株譜
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B-R サーティワン アイスクリーム 2268

加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,157 円304 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,055 円391 億円差 −22.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 3,157 円304 億円 · 差 −22.2% · 期待の年率 +3.9%
期待の年率リターン(10 年)+3.9%資本コスト比 −3.3 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

B-R サーティワン アイスクリームは、「サーティワン」の日本での運営会社だ。自分では店をほとんど持たない。加盟店にアイスを卸し、売上の一部をロイヤリティとして受け取る。工場を持つメーカーと、ブランドを貸す本部を兼ねている。筆者の結論は「割高」。事業は優れているが、今の値段は成長が続く前提で払っている。

強みは、国内 1,000 店を超える店網と、1,000 万人を超える会員アプリだ。2025 年 12 月期まで 4 年連続で最高益を更新した。財務は軽く、現金が借金を 52 億円上回る。

弱みは、伸びの余地が小さいことだ。国内のアイス市場は金額こそ伸びたが、物量は前年を割った。営業利益率はすでに 8% 台で、今期の第 1 四半期は営業利益が減っている。配当も、今期は特別配当がなくなる。

10 年後の中立の営業利益は今の 1.5 倍ほどで、大半は物価の分だ。配当を足しても、株主が得る収益は年率 2% に届かず、資本コストの 7.75% を大きく下回る。確率で重みづけた本質価値は、今の時価総額を 4 割強下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「いい会社を、高い値段で買う」ことになりやすい会社だ。ブランドは強く、事業の形は単純で、10 年後も店は残る。経営も、利益率を 2% 台から 8% 台へ引き上げた。

しかし、資本の稼ぎが高いことと、成長が長く続くことは別の話だ。本部の営業利益率は 8% 台に達し、これ以上の上積みは難しい。国内の物量は減る市場で、店を増やすのは自分の売上を食い合う面もある。伸びのほとんどが物価の分になる。

株主が受け取るのは、利益ではなく還元だ。この会社は、利益の 3 割から 4 割しか返さない。残りは工場と店の刷新に回り、その稼ぎは今より薄くなる。

安全域は薄い。中立の 10 年後に配当を足しても、年率の収益は 2% に届かず、求める 7.75% には遠い。評価を変えるのは二つだ。営業利益率が 8% を超えて定着するか、海外の輸出と店が利益に効くか。筆者は、この二つが見えてから前向きに考えたい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎは三つの収入でできている。いちばん大きいのが製品売上で、全体の約 8 割を占める。加盟店に卸すアイスクリームとアイスケーキだ。神戸三木工場などで作り、一部は不二家グループの工場に委託する。原料は不二家系の会社から買う。

二つ目はロイヤリティ収入で、約 16% を占める。加盟店の売上に決まった率を掛けて受け取る。米国のバスキン・ロビンス社にも、同じ仕組みで使用料を払う。三つ目は店舗設備関連で、約 7%。新しい店の内装や、既存店の改装にかかわる収入である。

仕組みの中心は加盟店だ。販売拠点は 1,400 を超え、その 99% 以上が加盟店の運営である。国内の店は 1,066 店で、1 店の年売上は平均 6,400 万円ほど。国内の小売売上の合計は 679 億円になる。海外は台湾とハワイに 51 店あり、こちらは自社で運営する。

武器はアプリだ。「31Club」の会員は 1,090 万人を超え、売上の 43% を会員が占める。モバイルオーダーも売上の 11% に育った。新ブランド「31パティスリー」は、アイスケーキ全体の売上を 15% 押し上げた。

利益の源は、店を増やすことと、1 店あたりの売上を保つことの二つしかない。事業の姿は単純で、読み誤りにくい。

優良さと弱いところ

この会社の堀、つまり他社がまねできない強みは、ブランドと店網にある。「サーティワン」は日本で長く親しまれ、誕生日やイベントの定番になっている。1,000 店を超える店網と 1,000 万人の会員は、後から来る専門店が簡単には追いつけない。

資本の効率も高い。店は加盟店が持ち、本部は工場と商品に資金を回す。営業利益率は 2021 年 12 月期の 6% 台から、2025 年 12 月期の 8% 台に上がり、自己資本利益率(ROE)は 12% 近い。純現金があるのに、この水準である。

ただし、強みは「借り物」の面も持つ。ブランドの使用権は米国のバスキン・ロビンス社との契約に基づく。ブランドを持つ米国側の持株会社が、不二家と並ぶ約 37% の大株主でもある。契約が変わるリスクは小さいが、ゼロとは言えない。

弱みは、原価の重さだ。乳原料と包材は上がり続け、円安が重なる。第 1 四半期は売上が 1 割以上伸びたのに、営業利益は減った。加盟店が儲からなければ、出店も止まる。本部の利益は、加盟店の採算と一体である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

アイスの市場は、金額で伸びて物量で縮む構造になった。2025 年度の国内販売額は 6,631 億円と、6 年連続で最高を更新した。ただし物量は前年を 2% ほど割り、増えたのは値上げと高単価品の分である。

猛暑は追い風だが、数量を押し上げる力は限られてきた。夏の暑さで買う量は増えても、人口が減る中で通年の消費を広げられるかが鍵になる。専門店の強みは、イベントとギフトの需要を取れることだ。

競合は、コンビニや量販店で買えるハーゲンダッツなどの高級品と、明治・ロッテ・森永乳業・江崎グリコの大手が作る日常品だ。サーティワンは「店で選んで食べる」という体験に特化している。店内のイートインとテイクアウトが両方伸びており、需要の質は悪くない。

原料は、乳業全体の問題を抱える。生乳の生産基盤が縮み、バターや脱脂粉乳の調達費が上がりやすい。為替が円安に振れると、輸入の原料も効く。

会社の長期経営計画は、2031 年に税引前利益 31 億円を目指す。すでに 2027 年 12 月期の会社予想は営業利益 31 億円で、目標には近づいている。次の計画で何を掲げるかが、成長の鮮度を測る材料になる。

資本政策と M&A

還元は、普通配当を軸にした安定型だ。2025 年 12 月期は特別配当が付き、配当性向は 43% だった。今期は特別配当がなくなり、配当は 25% 減る予想である。自社株買いは、ほとんど行っていない。

株主は二つの大株主に偏る。米国のバスキン・ロビンス系の持株会社と、不二家が、それぞれ約 37% ずつ持つ。合わせて 7 割を超える。不二家の持株は 2022 年 12 月の 43% から下がった。一般の浮動株は薄く、株主が自由に動ける余地は小さい。

純現金は 52 億円ある。工場の増強(富士小山工場)や店の刷新に使っており、ここ数年は 55 億円前後で横ばいだ。M&A は目立つものがない。10 年以内の買収の確率は、外部の推計で 18% ほど。大株主の意向が決め手で、外部が仕掛ける余地は少ない。

株主優待は、年 2 回、アイスクリームの電子ギフトを渡す。100 株で少額の券から始まり、株数に応じて増える。株主は約 1.6 万人で、年の費用は 1 億円には届かないとみる。価値への影響は小さいので、還元には足していない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

店はまだ増える。会社は国内で毎年 20〜30 店の純増を計画し、第 1 四半期だけで 40 店増えた。駅前・ロードサイド・ビジネス街と、狙いも広がっている。新デザインの店はすでに国内の約 9 割に届き、改装の効果も出ている。

成長を後押しするのはデジタルだ。会員は 1,100 万人を超え、モバイルオーダーも倍増した。注文と在庫の管理が進めば、加盟店の手間が減り、本部の物流費も下がる。「31パティスリー」のようなケーキは単価が高く、客単価を押し上げた。

海外にも芽がある。インドネシアへの輸出を始め、マレーシアも見える。富士小山工場の増強は、この供給を支える。本部の利益は、店が増えるほど、ほぼ追加の費用なしで増える仕組みだ。

営業利益率は 2021 年から一貫して上がってきた。物価分の値上げが通る環境で、店が毎年 2% 台で増えれば、10 年後の利益は今の 2 倍に届く。ROE は 12% を超え、現金がたまれば還元も厚くなる。

慎重な見方

成長の余地は、思うほど大きくない。国内のアイスは物量が減り、金額の伸びは値上げの分だ。人口が減る中で、店を増やせば既存店の客を食う。1 店あたりの売上が下がれば、加盟店の採算が悪化し、出店意欲が冷える。

今期は、すでに息切れの兆しがある。第 1 四半期は売上が 13% 伸びたのに、営業利益は 4% 減った。原料高、円安、広告費、物流費、拠点の拡大が利益を削った。通期の営業利益の伸びは 2% 程度にとどまる見通しだ。配当も、特別配当がなくなって 25% 減る。

利益率は過去最高の 8% 台にある。ここから先は、コストが先に上がり、価格転嫁が追いつかない局面になりやすい。猛暑の年に利益が伸びても、冷夏には崩れる。ブランドの使用権は米国側との契約に基づき、契約条件が変われば本部の取り分が変わる。

二つの大株主が 7 割を持つため、株主還元を厚くする力も、外部の買収で値段がつく展開も期待しにくい。現金を抱えたまま、ROE が下がる道が考えやすい。

どちらに重みを置いたか

ブランドと店網は強い。だが、強気の見方は店が増え続けることを前提にし、慎重な見方は、利益率の天井と物量の減少を突く。後者のほうが強いと判断した。事業の質は高くても、10 年の収益が資本コストに届かないからだ。確率は中立に 38% を置き、慎重側へわずかに寄せた。ブランドと現金に守られ、傾く姿は考えにくいので、悲観は 10% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 5,019 円484 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 943 円91 億円)。 今の値に割り戻すと 3,157 円304 億円、今との差 −22.2%、 期待の年率 +3.9%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 8,224 円792 億円 1,247 円120 億円 +133.6% +8.9% 663 円64 億円
やや楽観 22% 7,086 円683 億円 1,127 円109 億円 +102.5% +7.3% 1,807 円174 億円
中立 38% 5,980 円576 億円 958 円92 億円 +71.1% +5.5% 2,636 円254 億円
やや悲観 23% 2,346 円226 億円 818 円79 億円 −22.0% −2.5% 728 円70 億円
悲観 10% 722 円70 億円 553 円53 億円 −68.5% −10.9% 128 円12 億円
加重平均100% 5,019 円484 億円943 円91 億円 +47.0% +3.9% 5,962 円574 億円

今の株価時価総額 4,055 円391 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 店とアプリが想定以上に効き、輸出も育つ 利益 39 億円 · PER 19.1 倍 · 株価時価総額 8,224 円792 億円

店と会員アプリが想定以上に効く姿だ。国内の店は純増を続けて 1,350 店に近づき、1 店あたりの実質の売上も保つ。ケーキの高単価化と値上げが重なり、客単価は物価を上回って上がる。

海外では輸出が東南アジアに広がり、富士小山工場の増強が供給を支える。本部の営業利益率は 9% に乗り、10 年後の営業利益は今の約 2 倍になる。

ROE は 12% を超えるが、倍率は成熟した会社の水準にとどまる。成長を前払いしないのが、この会社の見方である。

数量は、店の純増で国内の実質の販売量が今の 1.28 倍に増える。設備関連の収入も、新店と改装が続いて伸びる。値段は、ケーキの高単価化と値上げで物価を少し上回る。

  • 国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ:数量 869(国内の総小売売上高(実質・億円))× 価格 1.40(価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 572 億円・営業利益 52 億円。売上 572 億円・営業利益率 9.0%
  • 店舗設備関連:数量 115(新設・改装の店舗数(店・推定))× 価格 0.33(1 店あたりの設備収入(億円、名目))→ 売上 38 億円・営業利益 3 億円。売上 38 億円・営業利益率 8.1%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)15 億円。全体の PER 19.14 倍、時価総額 762 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店の純増、アプリ、輸出、工場の増強がそろって効く必要がある。10 年なら起こりうるが、利益率の天井があり、確率は高くない。

やや楽観 22% 店の純増が計画どおりに進み、利益率がじわり上がる 利益 34 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 7,086 円683 億円

店の純増が会社の計画どおりに進み、利益率がじわりと上がる姿だ。国内の店は 1,300 店に近づき、1 店あたりの売上は人口減の分だけ少し下がる。値上げは物価をやや上回る。

営業利益率は 8.6% まで上がるが、これは新ブランドのケーキと会員の購入額が増えた結果である。営業利益は今の約 1.7 倍の 48 億円になる。

還元は利益の 4 割を返すので、自己資本は増え、ROE は 11% 台にとどまる。

数量は、国内の実質の販売量が今の 1.21 倍になる。値段は物価をわずかに上回り、輸出は小さな上乗せにとどまる。ブランドの強さは変わらず、物量の減る市場の中で店網の厚みが効く姿である。

  • 国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ:数量 822(国内の総小売売上高(実質・億円))× 価格 1.36(価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 525 億円・営業利益 45 億円。売上 525 億円・営業利益率 8.6%
  • 店舗設備関連:数量 112(新設・改装の店舗数(店・推定))× 価格 0.32(1 店あたりの設備収入(億円、名目))→ 売上 36 億円・営業利益 3 億円。売上 36 億円・営業利益率 7.7%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)15 億円。全体の PER 18.77 倍、時価総額 650 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:4 年連続最高益で、店の純増も会社の計画にある。上に振れる材料は具体的に見える。

中立 38% 中立:物価の分に店の純増が乗る 利益 29 億円 · PER 18.2 倍 · 株価時価総額 5,980 円576 億円

物価の分に、店の純増が乗る姿だ。国内の店は 1,260 店ほどまで増える。1 店あたりの実質の売上は、人口減と既存店の食い合いで 5% 下がる。国内の実質の販売量は今の 1.13 倍で、値段は物価並みに上がる。

営業利益率は今の 8.1% にとどまり、営業利益は今の 1.5 倍の約 42 億円になる。海外の輸出は小さな上乗せにとどまる。

ROE は 10% 台で、資本コストを上回るが、倍率は成熟した会社の水準だ。優良だが、成長を高く評価できる会社にはならない。

数量は、実質で今の 1.13 倍。店の純増による増加と、1 店あたりの減少が打ち消し合う。値段は、メニューの値上げが物価並みに通る。設備関連の収入は、新店と改装の件数が今より 5% 増える。

  • 国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ:数量 767(国内の総小売売上高(実質・億円))× 価格 1.34(価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 483 億円・営業利益 39 億円。売上 483 億円・営業利益率 8.1%
  • 店舗設備関連:数量 105(新設・改装の店舗数(店・推定))× 価格 0.32(1 店あたりの設備収入(億円、名目))→ 売上 33 億円・営業利益 2 億円。売上 33 億円・営業利益率 7.3%

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)15 億円。全体の PER 18.24 倍、時価総額 539 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店は増えるが、物量は減る市場で利益率は 8% 台に張り付く。落としどころとして最も厚く置いた。

やや悲観 23% 原料高が続き、加盟店の採算が悪化する 利益 19 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 2,346 円226 億円

原料高が続き、店の採算が悪化する姿だ。店は 1,170 店ほどにとどまり、1 店あたりの実質の売上は 1 割下がる。値上げは物価に届かず、本部の利益率は 6.5% に落ちる。

加盟店が出店に慎重になり、設備関連の収入も伸びない。営業利益は今とほぼ同じ 28 億円で、物価を考えると実質は 4 分の 1 ほど減る。

ROE は 7% 台に下がり、資本コストを下回る。優良会社の評価は付かなくなり、倍率は縮む。

数量は、実質で今とほぼ同じ。店が増えても 1 店あたりの売上が減り、差し引きで伸びない。値段は、物価の 1.28 倍にとどまる。原料と人件費が先に上がる分を、卸値に転嫁しきれない姿である。

  • 国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ:数量 669(国内の総小売売上高(実質・億円))× 価格 1.28(価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 402 億円・営業利益 26 億円。売上 402 億円・営業利益率 6.5%
  • 店舗設備関連:数量 85.0(新設・改装の店舗数(店・推定))× 価格 0.30(1 店あたりの設備収入(億円、名目))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。売上 26 億円・営業利益率 5.9%

倍率:ROE 7.7% は k 7.25% に届かず、ためた利益は額面より低い価値。PER の上限は 1÷k=12.9 倍。利益率が落ち、加盟店の採算が悪化する局面なので、上限の 8 割弱の 10.0 倍に置いた。

確率:第 1 四半期の営業利益は減益で、原料高と費用増が続く。配当も減る。やや悲観には現実味がある。

悲観 10% 構造的な負け:ライセンスの悪化と加盟店の撤退 利益 8 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 722 円70 億円

構造的な負けの姿だ。ライセンスの条件が悪化するか、加盟店の撤退が相次ぎ、店は 1,000 店前後まで減る。1 店あたりの売上は 2 割下がる。コンビニの高級アイスと、海外ブランドの専門店に客を取られる。

値上げは物価に届かず、営業利益率は 4% に落ちる。営業利益は 12 億円と今の 4 割に下がる。ブランドは残るが、本部の取り分は薄くなる。

ROE は 4% まで下がる。それでも現金があり、会社が傾くほどではない。

数量は、実質で今の 3 / 4 に縮む。店が減り、1 店あたりも減る。値段は物価の 1.2 倍と、競争で上げきれない。本部の費用は固定的で、売上が減るほど利益率が落ちる。

  • 国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ:数量 509(国内の総小売売上高(実質・億円))× 価格 1.20(価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 287 億円・営業利益 12 億円。売上 287 億円・営業利益率 4.0%
  • 店舗設備関連:数量 60.0(新設・改装の店舗数(店・推定))× 価格 0.28(1 店あたりの設備収入(億円、名目))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円。売上 17 億円・営業利益率 3.6%

倍率:ROE 4% で k を大きく下回る構造的な負け。PER の上限 12.9 倍に対し、ライセンスの悪化と加盟店の撤退で稼ぎの持続に疑いがあるため、純利益に 8 倍を置いた。稼ぐ力(純利益÷k)の範囲内に収めた。

確率:ライセンスの変更や加盟店の撤退は考えにくいが、起きれば大きい。ブランドと現金が守りになるので 10% とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内外の店舗向け商品供給とロイヤリティ

アイスクリーム・アイスケーキを加盟店に卸す製品売上と、加盟店の売上に連動するロイヤリティ収入。海外の自社店と輸出も含む。

数量国内の総小売売上高(実質・億円)価格価格指数(今 1.00、10 年で物価並みなら 1.34)売上営業利益
今 2025/12 679 1.00 319 26
10 年後 中立 767 1.34 483 39

取り方:国内の総小売売上高 679 億円(店数 1,066 × 1 店平均約 6,400 万円)を実質の数量とし、本部の収入(製品売上とロイヤリティ、海外の自社店の売上と輸出を含む)の比率 0.47 を掛けた。売上は決算の 342.85 億円から店舗設備関連の 23.6 億円を引いた 319.2 億円。営業利益は全社の 27.7 億円を、設備関連が少し低い利益率として配分した(単一セグメントで内訳の開示は無く推定)。店の純増と 1 店あたりの売上の増減は数量に含め、物価の分は価格の指数に入れた。

店舗設備関連

新しい店の内装や、既存店の改装にかかわる収入。

数量新設・改装の店舗数(店・推定)価格1 店あたりの設備収入(億円、名目)売上営業利益
今 2025/12 100 0.24 24 2
10 年後 中立 105 0.32 33 2

取り方:決算の店舗用設備関連収入 23.61 億円を、年間の新設・改装を 100 店ほどと置いた推定の店数で割った(純増 21 店、閉店の補充、新デザインへの改装を合わせた概数で、件数の開示は無い)。単価は 1 店あたり約 0.24 億円。価格は名目で物価並みに上がる前提。

リスクと懸念

ブランドの使用権が米国側との契約に基づく

「サーティワン」の使用権は、米国のバスキン・ロビンス社とのライセンス契約による。ロイヤリティ率や更新条件が変われば、本部の取り分がそのまま動く。同社側の持株会社は、不二家と並ぶ約 37% の大株主でもあり、契約の力関係は読みにくい。

原料高と円安で本部の利益率が先に削られる

乳原料、カカオ、包材、物流費はいずれも上がっており、円安も重なる。今期の第 1 四半期は売上が 1 割以上伸びたのに、営業利益は 4% 減った。加盟店への卸値を上げにくければ、本部の利益率が先に落ちる。

加盟店の採算と出店の鈍化

本部の利益は、加盟店の売上と店数に連動する。人手不足と家賃の上昇で加盟店の採算が悪化すれば、出店が止まり、閉店も増える。店の純増を毎年 20〜30 店続けると、既存店の客を食い合うおそれもある。

物量が減る市場と天候への依存

国内のアイス市場は金額で伸びても、物量は前年を割った。値上げが続くほど、買う量は減りやすい。猛暑は追い風だが、冷夏や長雨の年には店の売上が落ち、本部の利益に響く。

利益率が過去最高にあり、伸びしろが小さい

営業利益率は 8% 台で、2021 年から上がり続けて天井に近い。会社の長期計画の目標にも近づいており、次の成長の絵が見えにくい。今期の営業利益の伸びは 2% 程度の予想で、増益の勢いは落ちている。

工場の増強投資と品質の問題

富士小山工場の生産能力を増やす投資が進む。需要が追いつかないと、固定費が重くなる。食品を扱うので、品質や異物混入の問題が起きれば、ブランドと加盟店の信頼に傷がつく。

二つの大株主に偏る株主構成

米国側の持株会社と不二家が、それぞれ約 37% を持つ。浮動株が薄く、株主還元を厚くする圧力も、外部の買収で値段がつく展開も起きにくい。持株の売却があれば、需給は大きく動く。

今後の分かれ目

国内の店舗数が純増 30 店を超えるペースで続き、1 店あたりの売上も保たれたら
店数の前提を上げ、楽観・やや楽観の確率を引き上げる。
営業利益率が 9% を超えて定着したら
中立の利益率を上げ、楽観側の確率を引き上げる。
原料高と円安の中で、営業利益が 2 期連続で減ったら
利益率の前提を下げ、やや悲観・悲観の確率を引き上げる。
ライセンス契約の条件変更、またはロイヤリティ率の引き上げが開示されたら
本部の取り分を下げ、悲観の確率を引き上げる。
海外(台湾、ハワイ、輸出)の売上が全体の 1 割を超えて伸びたら
海外の上乗せを中立に加え、本質価値を引き上げる。
大株主の一方が持株を売却する、または自社株買いが始まったら
還元の前提を上げる。ただし利益そのものは変わらず、本質価値の変化は小さい。

見ておくもの

  • 国内店舗数の純増と、1 店あたりの小売売上(既存店の動き)
  • 営業利益率と、原料・物流費の動き(四半期ごと)
  • 31Club 会員の購入額の比率とモバイルオーダーの比率
  • 富士小山工場の増強の進み方と減価償却費
  • ライセンス契約・ロイヤリティに関する開示
  • 配当方針と大株主の持株の動き

倍率と資本コストの決め方

10 年の売上は、国内の小売売上(店数×1 店の売上)に本部の取り分と価格の指数を掛けて積み、海外は小さく含めた。資本コストは基本 7.5% に quality +0.25% で 7.75%。倍率は式の上限の 8〜9 割強に置き、今の PER が 20 倍前後であることには寄せていない。結果の「割高」は、利益が物価と店の純増で伸びても、倍率が成熟した会社の水準に落ち着くため。純現金は一部を余りとして足した。直営店は少なく、新リース会計基準の影響は限定的とみて、数字は今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15→19.14 倍・やや楽観 PER 14→18.77 倍・中立 PER 12.5→18.24 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.25%(業種の循環 +0.25、値決め力 −0.25、借金 0、寿命 +0.25)を足して 7.75%。ライセンスや大株主の問題は k に足さず、悲観の筋書きで見た。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 7.25%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. B-R サーティワンアイスクリーム 25年12月期 決算(食品新聞)
  2. 株主メモ(B-R サーティワン アイスクリーム IR)
  3. アイス市場 25年度(食品新聞)

分析日 2026-10-16