株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

石井食品 2894

ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)146 円24 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)363 円60 億円差 −59.9%
10 年後から見ると 割高 価値 146 円24 億円 · 差 −59.9% · 期待の年率 −1.6%
期待の年率リターン(10 年)−1.6%資本コスト比 −10.3 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

石井食品は「イシイのミートボール」で知られる千葉の食品会社だ。チルドと常温のミートボール・ハンバーグが稼ぎの柱で、おせちと地域の旬の素材を使った商品がそれに続く。筆者の結論は割高だ。看板商品の知名度に比べて、利益があまりに薄いからである。

売上は110億円前後で、10年ほとんど伸びていない。営業利益率は良い年でも4%前後で、2026年3月期はほぼゼロに沈んだ。原料肉や包装材が上がるたびに値上げが遅れ、その差を会社がかぶる。量販店の棚はPB(小売の自社ブランド)と冷凍食品の大手に押され、弁当の主役である子どもの数も減っていく。

10年の中立でも、利益は過去の最良期に戻る程度とみる。資本コストを下回る利益率の会社に、今の自己資本の1.5倍を超す値段は付けにくい。常温品やネット販売が大きく育てば話は変わるが、それは確率の低い上振れにとどめた。借金が無く倒れる心配は小さいが、倒れないことと、払う値段に見合う価値があることは別の話だ。知名度の高さが、そのまま稼ぐ力の高さを意味しない典型の会社だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、名の知れた商品と、株主に残るお金の多さは別物だ。石井食品はその差がはっきり出る会社である。

オーナー利益、つまり設備の更新を済ませたあとに株主に残る利益は、年に数億円がやっとだ。営業で生む現金は年7億円前後あるが、工場の修繕と更新に毎年3億円以上が出ていく。物価が上がれば、更新の費用も膨らむ。

堀、つまり他社がまねできない強みは狭い。ブランドは家庭に浸透しているが、値上げを先に通す力にはなっていない。資本コストを下回る利益率が続くなら、利益をためるほど価値は目減りする。

今の値段は、利益が過去の最良期を超えて伸び続ける前提に近い。安全域、つまり払う値段と本質価値のあいだのゆとりは見えない。持ち続けたい事業というより、棚で戦い続ける苦しい事業だ。ブランドが値決め力に変わる日が来れば評価は変わるが、その日を待つ値段としては高い。看板の強さは、値上げが先に通る記録で確かめたい。

何で稼ぐ会社か

売るものは三つに分かれる。いちばん大きいのは調理済みの食肉加工品で、売上の6〜7割を占めるとみられる。ミートボールとハンバーグを、量販店の冷蔵の棚と、常温で長く保つパウチの形で売る。子どもの弁当の定番という位置を半世紀かけて築き、ミートボール総選挙のような販促で棚を守ってきた。

二つ目は正月のおせちだ。年末の数週間に売上が集まり、ネットとカタログ、生協の予約販売が中心になる。三つ目は「地域と旬」と呼ぶ商品群で、産地を決めた野菜や果物を使ったカレーや惣菜を売る。天候で原料の取れ高が揺れ、2026年3月期は不作で数を落とした。

売上の大半は量販店経由で、残りを生協・宅配・自社のネット通販が占める。売り物は無添加調理、つまり食品添加物を使わない製法だ。値段より安心で選ぶ家庭を狙い、その約束を長く守ってきた。工場は千葉県の本拠のほか地方にも持ち、営業で生む現金の多くはその修繕と更新に回る。

稼ぎの形は単純だ。肉と野菜を仕入れて調理し、包んで冷やして運ぶ。原価の大半は原料と包装と人件費で、どれも物価とともに上がる。売値が先に上がるか、原価が先に上がるか。その時間差が、そのまま利益の差になる。

優良さと弱いところ

ブランドはあるが、値決め力は弱い。これが筆者の見立てだ。ミートボールの「イシイ」は知名度で抜けている。それでも営業利益率は10年以上0〜4%の間を行き来し、自己資本の稼ぎが資本コストを超えたのは2年しかない。

理由は棚の力関係にある。量販店は冷凍食品の大手やPBと並べて値段を比べる。原料の豚肉や鶏肉、包装材が上がっても、値上げは交渉を経て遅れて通る。2025年3月の値上げが通ったあとも、修繕費や販促費で利益は消えた。

強みもある。無添加という製法の約束は長く守られ、生協や宅配の顧客は離れにくい。借金はほとんどなく、営業で生む現金は年7億円前後ある。ただ、その現金の多くが工場の更新に消え、株主の手元に残る額は小さい。

経営は近年、常温品と地域の素材という二つの新しい柱を育てている。方向は正しいが、どちらもまだ利益を押し上げる規模にない。新しい柱の広告費が、主力の稼ぎを食う局面が続いている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

前提は、人口とともに細る国内の成熟市場だ。食肉加工品の総量は人口減で年0〜1%ほど縮み、値段は物価並みに上がる。原料肉は輸入の豚肉や鶏肉に頼り、相場と為替で原価が揺れる。日本ハムや伊藤ハム米久ホールディングス、プリマハムのような大手でさえ価格決定力は弱く、値上げは原料高を後から追う形になる。

ミートボールとハンバーグに絞ると、主な需要は家庭の弁当と夕食のおかずだ。弁当の主役である子どもの数は、出生数の減少で10年後には今より1割以上少なくなる。共働きの増加で調理済みの食品の出番は増えるが、その受け皿は冷凍食品の大手やコンビニの総菜で、競争は厳しい。

追い風は常温の保存食だ。災害への備えやひとり暮らしの増加で、常温で長く保つおかずの需要は伸びている。石井食品も常温品を伸ばしているが、レトルト食品の大手と同じ棚で戦うことになる。値段で選ばれる棚では、量の小さい会社ほど不利だ。

人手の面でも逆風がある。食品工場の人件費は最低賃金の引き上げで物価より速く上がり、自動化の投資ができる大手ほど有利になる。業界の再編は大手どうしより、大手が中小の工場とブランドを取り込む形で進むとみる。

資本政策と M&A

配当は少額の安定配当で、年の総額は0.7億円ほどにとどまる。利益の薄い年も配当を据え置いてきたので、配当性向は年によって大きく振れる。自社株買いの実績は乏しく、発行済み株式の1割弱を自己株として持ったままだ。株主優待は1,000株以上の株主だけが対象で、費用は小さく、還元の額をほとんど動かさない。

買収の当事者になった歴史はない。時価総額が60億円規模と小さく、大手の食品会社が棚の確保や工場を目当てに買う筋はありうる。ただ、利益の薄さを考えると高い値段は付きにくい。現金は運転資金と工場の更新でほぼ使い切る水準で、事業に要らない現金として分ける額はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

看板の力はまだ使い切れていない。ミートボールで「イシイ」を知らない家庭は少なく、この知名度を常温品とネット販売に広げれば、量販店の棚に頼らない売り方ができる。常温のミートボールやチキンハンバーグはすでに伸びており、災害の備えやひとり暮らしの食事という新しい需要をつかみ始めている。

値上げも通るようになった。2025年3月の価格改定のあとも、ミートボールの売上は前年を上回った。物価が毎年上がる世界では、定番品の小刻みな値上げは受け入れられやすい。原料高の後追いが続いた過去と違い、値上げの間隔が短くなれば利益率は戻る。

2026年3月期の赤字は、資産除去債務の見積り直しや工場の修繕といった一過性の費用が重なった結果だ。営業で生む現金は落ちておらず、借金もない。費用の山を越えれば営業利益率4〜5%は手の届く水準で、そうなれば今の値段は高くない。借金が無いので、立て直しに時間をかける余裕もある。地域の素材を使った商品も、産地との結びつきが他社にはまねしにくい売り物になる。

慎重な見方

問題は商品でなく、売る場所の力関係だ。量販店は冷凍食品の大手やPBと並べて値段を比べ、石井食品の値上げは常に後から、しかも割り引かれて通る。10年以上、営業利益率が4%を超えたことがないのはその証拠である。

需要の芯も細る。弁当の主役である子どもの数は、出生数の減少で確実に減る。共働きの家庭が増えても、その受け皿は冷凍食品の大手やコンビニの総菜で、チルドのミートボールではない。常温品もレトルト食品の大手と同じ棚に並ぶので、値段で選ばれれば小さい会社が不利だ。

費用も重くなる。工場の修繕費は物価と人件費で毎年膨らみ、古い設備ほど更新の時期が近い。2026年3月期の修繕費や見積り直しは一過性と言われるが、古い工場を抱える会社では同じことが繰り返される。修繕を先送りすれば、その分だけ後で大きな費用が出る。利益が資本コストに届かない会社に、自己資本の1.5倍を超す値段を払う理由は乏しい。常温品や地域の商品は伸びても規模が小さく、主力の縮みを埋めるには10年では足りない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうが強い。ブランドの知名度は本物だが、それが値決め力に変わった形跡は、10年分の利益率に見当たらない。常温品の伸びは確かな前進で、上振れの筋書きとして重みを残した。ただ、中心は利益が過去の最良期に戻る程度の筋書きで、全体はやや悲観の側に寄る。値上げの通り方の変化は、次の数年で見極めたい。借金が無く倒れる心配は小さいので、悲観の重みは1割にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 256 円43 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 53 円9 億円)。 今の値に割り戻すと 146 円24 億円、今との差 −59.9%、 期待の年率 −1.6%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 648 円108 億円 90 円15 億円 +103.4% +7.4% 59 円10 億円
やや楽観 20% 414 円69 億円 72 円12 億円 +33.9% +3.0% 97 円16 億円
中立 40% 236 円39 億円 54 円9 億円 −20.2% −2.2% 116 円19 億円
やや悲観 22% 98 円16 億円 36 円6 億円 −63.1% −9.5% 29 円5 億円
悲観 10% 58 円10 億円 18 円3 億円 −79.1% −14.5% 8 円1 億円
加重平均100% 256 円43 億円53 円9 億円 −14.8% −1.6% 309 円51 億円

今の株価時価総額 363 円60 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 常温品とネット販売が第二の柱に 利益 8 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 648 円108 億円

常温のミートボールとハンバーグが、災害の備えとひとり暮らしの食卓で定番になる。量販店のチルドの棚に加え、ドラッグストアやネット通販でも売れるようになり、数量は今を少し上回る。

値上げは物価に遅れずに通り、無添加の約束が値段の差を支える。おせちと地域の旬の商品は産地との結びつきを生かして単価を上げ、通販の比率が上がる。工場の更新を済ませたあとは修繕費の山も落ち着き、営業利益率は5%台後半と、過去にない水準に届く。常温品は海外の日本食の棚にも並び始める。資本コストを上回る利益が出て、ためた利益が価値を生む会社に変わる。大手の食品会社が提携を求めてくる場面もあり、ブランドの値打ちが初めて利益の形で表に出る10年になる。

  • 調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ):数量 57.8(販売パック数(百万パック・年、推定))× 価格 182(1 パックあたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 105 億円・営業利益 11 億円。数量 1.05 倍(常温品・ネットで増)× 単価 1.40 倍、利益率 10%
  • 正月料理(おせち):数量 125(販売個数(千個・年、推定))× 価格 2.10(1 個あたりの出荷単価(万円・名目))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。12.5 万個 × 1.40 倍、利益率 6%
  • 地域と旬・その他:数量 14.0(販売個数(百万個・年、推定))× 価格 281(1 個あたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 39 億円・営業利益 2 億円。1,400 万個 × 1.40 倍、利益率 4%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.9% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.28 倍、時価総額 104 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:常温品の伸びは確かだが、棚の力関係を覆して利益率を過去の倍近くに上げた実績は無い。小さい会社が二つの販路を同時に育てる難しさを見て、低い確率にとどめた。

やや楽観 20% 値上げが定着し利益率が最良期を少し超える 利益 6 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 414 円69 億円

物価が毎年上がる世界で、定番品の小刻みな値上げが受け入れられる。ミートボールの数量は子どもの数の減少を常温品とネット販売で埋めて横ばいを保ち、単価は物価を少し上回って上がる。

おせちは予約販売の単価が上がり、地域と旬の商品も通販で数を伸ばす。修繕費と販促費は物価並みに増えるが、値上げの遅れが縮まる分だけ利益率は改善し、営業利益率は4%台半ばに届く。利益は資本コストをわずかに上回り、配当を少しずつ増やせる会社になる。ただ、工場の更新の費用も物価で膨らむので、手元に残る現金は利益ほどには増えない。ブランドの値打ちが、ようやく利益に表れ始める姿だ。

  • 調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ):数量 55.0(販売パック数(百万パック・年、推定))× 価格 178(1 パックあたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 98 億円・営業利益 9 億円。数量横ばい × 単価 1.37 倍、利益率 9%
  • 正月料理(おせち):数量 115(販売個数(千個・年、推定))× 価格 2.05(1 個あたりの出荷単価(万円・名目))→ 売上 24 億円・営業利益 1 億円。11.5 万個 × 1.37 倍、利益率 5%
  • 地域と旬・その他:数量 12.5(販売個数(百万個・年、推定))× 価格 275(1 個あたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 34 億円・営業利益 1 億円。1,250 万個 × 1.37 倍、利益率 2%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.0% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.07 倍、時価総額 66 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2025 年 3 月の値上げのあともミートボールの売上が前年を上回った事実は、値上げの通り方が変わり始めた兆しとして重みを置いた。ただ最良期を超える利益率の実績は無い。

中立 40% 過去の最良期に戻る程度 利益 3 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 236 円39 億円

ミートボールの数量は、子どもの数の減少で10年で1割ほど細る。常温品とネット販売がその一部を埋めるが、全部は埋まらない。単価は物価並みに上がり、売上は名目で140億円弱になる。

おせちは予約の数がやや減るかわりに単価が上がり、地域と旬の商品は天候で年ごとに揺れながら物価並みに伸びる。値上げは原料高を半年ほど遅れて追い続け、工場の修繕と更新の費用も物価とともに膨らむ。営業利益率は3%前後と、2024年3月期の最良期に近い所に戻るが、そこを超えない。利益は資本コストに届かず、配当を保つのが精いっぱいの会社のままだ。ブランドは家庭に残るが、株主の価値はほとんど増えない。

  • 調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ):数量 49.5(販売パック数(百万パック・年、推定))× 価格 174(1 パックあたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 86 億円・営業利益 7 億円。数量 0.9 倍(子どもの数の減少)× 単価 1.34 倍、利益率 8%
  • 正月料理(おせち):数量 110(販売個数(千個・年、推定))× 価格 2.01(1 個あたりの出荷単価(万円・名目))→ 売上 22 億円・営業利益 1 億円。11 万個 × 1.34 倍、利益率 4.5%
  • 地域と旬・その他:数量 11.0(販売個数(百万個・年、推定))× 価格 268(1 個あたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 30 億円・営業利益 0 億円。1,100 万個 × 1.34 倍、損益ゼロ

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 38 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:一過性の費用が抜け、値上げの効果で利益が 2024 年 3 月期並みに戻るのが最もありそうな道筋とみた。人口とともに数量が細る業界の前提とも合う。

やや悲観 22% PBと冷凍食品に棚を削られる 利益 1 億円 · PER 10.3 倍 · 株価時価総額 98 円16 億円

量販店がPBのミートボールやハンバーグを広げ、冷凍食品の大手も弁当向けの品ぞろえを厚くする。石井食品のチルドの棚は削られ、数量は10年で2割減る。値上げは通るが、物価より少し低い所で止まる。

おせちは百貨店や通販の大手との競争で数を落とし、地域と旬の商品は天候不順が続いて赤字が残る。工場の修繕費は物価で膨らむ一方、売上は名目でほぼ横ばいだ。営業利益率は1%台半ばにとどまり、配当は減らさざるをえない。ブランドは残るが、稼ぐ力は資本コストを大きく下回る。工場の更新は先送りが増え、その分だけ将来の修繕の山が高くなる。大手からの買収の声も、利益の薄さを見て遠のく。

  • 調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ):数量 44.0(販売パック数(百万パック・年、推定))× 価格 168(1 パックあたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 74 億円・営業利益 5 億円。数量 0.8 倍 × 単価 1.29 倍、利益率 7%
  • 正月料理(おせち):数量 90.0(販売個数(千個・年、推定))× 価格 1.95(1 個あたりの出荷単価(万円・名目))→ 売上 18 億円・営業利益 0 億円。9 万個 × 1.30 倍、利益率 2%
  • 地域と旬・その他:数量 9.0(販売個数(百万個・年、推定))× 価格 260(1 個あたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 −1 億円。900 万個 × 1.30 倍、赤字

倍率:ROE 3.2% が k 8.75% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値しか生まず、PER の上限は 1÷k=12.9 倍。10.31 倍(上限の 90%)に置いた。やや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)の 9 割。

確率:量販店の PB と冷凍食品の大手が棚を広げる流れはすでに起きている。利益率が 10 年以上低いままという実績が、この筋書きに厚めの確率を置く理由だ。

悲観 10% 棚を失い赤字が定着する 利益 −2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 58 円10 億円

弁当の需要が子どもの数の減少で細り、量販店はチルドのミートボールの棚を大きく減らす。石井食品の数量は10年で3割強減り、値上げは原料高に追いつかない。

おせちと地域の商品も伸びず、古い工場の修繕と更新の費用が重くのしかかる。営業損益は赤字が定着し、配当はほぼ止まる。価値は事業の稼ぎでなく、今の自己資本のうち工場や土地、手元の現金をどこまで売って回収できるかで決まる。ブランドは他社に売れる可能性があるが、高い値段は付かない。借金が無いので倒れはしないが、少数株主は現金の使い道を決められず、清算の値段より低い所で値が付き続ける。看板の商品も、棚から外れれば思い出されにくい。

  • 調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ):数量 36.0(販売パック数(百万パック・年、推定))× 価格 160(1 パックあたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 58 億円・営業利益 2 億円。数量 0.65 倍 × 単価 1.23 倍、利益率 3%
  • 正月料理(おせち):数量 75.0(販売個数(千個・年、推定))× 価格 1.90(1 個あたりの出荷単価(万円・名目))→ 売上 14 億円・営業利益 0 億円。7.5 万個 × 1.27 倍、赤字
  • 地域と旬・その他:数量 7.0(販売個数(百万個・年、推定))× 価格 250(1 個あたりの出荷単価(円・名目))→ 売上 18 億円・営業利益 −1 億円。700 万個 × 1.25 倍、赤字

倍率:赤字なので PER は当てない。床は今の自己資本 38 億円に PBR 0.25 倍。中身は手元の現金と、工場の土地・建物を売った時の税後の回収(簿価の一部)で、のれんのような売れない資産は数えない。

確率:主力のチルドの棚を大きく失う筋書きは、子どもの数の減少と PB の伸びが重なれば起こりうる。借金が無く工場という売れる資産もあるので、確率は 1 割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

調理済み食肉加工品(ミートボール・ハンバーグ)

チルドと常温のミートボール・ハンバーグ。量販店・生協・ネットで売る主力。

数量販売パック数(百万パック・年、推定)価格1 パックあたりの出荷単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 55.0 130 72 4
10 年後 中立 49.5 174 86 7

取り方:品目別の売上は非開示。全社売上 109.8 億円のうち 6〜7 割をミートボール・ハンバーグとみて約 72 億円、出荷単価を店頭価格の約 6.5 割(1 パック 130)とし、年約 5,500 万パックと推定した。利益はセグメント開示が無いので本社費を除いた貢献利益の推定。

正月料理(おせち)

年末の予約販売のおせち。ネット・カタログ・生協が中心。

数量販売個数(千個・年、推定)価格1 個あたりの出荷単価(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 120 1.50 18 1
10 年後 中立 110 2.01 22 1

取り方:売上は非開示。全社の約 16% の 18 億円とみて、出荷単価 1.5 万円で年 12 万個と推定した。

地域と旬・その他

産地を決めた素材のカレー・スープ・惣菜、業務用、ネット通販の品。

数量販売個数(百万個・年、推定)価格1 個あたりの出荷単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 10.0 200 20 −2
10 年後 中立 11.0 268 30 0

取り方:全社売上から上の 2 つを引いた約 20 億円を、出荷単価 200(1 個あたり)・年 1,000 万個と推定した。2026/03 期は不作で数を落とし赤字とみた。

リスクと懸念

値上げの遅れ

原料の豚肉・鶏肉や包装材、電気代が上がっても、量販店との交渉で値上げは半年から1年遅れて通る。物価が毎年3%上がる世界では、この遅れが毎年の利益を削り続ける。2026年3月期のように費用が重なれば、利益は簡単に消える。

子どもの数の減少

ミートボールの最大の用途は子どもの弁当だ。出生数は減り続けており、10年後に弁当を持つ子どもの数は今より1割以上少ない。常温品や大人向けの品で埋められなければ、数量は人口の減り方より速く縮む。

PBと冷凍食品の大手

量販店のPBは安さで、冷凍食品の大手は品数と販促の厚さで棚を取りにくる。チルドの棚が削られれば、知名度があっても手に取られる機会が減る。小さい会社は販促費で対抗するほど利益が薄くなる。

工場の更新と修繕

工場の修繕と更新には毎年3億円以上が要り、建築費と人件費の上昇でこの額は膨らむ。会計上の償却は取得時の値段のままなので、利益の見かけより現金の出ていき方が重い。

原料の天候と相場

地域と旬の商品は産地を決めているぶん、不作の年は数をそろえられない。輸入肉の相場や為替が急に動けば、主力品の原価も揺れる。小さい会社は調達の分散が効きにくい。

今後の分かれ目

値上げのあとも販売数量が前年を上回る状態が2年続いたら
値決め力が変わり始めた証拠として、やや楽観の確率を上げる。
常温品とネット販売の売上が全社の3割を超えたら
量販店の棚に頼らない売り方が育ったとみて、楽観の筋書きに重みを移す。
修繕費や見積り直しのような一過性の費用が毎年のように出たら
一過性でなく古い工場の構造的な重さとみて、やや悲観に寄せる。
量販店がチルドのミートボールのPBを広げたら
棚を削られる筋書きが近づいたとみて、やや悲観と悲観の確率を上げる。
大手の食品会社が資本提携や買収を持ちかけたら
工場とブランドの値段が付く場面になる。ただし利益が薄いので、高い買収価格は期待しにくい。

見ておくもの

  • ミートボールの販売数量と値上げのあとの前年比
  • 常温品とネット販売の売上の伸び
  • 工場の修繕費と設備投資の額
  • 営業利益率が4%を超えるか

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段から置かず、資本コスト8.75%と10年後の自己資本の稼ぎ(ROE)だけで決めた。中立のROEは6%台半ばで資本コストを下回るので、PERの上限は1÷kで、ROE÷kに合わせてその84%に置いた。楽観だけがkを超え、正当化PERの9割弱。悲観は赤字なので今の自己資本に床のPBRを掛けた。今のPBRが1.5倍台であることは、計算のあとに比べただけで、倍率の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.61→13.28 倍・やや楽観 PER 12.9→12.07 倍・中立 PER 10.84→11.43 倍・やや悲観 PER 11.61→10.31 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 石井食品 2026年3月期 決算説明(ログミーファイナンス)
  2. 石井食品 決算説明資料(2026年5月14日・適時開示)

分析日 2026-10-20