株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

かどや製油 2612

ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,766 円488 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,950 円815 億円差 −40.1%
10 年後から見ると 割高 価値 1,766 円488 億円 · 差 −40.1% · 期待の年率 +1.0%
期待の年率リターン(10 年)+1.0%資本コスト比 −6.3 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

かどや製油は「かどやの純正ごま油」で知られる、ごま油の専業に近い会社だ。筆者の結論は、事業は優良だが、今の値段は本質価値を大きく超える割高というものだ。

売上の約 8 割がごま油で、国内の家庭用と業務用、北米向けの輸出が柱になる。国内は人口減で数量が細る。そこを値上げと北米の伸びで補う構図だ。原料のごまは全量が輸入で、相場と円安が利益を揺らす。

財務は軽い。純現金が約 120 億円あり、自己資本比率は 8 割近い。ただ資本の効率は並で、ROE の 10 年の中央値は 8% 前後にとどまる。堀は深いが、稼ぐ額そのものが小さい会社だ。

足元ではインテグラルによる TOB が進む。買付総額は全株換算で約 700 億円、会社は賛同した。商社 2 社と創業家が 6 割強を握るため、親子上場に近い形がようやく整理される。ただ価値はその値段では測らない。10 年先の利益と資本コストから見ると、確率で重みをつけた価値は今の時価総額の 6 割に満たない。

公正取引委員会の命令と取消訴訟、原料高の利益への打撃が残る。TOB が不成立なら、市場の期待が剥がれる点も見ておきたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、かどやは「いい商売だが、払える値段には上限がある」会社だ。

いい商売である理由は 3 つある。ブランドが香りと一緒に覚えられていること、国内で首位であること、負債がなく現金が厚いことだ。10 年後もごま油は売れる。堀は国内で広く、北米で少し広がる。

だが、持ち続けたい会社かと問われると、迷う。ごまの値動きを自分で決められず、ごま油一本で、稼ぎの額が小さい。オーナー利益、つまり再投資を除いた株主の取り分は、足元で年 20 億円台だ。ここに 7.5% の資本コストを当てると、事業の価値はおのずと決まる。

経営の資本配分は、堅実だが物足りない。現金は積み上がり、ROE は 7〜8% 台。自社株買いで資本を絞る姿勢は見えない。商社と創業家が筆頭株主で、少数株主のための資本効率は後回しになってきた面がある。

安全域は薄い。事業の本質価値と今の値段の間に、大きな開きがある。わからない点は、公取委の訴訟の結末と、北米の伸びの限界だ。この 2 つは確率に反映した。

何で稼ぐ会社か

事業は 3 つに分けて見る。国内のごま油、海外のごま油、食品ごまとその他だ。

国内のごま油は売上の約 6 割を占める。家庭用の「かどや純正ごま油」「金印ごま油」が看板で、外食・食品メーカー向けの業務用も持つ。ごまを炒って搾る製法で、香りが商品そのものだ。国内の家庭用市場は約 390 億円(日本食糧新聞の推定)で、かどやは首位とされる。

海外は売上の約 2 割だが、利益は最も厚い。主戦場は北米で、日本産ごま油の中では約 7 割のシェアを持つと会社は言う。和食だけでなく、洋食や健康志向の需要に売り込む計画だ。

食品ごまは、すりごまや煎りごまなど加工したごまの事業で、家庭用の自社ブランドと小売の自社ブランドの両方を手がける。売上の約 2 割だが、利益は薄い。2026 年 3 月期のセグメント利益は 1.8 億円にとどまった。原料高が重い。

原料のごまは全量を海外から買う。ごま油は原料費の比重が高く、仕入れの値動きと為替が原価を直撃する。2023 年 10 月と 2024 年 5 月に値上げをして、数量を保ったまま金額を伸ばした実績がある。

優良さと弱いところ

かどやの堀は、ブランドと製法の信用にある。ごま油は「かどやの香り」を指名して買う人が多く、値上げが通りやすい。ここは強い。

競合は竹本油脂、日清オイリオ、九鬼産業などだ。ただ家庭用の棚で、国内首位の座は長く動いていない。一度選ばれた銘柄は替えられにくく、原料高の局面でも 2 回の値上げを数量を落とさず通した。

弱いところは 3 つある。1 つ目は事業が一本足で、ごま油が売上の 8 割近いこと。2 つ目は原料が全量輸入で、価格を自分で決められないこと。3 つ目は 2025 年 5 月に公取委から排除措置命令と課徴金納付命令を受けたことだ。業務用ごま油と食品ごまの取引で、不当な取引制限があったとされた。会社は事実認定に争いがあるとして取消訴訟を起こしている。

資本効率は並だ。ROE は直近で 7% 台、10 年の中央値は 8% 台。自己資本の 8 割近くが厚い現金と設備で、稼ぐ力に比べ資本が重い。筆者は、ここを経営がどう直すかを見たい。2026 年 3 月期の営業利益率は 9.5% だが、2027 年 3 月期は先行投資で 7% 台へ下がる計画だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のごま油市場は、静かに伸びてきた。家庭用の市場は 2018 年の約 290 億円から 2024 年の約 390 億円へ膨らんだ。炒め物や中華だけでなく、和え物や仕上げの香り付けまで使い道が広がった。

ただ数量そのものは、人口が減る国では長く伸びない。伸びの大半は値上げによる金額で、数量は横ばいから微減が自然だ。筆者は国内を 10 年で 5% 減と置く。

北米では、アジア系の食材店から一般のスーパーへ棚が広がる途中にある。かどやは日本産ごま油で約 7 割のシェアを持つが、北米のごま油全体で見れば韓国や中国の銘柄が大きい。日本産という枠の中の首位であり、市場を広げた分だけシェアが落ちる面もある。

原料の側は荒い。ごまの主産地は西アフリカやエチオピア、ミャンマーで、気候と政情で相場が跳ねる。黒ごまはミャンマー産の上昇が続き、代替の南米産も高い。ごま油の原料は価格が先に上がり、製品価格の改定が後を追う。

ごま油は単価が高い調味料だ。値上げは通りやすいが、重なれば小売の自社ブランドや安い調合油へ流れる。業界の分かれ目は、この値ごろ感の限界と、北米で西洋食に使い道を広げられるかだ。

資本政策と M&A

資本政策は、いま大きな転機にある。

株主は、三菱商事が約 27%、三井物産が約 22%、創業家系の小沢物産と小沢商事で約 16% だ。この 3 者で 6 割強を握る。上場しているのに、実質は商社と創業家の支配下という形だった。

2026 年 9 月、インテグラルが TOB を発表した。買付総額は約 580 億円で、全株に換算すると約 700 億円。会社は賛同し、応募を推奨している。創業家は応募せず、非公開化後も約 25% の議決権を持って残る。下限は 50.09% で、上限は設けない。

配当は、利益の 40% か純資産の 3.5% の高い方が目安だった。TOB に伴い、2027 年 3 月期の期末配当を見送る。報道では、別の事業会社が拘束力のある提案を検討し、ファンド 1 社が調査を進めているとも伝わる。

筆者は、TOB 価格を価値の物差しにしない。この価格は買い手の事情でも動く。TOB が成立すれば、少数株主にとっての評価は売却で終わる。成立しなければ、市場の期待が剥がれた後の事業価値が問われる。純現金は 120 億円あるが、配当性向は 5 割弱で、現金は年々積み上がっている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

かどやは日本の食卓の香りを握る会社で、10 年で利益は大きく伸びる。国内は値上げが通る実績がある。2023 年と 2024 年の値上げで数量はほとんど落ちなかった。ブランドの力は本物だ。

本命は北米だ。日本産ごま油の約 7 割を持つ首位が、和食から洋食、健康志向へ需要を広げている。海外の利益率は 30% 近い。数量が 2 倍になれば、全社の営業利益は今の 3 倍近くに膨らむ。

食品ごまは今は薄利だが、家庭用の自社ブランド品が好調で、原料高が一巡すれば利益が戻る。財務は純現金で、設備投資と M&A の余地がある。TOB に関心を示す買い手が複数いること自体が、事業価値の証拠だ。非公開化後は投資家の目で効率が上がり、利益率は 10% を超えて定着する。

配当も、利益の 4 割か純資産の 3.5% を目安に安定している。現金が積み上がっているので、効率化の余地は大きい。国内で首位のブランドは、少しの工夫で数字が動く。

慎重な見方

かどやは、利益の源が 1 つの会社だ。ごま油が売上の 8 割近く、原料のごまは全量輸入で、相場と円安に利益が左右される。2027 年 3 月期の営業利益は 25% 近く減る計画で、利益はすでに頭打ちに見える。

国内は人口減で数量が減る。値上げを重ねるほど、小売の自社ブランドや調合油へ客が移る。2 回の値上げが通ったのは、物価が上がる環境だったからにすぎない。

北米の 7 割は日本産という狭い枠の中の数字だ。ごま油市場全体では韓国や中国の銘柄が大きく、関税や現地の競争が重くなれば利益が崩れる。公取委の命令は取引先の信頼を傷つけ、取消訴訟は長引く。資本効率も低い。ROE は 10 年の中央値で 8% 台と、資本コストをようやく超える程度で、高い倍率を払う理由はない。

TOB の話題で株価が跳ねたが、それは事業の価値が増えたからではない。買い手が支配権を求めて払う値段だ。買い手が降りれば、数字だけが残る。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。ブランドと国内首位は本物だが、成長の源である北米は枠が狭く、原料は価格を決められない。利益の額が小さいので、少しの原料高で利益率が大きく動く。

確率は下振れ側を厚くした。やや悲観を 24%、悲観を 10% に置き、楽観は 8% に抑えた。中立は 36% で最大だが、国内の縮みと北米の伸びが釣り合う姿を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,517 円695 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 732 円202 億円)。 今の値に割り戻すと 1,766 円488 億円、今との差 −40.1%、 期待の年率 +1.0%(資本コスト 7.2%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,478 円1,513 億円 1,086 円300 億円 +122.5% +8.3% 525 円145 億円
やや楽観 22% 3,793 円1,047 億円 833 円230 億円 +56.8% +4.6% 1,018 円281 億円
中立 36% 2,538 円701 億円 724 円200 億円 +10.6% +1.0% 1,174 円324 億円
やや悲観 24% 1,196 円330 億円 688 円190 億円 −36.1% −4.4% 452 円125 億円
悲観 10% 433 円120 億円 362 円100 億円 −73.0% −12.3% 80 円22 億円
加重平均100% 2,517 円695 億円732 円202 億円 +10.1% +1.0% 3,249 円897 億円

今の株価時価総額 2,950 円815 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:北米が倍増に近く伸び、国内も値上げが続く 利益 79 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 5,478 円1,513 億円

北米が計画を上回り、国内も値上げが通り続ける。海外のごま油は数量が 10 年で 2.2 倍になる。西洋食向けの用途が広がり、現地の販売網が整って、利益率は 28% まで上がる。国内は数量を保ち、値上げを重ねても客が離れない。

食品ごまは、原料高が一巡して家庭用の自社ブランド品が伸び、薄利から抜ける。非公開化後に経営の効率も上がり、全社の営業利益率は 15% を超える。ただ、これは 10 年の間に原料高・訴訟・関税のどれも大きな傷にならない場合だ。

公取委の訴訟も、課徴金の額の範囲で収まり、取引先との関係も大きく傷まない。

  • 国内ごま油:数量 2.1(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,518(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 313 億円・営業利益 28 億円。営業利益率 9.0%
  • 海外ごま油:数量 1.3(販売数量(万トン、推定))× 価格 2,100(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 268 億円・営業利益 75 億円。営業利益率 28.0%
  • 食品ごま・その他:数量 0.8(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,608(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 133 億円・営業利益 7 億円。営業利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 78 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 18.78 倍、時価総額 1,513 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:北米の倍増に近い伸びと国内の値上げ継続、原料高の一巡が同時に要る。北米の枠の狭さ、利益の小ささ、公取委の訴訟を考えて 8% に抑えた。

やや楽観 22% やや楽観:北米が 8 割ほどで伸び、利益率が上がる 利益 59 億円 · PER 17.2 倍 · 株価時価総額 3,793 円1,047 億円

北米が計画の 8 割ほどで伸び、国内は数量を 2% 減にとどめる。海外のごま油は数量が 1.8 倍になり、営業利益率は 25% を保つ。国内は 2 回の値上げのあとも、家庭用のブランドが数量を支える。

食品ごまは家庭用の自社ブランド品が増え、利益率がわずかに上がる。全社の営業利益率は 12% 台になる。原料高は一部の値上げと為替の落ち着きで吸収する。

公取委の命令は取消訴訟の結果いかんにかかわらず、業績の重荷にはならない。海外の伸びと国内の値上げが両立し、10 年後の ROE は 10% 台に乗る。

  • 国内ごま油:数量 2.0(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,496(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 303 億円・営業利益 23 億円。営業利益率 7.5%
  • 海外ごま油:数量 1.0(販売数量(万トン、推定))× 価格 2,055(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 215 億円・営業利益 54 億円。営業利益率 25.0%
  • 食品ごま・その他:数量 0.8(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,608(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 125 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 4.0%

倍率:事業の純利益 58 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 17.15 倍、時価総額 1,042 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内ブランドの強さと北米の拡販は確かだが、利益率が上がるには原料と為替の安定が要る。海外の伸びが計画に届かなかった前例もあり 22% とした。

中立 36% 中立:国内は物価で支え、北米は鈍る 利益 43 億円 · PER 15.4 倍 · 株価時価総額 2,538 円701 億円

国内は縮む量を値上げで支え、北米は伸びるが勢いは鈍る。国内のごま油は数量が 10 年で 5% 減り、売上は 290 億円ほど。海外のごま油は数量が 1.5 倍になり、売上は 175 億円ほど。

北米は和食以外へ広がるが、韓国・中国の銘柄との競争と関税が利益率を 22% に抑える。国内は原料高の転嫁が遅れながらも、利益率は 6% まで戻る。食品ごまは薄利のままで、全社の営業利益率は 10% ほどだ。

自己資本は 530 億円ほどで、ROE は 8% 前後。資本コストをわずかに上回る程度だ。配当は純資産の 3.5% を軸に出し続けるが、現金は積み上がり続ける。

  • 国内ごま油:数量 2.0(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,474(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 289 億円・営業利益 17 億円。営業利益率 6.0%
  • 海外ごま油:数量 0.9(販売数量(万トン、推定))× 価格 2,010(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 175 億円・営業利益 39 億円。営業利益率 22.0%
  • 食品ごま・その他:数量 0.7(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,608(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 115 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 42 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.1% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 15.43 倍、時価総額 696 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内は縮み北米は鈍る、というもっとも無理のない筋書き。強気と慎重の主張がほぼ釣り合うが、慎重側がやや強いので、最大でも 36% にとどめた。

やや悲観 24% やや悲観:国内が早く縮み、北米は利益が出にくい 利益 26 億円 · PER 11.7 倍 · 株価時価総額 1,196 円330 億円

国内が早く縮み、北米は伸びても利益が出にくくなる。国内の数量は 10 年で 1 割減り、小売の自社ブランドが家庭用の棚を取る。値上げは通りにくくなり、価格は物価に 1 割弱届かない。

北米は関税と現地の競争で、数量は 1.2 倍にとどまる。利益率は 17% まで下がる。食品ごまはほぼ利益が出ない。公取委の命令を受けた取引先との交渉でも、条件が厳しくなる。

全社の営業利益率は 7% ほどで、今の水準を下回る。ROE は 5% 台。資本コストに届かず、倍率も上限の 1÷k 付近までしか上がらない。

原料のごまが高止まりすれば、値上げが遅れた分だけ利益が削られる。現金は積み上がるが、使い道が定まらないまま眠る。

  • 国内ごま油:数量 1.9(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,430(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 266 億円・営業利益 12 億円。営業利益率 4.5%
  • 海外ごま油:数量 0.7(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,950(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 136 億円・営業利益 23 億円。営業利益率 17.0%
  • 食品ごま・その他:数量 0.7(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,560(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 106 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 1.5%

倍率:ROE 5.4% が k 7.25% 以下なので PER の上限は 1÷k の 13.3 倍(ためた利益は額面未満)。その 85% の 11.69 倍を採用。稼ぐ力は純利益 26 億円で、余った現金は 0.75 倍で足した。

確率:一本足の事業、全量輸入の原料、国内の人口減、関税と競争を考え、下振れ側を上より厚い 24% とした。2027 年 3 月期の計画が減益であることも根拠。

悲観 10% 悲観:取引先が離れ、構造的に負ける 利益 7 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 433 円120 億円

構造的に負ける。公取委の命令を受けた業務用の取引先が離れ、課徴金に加えて取引条件が悪化する。国内は小売の自社ブランドと調合油に押され、数量が 2 割減る。値上げも通らなくなり、価格は物価に大きく遅れる。

北米は関税と現地の安いごま油に押される。日本産という枠のシェアは落ち、数量は 2 割減る。原料のごまは相場が急騰して転嫁できず、食品ごまは赤字になる。

全社の営業利益は 10 億円に届かない。資本の大半は現金と設備で、稼ぐ力は大きく崩れる。非公開化が成立しなかった場合の、TOB の期待が消えた姿でもある。

  • 国内ごま油:数量 1.7(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,320(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 218 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 1.5%
  • 海外ごま油:数量 0.5(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,800(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 84 億円・営業利益 7 億円。営業利益率 8.0%
  • 食品ごま・その他:数量 0.6(販売数量(万トン、推定))× 価格 1,440(1kg あたり平均単価(円、名目・推定))→ 売上 88 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率 -1.0%

倍率:ROE が k 7.25% 以下で稼ぐ力は純利益 7 億円と小さく、事業の価値は床を下回る。そこで今の自己資本 374 億円に 0.32 を掛け、純現金約 120 億円の床(売れる資産の税後)と同じ額に置いた。ためた利益には掛けない。余った現金は 0.5 倍で足す形に近い。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.32 倍・時価総額 120 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:取引先の離反・小売の自社ブランドの台頭・北米の競争が重なる構造的な負けの筋書き。財務は厚く全部が重なる確率は高くないが、公取委の訴訟という個別の傷もあるので 10% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内ごま油

家庭用の「かどや純正ごま油」「金印ごま油」と、外食・食品メーカー向けの業務用。売上の約 6 割。

数量販売数量(万トン、推定)価格1kg あたり平均単価(円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/03 2.1 1,100 227 10
10 年後 中立 2.0 1,474 289 17

取り方:国内ごま油の売上を 227 億円(ごま油事業 314 億円から海外向け約 87 億円を引いた推定)とし、1kg あたり千百円前後の品が年 2.1 万トン売れていると置いた。家庭用は高め、業務用は低めの混ぜ合わせ。数量は人口減で中立 10 年 0.95 倍、価格は物価並みの 1.34 倍。市場は、家庭用が約 390 億円(2024 年・日本食糧新聞)、業務用を同程度の約 300 億円と推定し、かどやの国内シェアは金額で 3 割強。セグメント利益は海外向けと国内向けの切り分けが開示になく、ごま油事業 36.3 億円から海外向けの見通しを引いて推定した。

海外ごま油

北米を中心にした輸出と現地販売。日本産ごま油では約 7 割のシェア(会社調べ)。売上の約 2 割。

数量販売数量(万トン、推定)価格1kg あたり平均単価(円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/03 0.6 1,500 87 26
10 年後 中立 0.9 2,010 175 39

取り方:海外向けごま油の売上を、2027 年 3 月期の会社の見通し(約 90 億円、前期比 2.7% 増)から逆算して 87 億円と置いた。1kg あたり千五百円前後の品が年約 0.6 万トン。数量は北米の拡販で中立 10 年 1.5 倍、価格は物価並みの 1.34 倍。市場の大きさは、北米で日本産ごま油の約 7 割をかどやが持つが、ごま油全体では韓国・中国の銘柄が大きいので、かどやの取り分は全体の 1 割に届かないと推定。利益は見通しの約 23 億円(前期比 11.5% 減)から、前期は約 26 億円と推定した。

食品ごま・その他

すりごま・煎りごまなどの加工ごまと、自社ブランドや小売の自社ブランド向けの生産。売上の約 2 割。

数量販売数量(万トン、推定)価格1kg あたり平均単価(円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/03 0.7 1,200 86 2
10 年後 中立 0.7 1,608 115 4

取り方:全社売上 400 億円からごま油事業 314 億円を引いた約 86 億円を食品ごまとその他と置き、1kg あたり千二百円前後の品が年約 0.7 万トンと推定した。数量は国内の人口減と、小売の自社ブランドの伸びが相殺して 10 年 1.0 倍、価格は物価並みの 1.34 倍。市場は国内の加工ごま全体で数百億円と推定し、かどやのシェアはカテゴリーごとに違う。利益は 2026 年 3 月期のセグメント利益 1.8 億円に、その他の少額を足した。

リスクと懸念

原料ごまの高騰と調達の偏り

ごまは全量が輸入で、西アフリカ・エチオピア・ミャンマーなど産地が限られる。気候や政情で相場が跳ね、為替の円安も重なる。ごま油は原料費の比重が高く、値上げが遅れると利益が一気に削られる。2026 年 3 月期の食品ごま事業の利益が 1.8 億円に落ちたのが、その実例だ。

公取委の命令と取消訴訟

2025 年 5 月、業務用ごま油と食品ごまの取引で不当な取引制限があったとして、排除措置命令と課徴金納付命令を受けた。会社は東京地裁に取消訴訟を起こした。課徴金の額は未確認だが、敗訴すれば取引先との条件や信用に傷が残る。

ごま油一本足

売上の約 8 割がごま油で、他に大きな柱がない。ごまの調達か、ブランドの信用に傷がつけば、全体が揺れる。新しい用途の開拓が成長の中心だが、この 10 年で成果が出る保証はない。

国内の数量減と値上げの限界

人口が減る国で、家庭用の数量は伸びない。2 回の値上げが通ったのは物価上昇の環境が追い風だったためで、重ねれば小売の自社ブランドや調合油へ客が移る。国内の数量が想定より早く縮めば、国内の利益は物価に負ける。

北米の枠の狭さと関税

日本産ごま油の約 7 割は、北米のごま油全体では小さな枠だ。韓国や中国の銘柄、現地の安い品が強い。米国の関税や為替の変化で、利益率の高い海外が崩れると、全社の利益の半分近くが消える。

TOB の不成立と少数株主

TOB が成立すれば非公開化され、少数株主は売却の機会を得る。不成立なら市場の期待が剥がれ、事業の価値で測られる。商社と創業家の支配が続けば、資本効率の改善は遅れる。

今後の分かれ目

北米の売上が 2 年続けて 2 桁増になり、現地の販売網が広がる
海外の筋書きを楽観側へ引き上げてよい。ただ国内の縮みが続くので、全社の価値は今の値段に届かない可能性が高い。
原料ごまの相場が急落し、円高にも振れる
食品ごまと国内の利益率が回復する。中立の営業利益率を 1〜2 ポイント上方に直す。
公取委の取消訴訟で課徴金が大きく減る、または命令が取り消される
訴訟の傷が消え、悲観側の確率を下げる。取引先との関係の回復も確認する。
TOB が不成立に終わり、対抗する買い手も現れない
市場の期待が剥がれ、事業の本質価値に近づく。非公開化がなければ現金の使い道も問われる。
国内の家庭用で、小売の自社ブランドに棚を奪われ始める
国内数量の縮みが加速する。やや悲観の筋書きに寄せ、確率を下げ側に移す。
北米で関税や現地の競争のせいで、海外の営業利益率が 20% を割る
海外の筋書きを悲観側に寄せる。全社の利益の主力が崩れるので、確率を移す。

見ておくもの

  • 海外ごま油の売上・数量と営業利益率(四半期ごと)
  • 原料ごまの価格と為替、国内の値上げの発表と数量の反応
  • 公取委の取消訴訟の進み方と課徴金の額
  • TOB の成否、価格の引き上げ、対抗提案の有無
  • 設備投資の額と、現金の使い方(自社株買い・配当)

倍率と資本コストの決め方

セグメントごとに数量 × 価格で 10 年を積み、中立の純利益に正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) を掛けた。k は基本 7.5% に quality 0 を足した 7.5%。ROE が k をわずかに上回るだけなので、倍率は式の上限と下限 1÷k の間の 13 倍台になった。今の株価も TOB の買付価格も、倍率の根拠に使っていない。純現金 120 億円のうち 60 億円を余った現金として分け、戻り方は商社と創業家の支配が強いので 0.5 とした。リースの約束は小さく、新リース会計基準の影響は軽い。10 年後の数字は家賃を営業費用に含む今の形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15.8→18.78 倍・やや楽観 PER 14.5→17.15 倍・中立 PER 13.4→15.43 倍・やや悲観 PER 11.3→11.69 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality 0 を足した。事業が傾いているわけではないので上乗せはない。公取委の命令や TOB は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 7.25%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. かどや製油 TOB 公表の報道(Bloomberg 配信)
  2. 公正取引委員会 報道発表(令和 7 年 5 月 14 日)
  3. かどや製油 IR(2026 年 3 月期 決算説明資料)

分析日 2026-10-16