株譜
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キッコーマン 2801

しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,233 円1.14 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,815.5 円1.68 兆円差 −32.1%
10 年後から見ると 割高 価値 1,233 円1.14 兆円 · 差 −32.1% · 期待の年率 +2.4%
期待の年率リターン(10 年)+2.4%資本コスト比 −4.6 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

キッコーマンはしょうゆ・調味料を中核とする食品会社だが、売上の構成を見ると実像は「海外しょうゆメーカー兼米国食品卸会社」に近い。セグメントは国内食料品製造・販売、海外食料品製造・販売(主に北米のしょうゆ生産)、海外食料品卸売(米国最大級の日系食品卸JFC International)の3つに分かれ、海外売上比率は約77〜78%に達する。国内はしょうゆ市場そのものが年々縮小する中でシェア約30%を守る「守りの事業」であるのに対し、海外しょうゆ事業は米国家庭用市場でシェア約6割を握り、2026年に稼働を始めたウィスコンシン州ジェファーソン工場を含む米国3工場体制でさらなる生産拡大を進める「攻めの事業」であり、卸売のJFCは利益率は薄いが売上の過半を占める規模の経済を持つ。ここではセグメントごとに出荷量(kl・ケース、実質)と名目の単価(物価並み)を積み上げ、その時点の利益に、資本コスト(7.0%。基本の 7.5% から、首位ブランドの安定を見て quality −0.5%)の利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) の 9 割前後を掛けた(味の素と同じ物差し)。国内の単価は前は物価より抑えていたが、首位ブランドで値上げが通ってきた実績と、利益率を据え置く前提との整合から物価並みに直した。しょうゆのブランドは強い堀として、今の利益はそのまま残り新しく投じるお金の稼ぎも資本コストを超える分の 3 分の 2 が残ると見て、中立の ROE 10% 前後から正当化 PER は 17.5 倍、景気に強いので中立はその 9 割の 15.8 倍に置いた。結果、中立の時価総額は 10 年後に今の約 1.06 倍にとどまり、資本コスト 7.0% で割り引くと総合の本質価値は今の値段を 4 割ほど下回り、「割高」になった。今の PER27 倍は、正当化 PER の上限(17.5 倍)を大きく上回り、安全域はない。味の素(PER 約 37 倍、割高)より、成長期待の織り込みは小さい。一本足のABFのような劇的な成長物語を持つ味の素とは異なり、キッコーマンの価値はしょうゆブランドという狭いが深い堀と、北米での地道な現地化の積み上げにある。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の面では、国内しょうゆ事業は既に確立した生産・流通網から安定したキャッシュを生み続け、再投資負担は比較的軽い。これに対し海外しょうゆ事業は、米国第3工場(ジェファーソン、800億円規模)のような生産能力拡張への再投資が今後も続き、JFC Internationalは卸売業として物流・在庫への継続的な資本投下を必要とする。見た目の純利益のうち、株主の手元に残る部分は食品製造事業よりも卸売事業の方が相対的に薄い。

堀の幅と持続については、国内・米国でのしょうゆの高いシェアは、半世紀以上の現地化の積み重ねに支えられた厚い堀であり、ABFのような代替技術リスクに晒された堀とは性質が異なる。むしろ「ゆっくりとしか崩れない堀」である点が、味の素のヘルスケア等セグメントより予測可能性が高い。JFCの堀は規模の経済にとどまり、オンライン直販という新しい競争形態には脆さを抱える。

経営の資本配分については、創業家の不文律が同族経営の弊害(えこひいき・独占)を抑え、買収による価値破壊のリスクを低く保っている点を評価できる。安全域という最後の判断軸では、現在のPER27.3倍・PBR2.99倍という値段は、海外しょうゆ事業の拡大とJFCの規模拡大が計画どおり続くことを前提にしており、バリュー投資の観点では、しょうゆブランドという狭いが深い堀の価値に対して堀の深さは認めるが、正当化 PER の上限(17.5 倍)を大きく上回る値段で、安全域はない(割高)、という評価になる。

何で稼ぐ会社か

事業は3つのセグメントからなる。国内食料品製造・販売(売上の約2割)は、しょうゆ・つゆ・みりん風調味料などの家庭用・業務用調味料に、国内「デルモンテ」ブランドの加工食品(トマト加工品等、1990年に商標使用権を取得)、マンズワイン(1962年設立、しょうゆの発酵・醸造技術を転用)を加えた国内の食品・飲料事業である。国内しょうゆ市場は人口減で緩やかに縮小しており、キッコーマンの国内シェアは約30%で安定しているが、成長の主役ではない。

海外食料品製造・販売(売上の約2割強)は、米国ウィスコンシン州ウォルワース工場(1973年稼働、年産10万kl級で世界最大級)、カリフォルニア州フォルサム工場(1998年稼働)、2026年10月から出荷を始めた同州ジェファーソン工場の3拠点を中心に、欧州・アジアの現地生産拠点を加えたしょうゆ・調味料の海外生産事業である。米国の家庭用しょうゆ市場でキッコーマン製品は約6割のトップシェアを握り、今後10年で北米の生産量を3〜4割拡大する計画を持つ。

海外食料品卸売(売上の過半、JFC International)は、1969年に出資した日系食品卸を母体とする、米国最大級規模の日本食・アジア食品の卸売事業である。しょうゆ以外の幅広い日本食・アジア食品を米国内の小売・外食向けに流通させる事業で、規模は大きいが卸売業ゆえに利益率は薄い。3つの事業は「ブランド力の強い食品製造(国内・海外)」と「規模の経済で稼ぐ卸売」という異なる収益構造を併せ持つ。

優良さと弱いところ

しょうゆ事業の堀は、国内30%・米国家庭用60%という高いシェアと、半世紀以上かけて北米の食生活に浸透させてきたブランド認知にある。醸造技術そのものは模倣が難しくないが、米国での現地生産・現地化のタイムラグと、キッコーマンという名前が「しょうゆの代名詞」になっている先行者優位は簡単には崩れない。一方で消費者の乗り換えコストは低く、価格競争や現地メーカーの台頭という脅威は常に残る。

JFC Internationalの堀は、米国内での日本食・アジア食品の物流網・取引先基盤という規模の経済にある。だが卸売業は本質的に価格決定力が弱く、営業利益率は7%程度にとどまり、全社の資本効率を押し下げる構造要因になっている。国内食料品製造・販売は、しょうゆでの高いシェアを持つものの、人口減という構造的な逆風の中で成長の主役にはなりにくい。

全社のROEは11.0%(2026年3月期)で、海外しょうゆ事業の高い利益率(23.6%程度)と卸売の薄い利益率(7%程度)が混ざった結果である。経営は創業8家(茂木家6家・高梨家・堀切家)による同族的なガバナンスを持つが、「1家から1人まで」「創業家は社長人事に口出ししない」という不文律で同族経営の弊害を抑えており、社外取締役を含むガバナンス体制も整備されている。中期経営計画(2025〜2027年度)は売上成長率(為替差除き)年平均5%以上、事業利益率10%以上、ROE12%以上を目標に掲げ、海外しょうゆ事業には年平均6%成長という明確な数値目標を置いている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の調味料・加工食品市場は、業種ノートの示すとおり人口減でほぼ横ばい〜微減が続き、原材料高を背景にした値上げが店頭価格を押し上げる一方、値上げの頻度が増えるほどPB(プライベートブランド)やまとめ買いへのシフトという形で量の離脱が起きやすい局面にある。キッコーマンは家庭用しょうゆで寡占的な地位を持ち値上げは相対的に通りやすいが、国内だけでは成長できない構造は味の素と共通する。

海外(北米・ASEAN・中南米・アフリカ)は人口増と中間層拡大、日本食・アジア食の浸透が続く構造的な追い風の地域で、現地生産拠点を持つキッコーマンと味の素が相対的に有利な立場にある。米国のしょうゆ市場はキッコーマンがほぼ単独で開拓してきた市場という性格が強く、競合は現地のソースメーカーや、中国系調味料(李錦記など)の存在感が徐々に増している程度で、寡占の崩れは今のところ緩やかである。中期経営計画では南米でのブランド認知向上、インドでの商品供給体制・販売網構築、アフリカでの2030年代の成長ステージ入りに向けた基盤整備が地域戦略として明記されており、次の10年の数量成長はこうした新興地域の開拓ペースに左右される。

JFC Internationalが属する米国の日本食・アジア食品卸売市場は、移民人口の増加と健康志向(発酵食品・低糖質食への関心)を背景に緩やかに拡大しているが、Amazonなどのオンライン直販やコストコ型の大口流通が仲介業者を迂回する圧力は年々強まっている。業務用(外食向け)需要は北米の人件費高・人手不足とも連動し、循環性を持つ。

資本政策と M&A

株主還元は連結配当性向35%以上を方針とした累進配当(業績悪化時も減配しない)を基本とし、2026年には約200億円の自社株買いを実施した。還元方針そのものは味の素の総還元性向50%以上よりは控えめだが、累進配当の継続年数は長く、安定性を重視する姿勢が明確である。

M&Aの歴史は、買収による規模拡大ではなく、現地法人の積み上げとブランド取得が中心である。1969年の日系食品卸(現JFC International)への出資、1990年の国内「デルモンテ」商標使用権の取得、1962年のマンズワイン設立がその代表例で、味の素のようなバイオ医薬品CDMOへの大型買収のような「買う側としての実行リスク」は相対的に小さい。直近の資本配分は米国第3のしょうゆ工場(ジェファーソン、投資額800億円規模)への投資に向かっており、オーガニックな生産能力拡張が今後10年の軸になる。

創業8家によるファミリーガバナンスのもと、TOB・買収される側になる可能性はkabufuのモデルでも10年以内13.7%程度と相対的に低く見積もられているが、ゼロではない。買う側としての大型M&Aも当面は限定的とみるのが自然である。

株主優待は、100株で1千円、500株以上で2千円、5,000株以上で6千円相当の自社グループ商品(年1回)。年3.5億円と見込む(2026年3月末の有報(個人その他の株主 151,134 人・約158万単元)から受け取る約12.8万人の額面合計を約1.6億円とみて、商品の原価0.4と送料等1,000円を足し係数1.8)。優待は株主が受け取る現物の還元なので、10年の還元に年額×10年を、中立・やや楽観・楽観1.0、やや悲観0.75、悲観0.5の係数で足した(費用は販管費として利益から引き済みで、自己資本の流れには入れない)。年額は推定で、株主数の開示と優待条件から出した(2倍程度のずれはありうる)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

米国家庭用しょうゆ市場でキッコーマンはほぼ単独でカテゴリーを開拓してきた存在であり、2026年に稼働を始めたジェファーソン工場を含む3工場体制で、今後10年の北米生産量は3〜4割拡大する計画にある。しょうゆは米国の家庭で「普通の調味料」として定着が進んでおり、多品種生産にも対応するジェファーソン工場の稼働は、調味料の用途拡大(タレ・ドレッシング等の派生品)という新しい数量の伸び筋を生む。

JFC Internationalは米国での日本食・アジア食品需要の拡大(移民人口の増加・健康志向の発酵食品ブーム)を取り込み続けられる規模の経済を持ち、卸売の取扱量拡大がそのまま全社売上の過半を押し上げる構造にある。中期経営計画が掲げる海外しょうゆ事業年6%成長・全社ROE12%以上という目標は、過去10年の売上CAGR6.2%という実績とも整合的で、十分に実現可能な射程にある。

国内事業も、しょうゆでの寡占的シェアを背景に値上げが相対的に通りやすく、デルモンテ・マンズワインを含む多角化がポートフォリオの安定性を支える。南米・インド・アフリカという新興地域への展開も中期経営計画に明記されており、味の素のような一本足の成長事業に依存しない「広く薄く伸びる」成長モデルが、ガバナンスの安定性と合わせて長期の安全な複利成長を支える。

慎重な見方

海外しょうゆ事業の高いシェアは、裏を返せば「これ以上の大きなシェア拡大余地が限られている」という成熟のサインでもある。ジェファーソン工場の新規投資(800億円規模)は、需要が計画どおりに伸びなければ稼働率の低い過剰投資になるリスクを抱え、多品種生産への転用も計画段階にとどまる。

JFC Internationalの卸売事業は、Amazonなどのオンライン直販やコストコ型の大口流通が仲介業者を迂回する構造的な圧力に晒されており、営業利益率7%程度という薄いマージンはさらに圧迫される可能性がある。卸売事業は売上の過半を占める規模でありながら、全社の資本効率を押し下げる要因であり続けている。

国内事業は人口減とPBシフトという構造的な逆風から逃れられず、しょうゆという単一カテゴリーへの依存度が高いために、健康志向の変化(減塩・低ナトリウム志向の強まり)や食生活の変化(和食離れ)が直接数量に響きやすい。創業家によるファミリーガバナンスは安定性の裏返しとして意思決定の保守性・機動力の弱さにもつながりやすく、今の値段(PER27.3倍)は海外事業の拡大が途切れないことを前提にしているため、北米の消費不況や新興国展開の遅れが重なれば、倍率の圧縮だけで株価が大きく下がる構造にある。

どちらに重みを置いたか

しょうゆというカテゴリーの堀の厚さについては慎重な見方も強気の見方もほぼ一致しており、争点は主に成長の伸びしろ(北米のさらなるシェア拡大余地・JFCの卸売構造的な圧力・新興国展開の実現速度)に集約される。本質価値の計算では、ブランドを強い堀と見て利益ベースの正当化 PER の 9 割に置いても、中立の時価総額は 10 年後に今の約 1.06 倍にとどまり、資本コスト 7.0% で割り引くと今の値段を 4 割ほど下回り、総合で割高になった。割高は事業の質への評価ではなく、今の PER27 倍が k 7.0% の世界の上限(17.5 倍)を大きく超えているという値段への評価である。確率は中立に最も重みを置きつつ、ジェファーソン工場の稼働率とJFCの構造的な圧力という2つの不確実性を踏まえ、やや悲観側にもやや厚めに置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,960 円1.82 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 331 円3,070 億円)。 今の値に割り戻すと 1,233 円1.14 兆円、今との差 −32.1%、 期待の年率 +2.4%(資本コスト 7.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,514 円3.26 兆円 544 円5,037 億円 +123.5% +8.4% 325 円3,007 億円
やや楽観 22% 2,878 円2.67 兆円 443 円4,105 億円 +82.9% +6.2% 731 円6,770 億円
中立 35% 2,401 円2.22 兆円 365 円3,386 億円 +52.4% +4.3% 968 円8,971 億円
やや悲観 24% 811 円7,514 億円 219 円2,032 億円 −43.3% −5.5% 247 円2,291 億円
悲観 11% 101 円936 億円 90 円831 億円 −89.5% −20.2% 21 円194 億円
加重平均100% 1,960 円1.82 兆円331 円3,070 億円 +26.2% +2.4% 2,292 円2.12 兆円

今の株価時価総額 1,816 円1.68 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 北米・新興国・JFCが同時に拡大する理想の10年 利益 1,700 億円 · PER 18.9 倍 · 株価時価総額 3,514 円3.26 兆円

北米3工場体制が完全に稼働し、ジェファーソン工場は多品種生産にも対応して北米の生産量が計画の3〜4割増を上回って拡大する。米国家庭用しょうゆ市場でのシェアもさらに上昇し、しょうゆが「普通の調味料」として定着する流れが加速する。南米・インド・アフリカでの現地化が中期経営計画の地域戦略どおりに進み、新興国からの新しい成長エンジンが育つ。JFC Internationalは移民人口増加と健康志向の発酵食品ブームを取り込み、取扱量・利益率ともに拡大する。国内も健康志向・プレミアム化で数量が純増に転じ、創業家ガバナンスのもとで資本配分の規律も保たれる。全社ROEは11%台後半まで改善し、中期経営計画の先にある理想的な10年になる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3.5億円×10年×1=35億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内食料品製造・販売:数量 315(国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算))× 価格 80(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 2,518 億円・営業利益 202 億円。健康志向・プレミアム化で営業利益率8.0%
  • 海外食料品製造・販売:数量 680(海外出荷量(千kl))× 価格 58(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 3,958 億円・営業利益 1,108 億円。北米・新興国展開が理想的に進み、営業利益率28.0%
  • 海外食料品卸売(JFC International):数量 190(卸売取扱量(百万ケース))× 価格 33(1ケースあたりの卸単価(ドル))→ 売上 9,434 億円・営業利益 849 億円。移民需要拡大・新カテゴリーで営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 1,700 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.9 倍。全体の PER 18.93 倍、時価総額 32,181 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:北米の生産拡張、南米・インド・アフリカという新興地域展開、JFCの拡大が10年間すべて実現する必要があり、実現すれば非常に強いが連続成功の確度は高くない。

やや楽観 22% 海外しょうゆとJFCが主軸として定着 利益 1,383 億円 · PER 18.7 倍 · 株価時価総額 2,878 円2.67 兆円

北米の生産拡張が着実に進み、海外食料品製造・販売は中期経営計画の目標をやや上回るペースで10年間成長を続ける。ジェファーソン工場を含む3工場体制はほぼ満稼働に近づき、米国でのしょうゆの浸透は一段進む。新興国展開も一部で成果が出るが、南米・アフリカは基盤整備にとどまる年も多く、全社収益への寄与は限定的である。JFC Internationalは米国の日本食・アジア食品需要の拡大を取り込み、オンライン直販との競争にもある程度対応して利益率を維持する。国内はプレミアム化で人口減をある程度相殺する。全社ROEは10%台後半で推移する10年になる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3.5億円×10年×1=35億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内食料品製造・販売:数量 300(国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算))× 価格 76(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 2,287 億円・営業利益 164 億円。営業利益率7.2%
  • 海外食料品製造・販売:数量 620(海外出荷量(千kl))× 価格 57(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 3,553 億円・営業利益 941 億円。中計目標をやや上回るペース、営業利益率26.5%
  • 海外食料品卸売(JFC International):数量 173(卸売取扱量(百万ケース))× 価格 32(1ケースあたりの卸単価(ドル))→ 売上 8,330 億円・営業利益 683 億円。営業利益率8.2%

倍率:事業の純利益 1,383 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.7% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.7 倍。全体の PER 18.68 倍、時価総額 25,834 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期経営計画の目標(海外しょうゆ年6%成長)が多くの年度で上回って実現する、業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 35% 中立:しょうゆと卸売がそれぞれ成熟した優良企業に落ち着く 利益 1,132 億円 · PER 18.6 倍 · 株価時価総額 2,401 円2.22 兆円

10年後、海外食料品製造・販売は北米3工場体制を軸に中期経営計画の目標(海外しょうゆ年6%成長)に近いペースで拡大するが、米国市場でのさらなる大幅なシェア拡大余地は徐々に小さくなり、成長ペースはやや鈍化する。南米・インド・アフリカの新興国展開は緒に就くが、全社収益への寄与はまだ限定的。JFC Internationalは米国の日本食・アジア食品需要の拡大を取り込むが、オンライン直販との競争で利益率改善は小幅にとどまる。国内はしょうゆでの高いシェアを守るが人口減とPBシフトの逆風が続き、出荷量はほぼ現状並みにとどまる。全社ROEは10%前後に落ち着き、特別な超過成長は一巡した「地道に強い優良企業」としての評価に収まる10年になる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3.5億円×10年×1=35億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内食料品製造・販売:数量 285(国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算))× 価格 72(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 2,039 億円・営業利益 128 億円。出荷量は現状並み、営業利益率6.3%
  • 海外食料品製造・販売:数量 580(海外出荷量(千kl))× 価格 58(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 3,376 億円・営業利益 827 億円。中計目標からやや減速、営業利益率24.5%
  • 海外食料品卸売(JFC International):数量 155(卸売取扱量(百万ケース))× 価格 32(1ケースあたりの卸単価(ドル))→ 売上 7,347 億円・営業利益 536 億円。営業利益率7.3%

倍率:事業の純利益 1,132 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 10.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.6 倍。全体の PER 18.59 倍、時価総額 21,044 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期経営計画の中心値と、業界見通しの中心値、過去の循環を踏まえた倍率の平常化を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 24% 北米のシェア拡大が一巡し、ローカル競合が台頭 利益 503 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 811 円7,514 億円

北米でのしょうゆのシェアは既に高水準にあり、これ以上の大きな拡大余地が乏しくなる中、ローカルのソースメーカーや中国系調味料(李錦記など)の存在感がじわりと増し、海外食料品製造・販売の成長ペースが鈍化する。新興国展開(南米・インド・アフリカ)は計画より遅れ、寄与はごくわずかにとどまる。JFC Internationalはオンライン直販・大口流通との競争に苦戦し、取扱量の伸びが鈍る。国内は人口減とPBシフトが続き出荷量が縮小する。それでもしょうゆブランドの基本的な地位は崩れず、優良さが薄れた形で10年を終える。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3.5億円×10年×0.75=26.2億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内食料品製造・販売:数量 262(国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算))× 価格 63(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 1,641 億円・営業利益 66 億円。営業利益率4.0%
  • 海外食料品製造・販売:数量 480(海外出荷量(千kl))× 価格 50(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 2,395 億円・営業利益 407 億円。ローカル競合台頭で成長鈍化、営業利益率17.0%
  • 海外食料品卸売(JFC International):数量 132(卸売取扱量(百万ケース))× 価格 27(1ケースあたりの卸単価(ドル))→ 売上 5,366 億円・営業利益 268 億円。競争激化で営業利益率5.0%

倍率:ROE5.4%がk7.0%以下なので、PERの上限は1÷k=14.3倍(ためた利益は額面未満の価値)。その約8割(12.1倍)を採用。稼ぐ力(純利益÷k)の85%。北米の伸びが止まる筋書き。

確率:北米でのさらなるシェア拡大余地の小ささと、ローカル競合・中国系調味料の台頭が重なる想定。業界見通しの弱めのレンジに相当。

悲観 11% 構造的に優良さを失う 利益 70 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 101 円936 億円

ローカルのソースメーカーや中国系調味料に北米での主要顧客の一部を奪われ、海外食料品製造・販売のシェアが大きく低下する。南米・インド・アフリカへの新興国展開は現地競合・政治経済の不安定化で頓挫し、投じた資本の回収が遅れる。JFC Internationalはオンライン直販・大口流通に仲介機能を大きく奪われ、取扱量が構造的に縮小する。国内も人口減とPBシフト、和食離れが重なり出荷量は大きく縮小する。かつての「北米でしょうゆを開拓した会社」という評価は薄れ、縮小した食品会社として評価されるようになる10年になる。それでも自己資本比率74.6%という頑健な財務が、致命的な経営危機を避ける床として働く。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3.5億円×10年×0.5=17.5億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内食料品製造・販売:数量 225(国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算))× 価格 54(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 1,208 億円・営業利益 6 億円。営業利益率0.5%
  • 海外食料品製造・販売:数量 360(海外出荷量(千kl))× 価格 41(1klあたりの卸単価(万円))→ 売上 1,483 億円・営業利益 119 億円。シェア浸食・新興国展開失敗、営業利益率8.0%
  • 海外食料品卸売(JFC International):数量 98.0(卸売取扱量(百万ケース))× 価格 21(1ケースあたりの卸単価(ドル))→ 売上 3,131 億円・営業利益 47 億円。仲介機能が縮小、営業利益率1.5%

倍率:純利益は70億円とほぼ消え、利益から値を付けられない(稼ぐ力は約1,000億円)。北米のしょうゆ需要の失速と卸の赤字が重なる最悪の筋書きの床は、稼ぐ力と純現金のうち大きい方で、純現金936億円に置いた(稼ぐ力は約1,000億円だが、利益が消えた筋書きでは当てにしない)。

確率:北米でのシェア浸食、新興国展開の失敗、JFCの構造的な競争劣位が同時に進む複合シナリオ。技術・ブランドの優位喪失は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内食料品製造・販売

しょうゆ・つゆ・みりん風調味料などの家庭用・業務用調味料に、国内デルモンテの加工食品、マンズワインを加えた国内の食品・飲料事業。

数量国内出荷量(千kl、しょうゆ換算の概算)価格1klあたりの卸単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 300 53 1,601 99
10 年後 中立 285 72 2,039 128

取り方:国内しょうゆ市場68.3万kl(2023年、業界推計)に対する自社シェア約30%(約20万kl)を基礎に、デルモンテ加工食品・マンズワインなど非しょうゆ品をしょうゆ換算の出荷量として積み上げ、概算30万klと推定。価格はセグメント開示売上1,601億円を出荷量で割った1klあたり卸単価(約53万円)として逆算。revenue_oku=volume(千kl)×price(万円/kl)×0.1(単位換算)。 価格は名目。前は値上げ疲れ・PB シフトを理由に物価より抑えていた(10 年 1.20 倍)が、国内しょうゆはキッコーマンが約 3 割の首位で、2022〜25 年の値上げも数量を大きく落とさずに通っており、原材料(大豆・小麦)と人件費が物価並みに上がる中で価格だけ抑えると利益率は保てない(利益率を据え置いたのと矛盾する)ため、中立は物価並み(10 年 1.34 倍)に直した。PB シフトは数量の減少(中立 10 年 0.95 倍)で表す。市場の大きさ:国内しょうゆは約 68 万 kl で、キッコーマン約 3 割、ヤマサ・正田・ヒゲタ・PB が続く。

海外食料品製造・販売

米国ウォルワース・フォルサム・新設ジェファーソン工場を中心に、欧州・アジアの現地生産拠点を加えたしょうゆ・調味料の海外生産事業。米国家庭用しょうゆ市場でシェア約6割。

数量海外出荷量(千kl)価格1klあたりの卸単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 400 43 1,735 409
10 年後 中立 580 58 3,376 827

取り方:米国3工場(ウォルワース年産10万kl級・フォルサム・新設ジェファーソン)に欧州・アジア拠点を加えた海外しょうゆ等の出荷量を概算40万klと推定。価格はセグメント開示売上1,735億円を出荷量で割った1klあたり卸単価(約43万円、北米の高い価格決定力を反映)として逆算。revenue_oku=volume(千kl)×price(万円/kl)×0.1(単位換算)。 数量は実質で、米国家庭用しょうゆのシェア約 6 割と欧州・アジアの和食の広がりで中立 10 年 1.45 倍(過去 10 年の海外しょうゆの数量の伸びは年 4% 前後)。価格は名目で物価並み。

海外食料品卸売(JFC International)

1969年の出資を起点とする米国最大級規模の日系食品卸事業。しょうゆ以外を含む日本食・アジア食品全般を米国内の小売・外食向けに流通させる。

数量卸売取扱量(百万ケース)価格1ケースあたりの卸単価(ドル)売上営業利益
今 2026/03 115 25 4,329 307
10 年後 中立 155 32 7,347 536

取り方:セグメント開示売上4,329億円をドル円150円で換算した約28.9億ドルを、業務用食品卸売の平均的な1ケース単価(約25ドル)で割り、取扱量を概算1.15億ケースと推定。revenue_oku=volume(百万ケース)×price(ドル/ケース)×1.5(ドル円150円を含む単位換算)。 数量は実質で、米国のアジア食品の需要で中立 10 年 1.35 倍。価格は名目でドル建ての物価並み(ドル円 150 円固定)。

リスクと懸念

新設ジェファーソン工場の稼働率リスク

2026年10月に出荷を始めた米国第3のしょうゆ工場(投資額800億円規模)は、北米の需要拡大が計画どおりに続かなければ稼働率の低い過剰投資になりかねない。多品種生産への転用も計画段階にとどまり、実現のタイミングは不確実である。

海外食料品卸売(JFC)の構造的な薄利と競争

売上の過半を占めるJFC Internationalは、営業利益率7%程度という卸売業特有の薄いマージンに加え、Amazonなどのオンライン直販やコストコ型の大口流通が仲介業者を迂回する構造的な圧力に晒されている。規模の経済だけでは利益率の改善が難しい事業である。

国内しょうゆ・加工食品市場の構造的な縮小

国内の人口減とPBシフトにより、家庭用しょうゆ・加工食品の国内市場は緩やかな縮小が続く見通しで、値上げの通りやすさだけでは出荷量の減少を補いきれない局面が増えるおそれがある。デルモンテ・マンズワインを含む多角化も、国内市場の縮小そのものを止める力は限定的である。

北米でのローカル競合・中国系調味料の台頭

米国家庭用しょうゆ市場でキッコーマンは約6割のシェアを持つが、現地のソースメーカーや中国系調味料(李錦記など)の存在感が徐々に増しており、長期的にはシェアの一部が侵食されるリスクがある。スイッチングコストの低さゆえ、価格競争が強まれば数量・単価の両面で影響を受けやすい。

創業家によるファミリーガバナンスの硬直性

創業8家による不文律のガバナンスは同族経営の弊害を抑える一方、意思決定の保守性・機動力の弱さにもつながりやすく、大きな事業構造の転換(大型M&Aや事業売却、JFCの再編など)が必要になった場合に対応が遅れるおそれがある。

原材料(大豆・小麦)コストの変動

しょうゆの原料である大豆・小麦は国際相場の変動を受けやすく、価格上昇を店頭価格・卸価格にどれだけ早く反映できるかが、国内・海外双方の利益率を左右する。急騰局面では値上げのタイミングが遅れ、一時的に利益率が圧迫される構図は過去にも繰り返し起きている。

新興国(南米・インド・アフリカ)展開の遅延リスク

中期経営計画が掲げる新興国展開は、現地の政治・経済の不安定化や競合の先行によって計画より遅れる可能性があり、次の成長エンジンの立ち上がりが期待より後ずれするリスクがある。北米ほどの厚い現地化の実績がまだ無い地域でもある。

今後の分かれ目

ジェファーソン工場の稼働率が計画を上回って立ち上がったら
海外食料品製造・販売の筋書きを楽観・やや楽観側に引き上げてよい。多品種生産への転用が具体化すればさらに強い根拠になる。
JFC Internationalでオンライン直販・大口流通への仲介機能の縮小が明確になったら
卸売セグメントの筋書きをやや悲観・悲観側に寄せ、倍率の圧縮も合わせて想定する。
南米・インド・アフリカでの新興国展開が中期経営計画どおりに進展したら
海外食料品製造・販売の長期成長前提を上方修正し、価値を見直す。
国内のPBシフトが加速し出荷量が計画を下回ったら
国内セグメントの前提を下方修正し、海外事業への依存度の高さを再確認する。
大豆・小麦などの原材料価格が急騰し値上げが追いつかなくなったら
国内・海外双方のセグメントの筋書きをやや悲観に寄せ、利益率の前提を下方修正する。
創業家ガバナンスのもとで大型のM&Aや事業再編が決定されたら
買う側・買われる側のどちらの可能性かを個別に評価し直す(kabufuのモデルでは買われる側の確率は10年以内13.7%程度と見積もられている)。

見ておくもの

  • ジェファーソン工場の稼働率・出荷量の四半期ごとの推移
  • 海外食料品卸売(JFC International)の取扱量・営業利益率の推移
  • 中期経営計画(海外しょうゆ年6%成長・事業利益率10%以上・ROE12%以上)の進捗
  • 南米・インド・アフリカでの現地生産・販売網の構築状況
  • 国内しょうゆ市場の出荷量・自社シェアの推移
  • 連結配当性向35%以上・累進配当方針に基づく自社株買いの規模

倍率と資本コストの決め方

国内食料品製造・販売、海外食料品製造・販売、海外食料品卸売の3セグメントごとに、出荷量(千kl・百万ケース、実質)と名目の単価(物価並み、10 年 1.34 倍)を積み上げ、量の差で筋書きを分けた。前は国内の単価を物価より抑えていたが、利益率を据え置いたまま価格だけ抑えるのは矛盾するので物価並みに直し、PB シフトは数量(10 年 0.95 倍)で表した。その時点の利益に、k 7.0%(基本 7.5% に quality −0.5%)の利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) の 9 割前後を掛けて倍率を決め(味の素と同じ物差し)、最後に今の株価と比べた。結果は中立で PER 15.8 倍、総合で割高で、悲観は稼ぐ力と純現金(936 億円)から置き、今の株価から逆算したものではない。今の利益はそのまま残り、新しく投じるお金の稼ぎも資本コストを超える分の 3 分の 2(強い堀)が残るとして上限を出し、自己資本は「今+純利益−還元」で流した。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。資本コストは基本 7.5% に quality を足して決める(β・規模は使わない)。quality の内訳と理由は quality_why に書いた。事業が傾いているわけではないので上乗せ(extra)は置かない。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

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  3. キッコーマン、ウィスコンシン州に米国第3工場を開設(JETRO)
  4. キッコーマン、アメリカ3か所目のしょうゆ工場本格稼働、米国家庭用シェア6割
  5. キッコーマンが利益の7割を稼ぐ海外事業の高収益の秘密(ダイヤモンド)
  6. キッコーマンに学ぶ創業家のガバナンス(家訓・不文律)
  7. キッコーマン・ホンダなど、増配・自社株買いラッシュ 株主還元強化(日本経済新聞)
  8. キッコーマン(2801)のセグメントごとの売上高・利益等(irbank)

分析日 2026-10-16