株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

湖池屋 2226

芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,801 円405 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,770 円509 億円差 −20.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 3,801 円405 億円 · 差 −20.3% · 期待の年率 +4.5%
期待の年率リターン(10 年)+4.5%資本コスト比 −3.2 pt
推定の資本コスト7.7%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.7% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

湖池屋は、日本で最初にポテトチップスを作った会社だ。国内スナック菓子で、カルビーに次ぐ二番手にいる。筆者の結論は、10 年の見通しは悪くないが、今の時価総額は少し先を見すぎている、である。

稼ぎの中心は、プライドポテト・ピュアポテト・ストロング・カラムーチョといった、少し高めの値段で売れる商品だ。安売りで利益が消えた 2010 年代前半の反省から、値段を競わない道に切り替え、営業利益は 10 年前の 100 倍を超える水準になった。2020 年からは日清食品ホールディングスが親会社になり、持ち株は 45% を超える。

成長の材料は 3 つある。1 つ目は、岐阜に建てた中部工場で、ポテトの生産力が約 1.2 倍になること。2 つ目は、台湾・ベトナム・タイに米国が加わった海外で、売上が年 20% ほどのペースで伸びてきたこと。3 つ目は、会社が掲げる 2030 年度の売上 1,000 億円という目標だ。

弱みも同じくらいはっきりしている。主役のじゃがいもは天候で歩留まりが落ち、国産芋 100% を看板にしているぶん、値段の上下をかぶりやすい。規模はカルビーの 4 分の 1 ほどしかなく、価格競争が再燃すれば守りに回る。

数量は人口減でほぼ横ばい、値段は物価並みに上がると置くと、10 年後の純利益は今の約 1.8 倍にとどまる。これを正当な倍率で割り引くと、今の値段には届かず、「やや割高」と出た。日清食品による非公開化の思惑はあるが、買う側の都合で決まる値段であり、事業の価値とは切り離して考える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「この事業を 10 年持ち続けたいか」がまず問われる。

ポテトチップスは、日本人が 50 年以上食べ続けてきた商品だ。需要が急に消えることはない。湖池屋のブランドも、2010 年代の低迷を経て、むしろ磨かれた。オーナー利益、つまり再投資を引いて株主の手元に残る利益は、今は小さい。ここ数年は新工場に大きく投じており、営業利益 39 億円に対して 1 年の設備投資が 90 億円を超えた。

堀は、首位の堀ほど深くない。カルビーという相手が、棚も広告も上回る。それでも高付加価値の商品で値段を取れているのは、味と品質に自信がある証拠だ。一方、芋の不作が来れば、利益は一気に削られる。堀というより、小さな勝ち組の強みと呼ぶのが近い。

安全域は薄い。今の時価総額は利益の約 19 倍で、10 年の成長を先取りしている。純利益が 1.8 倍になっても、倍率が 14〜15 倍に落ち着けば、10 年の値上がりは年 3% 台にとどまる。

結論として、筆者は事業の質は評価するが、今の値段で持つ理由は見いだしにくい。親会社の日清食品が買い増す思惑は、事業の価値ではなく買い手の事情で決まるため、考慮に入れない。

何で稼ぐ会社か

事業の中身は、スナック菓子の製造と販売だ。売上の約 9 割が国内、約 1 割が海外である。

国内の稼ぎ頭は 3 つの束に分けられる。1 つ目は、プライドポテト・ピュアポテト・ストロングなど、新しく育てた高付加価値の商品群で、国内売上の 4 割台半ばを占める。2 つ目は、1962 年発売の「湖池屋ポテトチップス」で、約 4 分の 1 を占める。3 つ目は、スコーンやドンタコスなどのコーンスナックで、約 1 割半を占める。辛くて旨い「カラムーチョ」や「すっぱムーチョ」は、海外へ出ていくときの先兵でもある。

工場は国内に 6 つある(関東・関東第二・関東第三・中部・京都・九州阿蘇)。北海道では、ふらの農協の「シレラ富良野」にも製造を任せている。2022 年に埼玉・熊本・岐阜で新工場を稼働させ、設備投資は直近の 1 年で約 92 億円に上った。

売る先は、スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどの小売店だ。商品は卸売業者を通して流れ、湖池屋が受け取る値段は店頭価格の 7 割強になる。販売に使うお金(販促費・リベート)が利益を左右しやすいのは、この構造のためだ。

海外は、台湾の連結子会社(議決権 51%)、ベトナムの自社工場、タイ、2025 年設立の米国が柱である。香港・中国は日清食品との合弁で、利益は持分法で入る。ベルギーには支店がある。海外の営業利益は、赤字だった数年前から 6 億円台に乗った。国内の営業利益は約 38 億円で、全体の利益の大半を占める。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、ブランドと味の開発力にある。「湖池屋」の名前が持つ老舗の信用と、カラムーチョという唯一の辛旨ブランドは、10 年先も通用すると見る。ただし、堀の幅は首位ほど広くない。ポテトチップスの棚は、カルビーが過半を握る。

値段を決める力は、中くらいだ。2025 年 7 月には、内容量を減らす実質の値上げを 8〜15% 通した。2026 年 2 月にも、23 品で 4〜11% の値上げに踏み切った。それでも利益率は 6% 台にとどまる。原料の芋・油・包材と人件費が、値上げの先を走っているからだ。

資本の使い方では、中部工場に約 100 億円を投じたことを評価している。ポテト製造力が 1.2 倍になり、老朽化した関東と京都のラインも置き換える。ただし、この投資が効くのは稼働率が上がってからで、当面は減価償却が重い。

財務は健全だ。自己資本比率は 45%、純有利子負債は 47 億円で、利払いは営業利益の 1 割に届かない。借入は 2034 年に満期を迎え、そのとき金利は今より上がっている。

弱みは 3 つある。第 1 に、芋への依存だ。第 2 に、売上が約 600 億円と小さく、広告費の勝負でカルビーに押される。第 3 に、親会社が 45% を握り、少数株主の取り分は経営判断の外にある。

筆者が評価するのは、安売りで消耗した過去の失敗から、値段を競わない道へ戻ったことだ。経営の腕は確かである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のスナック菓子は、小売金額が 2025 年に 6,000 億円を超えた。ただし伸びの中身は値上げだ。生産数量は 28 万トン台で、長く横ばいが続く。人口は減るが、簡便さや小腹満たしの需要、インバウンドが数量を支えている。

競争の形は、カルビーが国内スナックで 1,786 億円(2026 年 3 月期の 9 か月累計)の売上を立て、ポテトチップスの過半を握る構図だ。湖池屋は、小売金額換算でおよそ 12% のシェアを持つ二番手である。ほかに、明治・ヤマザキビスケット・東ハトなどが並ぶ。

分かれ目は、芋の確保だ。2025 年はじゃがいもの不作で、生のじゃがいもを使うポテトチップスの販売を絞る動きが出た。需要は成型ポテトチップスやコーンスナックに移り、サツマイモや海産物を使う「その他スナック」は 2 けた成長を続けた。国産芋 100% を看板にする湖池屋は、この影響を正面から受ける。

追い風もある。高付加価値の商品は値上げが通りやすく、2025 年度の市場の伸び率を湖池屋が上回ってきた。海外のポテトチップス市場は、アジア・北米・欧州が大きく、一人あたりの消費額は日本の数倍に達する国もある。湖池屋は「カラムーチョ」を先兵に、台湾・ベトナム・タイから米国へ広げている。

業界の前提は、数量が中立で 10 年に 0.9〜1.05 倍、値段は物価並みという見方だ。湖池屋は、シェアを 1 ポイント強積み増せる位置にいるが、籍を置く市場は伸びない。

資本政策と M&A

資本政策の中心は、親会社の日清食品ホールディングスだ。出資比率は 45.1% で、湖池屋は「第 2 の収益の柱」と位置づけられている。商品開発、原料の共同調達、海外が協力の柱である。

株主還元は年 1 回の期末配当が基本で、配当性向は 22% 台と低い。自社株買いの実績は見当たらない。稼いだ利益を工場と海外に回す方針だ。中立の筋書きでも、還元は純利益の 3 割ほどとみている。

M&A は、買う側としては小さな動きにとどまる。大きな買収はなく、海外は現地法人の自前の立ち上げだ。買われる側としては、日清食品が完全子会社にする可能性が残る。

ただし、買収は日清食品の都合で決まる。少数株主にとっての価値は、事業の稼ぐ力で測るべきだ。持分の高い親会社がいるぶん、市場の流通は少なく、値動きも荒くなりやすい。

株主優待は、100株以上で2.5千円相当の自社商品。会社は優待の費用を開示していないため、株主 約1.3万人(自社商品の原価と送料)から年3億円と推定した。優待は株主が受け取る現物の還元なので、10年の還元に年額×10年を、中立1.0・やや悲観0.75・悲観0.5の係数で足した(費用は販管費として利益から引き済みで、自己資本の流れには入れない)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

湖池屋は変わった会社だ。2010 年代前半は営業利益率が 0〜4% の低空飛行だったが、2016 年に社名を戻して付加価値経営に転じ、利益率を 6% 台まで引き上げた。プライドポテト、ピュアポテト、ストロングという柱が国内売上の 4 割台半ばを占め、市場の伸びを上回る成長を続けている。

中部工場が満席になれば、減価償却を吸収して利益率はさらに上がる。西日本のシェアも伸びている。2026 年 2 月の値上げに続き、2026 年 7 月にはプライドポテトをフルリニューアルした。芋の高騰を値上げで通せる力が、すでに試されて通っている。

海外も強い。売上は 6 年で 3 倍近くになり、台湾・ベトナム・タイが黒字に乗った。2025 年に設立した米国は、これから育つ。海外のポテトチップス市場は日本より何倍も大きい。カラムーチョは、辛旨という競合のいない味で入り込める。

日清食品という親会社が、原料の調達と海外の販路を後押しする。2030 年度の売上 1,000 億円という目標は、海外が 3 倍になれば手が届く。10 年後に利益率が 8% 台に乗れば、時価総額は今の 2 倍近くになる。

慎重な見方

稼ぐ力に比べて、期待が先走っている。2026 年 3 月期の営業利益は 3.7% 減り、2027 年 3 月期の会社予想も 0.8% 増にとどまる。売上は増えても、芋の歩留まり低下と販促費、中部工場の償却で利益が伸びない。

原料は、じゃがいもの不作が毎年のように起こる世界になった。国産芋 100% の看板は、ブランドの強みであると同時に、調達コストの重しだ。カルビーが非ポテトの商品を拡販して価格を改定すると、湖池屋の棚は削られる。

海外の営業利益は 6 億円台で、全体の 15% ほどにすぎない。米国は設立したばかりで、台湾には地政学の影が差す。連結売上の 1 割で、会社全体の成長を引っ張るのは難しい。

さらに、親会社が 45% を握るため、少数株主が望む還元は後回しになりやすい。配当性向は 2 割台で、自社株買いはない。稼ぎを工場と海外に回す方針は、利益が出なければ株主の手元に何も残らない。10 年たっても、利益率が今の 6% 台から動かない可能性は高い。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強いと判断し、確率を悲観側に寄せた。理由は 3 つある。第 1 に、利益率の改善は、値上げと工場の稼働率が両方そろって初めて実現するため、道筋が細い。第 2 に、芋の調達という外部の事情が、悪い年に利益を大きく削る。第 3 に、親会社の 45% が、還元の期待を抑える。

強気の見方が正しいのは、中部工場が埋まり、海外が 3 倍になる筋書きだ。やや強気と合わせて 3 割に置き、楽観は 8% にとどめた。悲観は、価格競争と芋の不作が重なって優良さを失う筋書きで、10% とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,239 円666 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,202 円128 億円)。 今の値に割り戻すと 3,801 円405 億円、今との差 −20.3%、 期待の年率 +4.5%(資本コスト 7.7%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 12,235 円1,305 億円 1,687 円180 億円 +191.9% +11.3% 1,114 円119 億円
やや楽観 22% 9,018 円962 億円 1,462 円156 億円 +119.7% +8.2% 2,306 円246 億円
中立 36% 7,236 円772 億円 1,312 円140 億円 +79.2% +6.0% 3,077 円328 億円
やや悲観 24% 2,330 円249 億円 961 円103 億円 −31.0% −3.6% 790 円84 億円
悲観 10% 1,118 円119 億円 422 円45 億円 −67.7% −10.7% 154 円16 億円
加重平均100% 6,239 円666 億円1,202 円128 億円 +56.0% +4.5% 7,441 円794 億円

今の株価時価総額 4,770 円509 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.7% を下回るほど割高。

楽観 8% 中部工場が満席になり、海外が 3 倍半に育つ 10 年 利益 76 億円 · PER 17.0 倍 · 株価時価総額 12,235 円1,305 億円

中部工場が満席になり、高付加価値の商品が国内の稼ぎの主役になる。プライドポテトとピュアポテトは 10 年先も値上げが通り、国内の営業利益率は 9% 台半ばに乗る。国産芋の看板が、インバウンドと輸出で強みに変わる。

シェアは 15% に届く。カルビーの非ポテト路線の陰で、ポテトの本格派が残した余白を、湖池屋が埋める。

海外は、台湾・ベトナム・タイが定着し、米国が立ち上がる。売上は 3 倍半に伸び、営業利益率も 11% に乗る。2030 年度の売上 1,000 億円という目標は、数年遅れで達成される。

資本政策は、利益が増えるので配当も増え、中立より厚い。親会社の日清食品との連携が深まるが、非公開化の値段は価値に含めない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内スナック事業:数量 900(国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア)× 価格 1.34(値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む))→ 売上 886 億円・営業利益 84 億円。シェア 15%・高付加価値が定着
  • 海外事業:数量 164(現地での販売数量(百万袋換算))× 価格 201(1 袋あたりの出荷単価(円、名目))→ 売上 329 億円・営業利益 36 億円。北米・アジアで 3.5 倍

倍率:事業の純利益 76 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.9% が k 7.70% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.0 倍。全体の PER 17.04 倍、時価総額 1,295 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気の見方が全部そろう筋書き。値上げが通り、中部工場の稼働率が上がり、米国が軌道に乗る。3 つが同時に起こるのは例外的なので、確率は 8% にとどめた。

やや楽観 22% 値上げが通り、シェアを 1 ポイント積み増す 10 年 利益 59 億円 · PER 16.1 倍 · 株価時価総額 9,018 円962 億円

高付加価値の商品が着実に伸び、国内シェアは 14% になる。値上げは物価並みに通り、中部工場の稼働率が上がって営業利益率は 8% 台に改善する。芋の高騰は一部あるが、規格改定と値上げで吸収できる。

海外は、台湾とベトナムが安定した柱になり、米国は小さく黒字化する。売上は 3 倍になる。

会社目標の売上 1,000 億円には、数年遅れて届く。還元は純利益の 3 割で続き、財務は純現金に戻る。

親会社の日清食品との連携は、原料の共同調達と海外の販路で実を結ぶ。ただし、カルビーの牙城は崩れず、湖池屋は二番手のまま、利益を積み上げる会社になる。国産芋の看板は強みとして残り、インバウンドの土産需要が値上げを支える。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内スナック事業:数量 823(国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア)× 価格 1.34(値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む))→ 売上 810 億円・営業利益 67 億円。シェア 14%・値上げが通る
  • 海外事業:数量 140(現地での販売数量(百万袋換算))× 価格 201(1 袋あたりの出荷単価(円、名目))→ 売上 282 億円・営業利益 28 億円。海外 3 倍

倍率:事業の純利益 59 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.70% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.1 倍。全体の PER 16.11 倍、時価総額 950 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:高付加価値路線は、すでに値上げが通ってきた実績がある。国内の改善と海外の伸びが一部そろう筋書きなので、楽観の 3 倍弱の確率を置いた。

中立 36% 数量は横ばい、値段は物価並み、利益率はじわり上がる 10 年 利益 48 億円 · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 7,236 円772 億円

国内は、人口減で市場の数量が 10 年で 5% ほど減り、湖池屋のシェアが 12.3% から 13.3% に上がって相殺する。値段は物価並みに上がり、売上は 1.4 倍の 750 億円ほどになる。国内の営業利益率は、中部工場の効率と値上げで 7.5% に上がる。

海外は、年 10% の数量増で、台湾・ベトナム・タイが柱になり、米国は小さく立ち上がる。売上は 2.6 倍の 240 億円ほど、営業利益率は 9% になる。

連結の営業利益率は 7% 台に上がる。会社の 1,000 億円目標には、約 10 年かけて届く。還元は純利益の 3 割。日清食品が親会社である体制は続き、少数株主向けの還元は大きく増えない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内スナック事業:数量 758(国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア)× 価格 1.34(値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む))→ 売上 746 億円・営業利益 56 億円。シェア 13%強・数量はほぼ横ばい
  • 海外事業:数量 121(現地での販売数量(百万袋換算))× 価格 201(1 袋あたりの出荷単価(円、名目))→ 売上 244 億円・営業利益 22 億円。海外 2.6 倍

倍率:事業の純利益 48 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.4% が k 7.70% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.7 倍。全体の PER 15.69 倍、時価総額 753 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気と慎重がぶつかる落としどころ。ただし慎重な見方がやや強いため、中立の確率は 4 割を切る 36% にとどめ、残りを悲観側に寄せた。

やや悲観 24% 芋の高騰が続き、価格競争で利益率が戻る 10 年 利益 20 億円 · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 2,330 円249 億円

じゃがいもの不作が数年おきに起こり、国産芋 100% が重荷になる。値上げは必要なだけ通らず、価格は物価の伸びに追いつかない。国内の営業利益率は 5% に戻る。

カルビーが非ポテトの商品を拡販して棚を押さえ、湖池屋のシェアは 11.8% に下がる。国内市場の数量も 8% 減る。

海外は、米国の立ち上がりが遅れ、台湾の地政学も重なって、数量は 1.8 倍にとどまる。営業利益率は 6%。

中部工場の稼働率が上がらず、償却が重くのしかかる。還元は純利益の 35% を維持するが、金額は小さい。

ブランドそのものは崩れない。ただし、高付加価値の商品が値段を取れる範囲は狭まり、広告と販促に使うお金が増えて、利益に残る分は減る。10 年後の湖池屋は、収益力の低い、規模の小さい二番手のスナックメーカーになる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×0.8=22.5億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内スナック事業:数量 651(国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア)× 価格 1.30(値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む))→ 売上 622 億円・営業利益 31 億円。芋の高騰で値上げが追いつかない
  • 海外事業:数量 84.0(現地での販売数量(百万袋換算))× 価格 188(1 袋あたりの出荷単価(円、名目))→ 売上 158 億円・営業利益 9 億円。米国の立ち上げが遅れる

倍率:ROE 約 5.7% は k の 7.4% に届かない。ROE が k 未満の会社の PER は 1÷k(13.5 倍)が上限で、利益の質が落ちたこの筋書きでは、それより低い 11.53 倍に置いた。PBR は 0.7 倍で中立より低い。

確率:国産芋の看板は、不作の年に調達コストの重しになる。カルビーが価格を動かせば棚が削られる。慎重な見方がやや強いと見て、中立に近い確率を置いた。

悲観 10% 芋と価格競争で優良さを失い、工場が重荷になる 10 年 利益 2 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 1,118 円119 億円

国内で、じゃがいもの不足が常態になる。国産芋 100% の看板は守れず、原料の値上がりを値上げで通せない。カルビーと低価格品に棚を取られ、シェアは 10.5% に下がる。値段は物価に追いつかず、国内の営業利益率は 2% まで落ちる。

海外は、米国で撤退に近い失敗を重ね、台湾の地政学リスクも顕在化して、赤字を抜けられない。

中部工場は稼働率が上がらず、減損を迫られる。2034 年の借入の借り換えで金利が上がり、利払いも利益を食う。

配当は大幅に減らし、10 年の還元は途中の年の利益と、遊休の工場用地や設備の売却で 30 億円ほどを保つ。日清食品が株を買い増して非公開にする余地はあるが、筋書きには入れない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×0.5=15億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内スナック事業:数量 554(国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア)× 価格 1.25(値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む))→ 売上 509 億円・営業利益 10 億円。シェア縮小・価格競争
  • 海外事業:数量 56.0(現地での販売数量(百万袋換算))× 価格 173(1 袋あたりの出荷単価(円、名目))→ 売上 97 億円・営業利益 0 億円。海外は赤字を抜けない

倍率:純利益はほぼ消え、利益から値は付けられない(稼ぐ力は数億円)。床は、売れる資産の税引き後の額。今の自己資本 213 億円に 0.56 倍を掛けた。EV で見ると EV ÷ 営業利益は 55 倍(営業利益が 3 億円ほどに縮むため)で割高に見える、利益の倍率では測れないので、資産の床で置いた。

確率:芋の調達難、価格競争、海外の失敗が重なる構造的な負け。新工場の償却と借入の金利上昇が、利益の薄さに重なる。優良さを失う確率は 1 割に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内スナック事業

ポテトチップス(湖池屋ポテトチップス・プライドポテト・ピュアポテト・ストロング・カラムーチョ)とコーンスナック(スコーン・ドンタコス)。売上の約 9 割。

数量国内スナック市場の実質規模(億円、2025 年の値段)× シェア価格値段の指数(2025 年 = 1.0。物価と値上げ・内容量の変化を含む)売上営業利益
今 2026/03 738 1.00 542 38
10 年後 中立 758 1.34 746 56

取り方:国内スナック市場の小売金額は 2025 年に 6,000 億円超(全日本菓子協会)で、数量は 28 万トン台の横ばい。湖池屋の国内売上は約 542 億円(連結 611.6 億円から海外を引いた推定)で、出荷ベースは小売の約 73% とみて、小売換算で約 740 億円、シェア約 12%(0.123 × 6,000 億円 = 738)。カルビーは国内スナック売上が 9 か月で 1,786 億円(年 約 2,400 億円)で、小売換算ではシェア 5 割台半ば。営業利益は連結 38.7 億円から海外 6 億円と本社費約 5 億円を整理して約 38 億円と推定。価格は名目の指数で、物価並みに上がる(10 年 1.34 倍)。数量は実質で、市場は人口減で 10 年 0.95 倍、湖池屋のシェアは中部工場と高付加価値で 12.3% から 13.3% へ。

海外事業

台湾(議決権 51%)・ベトナム・タイ・米国(2025 年設立)の子会社と、ベルギー支店・輸出。カラムーチョを先兵に、各国のチャネルに合わせた商品を売る。売上の約 1 割。

数量現地での販売数量(百万袋換算)価格1 袋あたりの出荷単価(円、名目)売上営業利益
今 2026/03 46.7 150 70 6
10 年後 中立 121 201 244 22

取り方:海外の連結売上は構成比 10% 前後で約 70 億円、営業利益は約 6 億円(EDINET DB の集計)。出荷単価を 1 袋 150 円と推定し、数量は約 4,670 万袋(70 億円 ÷ 150 円)。香港・中国は持分法で入る。単価は名目で、物価並みに上がる(為替は 1 ドル 150 円で固定)。数量は、2018 年から 2024 年まで売上が年 19% 伸びた実績をもとに、中立は 10 年で 2.6 倍(年 10%)に鈍化させた。 数量は実物(袋数)。2018〜2024 年の物価上昇は年 2% 前後で、売上の年 19% 増の大半は数量の伸びだったため、年 10% の数量は実質の伸び。

リスクと懸念

じゃがいもの調達と歩留まり

国産芋 100% を看板にしているため、不作の年に調達コストが上がり、歩留まりも落ちる。2026 年 3 月期は、この影響と販促費で 3 四半期の営業利益が 15% 減った。値上げで追い付けない年が続けば、利益の水準が下がる。

カルビーとの競争

国内スナックでは、カルビーが過半を握る。非ポテトの商品を拡販し、価格改定を重ねる相手に対して、湖池屋の規模は 4 分の 1 ほどだ。棚と広告で押されると、高付加価値路線の値段が通らなくなる。

中部工場の償却と稼働率

中部工場は約 100 億円の投資で、稼働率が上がるまでは減価償却が利益を重くする。会社は「数億円の収益改善」を見込むが、工場が満席にならなければ、投資が利益に変わらない。

親会社の持ち株と少数株主の取り分

日清食品ホールディングスが 45.1% を持ち、経営の舵は親会社の意向と重なる。配当性向は 22% 台で、自社株買いの実績がない。親会社の都合で非公開化されれば、値段は買い手が決める。

海外事業の地政学と立ち上げ

台湾は議決権 51% の連結子会社で、台湾海峡の緊張が事業に響く。2025 年に設立した米国は、まだ立ち上げの段階で、赤字が膨らむ可能性がある。海外の営業利益は連結の 15% ほどで、1 つ失敗しても致命傷にはならないが、成長の柱としては心もとない。

借入の借り換え金利

借入の約 89 億円は 2034 年に満期を迎える。そのとき金利は、今より上がっている。借入が重い会社ではないが、新工場の償却と重なると、利益の薄さが目立つ。

今後の分かれ目

中部工場の稼働率が上がり、国内の営業利益率が 7% に乗ったら
国内の利益率が構造として上がる兆しとみて、やや楽観の筋書きに確率を移す。
じゃがいもの不作が 2 年続き、値上げが追い付かなくなったら
国産芋 100% の看板が重荷になっているとみて、やや悲観の筋書きの確率を上げる。
カルビーが値上げを止め、価格競争を仕掛けてきたら
湖池屋のシェアが 12% を割る恐れがあるとみて、悲観側の確率を引き上げる。
米国法人が黒字化し、海外の営業利益が 15 億円を超えたら
海外が成長の柱として立つとみて、やや楽観・楽観の確率を上げる。
日清食品が完全子会社化の方針を出したら
買い手が決める値段になるので、事業の価値は変わらないが、少数株主としての判断は別に考える。
配当性向を 40% 以上に引き上げ、自社株買いを始めたら
還元の姿勢が変わったとみて、ROE の見通しと還元額を引き上げる。

見ておくもの

  • 中部工場の稼働率と減価償却の負担、国内の営業利益率が 7% に乗るか
  • じゃがいもの作柄と歩留まり、国産芋 100% の調達コスト
  • カルビーの価格改定とシェアの動き(インテージの市場データ)
  • 米国・台湾・ベトナム・タイの売上と営業利益(海外の営業利益が 15 億円に届くか)
  • 日清食品ホールディングスの出資比率と、湖池屋に対する方針
  • 2030 年度の売上 1,000 億円という目標の進み具合

倍率と資本コストの決め方

国内を「市場の実質規模 × シェア」、海外を「販売数量 × 単価」で積み上げ、数量は実質、値段は物価並み(10 年 1.34 倍)で置いた。倍率は、k 7.7%(基本 7.5% に quality −0.1%)と、10 年中立の ROE から出した正当化 PER の約 9 割(14.5 倍)で決め、今の株価(PER 19 倍・PBR 2.4 倍)や同業の倍率は根拠にしていない。中立の PER が 1÷k(13.5 倍)を上回ることを確かめた。今の株価に寄せていないかを点検すると、10 年の期待リターンが年 3% 台にとどまり、「やや割高」に出た。これは今の値段が割安に見えても変わらない。新リース会計基準(2028 年 3 月期から)は、営業利益が少し増え、純有利子負債がリース負債の分だけ増える。10 年後の数字は、今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 16.1→17.04 倍・やや楽観 PER 15.1→16.11 倍・中立 PER 14.5→15.69 倍・やや悲観 PER 12→11.53 倍)。

資本コスト 7.7% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality −0.1% を足した。事業が傾いているわけではないので上乗せはない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.40% → 7.70%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 株式会社湖池屋 事業説明(日清食品ホールディングス・2025 年 9 月)
  2. 株式会社湖池屋 有価証券報告書テキスト(EDINET DB)
  3. スナック菓子市場・カルビーと湖池屋の動向(日本食糧新聞)

分析日 2026-10-16