株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

日糧製パン 2218

北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)549 円11 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,170 円45 億円差 −74.7%
10 年後から見ると 割高 価値 549 円11 億円 · 差 −74.7% · 期待の年率 −6.1%
期待の年率リターン(10 年)−6.1%資本コスト比 −14.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日糧製パンは、札幌に本社を置く北海道の製パン会社だ。食パンの「絹艶」、菓子パン、チーズ蒸しパンなどの和菓子、調理パンと米飯を道内のスーパーとコンビニに届ける。売上は190億円、山崎製パンが3割の株を持つ。

筆者の結論は割高だ。売上は大きいが、営業利益率は1%前後にとどまる。自己資本55億円の半分以上は土地の再評価と持ち合い株の含み益で、事業が生む純利益は1〜2億円しかない。

地場の強みはある。工場を道内の4か所に持ち、毎朝焼いたパンを広い北海道の隅々まで運ぶ網は、よそ者には作りにくい。イオン北海道、コープさっぽろ、セイコーマートが売上の4割を占める。

ただ、その網は人と燃料で動く。最低賃金と物流費の上昇は物価より速く、値上げは小売の棚の取り合いで遅れる。北海道の人口は全国より速く減る。10年後の中立の時価総額は20億円前後とみる。

大株主の山崎製パンが残りの株を買い取る日が来れば、話は変わる。ただ、それがいつ、どの値段になるかは読めない。筆者は買い取りの期待を値段に入れない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、地元に愛される商売と、株主にとって良い商売は別物だという見本だ。

10年後も、北海道の朝の食卓に日糧のパンは並ぶだろう。配送網と地元の棚は簡単には崩れない。だが、その事業が株主に残す利益は、売上の1%にも満たない。オーナー利益、つまり工場とトラックの維持に要る投資を引いて自由に使える現金は、年に1億円前後しかない。

帳簿の55億円も、その多くは土地の再評価と持ち合い株の含み益だ。工場の土地を売れば事業が止まる。退職給付の引当金15億円という、借金に近い約束もある。

経営は資本を上手に使っているか。配当は小さく、自社株も買わない。株主の半分以上が取引先で、資本の効率を問う声は届きにくい。

安全域を稼ぐ力で測れば、今の値段に余裕は無い。山崎が買い取る日が来れば話は別だが、それは筆者が予測できることではない。株主として持ち続けたい事業かと問われれば、筆者は首を横に振る。良い品を作る会社であることと、資本に報いる会社であることは、ここでは一致していない。

何で稼ぐ会社か

創業は1940年代にさかのぼる。札幌の月寒工場を中心に、琴似、釧路、函館に工場を持つ。道内に毎日、焼きたてのパンと菓子を届ける地場の会社だ。

売上190億円の中身は5つに分かれる。いちばん大きいのは菓子パンで65億円、主力は「北の国のベーカリー」だ。次が調理パン・米飯類の44億円で、サンドイッチやおにぎりをコンビニやスーパーに納める。和菓子が34億円で、ロングセラーの「チーズ蒸しパン」や串団子、日持ちのする「福かまど」がある。食パンは30億円で、発売20年の「絹艶」が看板だ。洋菓子は12億円で、シュークリームやロールケーキを作る。

売り先は道内の小売りだ。イオン北海道が17%、コープさっぽろが14%、セイコーマートを運ぶセイコーフレッシュフーズが11%を占める。

山崎製パンとは2009年に業務資本提携を結んだ。山崎は株の30%を持つ。従業員は正社員636人に、ほぼ同じ数のパートが加わる。人の手で回る商売だ。売上に占める人件費と物流費の重さが、この会社の利益の薄さを決めている。毎日焼いて毎日運ぶという仕組みは、作り置きのきく菓子のメーカーとはまるで違う。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、北海道という広い土地での配送網と、地元の棚だ。

日持ちしないパンを毎日、稚内から函館まで届けるには、道内の工場とトラックの網が要る。本州の大手が一から作るのは割に合わない。「絹艶」やチーズ蒸しパンのように、道民に長く親しまれた品もある。

しかし、その強みは利益にはなっていない。営業利益率は過去12年で0.5%から2.3%の間にあり、直近は0.6%だ。ROE、つまり自己資本に対する純利益の割合の中央値は2.6%にとどまる。

値決めの力は小売の側にある。上位3社で売上の4割を占め、店頭では山崎や大手のプライベートブランドと並ぶ。原材料や人件費が上がっても、値上げは半年から1年遅れて、しかも一部しか通らない。

帳簿も見かけほど強くない。退職給付の引当金が15億円あり、借入26億円と合わせると負債は重い。自己資本比率は38%で、食品メーカーとしては薄い部類に入る。経営の努力は、品質の向上と経費の抑制に向いている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

パンの市場は成熟している。国内の食パンと菓子パンの消費量は、人口とともにゆるやかに減る。北海道の人口は全国より速く減り、2050年までに3割近く減ると見込まれる。とくに地方の町ほど減りが速い。

一方で、単身の世帯と共働きの家庭は増え、調理パンやおにぎり、小分けの和菓子の需要は底堅い。コンビニの棚は、この会社にとって数量を保つ頼みの綱だ。

費用の側は厳しい。小麦や油脂、砂糖の値段は世界の相場と円の水準で決まる。最低賃金は年に5%前後上がり、パートの多い工場ほど響く。広い北海道では、トラックの運転手の不足と燃料代が物流費を押し上げる。

競争の相手は山崎製パンと、道内の小さなパン屋、そして小売りのプライベートブランドだ。山崎は大株主でもあり、正面から争う関係ではない。ただ、値決めの主導権がメーカー側に戻る兆しは見えない。

筆者は、10年で数量が1割減り、値段は物価にわずかに届かないと見る。

明るい材料もある。観光客の増加で、北海道らしさを打ち出した和菓子や土産向けの品は道外にも売れる。ただ、売上の大半を占める毎日のパンでは、この追い風は小さい。

資本政策と M&A

還元は小さい。配当の総額は年3千万円ほどで、2026年3月期の配当性向は4割を超えた。自社株買いの実績は無い。株主優待として、1単元以上の株主に自社製品を送る。株主数は2,500人ほどで、費用は年に数百万円と小さい。

資本の構成には特徴がある。山崎製パンが30%、取引先の持株会が16%、ADEKAと北洋銀行がそれぞれ5%を持つ。株主の半分以上が取引先で、経営に厳しい注文が付きにくい。

山崎による完全子会社化は、いつでもありうる選択肢だ。山崎は2009年の提携以来、持株比率を3割に保っている。ただ、具体的な動きは見えない。

設備投資は年7億円ほどで、ほぼ減価償却と同じだ。古い工場の建て替えが来れば、建築費の上昇で借入が増える。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

見落とされているのは、北海道での立場の強さだ。広い道内に毎日パンを届ける網は、本州の大手には作れない。イオン北海道、コープさっぽろ、セイコーマートという地元の3強が売上の4割を占め、互いに離れられない関係にある。

商品にも力がある。食パンの「絹艶」は発売20年を迎え、品質の訴求で売上を伸ばした。チーズ蒸しパンや「福かまど」の和菓子は、道外への販路も広がる。北海道産の小麦や米を使った商品は、観光客の土産にもなる。

利益の改善の余地は大きい。2027年3月期の会社の予想は、営業利益2億円と前期の1.6倍だ。値上げは遅れても、いずれ通る。減価償却は取得した時の値段のままで、物価が上がる分だけ利益率は自然に持ち上がる。

最大の選択肢は山崎製パンだ。3割を持つ大株主が完全子会社にすれば、少数株主は買い取りの値段を受け取れる。自己資本は55億円あり、今の時価総額はその8割にすぎない。札幌の工場の土地だけでも、帳簿で47億円ある。地元の取引先が株主に並ぶ構図は、裏を返せば会社が地域に欠かせない存在だという証しでもある。

慎重な見方

地元に強くても、もうからない会社はもうからない。営業利益率は過去12年で最高でも2.3%、直近は0.6%だ。ROEの中央値は2.6%で、資本コストの8%に遠く及ばない。

費用の上昇は構造的だ。最低賃金は年に5%前後上がり、パートの多い工場を直撃する。広い北海道では物流費の上昇が本州より重い。小麦や油脂の値段も、円安と世界の需給で振れる。値上げは小売の棚の取り合いで遅れ、全部は通らない。

数量も細る。北海道の人口は全国より速く減り、地方の町ほど減りが速い。配送網の強みは、運ぶ先の人が減れば重荷に変わる。

帳簿の厚さは見かけだ。55億円の自己資本のうち、27億円は土地の再評価、5億円は持ち合い株の含み益だ。退職給付の引当金15億円と借入26億円が負債に乗る。

山崎による買い取りは、山崎の都合で決まる。3割で足りている今、高い値段で残りを買う理由は乏しい。買い取りがあっても、利益の薄い会社の値段は利益の薄さで決まる。少数株主が期待するほどの上乗せになるとは限らない。

どちらに重みを置いたか

強いのは慎重な見方だ。北海道での配送網と地元の棚は本物だが、利益率は長く1〜2%にとどまり、費用の上昇が値上げを上回る。

確率は中立を厚くし、悲観側をやや厚めに置いた。山崎製パンによる買い取りは、時期も値段も読めないので、価値の計算には入れず、分かれ目として示した。値上げが2期続けて通り、利益率が2%を超えれば、見方を楽観側に動かす。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,003 円21 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 159 円3 億円)。 今の値に割り戻すと 549 円11 億円、今との差 −74.7%、 期待の年率 −6.1%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,198 円46 億円 287 円6 億円 +14.5% +1.4% 174 円4 億円
やや楽観 18% 1,553 円33 億円 215 円5 億円 −18.5% −2.0% 318 円7 億円
中立 40% 1,152 円24 億円 167 円4 億円 −39.2% −4.9% 528 円11 億円
やや悲観 23% 382 円8 億円 119 円3 億円 −76.9% −13.6% 115 円2 億円
悲観 12% 172 円4 億円 48 円1 億円 −89.9% −20.5% 26 円1 億円
加重平均100% 1,003 円21 億円159 円3 億円 −46.5% −6.1% 1,162 円24 億円

今の株価時価総額 2,170 円45 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 値上げが定着し、利益率が過去の山に戻る 利益 4 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,198 円46 億円

物価の上昇が当たり前になり、小売りも毎年の値上げを受け入れる。単価は1.36倍と物価をわずかに上回る。「絹艶」と和菓子のブランドが棚を守り、数量の減りはパンで3%にとどまる。和菓子は道外と観光客の土産に広がる。

工場の償却は取得時の値段のままで、売上が名目で伸びる分だけ利益率を押し上げる。営業利益率は2.5%と、過去12年の山を少し上回る。営業利益は6億円、純利益は4億円だ。

配当は増え、10年の還元は6億円。それでもROEは5%台で、資本コストに届かない。土地の再評価で膨らんだ自己資本が、ROEを低く見せる面もある。山崎製パンとの協力で原材料の調達が安くなることも、この姿を後押しする。

  • パン・調理パン・米飯:数量 127(出荷個数(百万個))× 価格 150(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 190 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 2.4%
  • 和菓子・洋菓子:数量 38.5(出荷個数(百万個))× 価格 163(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 63 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 2.8%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 46 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが費用の上昇に追いつき、償却の据え置きが利益率を押し上げ、数量の減りも小さい、という条件が揃う必要がある。過去12年の山の利益率を上回る姿で、確度は低い。

やや楽観 18% 値上げが遅れて通り、利益率が2%に戻る 利益 3 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,553 円33 億円

数量は人口とともにパンで7%、和菓子で4%減る。単価は物価並みの1.34倍まで、1年遅れで追いつく。

調理パンと米飯はコンビニの棚で底堅く、和菓子の日持ちのする品が道外に広がる。償却は取得時の値段のままで、工場の建て替えは一部にとどまる。

営業利益率は1.9%に戻り、営業利益は4.5億円、純利益は2.8億円になる。

配当は少し増え、10年の還元は4.5億円。自己資本は68億円、ROEは4%に届かない。地元の棚を守りながら、ようやく利益が人並みに近づく姿だ。山崎製パンとの原材料の共同購入や物流の協力が深まれば、この筋書きの確度は上がる。

  • パン・調理パン・米飯:数量 122(出荷個数(百万個))× 価格 147(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 179 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 1.8%
  • 和菓子・洋菓子:数量 37.0(出荷個数(百万個))× 価格 161(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 59 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 2.2%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.0% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 32 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027年3月期の会社予想は営業利益2億円で回復の途上にある。値上げが遅れて通ってきた実績もある。ただ人件費と物流費の上昇は続く。

中立 40% 数量は1割減り、利益率は1%台半ば 利益 2 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,152 円24 億円

北海道の人口が減り、パンの数量は1割、和菓子は8%減る。単価は値上げの遅れで物価にわずかに届かず、1.32倍だ。

人件費と物流費は物価より速く上がる。一方で、今ある工場の償却は取得時の値段のまま増えない。建て替える工場の分だけ、新しい値段の償却が少しずつ足される。2つが打ち消し合い、営業利益率は1.5%と、過去の中央値に近い水準にとどまる。

営業利益は3.4億円、純利益は2億円だ。借入の金利は3.5%へ上がり、利息が少し増える。

配当は今の水準を保ち、優待を含めた10年の還元は3.5億円。自己資本は66億円、ROEは3%強だ。

地元の棚は守れるが、利益は物価の上昇に追いつくのがやっとである。

  • パン・調理パン・米飯:数量 118(出荷個数(百万個))× 価格 145(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 171 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 1.4%
  • 和菓子・洋菓子:数量 35.4(出荷個数(百万個))× 価格 160(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 57 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 1.8%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 24 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去12年の営業利益率の中央値に近い水準が続く、最も自然な姿。費用の上昇と値上げの遅れ、償却の据え置きが相殺する。

やや悲観 23% 費用が値上げを上回り、利益がほぼ消える 利益 1 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 382 円8 億円

最低賃金は年に5%上がり、トラックの運転手も足りない。費用は物価より速く上がるが、値上げは小売の棚の取り合いで1.27倍にとどまる。数量はパンで15%、和菓子で12%減る。

営業利益率は0.5%に落ち、営業利益は1億円、純利益は0.5億円だ。工場の建て替えで借入が増え、利息が利益を削る。

配当は減り、10年の還元は2.5億円。自己資本はほとんど増えない。

帳簿の土地は工場が建つ場所で、売れば事業が止まる。山崎製パンが支えるか、手放すかで会社の行く末が決まる。少数株主は、その決定をただ待つ立場に置かれる。配当も細り、持っている理由が薄れていく。

  • パン・調理パン・米飯:数量 111(出荷個数(百万個))× 価格 140(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 155 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 0.4%
  • 和菓子・洋菓子:数量 33.9(出荷個数(百万個))× 価格 152(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 52 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.7%

倍率:稼ぐ力(純利益0.5億円÷k)は約6億円。売れる資産の税後から純負債と退職給付を引き、戻り方0.5を掛けた床(約9億円)の手前で、今の自己資本の0.145倍に置いた。

確率:2026年3月期は費用の上昇を吸収できず営業利益率0.6%まで落ちた。最低賃金と物流費の上昇は続く見込みで、この姿は現に近い。

悲観 12% 赤字が続き、工場を畳んで縮む 利益 −3 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 172 円4 億円

北海道の地方の人口が急速に減り、パンの数量は22%、和菓子は20%減る。小売りはプライベートブランドを広げ、単価は1.2倍しか上がらない。

配送網は運ぶ先が減って重荷になる。営業損失が続き、純損失は年3億円近くに達する。地方の工場を畳み、借入で穴を埋める。

配当は止まり、10年の還元は1億円。

残る価値は札幌の工場の土地と持ち合い株だ。ただ退職給付と借入が重くのしかかり、少数株主の手に届く分はわずかだ。

この筋書きでは、北海道の朝の食卓から日糧のパンが減り、本州の大手とプライベートブランドがその棚を埋める。山崎製パンも、赤字の会社を高く買い取る理由は持たない。

  • パン・調理パン・米飯:数量 102(出荷個数(百万個))× 価格 132(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 135 億円・営業利益 −2 億円。営業利益率 -1.5%
  • 和菓子・洋菓子:数量 30.8(出荷個数(百万個))× 価格 144(1個あたりの平均の卸単価(円))→ 売上 44 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率 -1.2%

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。売れる資産の税後から膨らんだ純負債と退職給付を引き、戻り方0.5を掛けた床(約3.7億円)で、今の自己資本の0.065倍。

確率:人口減、費用の上昇、小売りのプライベートブランドが重なる構造的な負け。道内の配送網は残るので、1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

パン・調理パン・米飯

食パン(絹艶など)、菓子パン(北の国のベーカリー)、サンドイッチ・おにぎりなどの調理パン・米飯と、仕入れ商品。道内のスーパー・コンビニに毎日配送する。

数量出荷個数(百万個)価格1個あたりの平均の卸単価(円)売上営業利益
今 2026/03 131 110 144 1
10 年後 中立 118 145 171 2

取り方:2026年3月期の食パン30.1・菓子パン64.9・調理パン米飯44.1・仕入4.7億円の合計143.8億円(短信の部門別売上)。個数の開示は無く、平均の卸単価を約110(円/個)として約1.3億個と推定。単一セグメントのため営業利益1.21億円を、価格競争の強いパンに0.55%、菓子に0.9%と配分した推定。

和菓子・洋菓子

チーズ蒸しパン・串団子・福かまどなどの和菓子と、シュークリーム・ロールケーキなどのチルドの洋菓子。

数量出荷個数(百万個)価格1個あたりの平均の卸単価(円)売上営業利益
今 2026/03 38.5 120 46 0
10 年後 中立 35.4 160 57 1

取り方:2026年3月期の和菓子33.8・洋菓子12.3億円の合計46.2億円(短信)。個数の開示は無く、平均の卸単価を約120(円/個)として約3,850万個と推定。利益は配分した推定。

リスクと懸念

人件費と物流費の上昇

パートの多い工場は最低賃金の引き上げを直接受ける。広い北海道では運転手の不足と燃料代が物流費を押し上げる。費用が値上げより速く上がれば、1%前後の利益率はすぐに消える。

小売りへの依存と値決め

イオン北海道・コープさっぽろ・セイコーマートで売上の4割。プライベートブランドと棚を争い、値上げは遅れて一部しか通らない。

北海道の人口減

道内の人口は全国より速く減り、地方の町ほど減りが速い。毎日の配送網は、運ぶ先が減れば固定費の重荷になる。

原材料と為替

小麦・油脂・砂糖・米の値段は世界の相場と円の水準で振れる。2026年3月期は米の高騰が米飯類を圧迫した。

退職給付と工場の老朽化

退職給付の引当金15億円は借金に近い約束だ。古い工場を建て替えれば、建築費の上昇で借入が膨らみ、金利3.5%の利息がのしかかる。

今後の分かれ目

山崎製パンが完全子会社化を提案したら
提示の値段で価値が決まる。本質価値の計算とは別に、提案の値段を基準に見直す。
営業利益率が2期続けて2%を超えたら
値上げの定着とみて、やや楽観の確率を厚くする。
営業利益が2期続けて赤字になったら
悲観の確率を厚くする。
工場の統廃合や大きな建て替えが決まったら
投資の額と借入の増え方で、利益率と利息の見込みを置き直す。
配当性向の引き上げや自社株買いの方針が示されたら
資本の使い方の改善とみて、中立の倍率を上限に近づける。

見ておくもの

  • 営業利益率と値上げの実績
  • 最低賃金と物流費の動き
  • 上位3社の小売りの売上比率
  • 山崎製パンの持株比率と提携の動き
  • 工場の建て替えと借入の残高

倍率と資本コストの決め方

今の株価は見ずに、パンと菓子の個数と単価、利益率から10年後の利益を積んだ。ROEはどの筋書きも資本コスト8.5%を下回るため、PERは1÷k(12.5倍)を上限に利益の質で8〜9割に置いた。悲観側は稼ぐ力が小さいので、土地と持ち合い株の税後から純負債と退職給付を引き、戻り方0.5を掛けた床で置いた。自己資本の厚さや今のPBRには寄せていない。中立のPBRが0.3倍を割るのは、自己資本の半分以上が土地の再評価と含み益でROEが3%しかないためで、売れる資産の床(約9億円)は中立を下回ることを確かめた。山崎製パンによる買い取りの値段は予測できないので価値に入れていない。新リース会計基準の影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.2→11.76 倍・やや楽観 PER 10.6→11.76 倍・中立 PER 10→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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分析日 2026-10-20