来れば、評価は変わる。

何で稼ぐ会社か

売上は290億円で、ほぼすべてがパンと菓子だ。食品の事業の売上の4分の3がパンで、残りを和洋菓子と、グループ会社の焼き菓子などが占める。

パンは三つの顔を持つ。一つ目はスーパーやコンビニの棚に並ぶ自社ブランドのパンで、「大きなデニッシュ」と「ひとくちつつみ」が主力だ。2026年は増量の企画で値ごろ感を打ち出した。二つ目はキャラクターのパンで、子ども向けに人気のキャラクターを包装に使い、新しい客を呼ぶ。三つ目は業務用で、ハンバーガーチェーンのバンズや、コンビニの店内で加工する食材を作る。業務用は足元で好調だが、取引先の販促に合わせて作る仕事なので、値段の主導権は買い手にある。

パンは毎日焼いて、毎日運ぶ商売だ。工場と配送のトラックを持ち、人手が要る。原料の小麦や油脂、包装の資材、人件費、燃料の上昇が、そのまま利益を削る。会社はDPSと呼ぶ生産のやり方で効率を上げ、採算の低い品を減らしてきた。

もう一つの事業が不動産だ。2022年に閉じた横浜工場の跡地、約1.4万平方メートルを事業用の定期借地で31年貸す。売上は年4億円台と小さいが、費用がほとんどかからず、営業利益の大半を生む。

優良さと弱いところ

パンの事業には、堀、つまり他社がまねできない強みと呼べるものが乏しい。製パンは山崎製パンが群を抜く市場で、規模と配送網と棚の力で差がある。第一屋製パンの利益率は、良い年でも2%台だ。

値段を決める力も弱い。スーパーやコンビニはPBのパンを広げ、業務用の買い手は大手のチェーンだ。原料高の年は値上げが遅れ、2017年から2022年まで6年続けて営業赤字になった。2023年からの黒字は、横浜工場を閉じて生産を集め、採算の低い品を絞った成果だ。改善は本物だが、利益の厚みはまだ薄い。

地代は質の高い稼ぎだ。31年の契約で、借り手が決まっている。ただ、これは土地の値打ちで、パン屋の腕ではない。資本の使い方では、配当を出さず、現金を積んでいる。自己資本の稼ぎは過去10年の中央値でマイナスで、株主に報いた記録はほとんどない。地代を除けば、この会社の稼ぐ力はまだ証明の途中にある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のパンの市場は、数量で見ればほぼ横ばいだ。人口は減るが、朝食や昼食をパンで手早く済ませる人は増え、米からパンへの置き換えも続いてきた。値段は小麦や油脂、人件費の上昇で毎年のように上がっている。

競争の形ははっきりしている。山崎製パンが国内の製パンで圧倒的な力を持ち、敷島製パンやフジパンなどが続く。スーパーとコンビニは自社のPBのパンを広げ、大手の製パン会社に作らせている。中堅の製パン会社は、棚の取り合いと値段の交渉の両方で苦しい立場にある。

追い風は業務用だ。ハンバーガーチェーンやコンビニの店内調理は伸びており、決まった品を大量に作る仕事は工場の稼働を上げる。ただ、買い手は数社の大手で、値段の交渉力は向こうにある。

逆風は人手と物流だ。パンは毎日焼いて毎日運ぶので、運転手と工場の働き手の不足が直接効く。物流の2024年問題以降、配送の回数を減らす動きが進み、小さな会社ほど費用の負担が重い。業界の再編は、大手が中堅を取り込む形で進む可能性がある。第一屋製パンは、規模で劣る中堅として、この再編の受け身の側に立つ。地代という別の稼ぎがあることが、他の中堅との違いだ。

資本政策と M&A

配当は出していない。2025年12月期も2026年12月期の予想も無配だ。6年続いた赤字で利益剰余金が細ったことが理由だが、黒字に戻った今も再開していない。株主優待で焼き菓子を贈る案内はあるが、額は小さい。

純現金は30億円ほどあり、銀行の借入はない。ただ、そのうち10億円近くは横浜の借地の借り手から預かった保証金とみる。2024年12月期には大きな特別利益で純利益が膨らんだが、それも現金のまま残る。

大株主は豊田通商で、株の33%を持つ。原料の小麦の調達などでつながる。親会社ではないが、経営への影響は大きい。豊田通商が完全に取り込むか、大手の製パン会社に譲るかで、少数株主の行方は変わる。ただ、それは筋書きの確率でなく、事業と資本の中身で見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

今の値段には、横浜の地代の価値がほとんど入っていない。31年の定期借地で、年4億円台の賃料が入る。費用はほぼかからず、税引き後でも年3億円を超える。この地代だけで、時価総額の大半を説明できる。しかも銀行の借入はなく、現金は30億円ある。

パンの事業も立ち直った。2017年から6年続いた赤字を、横浜工場の閉鎖と生産の集約、採算の低い品の整理で抜け出した。2026年上期は売上が7%近く伸び、営業利益は2.5倍になった。業務用のバンズとコンビニの店内加工の食材は好調で、工場の稼働を押し上げる。

豊田通商が33%を持つことも、強気の材料になる。小麦の調達で結びつき、いずれ完全に取り込むか、大手の製パン会社との再編を仕切る立場にある。配当を再開すれば、それだけで見直される。帳簿の半分という値段は、地代と現金だけでも割安だ。地代と現金で下値が固く、パンの改善が続けば上値は大きい。この形の会社は、市場に見過ごされやすい。

慎重な見方

パン屋としての第一屋製パンは、稼げない会社だ。2017年から6年続けて営業赤字で、黒字に戻った今も食品の利益率は1%に届かない年がある。会社自身が2026年12月期の営業利益を前期より2割少なく見込む。下期は原料と人件費、物流費の上昇が再び利益を削る。

山崎製パンの規模と配送網には勝てない。スーパーとコンビニはPBを広げ、業務用の買い手は大手のチェーンだ。値段の主導権はどこにもない。人手不足と物流の2024年問題は、小さな会社ほど重くのしかかる。

地代は確かに固いが、株主には届かない。配当はゼロで、現金は積まれるだけだ。豊田通商が3分の1を握る会社で、少数株主に現金の使い道を決める力はない。2024年の大きな特別利益も、配当にならずに消えた。地代の価値を時価総額に足すのは、その現金が株主に戻る時だけだ。パンの事業が再び赤字に沈めば、地代の稼ぎもその穴埋めに消える。安い値段には、それだけの理由がある。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうがやや強い。地代の固さと、パンの事業の立ち直りは本物で、上振れの筋書きに重みを残した。ただ、パンの稼ぎの薄さは業界での位置から来るもので、すぐには変わらない。無配が続く限り、地代と現金の価値は半分ほどしか株主に届かない。中心は地代が利益を支え、パンが薄く稼ぐ筋書きに置いた。配当が再開されれば、強気の側へ確率を移す。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,189 円82 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 23 円2 億円)。 今の値に割り戻すと 554 円38 億円、今との差 −10.4%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,321 円161 億円 144 円10 億円 +298.9% +14.8% 173 円12 億円
やや楽観 18% 1,743 円121 億円 72 円5 億円 +193.7% +11.4% 327 円23 億円
中立 40% 1,401 円97 億円 0 円0 億円 +126.7% +8.5% 560 円39 億円
やや悲観 23% 530 円37 億円 0 円0 億円 −14.2% −1.5% 122 円8 億円
悲観 12% 253 円18 億円 0 円0 億円 −59.1% −8.6% 30 円2 億円
加重平均100% 1,189 円82 億円23 円2 億円 +96.1% +7.0% 1,212 円84 億円

今の株価時価総額 618 円43 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 業務用で工場が埋まり、利益率が過去の最良に並ぶ 利益 11 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 2,321 円161 億円

ハンバーガーチェーンとコンビニの業務用の仕事が増え、工場の稼働が上がる。自社ブランドの「大きなデニッシュ」とキャラクターのパンは値ごろ感で客をつかみ、数量は少し増える。値上げは物価を少し上回って通り、DPSの効率化で人手の不足も乗り切る。

食品の営業利益率は過去の最良の2%台に定着する。横浜の地代は契約の見直しで物価に近く上がる。会社は配当を再開し、自己資本の稼ぎは資本コストに並ぶ。豊田通商との取引も厚くなり、小麦の調達で他社より有利に立つ。中堅の製パン会社として、ようやく株主に報いる10年になる。地代も契約の見直しで物価に近く上がり、利益の土台を厚くする。

  • 食品(パン・和洋菓子):数量 3.0(販売個数(億個・年、推定))× 価格 138(1 個あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 415 億円・営業利益 10 億円。個数 1.05 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 2.3%
  • 不動産(横浜工場跡地の定期借地):数量 1.4(貸している土地の面積(万平方メートル))× 価格 40,188(1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目))→ 売上 6 億円・営業利益 5 億円。面積横ばい × 地代 1.25 倍、利益率 95%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.7% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 13.06 倍、時価総額 146 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:食品の利益率が過去の最良の2%台に定着する筋書きで、6年続いた赤字の記録を考えて低い確率にとどめた。

やや楽観 18% パンが薄く稼ぎ続け、地代が利益を押し上げる 利益 8 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,743 円121 億円

自社ブランドと業務用の両方で数量を保ち、値段は物価並みに上がる。原料と人件費の上昇は、DPSの効率化と採算の低い品の整理でほぼ吸収する。食品の利益率は1%台半ばと、2023〜24年の水準を保つ。

横浜の地代は契約の見直しで少しずつ上がり、営業利益の半分近くを支え続ける。配当は小さく再開するが、現金はなお積み上がる。自己資本の稼ぎは6%台で、資本コストには届かない。会社は安定するが、株主の取り分は利益の伸びほどには増えない。豊田通商との関係も、今の形のまま続く。パンの改善が地代の上に積み上がる形が、この筋書きの姿だ。工場の更新の投資も、自前の現金でまかなえる。

  • 食品(パン・和洋菓子):数量 2.9(販売個数(億個・年、推定))× 価格 136(1 個あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 390 億円・営業利益 6 億円。個数横ばい × 単価 1.36 倍、利益率 1.6%
  • 不動産(横浜工場跡地の定期借地):数量 1.4(貸している土地の面積(万平方メートル))× 価格 38,580(1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目))→ 売上 5 億円・営業利益 5 億円。面積横ばい × 地代 1.2 倍、利益率 95%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.8% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 106 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2023年からの黒字と2026年上期の増益は改善の証拠で、食品の利益率が1%台半ばを保つ道筋は十分ありうる。

中立 40% 地代が支え、パンは1%の利益率で横ばい 利益 6 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,401 円97 億円

パンの数量は10年で5%ほど減る。人口の減少をパン食の広がりと業務用の伸びがほぼ埋めるが、山崎製パンとPBとの棚の取り合いは続く。値段は物価並みに上がるが、原料と人件費、物流費の上昇がそれを食い、食品の利益率は1%前後にとどまる。

横浜の地代は契約の見直しで物価より緩やかに上がり、営業利益の6割ほどを生む。純利益は名目で6億円ほどになる。配当は出さず、現金は積み上がる。自己資本の稼ぎは5%前後で、資本コストに届かない。地代は固いが、株主の取り分はそれほど増えない。地代の契約は数年ごとの見直しで、物価よりゆるやかにしか上がらない。パン屋としての評価は変わらず、地代を持つ会社として値が付く。

  • 食品(パン・和洋菓子):数量 2.7(販売個数(億個・年、推定))× 価格 134(1 個あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 365 億円・営業利益 4 億円。個数 0.95 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 1%
  • 不動産(横浜工場跡地の定期借地):数量 1.4(貸している土地の面積(万平方メートル))× 価格 36,973(1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目))→ 売上 5 億円・営業利益 5 億円。面積横ばい × 地代 1.15 倍(定期借地の見直しは物価より緩やか)、利益率 95%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.0% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 81 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:パンの数量は人口とともに少し細り、利益率は1%前後、地代が利益の半分以上を支えるのが最もありそうな道筋とみた。

やや悲観 23% パンが赤字に戻り、地代だけが残る 利益 2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 530 円37 億円

小麦と油脂の値上がりが続き、人手不足で人件費と配送の費用が膨らむ。スーパーとコンビニはPBを広げ、業務用の買い手は値下げを迫る。パンの数量は1割以上減り、値上げは物価に追いつかない。食品の事業は2017年以前のような赤字に戻る。

利益を支えるのは横浜の地代だけになる。純利益はわずかに黒字を保つが、パンの赤字が地代の稼ぎの半分を食う。配当は出せず、工場の更新も先送りされる。価値は地代と手元の現金で測るしかなく、豊田通商が3分の1を持つ会社では、その半分ほどしか株主に届かない。地代は契約の見直しでもほとんど上がらない。会社は残るが、パン屋としての存在感は薄れていく。

  • 食品(パン・和洋菓子):数量 2.4(販売個数(億個・年、推定))× 価格 128(1 個あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 312 億円・営業利益 −2 億円。個数 0.85 倍 × 単価 1.28 倍、赤字
  • 不動産(横浜工場跡地の定期借地):数量 1.4(貸している土地の面積(万平方メートル))× 価格 35,365(1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目))→ 売上 5 億円・営業利益 5 億円。面積横ばい × 地代 1.1 倍、利益率 93%

倍率:パンが赤字で稼ぐ力は地代だけなので、今の自己資本 85.6 億円に PBR 0.292 を掛け、床の資産(地代の価値と余った現金の戻り方 0.5 の分)の 25 億円に合わせた。

確率:2017〜22年に6年続けて赤字だった記録があり、会社も2026年の減益を見込む。原料と物流の費用が重なれば赤字に戻りうるので厚めに置いた。

悲観 12% パンで大手に負け、地代を赤字の穴埋めに使う 利益 −1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 253 円18 億円

大手の製パン会社が業務用とPBの仕事を値段で取り、第一屋製パンの工場は稼働が落ちる。自社ブランドの棚も削られ、パンの数量は4分の1減る。値上げは原料高に追いつかず、食品の事業は大きな赤字が続く。

地代は入り続けるが、パンの赤字がそれを上回り、全社でも赤字になる。手元の現金は赤字の穴埋めと工場の更新に食われる。最後に残るのは横浜の地代の価値だけで、それも豊田通商と大手の再編の条件次第になる。少数株主は資産の使い道を決められず、清算の値段より低い所で値が付き続ける。地代の契約は残っても、借り手が見直しを求めれば上がらない。パン屋の看板は、大手の傘下で残るだけになる。

  • 食品(パン・和洋菓子):数量 2.1(販売個数(億個・年、推定))× 価格 120(1 個あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 258 億円・営業利益 −5 億円。個数 0.75 倍 × 単価 1.2 倍、赤字
  • 不動産(横浜工場跡地の定期借地):数量 1.4(貸している土地の面積(万平方メートル))× 価格 33,758(1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目))→ 売上 5 億円・営業利益 4 億円。面積横ばい × 地代 1.05 倍、利益率 93%

倍率:赤字なので PER は当てない。今の自己資本 85.6 億円に PBR 0.205 を掛け、床の資産(地代の価値の戻り方 0.5 の分)の 17.5 億円に合わせた。

確率:中堅の製パン会社は大手との競争と人手不足で事業を縮める例がある。過去の長い赤字の記録から1割強に置いた。地代が床を支えるので重くはしない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

食品(パン・和洋菓子)

自社ブランドのパン、キャラクターのパン、業務用のバンズ、和洋菓子、グループの焼き菓子。

数量販売個数(億個・年、推定)価格1 個あたりの平均出荷単価(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 2.9 100 287 2
10 年後 中立 2.7 134 365 4

取り方:2025 年 12 月期の売上 289.6 億円から不動産の約 3.0 億円を引いた 286.5 億円。個数は非開示なので、菓子パンと食パン、業務用をならした出荷単価を 1 個 100 と置き、年 2.9 億個と推定。利益は全社の営業利益 4.66 億円から不動産の約 2.8 億円を引き、本社費を戻した推定。

不動産(横浜工場跡地の定期借地)

横浜市戸塚区の工場跡地 約 1.4 万平方メートルを事業用定期借地で 31 年貸す。

数量貸している土地の面積(万平方メートル)価格1 平方メートルあたりの年間の地代(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 1.4 32,150 5 4
10 年後 中立 1.4 36,973 5 5

取り方:面積 14,181 平方メートル(2022 年の開示)。賃料は守秘義務で非開示だが、全額を計上した 2026 年上期の不動産の売上 2.28 億円を年に直した 4.56 億円から、1 平方メートルあたり年 32,150 と出した。2025 年 12 月期の実績は 6 月からの計上で約 3.0 億円なので、今の行は 1 年分に直した値。利益率は上期の 96% を基にした。

リスクと懸念

原料と人件費、物流費

小麦や油脂、包装の資材は国際相場と為替で動く。パンは毎日焼いて運ぶので、人手不足の人件費と配送の費用も直接効く。値上げが遅れる年は、食品の薄い利益がすぐに消える。

大手とPBとの競争

製パンは山崎製パンが圧倒的な力を持ち、スーパーとコンビニはPBのパンを広げる。中堅の第一屋製パンは棚の取り合いと値段の交渉の両方で不利な立場にある。

業務用の買い手の力

ハンバーガーチェーンやコンビニ向けの業務用は伸びているが、買い手は数社の大手だ。取引の条件が変わったり、仕事を他社に移されたりすれば、工場の稼働が一気に落ちる。

地代への依存

営業利益の大半を横浜工場跡地の地代が生む。31年の契約で固いが、借り手の事情や契約の見直しで賃料が変わる恐れはゼロではない。地代を除いたパンの稼ぎの薄さが、本当の課題だ。

無配と現金の使い道

配当は出していない。純現金は30億円ほどあるが、株主に戻る道筋は見えない。豊田通商が3分の1を持つので、少数株主が現金の使い道を決めることはできない。

今後の分かれ目

配当を再開し、利益の一定の割合を返す方針を示したら
現金と地代の戻り方を引き上げ、価値を見直す。
食品の営業利益率が2%台に乗り、2年続いたら
パンの事業の立ち直りが定着したとみて、上振れの筋書きの確率を上げる。
食品の事業が再び赤字になったら
地代だけが残る筋書きに寄せる。
豊田通商が持株を買い増すか、大手の製パン会社との再編の話が出たら
資本の行方が変わる場面になりうる。ただし筋書きの確率は事業と資本の中身で決める。
業務用の大口の取引先を失ったら
工場の稼働が落ちるとみて、悲観側に寄せる。

見ておくもの

  • 食品の事業のセグメント利益率
  • 小麦・油脂の価格と人件費
  • 配当の再開の有無
  • 豊田通商の持株比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段から置かず、資本コスト8.25%と10年後の事業の稼ぎだけで決めた。事業のROEは中立で5%前後とkに届かないので、PERの上限は1÷kで、中立はその7割に置いた。地代は会社全体の利益に入れ、別に資産として足していない(二重に数えない)。悲観側だけ、地代の価値と現金に戻り方0.5を掛けた床で測った。今のPBRが0.5倍であることは計算の後に比べただけで、割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.6→13.06 倍・やや楽観 PER 9.4→12.12 倍・中立 PER 8.75→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 第一屋製パン 2026年12月期 中間決算短信
  2. 第一屋製パン 事業用定期借地権設定契約の締結に関するお知らせ(2022年12月)

分析日 2026-10-20