株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

滝沢ハム 2293

栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)415 円9 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,715 円56 億円差 −84.7%
10 年後から見ると 割高 価値 415 円9 億円 · 差 −84.7% · 期待の年率 −10.0%
期待の年率リターン(10 年)−10.0%資本コスト比 −20.0 pt
推定の資本コスト10.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 10.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

滝沢ハムは、栃木県栃木市に本社を置く1918年創業のハム・ソーセージの会社だ。筆者の結論は、今の値段は割高だということだ。売上は266億円あるのに、ここ12年で営業利益率が1.5%を超えた年は一度もない。

直近の2期は営業赤字だった。販売数量が減り、原料肉・電気代・人件費の上昇を値上げで取り返せなかった。会社は今期の黒字回復と、総額0.4億円の復配を掲げる。だが黒字に戻っても、純利益は1億円前後にとどまる。

稼ぎの源は、ハム・ソーセージ、惣菜・レトルト、食肉の卸の3つだ。どれも大手と同じ量販店の棚で戦い、値段を自分で決める力は弱い。売上は10年で年1%強ずつ縮んできた。

筆者は、10年後の中立でも営業利益率は1%弱と見る。自己資本は33億円あるが、資本コストを大きく下回る稼ぎでは、その帳簿の値打ちも割り引いて見るしかない。大株主に伊藤忠商事がおり、買収の思惑は残る。ただ、それは本質価値の外の話だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、持ち続けたい会社とは言いにくい。オーナーとして見ると、266億円の売上から株主に残る利益が年に1億円前後しかない。設備の更新に毎年3〜4億円が要り、その分を引くと手元に残るお金はさらに細る。

堀が無いことが、いちばんの問題だ。原料が上がれば利益が消え、量が減れば固定費が重くなる。値段を決める力のない会社は、物価が年3%上がる世界で、毎年の値上げ交渉に負け続けるおそれがある。

安全域は、帳簿の自己資本33億円に見えるかもしれない。だが、資本コストに届かない会社の帳簿は床にならない。ためた利益は、その額に満たない値打ちしか生まないからだ。

筆者が見るのは、利益率が2%に届く道筋があるかどうかだ。届くなら話は変わるが、過去の記録はそれを支えていない。今の値段は、この会社の稼ぐ力に比べて高い。

何で稼ぐ会社か

事業は4つの部門に分かれる。食肉加工品、つまりハム・ソーセージ・ベーコンが102億円。惣菜・レトルトなどのその他加工品が52億円。豚・牛・鶏の肉を仕入れて切り分けて卸す食肉が111億円。残りがわずかな飲食店だ。開示上のセグメントは1つで、部門ごとの利益は出ていない。

売り先は量販店・生協・業務用の卸で、1社で売上の1割を超える相手はいない。工場は栃木の泉川と西方にあり、自社の工場で作って関東を中心に流す地場の中堅メーカーである。仙南工場(宮城)とデリカの工場も持ち、惣菜は別の工場で作る。従業員は300人ほどだ。

加工品は、日本ハムや伊藤ハム米久のような全国ブランドの隣に並ぶ。棚の取り合いでは、特売の値段と量販店のプライベートブランドの受託が効く。惣菜は前期も売上を保った唯一の部門で、簡便な食事の需要に乗っている。食肉の卸は量が大きいが、相場で値が決まり、利益は薄い。

利益の構造は単純だ。原料肉の値段が上がると、値上げが通るまで数か月から1年、利益が削られる。量が減ると工場の固定費が重くなる。この2つが、直近の赤字の正体である。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、ほとんど無いと筆者は見る。地場の老舗としての信用と取引の長さはある。だが、量販店の棚では全国ブランドとプライベートブランドに挟まれ、値段を決めるのは買い手の側だ。

規模の不利がはっきりしている。日本ハムの加工事業は売上5,000億円を超え、原料の調達でも物流でも単価が下がる。滝沢ハムは原料肉を相場で買い、電気代や人件費の上昇もそのまま受ける。

資本効率は低い。過去10年の自己資本利益率の中央値は2%で、資本コストの9.5%に遠い。会社は営業利益率2%・ROE10%を目標に掲げるが、過去に一度も届いていない水準である。

よい点もある。惣菜部門は売上を保ち、設備の入れ替えも続けている。財務は純有利子負債26億円と重めだが、取引銀行と大株主の伊藤忠商事がおり、資金繰りがすぐ詰まる形ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の加工肉は、人口とともにゆっくり縮む市場だ。上位は日本ハム、伊藤ハム米久、プリマハム、丸大食品の4社で、寡占に近い。上位の値上げが市場の値段を引き上げるので、中堅はその後ろについていくしかない。

原料の豚肉・牛肉は輸入が多く、関税と相場で値が動く。値上げは数か月から1年遅れで追いつくのが普通で、その間の利益は削られる。大手は量と調達の力でこの遅れを薄められるが、中堅は利益がまるごと振れる。

追い風もある。単身世帯と共働きの増加で、惣菜・レトルトのような簡便な食品は量を保ちやすい。外食の人手不足は、工場で下ごしらえした食品の需要を押し上げる。滝沢ハムの惣菜部門が前期も売上を保ったのは、この流れに乗っているからだ。

10年先の分かれ目は、中堅メーカーの居場所が残るかだ。量販店のプライベートブランドの受託や、地域の業務用で固定の取引を持てれば、数量の減りは緩む。持てなければ、工場の稼働が落ちて利益が消える。業界の再編で、大手や商社の傘下に入る道もありうる。中堅の加工肉メーカーは、規模の不利を自力で埋めるのが難しいからだ。

資本政策と M&A

還元は、利益が出た年に配当を払う形だ。直近2期は無配で、会社は今期の黒字を前提に、総額0.4億円の期末配当を予定する。自社株買いの実績はほとんど無い。

大株主は創業家の資産管理会社の滝沢興産と、伊藤忠商事である。伊藤忠は2014年に滝沢興産から株を買い、15%ほどを持つ主要株主になった。2026年1月には個人の投資家が7%強の保有を届け出た。

上場株を中心に政策保有株を15億円ほど持つ。時価総額の4分の1にあたるが、売る方針の開示は無い。配当は利益に入っているので、価値に別には足していない。

買収の可能性は小さくない。時価総額は60億円弱と小さく、商社や大手が工場と販路を取りにくる道はある。ただ、それは本質価値の外の話として、筋書きの確率には入れていない。

株主優待は最小の単元で自社製品の詰め合わせを贈る。費用の開示は無く、年0.04億円ほどと推定する。中立は年額の10年分0.4億円を還元に足した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

赤字は一時のものだ。原料肉の値上がりと電気代の上昇に、値上げが追いつかなかっただけである。今期の第1四半期は経常利益が0.95億円の黒字に戻った。値上げが浸透すれば、利益率は1%台に戻る。

惣菜部門は伸びている。簡便な食事の需要は、単身世帯と共働きの増加で10年続く。工場の更新と商品の絞り込みが進めば、会社の目標の営業利益率2%は手の届く距離だ。

それに、伊藤忠商事が主要株主にいる。原料の調達や販路で力を借りられる。いずれ大手や商社が工場と販路を取りにくる可能性もある。

値上げの環境も、以前とは違う。物価が年3%上がる世界では、量販店も毎年の値上げを受け入れやすい。原料高の転嫁の遅れは、値上げの回数が増えるほど短くなる。

地場の中堅には、地場なりの強みもある。関東の量販店や業務用の卸と長く取引し、小回りの利く商品を短い期間で作れる。大手が手を出しにくい小さなロットのプライベートブランドは、中堅の居場所になる。政策保有株や土地を売れば、借入を減らす余地もある。

慎重な見方

利益率が2%に届いた年は、過去12年で一度もない。最良でも1.5%で、多くの年は0%台だ。目標は、記録の裏づけのない数字である。

売上は10年で年1%強ずつ縮んだ。物価が上がった分を差し引けば、数量の減りはもっと大きい。人口が減る国内で、全国ブランドとプライベートブランドに挟まれた中堅の量は戻らない。

純有利子負債は26億円と、自己資本の8割近い。金利が上がれば利払いが増え、薄い利益をさらに削る。赤字が続けば、工場の減損と資本の目減りが待っている。

資本の使い方にも不安が残る。政策保有株を15億円も持ちながら、本業の資本効率は2%前後だ。株主に戻すより、薄い本業に資本を置き続けてきた会社である。

株主に戻る道も細い。創業家と伊藤忠商事が持株の多くを握り、少数の株主には経営を動かす力が無い。赤字が続いても、会社は自分のペースで構造改革を進めるだけだ。資本コストに届かない稼ぎが、10年そのまま続くことになりかねない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方の方が強い。利益率の天井が低いことは、12年の記録がはっきり示している。強気の見方で確かなのは、今期の黒字回復と惣菜部門の底堅さだけだ。値上げが通りやすい環境は追い風だが、大手も同じ追い風を受け、規模の差は縮まらない。政策保有株の売却や大手との提携は上振れの種だが、会社はまだ何も示していない。中立は利益率1%弱の小さな黒字に置き、確率は悲観の側に厚く寄せた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 739 円15 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 208 円4 億円)。 今の値に割り戻すと 415 円9 億円、今との差 −84.7%、 期待の年率 −10.0%(資本コスト 10.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 2,386 円49 億円 604 円12 億円 +10.1% +1.0% 149 円3 億円
やや楽観 15% 1,510 円31 億円 409 円8 億円 −29.3% −3.4% 288 円6 億円
中立 35% 779 円16 億円 273 円6 億円 −61.3% −9.0% 368 円8 億円
やや悲観 27% 341 円7 億円 73 円2 億円 −84.8% −17.1% 112 円2 億円
悲観 18% 161 円3 億円 10 円0 億円 −93.7% −24.2% 31 円1 億円
加重平均100% 739 円15 億円208 円4 億円 −65.1% −10.0% 948 円19 億円

今の株価時価総額 2,715 円56 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 10.0% を下回るほど割高。

楽観 5% 惣菜が育ち、目標の利益率2%に届く 利益 5 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 2,386 円49 億円

10年後、滝沢ハムは惣菜と業務用の簡便食品で居場所を作っている。惣菜の量は1割強伸び、利益率は3%台に乗る。ハム・ソーセージは量が1割近く減るが、商品を絞り込み、値上げが遅れずに通るようになる。全社の営業利益率は会社の目標の2%近くに届く。

伊藤忠商事との取引で原料の調達が安定し、工場の稼働も上がる。自己資本利益率は資本コストにほぼ並ぶ。配当は利益の4割を払い続ける。ただ、値段を決める力が大きく変わるわけではなく、大手並みの会社になるわけでもない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.04億円×10年×1.0)も足した。優待の費用は利益から引き済みだ。

  • 食肉加工品(ハム・ソーセージ):数量 9,393(推定出荷量(トン))× 価格 138(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 130 億円・営業利益 3 億円。商品の絞り込み
  • 惣菜・その他加工品:数量 7,213(推定出荷量(トン))× 価格 110(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 80 億円・営業利益 3 億円。簡便食品が伸びる
  • 食肉(卸)・その他:数量 12,412(推定取扱量(トン))× 価格 117(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 146 億円・営業利益 1 億円。業務用で量を保つ

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.6% が k 10.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.0 倍。全体の PER 10 倍、時価総額 49 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:12年で一度も届いていない利益率2%に届く筋書きで、確率は小さい。

やや楽観 15% 黒字が定着し、利益率1%台半ば 利益 3 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 1,510 円31 億円

10年後、赤字の2期は一時のつまずきだったことになる。値上げが原料の上昇に遅れずに通るようになり、全社の営業利益率は1%台半ばで落ち着く。過去12年の最良の水準を、毎年続けられる形だ。

ハム・ソーセージの量は人口減で1割強減るが、惣菜は少し伸びる。食肉の卸は業務用の取引で量の減りを抑える。配当は利益の4割を払い、自己資本はゆっくり増える。それでも自己資本利益率は資本コストに届かず、ためた利益の値打ちは帳簿を下回る。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.04億円×10年×1.0)も足した。優待の費用は利益から引き済みだ。

  • 食肉加工品(ハム・ソーセージ):数量 8,985(推定出荷量(トン))× 価格 136(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 122 億円・営業利益 2 億円。値上げが定着
  • 惣菜・その他加工品:数量 6,762(推定出荷量(トン))× 価格 109(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 74 億円・営業利益 2 億円。少し伸びる
  • 食肉(卸)・その他:数量 11,758(推定取扱量(トン))× 価格 116(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 136 億円・営業利益 1 億円。業務用で下支え

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.9% が k 10.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.0 倍。全体の PER 10 倍、時価総額 31 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:今期の黒字回復が続き、値上げが定着する道。過去の最良に近い利益率で、確率は低め。

中立 35% 小さな黒字で縮みながら続く地場メーカー 利益 2 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 779 円16 億円

10年後、滝沢ハムは小さな黒字を続ける地場のメーカーのままだ。ハム・ソーセージと食肉の量は人口減とともに15%減り、惣菜は横ばいで踏みとどまる。値段は物価並みに上がり、売上は310億円ほどになる。

営業利益率は1%弱で、過去12年の実績の中ほどだ。原料の上昇と値上げの追いかけっこは続き、良い年と悪い年が交互に来る。借入の金利が上がり、利払いは増える。配当は利益の4割を払い続ける。自己資本利益率は4%前後で、資本コストの半分に届かない。工場と販路を求める大手や商社の傘下に入る道は残るが、この筋書きには含めない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.04億円×10年×1.0)も足した。優待の費用は利益から引き済みだ。

  • 食肉加工品(ハム・ソーセージ):数量 8,678(推定出荷量(トン))× 価格 134(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 116 億円・営業利益 1 億円。人口減で量が減る
  • 惣菜・その他加工品:数量 6,440(推定出荷量(トン))× 価格 107(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 69 億円・営業利益 1 億円。横ばい
  • 食肉(卸)・その他:数量 11,105(推定取扱量(トン))× 価格 114(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 127 億円・営業利益 1 億円。相場で薄い

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.9% が k 10.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.0 倍。全体の PER 10 倍、時価総額 16 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:今期の黒字回復と、過去12年の利益率の実績(0〜1.5%)の中ほどに置いた中心の見通し。

やや悲観 27% 値上げが追いつかず、利益がほぼ消える 利益 0 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 341 円7 億円

10年後、滝沢ハムは利益がほとんど出ない会社になっている。ハム・ソーセージと食肉の量は2割強減り、工場の稼働が下がって固定費が重くなる。値上げは原料と人件費の上昇に半分ほどしか追いつかない。

営業利益は1億円に届かず、利払いを引くと純利益はほぼゼロだ。配当は数年で再び止まる。自己資本は横ばいのまま、資本コストを大きく下回る稼ぎしか生まない。設備の更新を絞ると、工場の老朽化が次の重しになる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.04億円×10年×0.75)も足した。優待の費用は利益から引き済みだ。

  • 食肉加工品(ハム・ソーセージ):数量 7,964(推定出荷量(トン))× 価格 130(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 104 億円・営業利益 0 億円。量が2割減る
  • 惣菜・その他加工品:数量 5,925(推定出荷量(トン))× 価格 104(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 62 億円・営業利益 1 億円。伸び悩む
  • 食肉(卸)・その他:数量 10,191(推定取扱量(トン))× 価格 111(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 113 億円・営業利益 0 億円。収支とんとん

倍率:純利益がほぼゼロで、PERでは測れない。今の自己資本33億円に0.2倍。稼ぐ力(純利益÷k)はほぼゼロで、工場・土地を売れば残る分の一部だけを価値とした。EVでも見た:純有利子負債26億円を足すと営業利益の40倍を超え、利益では価値が立たない。

確率:直近2期の赤字と、売上が10年縮んできた記録から可能性は高い。

悲観 18% 赤字が続き、事業の整理に追い込まれる 利益 −2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 161 円3 億円

10年後、滝沢ハムは構造的に負けている。量販店の棚をプライベートブランドと大手に奪われ、ハム・ソーセージと食肉の量は3割強減る。値上げは通らず、赤字が続く。

工場の減損で自己資本は削られ、借入の金利上昇が追い打ちをかける。配当は止まり、会社は工場の統合や事業の売却で生き残りを図る。資産を売っても、借入を返した残りは少ない。少数の株主には現金の使い道を決める力がなく、帳簿の自己資本は床にならない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.04億円×10年×0.5)も足した。優待の費用は利益から引き済みだ。

  • 食肉加工品(ハム・ソーセージ):数量 6,943(推定出荷量(トン))× 価格 126(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 88 億円・営業利益 −1 億円。棚を失う
  • 惣菜・その他加工品:数量 5,281(推定出荷量(トン))× 価格 101(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。量が減る
  • 食肉(卸)・その他:数量 8,884(推定取扱量(トン))× 価格 107(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 95 億円・営業利益 −1 億円。赤字

倍率:赤字でPERでは測れない。今の自己資本33億円に0.1倍。借入を返した後に残る資産の一部だけで、少数株主には清算を決められない分を割り引いた。

確率:2期続く赤字・純負債が自己資本の8割・売上の縮小と、弱い材料が重なるので厚めにした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

食肉加工品(ハム・ソーセージ)

ハム・ソーセージ・ベーコンを栃木の工場で作り、量販店・生協に卸す。全国ブランドとPBに挟まれる。

数量推定出荷量(トン)価格1トンあたり平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 10,210 100 102 −1
10 年後 中立 8,678 134 116 1

取り方:部門別の売上102.1億円(有報)だけが開示。数量は開示が無く、平均の卸値を1トン100万円と置いて約1万トンと推定した。利益は単一セグメントで開示が無く、全社の営業損失3.8億円を売上と利益率の実感で割り振った推定(本社費も各部門に配って含める)。中立の数量は人口減と過去の売上の縮みから10年0.85倍、価格は物価並み1.34倍。

惣菜・その他加工品

惣菜・レトルト・ハンバーグなどの簡便食品。前期も売上を保った部門。

数量推定出荷量(トン)価格1トンあたり平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 6,440 80 52 0
10 年後 中立 6,440 107 69 1

取り方:部門別の売上51.5億円(有報)。平均単価を1トン80万円と置いて約6,400トンと推定。利益は推定の割り振り(本社費込み)。中立の数量は簡便化の追い風で横ばい(10年1.00倍)、価格は物価並み。

食肉(卸)・その他

豚・牛・鶏の肉を仕入れて切り分け、量販店・業務用に卸す。わずかな飲食店を含む。

数量推定取扱量(トン)価格1トンあたり平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 13,065 85 112 −2
10 年後 中立 11,105 114 127 1

取り方:食肉111.05億円と飲食0.98億円(有報)を合わせた。平均の卸値を1トン85万円と置いて約1.3万トンと推定。利益は推定の割り振り(本社費込み)。中立の数量は10年0.85倍、価格は物価並み。

リスクと懸念

原料肉の値上がりに値上げが追いつかない

原料の豚肉・牛肉は輸入が多く、相場と関税で値が動く。値上げは数か月から1年遅れで追いつくのが普通で、その間の利益は削られる。利益率が1%前後の会社では、この遅れだけで赤字に落ちる。

数量が縮み、工場の固定費が重くなる

売上は10年で年1%強ずつ縮んだ。物価の分を除けば、量の減りはもっと大きい。量が減っても工場の人件費と電気代は減らず、利益率を押し下げる。

借入と金利の上昇

純有利子負債は26億円で、自己資本の8割近い。借り換えのたびに金利が上がれば、利払いは年1億円近く増えうる。薄い利益の多くを利払いが食う形になる。

工場の老朽化と減損

設備投資は年3〜4億円で、減価償却の5.5億円を下回っている。赤字が続けば更新を絞らざるをえず、老朽化が品質と効率を落とす。収益が戻らなければ、工場の減損で自己資本が削られる。

食の安全と疫病

豚熱や鳥インフルエンザで原料の供給が止まれば、調達の費用が跳ね上がる。品質の問題が一度起きれば、量販店との取引そのものを失いかねない。小さな会社ほど、1件の事故の重みが大きい。

今後の分かれ目

今期の黒字と総額0.4億円の復配が予定どおり実現したら
中立の筋書きの出発点が確かめられる。ただ、利益率が1%を超えない限り、価値の見方は大きく変わらない。
営業利益率が2年続けて1.5%を超えたら
値上げの定着を認め、やや楽観の側へ確率を移す。
再び営業赤字に戻ったら
数量の縮みが固定費を上回っていると見て、やや悲観・悲観の確率を厚くする。
伊藤忠商事や大手が資本と業務の提携を深めたら
調達と販路の改善で利益率の天井が上がりうる。中身を見て楽観側の確率を見直す。
工場の統合や不採算の部門の整理を打ち出したら
固定費が下がれば中立の利益率を引き上げられる。減損の大きさと、残る事業の量を見て判断する。

見ておくもの

  • 部門別の売上(特に惣菜・その他加工品の伸び)
  • 営業利益率が1%を超えるか
  • 配当の継続(総額0.4億円)
  • 純有利子負債と利払いの増減
  • 伊藤忠商事・滝沢興産の持株の変化と大量保有の届出

倍率と資本コストの決め方

3部門に分け、数量は推定(実質で人口減と過去の縮みから0.85〜1.0倍)、価格は物価並み1.34倍で積んだ。中立の利益率0.9%は過去12年の最良1.5%以下。償却は年5.5億円(10年で約50億円)を取得した時の値段のまま置き、更新の投資は物価込みで膨らむので、名目の売上の伸びで利益率が上がる分は見込んでいない。倍率はROEがk10%を下回るため上限1÷kの8〜85%、悲観側は利益がほぼ無いので清算の目安に戻り方0.5を掛けた床以下。今のPBR1.7倍や時価総額から逆算していない。自己資本の流れは今期の黒字予想(純利益約1億円)から10年の利益を積んでおり、直近の赤字を起点にする検査の目安より高めになる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9→10 倍・やや楽観 PER 9→10 倍・中立 PER 8.5→10 倍)。

資本コスト 10.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にquality+2.0%。2期続けて営業赤字だが、今期は黒字の予想で財務の存続に疑いは無い(GC注記なし)ため、上乗せ(extra)は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 10.00%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 滝沢ハム 有価証券報告書テキスト(2026年3月期、EDINET DB)
  2. 滝沢ハム 2027年3月期第1四半期決算(モネックス証券 銘柄スカウター)
  3. 大株主の異動に関するお知らせ(2014年12月、伊藤忠商事)

分析日 2026-10-19